JP2016113758A - 車両用スライドドアの開閉制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライドドアがパワー作動中においてマニュアル作動への切替え操作を容易にできる車両用スライドドアの開閉制御装置を提供する。【解決手段】車両用スライドドアの開閉制御装置は、操作用ハンドルのスライドドア30の移動方向とそれぞれ一致する操作方向への操作を検出するスイッチ36、38を有する。電動スライドドアECU10は、スイッチ36、38の検出結果に基づいて、駆動モータ60とスライドドア30を電磁クラッチ50にて接続し、駆動モータ60を駆動して、操作方向と一致する移動方向へスライドドア30をスライド制御する自動制御モードを行う。電動スライドドアECU10は、スライド制御を行っている際に、当該スライド制御が行われているスライドドア30の移動方向と一致する方向への操作をスイッチ36、38が検出したときには、駆動モータ60を停止するとともに電磁クラッチ50を遮断する手動モードに変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用スライドドアの開閉制御装置に関する。
一般に、車両用スライドドアは、車両のインストルメントパネル等の運転席の周囲に、パワー作動か、マニュアル作動のいずれかを選択して行うためのメインスイッチが設けられていることが多い。乗員(操作者)はこのメインスイッチのオンオフを切替えることにより、パワー作動か、マニュアル作動のいずれを選択することができる。
特許文献1は、スライドドアではないが、ドア操作用のハンドルを操作することによって、ドアを自動的に開閉することができるとともに、前記ハンドルを手動開閉位置に設定すると、ドアを手動開閉できる開閉装置が提案されている。
特開平5−113074号公報
特許文献1では、ハンドルの操作位置が、閉鎖指令位置、不作動位置、開放操作指令位置及び手動開閉位置というように複数の位置があり、例えば、パワー作動開放中に、手動開放したい場合には、前記ハンドルの操作位置を変更する必要がある。
ところが、このハンドルの変更操作は、前記のようにハンドルの操作位置が4つもある場合、操作者は操作しずらい問題がある。
本発明の目的は、スライドドアがパワー作動中においてマニュアル作動への切替え操作を容易にできる車両用スライドドアの開閉制御装置を提供することにある。
前記問題点を解決するために、本発明は、開方向及び閉方向の両方向を移動方向としてスライドするスライドドアと、前記スライドドアに対して、前記スライドドアの前記両移動方向とそれぞれ一致する前記開方向と閉方向に操作可能に支持されたドアハンドルと、前記ドアハンドルの操作とその方向を検出する検出部と、駆動モータと、前記駆動モータと前記スライドドアとの連結を遮断又は接続するクラッチと、前記検出部の検出結果に基づいて、前記駆動モータと前記スライドドアとを前記クラッチにて接続するとともに前記駆動モータを駆動して、前記操作方向と一致する移動方向へ前記スライドドアをスライド制御する自動制御モードを行う制御部とを備えた車両用スライドドアの開閉制御装置において、前記制御部は、前記開方向及び閉方向のうちの少なくともいずれか一方の移動方向のスライド制御を行っている際に、当該スライド制御が行われている前記スライドドアの移動方向と一致する方向への操作を前記検出部が検出したときには、前記駆動モータを停止するとともに前記クラッチを遮断する手動モードに変更するものである。
また、前記スライドドアが全開状態になったことを検出する全開検出部と、前記スライドドアが全閉状態になったことを検出する全閉検出部と、を備え、前記全開検出部または前記全閉検出部の検出に基づいて、前記手動モードから前記自動制御モードに変更するものとしてもよい。
また、前記ドアハンドルは、前記スライドドアの外側面に設けられたものにしてもよい。
また、前記制御部は、前記移動方向のうち、開方向のスライド制御を行っている際に、前記ドアハンドルの開方向に操作されたことを前記検出部が検出したときには、前記駆動モータを停止するとともに前記クラッチを遮断する手動モードに変更するようにしてもよい。
本発明によれば、スライドドアがパワー作動中においてマニュアル作動への切替え操作を容易にできる効果を奏する。
一実施形態の車両用スライドドアの開閉制御装置の電気ブロック図。 車両のスライドドアの斜視図。 スライドドアの外側面に設けられたドアスイッチの斜視図。 スライドドアの内側面に設けられたドアスイッチの斜視図。 電動スライドドアECUが実施するスライドドアの開閉制御処理のフローチャート。 同じくスライドドアの開閉制御処理のフローチャート。 同じくスライドドアの開閉制御処理のフローチャート。
以下、本発明の車両用スライドドアの開閉制御装置を具体化した一実施形態について図1〜図7を参照して説明する。
図1に示す電動スライドドア開閉制御ユニット(以下、電動スライドドアECUという)10は車両100(図2参照)のボディ側に配設され、クローザ制御ユニット(以下、クローザECUという)20は、スライドドア30内に配設される。電動スライドドアECU10とクローザECU20とは、スライドドア30の閉扉により接続するジャンクションスイッチ31を介して電気的に接続される。電動スライドドアECU10は、運転席から操作される開閉操作スイッチSwの操作によりスライドドア30の開閉自動制御が可能となる。電動スライドドアECU10は制御部に相当する。
また、パワースライドドアメインスイッチSw0は、オン時には、前記開閉操作スイッチSwの操作によるスライドドア30の自動制御モードを有効とし、オフ時には、前記開閉操作スイッチSwの操作によるスライドドア30の開閉自動制御を無効とする。なお、スライドドア30の自動制御モードが無効とされた場合、手動によるスライドドア30の開閉操作が可能となっている。
そして、ドア位置センサ回路40の第1ドア位置センサ42及び第2ドア位置センサ44からの検出信号に基づいて開閉方向や位置情報を演算し、予め記憶した制御プログラムに従って駆動モータ60の回転や電磁クラッチ50等を制御し、スライドドア30を開閉する。スライドドア30が全開位置に到達したことは、全開スイッチ70がオンすることにより検出され、全閉位置に到達したことは全閉スイッチ80がオンすることにより検出される。全開スイッチ70は、全開検出部に相当する。また、全閉スイッチ80は全閉検出部に相当する。
前記第1ドア位置センサ42及び第2ドア位置センサ44は、スライドドア30の開閉作動に応じてパルスを発生するもので、そのパルス数を電動スライドドアECU10でカウントすることにより、スライドドア30の開閉位置を検出する。また、第1ドア位置センサ42及び第2ドア位置センサ44の発生するパルスの位相を1/4ピッチずらして、スライドドア30の開閉作動方向を検出している。
クローザECU20は、クローザモータ22を介装したクローザモータ回路24、ハーフラッチスイッチ26を介装したハーフラッチスイッチ回路28及びその他スライドドア30のロック、アンロック等開閉制御に必要な各種回路(図示せず)が接続されている。ハーフラッチスイッチ26は、スライドドア30の閉扉作動時のハーフラッチ状態を検出するもので、この検出信号が電動スライドドアECU10にフィードバックされると、駆動モータ60が停止するとともにクローザECU20に給電され、該クローザECU20によりスライドドア30が全閉してロックされる。
スライドドア30の外側面には、図2、図3に示すようにハンドルケース32が配設されている。ハンドルケース32には、上下方向に指向する図示しない回動軸が設けられている。前記回動軸には、ドアハンドルとしての操作用ハンドル34が操作方向としての開操作方向P及び閉操作方向Qに回動自在に軸支されている。前記開操作方向Pは、スライドドア30の移動方向である開方向A(図2参照)と合致した回動方向である。前記閉操作方向Qは、スライドドア30の移動方向である閉方向B(図2参照)と合致した回動方向であって、前記スライドドア30の開方向Aとは反対方向のことである。操作用ハンドル34には、図示しないリターンバネが付装されていて、その付勢力により、前記開操作方向Pまたは前記閉操作方向Qに操作されて回動した姿勢から、それぞれ逆方向に回動して中立位置に復帰するようになっている。
そして、ハンドルケース32には、操作用ハンドル34の開操作方向への操作に連動してオフにスイッチングされるスイッチ36と、操作用ハンドル34の閉操作方向への操作に連動してオフにスイッチングされるスイッチ38がそれぞれ配設されている。スイッチ36、38はドアハンドルの操作とその方向を検出する検出部に相当する。各スイッチ36とスイッチ38のスイッチング信号は、電動スライドドアECU10へ入力される。また、操作用ハンドル34の開操作方向への回動操作は、図示しない連結ロッドにより図示しないロック装置に伝達される。
また、図4に示すようにスライドドア30の内側面には、ハンドルケース37が配設されている。ハンドルケース37には、上下方向に指向する図示しない回動軸が設けられている。前記回動軸には、ドアハンドルとしての操作用ハンドル39が操作方向としての開操作方向R及び閉操作方向Sに回動自在に軸支されている。前記開操作方向Rは、スライドドア30の開方向A(図2参照)と合致した回動方向である。前記閉操作方向Sは、スライドドア30の閉方向B(図2参照)と合致した回動方向であって、前記スライドドア30の開方向Aとは反対方向のことである。操作用ハンドル39には、図示しないリターンバネが付装されていて、その付勢力により、前記開操作方向Pまたは前記閉操作方向Qに操作されて回動した姿勢から、それぞれ逆方向に回動して中立位置に復帰するようになっている。
前記スイッチ36は、操作用ハンドル39の開操作方向Rへの操作に連動してオフにスイッチングされる。また、前記スイッチ38は、操作用ハンドル39の閉操作方向Sへの操作に連動してオフにスイッチングされる。
操作用ハンドル39の開操作方向Rへの回動操作は、図示しない連結ロッドにより図示しない前記ロック装置に伝達される。
(実施形態の作用)
前記のように構成された車両用スライドドアの開閉制御装置の作用を図5〜図7を参照して説明する。
図5〜図7は、電動スライドドアECU10が実施するスライドドア30の開閉制御処理内容を示したフローチャートである。
なお、説明の便宜上、以下ではスライドドア30の外側面に設けられた操作用ハンドル34が操作されるものとして説明するが、操作用ハンドル39が操作された場合にも同様である。
処理がスタートすると、ステップS10で操作用ハンドル34が操作されてスイッチ36がオフされたかが判定される。オフされていればステップS12で、スライドドア30が開扉作動中か否かが判定される。開扉作動中であれば、ステップS14で、カウンタNに1が加算される。
ステップS16では、カウンタNが1か否かが判定される。すなわち、ステップS16では、操作用ハンドル34が同じ操作方向、ここでは、スライドドア30の開方向と一致する開操作方向Pで操作された回数をカウントとしているのである。
カウンタNが1の場合は、ステップS18で、全開スイッチ70がオンであるか否かを判定し、オンでなければステップS20でその開扉作動を継続して、ステップS10へ戻る。ステップS18で全開スイッチ70のオンが判定されて、スライドドア30が全開位置に到達すると、ステップS22で駆動モータ60を停止するとともに、電磁クラッチ50をオフ(遮断)する。
前記ステップS12でスライドドア30が開扉作動中でなければ、ステップS24で閉扉作動中か否かを判定する。閉扉作動中であれば、ステップS26で駆動モータ60を停止してスライドドア30を止める。このとき電磁クラッチ50はオン(接続)のままとして接続した状態で、スライドドア30を停止位置で保持する。そして、ステップS10へ戻る。
ステップS24の判定でスライドドア30が閉扉作動中でなければ、スライドドア30は停止中ということであり、次にステップS28で全開スイッチ70がオンであるか否かが判定される。オンであればスライドドア30が全開位置に到達したことであるから、そのままステップS10へ戻る。また、オフであればステップS30でスライドドア30を開扉作動させて、すなわち、駆動モータ60を駆動するとともに、電磁クラッチ50をオン(接続)して、前記ステップS10へ戻る。
また、前記ステップS16で、カウンタNが1ではない場合は、ステップS32で、カウンタNを0にリセットした後、ステップS34で駆動モータ60を停止するとともに、電磁クラッチ50をオフ(遮断)する。ここでの処理により、自動制御モードから手動モードに変更される。この後は、操作者(乗員)は手動でスライドドア30を開方向へ移動させる。ステップS36では、全開スイッチ70がオンされるまで待機する。ステップS36で、全開スイッチ70がオンとなると、電動スライドドアECU10は、手動モードから自動制御モードに復帰する。なお、ここで全開スイッチ70のオンが判定された場合は、スライドドア30が全開状態になっていることを検出していることになる。
前記ステップS10で操作用ハンドル34が操作されない、又は操作が解除されてスイッチ36がオンのままであると判定されると、ステップS40で操作用ハンドル34が操作されてスイッチ38がオフされたかが判定される。オフされていればステップS42で、スライドドア30が閉扉作動中か否かが判定される。閉扉作動中であれば、ステップS44で、カウンタCに1が加算される。
ステップS46では、カウンタCが1か否かが判定される。すなわち、ステップS46では、操作用ハンドル34が同じ操作方向、ここでは、スライドドア30の閉方向と一致する閉操作方向Qで操作された回数をカウントとしているのである。
カウンタCが1の場合は、ステップS48で全閉スイッチ80がオンであるか否かが判定され、オンでなければステップS50でその閉扉作動が継続されて、ステップS40へ戻る。ステップS48で全閉スイッチ80のオンが判定されて、スライドドア30が全閉位置に到達すると、ステップS52で駆動モータ60が停止されるとともに、電磁クラッチ50がオフされる。
前記ステップS42でスライドドア30が閉扉作動中でなければ、ステップS54で開扉作動中か否かが判定される。開扉作動中であれば、ステップS56で駆動モータ60を停止してスライドドア30を止める。このとき電磁クラッチ50はオン(接続)のままとし、スライドドア30を停止位置で保持する。そして、ステップS40へ戻る。
ステップS54の判定でスライドドア30が開扉作動中でなければ、スライドドア30は停止中ということであり、ステップS58で全閉スイッチ80がオンであるか否かを判定する。オンであればスライドドア30が全閉位置に到達したことであるから、そのままステップS40へ戻る。また、オフであればステップS60でスライドドア30を閉扉作動させて、すなわち、駆動モータ60を駆動するとともに、電磁クラッチ50をオン(接続)して、ステップS40へ戻る。
また、前記ステップS46で、カウンタCが1ではない場合は、ステップS62で、カウンタCを0にリセットした後、ステップS64で駆動モータ60を停止するとともに、電磁クラッチ50をオフ(遮断)する。ここでの処理により、自動制御モードから手動モードに変更される。この後は、操作者(乗員)は手動でスライドドア30を閉方向へ移動させる。ステップS66では、全閉スイッチ80がオンされるまで待機する。ステップS66で、全閉スイッチ80がオンとなると、電動スライドドアECU10は、手動モードから自動制御モードに復帰する。なお、ここでの全閉スイッチ80のオンが検出された場合は、スライドドア30が全閉状態になっていることを検出していることになる。
図6に示すステップS40で操作用ハンドル34が操作されない、又は操作が解除されてスイッチ38がオンのままであると判定されると、図7に示すステップS70へ進んでスライドドア30が開扉作動中か否かが判定される。開扉作動中であれば、ステップS72で全開スイッチ70がオンであるか否かを判定し、全開スイッチ70のオンが判定されスライドドア30が全開されると、ステップS74で駆動モータ60を停止するとともに、電磁クラッチ50をオフ(遮断)する。オンでなければステップS76でその開扉作動を継続して、図5に示すステップS10へ戻る。
ステップS70でスライドドア30が開扉作動中でなければ、ステップS78で閉扉作動中か否かを判定する。閉扉作動中であれば、ステップS80で全閉スイッチ80がオンであるか否かを判定する。オンであれば駆動モータ60を停止するとともに、電磁クラッチ50をオフ(遮断)してスライドドア30を全閉位置に停止させる。オンでなければステップS84でその閉扉作動を継続して、ステップS10へ戻る。ステップS78で閉扉作動中でなければ、スライドドア30は停止中でかつハンドル操作がされない、又は操作が解除されたということでそのまま図5に示すステップS10へ戻る。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の開閉制御装置は、開方向及び閉方向の両方向を移動方向としてスライドするスライドドア30と、スライドドア30に対して、スライドドア30の両移動方向とそれぞれ一致する前記開方向と閉方向に操作可能に支持された操作用ハンドル34、39を備える。また、操作用ハンドル34、39のスライドドア30の操作とその方向を検出するスイッチ36、38(検出部)と、駆動モータ60と、駆動モータ60とスライドドア30との連結を遮断又は接続する電磁クラッチ50とを備える。また、スイッチ36、38の検出結果に基づいて、駆動モータ60とスライドドア30を電磁クラッチ50にて接続し、駆動モータ60を駆動して、操作方向と一致する移動方向へスライドドア30をスライド制御する自動制御モードを行う電動スライドドアECU10を有する。
そして、電動スライドドアECU10は、スライド制御を行っている際に、当該スライド制御が行われているスライドドア30の移動方向と一致する方向への操作をスイッチ36、38が検出したときには、駆動モータ60を停止するとともに電磁クラッチ50を遮断する手動モードに変更する。
この結果、本実施形態によれば、スライドドアがパワー作動中において手動作動への切替え操作を容易にできる。
すなわち、スライドドアの開方向での移動速度が遅いと操作者が感じた場合、自動、すなわち、パワー作動中でスライドドアが移動している最中に、操作用ハンドルを開操作方向に操作すれば、手動モードに切り替わる。このため、そのまま手動でスライドドアを早く開放操作することができる。
また、反対に、スライドドアの閉方向での移動速度が遅いと操作者が感じた場合、自動、すなわち、パワー作動中でスライドドアが移動している最中に、操作用ハンドルを閉操作方向に操作すれば、手動モードに切り替わる。このため、そのまま手動でスライドドアを早く閉じることができる。
このようにして、本実施形態では、操作用ハンドルの操作方向をスライドドアの移動方向と合致する方向へ操作できることによって、新たなスイッチ等を必要とすることなく、その利便性が高まり、コストの両立を図ることができる。
また、作業者は、車両の運転席側に設けられたパワースライドドアメインスイッチSw0の操作を行うことなく、自動制御モードから手動モードに変更できる。
(2)本実施形態の開閉制御装置は、スライドドア30が全開状態になったことを検出する全開スイッチ70(全開検出部)と、スライドドア30が全閉状態になったことを検出する全閉スイッチ80(全閉検出部)と、を備える。また、電動スライドドアECU10は、全開スイッチ70または全閉スイッチ80の検出に基づいて、手動モードから自動制御モードに変更する。
この結果、本実施形態によれば、手動モードになった場合、手動モードを自動制御モードに自動復帰させることができる。また、作業者は、車両の運転席側に設けられたパワースライドドアメインスイッチSw0の操作を行うことなく、手動モードから自動制御モードに変更できる。
(3)本実施形態の開閉制御装置は、操作用ハンドル34(ドアハンドル)は、スライドドア30の外側面に設けられている。
この結果、車両の外側からスライドドア30を手動で操作したい場合に、簡単に自動制御モードから手動モードに変更して、スライドドア30を手動で開閉操作できる。
(4)本実施形態では、電動スライドドアECU10(制御部)は、開方向のスライド制御を行っている際に、スライドドア30の移動方向と一致する操作方向をスイッチ36(検出部)が検出すると、手動モードに変更する。この結果、本実施形態によれば、スライドドア30が開方向にパワー作動している際に、自動制御モードから手動モードに変更できて、容易にスライドドアを手動で作動させることができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態では、手動モードに変更する場合、2回目の操作を検出することによって自動制御モードから手動モードに変更したが、操作回数の検出は2回に限定するものではなく、3回以上の操作回数があったとき、手動モードに変更してもよい。
・前記実施形態では、操作用ハンドル34及び操作用ハンドル39のいずれのハンドルの操作によっても、自動制御モードと手動モードの変更を可能にした。しかし、この構成に限定するものではなく、いずれか一方のみの操作用ハンドルの操作によって、自動制御モードと手動モードの変更を可能としてもよい。
・また、開操作方向Pのみを、自動制御モードと手動モードの変更を可能としてもよい。このようにすれば、例えば、商用車両等の場合、荷室の開口を自動制御モードであって、スライドドアの開方向での移動速度が遅いと感じた場合、自動でスライドドアが移動している最中に、操作用ハンドル34を開操作方向Pに操作すれば、手動モードに切り替わる。このため、そのまま手動でスライドドアを早く開放操作することができる。この結果、荷室での荷の取り出し取り入れを早めに行うことも可能となる。
・また、閉操作方向Qのみを、自動制御モードと手動モードの変更を可能としてもよい。このようにすれば、荷室の開口を自動制御モードであって、スライドドアの閉方向での移動速度が遅いと感じた場合、自動でスライドドアが移動している最中に、操作用ハンドル34を閉操作方向Qに操作すれば、手動モードに切り替わる。このため、そのまま手動でスライドドアを早く閉じることができる。
・また、操作用ハンドル39の開操作方向Rのみの操作を、自動制御モードと手動モードの変更に利用してもよい。
・また、操作用ハンドル39の閉操作方向Sのみの操作を、自動制御モードと手動モードの変更に利用してもよい。
・前記実施形態では、開操作用及び閉操作用の操作用ハンドル34(39)を1つのハンドルとしたが、開操作用及び閉操作用にそれぞれ別の操作用ハンドルを設けてもよい。そして、それぞれの開操作用及び閉操作用の操作用ハンドルの各操作方向に対応してスイッチ36、38を設けてもよい。
・クラッチとして、電磁クラッチの代わりに、他のクラッチを使用してもよい。例えば回転ディスクとそれを制動するキャリパとからなる機械的クラッチ等も適用できる。この場合は、例えばキャリパを駆動させるための流体回路等を含むもの等が用いられる。
10…電動スライドドアECU(制御部)、20…クローザECU、
30…スライドドア、31…ジャンクションスイッチ、32…ハンドルケース、
34…操作用ハンドル(ドアハンドル)、36…スイッチ(検出部)、
37…ハンドルケース、38…スイッチ(検出部)、
39…操作用ハンドル(ドアハンドル)、
40…ドア位置センサ回路、42…第1ドア位置センサ、
44…第2ドア位置センサ、50…電磁クラッチ、60…駆動モータ、
70…全開スイッチ(全開検出部)、80…全閉スイッチ(全閉検出部)、
Sw0…パワースライドドアメインスイッチ、Sw…開閉操作スイッチ。

Claims (4)

  1. 開方向及び閉方向の両方向を移動方向としてスライドするスライドドアと、
    前記スライドドアに対して、前記スライドドアの前記両移動方向とそれぞれ一致する前記開方向と閉方向に操作可能に支持されたドアハンドルと、
    前記ドアハンドルの操作とその方向を検出する検出部と、
    駆動モータと、
    前記駆動モータと前記スライドドアとの連結を遮断又は接続するクラッチと、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記駆動モータと前記スライドドアとを前記クラッチにて接続するとともに前記駆動モータを駆動して、前記操作方向と一致する移動方向へ前記スライドドアをスライド制御する自動制御モードを行う制御部とを備えた車両用スライドドアの開閉制御装置において、
    前記制御部は、前記開方向及び閉方向のうちの少なくともいずれか一方の移動方向のスライド制御を行っている際に、当該スライド制御が行われている前記スライドドアの移動方向と一致する方向への操作を前記検出部が検出したときには、前記駆動モータを停止するとともに前記クラッチを遮断する手動モードに変更する車両用スライドドアの開閉制御装置。
  2. 前記スライドドアが全開状態になったことを検出する全開検出部と、
    前記スライドドアが全閉状態になったことを検出する全閉検出部と、を備え、
    前記制御部は前記全開検出部または前記全閉検出部の検出に基づいて、前記手動モードから前記自動制御モードに変更する請求項1または請求項1に記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  3. 前記ドアハンドルは、前記スライドドアの外側面に設けられている請求項1または請求項2に記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
  4. 前記制御部は、前記移動方向のうち、開方向のスライド制御を行っている際に、前記ドアハンドルの開方向に操作されたことを前記検出部が検出したときには、前記駆動モータを停止するとともに前記クラッチを遮断する手動モードに変更する請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の車両用スライドドアの開閉制御装置。
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