JP2604592Y2 - シャープペンシルの口金 - Google Patents

シャープペンシルの口金

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JP2604592Y2
JP2604592Y2 JP1993045800U JP4580093U JP2604592Y2 JP 2604592 Y2 JP2604592 Y2 JP 2604592Y2 JP 1993045800 U JP1993045800 U JP 1993045800U JP 4580093 U JP4580093 U JP 4580093U JP 2604592 Y2 JP2604592 Y2 JP 2604592Y2
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JP
Japan
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core
chuck
tip
ball
rear end
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JP1993045800U
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直樹 関口
雅文 濱田
和彦 古川
小林  清一
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案はノック式シャープペンシ
ルの口金の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】図2は従来のシャープペンシルを示して
いる。図に示すように、軸筒23の先方にはチャック2
1が把持部外周に締め具22を嵌装して設置され、チャ
ック21の後端に固着した芯ケース25と軸筒23との
間に附勢されたスプリング27によりチャック21が締
め具22で締め付けられて芯28を把持している。又、
軸筒23の先端に取付けられた口金30の先端には先端
部29が固着され、その後方にゴム等の弾性材よりなる
保持チャック31が固定されて、芯28は保持チャック
31を貫通して先端部29より突出している。この状態
から、ノックしてチャック21を前進するとチャック2
1が締め具22で締め付けられているので芯28は把持
された状態で前進する。更に前進すると締め具22が口
金30の内段部に当接してチャックのみが前進するので
芯の把持が解除され、芯は保持チャック31の摩擦係合
で停止した状態となる。ノックを解除すると芯が停止し
た状態でチャックが後退し、締め具22が後退阻止され
た位置でチャック21が締め付けられて芯を把持する。
即ち、チャック21と共に締め具22が前進して口金3
0の内段部に当接する間隔の長さで略芯は前進する。使
用に伴い芯が短くなって、芯28の後端がチャックの把
持部から外れた場合、つぎのノックで内蔵芯33のいず
れかがチャック内に供給され、その芯の先端が芯28の
後端に当接するが、芯の先端が保持チャック31内に係
合されていない為に、チャック21の後退時にチャック
が締め具22で締め付けられるやや手前で芯がチャック
に係合されてしまい芯を少し後退させてしまう。従っ
て、芯28の後端と2番目の芯の先端との間に隙間がで
き、筆圧をかけると隙間分芯潜りを生じる。その状態を
起こすと筆感が悪い為にノックを繰り返して残り分の芯
28を吐き出してしまう場合が多い。その場合、チャッ
ク先端と先端部の先端迄の長さが残芯として無駄とな
る。又、我慢して使う場合でも芯28の後端が保持チャ
ック31から外れた位置に前進すると芯28は先端部か
ら脱落してしまい、保持チャック先端と先端部の先端迄
の長さが最終的に残芯として無駄になる。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】本考案は軸筒の先端に
取付ける口金の改良によって、残芯量を極端に短くして
無駄をなくすと共に、従来の長い残芯をノックの繰り返
しで吐き出す為の操作の煩わしさを極端に軽減すること
を課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】軸筒の先方に配設された
チャックの前後動で芯を把持し、且つ繰り出すように成
したシャープペンシルに於いて、軸筒の先端に取付けら
れる口金の先方中心に先端部とその後端にテーパー部が
設けられ、テーパー部に複数のボールを摺接して、更に
ボールの後端に突出し部材が軸推移可能に遊嵌され、ボ
ールの前面に対接する受け座と、受け座と先端部との間
に附勢されたスプリングとを有し、先端部の先方に止着
された先端パイプの内孔に位置して、芯を適宜摩擦係合
する芯保持部が形成されて、上記のボール部を貫通する
芯は前進方向には僅かな力に抗して芯が挿通するが、後
退方向にはボールとテーパー部間の楔作用で大なる力で
把持されるようになされ、芯の後端がチャックの先端か
ら外れ、つぎの芯の先端との間に隙間を生じても芯はボ
ール部で確実に把持されて芯潜りがない。又、先端パイ
プの内孔に芯保持部(極力先端側に)を形成したことで
芯の後端がボール部から外れても脱落しない。又、その
芯の後端に次の芯の先端が当接した状態で次の芯がボー
ル部に把持され、当接部に隙間を生じないので芯潜りが
なく極端に残芯を短くすることが可能となる。又、残芯
が短いので少ないノックで残芯を吐き出すことが可能と
なる。 【0005】 【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本考案の実施例に基づくノック式シャープペンシ
ルであり、チャック1はその先端外周部に締め具2を嵌
装した後にその後端側から軸筒3のチャック挿通孔に挿
通され、チャック1後端の係止部4が芯ケース5の軸部
6に設けた連結孔に係止している。 【0006】芯ケース5と軸筒3の間にはスプリング7
が張架され、締め具2が軸筒3先端に当接しチャック1
を閉じて芯8を把持している。 【0007】軸筒3の先方部には口金10が螺着してお
り、口金10の先方中心に後端にテーパー部14を有し
た先端孔13が形成され、テーパー部14に複数個のボ
ール15を摺接して、更にボール15の後端に先端が当
接し、後端がチャック1の先端と対峙して軸推移可能な
突出し部材20が設けられている。又、ボール15の先
端に対接して受け座16が設けられ、受け座16の前面
との間にスプリング17を附勢した状態で、上記先端孔
13の前方に先端部9が固着されている。以上により、
ボール15はスプリング17により受け座16を介して
テーパー部14に圧接され、ボール間の中心に挿通する
芯は前方には僅かな力に抗して前進するが、後退方向に
はボール15とテーパー部14の楔作用により大なる力
で把持されるよう成されている。 【0008】又、前記先端部9の先方には先端パイプ1
8の太径部が止着され、先端パイプ18の太径部内孔に
位置して、先端部9の先端に芯保持部19が形成され、
芯保持部19を挿通する芯を適宜に摩擦係合する。尚、
芯保持部19は芯挿通孔の周壁の適宜箇所で微細なリブ
又は平坦部を形成して設けられ、必要に応じて片状に形
成して弾性変位可能となされる。尚、芯保持部19は先
端部9の先端に一体に形成されるので、従来のゴム等の
保持チャックより小さくでき、且つ外側に先端パイプ1
8が被嵌されるので華奢であっても強度的な問題はな
い。従って、先端パイプの太さを押さえて極力先方に位
置させることが可能となる。 【0009】尚、図2は従来例を示しているが、前記従
来の技術で説明したので省略する。 【0010】 【作用】上記のように構成されたシャープペンシルの口
金は、ボール部の中心に挿通する芯が前進方向には僅か
な力で疎通し、後退方向にはテーパー部14とボール1
5の楔作用により大なる力で把持されるように成されて
おり、芯8の後端がチャック1の把持部から外れ、チャ
ック1の後退に起因して次の芯の先端との間に隙間が生
じても筆圧で芯潜りがない。又、芯8の後端がボール部
の把持部位から外れても次の芯がボール部に把持されて
芯8の後端と次の芯の先端との間に隙間を生じないので
芯潜りがない。又、先端部9の先方に止着された先端パ
イプ18の内孔に位置して、芯を適宜摩擦係合する芯保
持部19を極力先端に設けたことで極めて短い芯になる
まで芯の脱落がない。従って、残芯が極端に短いので残
芯の吐き出しは少ないノックで行うことができる。 【0011】又、先端パイプ18の先端から芯を出し過
ぎた場合には、ノックしてチャック1の先端が突出し部
材20を押圧すると、ボール15が前進して芯の把持が
解除され、芯を没入可能とする。 【0012】 【考案の効果】本考案の構成及び作用は以上の如くであ
り、残芯が極端に短くでき芯の無駄がないので経済的で
ある。又、僅かな残芯を吐き出す為に少ないノックで行
うことができ煩わしさが極端に軽減できる。又、本考案
の口金を従来の口金と容易に交換して機能アップできる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案による実施例の縦断面図である。 【図2】従来例を示す縦断面図である。 【符号の説明】 1 チャック 2 締め具 3 軸筒 4 係止部 5 芯ケース 6 軸部 7 スプリング 8 芯 9 先端部 10 口金 11 内蔵芯 12 芯ガイド部 13 先端孔 14 テーパー部 15 ボール 16 受け座 17 スプリング 18 先端パイプ 19 芯保持部 20 突出し部材 21 チャック 22 締め具 23 軸筒 24 係止部 25 芯ケース 26 軸部 27 スプリング 28 芯 29 先端部 30 口金 31 保持チャック 32 芯ガイド部 33 内蔵芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭60−134676(JP,U) 実開 昭63−124184(JP,U) 登録実用新案371761(JP,Z2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43K 21/00 B43K 21/16 B43K 21/22

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 軸筒の先方に配設されたチャックの前後動で芯を把持
    し、且つ繰り出すように成したシャープペンシルに於い
    て、軸筒の先端に取付けられる口金の先方中心に先端部
    とその後端にテーパー部が設けられ、テーパー部に複数
    のボールを摺接して、更にボールの後端に突出し部材が
    軸推移可能に遊嵌され、ボールの前面に対接する受け座
    と、受け座と先端部との間に附勢されたスプリングとを
    有し、先端部の先方に止着された先端パイプの内孔に位
    置して、芯を適宜摩擦係合する芯保持部が形成されたこ
    とを特徴とするシャープペンシルの口金。
JP1993045800U 1993-08-02 1993-08-02 シャープペンシルの口金 Expired - Lifetime JP2604592Y2 (ja)

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JPH0712286U JPH0712286U (ja) 1995-02-28
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