JP3553700B2 - 繰り出し式の消しゴム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、先方に筆記部を備えて、回転することで消しゴムを繰り出すようにした所謂繰り出し式の消しゴム装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、先軸に対し後軸を回転させて後端から太径の消しゴムを繰り出し、先軸に対し後端をノックして芯を繰り出すようにしたシャープペンシルが知られている。このものは、スリットを有した内筒の後端に大径の天冠部が形成されており、スリットより内筒内に側面に突起を有した消しゴムホルダーが嵌装される。
後軸は後端より内孔に螺旋溝を有し、前端内孔には段部が設けられている。後軸の後端より、内筒は適宜回転させながら消しゴムホルダーの突起を螺旋溝に嵌装させて挿入され、天冠部の前端を後軸の後端に当接させた状態で内筒前方の軸部側面に設けた弾性片の突起を後軸内孔の段部に係止させるか、リングを軸部に圧入固着して段部に係止させ、後軸を天冠部と段部の間で挟着して後軸に対して内筒を回転自在で抜け止めする。又、消しゴムは消しゴムホルダーの後端に止着されるが、このとき消しゴムホルダーは、殆ど螺旋溝の後端に位置している為に内筒に対して後軸を回転して消しゴムを後軸内に没入させる必要がある。従って、組立に時間が懸かり過ぎる問題がある。又、自動機械で組立てる際に工程が複雑になる問題がある。
【0003】
又、上記問題点を解決するものとして、同出願人は実開平6ー42271号公報を開示している。
それによれば、後軸の内孔に螺旋溝を備え、螺旋溝の後端に当接部を設けて後端が開口され、螺旋溝の前端には凹溝が形成され、後軸の内孔に鍔部を有して後方に貫通したスリットと、前方に軸部を有した内筒が後軸の前端から挿入されて、内筒の後端部が当接部に略当接状態で、鍔部が凹溝に弾性変形により嵌入して内筒が後軸に対して回転自在に抜け止めされ、内筒の内孔部には消しゴムを固定した消しゴムホルダーが内筒の最没入位置で側面に設けた突起をスリットと螺旋溝に夫々嵌入させて成る。従って、一方方向から部材の組み込み及び取付けができ、組立の手順が簡略化されるのでコストダウンが可能となる。特に、自動機械で組立てる際には工程が単純化するので一層の効果がある。
【0004】
しかしながら上記提案のものは、通常後軸がコスト、外観(軸面に印刷など)の都合からABS樹脂で成形される為、消しゴムが出没する後軸の後端孔に消しゴムの可塑剤が移行して付着し,作動不良を起こす問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記提案の問題点を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に案出された本発明の繰り出し式の消しゴム装置は、後軸の内孔に螺旋溝を備え、螺旋溝の後端開口部内に消しゴムの可塑剤による影響を受けない案内リングが嵌装され、後軸内孔に、後方に貫通したスリットと、前方に軸部を有した内筒が挿入されて、内筒の後端部が前記案内リングの前端に略当接状態で、内筒が後軸に対し回転可能で抜け止めされ、内筒の内孔部には後方に消しゴムを挟着する弾性片と突起を有した消しゴムホルダー前後動可能で、突起と弾性片を夫々前記スリットに、突起は更に螺旋溝に嵌入させて、内筒に対して後軸を回転した時に後端から消しゴムが出没可能となる。
【0007】
【実施例】
図1乃至図4は本発明の実施例を示している。先ず、繰り出し式の消しゴム装置は、後軸4、内筒11、消しゴムホルダー18の部材を組み合わせて構成され、後軸4は先方に先軸1の後端外周に被嵌する内孔6と凹溝7を有し、凹溝7の後方に螺旋溝5が形成され、螺旋溝5後方の後端開口孔部に、前端に傾斜状の当接部8aを有した案内リング8が嵌装される。尚、案内リング8の内孔に消しゴム23が嵌挿する。又、案内リング8は消しゴムに含まれる可塑剤の移行で消しゴムが付着することが無い樹脂等、或いは表面にコーティングが施されて成る。
【0008】
内筒11は、消しゴム23を挿通する孔部と共に上記案内リング8の当接部8aに略当接するやはり傾斜状の後端部13を有し、略中央から後端部13に向けて長いスリット12が穿設されている。又、前方には先軸1の後端孔に回転方向で一体に係合する軸部14を有し、軸部14の内孔にはシャープペンシルの芯ケース3の外周部が適宜に止着され、更に、芯ケース3の後端に当接する仕切り部17が設けられている。又、軸部14の後方外周には上記後軸4の凹溝7に弾性的に嵌入する突状の鍔部15が設けられている。又、消しゴムホルダー18は後方に消しゴム23の後端を挟着する一対の弾性片20とその内面には消しゴム23の外面に適宜食い込む係止突起21を有し、前方の筒部22の側面には弾性片20と同軸上で一対の突起19が設けられている。
【0009】
上記内筒11の内孔部に、スリット12の弾性変形により消しゴムホルダー18を嵌装して突起19と弾性片20をスリット内に嵌入させると共に、消しゴムホルダー18の後端に消しゴム20が止着され、内筒11を後軸4の前端から挿入して鍔部15を弾性変形により後軸4の凹溝7に嵌入させる。又、この時、消しゴムホルダー18の前端は内筒11のスリット前端の段部16に当接した状態で突起19が螺旋溝5に嵌入される。(尚、正確には内筒を先軸に止着した時に先軸に対して後軸を若干回転して突起と螺旋溝が迎合する。)以上により、内筒11は後端部13を案内リング8の当接部8aに略当接した状態で後軸4に対して回転自在で抜け止めされ、内筒11の軸部14が先軸1の後端孔に回転止めされると共に芯ケース3に止着される。尚、内筒11のスリット12を有した筒部は華奢で変形し易いが、前記傾斜状の当接部8aと後端部13の迎合により内方への変形が防止され取付け後は安定化する。
【0010】
ところで、前記先軸1の前方には芯ケース3の前後動と連動して芯を繰り出すように成されたシャープペンシルの筆記体要素が配設されていいる。その構造に付いては要旨ではないので説明を省略する。又、実施例ではシャープペンシル筆記具の後端に配設された繰り出し式の消しゴム装置を示したが筆記具としては、後端のノックにより筆記先端部が軸先より出没するボールペンも適用される。その時には消しゴムの代わりにボールペンインキを消字可能とする固形の修正剤等が取付けられる。この場合、上述した案内リングは修正剤の付着で固着されないものが選択される。又、ゴムラテックス系の消せるボールペンとした場合には消しゴムが取付けられる。
【0011】
ところで、図4は使用される消しゴムホルダーの他の実施形態を示しており、基本的には前例のものと殆ど同じである。差異のみ説明すると、当該消しゴムホルダー30は筒部34の後方に内面に消しゴムを止着させる係止突起33を有した一対の弾性片32が延設され、筒部34の側面には弾性片32と同軸上に一対の突起31が設けられている。又、筒部34は軸方向の略中央で割り部36を有し、前面のヒンジ部35で接合された二つ割り形状となっている。二つ割りとした理由は当該部材の樹脂成形を容易にしたことである。尚、ヒンジ接合にこだわらず二つ割り部材を相互の要部に係止部を設けて固着することも可能である。
【0012】
【作用】
先ず、先軸1に対し後軸4を左右に回転すると消しゴム23が後軸4の後端孔から出没する。消しゴム23を没入した状態で後軸4の後端をノックすれば芯を繰り出すことができる。消しゴムが消耗して、消しゴムホルダー18が後軸4の後端に達した時には新しい消しゴムを差し変える。
【0013】
【発明の効果】
本発明の繰り出し式の消しゴム装置の構成及び作用は以上の如くであり、一方方向から部材の組み込み及び取付けができ、組立の手順が簡略化され、特に、自動機械で組立てる際には工程が単純化されてコストダウンが可能となる繰り出し式の消しゴム装置が消しゴムの可塑剤の移行による付着で作動不良もなく提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である繰り出し式の消しゴム装置を示した要部の縦断面図で、消しゴムが適量突出した状態となっている。
【図2】後軸後端要部を拡大した断面図である。
【図3】実施例に使用される消しゴムホルダーを示した斜視図である。
【図4】消しゴムホルダーの他の実施形態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 先軸
2 内孔
3 芯ケース
4 後軸
5 螺旋溝
6 内孔
7 凹溝
8 案内リング
8a 当接部
9 クリップ
10 消しゴム出没孔
11 内筒
12 スリット
13 後端部
14 軸部
15 鍔部
16 段部
17 仕切り部
18 消しゴムホルダー
19 突起
20 弾性片
21 係止突起
22 筒部
23 消しゴム
30 消しゴムホルダー
31 突起
32 弾性片
33 係止突起
34 筒部
35 ヒンジ部
36 割り部

Claims (2)

  1. 先方に筆記部を備えた繰り出し式の消しゴム装置に於いて、当該繰り出し式の消しゴム装置は後軸の内孔に螺旋溝を備え、螺旋溝の後端開口部内に消しゴムに含まれる可塑剤の移行で消しゴムが付着することが無い樹脂からなる案内リング、又は消しゴムに含まれる可塑剤の移行で消しゴムが付着することが無いコーティングを表面に施した案内リングが嵌装され、後軸内孔に、後方に貫通したスリットと、前方に軸部を有した内筒が挿入されて、内筒の後端部が前記案内リングの前端に略当接状態で、内筒が後軸に対し回転可能で抜け止めされ、内筒の内孔部には後方に消しゴムを挟着する弾性片と突起を有した消しゴムホルダー前後動可能で、突起と弾性片を夫々前記スリットに、突起は更に螺旋溝に嵌入させて、内筒に対して後軸を回転した時に後端から消しゴムが出没可能となるように構成したことを特徴とする繰り出し式の消しゴム装置。
  2. 後軸に於いて、螺旋溝の前端には凹溝が形成され、内筒の前方軸部周面に突状の鍔部を設けて、該鍔部が凹溝に弾性変形により嵌入して内筒が後軸に対して回転自在で抜け止めされ、案内リングの前端に傾斜状の当接部が形成され、内筒のスリット後端に前記当接部と迎合する傾斜状の後端部が形成されて成る上記請求項1記載の繰り出し式の消しゴム装置。
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