JP5566205B2 - リバース連動鏡面角度調整装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の走行モードがリバースモードに投入されたことに連動してアウターミラーの鏡面を自動的に下向きに所定量回動させて車両後進時に運転者が後輪付近を視認できるようにし、その後リバースモードが解除されたことに連動してアウターミラーの鏡面を自動的に上向きに回動させて元の位置に戻すようにしたリバース連動鏡面角度調整装置に関し、リバース連動動作で変動させる鏡面角度(リバース連動鏡面角度)を使用者が再調整して設定し直せるようにしたものであり、特に再調整する際の上向き方向の調整上限値を設定して、リバース連動鏡面角度を該調整上限値あるいはそれよりも僅かに下向きの角度等に容易に設定できるようにしたものである。
リバース連動鏡面角度を使用者が再調整して設定し直せるようにした従来のリバース連動鏡面角度調整装置として下記特許文献1に記載されたものがあった。これは通常使用位置(リバース連動動作をしていないときの鏡面角度状態)から鏡面をスイッチ操作で上下方向に回動させて、リバース連動鏡面角度を再調整したときに、下向き方向の回動量(鏡面角度調整モータの駆動パルス数)と上向き方向の回動量との差分をリバース連動鏡面角度(通常使用位置からの回動量)としてリバースメモリに記憶して設定し、次回のリバース操作から該設定された鏡面角度を使用してリバース連動動作をさせるようにしたものである。
特開2005−161936号公報
前記従来のリバース連動鏡面角度調整装置によれば、下向き方向の調整操作および上向き方向の調整操作は、ミラーの上下方向の回動動作がストッパで機械的に係止される範囲内で自由に行うことができる。ただし下向き方向の回動量が上向き方向の回動量よりも小さくなったとき(通常使用位置よりも上向きに調整されたとき)は、該調整操作を無効としてリバースメモリを更新しないようにしていた。このためリバース連動鏡面角度を通常使用位置と同じ角度に設定したり、通常使用位置よりも僅かに下向きの角度等に設定することは困難であった。
この発明は前記従来技術の問題点を解決するもので、リバース連動鏡面角度を再調整する際の上向き方向の調整上限値を設定して、リバース連動鏡面角度を該調整上限値あるいはそれよりも僅かに下向きの角度等に容易に再調整して設定できるようにしたリバース連動鏡面角度調整装置を提供しようとするものである。
この発明のリバース連動鏡面角度調整装置は、車両用アウターミラーの鏡面角度を調整する装置であって、通常使用位置の鏡面角度を調整操作する鏡面角度調整操作子と、鏡面角度を調整駆動する鏡面角度調整アクチュエータと、前記鏡面角度調整アクチュエータの駆動を制御する鏡面角度制御装置と、鏡面角度を検出する鏡面角度検出装置と、車両の運転モードがリバースモードに投入操作されたことおよび該リバースモードが解除操作されたことを検出するリバース投入/解除検出装置と、前記リバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度を記憶する通常使用位置鏡面角度記憶装置と、前記リバースモードが投入操作されたのに連動して自動調整する、リバース連動鏡面角度の設定値を設定するリバース連動鏡面角度設定装置と、前記リバースモードが投入操作されて鏡面角度が前記設定値に自動調整された状態からさらに鏡面角度の調整操作がされたときに該操作に応じて前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動してリバース連動鏡面角度を再調整する際の、上向き方向の調整上限値を前記リバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度に設定するリバース連動鏡面角度調整上限値設定装置とを具備し、前記鏡面角度制御装置は、リバースモードへの投入操作が検出されたときに、そのときの鏡面角度を前記通常使用位置鏡面角度記憶装置に記憶し、かつ前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動して鏡面角度を前記リバース連動鏡面角度設定装置に設定された設定値に調整する制御と、鏡面角度が該設定値に調整された状態からさらに前記鏡面角度調整操作子が操作されたときに該操作に応じて前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動してリバース連動鏡面角度を再調整する制御と、該再調整で鏡面角度が上向き方向に調整されて前記調整上限値に達したときはその位置で上向き方向の調整動作を停止させる制御と、前記リバース連動鏡面角度設定装置の設定値を前記再調整操作により再調整された鏡面角度に更新する制御と、リバースモードの解除操作が検出されたときに、前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動して、鏡面角度をリバースモード投入時の角度に戻す制御を行うものである。
この発明によれば、リバース連動鏡面角度の再調整時に鏡面角度を上向き方向に調整して調整上限値に達してその位置で上向き方向の調整動作が停止したときに、該停止した位置にリバース連動鏡面角度を設定することにより、リバース連動鏡面角度を該調整上限値に設定することができる。あるいは該停止した位置から下向き方向に僅かに動かしてその位置にリバース連動鏡面角度を設定することにより、リバース連動鏡面角度を該調整上限値よりも僅かに下向きの角度等に容易に設定することができる。この発明は特に、調整上限値をリバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度に設定したので、リバース連動鏡面角度の再調整時に鏡面角度を上向き方向に調整して調整上限値に達してその位置で上向き方向の調整動作が停止したときに、該停止した位置を新たなリバース連動鏡面角度として設定することにより、リバース連動鏡面角度をリバースモードが投入操作されたときの通常使用位置に設定することができる。このように設定すれば、運転モードをリバースモードに投入しても鏡面角度は通常使用位置のまま動かなくなるので、実質的にリバース連動動作をキャンセルした状態となる。従来よりリバース連動機能においては使用者がリバース連動動作を任意にキャンセルできるようにする要求があり、従来はスイッチ操作でリバース連動機能をオフすることによりリバース連動動作をキャンセルするようにしていた。これに対しこの発明によれば、調整上限値をリバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定めることにより、鏡面角度の調整操作でリバース連動動作をキャンセルすることができるので、リバース連動機能をオンしたままリバース連動動作をキャンセルすることができる。したがってリバース連動機能をオン・オフするスイッチがなくてもリバース連動動作をキャンセルすることができ、リバース連動操作のキャンセル機能を元々備えていない車両についても、後付けで同機能を追加することが可能になる。また調整上限値をリバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定めることにより、リバース連動鏡面角度の再調整時に鏡面角度を上向き方向に調整して調整上限値に達してその位置で上向き方向の調整動作が停止したときに、そこから僅かに下向き方向に戻し、該戻した位置を新たなリバース連動鏡面角度として設定することにより、リバース連動鏡面角度を通常使用位置よりも僅かに下向きの角度に設定することができる。
の発明においてリバースモードが解除操作されたことをもってそれ以後の再調整操作を無効とすることにより、該リバースモードが解除操作されたときの鏡面角度を新たなリバース連動鏡面角度として設定することができる。
この発明のリバース連動鏡面角度調整装置の実施の形態を示す機能ブロック図である。 図1の制御装置18によるリバース連動制御およびリバース連動鏡面角度の再調整制御の内容を示すフローチャートである。 図2の制御フローによるリバース連動鏡面角度の再調整動作の一例を示す図である。
この発明の実施の形態1を以下説明する。図1はこの実施の形態によるリバース連動鏡面角度調整装置の機能ブロックを示す。ミラー板10は助手席側のアウターミラー(ドアミラーまたはフェンダーミラー)に搭載されたミラー板である。ミラー板10は、電動式の鏡面角度調整アクチュエータ12で鏡面角度が調整される。すなわちミラー板10は、鏡面角度調整アクチュエータ12に内蔵された上下方向駆動モータ14により上下方向に回動駆動されて上下方向の鏡面角度が調整され、同じく鏡面角度調整アクチュエータ12に内蔵された左右方向駆動モータ16により左右方向に回動駆動されて左右方向の鏡面角度が調整される。制御装置18は鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動を制御する。ミラースイッチ(鏡面角度調整操作子)20は運転席の近傍に配置されて、運転者により操作される。ミラースイッチ20では通常使用位置の鏡面角度の調整操作およびリバース連動鏡面角度の再調整操作が行われる。ミラースイッチ20は左右アウターミラーのいずれを調整するかを選択する左右選択スイッチ22、上向き方向の回動を指示する上動スイッチ24、下向き方向の回動を指示する下動スイッチ26、左向き方向の回動を指示する左動スイッチ28、右向き方向の回動を指示する右動スイッチ30を具えている。左右選択スイッチ22は操作子を指で左右方向にスライドさせることにより選択を行う。上動/下動/左動/右動スイッチ24,26,28,30は操作子をそれぞれ指で押すことにより該当する方向へのミラー板10の回動を指示し、操作子から指を離すことにより該回動の停止を指示する。
車両運転モード検出装置32はシフトレバーの操作位置(パーキング、リバース、ニュートラル、ドライブ等)すなわち車両の運転モードを検出する。この実施の形態では車両運転モード検出装置32はリバース投入/解除検出装置として、車両の運転モードがリバースモードに投入操作されたことおよび該リバースモードが解除操作されたことを検出する。鏡面角度検出装置34はミラー板10の上下方向および左右方向の鏡面角度をそれぞれ絶対角度で常時検出する。ただしこの実施の形態では上下方向の鏡面角度の検出値のみが使用される。鏡面角度を絶対角度で検出する方法としては、例えばミラー板10の背面部分と該ミラー板の支持部分の一方に磁石を配置し、他方にホール素子等の磁気センサを配置する方法(例えば本出願人の出願に係る特開2007−198989号公報に記載の方法)がある。この方法ではミラー板10の上下方向または左右方向の回動動作に伴って磁石と磁気センサの位置関係が変動し、この位置関係の変動が磁気センサの出力の変動として現れるので、磁気センサの出力値によりミラー板10の上下方向または左右方向の鏡面角度を絶対角度で検出する。
通常使用位置鏡面角度記憶装置36は鏡面角度検出装置34で検出される通常使用位置の鏡面角度(車両の通常運転時の鏡面角度)を記憶する。すなわち通常使用位置鏡面角度記憶装置36は車両の運転モードがリバースモード以外のときは、鏡面角度検出装置34で検出される鏡面角度を所定の短い周期で順次更新して記憶する。したがって車両の運転モードがリバースモード以外のときにミラースイッチ20が操作されて通常使用位置の鏡面角度が調整されると、通常使用位置鏡面角度記憶装置36には該調整された鏡面角度が順次更新して記憶される。車両の運転モードがリバースモード以外からリバースモードに切換操作されると記憶の更新が停止され、その結果鏡面角度検出装置34にはリバースモード投入直前の通常使用位置の鏡面角度が記憶保持される。
リバース連動鏡面角度設定装置38はリバース連動鏡面角度の設定値を記憶する。リバース連動鏡面角度設定装置38に記憶された鏡面角度はリバース連動鏡面角度の再調整操作が行われると、該再調整された鏡面角度に更新される。リバース連動鏡面角度調整上限値設定装置40は、リバースモードが投入操作されて鏡面角度がリバース連動動作の鏡面角度に自動調整された状態からさらにミラースイッチ20が操作されたときに該操作に応じて鏡面角度調整アクチュエータ12を駆動してリバース連動鏡面角度を再調整する際の、上向き方向の調整上限値を設定する。この調整上限値は、プログラムの設定により、例えばリバース連動動作直前の通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定めることができる。あるいはリバース連動動作直前の通常使用位置の鏡面角度よりも所定量下向きの角度として定めることもできる。あるいは使用者が任意に設定できる値として定めることもできる。
図1の制御装置18による鏡面角度の制御について説明する。図2は制御装置18による制御フローの一例を示す。この例ではリバース連動鏡面角度の調整上限値をリバースモード投入直前の通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定めている。車両の運転モードがリバースモード以外のときは(S1で“No”)、ミラースイッチ20の操作に応じて、上下方向駆動モータ14、左右方向駆動モータ16のうち該当するモータを該当する方向に駆動して、通常使用位置の鏡面角度を調整することができる(S2)。すなわち運転者がシフトレバー操作で運転モードをリバースモード以外に設定し、ミラースイッチ20の左右選択スイッチ22を“L”側にスライドさせて「助手席側ミラー」を選択した状態で、上動/下動/左動/右動スイッチ24,26,28,30を操作(押圧)すると、その操作信号が制御装置18に伝達され、制御装置18は鏡面角度調整アクチュエータ12を駆動してミラー板10を該当する方向に回動させる。所望の角度位置で運転者が上動/下動/左動/右動スイッチ24,26,28,30の操作を終了させる(指を離す)と、ミラー板10は該角度位置に保持される。
運転モードがリバースモードに投入されると車両運転モード検出装置32からリバース信号が出力され(S1で“Yes”)、そのとき鏡面角度検出装置34で検出されている鏡面角度が通常使用位置鏡面角度記憶装置36に記憶保持される(S3)。次いで、通常使用位置鏡面角度記憶装置36に記憶保持されたリバースモード投入直前の通常使用位置の鏡面角度と鏡面角度検出装置34で検出される現在の鏡面角度とが比較されて、鏡面角度調整アクチュエータ12が自動的に下向きに駆動されて、ミラー板10は通常使用位置鏡面角度記憶装置36に記憶されている鏡面角度(リバース連動鏡面角度)に調整される(S4,S5,S6,S7)。これにより運転者は助手席側アウターミラーで後輪付近を視認しながら車両を後進させることができる。リバースモードが解除操作されると(S8で“No”)、鏡面角度調整アクチュエータ12が自動的に上向き方向に駆動されて(S9)、ミラー板10は通常使用位置に戻される(S10,S11,S12)。なおリバースモードが投入された後、鏡面角度がリバース連動鏡面角度に達しないうちにリバースモードが解除されたときは(S5で“No”)、そこで鏡面角度調整アクチュエータ12の下向き方向の駆動が停止されて(S13)、鏡面角度調整アクチュエータ12は通常使用位置に向けて上向き方向に駆動される(S9)。同様に、リバースモードが解除された後、鏡面角度が通常使用位置に達しないうちにリバースモードが再投入されたときは(S10で“Yes”)、そこで鏡面角度調整アクチュエータ12の上向き方向の駆動が停止されて(S14)、鏡面角度調整アクチュエータ12はリバース連動鏡面角度に向けて下向き方向に駆動される(S4)。
運転モードがリバースモードに投入されてミラー板10がリバース連動鏡面角度に達して停止した状態(S7,S8で“Yes”)ではリバース連動鏡面角度の再調整を行うことができる。すなわち上動スイッチ24を押すと(S15で“Yes”)、鏡面角度検出装置34で検出される現在位置がリバース連動鏡面角度の調整上限値として設定されている通常使用位置よりも下向きの角度であれば(S16で“Yes”)、鏡面角度調整アクチュエータ12が上向き方向に駆動される(S17,S18,S19で“Yes”)。現在位置が通常使用位置に達すると(S16で“No”)、上動スイッチ24が押されたままであっても鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動は停止され(S20)、ミラー板10は通常使用位置で停止し、そのときの鏡面角度検出値がリバース連動鏡面角度設定装置38に新たなリバース連動鏡面角度の設定値として更新記憶される(S21)。このまま上動スイッチ24から手を離してリバースモードを解除すれば(S8で“No”)、通常使用位置の鏡面角度が新たなリバース連動鏡面角度として確定する。したがって次にリバースモードに投入しても鏡面角度は通常使用位置のまま変動しなくなり、リバース連動動作がキャンセルされた状態となる。
リバース連動鏡面角度の再調整時に、通常使用位置に達する前に上動スイッチ24から手を離し(S19で“No”)、あるいはリバースモードを解除すると(S18で“No”)、鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動は停止され、そのときの鏡面角度検出値がリバース連動鏡面角度設定装置38に新たなリバース連動鏡面角度の設定値として更新記憶される(S21)。またリバース連動鏡面角度の再調整時に下動スイッチを押すと(S22で“Yes”)、鏡面角度調整アクチュエータ12が下向き方向に駆動される(S23,S24,S25で“Yes”)。次いで下動スイッチ26から手を離し(S25で“No”)、あるいはリバースモードを解除すると(S24で“No”)、鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動は停止され、そのときの鏡面角度検出値がリバース連動鏡面角度設定装置38に新たなリバース連動鏡面角度の設定値として更新記憶される(S21)。いずれにしても、リバース連動鏡面角度の再調整においては、リバースモードを解除したときの鏡面角度が新たなリバース連動鏡面角度としてリバース連動鏡面角度設定装置38に設定され、それ以後リバースモードが投入されたときにリバース連動動作により該鏡面角度に調整される。
図2の制御フローによるリバース連動鏡面角度の再調整動作の一例を図3を参照して説明する。なお再調整を行うときは、安全のため、エンジンを停止させあるいは運転者がブレーキペダルを踏んで車両が後退しないようにした状態で行う。
(1)初めにシフトレバーがリバースモード以外に設定されていたとする。このとき鏡面角度は通常使用位置すなわち後方水平方向を視認できる角度に設定されている。
(2)運転者がシフトレバーをリバースモードに投入すると、リバース連動動作により鏡面角度調整アクチュエータ12が下向きに駆動されて、鏡面角度がリバース連動鏡面角度設定装置38に記憶されたリバース連動鏡面角度に自動的に調整される。
(3)次いで運転者が上動スイッチ24を押すと、鏡面角度調整アクチュエータ12は上向き方向に駆動される。上動スイッチ24を押し続けて鏡面角度が、調整上限値として設定されている通常使用位置に達すると、その位置で鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動は停止され、それ以上上動スイッチ24を押し続けてもその操作は無効とされ、それ以上上側には動作しない。鏡面角度調整アクチュエータ12の駆動が停止されると、そのときの鏡面角度(すなわち通常使用位置の鏡面角度)が新たなリバース連動鏡面角度としてリバース連動鏡面角度設定装置38に記憶される。したがって仮にこの位置で上動スイッチ24から手を離し、シフトレバーを操作してリバースモードを解除すれば、それ以後の再調整操作は無効とされるので、通常使用位置の鏡面角度がリバース連動鏡面角度として確定し、次回からのリバース連動動作をキャンセルした状態となる。
(4)上記工程(3)で上動スイッチ24を押し続けて鏡面角度が通常使用位置に達した後、リバースモードに投入したまま、上動スイッチ24から手を離して今度は下動スイッチ26を押すと、鏡面角度調整アクチュエータ12は下向き方向に駆動される。運転者が希望する鏡面角度で下動スイッチ26から手を離せば、その鏡面角度が新たなリバース連動鏡面角度としてリバース連動鏡面角度設定装置38に記憶される。下動スイッチ26を短時間だけ押すことにより、リバース連動鏡面角度を通常使用位置よりも僅かに下向きの角度に設定することができる。シフトレバーを操作してリバースモードを解除すれば(図2のS8で“No”)、それ以後の再調整操作は無効とされる。リバース連動動作を復活させる場合は、再度リバースモードを投入し(このときリバース連動動作はしない)、下動スイッチ26を操作して鏡面角度調整アクチュエータ12を下向きに回動させ、また必要に応じて上動スイッチ24を操作して所望のリバース連動鏡面角度に調整した後、リバースモードを解除すればよい。
なお、前記実施の形態ではリバース連動鏡面角度およびリバース連動鏡面角度の上向き方向の調整上限値を絶対角度で設定したが、相対角度で設定することもできる。例えばリバース連動鏡面角度は通常使用位置の鏡面角度に対し所定角度(0度を含む)下向きの角度として設定することができる。またリバース連動鏡面角度の上向き方向の調整上限値は通常使用位置の鏡面角度に対し所定角度(0度を含む)下向きの角度として設定することができる。
また前記実施の形態では鏡面角度検出装置として、鏡面角度を絶対角度で検出する検出器を使用したが、鏡面角度調整用パルスモータの駆動パルスや鏡面角度調整用DCモータのブラシの切換えに伴って発生するパルスを所定の原点位置からカウントして鏡面角度を検出する検出装置を使用することもできる。
また前記実施の形態では助手席側のアウターミラーについてこの発明を適用した場合について説明したが、運転席側のアウターミラーについてもこの発明を適用することができる。
また前記実施の形態ではリバース連動動作として、上下方向の鏡面角度のみを変動させるようにしたが、左右方向の鏡面角度を併せて変動させることもできる。この場合、左右方向の鏡面角度についてもこの発明を適用してリバース連動鏡面角度を再調整することができる。すなわち左右方向のリバース連動鏡面角度を再調整する場合には、鏡面角度の車両外向き方向の調整上限値を設定する。例えばリバース連動動作で左右方向の鏡面角度が通常使用位置よりも所定角度車両内向き方向に変動させるように左右方向のリバース連動鏡面角度が設定されているとすると、リバースモードを投入して該リバース連動鏡面角度に自動的に調整された後に、左動スイッチ28(左側アウターミラーの場合)または右動スイッチ30(右側アウターミラーの場合)を押して鏡面角度を車両外向き方向に回動させると、車両外向き方向の調整上限値として設定された鏡面角度で該回動は自動停止する。その位置で再調整操作を終了させてリバースモードを解除すれば、左右方向のリバース連動鏡面角度は該調整上限値に更新記憶される。このとき該調整上限値が通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定められていれば、左右方向のリバース連動動作はキャンセルされることになる。あるいは該調整上限値で自動停止した後、右動スイッチ30(左側アウターミラーの場合)または左動スイッチ28(右側アウターミラーの場合)を短時間だけ押して再調整操作を終了させてリバースモードを解除すれば、左右方向のリバース連動鏡面角度は該調整上限値よりも僅かに車両内向きの角度に更新記憶される。このとき該調整上限値が通常使用位置の鏡面角度に等しい値として定められていれば、左右方向のリバース連動鏡面角度は通常使用位置よりも僅かに車両内向きの角度に更新記憶されることになる。
10…車両用アウターミラーのミラー板、12…鏡面角度調整アクチュエータ、18…制御装置(鏡面角度制御装置)、20…ミラースイッチ(鏡面角度調整操作子)、32…車両運転モード検出装置(リバース投入/解除検出装置)、34…鏡面角度検出装置、36…通常使用位置鏡面角度記憶装置、38…リバース連動鏡面角度設定装置、40…リバース連動鏡面角度調整上限値設定装置

Claims (3)

  1. 車両用アウターミラーの鏡面角度を調整する装置であって、
    通常使用位置の鏡面角度を調整操作する鏡面角度調整操作子と、
    鏡面角度を調整駆動する鏡面角度調整アクチュエータと、
    前記鏡面角度調整アクチュエータの駆動を制御する鏡面角度制御装置と、
    鏡面角度を検出する鏡面角度検出装置と、
    車両の運転モードがリバースモードに投入操作されたことおよび該リバースモードが解除操作されたことを検出するリバース投入/解除検出装置と、
    前記リバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度を記憶する通常使用位置鏡面角度記憶装置と、
    前記リバースモードが投入操作されたのに連動して自動調整する、リバース連動鏡面角度の設定値を設定するリバース連動鏡面角度設定装置と、
    前記リバースモードが投入操作されて鏡面角度が前記設定値に自動調整された状態からさらに鏡面角度の調整操作がされたときに該操作に応じて前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動してリバース連動鏡面角度を再調整する際の、上向き方向の調整上限値を前記リバースモードが投入操作されたときの通常使用位置の鏡面角度に設定するリバース連動鏡面角度調整上限値設定装置とを具備し、
    前記鏡面角度制御装置は、リバースモードへの投入操作が検出されたときに、そのときの鏡面角度を前記通常使用位置鏡面角度記憶装置に記憶し、かつ前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動して鏡面角度を前記リバース連動鏡面角度設定装置に設定された設定値に調整する制御と、鏡面角度が該設定値に調整された状態からさらに前記鏡面角度調整操作子が操作されたときに該操作に応じて前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動してリバース連動鏡面角度を再調整する制御と、該再調整で鏡面角度が上向き方向に調整されて前記調整上限値に達したときはその位置で上向き方向の調整動作を停止させる制御と、前記リバース連動鏡面角度設定装置の設定値を前記再調整操作により再調整された鏡面角度に更新する制御と、リバースモードの解除操作が検出されたときに、前記鏡面角度調整アクチュエータを駆動して、鏡面角度をリバースモード投入時の角度に戻す制御を行う
    リバース連動鏡面角度調整装置。
  2. 前記鏡面角度制御装置は、前記再調整で鏡面角度が上向き方向に調整されて前記調整上限値に達してその位置で上向き方向の調整動作を停止させたときに、前記リバース連動鏡面角度設定装置の設定値をそのときの鏡面角度に更新する制御を行う請求項1に記載のリバース連動鏡面角度調整装置。
  3. 前記鏡面角度制御装置は前記リバースモードの解除操作が検出されたときに、それ以後の前記再調整操作を無効とする請求項1または2に記載のリバース連動鏡面角度調整装置。
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