JP3884603B2 - キャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置 - Google Patents

キャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部信号と連動して車両用ミラーの鏡面角度を所望の設定位置へ傾動させる機能を有する車両用ミラーの角度制御装置に係り、特に、外部信号との連動操作をキャンセルする機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両に搭載されるドアミラー、フェンダーミラー等は、リモコン操作で鏡面の傾斜角度を調整するために、角度制御装置が搭載されている。角度制御装置は、左右のミラーを選択するための左右ミラー選択用スイッチと、鏡面角度を上下方向に傾動させるための上下傾動用スイッチ、及び鏡面角度を左右方向に傾動させるための左右傾動用スイッチを具備しており、例えば、左右ミラー選択スイッチにより、右側のミラーを選択した状態で上下傾動用スイッチを操作すれば、右側のミラーの鏡面角度を上下方向に傾動させることができる。従って、左右ミラー選択用スイッチ、上下傾動用スイッチ、及び左右傾動用スイッチを任意に操作することにより、ドアミラーやフェンダーミラーの鏡面角度をリモコン操作にて任意の位置に調整することができる。
【0003】
また、車両を後退させて道路の側方に幅寄せする場合等には、助手席側(車両左側)の後輪が縁石と接触することを防止するために、車両の後輪部近傍をミラーの視野に入れることが望ましい。しかし、後輪部近傍をミラーの視野に入れるためには、上記した上下傾動用スイッチを一定時間押し続けるという操作が必要であり、また、車両の後退が終了した後に再度ミラーの鏡面角度を元の傾斜角度に復帰させる必要があるので、操作が面倒であるという欠点がある。
【0004】
そこで、昨今においては、例えば実開平4−95846号CD−ROM(以下、従来例1という)に記載されているように、車両のシフトレバーがリバースギヤに投入された際には、このリバース信号と連動して自動的に鏡面角度を下方向に傾動させることにより、後輪部近傍がミラーの視野に入るようにし、リバースギヤが解除された際には鏡面角度を自動で元の角度へ復帰させることのできる角度制御装置が考案され、実用に供されている。
【0005】
このような機能を有する角度制御装置では、車両を後退させる際には、自動で後輪部近傍を視野に入れることができ、車両の後退が終了した場合には、自動的に元の鏡面角度に復帰するので、面倒な操作が必要なく、操作性が良いという利点がある。
【0006】
しかしながら、上記した従来例1に記載されたものにおいては、シフトレバーがリバースギヤに投入された際には、余儀なく鏡面角度が下方向に傾動して車両の後輪部近傍がミラーの視野に入るように動作するので、このような連動操作機能を必要としない運転者にとって煩わしいという欠点がある。これを解決するために、リバースギヤの投入操作との連動、非連動を切り換えるためのモード選択スイッチを搭載し、このモード選択スイッチをオンとした場合には連動操作を行い、モード選択スイッチをオフとした場合には連動操作をキャンセルするという方法が容易に考えられる。
【0007】
ところが、このような方法では、モード選択スイッチを新たに搭載する必要があり、運転席の近傍にスイッチを取り付けるためのスペースが必要となる。また、スイッチを取り付けるための手間が余分にかかるという欠点がある。
【0008】
他方において、例えば車両運転中にて高速道路の加速車線から本線に進入する際には、安全確認のため、右側側方の視野範囲を広くすることが望まれる。しかし、高速道路進入時に上記の角度調整装置を操作して鏡面角度を変更し、右側の視野が広くなるように調整することは容易ではない。そこで、従来より、実開昭58−29540号のマイクロフィルム(以下、従来例2という)に記載されているように、車両のウインカーがオンとされたときの信号を検出して、自動的にバックミラーの鏡面角度を左右方向に傾斜させ、右側側方の視野範囲を広くするようにしたものが提案されている。
【0009】
しかし、該従来例2に記載された鏡面角度の調整方法においても、上記した従来例1と同様にウインカーがオンとなった際には、余儀なく鏡面角度が右方向に傾斜するように動作するので、このような連動動作を必要としない運転者にとって煩わしいという欠点がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来における車両用ミラーの角度制御装置においては、運転者の好みに関わらず、リバースギヤへの投入信号、或いはウインカーのオン信号(これらを、外部信号と称する)と連動して自動的にバックミラー或いはフェンダーミラーの鏡面角度が傾斜するように動作するので、このような連動操作を不要と感じる運転者にとっては、非常に煩わしいという欠点があった。また、この問題を解決するために外部信号の入力をオン、オフ切換するためのモード選択スイッチを設置する方法が容易に考えられるが、この方法では、モード選択スイッチの設置に手間がかかる、設置スペースが必要になる、等の問題が発生する。
【0011】
この発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、新たなスイッチを搭載することなく、且つ、簡単な方法で外部信号との連動操作をキャンセルすることのできるキャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、左右ミラー選択用スイッチ、上下傾動用スイッチ、及び左右傾動用スイッチが搭載され、前記上下傾動用スイッチ及び左右傾動用スイッチを操作することにより、前記左右ミラー選択用スイッチで選択した側の車両用ミラーの鏡面角度を調整する機能を具備し、且つ、外部信号が与えられた際には、該外部信号と連動して、鏡面角度を所望の設定位置へ傾斜させ、外部信号が停止された際には、鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する連動操作が設定された車両用ミラーの角度制御装置において、前記外部信号が与えられて、前記鏡面角度の設定位置方向への傾動が開始された後、前記上下傾動用スイッチ、左右傾動用スイッチのうち少なくとも1つが投入された際に、前記鏡面角度を通常位置へ復帰させ、且つ、以後の連動操作を解除し、次回前記外部信号入力時に、前記上下傾動用スイッチ、左右傾動用スイッチのうち少なくとも1つが投入された際に、前記連動操作を復帰させることが特徴である。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、左右ミラー選択用スイッチ、上下傾動用スイッチ、及び左右傾動用スイッチが搭載され、前記上下傾動用スイッチ及び左右傾動用スイッチを操作することにより、前記左右ミラー選択用スイッチで選択した側の車両用ミラーの鏡面角度を調整する機能を具備し、且つ、外部信号が与えられた際には、該外部信号と連動して、鏡面角度を所望の設定位置へ傾斜させ、外部信号が停止された際には、鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する連動操作が設定された制御手段を有する車両用ミラーの角度制御装置において、前記制御手段は、前記外部信号が入力された際に、前記鏡面角度を設定位置へ傾動させ、外部信号の入力が停止された際には、該鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する駆動制御部と、前記外部信号入力中に、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、キャンセル信号を出力し、且つ、次回外部信号入力中に、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、前記キャンセル信号の出力を停止するキャンセル信号出力部と、を具備し、前記駆動制御部は、前記キャンセル信号出力時には、前記外部信号との連動操作を行わないことを特徴とする。
【0014】
請求項3に記載の発明は、前記外部信号は、車両のシフトレバーをリバースギヤに入れたときに出力されるリバース信号、または、車両のウインカーをオンとしたときに出力されるウインカー信号のいずれかであることを特徴とする。
【0015】
上述の如く構成された本発明によれば、外部信号(リバース信号やウインカーの投入信号)が与えられ、これと連動して鏡面角度が設定位置方向に傾動途中、或いは設定位置に達した後に、運転者が上下傾動用スイッチ、または左右傾動用スイッチを操作すると、この操作により連動操作がキャンセルされ、鏡面角度が設定位置方向へ傾動中である場合には、この位置で傾動が停止された後、鏡面角度は通常位置側へ傾動し元の位置に復帰する。また、鏡面角度が完全に設定位置に達した場合には、該鏡面角度は通常位置方向へと傾動する。そして、以後外部信号が与えられた場合には、この外部信号と連動した鏡面角度の傾動操作を行わない。
【0016】
また、次回以降で、外部信号が与えられているときに、上下傾動用スイッチ、または左右傾動用スイッチを操作すると、この操作により、連動操作が復帰され、外部信号と連動した鏡面角度の傾動操作を行うことができるようになる。
これにより、新たなモード選択スイッチを取り付けることなく、外部信号との連動、非連動を切り換えることができるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る角度制御装置1、及び右側ミラー2、左側ミラー3の構成を示す回路図である。
【0018】
本実施形態の角度制御装置1では、リモコン操作で右側ミラー2及び左側ミラー3の鏡面角度を上下方向、或いは左右方向に調整することができ、且つ、車両のシフトレバーをリバースギヤに投入したときに得られるリバース信号(外部信号)が与えられた場合には、これと連動して左側ミラー3の鏡面角度を下方向へ傾動させることにより、車両左側の後輪部近傍を左側ミラー3の視野に入るように自動調整する機能を有している。更に、運転者の好みに応じて、リバース信号との連動操作をキャンセルするキャンセル機構を具備している。
【0019】
そして、以下の説明では、左側ミラー3の鏡面角度が下方向に傾動し、後輪部近傍が視野に入るように設定された位置を「設定位置」、元の角度に復帰した位置を「通常位置」といい、通常位置から設定位置へモータが回転する場合を「正転」、これとは反対に、設定位置から通常位置へモータが回転する場合を「逆転」ということにする。
【0020】
図1に示すように、この角度制御装置1は、ミラースイッチ4と、制御回路5とに大別して構成されている。ミラースイッチ4は、左右いずれかのミラーを選択するための左右ミラー選択用スイッチ6と、該左右ミラー選択用スイッチ6で選択された方のミラーの鏡面角度を左右方向へ傾動させるための左右傾動用スイッチ7と、鏡面角度を上下方向へ傾動させるための上下傾動用スイッチ8と、上下傾動用及び左右傾動用の共通として動作する共通スイッチ9と、を具備している。
【0021】
左右ミラー選択用スイッチ6は、互いに連動して動作する2連式のスイッチとして構成され、端子6c(6c-1,6c-2)を端子6a(6a-1,6a-2)側に接続することにより、左側ミラー3の操作を選択することができ、端子6c(6c-1,6c-2)を端子6b(6b-1,6b-2)側に接続することにより、右側ミラー2の操作を選択することができる。
【0022】
そして、端子6c-1は左右傾動用スイッチ7の端子7cと接続され、端子6c-2は上下傾動用スイッチ8の端子8cと接続されている。
左右傾動用スイッチ7は、共通スイッチ9と連動して動作するものであり、端子7cと端子7aとが接続されると、これと連動して共通スイッチ9の端子9cと端子9aとが接続され、鏡面角度を左側に傾斜させることができる。反対に、端子7cと端子7bとが接続されると、これと連動して共通スイッチ9の端子9cと端子9bとが接続され、鏡面角度を右側に傾斜させることができる。
【0023】
また、上下傾動用スイッチ8についても同様に、共通スイッチ9と連動して動作するものであり、端子8cと端子8aを連結すると、共通スイッチ9の端子9cと端子9aとが接続され、鏡面角度を上側に傾斜させることができる。反対に、端子8cと端子8bとを接続すると、共通スイッチ9の端子9cと端子9bとが接続され、鏡面角度を下側に傾斜させることができる。
【0024】
右側ミラー2は、鏡面を上下方向に傾動させるための上下用モータM1と、鏡面を左右方向に傾動させるための左右用モータM2とを具備しており、左側ミラー3も同様に、鏡面を上下方向に傾動させるための上下用モータM3と、鏡面を左右方向に傾動させるための左右用モータM4とを具備している。
【0025】
制御回路5は、主制御手段10と、リレー回路11と、操作信号入力回路12と、モータ駆動用電源13と、安定化電源14と、モータ駆動回路15と、を具備している。
【0026】
リレー回路11は、リレーコイルRC1と、トランジスタTr1と、抵抗R1とからなる励磁回路16と、リレーコイルRC1への電流の導通、非導通により接続状態が切り換えられる5個の接点21〜25と、を具備している。
【0027】
接点21の端子21cは、右側ミラー2の端子T2及び左側ミラー3の端子T5と接続されており、端子21bは共通スイッチ9の端子9cと接続されている。また、端子21aはモータ駆動回路15に接続されている。接点22の端子22cは、右側ミラー2の端子T1と接続され、端子22bは左右ミラー選択用スイッチ6の端子6b-2と接続されている。
【0028】
接点23の端子23cは、左側ミラー3の端子T4と接続され、端子23bは左右ミラー選択用スイッチ6の端子6a-2と接続されている。また、端子23aはモータ駆動回路15に接続されている。
【0029】
接点24の端子24cは、右側ミラー2の端子T3と接続され、端子24bは左右ミラー選択用スイッチ6の端子6b-1と接続されている。接点25の端子25cは、左側ミラー3の端子T6と接続され、端子25bは左右ミラー選択用スイッチ6の端子6a-1と接続されている。
【0030】
操作信号入力回路12は、5個のダイオードD1〜D5、抵抗R2,R3、及びツェナーダイオードZD1から構成されている。ダイオードD1の入力側(アノード側)は、端子9cと接続され、ダイオードD2の入力側は端子6b-2と接続され、ダイオードD3の入力側は端子6a-2と接続され、ダイオードD4の入力側は端子6b-1と接続され、そしてダイオードD5の入力側は端子6a-1と接続されている。また、各ダイオードD1〜D5の出力側(カソード側)は全て連結されており、この連結点は主制御手段10に接続されている。
【0031】
図2は、主制御手段10の内部構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、主制御手段10は、車両のシフトレバーがリバースギヤに投入されたときに出力されるリバース信号(外部信号)を入力する外部信号入力部31と、操作信号入力回路12から出力される操作信号を入力する操作信号入力部32と、リレー回路11に搭載されるリレーコイルRC1の励磁、非励磁を切り換え制御するリレー制御部33と、モータ駆動回路15に制御信号を出力する駆動制御部34と、キャンセル信号出力部35と、を具備している。
【0032】
キャンセル信号出力部35は、外部信号入力部31にリバース信号が入力されているときに、操作信号入力部32に操作信号が入力された際に、キャンセル信号を出力し、リバース信号が解除された後に再度リバース信号が入力された場合においても、継続してキャンセル信号を出力する。また、キャンセル信号出力中に、リバース信号及び操作信号が同時に与えられた場合には、キャンセル信号の出力を停止するように動作する。
【0033】
駆動制御部34は、外部信号入力部31にリバース信号が入力されると、左側ミラー3に搭載される上下用モータM3を正転させて、左側ミラー3の鏡面角度を設定位置とすべく駆動信号をモータ駆動回路15に出力し、且つ、リバース信号の入力が停止されると、上下用モータM3を逆転させて、左側ミラー3の鏡面角度を通常位置とすべく駆動信号をモータ駆動回路15に出力する。また、キャンセル信号出力部35より、キャンセル信号が与えられている場合には、リバース信号が入力されても鏡面角度を設定位置側へ傾動させる制御を行わない。更に、上下用モータM3正転時(通常位置から設定位置へと回転している時)にキャンセル信号が与えられた場合には、モータM3を停止させた後逆転させ、左側ミラー3の鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御を行う。
【0034】
リレー制御部33は、外部信号入力部31にリバース信号が入力された際にリレー回路11に動作信号を出力することにより、リレーコイルRC1を励磁させ、且つ、リバース信号の入力が停止された場合には、左側ミラー3の鏡面角度が通常位置に復帰した後に、動作信号の出力を停止してリレーコイルRC1を非励磁状態とするように制御する。リレー回路11へ動作信号を出力しているときに、キャンセル信号が与えられた場合には、即時に動作信号を停止せず、左側ミラー3の鏡面角度が通常位置に復帰するまでの間動作信号の出力を継続させ、その後、動作信号の出力を停止させる。
【0035】
また、図1に示す安定化電源14は、車両に搭載されるバッテリE1より供給される電圧を安定化して主制御手段10に供給する。また、符号SW1はイグニッションスイッチであり、車両のイグニッションがオンとされたときに導通される。モータ駆動用電源13は、モータ駆動回路15と接続されており、リバース信号と連動して左側ミラー3の上下用モータM3を回転駆動させる際の電源電圧を供給する。また、該モータ駆動用電源13は、バッテリE1の出力端子と直接接続されているので、イグニッションがオフの場合でもバッテリE1の電圧が供給される。
【0036】
図3は、主制御手段10における制御動作を示すフローチャート図であり、同図を参照しながら、本実施形態の動作について説明する。いま、図1に示すイグニッションスイッチSW1投入時に、角度調整装置1の左右ミラー選択用スイッチ6を操作して、端子6c-1と6b-1、端子6c-2と6b-2とを接続させると、右側ミラー2の鏡面角度調整が可能となる。そして、この状態で、鏡面角度を左側に傾斜させるために、左右傾動用スイッチ7の端子7cと7aとが接続するように操作すると、この操作と連動して共通スイッチ9の端子9cと9aとが接続される。
【0037】
すると、バッテリE1より供給される電圧は右側ミラー2の左右用モータM2に供給され、該左右用モータM2は、第1の方向(鏡面を左側に傾斜させる方向)に回転する。即ち、バッテリE1、イグニッションスイッチSW1、端子9a、端子9c、端子21b、端子21c、端子T2、モータM2、端子T3、端子24c、端子24b、端子6b-1、端子6c-1、端子7c、端子7a、グランド、の順に電流が流れる。これにより、右側ミラー2の鏡面は左側に傾動する。
【0038】
また、左右傾動用スイッチ7の接続状態を反転させ、端子7cと7bとが接続されるように切り換えると、これと連動して共通スイッチ9の端子9cと9bとが接続されるので、前記とは逆方向に電流が流れ、左右用モータM2は前記第1の方向とは反対の方向に回転することになる。これにより、右側ミラー2の鏡面は右側に傾動する。
【0039】
同様にして、左右ミラー選択用スイッチ6、左右傾動用スイッチ7、及び上下傾動用スイッチ8を適宜操作することにより、各モータM1〜M4を可逆的に回転させることができるので、右側ミラー2及び左側ミラー3の鏡面角度をリモコン操作で任意に調整することができる。
【0040】
ここで、運転者が車両のシフトレバーを操作し、該シフトレバーをリバースギヤ(後退ギヤ)に投入すると、主制御手段10の外部信号入力部31(図2参照)には、リバース信号が供給される(図3に示すステップST1でYES)。リレー制御部33は、リバース信号が入力されたことを受けて、リレー回路11に搭載されるトランジスタTr1のベースに動作信号を出力する。
【0041】
この動作信号により、トランジスタTr1のコレクタ、エミッタ間には増幅電流が流れるので、リレーコイルRC1に電流が流れ、該リレーコイルRC1は励磁状態となる。これにより、5個の接点21〜25は接続状態が切り換えられる。即ち、端子21cと21a、端子22cと22a、端子23cと23a、端子24cと24a、端子25cと25aとが接続された状態となる (ステップST2)。
【0042】
ここで、キャンセル信号がオフである場合(ステップST3でNO)、主制御手段10の駆動制御部34は、モータ駆動回路15に駆動制御信号を出力する。これにより、モータ駆動回路15は、一定時間だけ左側ミラー3の上下モータM3を正転させて、左側ミラー3の鏡面角度が下方向を向くように制御する。即ち、モータ駆動回路15、端子23a、端子23c、端子T4、モータM3、端子T5、端子21c、端子21a、モータ駆動回路15の順に電流を流すことにより、上下用モータM3を正転させて左側ミラー3の鏡面角度が設定位置となるように制御する(ステップST4,ST5)。これにより、左側ミラー3の鏡面角度が設定位置(後輪部近傍を視認することができる位置)に自動調整されるので、運転者は車両左側の後輪部近傍を容易に視認することができ、安全に車両を後退させることができる。
【0043】
その後、シフトレバーがリバースギヤから他のポジション(例えば、ドライブギヤ)に切り換えられた場合には(ステップST6でNO、ST7でYES)、駆動制御部34は、上下用モータM3を逆転させるべき制御信号を出力する。これにより、モータ駆動回路15は、一定時間前記とは反対の方向に電圧を印加し、上下用モータM3を逆転させる(ステップST8)。これにより、左側ミラー3の鏡面角度は通常位置に復帰し、この状態で上下用モータM3は停止する(ステップST9)。その後、リレー回路11をオフとする(ステップST10でNO,ST11)。
【0044】
ここで、リバース信号の入力と連動して上下用モータM3が正転しているとき、或いは、上下用モータM3の正転が終了し、左側ミラー3の鏡面角度が設定位置に達した後でリバース信号が継続して与えられているときに(ステップST4,ST5)、運転者が左右傾動用スイッチ7、或いは上下傾動用スイッチ8を操作すると(ステップST6でYES)、図1に示した操作信号入力回路12に搭載される各ダイオードD1〜D5のうちのいずれかを介して、主制御手段10の操作信号入力部32に操作信号が供給されることになる。例えば、左右傾動用スイッチ7を左側(端子7cと7aとを接続した状態)に接続すると、バッテリE1より供給される電圧は、共通スイッチ9の端子9a、9c、及びダイオードD1を介して操作信号入力部32に供給される。
【0045】
これにより、キャンセル信号出力部35では、駆動制御部34にキャンセル信号を出力する(ステップST12)。駆動制御部34は、キャンセル信号が与えられることにより、上下用モータM3が正転中である場合には、これを停止させた後、逆転させて鏡面角度を通常位置に復帰させるように制御する。また、上下用モータM3の正転が既に終了し、左側ミラー3の鏡面角度が設定位置に達している場合には、上下用モータM3を逆転させて左側ミラー3の鏡面角度を通常位置に復帰させるように制御する(ステップST8,ST9)。
【0046】
その後、リバース信号が解除されても、キャンセル信号出力部35はキャンセル信号の出力を継続するので、次回リバース信号が与えられた状態においても、該リバース信号と連動して左側ミラー3の鏡面角度を設定位置へ傾動させる操作を行わない(ステップST3でYES)。リバース信号がオフとなれば(ステップST13でYES)、リレー回路11をオフ状態とし(ステップST11)、処理を終了する。つまり、リバース信号との連動操作をキャンセルすることができる。
【0047】
そして、リバース信号が与えられているときに、運転者が図1に示す左右傾動用スイッチ7、或いは上下傾動用スイッチ8のいずれかを操作すると、前記と同様の手順で主制御手段10の操作信号入力部32に操作信号が入力される(ステップST14でYES)。キャンセル信号出力部35は、この操作信号の入力を受けて、キャンセル信号の出力を停止する(ステップST15)。これにより、駆動制御部34はモータ駆動回路15に駆動制御信号を出力するので、リバース信号と連動した鏡面角度の切り換え操作が可能となる。
【0048】
即ち、運転者がシフトレバーをリバースギヤに入れ(ステップST1でYES)、鏡面が下向きに動作した後(ステップST4,ST5)、各スイッチ7,8のいずれかによる操作を行い(ステップST6でYES)、キャンセル信号をオンとすることにより(ステップST12)、鏡面角度を通常位置に戻す(ステップST8,ST9)。そして、再度スイッチ7,8による操作を行った場合は、キャンセル信号がオン状態(ステップST10でYES)から、各スイッチ7,8のいずれかによる操作信号が入力されるので(ステップST14でYES)、キャンセル信号がオフとされ(ステップST15)、再び鏡面角度が設定位置となるように下向き動作を行う(ステップST14,ST15)。
【0049】
このように、シフトレバーがリバースギヤにあるときは、リレー回路11がオン状態となって各スイッチ7,8による通常の鏡面の角度調整ができなくなり、キャンセル信号出力のオン、オフを切り換えるスイッチとなる。つまり、リバース信号オンの状態で鏡面が下向き動作時、或いは下向き動作後、各スイッチ7,8のいずれかを操作すると、キャンセル信号がオンとなり、他方、鏡面が上向き動作時、或いは上向き動作後に各スイッチ7,8のいずれかを操作すると、キャンセル信号はオフとなる。
【0050】
また、リレー回路11がオン状態となることにより、各スイッチ7,8と各モータM1〜M4(図1参照)との接続が遮断されるので、各スイッチ7,8のオン、オフ操作により鏡面が動き、通常位置からずれてしまうというトラブルの発生を防止することができる。また、シフトレバーがリバースギヤ以外の位置にある場合には、各スイッチ7,8を常に通常の鏡面角度調整用のスイッチとして使用することができる。
【0051】
こうして、リバース信号入力時に、左右傾動用スイッチ7、或いは上下傾動用スイッチ8を操作することにより、キャンセル信号の出力、出力停止を切り換え、リバース信号と連動した鏡面角度制御のオン、オフを切り換えることができるのである。
【0052】
このようにして、本実施形態に係る車両用ミラーの角度制御装置においては、リバース信号が与えられているときに、左右傾動用スイッチ7、或いは上下傾動用スイッチ8のいずれかを操作することにより、リバース信号と連動した鏡面角度制御をキャンセルすることができ、且つ、次回リバース信号が与えられたときに、左右傾動用スイッチ7、或いは上下傾動用スイッチ8のいずれかを操作することによりキャンセル状態を解除する(即ち、元の状態に戻す)ことができる。
【0053】
従って、連動操作を必要とする運転者にとっては、車両後退時に、自動的に左側ミラー3が後輪部近傍を視野に入れるように傾動するので、車両の幅寄せ時や車庫入れ時には極めて有用であり、且つ、このような機能を必要としない運転者は、リバースギヤへの投入操作と鏡面角度の切り換えとの連動操作を簡単な方法でキャンセルすることができるので、運転者の好みに応じた自由度の高い制御が可能となる。
【0054】
また、新たにキャンセル専用のスイッチを設けることなく、連動操作をキャンセルすることができるようになり、運転席近傍にキャンセル専用のスイッチを設置する必要がなく、省スペース化を図ることができる。また、キャンセル専用スイッチを取り付ける手間がなくなる。
【0055】
なお、上記した実施形態では、外部信号として、シフトレバーをリバースギヤに投入したときに得られるリバース信号を用い、これと連動して左側ミラーを下方向に傾斜させる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、外部信号としてウインカー信号を用い、右方向へのウインカー操作が入力された際には、これと連動して右側ミラー2の鏡面角度を右方向に傾斜させ、右側の視野範囲を広くするような場合にも適用することができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るキャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置においては、外部信号が与えられているときに、上下傾動用スイッチ、または左右傾動用スイッチの一方を操作することにより、外部信号との連動操作をキャンセルすることができ、また、キャンセル状態を解除することができる。従って、新たなモード選択スイッチ等を搭載することなく、簡単な方法で外部信号との連動、非連動を切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用ミラーの角度制御装置の構成を示す回路図である。
【図2】主制御手段の内部構成を示すブロック図である。
【図3】本実施形態に係る角度制御装置の動作を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 角度制御装置
2 右側ミラー
3 左側ミラー
4 ミラースイッチ
5 制御回路
6 左右ミラー選択用スイッチ
7 左右傾動用スイッチ
8 上下傾動用スイッチ
9 共通スイッチ
10 主制御手段(制御手段)
11 リレー回路
12 操作信号入力回路
13 モータ駆動用電源
14 安定化電源
15 モータ駆動回路
16 励磁回路
21〜25 接点
31 外部信号入力部
32 操作信号入力部
33 リレー制御部
34 駆動制御部
35 キャンセル信号出力部
RC1 リレーコイル
Tr1 トランジスタ
D1〜D5 ダイオード
M1 右側ミラーの上下用モータ
M2 右側ミラーの左右用モータ
M3 左側ミラーの上下用モータ
M4 左側ミラーの左右用モータ
E1 バッテリ
SW1 イグニッションスイッチ

Claims (3)

  1. 左右ミラー選択用スイッチ、上下傾動用スイッチ、及び左右傾動用スイッチが搭載され、前記上下傾動用スイッチ及び左右傾動用スイッチを操作することにより、前記左右ミラー選択用スイッチで選択した側の車両用ミラーの鏡面角度を調整する機能を具備し、且つ、外部信号が与えられた際には、該外部信号と連動して、鏡面角度を所望の設定位置へ傾斜させ、外部信号が停止された際には、鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する連動操作が設定された車両用ミラーの角度制御装置において、
    前記外部信号が与えられた際に、前記上下傾動用スイッチ及び前記左右傾動用スイッチと、鏡面を上下方向へ傾動させるための上下用モータ及び鏡面を左右方向へ傾動させるための左右用モータとの接続を遮断するリレー回路を備え、
    前記外部信号が与えられて、前記鏡面角度の設定位置方向への傾動が開始された後、前記上下傾動用スイッチ、左右傾動用スイッチのうち少なくとも1つが投入されて、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、前記鏡面角度を通常位置へ復帰させ、且つ、以後の連動操作を解除し、
    次回前記外部信号入力時に、前記上下傾動用スイッチ、左右傾動用スイッチのうち少なくとも1つが投入されて、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、前記連動操作を復帰させることを特徴とするキャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置。
  2. 左右ミラー選択用スイッチ、上下傾動用スイッチ、及び左右傾動用スイッチが搭載され、前記上下傾動用スイッチ及び左右傾動用スイッチを操作することにより、前記左右ミラー選択用スイッチで選択した側の車両用ミラーの鏡面角度を調整する機能を具備し、且つ、外部信号が与えられた際には、該外部信号と連動して、鏡面角度を所望の設定位置へ傾斜させ、外部信号が停止された際には、鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する連動操作が設定された制御手段を有する車両用ミラーの角度制御装置において、
    前記制御手段は、
    前記外部信号が与えられた際に、前記上下傾動用スイッチ及び前記左右傾動用スイッチと、鏡面を上下方向へ傾動させるための上下用モータ及び鏡面を左右方向へ傾動させるための左右用モータとの接続を遮断するリレー回路と、
    前記外部信号が入力された際に、前記鏡面角度を設定位置へ傾動させ、外部信号の入力が停止された際には、該鏡面角度を通常位置へ復帰させるべく制御する駆動制御部と、
    前記外部信号入力中に、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、キャンセル信号を出力し、且つ、次回外部信号入力中に、前記上下傾動用スイッチまたは左右傾動用スイッチの少なくとも1つの操作信号が与えられた際に、前記キャンセル信号の出力を停止するキャンセル信号出力部と、を具備し、
    前記駆動制御部は、前記キャンセル信号出力時には、前記外部信号との連動操作を行わないことを特徴とするキャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置。
  3. 前記外部信号は、車両のシフトレバーをリバースギヤに入れたときに出力されるリバース信号、または、車両のウインカーをオンとしたときに出力されるウインカー信号のいずれかであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のキャンセル機構を具備した車両用ミラーの角度制御装置。
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