JP3418864B2 - シャ−プペンシル - Google Patents
シャ−プペンシルInfo
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Description
端ノック式、サイドノック式、振出式、自動繰出式等芯
繰出機構を有するシャ−プペンシルに関し、特に芯を摩
擦的に保持するシャ−プペンシルの芯保持部の構造に関
するものである。
は、軸筒内にチャック、締付リング等を含む芯繰出機構
を有し、ノック操作により該芯繰出機構を前進させて芯
を前方に送り、軸筒の先部に設けた先具から芯を繰り出
して筆記できるように構成されている。一般に、上記先
具内には、上記のように繰り出された芯が上記芯繰出機
構と一緒に後退しないよう前進位置に留めておくための
芯保持部が設けられている。
とができるように作られ、先具内に別体に成形した小孔
を有する略筒状のゴム部片(ブレ−カ−)を取付け、該
ゴム部片の弾性作用で芯を圧着するようにしたり、ゴム
部片を用いずに先具内に挿通したプラスチック製のスラ
イダ−等の後部にスリットを設けて弾性的に拡開する芯
保持片を形成し、該芯保持片の内面で芯を圧着するよう
に構成されている。
用いた芯保持部の場合、芯保持片は合成樹脂材料により
形成されていることが多いから、最初は具合がよくても
長期間に亘って使用していると、経年変化により該芯保
持片の弾性作用が劣化して芯の保持力が弱くなり、ノッ
ク操作をしたときに芯が落下してしまったり、芯の繰出
量が一定にならなくなったりする等の不具合が発生する
ことがあった。
上記のように芯の摩擦的な把持を、弾性的に拡開する芯
保持片を有する芯保持部で行うようにしたシャ−プペン
シルにおいて、経年使用しても芯の保持力が弱くならな
いようにしたシャ−プペンシルを提供することである。
機構によって繰り出された芯を軸筒の先部で摩擦的に保
持するよう筒状の保持部本体に弾性的に拡開する芯保持
片を形成した芯保持部を有するシャ−プペンシルにおい
て、上記保持部本体の外周にコイルばねを嵌着したり、
後方に設けた支承体と芯保持片の外側を弾性片で連結し
て上記芯保持片が拡開する際該芯保持片に弾性的な拘束
力を与える弾性締付手段としたことを特徴とするシャ−
プペンシルが提供され、上記課題が解決される。
ンシルに適用することもできるが、図1には自動繰出式
のシャ−プペンシルに本発明を適用した実施例が示され
ている。該シャ−プペンシルは、軸筒(1)内に先具
(2)の連結筒(3)を挿入し、ねじ着、圧入その他の
適宜の連結手段で連結してあり、該先具(2)内には、
芯繰出機構(4)が設けられ、芯(5)が前方へ引かれ
たとき、その前進動を許容するように構成されている。
に示す芯繰出機構は、芯(5)を把持するよう複数の部
片を組み合せて構成したチャック(6)と、該チャック
(6)の外周に嵌着した締付リング(7)と、該締付リ
ング(7)とチャック(6)間に設けたボ−ル(8)
と、上記締付リング(7)を前方に付勢するよう締付リ
ング(7)の後端と連結筒(3)に嵌着した止着片
(9)間に設けたばね(10)を含んでいる。また、上記先
具(2)の先端には、軸方向に移動するように芯挿通孔
(11)を有するスライダ−(12)を嵌挿してあり、該スライ
ダ−(12)と上記チャック(6)間にはコイルばね(13)が
設けられている。該スライダ−(12)には、芯を摩擦的に
保持する芯保持部(14)が形成されている。これにより、
該スライダ−(12)は、筆記に伴って先具内に後退する
が、紙面から先端を離すと上記コイルばね(13)により芯
(5)を保持した状態で前進し、芯を繰り出すことがで
きる。
脂材料で形成され、後部には芯保持部(14)が一体的に形
成されているが、別体に形成してからスライダ−に連結
するようにしてもよい。該芯保持部(14)は筒状の保持部
本体(15)に後端側に開口するスリット(16)を形成するこ
とにより弾性的に拡開する複数の芯保持片(17)を形成し
てある。該芯保持片(17)の内面には小さな隆起部を形成
してあり、これにより内径が芯の外径より小径にされ、
該芯に圧着する芯保持面(18)を形成している。
持片(17)が拡開する際、該芯保持片(17)の拡開に弾性的
な拘束力を与えるよう弾性締付手段が設けられている。
図 1等においては、該弾性締付手段として上記コイルば
ね(13)が用いられており、該コイルばね(13)の開口部を
上記保持部本体(15)の外方に形成したばね座(19)に当接
して該保持部本体に嵌着してあるが、該コイルばね(13)
とは別のコイルばねを設けてもよい。
体(15)の軸方向の後方に環状の支承体(20)が一体的に形
成され、該支承体(20)と上記芯保持片(17)を弾性片(21)
で一体的に連結してある。これにより、該弾性片(21)も
上記弾性締付手段を構成している。この支承体(20)の外
径は、上記先具(2)の内面に抵抗を生じることなく軸
方向に移動できる大きさに形成される。
(12)の芯挿通孔(11)に挿入されると、上記芯保持面(18)
に当接する芯によって上記複数の芯保持片(17)は押し拡
げられ、該芯保持片自体の弾性力により芯(5)を摩擦
的に保持するが、この際上記弾性締付手段による締付力
も付加される。すなわち、図3に示すように、上記複数
の芯保持片(17)が広がるとき、上記保持部本体(15)に嵌
着した上記コイルばね(13)には、その口径が広がる方向
に力が作用するので、該ばねがもとに戻ろうとする作用
で上記芯保持片(17)には、芯を圧着する方向に締付力が
加わる。さらに、芯保持片と上記支承体(20)との間に設
けた弾性片(21)によっても該芯保持片には芯を圧着する
方向に締付力が付加される。
て、ばね及び弾性片を併用したが、ばねによる作用で充
分な場合は、上記弾性片や支承体等を用いなくてもよ
い。この場合には、図4に示すように、スライダ−(12)
の後部にばね座(22)を形成し、該ばね座(22)で弾性締付
手段のばね(13)の端部を支持して上記芯保持部にばねを
取付ければよい。
合は、上記ばねを省略してもよい。この場合は、例え
ば、図5(A)〜(D)に示すように、スライダ−(12)
に3つのスリット(16)を形成して3つの芯保持片(17)を
形成し、各芯保持片(17)と支承体(20)をそれぞれ弾性片
(21)で連結すればよい。なお、上記支承体(20)の外径
は、上記先具(2)の内面に接した際に移動抵抗を生じ
ないように形成され、ガタを生じない程度に該先具内に
遊嵌するようにしてある。第5図に示すスライダ−を上
記図1に示す実施例に使用できることは勿論である。
シルのスライダ−部分に本発明を適用した実施例につい
て説明したが、上記スライダ−の構造を通常のノック式
シャ−プペンシル等に適宜適用できることも明らかであ
る。
ンシルに固定的に芯保持部を設けた場合の一実施例を示
している。図において、先具(23)の内方に形成した芯保
持部(14)は、芯挿通孔(11)を有する保持部本体(15)にス
リット(16)を設けて弾性的に拡開する芯保持片(17)を形
成してあり、該芯保持片(17)の内面には隆起部を形成し
て芯の外径より小径となるよう芯保持面(18)を形成して
ある。上記保持部本体(15)の外周には、ばね座(24)が形
成され、該本体(15)に嵌着するようにコイルばね(25)が
取付けられている。芯が上記芯挿通孔(11)に挿入される
と、上記芯保持片(17)は、弾性的に拡開し、この拡開は
上記ばね(25)により拘束されるから、長期にわたって芯
を確実に保持することができる。なお、上述とほぼ同様
の弾性片及び支承体を上記芯保持片に設けるようにして
もよい。
に拡開する芯保持片を形成した芯保持部により芯を摩擦
的に保持するようにしたシャ−プペンシルにおいて、上
記芯保持部の保持部本体の外周にコイルばねを嵌着した
り、後方に設けた支承体と芯保持片の外側を弾性片で連
結して上記芯保持片が拡開する際該芯保持片に弾性的な
拘束力を与える弾性締付手段としたので、上記芯保持片
自体の弾性作用に加えて弾性締付手段による締付力が芯
に作用し、該芯を確実に摩擦的に保持することができ、
芯保持片の弾性力が経年使用によって弱くなるようなこ
とがあっても上記弾性締付手段によって補強され、長期
にわたって芯を正しく保持して芯の繰出の品質を安定さ
せることができ、弾性締付手段としてコイルばねを用い
る場合には従来のスライダ−等の構成にばねを取付ける
だけでよく、構成が簡単であり、弾性片を弾性締付手段
として用いる場合には、スライダ−等と一体成型により
成形することができ、容易に構成することができる。
し、(A)は一部縦断正面図、(B)は一部の拡大断面
図。
し、(A)は一部縦断正面図、(B)は一部の拡大断面
図。
図。
は平面図、(B)は一部縦断正面図、(C)は左側面
図、(D)は右側面図。
(B)は一部の拡大断面図、(C)は芯保持部の断面
図。
Claims (5)
- 【請求項1】 芯繰出機構によって繰り出された芯を軸
筒の先部で摩擦的に保持するよう筒状の保持部本体に弾
性的に拡開する芯保持片を形成した芯保持部を有するシ
ャ−プペンシルにおいて、上記保持部本体の外周にコイ
ルばねを嵌着し上記芯保持片が拡開する際該芯保持片に
弾性的な拘束力を与える弾性締付手段としたことを特徴
とするシャ−プペンシル。 - 【請求項2】 芯繰出機構によって繰り出された芯を軸
筒の先部で摩擦的に保持するよう筒状の保持部本体に弾
性的に拡開する芯保持片を形成した芯保持部を有するシ
ャ−プペンシルにおいて、上記保持部本体の後方に環状
の支承体を形成し、該支承体と上記芯保持片の外側を弾
性片で連結して弾性締付手段としたことを特徴とするシ
ャ−プペンシル。 - 【請求項3】 芯繰出機構によって繰り出された芯を軸
筒の先部で摩擦的に保持するよう筒状の保持部本体に弾
性的に拡開する芯保持片を形成した芯保持部を有するシ
ャ−プペンシルにおいて、上記保持部本体の外周にコイ
ルばねを嵌着すると共に上記芯保持部本体の後方に環状
の支承体を形成し、該支承体と上記芯保持片の外側を弾
性片で連結して弾性締付手段としたことを特徴とするシ
ャ−プペンシル。 - 【請求項4】 上記芯保持部は軸筒に取付けた先具に軸
方向に移動可能に設けられたスライダ−に形成され、上
記コイルばねにより前進する請求項1または3に記載の
シャ−プペンシル。 - 【請求項5】 上記芯保持部は軸部に取付けた先具に固
定的に設けられている請求項1に記載のシャ−プペンシ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11341499A JP3418864B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シャ−プペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11341499A JP3418864B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シャ−プペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000301881A JP2000301881A (ja) | 2000-10-31 |
JP3418864B2 true JP3418864B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=14611665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11341499A Expired - Fee Related JP3418864B2 (ja) | 1999-04-21 | 1999-04-21 | シャ−プペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3418864B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7362127B2 (ja) * | 2020-10-08 | 2023-10-17 | ミクロ株式会社 | 芯折れ防止機構付きシャープペンシル |
-
1999
- 1999-04-21 JP JP11341499A patent/JP3418864B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000301881A (ja) | 2000-10-31 |
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