JPH0615748Y2 - 複式筆記具 - Google Patents

複式筆記具

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JPH0615748Y2
JPH0615748Y2 JP1987097050U JP9705087U JPH0615748Y2 JP H0615748 Y2 JPH0615748 Y2 JP H0615748Y2 JP 1987097050 U JP1987097050 U JP 1987097050U JP 9705087 U JP9705087 U JP 9705087U JP H0615748 Y2 JPH0615748 Y2 JP H0615748Y2
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JP
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cap
writing
groove
guide cylinder
shaft
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小林  清一
雅文 浜田
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、少なくとも1本をシャープペンシルとした2
本の筆記体の筆記部を選択的に軸先端口に於て出没可能
とした複式筆記具に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の筆記具の一例として、実開昭57−39
787号公報等に見られるように、2本の筆記体を案内
する摺動溝を有して先軸に対し固着されるガイド筒と、
当該ガイド筒に嵌装される2本の筆記体に取り付けられ
た摺動コマに接するカム斜面を前端部に有すると共に後
端はノック部となしてキャップに対し軸方向に移動自在
に且つ円周方向の回転は一体となるよう装着された円筒
カムを備え、先軸に対するキャップの回転操作により2
本の筆記体を軸先端口において選択的に出没可能とした
複式筆記具が存在する。
上記の従来例には、先軸に対しガイド筒を固着するため
に接合筒が介装され、又、先軸に対しキャップを回転自
在とするためにねじ管や飾りリングが介装されるなど一
部に金属部品が使用され、構造も複雑で、部品点数も多
くなりコスト高となる問題がある。
このような問題を解決するには、例えば実開昭61−2
2683号公報に見られるように、継手管の前後に主筒
と回動筒をそれぞれ直接に接続するような方法が考えら
れる。
しかしながら、この公知例に見られるように、継手管と
主筒とを摩擦嵌合させるような構造であると、嵌合部が
緩んできた場合に、主筒が継手管から抜け出したり、主
筒と継手管が互いに回転する等の問題が生じる。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、先軸、ガイド筒、及びキャップの接続構造を
簡素化して部品点数を減少させることによりコストを低
減でき、且つ、先軸とガイド筒の相互の回転や抜けを防
止でき、更に先軸とガイド筒の組み付けが容易で、又、
キャップの前端開口縁とガイド筒との間の隙間の発生を
防止できる複式筆記具の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の複式筆記具は、先
軸2内部に一対の案内溝8、8′を有するガイド筒1を
配し、少なくとも1本をシャープペンシルとした2本の
筆記体6、7の後端に夫々摺動コマ5、5′を取付けて
これら筆記体6、7を前記ガイド筒1の案内溝8、8′
に夫々軸方向に移動自在に嵌装し、軸方向に変位するカ
ム斜面20を前端部に円周状に設けると共に後端部をノ
ック部となした円筒カム3をキャップ4に対し軸方向に
移動自在で円周方向には回転一体にしてそのノック部が
キャップ4後方に突出する状態に装着し、キャップ4を
先軸2に対し円周方向に回転自在となし、円筒カム3の
カム斜面20を各筆記体6、7の摺動コマ5、5′に接
触させると共に円筒カム3に設けたツバ部24をガイド
筒1に設けた周溝10に嵌入させ、先軸2に対しキャッ
プ4を円筒カム3と共に回転することにより軸先端口に
おいてシャープペンシル筆記体6と他の筆記体7を選択
的に出没自在となした複式筆記具において、ガイド筒1
と先軸2とキャップ4を樹脂成形品とし、ガイド筒1の
後方側面部に係合部12として円周方向の突条を設ける
と共に前半側面部に同じく係合部15として前端が楔形
で途中箇所を溝14で分断した軸方向のリブ13を設
け、キャップ4の前端内面部に係合部25として前端開
口側の側壁がテーパ状になった円周方向の溝を設け、先
軸2の後端内面部に係合部19として後端開口縁にテー
パ部16を設けると共に途中箇所をリブ18で仕切った
軸方向の溝17を設け、ガイド筒1の後半部をキャップ
4内に挿入してその係合部12である円周方向の突条を
キャップ4内面部の同じく係合部25である円周方向の
溝に対し回転自在に嵌合させてガイド筒1とキャップ4
を接続し、ガイド筒1の前半部を先軸2内に挿入してそ
の軸方向のリブ13を先軸2の軸方向の溝17に嵌合さ
せると共にそのリブ13を分断する溝14と先軸2の溝
17を仕切るリブ18とを嵌合させてガイド筒1を先軸
2に対し接続したことを特徴とするものである。
また、この種の筆記具では一般的に軸後端にシャープペ
ンシルの芯を繰り出すためのノック部が突出しており、
落下等の衝撃圧力がこのノック部に加わった場合に内部
機構が損壊するという問題があるが、この問題を解決す
るには、更にシャープペンシル筆記体の筆記部が軸先端
口から突出した状態における円筒カムのツバ部が位置す
る周溝の一端の後壁に対し、他方の筆記体の筆記部が軸
先端口から突出した状態における円筒カムのツバ部が位
置する周溝の他端の後壁の位置を所要距離前方に設定す
ると共に、キャップの後方に突出したノック部にキャッ
プの後端縁に衝合可能な段部を設け、シャープペンシル
筆記体の筆記部が軸先端口から突出した状態におけるキ
ャップ後端縁とノック部の段部との距離を周溝の両端位
置の後壁の軸方向の変位量と略同一に設定するのがよ
い。
(実施例) 以下実施例を図面に基づき詳説する。本考案の複式筆記
具は先ず、ガイド筒1、先軸2、円筒カム3、キャップ
4、一対の摺動コマ5、5′、シャープペンシル筆記体
6、他のボールペン等の筆記体7を主な構成要素とす
る。先ずガイド筒1は第2図及び第3図に示すように、
略中央部から後端の多少前方位置まで略反対側の両側面
に夫々開口した軸方向に長い一対の案内溝8、8′を有
し、前半部には後端が各案内溝8、8′と連通し前端は
開口した筒部9を有し、後端の側面部には円筒方向の周
溝10を有し、全体の略中央部で筒部9の後端部外面に
は露出面部11を有し、露出面部11の後方で案内溝
8、8′の前端部の側面には円周方向の突条である係合
部12を有し、露出面部11の前方で筒部9の略中央部
の側面には前端が楔形の軸方向のリブ13と当該リブ1
3を分断する溝14から成る係合部15を有し、全体が
樹脂により一体成形され、各係合部12、15は弾性変
形可能である。次に先端2は第5図に示すように、前端
が先細状で前端及び後端を開口した筒状で、後端近傍の
内面には後端の入口の縁にテーパ部16を設けた軸方向
の溝17と当該溝17の途中箇所を区切るように設けら
れたリブ18からなる係合部19を有し、全体が樹脂に
より一体成形され、係合部19は弾性変形可能である。
前述したガイド筒1は先軸2の後端開口からその内部に
挿入され、その係合部15を先端2の係合部19に係止
して固定される。即ち、ガイド筒1のリブ13が先軸2
の溝17に嵌入して円周方向の回転が阻止され、又、弾
性変形によって先軸2のリブ18とガイド筒1の溝14
が係合して抜け止めされる。ガイド筒1のリブ13を先
軸2の溝17に嵌入させる場合に多少円筒方向で両者に
ずれがあっても溝17の入口の縁のテーパ部16とリブ
13の楔形の先端形状によってリブ13はガイドされる
ことになるので両者は確実に嵌合される。円筒カム3は
第6図乃至第9図に示すように、前端縁に円周状に前後
に変位するカム斜面20を有し、当該カム斜面20の最
前端部に切欠21を有し、略反対側の両側面には回転止
リブ22を有し、後端には孔部23を有し、又、内面の
略中央部には4半円周部にツバ部24を有している。キ
ャップ4は第10図及び第11図に示すように、前端内
面部に円周方向の溝である係合部25を有し、後端近傍
の対向する内面部に溝26を有し、後端外面にはクリッ
プ取付部27を有し、全体が樹脂により一体成形され、
係合部25は弾性変形可能である。前述の円筒カム3は
キャップ4の内部に挿入され、その回転止リブ22を溝
26に嵌入して円周方向の回転が不能とされるが、軸方
向には移動自在で、その後端をキャップ4の後端から貫
出するよう組み付けられる。円筒カム3の後端の孔部2
3には消ゴム28を保持した消ゴム止具29が嵌着さ
れ、後端外周部には外面に段部30を有するノックカバ
ー31と、ノックカバー飾り32が冠着される。又、キ
ャップ4のクリップ取付部27には勿論クリップ33が
固着される。摺動コマ5、5′は第12図及び第13図
に示すように、外面に突起34を有し、当該突起34の
後端面には中央部が突出してその両側が前述した円筒カ
ム3のカム斜面20と略同勾配のカム35が設けられ、
又、内部には係止孔36を有している。シャープペンシ
ル筆記体6(第1図参照)は、一般的なチャック機構
(図示せず)を内蔵し、後端にチャック機構と連結した
継手37を介して芯パイプ38を接合し、芯パイプ38
の後端を摺動コマ5の係止孔36に嵌着しており、芯パ
イプ38の軸推移により芯の繰り出しが行われる。他の
ボールペン等筆記体7は、その後端に第14図及び第1
5図に示すような受け棒39を接合し、受け棒39の後
端を摺動コマ5′に嵌着している。シャープペンシル筆
記体6とボールペン等筆記体7は夫々の摺動コマ5、
5′を前述のガイド筒1の各案内溝8、8′に移動自在
に嵌装させ、摺動コマ5の前端面とガイド筒1の案内溝
8、8′の前壁との間に介装したリターンスプリング4
0、40′により後方へ附勢されている。円筒カム3を
組み付けたキャップ4は、その前端内面部の係合部25
をガイド筒1の係合部12に弾性変形により係止させ、
円周方向に回転自在に接合される。又、円筒カム3の前
端部はガイド筒1の後端外周部を覆う状態に配され、各
筆記体の摺動コマ5、5′はリターンスプリング40、
40′によって後方へ附勢されているので、常にその突
起34のカム斜面35を円筒カム3のカム斜面20に接
触した状態を保つ。又、円筒カム3の内面部のツバ部2
4はガイド筒1の周溝10に嵌入される。当該周溝10
は円周方向の略180°の範囲にわたって設けられ、第
4図に示すようにその一端の後壁41は他端の後壁4
1′より所要距離後方に位置して両端の後壁41、4
1′は傾斜面42で連結し、後方の後壁41と前壁43
間の距離はシャープペンシル筆記体6の芯を繰り出すた
めのノックストロークよりも多少長く設定されている。
又、両端の後壁41、41′の間の軸方向の距離は前述
したノックカバー31の段部30とキャップ4の後端縁
との間の距離及びノックストロークと略同一に設定され
ている。円筒カム3のツバ部24は円筒カム3のカム斜
面20の最前端の切欠21がシャープペンシル筆記体6
の摺動コマ5の突起34のカム斜面35における後端突
出部44に係合したときに周溝10の一端の後方の後壁
41に対応して位置し、又、円筒カム3のカム斜面20
の前端切欠21と他のボールペン等筆記体7の摺動コマ
5′のカム斜面35の後端突出部44とが係合したとき
に周溝10の他端の前方の後壁41′に対応して位置す
るように調整されている。又、シャープペンシル筆記体
6と他のボールペン等筆記体7は夫々の摺動コマ5、
5′が円筒カム3のカム斜面20の先端切欠21と係合
した状態でその前端筆記部45、45′が先軸先端口4
6から突出するようその長さが適宜に設定されている。
(作用) 第1図は円筒カム3のカム斜面20の先端切欠21がシ
ャープペンシル筆記体6の摺動コマ5と係合してその筆
記部45を先軸先端口46から突出している状態を示す
ものであり、このとき円筒カム3のツバ部24は第4図
に於て周溝10のイの位置に存在する。この状態でキャ
ップ4の後端から突出したノックカバー31及びノック
カバー飾り32をノックすれば、そのノック力が円筒カ
ム3及び摺動コマ5を介して芯パイプ38に伝達され、
芯パイプ38の軸推移により芯が繰り出され筆記可能と
なる。この状態で筆記具を落下させてその後端ノック部
に衝撃が加わった場合にノックカバー31は略ノックス
トロークだけ前進するとその段部30がキャップ後端縁
に当接するのでその衝撃はキャップ4に吸収されて内部
の回転機構等の損壊を防止する。次に先軸2に対しキャ
ップ4を回転させて円筒カム3のカム斜面20の切欠2
1とシャープペンシル筆記体6の摺動コマ5の係合を解
除し更に回転を続けると円筒カム3のカム斜面20によ
ってシャープペンシル筆記体6の摺動コマは後退し逆に
他のボールペン等筆記体7の摺動コマ5′が前進し、第
4図に於てツバ部24が周溝10のロの位置にきたとき
にシャープペンシル筆記体6の筆記部45が先軸2の内
部に没入し、更に回転するとシャープペンシル筆記体6
と他のボールペン等筆記体7とが入れ代わり、略180
°回転した状態で円筒カム3のカム斜面20の先端切欠
21と他のボールペン等筆記体7の摺動コマ5′とが係
合してその筆記部45′を突出させると共に円筒カム3
のツバ部24は第4図の周溝10のハの位置に到達す
る。このとき円筒カム3は周溝10の傾斜面42の軸方
向の距離だけ前進するのでノックカバー31の段部30
もキャップ4の後端縁に略当接状態となる。従ってこの
状態で筆記具を落下させてその後端ノック部に衝撃が加
わった場合はその衝撃がキャップ4に吸収されるので内
部の回転機構等の損壊が防止される。
(考案の効果) 本考案は以上のように、先軸、ガイド筒、及びキャップ
を樹脂成形品としてガイド筒に先軸及びキャップに対す
る係合部を一体的に併設したので、従来例の如き接合
筒、ねじ管、飾りリング等が不要となって部品数が減少
し、組立が容易化するのでコスト低減が達成されて安価
な製品の提供を可能とする効果がある。
そして本考案は特にガイド筒の前半側面部に係合部とし
て途中箇所を溝で分断した軸方向のリブを設け、又、先
軸の後端内面部に係合部として途中箇所をリブで仕切っ
た軸方向の溝を設けて、ガイド筒の前半部を先軸内に挿
入してその軸方向のリブを先軸の軸方向の溝に嵌合させ
ると共にそのリブを分断する溝と先軸の溝を仕切るリブ
とを嵌合させてガイド筒と先軸とを接続したので、先軸
とガイド筒間の抜け、及び相互の回転を確実に防止でき
るという効果がある。
更に、ガイド筒に係合部として設けたリブの前端形状を
楔形となし、先軸に係合部として設けた溝の後端開口縁
にテーパ部を設けたことによって先軸に対しガイド筒を
係止する場合に、それらの係合部に多少円周方向のずれ
があっても、テーパ部とリブの楔形の形状によって溝に
リブがガイドされながらスムーズに嵌入することができ
て、先軸とガイド筒の組み付けが容易化するという効果
がある。
また、キャップに係合部として設けた溝の前端開口側の
側壁をテーパ状となしたので、この溝に係合するガイド
筒の突条の角がテーパ部に接触してキャップは開口端側
へ移動させられるようになり、キャップに多少寸法上の
ばらつきがあってもキャップの開口縁がガイド筒の露出
面部の後端壁に密着して隙間の発生を防止することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示したもので、第1図は全体の
縦断面図、第2図はガイド筒の縦断面図、第3図はガイ
ド筒の平面図、第4図はガイド筒の周溝における円筒カ
ムのツバ部の位置関係を示す平面図、第5図は先軸の縦
断面図、第6図は円筒カムの縦断面図、第7図は第6図
A−A線断面図、第8図は円筒カムの一部を断面とした
底面図、第9図は第8図B−B線断面図、第10図はキ
ャップの縦断面図、第11図はキャップの後端面図、第
12図は摺動コマの縦断面図、第13図は摺動コマの平
面図、第14図は受け棒の縦断面図、第15図は受け棒
の平面図である。 1……ガイド筒、2……先軸、3……円筒カム、4……
キャップ、5、5′……摺動コマ、6……シャープペン
シル筆記体、7……ボールペン等筆記体、8、8′……
案内溝、9……筒部、10……周溝、11……露出面
部、12……係合部、13……リブ、14……溝、15
……係合部、16……テーパ部、17……溝、18……
リブ、19……係合部、20……カム斜面、21……切
欠、22……回転止リブ、23……孔部、24……ツバ
部、25……係合部、26……溝、27……クリップ取
付部、28……消ゴム、29……消ゴム止具、30……
段部、31……ノックカバー、32……ノックカバー飾
り、34……突起、35……カム斜面、36……係止
孔、37……継手、38……芯パイプ、39……受け
棒、40、40′……リターンスプリング、41、4
1′……周溝の後壁、42……傾斜面、43……周溝の
前壁、44……摺動コマのカム斜面の後端突出部、4
5、45′……筆記部、46……先軸先端口。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先軸2内部に一対の案内溝8、8′を有す
    るガイド筒1を配し、少なくとも1本をシャープペンシ
    ルとした2本の筆記体6、7の後端に夫々摺動コマ5、
    5′を取付けてこれら筆記体6、7を前記ガイド筒1の
    案内溝8、8′に夫々軸方向に移動自在に嵌装し、軸方
    向に変位するカム斜面20を前端部に円周状に設けると
    共に後端部をノック部となした円筒カム3をキャップ4
    に対し軸方向に移動自在で円周方向には回転一体にして
    そのノック部がキャップ4後方に突出する状態に装着
    し、キャップ4を先軸2に対し円周方向に回転自在とな
    し、円筒カム3のカム斜面20を各筆記体6、7の摺動
    コマ5、5′に接触させると共に円筒カム3に設けたツ
    バ部24をガイド筒1に設けた周溝10に嵌入させ、先
    軸2に対しキャップ4を円筒カム3と共に回転すること
    により軸先端口においてシャープペンシル筆記体6と他
    の筆記体7を選択的に出没自在となした複式筆記具にお
    いて、ガイド筒1と先軸2とキャップ4を樹脂成形品と
    し、ガイド筒1の後方側面部に係合部12として円周方
    向の突条を設けると共に前半側面部に同じく係合部15
    として前端が楔形で途中箇所を溝14で分断した軸方向
    のリブ13を設け、キャップ4の前端内面部に係合部2
    5として前端開口側の側壁がテーパ状になった円周方向
    の溝を設け、先軸2の後端内面部に係合部19として後
    端開口縁にテーパ部16を設けると共に途中箇所をリブ
    18で仕切った軸方向の溝17を設け、ガイド筒1の後
    半部をキャップ4内に挿入してその係合部12である円
    周方向の突条をキャップ4内面部の同じく係合部25で
    ある円周方向の溝に対し回転自在に嵌合させてガイド筒
    1とキャップ4を接続し、ガイド筒1の前半部を先軸2
    内に挿入してその軸方向のリブ13を先軸2の軸方向の
    溝17に嵌合させると共にそのリブ13を分断する溝1
    4と先軸2の溝17を仕切るリブ18とを嵌合させてガ
    イド筒1を先軸2に対し接続したことを特徴とする複式
    筆記具。
  2. 【請求項2】シャープペンシル筆記体の筆記部が軸先端
    口から突出した状態における円筒カムのツバ部が位置す
    る周溝の一端の後壁に対し、他方の筆記体の筆記部が軸
    先端口から突出した状態における円筒カムのツバ部が位
    置する周溝の他端の後壁の位置を所要距離前方に設定す
    ると共に、キャップの後方に突出したノック部にキャッ
    プの後端縁に衝合可能な段部を設け、シャープペンシル
    筆記体の筆記部が軸先端口から突出した状態におけるキ
    ャップ後端縁とノック部の段部との距離を周溝の両端位
    置の後壁の軸方向の変位量と略同一に設定した実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の複式筆記具。
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