JPH0315345Y2 - - Google Patents

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JPH0315345Y2
JPH0315345Y2 JP1980116136U JP11613680U JPH0315345Y2 JP H0315345 Y2 JPH0315345 Y2 JP H0315345Y2 JP 1980116136 U JP1980116136 U JP 1980116136U JP 11613680 U JP11613680 U JP 11613680U JP H0315345 Y2 JPH0315345 Y2 JP H0315345Y2
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JP
Japan
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sliding piece
writing
case pipe
writing unit
cylindrical cam
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JP1980116136U
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JPS5739787U (ja
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【考案の詳細な説明】 この考案は、少なくとも一方がシヤープペンシ
ルを用いた2本の筆記ユニツトを必要に応じて筆
記位置と収納位置とに切換えるようにした複式の
筆記具に関するもので、筆記具全体の軸長を可及
的に短くできるようにしたことを特徴とするもの
である。
一般にこの種の筆記具においては、第4図で示
すように、シヤープペンシルを構成する筆記ユニ
ツトの芯ケースパイプaの後端に摺動コマbをか
しめ等の固定手段cによつて回着してあり、そし
て、この摺動コマbをキヤツプと共に回転する円
筒カムの傾斜カム面と当接係合させて、筆記ユニ
ツトを前後動させるように構成されている。この
場合、筆記ユニツトを構成する芯ケースパイプの
長さは少なくとも芯の長さ以上でなければなら
ず、また、芯ケースパイプの筆記位置と収納位置
のストローク範囲を設定しておく必要があるた
め、筆記具全体の長さは自ずと決まつてしまい、
軸長の短いコンパクトな筆記具とすることができ
なかつた。
この考案は、上記事情に鑑みなされたもので、
従来の構成部材に大きな変更を与えずに軸長の短
いコンパクトな構造を可能にしたことを特徴とす
る複式の筆記具を提供しようとするものである。
以下にこの考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図及び第2図はこの考案の筆記具の全体を
示す側面図及びその縦断面図で、先細りの先端に
開口部1を有する先軸2内には、ノツク式シヤー
プペンシルを用いた所定長の第1の筆記ユニツト
3と、ボールペンを用いた第2の筆記ユニツト4
とが筆記位置と収納位置とに交互に前後動できる
ように収納されている。なおこの場合、筆記ユニ
ツト3,4をシヤープペンシルととボールペンと
で構成してあるが、いずれもシヤープペンシルを
用いた所定長の筆記ユニツトで構成することもで
きる。
前記第1の筆記ユニツト3は、筆記本体5の後
端内周に、後端面6aに開口部6bを有する芯ケ
ースパイプ6を摺動可能に嵌装し、この芯ケース
パイプ6の前進、後退により図示しないが前記筆
記本体5内に組み込まれたチヤツク、締め具等で
構成される芯繰り出し機構を前進、後退させて筆
記本体5の口金7の先端から芯8を突出させるこ
とができるように構成されている。そして、前記
芯ケースパイプ6の後端側には、第3図aに示す
ように、摺動コマ9が貫通状に装着され、この摺
動コマ9より後方に比較的長く突出する芯ケース
パイプ6の後端面6aの開口部6b内には尾栓1
0が固着されている。また、この摺動コマ9は、
第3図aないしcに示すように、コマ本体11の
下半部分は、半円弧状に形成され、その上面は緩
円弧状に形成されるとともに、緩円弧部の前半部
には後述する円筒カム20の傾斜カム面21と当
接係合する突起12が設けられており、また、コ
マ本体11の軸中心には前記芯ケースパイプ6が
貫通する透孔13が形成されている。そして、こ
の摺動コマ9は、透孔13により芯ケースパイプ
6の後端部外周に貫通状に装着され、この摺動コ
マ9の前面は芯ケースパイプ6の中間の後端部外
周に形成したフランジ部6cに当接して、その後
面から芯ケースパイプ6の後端部が前述のように
比較的長く突出している。このような筆記ユニツ
ト3を構成する芯ケースパイプ6の長さは、少な
くとも芯の長さ以上でなければならず、また、芯
ケースパイプ6の筆記位置と収納位置のストロー
ク範囲が設定された所定長に形成されている。
なお、前記第2の筆記ユニツト4は、筆記本体
5′の後端外周に受けパイプ14が嵌装され、こ
の受けパイプ14の後端部に摺動コマ9′が装着
されている。
一方、前記先軸2の後端開口部には、この先軸
2の内周面に嵌装固定される接合筒15が突設さ
れており、この接合筒15の突出側にガイド筒1
6が固定されている。この場合、このガイド筒1
6は、例えば合成樹脂等で形成され、軸方向に沿
つて互いに180度離間した2本のガイド溝17,
17′のうち一方のガイド溝17内に前記第1の
筆記ユニツト3の摺動コマ9が、また、他方のガ
イド溝17′内には第2の筆記ユニツト4の摺動
コマ9′が摺動可能に案内されるとともに、ガイ
ド溝17,17′の前方側に形成されるばね受段
部18と摺動コマ9,9′の前面、あるいは芯ケ
ースパイプ6のフランジ部6cとの前面との間に
リターン用スプリング19を縮設して、筆記ユニ
ツト3,4を常時後方に付勢している。
また、前記摺動コマ9,9′は、前記ガイド筒
16の外周に回転可能に嵌装され、かつガイド筒
16の軸方向に移動可能な円筒カム20の前端側
の傾斜カム面21と当接係合することにより、円
筒カム20の回転方向のみ規制するキヤツプ22
の回転操作に伴つて両筆記ユニツト3,4は選択
的に先軸2の開口部1から筆記位置と収納位置と
に切換わるようになつている。
なお、前記キヤツプ22とガイド筒16とは相
互に回転可能な関係となつており、また、先軸2
とキヤツプ22とはねじ管23及び飾りリング2
4を介して互いに回転可能に連結されている。
なお、25は消ゴムケース、26は消ゴム、2
7はノツクカバーである。
上記のように構成されるこの考案の筆記具にお
いて、先軸2を支持してキヤツプ22を180度の
範囲内で任意の方向に回転することにより、キヤ
ツプ22と共に回転する円筒カム20が第1また
は第2の筆記ユニツト3又は4の摺動コマ9,
9′と係合して筆記ユニツト3,4のうちのいず
れか一方を筆記位置に前進せしめ、他方の筆記ユ
ニツトを収納位置に後退することができ、そし
て、第1の筆記ユニツト3が筆記位置におかれた
状態において、ノツクカバー27を押圧すると、
円筒カム20が前進して摺動コマ9と筆記ユニツ
ト3をリターン用スプリング19に抗して前進さ
せ、そして、この筆記ユニツト3の前進に伴つて
口金7に設けた口金段部7aが先軸2の開口部1
の段部に当接すると、芯繰り出し機構が作動して
芯8が口金7の先端から繰り出されるようになつ
ている。
また、キヤツプ22を介して円筒カム20をい
ずれかの方向にほぼ90度回転すると、筆記位置に
ある筆記ユニツト3又は4は、筆記本体5,5′
の先端が先軸2内に後退するとともに、収納位置
にある筆記ユニツト3又は4とほぼ同位置に前進
して、いずれの筆記ユニツト3,4も収納状態と
することができる。
また、この考案の筆記具によれば、シヤープペ
ンシルを構成する筆記ユニツト3の芯ケースパイ
プ6に摺動コマ9を貫通状に装着して、摺動コマ
9の後方より比較的長く芯ケースパイプ6を突出
させてあるので、摺動コマ9と円筒カム20の傾
斜カム面21との当接係合位置をガイド筒16の
先軸2に近接させ、摺動コマ9の突起12から芯
ケースパイプ6の後端の開口部6bに固着した尾
栓10の後端部までの長さ分だけ軸長が短くな
り、そのため、筆記具全体の軸長を可及的に短く
したコンパクトな構造として携帯に便利ならしめ
ることができる。
しかも、この考案によれば、従来のこの種筆記
具の構成部材を大幅に変更せずに、簡単に構成す
ることができるので、その利用価値は顕著であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の筆記具の一例を示す側面
図、第2図はその縦断面図、第3図aはこの考案
における摺動コマの装着状態を示す側面図、同図
b及びcはそれぞれの平面図及び背面図、第4図
は従来の摺動コマの装着状態を示す断面図であ
る。 2……先軸、3……第1の筆記ユニツト、4…
…第2の筆記ユニツト、5……筆記本体、6……
芯ケースパイプ、8……芯、9……摺動コマ、1
0……尾栓、16……ガイド筒、17,17′…
…ガイド溝、19……リターンスプリング、20
……円筒カム、21……カム面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筆記本体の少なくとも一方がシヤープペンシル
    を用いた2本の所定長の筆記ユニツト3,4と、 この両筆記ユニツト3,4を必要に応じて筆記
    位置と収納位置とに交互に前後動するように収納
    する先軸2と、 この先軸2内に固定され、かつ前記両筆記ユニ
    ツト3,4を摺動可能に案内するガイド溝17,
    17′を互いに180度離間して設けたガイド筒16
    と、 このガイド筒16に対して回転及び軸方向に移
    動可能に嵌合される傾斜カム面21を有する円筒
    カム20と、 筆記ユニツトに設けられた摺動コマ9,9′が
    ガイド筒16のガイド溝17,17′において円
    筒カム20の傾斜カム面21に当接係合しながら
    軸方向に摺動可能に装着され、 この円筒カム20を前後動のみ可能に内装して
    前記先軸2に対して回転可能に連結されるキヤツ
    プ22とで主要部を構成し、 前記シヤープペンシルを構成する筆記ユニツト
    3の後端側の芯ケースパイプ6の中間外周にフラ
    ンジ部6cを形成し、 摺動コマ9のコマ本体11の軸中心に透孔13
    を形成し、この透孔13に芯ケースパイプ6を貫
    通状に装着して、上記フランジ部6cの後面に摺
    動コマ9の前面を当接させ、 この摺動コマ9に形成した突起12が前記円筒
    カム20の傾斜カム面21と当接係合して摺動コ
    マ9の前面に当接した芯ケースパイプ6のフラン
    ジ部6cによつて筆記ユニツトを前後動させ、 この摺動コマ9より後方に比較的長く突出する
    前記芯ケースパイプ6の後端面6aの開口部6b
    に尾栓10を固着し、 筆記ユニツトを前後動させる摺動コマ9と円筒
    カム20の傾斜カム面21との当接係合位置をガ
    イド筒16の先軸2側に近接させ、 筆記ユニツトの摺動コマ9を装着した芯ケース
    パイプ6がガイド筒16のガイド溝17を摺動
    し、かつ摺動コマ9が傾斜カム面21を有する円
    筒カム20に当接係合しながら軸方向に摺動可能
    に装着し、摺動コマ9の突起12から芯ケースパ
    イプ6の開口部6bに固着した尾栓10の後部ま
    での長さ分だけ軸長を短く構成したことを特徴と
    する複式筆記具。
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