JPH0226702Y2 - - Google Patents

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JPH0226702Y2
JPH0226702Y2 JP1983188517U JP18851783U JPH0226702Y2 JP H0226702 Y2 JPH0226702 Y2 JP H0226702Y2 JP 1983188517 U JP1983188517 U JP 1983188517U JP 18851783 U JP18851783 U JP 18851783U JP H0226702 Y2 JPH0226702 Y2 JP H0226702Y2
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slider
chuck
finger
coil spring
force
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JP1983188517U
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JPS6096080U (ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は触指繰出式シヤープペンシルの改良に
関する。
ここでいう触指繰出式シヤープペンシルとは、
ボールチヤツク方式の芯固定チヤツクの前方に軸
方向に移動可能なスライダーに固着された保持チ
ヤツクを配し、スライダーを移動操作して保持チ
ヤツクによる芯の繰り出しを可能としたシヤープ
ペンシルのことである。このシヤープペンシルは
芯固定チヤツクからの保持チヤツクによる芯の引
き出しが数グラム程度の弱い力で可能であり、又
逆に筆圧に対しては充分な芯の保持力を発揮す
る。芯固定チヤツクからの芯の引き出しが数グラ
ム程度の小さな力で済むため保持チヤツクの芯保
持力も10グラム程度以上あれば良く、スライダー
をそれ以上の20乃至30グラム程度の作動力により
移動させれば芯の繰り出しが可能となる。このよ
うに小さな力で芯の繰り出しが行われるため携帯
時等の不使用時に逆に不必要に繰り出されてしま
う欠点があつた。
ところで、この種のシヤープペンシルの従来例
として、実開昭58−50886号公報にみられるよう
に、軸筒に軸方向と円周方向の成分を有する「形
の溝を設けて操作部材に設けた突起をこの溝に嵌
合させ、軸方向の溝に突起が位置した状態では軸
筒に対し操作部材が軸方向に移動自在だが、円周
方向の溝に突起を位置させた状態では軸筒に対し
操作部材を軸方向に移動不能としたものが公知と
なつている。しかしながら、かかる従来例は軸筒
に「形の溝を設けると共に操作部材に突起を設け
て、その溝に突起を嵌合させる必要があるので、
部品成形や組立等が面倒な問題があつた。
そこで本考案は、携帯時等の不使用時に、不必
要に芯が繰り出される弊害を防止できる構造を有
し、且つその構造が簡単で部品成形や組立等が容
易という利点を有する触指繰出式シヤープペンシ
ルの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本考案の触指繰出
式シヤープペンシルは、ボールチヤツク方式の芯
固定チヤツクの前方に、軸方向に移動可能なスラ
イダーに固着された保持チヤツクをコイルスプリ
ングにより前方へ付勢した状態で配し、スライダ
ーを軸方向の後方へ指の操作により移動させたの
ち指を離す操作によつて保持チヤツクを上記のコ
イルスプリングの力により前方へ復帰させて芯の
繰り出しを可能とした触指繰出式シヤープペンシ
ルにおいて、スライダーが所定距離だけ後方へ自
由移動したのちスライダーと軸部とが上記のコイ
ルスプリングのバネ力よりも大きな摩擦力で嵌合
するリブが設けられたことを特徴とするものであ
る。
以下、本考案の実施例を図面に従い説明する。
第1図はスライダー無操作時の状態を示す。後端
にノツク操作部(図面上省略)を連設した芯ガイ
ド1の前端内孔部にチヤツクケース2の後端が摩
擦嵌合し、チヤツクケース2の内孔部に芯固定チ
ヤツク3が収納されている。芯固定チヤツク3の
先端の芯咬持部4の外面には凹状のボール受座5
が形成されそこにボール6が嵌入されボール6は
チヤツクケース2の内孔テーパ面7に接してい
る。芯固定チヤツク3はコイルスプリング8によ
り後方へ引き込まれる力を受けている。芯固定チ
ヤツク3は筆記圧が加わつた場合ボール6の転動
による楔作用で芯咬持部4を締め付けて芯の強固
な保持力を発揮する。逆に芯を前方へ引き出す場
合は前記コイルスプリング8の弾力を小さく設定
してあり数グラム程度の小さな力で可能である。
チヤツクケース2の前端外周部には軸筒9に圧入
固着した接合筒10が位置する。接合筒10の前
端内面には軸継手11の後端筒部12外面が螺着
している。軸継手11は後端筒部12の前方に接
合筒10の前端縁が衝止する鍔部13と更にその
前方に外面が口金14の孔内面と螺着する前端筒
部15を有している。この前端筒部15には前端
から鍔部13近傍まで至る軸方向のスリツト(図
面に対し垂直方向に位置するため図面上現れず。)
が設けられ前端筒部15は上半部及び下半部に分
割されている。又前端筒部15と後端筒部12の
内孔部に於ける境い目には中心孔16を有する隔
壁17が設けられている。次に前端に小径筒部1
8を又後端に大径筒部19を有するスライダー2
0が軸継手11に組み付けられている。スライダ
ー20の小径筒部18と大径筒部19とを結ぶ垂
直面21には上下に夫々半円状の切欠孔22,2
2′が設けられており、この切欠孔22,22′を
前記した軸継手11のスリツトにより2分された
前端筒部15の上半部及び下半部が貫通し、スラ
イダー20の小径筒部18は軸継手11の前端筒
部15の内孔部に潜入し又大径筒部19は鍔部1
3は外周部に露呈する。この大径筒部19が触指
繰作部である。スライダー20は垂直面21の切
欠孔22,22′と軸継手11のスリツトにより
軸方向に移動可能である。スライダー20の小径
筒部18の内孔部には保持チヤツク23が収納さ
れ、保持チヤツク23はその後端と軸継手11の
隔壁17との間に介装されたコイルスプリング2
4によつて前方へ押圧されその前端の外面肩部2
5をスライダー20の小径筒部18の内孔段部2
6に衝止している。従つて保持チヤツク23はス
ライダー20に連動する。軸継手11の前端筒部
15の外周に螺着した口金14の後端面はスライ
ダー20の垂直面21に衝合しスライダー20の
前動を限界としている。ここで軸継手11の鍔部
13の後方に連なる接合筒10の外面でスライダ
ー20の大径筒部19の後端から芯の繰出量とし
て設定された距離だけ離れた位置に、スライダー
大径筒部19の内径よりも僅かに大径となる軸方
向のリブ27が設けられている。従つてスライダ
ー20を後退させると第2図に示すように大径筒
部19の後端がリブ27の前端角部28に衝止す
る。ここまでのスライダー20のストロークが芯
の繰出し量である。スライダー20を更により強
い力を加えて後退させると接合筒10のリブ27
の外面とスライダー大径部19の内面とが第3図
に示すように摩擦嵌合の状態となる。この嵌合力
は繰出し作動力(コイルスプリング25の復元
力)の2〜3倍程度である。この嵌合力はスライ
ダー20の固定に十分であり従つて不使用時等に
誤つて芯が繰り出されることが防止できる。又、
この固定状態を解除する場合にもその解除操作が
困難となる程の大きな嵌合力では無いので実用上
支障は無い。
尚、リブは図示した実施例の如く軸方向に設け
るものの他に円周方向に設ける実施例も可能であ
る。ここで円周方向とは円周全体の場合と円周の
部分的なものを含むものとし、更に螺旋状の傾い
たものも含むものとする。更に軸部とは接合筒1
0のみでなく軸筒9や軸継手11の場合もあり得
る。又、リブは軸部の側のみで無くスライダー2
0の内周面に設ける実施例も可能である。この場
合も軸方向のみで無く円周方向にも設けられるこ
とは勿輪である。尚、図中29は止めリングであ
る。
本考案は叙上の如く構成されるものであり、不
使用時に於ける不必要な芯の繰り出しを有効に防
止し得る効果がある。又、単にリブを設けるだけ
なので構造が簡単であり、そのリブを設ける部品
を合成樹脂製にすればリブを一体的に容易に成形
可能なので、上記従来例のごとき部品成形や組立
等の面倒がない利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はスライダー無操作時の縦断面図、第2図はスラ
イダーの後退時の縦断面図、第3図はスライダー
とリブの嵌合状態の縦断面図、第4図は第3図A
−A線に於ける横断面図である。 1……芯ガイド、2……チヤツクケース、3…
…芯固定チヤツク、4……芯咬持部、5……ボー
ル受座、6……ボール、7……内孔テーパ面、8
……コイルスプリング、9……軸筒、10……接
合筒、11……軸継手、12……後端筒部、13
……鍔部、14……口金、15……前端筒部、1
6……中心孔、17……隔壁、18……小径筒
部、19……大径筒部、20……スライダー、2
1……垂直面、22,22′……切欠孔、23…
…保持チヤツク、24……コイルスプリング、2
5……外面肩部、26……内孔段部、27……リ
ブ、28……リブの前端角部、29……止めリン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ボールチヤツク方式の芯固定チヤツクの前方
    に、軸方向に移動可能なスライダーに固着され
    た保持チヤツクをコイルスプリングにより前方
    へ付勢した状態で配し、スライダーを軸方向の
    後方へ指の操作により移動させたのち指を離す
    操作によつて保持チヤツクを上記のコイルスプ
    リングの力により前方へ復帰させて芯の繰り出
    しを可能とした触指繰出式シヤープペンシルに
    おいて、スライダーが所定距離だけ後方へ自由
    移動したのちスライダーと軸部とが上記のコイ
    ルスプリングのバネ力よりも大きな摩擦力で嵌
    合するリブが設けられたことを特徴とする触指
    繰出式シヤープペンシル。 2 軸部の外周面に軸方向又は、円周方向のリブ
    が設けられたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の触指繰出式シヤープペン
    シル。 3 スライダーの内周面に軸方向又は円周方向の
    リブが設けられたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の触指繰出式シヤープ
    ペンシル。
JP18851783U 1983-12-06 1983-12-06 触指繰出式シヤ−プペンシル Granted JPS6096080U (ja)

Priority Applications (1)

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JP18851783U JPS6096080U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 触指繰出式シヤ−プペンシル

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JP18851783U JPS6096080U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 触指繰出式シヤ−プペンシル

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JPS6096080U JPS6096080U (ja) 1985-06-29
JPH0226702Y2 true JPH0226702Y2 (ja) 1990-07-19

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JP18851783U Granted JPS6096080U (ja) 1983-12-06 1983-12-06 触指繰出式シヤ−プペンシル

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623108U (ja) * 1979-07-27 1981-03-02
JPS5850886B2 (ja) * 1979-10-25 1983-11-12 日産自動車株式会社 ウインドガラスの振れ止め装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850886U (ja) * 1981-09-28 1983-04-06 ぺんてる株式会社 シヤ−プペンシル用スライダ−操作装置

Patent Citations (2)

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JPS6096080U (ja) 1985-06-29

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