JPH0242470Y2 - - Google Patents

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JPH0242470Y2
JPH0242470Y2 JP4018384U JP4018384U JPH0242470Y2 JP H0242470 Y2 JPH0242470 Y2 JP H0242470Y2 JP 4018384 U JP4018384 U JP 4018384U JP 4018384 U JP4018384 U JP 4018384U JP H0242470 Y2 JPH0242470 Y2 JP H0242470Y2
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JP
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chuck
holding device
chuck case
spring
ball
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JP4018384U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボールチヤツクを用いたシヤープペン
シルの繰り出し装置の改良に関する。
ボールチヤツクを用いたシヤープペンシルはボ
ールチヤツクのチヤツクケース1の後端外周部に
チヤツクケース保持装置2が所要の摩擦力をもつ
て嵌合され、後方のノツク棒3のノツクによりチ
ヤツクケース保持装置2がノツクバネ4を圧縮し
ながら前進し、同時にその摩擦力によつてチヤツ
クケース1を前進させ、チヤツクケース1の前端
が軸継手5等に衝合したのち更に続行される上記
摩擦力よりも大きな力によるノツクで、チヤツク
ケース保持装置2がチヤツクケース1との摩擦嵌
合部6を滑らせて前方に摺動を起こし、チヤツク
ケース保持装置2の内壁7がチヤツクケース1の
後端に突出した芯固定チヤツク8の後端に衝合し
て押圧し、チヤツクケース1と芯固定チヤツク8
の間に張設されたチヤツクバネ9を圧縮しながら
芯固定チヤツク8をチヤツクケース1に対して前
進させ、ボール10の転動による契作用の解除を
なして芯固定チヤツク8を開放させ芯を自由状態
となし、次にノツク力の解除により芯固定チヤツ
ク8の開放状態のままチヤツク全体をノツクバネ
4の復元力によつて一定量後退させ、その後芯固
定チヤツク8のみを更に後退させて再びボール1
0の転動による契作用で芯を固定させるように機
能するものであり、この構造は既に公知である。
ところでチヤツクケース保持装置2とチヤツクケ
ース1の摩擦嵌合部6の摩擦力は上記したような
機能を発揮させるにはチヤツクバネ9のバネ力よ
りもある程度以上大きくしなければならず、従来
はチヤツクケース保持装置2の弾性力にのみ依存
していたため、使用の際に於ける摩耗やクリープ
発生による摩擦力の変化を考慮して、チヤツクケ
ース保持装置2とチヤツクケース1の摩擦嵌合部
6の寸法は厳しく管理しなければならない煩瑣が
あつた。
本考案はチヤツクケース保持装置2とチヤツク
ケース1との摩擦力をチヤツクケース保持装置2
の弾性力にのみ依存するばかりでなくノツクバネ
4の力をも利用してある一定範囲の摩擦力を獲得
し、寸法管理の煩瑣もなく安定して芯の繰り出し
が出来るボールチヤツクを用いたシヤープペンシ
ルの繰り出し装置を提供せんとするものである。
本考案はボールチヤツクのチヤツクケースの外
周部にチヤツクケース保持装置を摩擦嵌合させ、
チヤツクケース保持装置に於ける上記摩擦嵌合部
の外周部に外縁部が後退したテーパ面を形成し、
該テーパ面をノツクバネの後端受け部としたこと
を特徴として構成することにより上記目的の達成
を図る。
図は本考案の実施例を示すもので、上記した従
来のボールチヤツクを用いたシヤープペンシルの
構造と異なるところは、チヤツクケース1の後端
外周部に摩擦嵌合させたチヤツクケース保持装置
2の摩擦嵌合部6の外周部に位置する箇所に、外
縁部がその内部に対して後退したテーパ面11を
形成して、同所11を軸筒12に固着した接合筒
13の後端面に前端を当接して張設されるノツク
バネ4の後端受け部としたことである。ここでテ
ーパ面11とノツクバネ4の後端の間にはノツク
バネ受14が介装されている。従つてノツクバネ
4の弾性力はこのテーパ面11で軸方向の分力と
半径方向の分力とに分解され、ノツクバネ4の半
径方向の分力がチヤツクケース保持装置2とチヤ
ツクケース1の摩擦嵌合部6に作用し同所に摩擦
力を発生させることになる。本考案の繰り出し装
置も上記した一般的な繰り出し装置と同様の作動
によつて芯を繰り出すことになるが、本考案の繰
り出し装置では、チヤツクケース保持装置2を前
進させノツクバネ4を圧縮するとノツクバネ4の
半径方向の分力が働き摩擦嵌合部6の摩擦力が増
大し、又チヤツクケース保持装置2を後退させノ
ツクバネ4を伸ばしたときは摩擦力が減少すると
いう特徴を有している。尚、ボールチヤツク組付
後、チヤツクケース1の先端部を内側に曲げるこ
とにより、ボールの脱落によるボールチヤツクの
分解を防止している。
本考案は叙上の如く構成され、ノツクバネのバ
ネ力を利用してチヤツクケースとチヤツクケース
保持装置との摩擦嵌合部に摩擦力を発生させるこ
とができるので摩擦嵌合部に於て所要の摩擦力を
得るための寸法管理の煩瑣を軽減することができ
る。又、上記したようにチヤツクケース保持装置
を前進した場合に摩擦力が大きくなり、後退させ
た場合に摩擦力が減少して、必要なときにのみ摩
擦力が大きくなるので不要な摩耗を減少させ、使
用中に於ける摩耗やクリープの発生による摩擦力
の変化を受けることが少なく安定した芯の繰り出
しが可能となる。又チヤツクケース保持装置のテ
ーパ面の角度を変えることによりノツクバネの半
径方向の分力も変えられ従つて材質の違いによる
摩擦力の変化にも容易に対応が出来る等の多大な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、シヤープペ
ンシルの要部縦断面図である。 1……チヤツクケース、2……チヤツクケース
保持装置、3……ノツク棒、4……ノツクバネ、
5……軸継手、6……摩擦嵌合部、7……内壁、
8……芯固定チヤツク、9……チヤツクバネ、1
0……ボール、11,11′……テーパ面、12
……軸筒、13……接合筒、14……ノツクバネ
受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ボールチヤツクのチヤツクケースの外周部にチ
    ヤツクケース保持装置を摩擦嵌合させ、チヤツク
    ケース保持装置に於ける上記摩擦嵌合部の外周部
    に外縁部が後退したテーパ面を形成し、該テーパ
    面をノツクバネの後端受け部としたことを特徴と
    するボールチヤツクを用いたシヤープペンシルの
    繰り出し装置。
JP4018384U 1984-03-21 1984-03-21 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシルの繰り出し装置 Granted JPS6125186U (ja)

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JP4018384U JPS6125186U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシルの繰り出し装置

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JP4018384U JPS6125186U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシルの繰り出し装置

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Publication Number Publication Date
JPS6125186U JPS6125186U (ja) 1986-02-14
JPH0242470Y2 true JPH0242470Y2 (ja) 1990-11-13

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ID=30548836

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JP4018384U Granted JPS6125186U (ja) 1984-03-21 1984-03-21 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシルの繰り出し装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126441B2 (ja) * 2013-04-12 2017-05-10 三菱鉛筆株式会社 シャープペンシル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6125186U (ja) 1986-02-14

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