JPH0549388U - 消しゴム繰り出し要素 - Google Patents

消しゴム繰り出し要素

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JPH0549388U
JPH0549388U JP10726991U JP10726991U JPH0549388U JP H0549388 U JPH0549388 U JP H0549388U JP 10726991 U JP10726991 U JP 10726991U JP 10726991 U JP10726991 U JP 10726991U JP H0549388 U JPH0549388 U JP H0549388U
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JP
Japan
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eraser
tip
rear end
shaft
chuck body
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Withdrawn
Application number
JP10726991U
Other languages
English (en)
Inventor
雅文 濱田
協 中山
Original Assignee
三菱鉛筆株式会社
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複式筆記具に収納され、ノックで消しゴムが
繰り出される消しゴム繰り出し要素を簡単な構造にして
安価に提供可能とする。 【構成】 消しゴム繰り出し要素6`はチャック体51
の先端に締めリング52を係合させ、締めリングの後端
を軸部50の先端に当接して軸部に挿入され、軸部の後
端との間でチャックスプリング53を附勢した継手37
`をチャック体の後端に固着して常時チャック体を後方
に引き込むように成し、軸部の先端に締めリングの先端
を当接させる段部55と先端に細孔56を有した口金5
4を固着して、口金の先端に消しゴム45`の外周に適
宜摩擦係合する保持部60を形成した消しゴムガイド筒
47を固着すると共に、チャック体、細孔を貫通して芯
材57が設けられ、消しゴムガイド筒内には後端に芯材
の先端で止着された消しゴムが嵌装され、継手37`の
後端にはノック等の作動を伝達する接続軸38`に嵌着
可能な部位が設けられて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】
本考案は、複式筆記具に収納され、ノックで消しゴムが繰り出される消しゴム 繰り出し要素に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の繰り出し要素使用した例として、実開昭61ー22683号公 報等に見られるように、棒状化粧料である2本の芯体を回動により選択して、ノ ックにより軸先から突出させるものがある。然しながら、このものは芯が棒状化 粧料であるため操作杵33の先端に芯チャック31を取付け、芯筒28の内面と の間で芯チャック31を摩擦係合させると共に芯チャック31に化粧料を取付け た構造となしており、芯チャック31の形成及び操作杵33との接合など面倒で ありコスト上割高となる欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は複数の筆記体要素を収納して、回転又はノック等で選択的に筆 記体要素の先端を軸先から出没させるようにした複式筆記具に収納可能な消しゴ ム繰り出し要素であって、ノックによって消しゴムが繰り出される機能が要求さ れるもので、且つ簡単な構造で安価に提供可能とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決する為に案出された本考案の消しゴム繰り出し要素は、芯材 が消しゴムであることから、それ自身が弾性のある表面を有しており従来例のよ うな面倒な芯チャックを必要とせず、消しゴムを収納ガイドする筒体の外面に適 宜に突状の保持部を形成することで満足できる。従って、構造も簡単となりコス ト的に安価となる。
【0005】
【実施例】 以下実施例を図面に基づき説明する。本考案の消しゴム繰り出し要素6`を収 納する複式筆記具の一例が図1に示されている。この複式筆記具はガイド筒1、 先軸2、円筒カム3、キャップ4、一対の摺動コマ5、5`、一対のシャープペ ンシル筆記体6、消しゴム繰り出し要素6`を主な構成要素とする。先ず、ガイ ド筒1は略中央部から後端の多少前方位置まで略反対側の両側面に夫々開口した 軸方向に長い一対の案内溝8、8`を有し、前半部には後端が各案内溝8、8` と連通し前端は開口した筒部9を有し、後端の側面部には円周方向の周溝10を 有し、全体の略中央部で筒部9の後端部外面には露出面部11を有し、露出面部 11の後方で案内溝8、8`の前端部の側面には円周方向の突条である係合部1 2を有し、露出面部11の前方で筒部9の略中央部の側面には前端が楔形の軸方 向のリブと当該リブ分断する溝から成る係合部15を有し、全体が樹脂により一 体成形され、各係合部12、15は弾性変形可能である。
【0006】 次に先軸2は、前端が先細状で前端及び後端の入口の縁にテ ーパー部を設けた軸方向の溝当該溝の途中箇所を区切るように設けられたリブか らなる係合部19を有し、全体が樹脂により一体成形され、係合部19は弾性変 形可能である。前述したガイド筒1は先軸2の後端開口部からその内部に挿入さ れ、その係合部15を先軸2の係合部19に係止して固定される。即ち、ガイド 筒1のリブが先軸2の溝に嵌入して円周方向の回転が阻止され、又、弾性変形に よって先軸2のリブとガイド筒1の溝が係合して抜け止めされる。ガイド筒1の リブを先軸2の溝に嵌入させる場合に多少円周方向で両者にずれがあっても溝の 入口の縁のテーパー部とリブの楔形の先端形状によってリブはガイドされること になるので両者は確実に嵌合される。
【0007】 円筒カム3は前端縁に円周状に前後に変位するカム斜面20を有し、当該カム 斜面20の最前端部に切欠を有し、略反対側の両側面には回転止めリブを有し、 後端には孔部を有し、又、内面の略中央部には4半円周部にツバ24を有してい る。
【0008】 キャップ4は、前端内面部に円周方向の溝である係合部25を有し、後端近傍 の対向する内面部に溝を有し、後端外面部にはクリップ取付部27を有し、全体 が樹脂により一体成形され、係合部25は弾性変形可能である。
【0009】 前述の円筒カム3はキャップ4の内部に挿入され、その回転止めリブを溝に嵌 入して円周方向の回転が不能とされるが、軸方向には移動自在で、その後端をキ ャップ4の後端から貫出するよう組付けられる。円筒カム3の後端の孔部には色 芯28を保持した止具29が嵌着され、後端外周部には外面に段部30を有する ノックカバー31と、ノックカバー飾り32が冠着される。又、キャップ4のク リップ取付部27には勿論クリップ33が固着される。
【0010】 摺動コマ5、5`は、外面に突起を有して当該突起の後端面には中央部が突出 してその両側が前述した円筒カム3のカム斜面20と略同勾配のカム斜面を有し ている。シャープペンシル筆記体6と消しゴム繰り出し要素6`は、一般的なチ ャック機構(図示せず)を内蔵し、後端にチャック機構と連結した継手37、3 7`を介して芯パイプ38、接続棒38`を接合し芯パイプ38、接続棒38` の後端を摺動コマ5、5`に嵌着しており、芯パイプ38、接続棒38`の軸推 移により芯又は消しゴムの繰り出しがおこなわれる。
【0011】 シャープペンシル筆記体6、消しゴム繰り出し要素6`は、夫々の摺動コマ5 、5`を前述のガイド筒1の各案内溝8、8`に移動自在に嵌装させ、各摺動コ マ5、5`の前端面とガイド筒1の案内溝8、8 の前壁との間に介装したリタ ーンスプリング40、40`により後方へ附勢されている。円筒カム3を組付け たキャップ4は、その前端内面部の係合部25をガイド筒1の係合部12に弾性 変形により係止させ、円周方向に回転自在に接合される。又、円筒カム3の前端 部はガイド筒1の後端外周部を覆う状態に配され、シャープペンシル筆記体6、 消しゴム繰り出し要素6`の摺動コマ5、5`は、リターンスプリング40、4 0`によって後方へ附勢されているので、常にその突起のカム斜面を円筒カム3 のカム斜面20に接触した状態を保つ。
【0012】 又、円筒カム3の内面部のツバ24はガイド筒1の周溝10に嵌入される。当 該周溝10は円周方向の略180°の範囲にわたって設けられ、その両端に幅広 部を有すると共にその中間部に幅狭部を有し、幅狭部の前壁は幅広部の前壁より 所要距離前方に位置している。幅広部の幅すなわちその前壁と後壁刊の距離はシ ャープペンシル筆記体6、消しゴム繰り出し要素6`の芯又は消しゴムを繰り出 すためのノックストロークとツバ24の厚さを加算したよりも多少長く設定され ている。又、幅狭部の前壁と後壁との間の距離はツバ24よりも多少長く設定さ れている。
【0013】 円筒カム3のツバ24は円筒カム3のカム斜面20の最前端の切欠が一方のシ ャープペンシル筆記体6の摺動コマ5の突起のカム斜面に於ける後端突出部に係 合した時に周溝10の一端の幅広部に対応して位置し、又、円筒カム3のカム斜 面20の前端切欠と他方の消しゴム繰り出し要素6`の摺動コマ5`のカム斜面 の後端突出部とが係合した時に周溝10の他端の幅広部に対応して位置し、又円 筒カム3のカム斜面20に於ける前後の中間部に夫々の摺動コマ5、5`が位置 した時に幅狭部に対応して位置するよう調整されている。尚、リターンスプリン グ40、40`の弾発力が摺動コマ5、5`を介して円筒カム3に作用している のでツバ24は周溝10の後壁に常に当接している。
【0014】 シャープペンシル筆記体6、消しゴム繰り出し要素6`はその摺動コマ5、5 が円筒カム3のカム斜面20の前端切欠と係合している状態、即ち円筒カム3の ツバ24がガイド筒1の周溝10の幅広部に位置する時にその前端筆記部45、 消しゴム45`が先軸先端口46から突出すると共に、その摺動コマ5、5`が カム斜面20の前後の中間部まで後退した状態、即ちツバ24が幅狭部に位置す る時にその筆記部45又は消しゴム45`が軸内部に没入するようにその長さが 適宜に設定されている。上記の実施例ではガイド筒1に対する円筒カム3の回動 範囲は略180°となっているが、この範囲は自由であり例えば240°程度に することも構わない。それにより回動を軽くすることが期待できる。その場合、 ガイド筒1の案内溝8、8`の位置もそれに対応させて移動する必要がある。
【0015】 ところで、図2及び図3に示すように、消しゴム繰り出し要素6`はチャック 体51の先端外周に締めリング52を係合させ、締めリング52の後端を軸部5 0の先端に当接してチャック体51が軸部51に挿入されている。又、軸部50 の後端との間でチャックスプリング53を附勢した継手37`を上記チャック体 51の後端に固着して常時チャック体51の先端を後方に引き込むように成され ている。又、軸部50の先端にチャック体51及び締めリング52を前後動自在 に被嵌して、締めリング52の先端を当接させる段部55と先端に細孔56を有 した口金54が固着されている。又、口金54の先端に消しゴム45`の外周に 適宜摩擦係合する保持部60を形成した消しガイド筒47を固着すると共に、チ ャック体51を貫通して且つ上記細孔56より突出して後端に折曲部58を有し た芯材57が設けられ、消しゴムガイド筒47内には後端に芯材57の先端で止 着された消しゴム45`が嵌装される。尚、上記継手37`の後端にはノック等 の作動を伝達する接続軸38`に嵌着可能な孔が設けられている。
【0016】
【作用】
図1は円筒カム3のカム斜面20の先端切欠が一方のシャープペンシル筆記体 6の摺動コマ5と係合してその筆記部45を先軸先端口46から突出している状 態を示すものであり、このとき円筒カム3のツバ24は周溝10の幅広部の位置 に存在する。この状態でキャップ4の後端から突出したノックカバー31及びノ ックカバー飾り32をノックすれば、そのノック力が円筒カム3及び摺動コマ5 を介して芯パイプ38に伝達され、芯パイプ38の軸推移により芯が繰り出され 筆記可能となる。次に先軸2に対しキャップ4を回転させて円筒カム3のカム斜 面20の切欠とシャープペンシル筆記体6の摺動コマ5の係合を解除し、更に回 転を続けると円筒カム3のカム斜面20によってシャープペンシル筆記体6の摺 動コマ5は後退し逆に他の消しゴム繰り出し要素6`の摺動コマ5`が前進し、 ツバ24が周溝10の幅狭部の位置にきた時にシャープペンシル筆記体6の筆記 部45が先軸2の内部に没入して消しゴム繰り出し要素6`と入れ代わる状態と なる。更にキャップ4を回転すると略180°回転した状態で円筒カム3のカム 斜面20の先端切欠と消しゴム繰り出し要素6`の摺動コマ5`とが係合して消 しゴム45`を突出させると共に円筒カム3のツバ24は周溝10の幅広部の位 置に到達する。従ってこの状態でノックカバー31及びノックカバー飾り32を ノックすれば前述したシャープペンシル筆記体6と同様に消しゴムの繰り出しが 可能となる。
【0017】
【考案の効果】
以上のように、本考案の消しゴム繰り出し要素は従来例のような面倒な芯チャ ックを必要としないので、構造及び形状が簡単になって安価に提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す全体の縦断面図である。
【図2】本考案の要旨である消しゴム繰り出し要素の縦
断面図である。
【図3】消しゴム繰り出し要素に使用される消しゴムガ
イド筒の外観図である。
【符号の説明】
1 ガイド筒 2 先軸 3 円筒カム 4 キャップ 5 摺動コマ 5` 摺動コマ 6 シャープペンシル筆記体 6` 消しゴム繰り出し要素 8 案内溝 8` 案内溝 9 筒部 10 周溝 11 露出面部 12 係合部 15 係合部 19 係合部 20 カム斜面 24 ツバ 25 係合部 27 クリップ取付部 28 色芯 29 止具 30 段部 31 ノックカバー 32 ノックカバー飾り 33 クリップ 37 継手 37` 継手 38 芯パイプ 38` 接続軸 40 リターンスプリング 41` リターンスプリング 45 筆記部 45` 消しゴム 46 先軸先端口 47 消しゴムガイド筒 50 軸部 51 チャック体 52 締めリング 53 チャックスプリング 54 口金 55 段部 56 細孔 57 芯材 58 折曲部 59 螺子部 59` 螺子部 60 保持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸内に複数の筆記体要素を収納して、回
    転又はノック等により選択的に筆記体要素の先端を軸先
    から出没自在と成した複式筆記具に収納される消しゴム
    繰り出し要素であって、消しゴム繰り出し要素6`はチ
    ャック体51の先端外周に締めリング52を係合させ、
    締めリング52の後端を軸部50の先端に当接してチャ
    ック体51が軸部51に挿入され、軸部50の後端との
    間でチャックスプリング53を附勢した継手37`を上
    記チャック体51の後端に固着して常時チャック体51
    の先端を後方に引き込むように成し、軸部50の先端に
    チャック体51及び締めリング52を前後動自在に被嵌
    して、締めリング52の先端を当接させる段部55と先
    端に細孔56を有した口金54を固着し、更に口金54
    の先端に消しゴム45`の外周に適宜摩擦係合する保持
    部60を形成した消しゴムガイド筒47を固着すると共
    に、チャック体51を貫通し、且つ上記細孔56より突
    出して芯材57が設けられ、消しゴムガイド筒47内に
    は後端に芯材57の先端で止着された消しゴム45`が
    嵌装され、継手37`の後端にはノック等の作動を伝達
    する接続軸38`に嵌着可能な部位が設けられて成る消
    しゴム繰り出し要素。
JP10726991U 1991-12-03 1991-12-03 消しゴム繰り出し要素 Withdrawn JPH0549388U (ja)

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JP10726991U JPH0549388U (ja) 1991-12-03 1991-12-03 消しゴム繰り出し要素

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JPH0549388U true JPH0549388U (ja) 1993-06-29

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JP10726991U Withdrawn JPH0549388U (ja) 1991-12-03 1991-12-03 消しゴム繰り出し要素

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005186441A (ja) * 2003-12-25 2005-07-14 Pentel Corp 棒状体繰り出し装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960404