JPS6337269Y2 - - Google Patents

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JPS6337269Y2
JPS6337269Y2 JP1982014323U JP1432382U JPS6337269Y2 JP S6337269 Y2 JPS6337269 Y2 JP S6337269Y2 JP 1982014323 U JP1982014323 U JP 1982014323U JP 1432382 U JP1432382 U JP 1432382U JP S6337269 Y2 JPS6337269 Y2 JP S6337269Y2
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JP1982014323U
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 軸筒を把持した指の指頭位置に繰り出し部材を
有するシヤープペンシルにおいて、前部に中空軸
を嵌合係止する孔を設け後端面を漏斗状となし中
央部で該漏斗状の頂部と前記孔とを連通し且つ、
繰り出し部材と一体に成形した摺動部を軸筒前方
側面に設けた透孔に摺動自在に挿入し、軸筒前端
より挿入固定した芯押し出し機構の後部を前記摺
動部の孔に挿入係止するようなした触指繰り出し
式シヤープペンシルは実公昭55−49264号公報な
どによつて公知となつているが、この形式のもの
は先金を固定部材を介して螺着した軸筒内に頭部
を芯把持用チヤツクとした中軸の基部が中空軸の
前端に螺着され、中空軸をスプリングによつて後
方に弾撥する構成となつているので芯繰り出しは
繰り出し部材をこのスプリングの弾撥力(通常は
400〜700g)に抗してこの弾撥力以上の力で操作
する必要があり、このために芯の繰り出しを必ず
しも軽く行うを得ないのみならず指が必要以上に
疲労するなどの弊があり、更にこの構造のものに
おいて芯の繰出しはチヤツクの外周のチヤツク締
め具を外してチヤツクを開放するための段部位置
まで以上のストロークを必要とするなどの欠点が
あつた。
本考案はこのような欠陥を除去し繰り出し部材
の触指片を弱い力で軽く操作することによつて芯
の繰り出しを円滑且つ確実に為すことができるよ
うにし且つ上記の芯出しのストロークもこれを短
小化するようにすることを目的とするものであ
る。
以下、図示せる実施例に基づいて説明する。
まず、第1図に示す様に先軸1の先端孔より後
述するスライダー2を挿入してその先方外周のツ
バ部3を先軸の内径段部4に当接させ、又先軸1
には後端より先方にかけて長くスリツト5を有す
る孔6を設けてそこへ触指片7とアーム8を備え
た繰り出し部材9をスリツト5にアーム8を嵌入
させて上記スライダー2の外周部に可動自在に嵌
装し、その繰り出し部材9の前面には先軸内径段
部10との間にスプリング11を介装すると共に
繰り出し部材9の後端面はスライダー2の後方外
周に固着したストツパー12の前面に当接させて
いる。
更に、筒体13を構成し、同筒体の後端孔にス
トツパー14を固着して上記ストツパー12の後
端面とストツパー14の先端面との間にスプリン
グ15を介装すると共に筒体13の先端孔は繰り
出し部材9の後方外周部に圧入固着している。又
上記のストツパー14の後端はスリバチ状の芯ガ
イド部16が備えられており、内蔵芯17を1本
ずつ疎通可能としている。ところで、上記スライ
ダー2の先方孔は緩やかなテーパー孔となつてお
り、長いスリワリ36を備えたチヤツク18が挿
入され、その頭部はテーパー部に位置している。
又、チヤツク頭部の外周部には複数箇所(実施例
では2箇所)の球状凹部19,19′が設けられ
ており、そこへボール20,20′が嵌入され、
上記テーパー孔との間でクサビ効果を呈す様にな
つている。又チヤツク18後端にはストツパー2
1がその段部22とスライダー2後方の内径段部
23との間にスプリング24を介装した状態で圧
入固着されている。すなわち、チヤツク18はス
ライダー2のテーパー孔との間でボール20,2
0′を介して締め付け勝手で常に後方へ引き込む
側に作用している。又スライダー2の先端部孔に
はチヤツク機構部の抜け止め部材(抜け止めリン
グ25)が固着されている。又、更にこの時スト
ツパー21の後端面はストツパー14の先端面に
当接している。ところで、先軸の先端部位はネジ
部26となつており、そこへ口金27がネジ接合
される。口金27はまつたく通常のシヤープペン
シルと同様先端にパイプ(先端パイプ28)を圧
入し、内径部に保持チヤツク29を備えている。
ところで上記スプリング24の附勢力は保持チヤ
ツク29の芯保持力に比べて十分弱く設定され、
芯がチヤツク18、保持チヤツク29部迄連通し
ている場合、チヤツクが後退した時芯は保持チヤ
ツク29に保持され停止した状態でチヤツク18
と芯の間で滑る様作用する。又、チヤツク18が
前記状態にある場合はチヤツク18のクサビ効果
により保持チヤツク29の保持力はおろか筆記圧
に対して芯は確実にチヤツクされる。その理由は
チヤツク18が非常に長いスリワリ36を有して
いて極めて弱い力で開閉を可能としていること、
又チヤツク頭部とスライダー2のテーパー孔部と
の間にボール20,20′を介することにより前
後動に対する摩擦抵抗を軽減していること、更に
チヤツク18の引き込み力となるスプリング24
の附勢力が保持チヤツク29の芯保持力より十分
弱く設定されていること等による。又、スプリン
グ11とスプリング15は上記保持チヤツク29
の芯保持力よりやや強い範囲で後述する触指片7
の作動に適した軽くて安定した状態になる様適当
な強さの附勢状態に設定された略同一のバネとな
つている。(尚、スプリング11とスプリング1
5はかならずしも同一である必要はないが、適宜
上同一としている。)ところで、上記先軸1は外
周に於て略中央より一段径を小さくして後端孔に
はネジ部30が設けられており、略中央の段部よ
り外周に先軸カバー31が嵌着され、後端ネジ部
30には後軸32の先端ネジ部33が接合されて
いる。後軸32の内径部は芯ケース部34となり
内蔵芯17が収納されている。そして、上記スト
ツパー14の芯ガイド部16は後軸32の内径部
に対向して位置している。次に作動について説明
すると、第2図は芯が先端パイプより若干突出し
た状態にあり、この時芯はチヤツクされているの
でチヤツク18はスライダー2のテーパー孔部で
若干前進した状態となり、ストツパー21の後端
とストツパー14の先端とは間隙を生じる。この
状態で上記触指片7をスプリング11に抗して指
で前進させると筒体13、ストツパー14、スプ
リング15、ストツパー12を介してスライダー
2が前進する。芯はスライダー2とともに前進
し、スライダー2の先端が口金27内径の座金3
5の後端に当接する間隔α迄前進し、芯は保持チ
ヤツク29の芯保持力に抗して滑り、先端パイプ
28より更にαだけ突出する。尚、スライダーは
αで前進を阻止され、次いで触指片7の前進を解
除すると芯は保持チヤツク29により保持され停
止した状態でチヤツク18は芯との間で滑り、ス
ライダー2はスプリング11の復帰力により元に
もどる。以下、繰り返すことにより芯はαずつ
徐々に繰り出される。
次いで、内蔵芯17を保持チヤツク29迄誘導
する場合であるが、その状態は第3図に示してい
る。
まず、第1図の状態より触指片を前進させ、ス
ライダー2の先端を口金27内径の座金35に当
接させ、更に前進するとスライダー2は前進を阻
止されるので、繰り出し部材9はスプリング11
を圧縮するだけでなく、スプリング15も圧縮し
てストツパー14の先端がストツパー21の後端
を押圧前進させるので、チヤツク18は解放さ
れ、内蔵芯17はチヤツク先端孔を疎通して保持
チヤツク29迄落下してくる。次いで触指片7の
前進を解除すると、スプリング11の復帰力によ
りスライダー2が定位置にもどり、スプリング1
5が復帰してチヤツク18は芯をチヤツクする。
その時芯は保持チヤツク29に先端を置いた状態
に停止している。次いで、触指片7をスライダー
2の先端が座金35の後端に当接する迄前進と解
除による後退を繰り返すことにより芯は徐々に先
端パイプ28の内径部を疎通して先端より突出し
てくる。
本考案は叙上のように長いスリワリを有し後端
にストツパーを固着したチヤツクを内径部に嵌入
して該ストツパーと内径段部との間にスプリング
を介装すると共に先方孔を緩やかなテーパー状と
し同部とチヤツク頭部との間にボールを介在させ
て常にチヤツクを後方に締め付け勝手に作用させ
るスライダーを先軸内に嵌入したので書記時にお
ける筆圧に対する芯の保持力はスライダーの先方
孔とチヤツク頭部との間のボールによるクサビ効
果によつて充分に確固と為し得るは勿論である
が、このような構成によつて芯の繰り出し操作に
際してはその繰り出しストロークを前記公知のも
のに比し短小とすることができるものであり、ま
た本考案に於ては後端より先方にかけて周壁部に
スリツトを有する孔を設け、触指片とアームを有
する繰り出し部材をこの孔にアームをスリツトに
嵌入させ且つ触指片を先軸外周に臨ませる状態で
嵌入して上記スライダー後部の外周部に摺動自在
に嵌装し、又繰り出し部材の後端にはスライダー
の外周に固着したストツパーを当接させると共に
繰り出し部材の後端外周の後端口内に上記チヤツ
ク18の後端に固着したストツパーの後端に前面
が当接するストツパーを固着した筒体の先端口を
嵌着し、繰り出し部材の前面と先軸内径段部との
間及びスライダーの外周のストツパーと筒体の後
端口に設けたストツパーとの間に夫々スプリング
を介装するようにしたので芯の繰り出しは同繰り
出し部材の触指片を手指を以て前方に押送するこ
とによつてこれを為し得るものであり、特にこの
際、繰り出し部材の前面と先軸内径段部との間の
スプリング及びスライダーの外周のストツパーと
筒体の後端口に設けたストツパーとの間のスプリ
ングは前記の公知のもののようにチヤツクの締付
けに関与することがないので弱いもので足り、こ
のために公知のもののような強い力を必要とせず
これを軽快に且つ指の疲労などを惹起することな
く行うことができるものであつて、これによつて
前記の目的を充分に達成することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案触指繰り出し式シヤープペンシルの
実施例を示すものであつて、第1図は要部断面
図、第2図及び第3図は作動状態を示す要部断面
図である。 1……先軸、2……スライダー、3……ツバ
部、4……先軸内径段部、5……スリツト、6…
…孔、7……触指片、8……アーム、9……繰り
出し部材、10……先軸内径段部、11……スプ
リング、12……ストツパー、13……筒体、1
4……ストツパー、15……スプリング、16…
…芯ガイド部、17……内蔵芯、18……チヤツ
ク、19,19′……球状凹部、20,20′……
ボール、21……ストツパー、22……ストツパ
ー段部、23……スライダー後方内径段部、24
……スプリング、25……抜け止めリング、26
……ネジ部、27……口金、28……先端パイ
プ、29……保持チヤツク、30……ネジ部、3
1……先軸カバー、32……後軸、33……後軸
先端ネジ部、34……芯ケース部、35……座
金、36……チヤツクのスリワリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長いスリワリ36を有し後端にストツパー21
    を固着したチヤツク18を内径部に嵌入して該ス
    トツパー21と内径段部23との間にスプリング
    24を介装すると共に先方孔を緩やかなテーパー
    状とし同部とチヤツク18頭部との間にボール2
    0,20′を介在させて常にチヤツク18を後方
    に締め付け勝手に作用させるスライダー2を先軸
    1内に嵌入し、先軸1には後端より先方にかけて
    周壁部にスリツト5を有する孔6を設け、触指片
    7とアーム8を有する繰り出し部材9をこの孔6
    にアーム8をスリツト5に嵌入させ且つ触指片7
    を先軸1外周に臨ませる状態で嵌入して上記スラ
    イダー2後部の外周部に摺動自在に嵌装し、又繰
    り出し部材9の後端にはスライダー2の外周に固
    着したストツパー12を当接させると共に繰り出
    し部材9の後端外周には後端口内に上記チヤツク
    18の後端に固着したストツパー21の後端に前
    面が当接するストツパー14を固着した筒体13
    の先端口を嵌着し、繰り出し部材9の前面と先軸
    内径段部10との間及びスライダー2の外周のス
    トツパー12と筒体13の後端口に設けたストツ
    パー14との間に夫々スプリング11,15を介
    装し、更に先軸1の先端部又は口金27の内径部
    にスライダー2の先端を当接させる部位を形成す
    ると共に先軸1先端部に芯保持チヤツク29を備
    えた口金27を嵌着したことを特徴とする触指繰
    り出し式シヤープペンシル。
JP1432382U 1982-02-04 1982-02-04 触指繰り出し式シヤ−プペンシル Granted JPS58117978U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1432382U JPS58117978U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 触指繰り出し式シヤ−プペンシル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1432382U JPS58117978U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 触指繰り出し式シヤ−プペンシル

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Publication Number Publication Date
JPS58117978U JPS58117978U (ja) 1983-08-11
JPS6337269Y2 true JPS6337269Y2 (ja) 1988-10-03

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ID=30026793

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1432382U Granted JPS58117978U (ja) 1982-02-04 1982-02-04 触指繰り出し式シヤ−プペンシル

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113993714B (zh) * 2019-06-05 2023-04-04 株式会社黎明藤井 笔型圆规

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5549264U (ja) * 1978-09-27 1980-03-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021273Y2 (ja) * 1979-05-09 1985-06-25 パイロツトプレシジヨン株式会社 シヤ−プペンシル

Patent Citations (1)

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JPS5549264U (ja) * 1978-09-27 1980-03-31

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JPS58117978U (ja) 1983-08-11

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