JP2001287495A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

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JP2001287495A
JP2001287495A JP2000107765A JP2000107765A JP2001287495A JP 2001287495 A JP2001287495 A JP 2001287495A JP 2000107765 A JP2000107765 A JP 2000107765A JP 2000107765 A JP2000107765 A JP 2000107765A JP 2001287495 A JP2001287495 A JP 2001287495A
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JP2000107765A
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Kazuo Nagamine
一雄 長峯
Hiroyuki Kanari
裕之 金成
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Micro Co Ltd
Original Assignee
Micro Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯繰出機構を有する筆記具において、軸筒先
端に設ける芯保持部を不具合を生じることなく形成す
る。 【解決手段】 口金(6)を硬質の合成樹脂材料で形成
し、2色成形又はインサ−ト成形の要領により軟質の合
成樹脂材料で弾性保持部(11)を一体成形する。この弾性
保持部(11)で芯を摩擦的に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノック式シャ−プ
ペンシル、サイドノック式シャ−プペンシル、自動繰出
式シャ−プペンシルその他の芯繰出機構を備えた筆記具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ノック式シャ−プペンシル等の筆記具
は、軸筒内に設けた芯繰出機構により芯を所要量づつ繰
り出すように構成されている。この繰出機構は種々に構
成されるが、例えばノック式シャ−プペンシルではクラ
ッチ(締リング)で締め付けられ芯を握持している状態
のチャックを、ノック操作により前進させ、途中でクラ
ックを段部に当ててチャックの締め付けを解放し、芯を
軸筒の先端に設けた芯保持部で摩擦的に保持し前進位置
に留め置いて上記チャック等を後退させ、再び上記クラ
ッチでチャックを締め付けて筆圧に耐えるように握持す
るように構成されている。
【0003】上記芯保持部としては、一般に、ゴム材料
や軟質の合成樹脂材料で芯挿通孔を有する略筒状の弾性
体(ブレ−カ−)を形成し、該弾性体を口金内部や該口
金に摺動可能に嵌挿したスライダ−に挿入し、接着剤で
接着したり、挿入部の後端の壁面をかしめたり、抜止め
突起を設けたりすることにより固着している。また、別
体の弾性体を設けずに、口金やスライダ−を合成樹脂材
料で成形する際に、同一材料で弾性変形可能な挟着片を
形成し、該挟着片で芯を摩擦的に保持することも行われ
ている。
【0004】上記弾性体は、芯の摩擦的保持作用が効果
的であるが、組み込み時のセンタ−ずれや変形による芯
出の不良を生じたり、経年変化により外れて使用不可能
になることがあった。また、口金等と一体成形した挟着
片の場合は、弾性体による芯保持部に比べて摩擦保持作
用が優れているとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決課題は、
上記のように芯繰出機構を有する筆記具において、芯を
前進位置で摩擦的に保持する芯保持部を弾性体で構成す
ると共にセンタ−ずれ、芯出不良、脱落等の問題を生じ
ないようにした筆記具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、軸筒内
の芯繰出機構により芯を前方へ繰り出し軸筒の先端に設
けた芯保持部で芯を摩擦的に保持するようにした筆記具
において、上記軸筒の先端の芯保持部は、硬質の基礎部
と該基礎部の内側に同時成形される軟質の弾性保持部を
有していることを特徴とする筆記具が提供され、上記課
題が解決される。
【0007】上記基礎部は、これにより軸筒の先部に設
けられる口金を形成したり、該口金に摺動自在に嵌挿さ
れるスライダ−を形成することができ、これらの口金や
スライダ−に2色成形やインサ−ト成形の要領で上記弾
性保持部が一体的に設けられた上記筆記具が提供され、
上記課題が解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、種々の芯繰出機構を有
する筆記具に適用することができるが、図1には一例と
してノック式の芯繰出機構を備えたシャ−プペンシルが
示されている。図においては、軸筒(1)内に芯タンク
(2)を収納し、該芯タンク(2)の先端にクラッチ
(3)を嵌着したチャック(4)を固着し、ばね(5)
でチャック等を後方に付勢してある。そして、上記芯タ
ンク(2)の後端をノックして芯タンク(2)、チャッ
ク(4)、クラッチ(3)を前進させると、口金(6)
の段部(7)にクラッチ(3)が当ってチャック(4)
の締め付けが解放され、芯(8)は口金(6)の先端か
ら突出しかつ先部に設けた芯保持部(9)で摩擦的に保
持される。芯タンク(2)のノックを止めると、上記ば
ね(5)により芯タンク(2)等は後退し、クラッチ
(3)でチャック(4)を締め付けて芯(8)を握持
し、筆記することができる。
【0009】上記芯保持部(9)は下記するように硬質
の基礎部(10)と、該基礎部(10)の内側に同時成形により
形成される軟質の弾性保持部(11)を有している。上記基
礎部(10)としては、ポリカ−ボネ−ト、ABS樹脂その
他適宜の硬質の合成樹脂材料、金属材料等を用いること
ができ、上記弾性保持部(11)としては合成ゴム材料や各
種のエラストマ−、シリコン樹脂その他の軟質の合成樹
脂材料を用いることができ、これらの材料から接着性、
密着性に優れた適宜の材料を組み合せて成形すればよ
い。
【0010】また、上記同時成形としては、2色成形や
インサ−ト成形の要領で硬質の基礎部の内側に軟質の弾
性保持部を射出成形により同時成形しているが、基礎部
の形状によっては押出成形により成形することもでき
る。また、基礎部の内面に凹凸形状等を設けて弾性保持
部が係止されるようにしてもよい(図示略)。
【0011】上記基礎部は、筆記具の構造により種々に
構成されるが、図2には口金を基礎部とした実施例が示
されている。同図(A)に示す実施例では、口金(6)
は先端に細径の芯保持パイプ(12)を有し、内部には受筒
(13)が設けられ、上記弾性保持部(11)は上記芯保持パイ
プ(12)の先端内面から上記受筒(13)にわたって後端が少
し拡がった状態に同時成形されている。上記弾性保持部
(11)は、芯に摩擦的に接触して芯の移動に抵抗を与える
ことができる内径を有する抵抗部(14)を芯挿通孔(15)の
全長にわたって形成しているが、芯に接触する該抵抗部
(14)を軸方向の1ヶ所若しくは複数個所に突設したり
(図3(A))、周方向の複数個所に突設してもよい
(図3(B))。
【0012】図2(B)に示す実施例は、口金(6)内
に形成した受筒(13)から芯挿通孔(15)の中間部まで弾性
保持部(11)を同時成形により一体的に形成したもので、
該弾性保持部を小さく形成することができる。
【0013】図4に示す実施例は、口金(6)に摺動自
在に嵌挿したスライダ−(16)を基礎部(10)とした実施例
である。同図(A)に示すように、スライダ−(16)は、
口金(6)のスライダ−孔(17)に挿入されるスライダ本
体(18)と該スライダ本体(18)の後端に形成された径大部
(19)を有し、合成ゴム、有弾性合成樹脂材料等で形成し
たスライダ−抵抗体(20)を該スライダ本体(18)と口金
(6)の内面間に挿入して該スライダ−に移動抵抗を与
えている。そして、上記弾性保持部(11)は、スライダ本
体(18)の先端から径大部(19)にわたって同時成形により
一体成形されている。この実施例においても、上記図3
(A),(B)等に示すような抵抗部を形成することがで
きる。
【0014】図4(B)に示す実施例は、スライダ本体
(18)の内部に芯挿通孔(15)を形成し、径大部(19)から該
芯挿通孔(15)の中間部まで弾性保持部(11)を同時成形に
より一体的に成形したものである。
【0015】図5に示す実施例は、上記図4(A)に示
す実施例において、上記弾性保持部(11)の後端を径大部
(19)の後端より外方に延出させ、該延出部(21)が口金
(6)の内面に接触してスライダ−抵抗体を兼ねるよう
にしたものである。このようにすれば、上記スライダ−
抵抗体を別に設けなくても済む。図4(B)の実施例も
ほぼ同様に実施することができる。
【0016】上記芯タンクの後端をノックして芯を前方
へ繰り出すと、該芯(8)は硬質の基礎部(10)に同時成
形により一体成形された軟質の弾性保持部(11)により摩
擦的に保持され、移動に抵抗を与えられ、公知のように
所定量づつ口金の先端から繰り出すことができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記のように構成され、芯を摩
擦的に保持する芯保持部を、硬質の基礎部と該基礎部の
内側に同時成形される軟質の弾性保持部で一体成形する
ようにしたので、従来のように別体に弾性体を成形して
組み込むものに比べて組み込み時のセンタ−ずれや変形
による芯出不良、経年変化による弾性体の脱落等の故障
を生じないようにでき、部品点数を減少でき、また従来
のように口金等と同じ硬質の材料で弾性変形可能な挟着
片を設けたものに比べて、芯の保持が確実でかつ芯の表
面に損傷を与えたりすることもなく、確実に芯を保持す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部縦断正面図。
【図2】(A),(B)はそれぞれ口金の一部縦断正面
図。
【図3】(A),(B)はそれぞれ弾性保持部に形成した
抵抗部を示す各断面図。
【図4】(A),(B)はスライダ−を有する口金の一部
縦断正面図。
【図5】図4(A)の変形例を示す口金の一部縦断正面
図。
【符号の説明】
1 軸筒 6 口金 9 芯保持部 10 基礎部 11 弾性保持部 16 スライダ−

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸筒内の芯繰出機構により芯を前方へ繰
    り出し軸筒の先端に設けた芯保持部で芯を摩擦的に保持
    するようにした筆記具において、上記軸筒の先端の芯保
    持部は硬質の基礎部と該基礎部の内側に同時成形される
    軟質の弾性保持部を有していることを特徴とする筆記
    具。
  2. 【請求項2】 上記基礎部は軸筒の先端に設けられる口
    金を構成している請求項1に記載の筆記具。
  3. 【請求項3】 上記基礎部は、軸筒の口金に摺動可能に
    嵌挿されるスライダ−を構成している請求項1に記載の
    筆記具。
  4. 【請求項4】 上記弾性保持部はスライダ−の内側から
    後端の外方に延出し、該延出部が口金の内面に接触して
    スライダ−抵抗体となっている請求項3に記載の筆記
    具。
  5. 【請求項5】 上記基礎部と摩擦保持部の同時成形は、
    2色成形またはインサ−ト成形の要領による成形である
    請求項1ないし4のいずれかに記載の筆記具。
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