JP2002059686A - キャップ固定構造 - Google Patents

キャップ固定構造

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JP2002059686A
JP2002059686A JP2000248779A JP2000248779A JP2002059686A JP 2002059686 A JP2002059686 A JP 2002059686A JP 2000248779 A JP2000248779 A JP 2000248779A JP 2000248779 A JP2000248779 A JP 2000248779A JP 2002059686 A JP2002059686 A JP 2002059686A
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Juri Saito
受理 斉藤
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Kotobuki and Co Ltd
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    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップの軸筒への装着作業を簡単に行うこ
とができるキャップの固定構造とする。 【解決手段】 キャップ20にその端部から軸方向に伸
びるスリット20bを形成し、軸筒12に軸方向に伸び
る縦リブ12eを形成して、該スリット20bに縦リブ
12eをはめ込むことにより、キャップ20を軸筒12
に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャップを軸筒に
固定するキャップ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のキャップ固定構造として
は、例えば特開平10−71796号公報または特開平
9−234989号公報に記載されたものが知られてい
る。
【0003】特開平10−71796号公報に記載され
たキャップ固定構造では、軸筒及びキャップのいずれか
一方に傾斜状の係合部を形成し、他方の部材に該傾斜状
の係合部と係合する係合受部を形成し、キャップに形成
される係合部または係合受部をその内面に形成してい
る。そして、係合部と係合受部とを係合させることによ
り、キャップを軸筒に固定している。キャップを軸筒か
ら取り外すときには、キャップを軸筒に対して相対的に
回転させることにより、係合部と係合受部とが互いに摺
接する傾斜面に沿ってキャップが軸筒から離反するよう
に移動して、取り外すことができる。
【0004】また、特開平9−234989号公報に記
載されたキャップ固定構造では、軸筒の周面にその後部
外段よりも後方に突出した45度に傾斜した傾斜面を持
つ三角形状の突部を形成し、さらにその後部外段よりも
後方周面に、環状の凹溝を形成している。一方のキャッ
プとなる後軸の内周面に、軸筒の凹溝にはめ込まれる環
状の内方突起を形成し、また、後軸の先端に、軸筒の前
記突部と同形の切欠部を形成している。そして、軸筒の
凹溝にキャップの内方突起を嵌め込み、軸筒の三角形状
の突部に同形の切欠部を合わせることで、キャップを軸
筒に固定している。キャップを軸筒から取り外すときに
はキャップを軸筒に対して相対的に回転させることによ
り、突部と切欠部とが互いに摺接する傾斜面に沿ってキ
ャップが軸筒から離反するように移動して、取り外すこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−71796号公報に記載されたキャップ固定構造
では、キャップ内面に係合部または係合受部が形成され
るために、この係合部または係合受部が外側から見え
ず、キャップの装着作業が行い難いという問題がある。
また、傾斜状の係合部と傾斜状の係合受部との傾斜面同
士の摺接だけでは、キャップを軸筒に対して拘束する拘
束力とはなり難いため、固定構造としては不十分であ
る。そのため、キャップの内径寸法と軸筒の外径寸法と
の差を小さくして、キャップ内面と軸筒外面との摩擦抵
抗を高めて固定を行うしかなく、キャップ装着時にキャ
ップと軸筒との接触面全体からの抵抗を受け、操作性が
良くないという問題がある。
【0006】また、特開平9−234989号公報に記
載されたキャップ固定構造でも、環状の凹溝と環状の内
方突起との間の嵌め込みによりキャップを軸筒に対して
拘束しているため、この嵌め込みの着脱の際に抵抗が大
きく、キャップの着脱が行い難いという問題がある。
【0007】また、いずれの公報の構造においても、種
類の異なる筆記具に共用させるのには適していない。例
えば、シャープペンシルに適用する場合には、一般的に
芯の補充等を行うために、キャップが軸筒に対して着脱
可能であるが、ボールペンに適用する場合には、一般的
にレフィールの交換は軸筒の先端側にある先具を取り外
すことによって行うために、キャップを軸筒に対して着
脱可能である必要はなく、かえって紛失等を防ぐために
キャップは軸筒に対して着脱不能となっている方が好ま
しい。このような相違があるために、シャープペンシル
とボールペンとでキャップの固定構造を共通して適用す
ることは困難である。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
で、その第1の目的は、キャップの軸筒への装着作業を
簡単に行うことができるキャップの固定構造を提供する
ことである。
【0009】また、第2の目的は、キャップと軸筒とが
着脱可能または着脱不能となった両方の筆記具の場合に
共通して適用することができるキャップの固定構造を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、筆記具の軸筒にキャップを
固定するキャップ固定構造において、軸筒及びキャップ
のいずれか一方にその端部から軸方向に伸びるスリット
を形成し、軸筒及びキャップのいずれか他方に軸方向に
伸びる縦リブを形成して、該スリットに縦リブをはめ込
むことにより、キャップを軸筒に固定することを特徴と
する。この構造においては、スリットを見ながらキャッ
プを軸筒に装着することができ、装着作業が容易とな
る。また、スリットと縦リブとのはめ込みによって、そ
の軸方向のはめ込み長さをとることができるので、その
嵌合力を安定させることができる。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のものにおいて、キャップの周面から軸筒の方へと伸
びるクリップをキャップと一体に形成し、前記スリット
と前記縦リブとのはめ込み位置を、クリップの裏面側に
配置することを特徴とする。クリップによってスリット
と縦リブとのはめ込み位置が隠れるので、見栄えを悪化
させることはない。クリップを装着作業の際の目安とす
ることもできる。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のものにおいて、軸筒及びキャップのいずれか一方
の周面に窓孔を形成し、軸筒及びキャップのいずれか他
方に該窓孔に軽く係止される突起を形成することを特徴
とする。窓孔と突起との軽い係止によりキャップと軸筒
との嵌合力をより一層安定させることができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載のも
のにおいて、前記窓孔及び突起の係止位置を、軸方向に
沿って見て、スリットと縦リブとのはめ込み位置と重複
した位置に配置することを特徴とする。該係止位置を該
はめ込み位置と重複させることにより、キャップと軸筒
との嵌合力をより一層安定させることができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1項に記載のものにおいて、前記キャップの
内面に、軸筒の端部から突出する内部機構の一部に形成
された嵌合部と嵌合するための被嵌合部を形成すること
を特徴とする。キャップの被嵌合部を内部機構の嵌合部
と嵌合させることにより、内部機構を介してキャップを
軸筒に着脱不能に装着することができるようになる。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれか1項に記載のものにおいて、前記軸筒の端部
から内部機構の一部の延長部を突出させ、その突出した
延長部に嵌合部を形成し、キャップの内面に、該嵌合部
と堅固に嵌合する被嵌合部を形成することを特徴とす
る。キャップの被嵌合部を内部機構の延長部の嵌合部と
嵌合させることにより、内部機構を介してキャップを軸
筒に着脱不能に装着することができるようになる。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項6記載のも
のにおいて、前記軸筒に窓孔を形成し、前記内部機構の
一部に、前記窓孔に係止される径方向に弾性変位可能な
弾性突起を設けることを特徴とする。これにより、内部
機構を軸筒に確実に固定することができる。上記窓孔
は、前記キャップに形成された突起が軽く係止される窓
孔と同じものとすることも可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明の軸筒とキャ
ップとの固定構造をシャープペンシルに適用した第1実
施形態を表している。10はいわゆるサイドノック式シ
ャープペンシルであり、サイドノック式シャープペンシ
ル10は、主に、軸筒12と、軸筒12の内部に配設さ
れた芯送り出し機構14と、軸筒12の側部中央部に設
けられた開口12aに揺動可能に取り付けられたノック
操作部16と、軸筒12の後端に着脱可能にはめ込まれ
た消しゴム19付き消しゴム受台18と、軸筒12の後
端に着脱可能に装着固定されるキャップ20と、を有し
ている。軸筒12の先端には先具13が設けられてお
り、軸筒12の本体に螺着される。この先具13は軸筒
12の本体と一体とすることも可能である。符号15
は、軸筒12の外周部の使用者の把持する部分に対応し
てはめ込まれるゴムグリッパーである。
【0018】芯送り出し機構14は、ノック操作部16
の揺動動作により軸方向に前進するカム部22aを備え
た継手22と、継手22の先端部にその後端が圧入され
芯の締付け及び送り出しを行うチャック24と、チャッ
ク24に外嵌されチャックを締付けるためのチャックリ
ング26と、チャックリング26の後方への移動を規制
され軸筒12に固定されるスリーブ28と、スリーブ2
8と継手22との間にあって継手22及びチャック24
を後方へ付勢する弾性体であるチャックスプリング30
とを有する公知の構成となっている。継手22のカム部
22aには、その側部に縦溝22bが形成されており、
この縦溝22bは、軸筒12の内面に形成された縦リブ
12b(図3,図4参照)と嵌合し、よって、継手22
は、軸筒12に対して相対的に回転不能且つ軸方向に移
動可能となっている。ノック操作部16をノックする
と、その揺動動作を受けるカム部22aにより継手22
が前進し、同時にチャック24が前進して、所定量だけ
芯が繰り出される。この機構及び動作は周知であるた
め、詳細説明を省略する。
【0019】さて、軸筒12の後端部は、図2ないし図
4に示すように中央部に比較して縮径された縮径部12
cとなっており、その周面に2つの窓孔12d、12d
が互いに周方向に180°離間されて形成されており、
さらに2つの窓孔12d、12dに対して90°離間さ
れた位置に1つの縦リブ12eが形成されている。縦リ
ブ12eは、縮径部12cの先端の段面12fの所まで
伸びている。
【0020】一方、この軸筒12の後端部に固定される
キャップ20には、図5ないし図7に示すように、その
周面から軸筒12の方へ向かって伸びるクリップ20a
が一体に形成されており、そのクリップ20aと同じ周
方向位置、言い換えればクリップ20aの裏面側に、軸
方向に伸びるスリット20bが形成されている。さら
に、スリット20bに対して周方向両側に90°離間さ
れた位置に内径方向に突出した2つの突起20c、20
cが形成されている。突起20c、20cの内径方向の
突出量は、僅かとなっている。スリット20bは、キャ
ップ本体の軸方向先端から、突起20c、20cが形成
されている部位まで伸びており、スリット20bの先端
は、図6に最も良く示されたように、先方に行くに従っ
てスリット幅が広くなったテーパー部20b1となって
いる。また、突起20c、20cよりも後方には第2実
施形態において説明する環状突起20d(被嵌合部)が
形成されている。
【0021】キャップ20が軸筒12に固定されている
状態においては、図8、9に示すように、キャップ20
のスリット20bに軸筒12の縦リブ12eがはめ込ま
れ、さらに、突起20c、20cが対応する窓孔12
d、12dに軽く係止されて、キャップ20の先端面が
軸筒12の段面12fに当接してその先端位置が規制さ
れている。この縦リブ12eとスリット20bとは、ク
リップ20aの裏面側に位置するために、表面側に目立
って露出することがなく、見栄えを悪化させることはな
い。さらに、突起20c、20c及びこの突起20c、
20cが軽く係止される窓孔12d、12dもキャップ
20内に隠れるため、見栄えを悪化させることはない。
【0022】芯の補充を行うため、または消しゴム19
を使用する場合には、キャップ20を軸筒12から直線
的に引っ張ることで、突起20c、20cの窓孔12
d、12dへの係止が外れ、キャップ20を軸筒12か
ら外すことができる。
【0023】そして、再度キャップ20を軸筒12に装
着するときには、クリップ20aを目安とし、または直
接スリット20bを見ながら、クリップ20aまたはス
リット20bと、軸筒12の縦リブ12eとの周方向位
置を一致させるようにしてキャップ20を動かせば、ス
リット20bと軸筒12の縦リブ12eとの周方向位置
を簡単に整合させることができ、使用者が周方向位置を
迷うことなくキャップ20を軸筒12に固定することが
できる。このとき、多少キャップ20と軸筒12との周
方向位置とが多少ずれていたとしても、キャップ20の
スリット20bの先端に形成されたテーパー部20b1
によって、円滑に縦リブ12eがスリット20b内へと
誘導される。
【0024】以上説明したように、本実施形態によれば
次の効果が得られる。 1)スリット20bを外側から見ながら、またはクリッ
プ20aを目安として、キャップ20を軸筒12に装着
することができ、その装着作業は容易である。 2)その一方で、スリット20bと縦リブ12eとのは
め込み部分は、クリップ20aによって外から見えにく
くなっており、見栄えを悪化させることはない。 3)スリット20bと縦リブ12eの軸方向長さを比較
的長くすることができるため、その嵌合力を安定させる
ことができる。従来のような、傾斜状の係合部と係合受
部との間の係合よりは十分に高い嵌合力を持たせること
ができる。スリット20bの幅寸法と縦リブ12eの幅
寸法との関係を適当に設定することにより、嵌合力をき
つすぎず緩すぎず、適当な嵌合力を得るようにすること
ができる。 4)窓孔12d、12dに突起20c、20cが軽く係
止されるため、さらに嵌合力を安定させることができ
る。特に、スリット20bと縦リブ12eとのはめ込み
位置と、窓孔12dと突起20cとの係止位置とを軸方
向に沿って重複した位置に配置することにより、よりそ
の嵌合力を安定させることができる。
【0025】次に、図10は、本発明の軸筒とキャップ
との固定構造をボールペンに適用した第2実施形態を表
している。40はいわゆるサイドノック式ボールペンで
あり、サイドノック式ボールペン40は、主に、軸筒1
2と、軸筒12の内部に配設されたレフィール送り出し
機構44と、軸筒12の側部中央部に設けられた開口1
2aに揺動可能に取り付けられたノック操作部16と、
軸筒12の後端に着脱可能に装着固定されるキャップ2
0と、を有している。軸筒12の先端には先具43が設
けられており、軸筒12の本体に螺着される。符号15
は、軸筒12の外周部の使用者が把持する部分に対応し
てはめ込まれるゴムグリッパーである。第1実施形態と
同様の部材は、同一の符号を付しており、ここで、留意
するべきことは、送り出し機構を除き、かなりの部材を
シャープペンシルの場合とボールペンとの場合で共用化
することができるということである。
【0026】レフィール送り出し機構44は、ノック操
作部16の揺動動作により軸方向に前進するカム部52
aを備えたレフィール受け52と、レフィール受け52
にその後端が収容されるレフィール54と、レフィール
受け52を後方へ付勢するリターンスプリング56と、
回転カム機構部58と、を有している。回転カム機構部
58は、回転カム60、ノックバー62、カム本体64
及びノックスプリング66からなり、ノックバー62の
先端内に前記レフィール受け52の後端が圧入されてい
る。カム本体64の内周面には、図11に示すように、
深い溝64a、と浅い溝64bとが周方向に山64cを
挟んで交互に形成されている。ノックバー62は、カム
本体64内に回転不能に配設されており、その先端には
回転カム60と噛み合うカム面が形成されている。一方
の回転カム60には、カム本体64の深い溝64aに嵌
入可能で浅い溝64bに嵌入不能となった図示しない凸
部が形成されている。ノックスプリング66は、回転カ
ム60とレフィール受け52とを常時互いに離反させる
方向に付勢しており、リターンスプリング56よりは弱
いバネ力に設定されている。回転カム60の図示しない
凸部の周方向位置が深い溝64aと一致した場合には、
リターンスプリング56及びノックスプリング66の付
勢力により、回転カム60はその凸部が深い溝64a内
へと嵌入されて、後退する。従って、レフィール受け5
2も後退位置にあって、レフィール54の先端は、先具
43の先端よりも退没している(図10の状態)。一
方、ノック操作部16をノックすることにより、その揺
動動作を受けるカム部52aによりレフィール受け52
が前進し、レフィール受け52と一体のノックバー62
が前進する。ノックバー62の前進により、回転カム6
0を前進へと押し出して、回転カム60の凸部を深い溝
64aから脱出させると共に、ノックバー62のカム面
が回転カム60を所定方向に回転させるため、回転カム
60の凸部が浅い溝64bの先端に係止されて、回転カ
ム60は前進した位置で保持される。従って、レフィー
ル受け52も前進位置にあって、レフィール54の先端
は、先具43の先端から突出する。この回転カム機構の
機構及び動作は周知であるため、これ以上の詳細説明は
省略する。
【0027】ところで、上記カム本体64の後部の外周
面には、周方向に180°離間して、一対の弾性片64
dが形成されている。即ち、弾性片64dは、その3方
がスリット64fにより包囲されることにより形成され
て径方向に弾性変位可能となっており、弾性片64dの
先端外面には弾性突起64eが形成されている。この弾
性突起64eは、軸筒12の前記窓孔12d、12dに
嵌合されている。組み付けるときには、カム本体64を
軸筒12の後方から挿入して、前記弾性片64dの弾性
を利用して弾性片64dを内径方向に縮径させながら弾
性片64dの弾性突起64eが窓孔12dに達するま
で、カム本体64を軸筒12内で移動させる。弾性突起
64eが窓孔12dに達して窓孔12dに嵌合された後
は、カム本体64が軸筒12から不用意に外れることは
ない。
【0028】さらにカム本体64には、その後端部にお
いて、軸筒12に取り付けられた状態で軸筒12の後方
から突出する延長部64gが形成されており、延長部6
4gには環状凹部(嵌合部)64hが形成されている。
この環状凹部64hには、キャップ20の前記環状突起
20dが嵌合するようになっている。
【0029】キャップ20は、第1実施形態と同様に、
そのスリット20bに軸筒12の縦リブ12eがはめ込
まれ、また、その突起20c、20cが軽く軸筒12の
窓孔12d、12dに、前記弾性突起64e、64eと
共に軽く係止されているが、さらに、その環状突起20
dが前記カム本体64の環状凹部64hと堅固に嵌合す
ることで、カム本体64を介してキャップ20は軸筒1
2に対して着脱不能に取り付けられる。
【0030】この実施形態では第1実施形態で述べた効
果1)〜4)と同様の効果が得られると共に、次の効果
が得られる。即ち、シャープペンシルに適用した第1実
施形態では、芯の補充や消しゴムの使用の為に、キャッ
プ20が軸筒12に対して着脱可能となっている必要が
あるが、ボールペンに適用した第2実施形態ではレフィ
ール54の交換は、先具43と軸筒12との螺着を取り
外すことにより行うことができるため、キャップ20は
軸筒12に対して着脱不能となっている方が好ましい。
そのため、軸筒12の窓孔12dを利用して軸筒12に
取付けたカム本体64にキャップ20を固定することに
より、カム本体64を介して、キャップ20を軸筒12
に対して堅固に固定することができるようになる。こう
して、第1実施形態と共通の軸筒12及びキャップ20
を用いることができるようになり、製造コスト及び部品
管理に要するコスト等を低減することができる。
【0031】以上の実施形態では、キャップにスリット
を、軸筒に該スリットにはめ込まれる縦リブを形成して
いたが、これに限るものではなく、軸筒にスリットを、
キャップに縦リブを形成することも勿論可能である。同
様に、軸筒に窓孔を、キャップに該窓孔に軽く係止され
る突起を形成していたが、これに限るものではなく、キ
ャップに窓孔を、軸筒に突起を形成することも可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スリットを目視することが可能となるため、キャップの
軸筒に対する装着作業を簡単に行うことができる。
【0033】また、請求項5ないし7記載の発明によれ
ば、キャップと軸筒とが着脱可能または着脱不能となっ
た両方の場合に同じキャップと軸筒とを共用で使用する
ことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸筒とキャップとの固定構造をシャー
プペンシルに適用した第1実施形態を表す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の軸筒の平面図である。
【図3】軸筒の図2の3−3線に沿って見た断面図であ
る。
【図4】軸線を中心として図3から90°回転させた状
態の断面図である。
【図5】本発明のキャップの正面図である。
【図6】図5の6−6線に沿って見た断面図である。
【図7】軸線を中心として図6から90°回転させた状
態の断面図である。
【図8】図1の軸筒とキャップとの固定構造の拡大断面
図である。
【図9】軸筒とキャップの図8の9−9線に沿って見た
断面図である。
【図10】本発明の軸筒とキャップとの固定構造をボー
ルペンに適用した第2実施形態を表す縦断面図である。
【図11】カム本体の縦断面図である。
【図12】カム本体の平面図である。
【図13】図10の軸筒とキャップとの固定構造の拡大
断面図である。
【図14】軸筒、キャップ及びカム本体の図13の14
−14線に沿って見た断面図である。
【符号の説明】
12 軸筒 12d 窓孔 12e 縦リブ 20 キャップ 20a クリップ 20b スリット 20c 突起 20d 環状突起(被嵌合部) 64 カム本体(内部機構の一部) 64e 弾性突起 64h 環状凹部(嵌合部) 64g 延長部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月23日(2001.2.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】芯送り出し機構14は、ノック操作部16
の揺動動作により軸方向に前進するカム部22aを備え
た継手22と、継手22の先端部にその後端が圧入され
芯の締付け及び送り出しを行うチャック24と、チャッ
ク24に外嵌されチャックを締付けるためのチャックリ
ング26と、チャックリング26の後方への移動を規制
軸筒12に固定されるスリーブ28と、スリーブ28
と継手22との間にあって継手22及びチャック24を
後方へ付勢する弾性体であるチャックスプリング30と
を有する公知の構成となっている。継手22のカム部2
2aには、その側部に縦溝22bが形成されており、こ
の縦溝22bは、軸筒12の内面に形成された縦リブ1
2b(図3,図4参照)と嵌合し、よって、継手22
は、軸筒12に対して相対的に回転不能且つ軸方向に移
動可能となっている。ノック操作部16をノックする
と、その揺動動作を受けるカム部22aにより継手22
が前進し、同時にチャック24が前進して、所定量だけ
芯が繰り出される。この機構及び動作は周知であるた
め、詳細説明を省略する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】次に、図10は、本発明の軸筒とキャップ
との固定構造をボールペンに適用した第2実施形態を表
している。40はいわゆるサイドノック式ボールペンで
あり、サイドノック式ボールペン40は、主に、軸筒1
2と、軸筒12の内部に配設されたレフィール送り出し
機構44と、軸筒12の側部中央部に設けられた開口1
2aに揺動可能に取り付けられたノック操作部16と、
軸筒12の後端に着脱不能に装着固定されるキャップ2
0と、を有している。軸筒12の先端には先具43が設
けられており、軸筒12の本体に螺着される。符号15
は、軸筒12の外周部の使用者が把持する部分に対応し
てはめ込まれるゴムグリッパーである。第1実施形態と
同様の部材は、同一の符号を付しており、ここで、留意
するべきことは、送り出し機構を除き、かなりの部材を
シャープペンシルの場合とボールペンとの場合で共用化
することができるということである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B43K 25/00 G

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具の軸筒にキャップを固定するキャ
    ップ固定構造において、 軸筒及びキャップのいずれか一方にその端部から軸方向
    に伸びるスリットを形成し、軸筒及びキャップのいずれ
    か他方に軸方向に伸びる縦リブを形成して、該スリット
    に縦リブをはめ込むことにより、キャップを軸筒に固定
    することを特徴とするキャップ固定構造。
  2. 【請求項2】 キャップの周面から軸筒の方へと伸びる
    クリップをキャップと一体に形成し、前記スリットと前
    記縦リブとのはめ込み位置を、クリップの裏面側に配置
    することを特徴とする請求項1記載のキャップ固定構
    造。
  3. 【請求項3】 軸筒及びキャップのいずれか一方の周面
    に窓孔を形成し、軸筒及びキャップのいずれか他方に該
    窓孔に軽く係止される突起を形成することを特徴とする
    請求項1または2記載のキャップ固定構造。
  4. 【請求項4】 前記窓孔及び突起の係止位置を、軸方向
    に沿って見て、スリットと縦リブとのはめ込み位置と重
    複した位置に配置することを特徴とする請求項3記載の
    キャップ固定構造。
  5. 【請求項5】 前記キャップの内面に、軸筒の端部から
    突出する内部機構の一部に形成された嵌合部と嵌合する
    ための被嵌合部を形成することを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれか1項に記載のキャップ固定構造。
  6. 【請求項6】 前記軸筒の端部から内部機構の一部の延
    長部を突出させ、その突出した延長部に嵌合部を形成
    し、キャップの内面に、該嵌合部と堅固に嵌合する被嵌
    合部を形成することを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれか1項に記載のキャップ固定構造。
  7. 【請求項7】 前記軸筒に窓孔を形成し、前記内部機構
    の一部に、前記窓孔に係止される径方向に弾性変位可能
    な弾性突起を設けることを特徴とする請求項6記載のキ
    ャップ固定構造。
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