JPH0520552Y2 - - Google Patents

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JPH0520552Y2
JPH0520552Y2 JP1984030517U JP3051784U JPH0520552Y2 JP H0520552 Y2 JPH0520552 Y2 JP H0520552Y2 JP 1984030517 U JP1984030517 U JP 1984030517U JP 3051784 U JP3051784 U JP 3051784U JP H0520552 Y2 JPH0520552 Y2 JP H0520552Y2
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JP
Japan
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lead
chuck
eraser
case
ball
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JP1984030517U
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English (en)
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JPS60142982U (ja
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボールチヤツクを用い且つノツク装置
と消ゴム装置とを有するシヤープペンシルに関す
る。
従来のノツク式のシヤープペンシルでは軸筒後
端から突出したノツク棒等をノツクすることによ
り一定量の芯を繰り出す構造となつている。この
ノツク操作は芯径が0.3又は0.5mm程度のシヤープ
ペンシルでは折損強度の関係から数回に分けて繰
り返して行う必要があり、又長時間の使用により
疲れを感じさせないためにも、そのノツク力は
300乃至700g程度に設定されるのが一般的であ
る。一方シヤープペンシルは鉛芯を用いるため消
ゴムの装着が不可欠であるが、芯ケース等の後方
に消ゴムが装備されこの消ゴムを使用すると描線
の濃さや筆圧にもよるがその使用圧力はノツク力
の300乃至700gを超えてしまい、いきおい消ゴム
を使用する度に芯がノツクされて繰り出されてし
まう欠点があつた。又、この欠点を解消するため
に消ゴム使用時に芯が繰り出されないようにノツ
ク力を大きく設定すると、逆に芯の繰り出し作業
が長時間の使用には大きな負担となる欠点が生じ
る。
本考案はそこで消ゴム使用時に芯が繰り出され
る虞れが無く且つ芯の繰り出し作業は容易にでき
る使用の便の良いシヤープペンシルの提供を目的
とするものである。
本考案は周知のボールチヤツクの特性即ち芯の
引き出しが数g程度の弱い力で可能であるという
点に着目し、ボールチヤツクを用いてその前方に
その引き出し力よりも大きな保持力をもつ保持チ
ヤツクを芯の引き出し用として配置しボールチヤ
ツクの後方に装備した芯ケース等のノツクに依る
までも無く芯の繰り出しを可能にすることにより
通常の芯の繰り出しはこの保持チヤツク等により
行い2本目の芯を繰り出す場合とか芯を引き戻す
場合等の如くチヤツクを開放して芯の自重落下を
可能にしたい場合にのみ後端ノツク操作を行うこ
とにすると共に、芯ケースの後方に消ゴム装置を
設けてその消ゴム装置が連結する芯ケース等のノ
ツク装置のノツク力を一般的な消ゴムの使用圧力
よりも大きい900g以上に設定して消ゴム使用時
にノツクされて芯が繰り出されないように構成し
たものである。即ち後端のノツク操作をする機会
を限定させることによりノツク力の増大による負
担を減殺させるもので、例えば1日に0.5mmを60
mm使用する場合には従来の後端ノツク式に依ると
100乃至120回程度ノツクする必要があつたが、本
考案のシヤープペンシルで後端をノツクする必要
度は10乃至20回程度に減少するのでノツク力の増
大もそれほど苦にならないし、むしろ使用感の向
上をもたらす。鉛筆用の消ゴムの消字荷重はJIS
によると500gであるが、消ゴムの使用による芯
の繰り出しをほぼ完全に防止するには消ゴムの消
字率等にもよるが900g程度が必要なので上記ノ
ツク力を900g以上に設定することにしたもので
ある。又、芯ケース後端に装着される消ゴム装置
は振り出し式にすることにより実用性が向上しシ
ヤープペンシルとしての高い満足度が得られるも
のである。
図は本考案の実施例を示すもので触指繰出式シ
ヤープペンシルの縦断面図を示すものである。
第1図はボールチヤツクを内装した軸前端の縦
断面図、第2図は振り出し式消ゴム装置を内装し
た軸後端の縦断面図である。第1図について説明
すると、ボール1を外面凹部2に嵌入したボール
チヤツク3が弱いバネ力のチヤツクバネ4によつ
てチヤツクケース5内に引き込み状態とされ、チ
ヤツクケース5の後部外周にはノツクバネ6によ
り後方へ押圧され後端のノツク棒7と連結する芯
ケース8が摩擦嵌合され、チヤツクケース5の前
方に配置された軸継手9内部には軸外周部に貫出
するスライダー10に連動するよう固定された保
持チヤツク11が軸方向に摺動自在に装着されて
いる。前記した様にボールチヤツク3は芯の引き
出しが数g程度の弱い力で可能なのでスライダー
10を下半分図のように後方に引いて離すという
操作によつて保持チヤツク11により芯の繰り出
しが容易にできる。この操作によつて通常の芯の
繰り出しを行うこととする。次にノツク棒7のノ
ツクにより芯ケース8がノツクバネ6を圧縮しな
がら摩擦嵌合しているチヤツクケース5を前進さ
せ先端部に固着した止めリング12を軸継手9の
内壁13に衝合させたのち芯ケース8がチヤツク
ケース5に対し摺動を始めその内面壁14が芯固
定チヤツク3の後端を押圧してボールチヤツク3
の芯固定孔15を開放することにより芯の自由落
下が可能になるが、この後端ノツク時に作用する
ノツクバネ6のバネ力を900g以上になるよう設
定する。これにより第2図に示した後端のノツク
棒7に装着した消ゴム17の使用圧が一般的なシ
ヤープペンシルのノツク力(300g〜700g)を多
少超えても芯が誤つて繰り出されることが防止さ
れる。次に第2図について説明する。振り出し式
消ゴム装置を内装したノツク棒7の前端は第1図
の芯ケース8に連結する。振り出し式消ゴム装置
は消ゴム17を嵌着した消ゴムケース18の前方
に振り子19を外周部に摺動自在にとりつけた係
止棒20が設けられ、筆記具を振つた場合に上半
分図の状態から下半分図に示すように振子19が
移動して消ゴムケース18を押圧し消ゴム17を
天冠21の孔部22より貫出させると共に係止棒
20の先端係止片23を受け具24の先端段部2
5に係止させて消ゴム17の突出状態が維持され
るように構成されたものである。
本考案は叙上の如く構成され、ボールチヤツク
を用いて保持チヤツク等により芯の繰り出しが容
易になされると共に消ゴム使用時にノツク棒がノ
ツクされて芯が誤つて繰り出される弊害が防止さ
れる効果があり使用性に優れた筆記具の提供が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例を示すもので、第1図は繰
り出し機構部を内装した軸前端部の断面図、第2
図は消ゴム装置を内装した軸後端部の断面図であ
る。 1……ボール、2……外面凹部、3……ボール
チヤツク、4……チヤツクバネ、5……チヤツク
ケース、6……ノツクバネ、7……ノツク棒、8
……芯ケース、9……軸継手、10……スライダ
ー、11……保持チヤツク、12……止めリン
グ、13……内壁、14……内面壁、15……芯
固定孔、16……摺動部、17……消ゴム、18
……消ゴムケース、19……振り子、20……係
止棒、21……天冠、22……孔部、23……係
止片、24……受け具、25……先端段部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ボールチヤツクを用いてその前方に当該ボー
    ルチヤツクからの芯の引き出し用の保持チヤツ
    クをスライダーに連動するように固定して軸方
    向に摺動自在に配することによりボールチヤツ
    クの後方に装備した芯ケース等のノツクに依る
    までもなくスライダーの操作による保持チヤツ
    クの前後動によつて芯の繰り出しを可能にする
    と共に芯ケースの後方に消ゴム装置を設けてそ
    の消ゴム装置が連結する芯ケース等のノツク装
    置のノツク力を900g以上に設定したことを特
    徴とするボールチヤツクを用いたシヤープペン
    シル。 2 消ゴム装置を振り出し式にしたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のボー
    ルチヤツクを用いたシヤープペンシル。
JP3051784U 1984-03-02 1984-03-02 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシル Granted JPS60142982U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3051784U JPS60142982U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシル

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JP3051784U JPS60142982U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60142982U JPS60142982U (ja) 1985-09-21
JPH0520552Y2 true JPH0520552Y2 (ja) 1993-05-27

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ID=30530284

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3051784U Granted JPS60142982U (ja) 1984-03-02 1984-03-02 ボ−ルチヤツクを用いたシヤ−プペンシル

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS575183U (ja) * 1980-06-10 1982-01-11
JPS575184U (ja) * 1980-06-10 1982-01-11
JPS5848487B2 (ja) * 1976-03-31 1983-10-28 東芝セラミツクス株式会社 高純度炭化珪素粉末の製造方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848487U (ja) * 1981-09-30 1983-04-01 三菱鉛筆株式会社 シヤ−プペンシル

Patent Citations (3)

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JPS575184U (ja) * 1980-06-10 1982-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60142982U (ja) 1985-09-21

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