JP3587396B2 - 後写鏡の姿勢制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、電動機を作動させて後写鏡の視認位置を調整する後写鏡の姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、後写鏡(ドアミラーやフェンダミラーなど)のミラー面の姿勢を、車室内に設けた手動スイッチ(左右ミラー選択スイッチ、上下動スイッチ、左右動スイッチなど)を操作し、電動機を作動させることによって、遠隔調整するものが知られている。
【0003】
更に、前記手動スイッチとは別のスイッチ、例えば変速レバーがリバースレンジ(R)の位置にあるとオン状態になるリバーススイッチに連動して後部車輪近傍にミラーを向けたり、記憶された設定位置にミラー面を位置決めするためタイマを作動させる指令スイッチなどの制御スイッチを設け、これらの制御スイッチによって前記手動スイッチの操作によるミラー面の姿勢調整とは別に同じ電動機を作動させてミラー面を自動的に所望な視認位置に調整することが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術においては、手動スイッチとは別に設けたリバーススイッチ等の制御スイッチでミラー面の視認位置を調整している最中に、変速レバーをリバースレンジ(R)の位置から他のレンジにシフトした場合、変速レバーをリバースレンジ(R)の位置にすることでミラーを下向きにする電動機の動作と変速レバーをリバースレンジ(R)の位置から他のレンジにシフトすることでミラーを原位置に復帰させようとする電動機の動作に時間差が生じ、リバーススイッチでミラー面の姿勢を調整する直前の姿勢(原位置)にミラーが戻らないという問題点を有していた。
【0005】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、手動スイッチとは別に設けた制御スイッチでミラー面の視認位置を調整し目的を達した後には、確実に調整前の位置にミラーを戻すことが出来る後写鏡の姿勢制御装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく本発明は、手動スイッチによる指令信号で電動駆動手段を作動させて後写鏡の視認位置を調整する後写鏡の遠隔制御装置において、前記手動スイッチとは別にリバースギアに連動し、前記電動駆動手段を作動させて前記後写鏡の視認位置を調整する制御スイッチ手段と、この制御スイッチ手段の出力信号で起動する指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段と、前記タイマ手段のうち一方のタイマ手段が作動中の時には他方のタイマ手段と前記電動駆動手段との電気的接続を遮断するインターロック手段を備えたものである。
【0007】
また、前記インターロック手段は、前記指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段が共に作動中の場合に、前記指定方向動作用タイマ手段及び復帰用タイマ手段と前記電動駆動手段との電気的接続を遮断するとよい。
【0008】
前記指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段の設定時間が等しいことが望ましい。
【0009】
【作用】
スイッチ手段の操作により指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段が作動するが、前記タイマ手段のうち一方のタイマ手段が作動中の時には他方のタイマ手段はインターロック手段によって電動駆動手段との電気的接続が遮断される。
【0010】
また、指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段が共に作動中の場合に、指定方向動作用タイマ手段及び復帰用タイマ手段ともインターロック手段によって電動駆動手段との電気的接続が遮断される。
【0011】
指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段の設定時間が等しいことで、スイッチ手段でミラー面の視認位置を調整し目的を達した後には、確実に調整前の位置にミラーが戻される。
【0012】
【実施例】
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1はリバースギヤに連動させた場合の本発明に係る後写鏡の姿勢制御装置の構成図、図2は同じくタイミングチャートである。
【0013】
図1に示すように、後写鏡の姿勢制御装置1は、制御スイッチ手段としてのリバーススイッチ2と、タイマ制御回路3と、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5と、インターロック回路6と、モータ駆動回路7と、車両の左右(L側、R側)に設けた上下方向駆動用モータ(以下上下用モータ)8,9と、OR回路10と、手動スイッチ遮断回路11と、手動スイッチ12と、R/L選択回路13など備えて構成されている。更に、上下用モータ8,9と並列に左右方向駆動用モータ(以下左右用モータ)14,15が設けられている。
【0014】
リバーススイッチ2は、AT(オートマチック)車のセレクタレバーがリバースレンジ(R)の位置にある時にのみオン状態になるスイッチで、オフ状態からオン状態になるとHレベル(例えば、約6.0V)からLレベル(例えば、約0.7V)になるレベル信号S1を出力する。
【0015】
タイマ制御回路3は、リバーススイッチ2がオンした時の出力信号S1を所定時間T1だけ遅延させる遅延回路を備え、LレベルからHレベルになる信号S2(オンディレイ)を下向作動用タイマ回路4に入力する。
このような遅延回路を設けたのは、リバーススイッチ2を用いる場合に、セレクタレバーをパーキングレンジ(P)からドライブレンジ(D)にシフトするとリバーススイッチ2がある時間だけリバースレンジ(R)を通過するため、その時間だけオン状態になり、ミラーを作動させる必要がない時でもリバーススイッチ2の出力信号S1が直ちに下向作動用タイマ回路4に入力され、ミラーが作動してしまうのを防止するためである。なお、スイッチ手段としてマニュアルミッション車のリバーススイッチや室内の所定位置に設けたスイッチ(運転者等が直接操作するスイッチ)を用いる場合には、遅延回路3を必要としない。
【0016】
また、タイマ制御回路3は、信号S2の反転信号を出力信号S3として復帰用タイマ回路5に入力する。
【0017】
下向作動用タイマ回路4は、タイマ制御回路3の出力信号S2を受けてから所定の設定時間T2だけHレベル(例えば、約6V)である信号S4を出力するものである。復帰用タイマ回路5も、タイマ制御回路3の出力信号S3受けてから所定の設定時間T2だけHレベル(例えば、約6V)である信号S5を出力するものである。ここで、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5の設定時間T2は、同じ時間に設定してある。
【0018】
インターロック回路6は、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5の出力信号S4,S5で作動する。信号S4,S5が共にLレベルの時に、信号S4がHレベルとなると、復帰用タイマ回路5とモータ駆動回路7との電気的接続が遮断され、一方信号S5の方がHレベルになると、下向作動用タイマ回路4とモータ駆動回路7との電気的接続が遮断される。また、信号S4,S5が共にHレベルになると、下向作動用タイマ回路4と復帰用タイマ回路5がともにモータ駆動回路7との電気的接続から遮断される。
【0019】
モータ駆動回路7は、入力部に遅延手段7aを備え下向作動用タイマ回路4又は復帰用タイマ回路5のHレベルである出力信号S4,S5の何れかが入力されてから設定時間T3が経過後に駆動電流Iを上下用モータ8,9に流すようにしている。なお、設定時間T3は非常に短く、実際の上下用モータ8,9の動作時間に影響がないので、T2−T3=T2としてよい。
【0020】
下向作動用タイマ回路4のHレベルの出力信号S4がモータ駆動回路7に入力されると、上下用モータ8,9に下向作動用の駆動電流Iが流れミラーが下向きになる。一方、復帰用タイマ回路5の出力信号S5がモータ駆動回路7に入力されると、上下用モータ8,9に復帰用の駆動電流Iが向きを変えて流れミラーが上向き(復帰方向)になる。
【0021】
OR回路10は、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5のHレベルである出力信号S4,S5の両方又は何れかが発生している場合にHレベル(例えば、約6V)の信号S6を出力する。
【0022】
手動スイッチ遮断回路11は、OR回路10のHレベルである出力信号S6を入力し、上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12との電気的接続を遮断するものである。
【0023】
上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12との電気的接続が遮断するタイミングは、信号S4又は信号S5の何れかによってモータ駆動回路7が作動する以前になるように遅延手段7aによって設定されている。
【0024】
手動スイッチ12は、通常のミラー操作の際に使用するスイッチで、上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15に手動スイッチ遮断回路11を介して接続され、手動スイッチ遮断回路11が働いていない時には上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15に駆動電流を流し、ミラーを所望の姿勢に調整することが出来る。
【0025】
R/L選択回路13は、選択スイッチを備えて左右何れかのミラー(L側又はR側)を選択し、自動姿勢調整を行わせる回路である。なお、中立位置を選択した場合には、LRの両方のミラーを作動又は非作動に設定することが出来る。
【0026】
以上のように構成した後写鏡の自動姿勢調整装置1の動作を図2に示すタイミングチャート(A動作、B動作、C動作)で説明する。
先ず、A動作について説明する。運転者がエンジンキーを回してイグニッションスイッチをオンの位置にし、AT車のセレクタレバーをパーキングレンジ(P)又はドライブレンジ(D)からリバースレンジ(R)にシフトさせると、リバーススイッチ2がオフ状態からオン状態になり、出力信号S1がHレベルからLレベルになる。なお、R/L選択回路13でL側ミラー(上下用モータ8)を選択しているものとする。
【0027】
すると、タイマ制御回路3の出力信号S2は、信号S1がHレベルからLレベルになってから所定時間T1経過後にLレベルからHレベルになり、下向作動用タイマ回路4に入力される。一方、タイマ制御回路3の出力信号S3は、HレベルからLレベルになり、復帰用タイマ回路5に入力される。
【0028】
下向作動用タイマ回路4にHレベルの信号S2が入力されると、所定の設定時間T2だけHレベル(例えば、約6V)である信号S4を出力する。一方、復帰用タイマ回路5にはLレベルの信号S3が入力されるので、出力信号S5はLレベルを維持する。
【0029】
OR回路10に下向作動用タイマ回路4のHレベルである信号S4が入力されると、OR回路10がHレベルである信号S6を手動スイッチ遮断回路11に出力する。すると、手動スイッチ遮断回路11が作動して上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12との電気的接続を遮断する。
【0030】
そして、Hレベルである信号S4とLレベルである信号S5がインターロック回路6に入力されると、復帰用タイマ回路5とモータ駆動回路7との電気的接続は遮断される。一方、下向作動用タイマ回路4のHレベルである信号S4によって、モータ駆動回路7が作動しミラーが下向きになるような駆動電流Iが設定時間T2(図2にはT3を示したが、遅延手段7aの設定時間T3はT2と比べて小さく無視出来るので、T2−T3=T2)だけ上下用モータ8に流れる。
【0031】
この時、手動スイッチ遮断回路11が作動して上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12との電気的接続が遮断するタイミングは、モータ駆動回路7に遅延手段7aを備えたことによって、上下用モータ8に駆動電流Iが流れ始めるタイミングより早いため、手動スイッチ12とリバーススイッチ2による操作が競合することはない。
【0032】
セレクタレバーをリバースレンジ(R)に保ったまま設定時間T2が経過すると、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5の出力信号S4,S5は、ともにLレベルになる。従って、OR回路10の出力信号S6がLレベルになるので、手動スイッチ遮断回路11は作動せず上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12は電気的に接続される。
【0033】
次に、セレクタレバーをリバースレンジ(R)からパーキングレンジ(P)、ニュートラルレンジ(N)又はドライブレンジ(D)にシフトさせると、リバーススイッチ2がオン状態からオフ状態になり、出力信号S1がLレベルからHレベルになる。
【0034】
すると、タイマ制御回路3の出力信号S2は、信号S1がLレベルからHレベルになると直ちにHレベルからLレベルになる。一方、タイマ制御回路3の出力信号S3は、信号S1がLレベルからHレベルになると直ちにLレベルからHレベルになり、復帰用タイマ回路5に入力される。
【0035】
下向作動用タイマ回路4にLレベルの信号S2が入力されると、出力信号S4はLレベルを維持する。一方、復帰用タイマ回路5にHレベルの信号S3が入力されると、復帰用タイマ回路5は所定の設定時間T2だけHレベルである信号S5を出力する。
【0036】
OR回路10に復帰用タイマ回路5のHレベルである信号S5が入力されると、OR回路10がHレベルである信号S6を手動スイッチ遮断回路11に出力する。すると、手動スイッチ遮断回路11が作動して上下用モータ8,9と手動スイッチ12との電気的接続を遮断する。
【0037】
そして、Hレベルである信号S5とLレベルである信号S4がインターロック回路6に入力されると、下向作動用タイマ回路4とモータ駆動回路7との電気的接続は遮断される。一方、復帰用タイマ回路5のHレベルである信号S5によって、上下用モータ8にミラーが下向き姿勢から当初(原位置)の姿勢に復帰する駆動電流Iが設定時間T2(図2にはT3を示したが、遅延手段7aの設定時間T3はT2と比べて小さく無視出来るので、T2−T3=T2)だけ流れる。なお、図2において原位置の姿勢に復帰するための駆動電流Iは、流れる方向を考慮して示した。
【0038】
セレクタレバーをリバースレンジ(R)以外のレンジに保ったまま設定時間T2が経過すると、ミラーは下向き姿勢から当初(原位置)の姿勢に復帰する。下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5の出力信号S4,S5は、ともにLレベルになる。
【0039】
すると、OR回路10の出力信号S6がLレベルになるので、手動スイッチ遮断回路11は作動せず上下用モータ8,9及び左右用モータ14,15と手動スイッチ12は電気的に接続される。そして、手動スイッチ12の操作で通常のミラーの姿勢調整が可能になる。
【0040】
次に、B動作について説明する。セレクタレバーがリバースレンジ(R)にあって、下向作動用タイマ回路4の出力信号S4がHレベルで上下用モータ8が作動している最中に、セレクタレバーをリバースレンジ(R)以外のレンジにシフトする。すると、下向作動用タイマ回路4の出力信号S4は設定時間T2の残り時間だけHレベルを維持する。
【0041】
リバーススイッチ2がオン状態からオフ状態になって出力信号S1がLレベルからHレベルになると、タイマ制御回路3の出力信号S3は、直ちにLレベルからHレベルになり、復帰用タイマ回路5にHレベルの信号S3が入力される。そして、復帰用タイマ回路5の出力信号S5は、設定時間T2だけHレベルを維持する。
【0042】
OR回路10に、下向作動用タイマ回路4のHレベルである信号S4と復帰用タイマ回路5のHレベルである信号S5が入力されても、OR回路10は信号S6をHレベルに維持するので、手動スイッチ遮断回路11は上下用モータ8,9と手動スイッチ12との電気的接続の遮断を維持する。
【0043】
下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5のHレベルである出力信号S4,S5が両方ともインターロック回路6に入力されると、下向作動用タイマ回路4及び復帰用タイマ回路5とモータ駆動回路7との電気的接続が遮断される。従って、上下用モータ8は停止状態になり、ミラーは下向き姿勢と原位置の姿勢の中間の姿勢のままとなる。
【0044】
次いで、下向作動用タイマ回路4の設定時間T2の残り時間が経過すると、Lレベルである信号S4とHレベルである信号S5がインターロック回路6に入力され、下向作動用タイマ回路4とモータ駆動回路7との電気的接続は遮断されたままであるが、復帰用タイマ回路5のHレベルである信号S5によって、復帰用タイマ回路5とモータ駆動回路7は電気的に接続される。
【0045】
すると、設定時間T2から信号S4と信号S5の双方がHレベルであった時間T4を減じた時間(T2−T4)だけ上下用モータ8に復帰用の駆動電流Iが流れ、ミラーが原位置の姿勢に復帰する。
なお、遅延手段7aの設定時間T3はT2と比べて小さく無視出来るのでB動作においては図示していない。
【0046】
このようにミラーが必ず原位置に戻るのは、下向作動用タイマ回路4の設定時間と復帰用タイマ回路5の設定時間を共に同じ設定時間T2とし、更にインターロック回路6により両タイマ回路4,5が共に作動中は上下用モータ8を停止させた(T4)ので、下向作動用タイマ回路4の信号S4によるミラーを下向き姿勢にする上下用モータ8の作動時間(T2−T4)と復帰用タイマ回路5の信号S5によるミラーを原位置の姿勢にする上下用モータ8の作動時間(T2−T4)が等しくなるからである。
【0047】
次に、C動作について説明する。復帰動作の途中で、セレクタレバーをリバースレンジ(R)にして、ミラーに下向き動作を行わせ、更に下向き動作の途中でセレクタレバーをリバースレンジ(R)以外にしてもミラーはリバーススイッチ2で調整する前の原位置に戻る。
なお、遅延手段7aの設定時間T3はT2と比べて小さく無視出来るのでC動作においては図示していない。
【0048】
このように、下向作動中や復帰動作中に任意にセレクタレバーを操作したとしても、セレクタレバーをリバースレンジ(R)以外の位置にシフトすれば必ずミラーが原位置に戻るのは、下向作動用タイマ回路4の設定時間と復帰用タイマ回路5の設定時間を同じ設定時間T2とし、更に下向作動用タイマ回路4の出力信号S4と復帰用タイマ回路5の出力信号S5が両方ともHレベルの場合には上下用モータ8を停止させることとしたので、ミラーが下向作動する時間と原位置に復帰する時間が常に等しくなるからである。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、一方のタイマ手段が作動中には他方のタイマ手段と電動駆動手段とが電気的に確実に分離され、両タイマ手段が同時に電動駆動手段と電気的に接続されることがなく、電動駆動手段に悪影響を及ぼしたり、ミラー面の姿勢調整が不可能になったりすることを防止出来る。
【0050】
また、指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段が共に作動中の場合には、指定方向動作用タイマ手段及び復帰用タイマ手段ともインターロック手段によって電動駆動手段との電気的接続が遮断され、更に指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段の設定時間を等しくしたことによって、制御スイッチ手段でミラー面の視認位置を調整し目的を達した後には、確実に調整前の位置にミラーを戻すことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る後写鏡の姿勢制御装置の構成図
【図2】本発明に係る後写鏡の姿勢制御装置のタイミングチャート
【符号の説明】
1…後写鏡の姿勢制御装置、2…リバーススイッチ(制御スイッチ手段)、3…タイマ制御回路、4…下向作動用タイマ回路、5…復帰用タイマ回路、6…インターロック回路、7…モータ駆動回路、7a…遅延手段、8…L側上下用モータ、9…R側上下用モータ、10…OR回路、11…手動スイッチ遮断回路、12…手動スイッチ、13…R/L選択回路、14…L側左右用モータ、15…R側左右用モータ。
Claims (3)
- 手動スイッチによる指令信号で電動駆動手段を作動させて後写鏡の視認位置を調整する後写鏡の遠隔制御装置において、前記手動スイッチとは別にリバースギアに連動し、前記電動駆動手段を作動させて前記後写鏡の視認位置を調整する制御スイッチ手段と、この制御スイッチ手段の出力信号で起動する指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段と、前記タイマ手段のうち一方のタイマ手段が作動中の時には他方のタイマ手段と前記電動駆動手段との電気的接続を遮断するインターロック手段を備えたことを特徴とする後写鏡の姿勢制御装置。
- 前記インターロック手段は、前記指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段が共に作動中の場合に、前記指定方向動作用タイマ手段及び復帰用タイマ手段と前記電動駆動手段との電気的接続を遮断する請求項1記載の後写鏡の姿勢制御装置。
- 前記指定方向動作用タイマ手段と復帰用タイマ手段の設定時間が等しい請求項1又は2記載の後写鏡の姿勢制御装置。
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- 1995-03-06 JP JP04586995A patent/JP3587396B2/ja not_active Expired - Fee Related
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