JP2007138500A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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Takahiro Uenishi
貴博 上西
Takeshi Hirata
健 平田
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Abstract

【課題】車両用自動開閉装置の操作性を向上させて開閉体の自動開閉動作を容易に行い得るようにすることである。
【解決手段】車体の開口部を開閉するスライドドアを電動モータにより自動的に開閉動作させる車両用自動開閉装置において、スライドドアの閉塞端にタッチセンサを装着し、スライドドアが自動閉動作するときにタッチセンサから制御装置に検出信号が入力されたときにはスライドドアを反転動作させて障害物の挟み込みを回避させる。一方、スライドドアが全開位置または途中位置で停止しているときにはタッチセンサを開閉スイッチとして機能させ、スライドドアが全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときにはスライドドアを自動閉動作させ、スライドドアが途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときにはスライドドアを自動開動作させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両の開口部を開閉する開閉体を自動的に開閉動作させる車両用自動開閉装置に関する。
自動車等の車両には、ドアやテールゲート、サンルーフ等の開閉体が随所に設けられている。たとえば、ワゴン車やワンボックス車等の車両には、その車体側部に車両前後方向に開閉するスライドドアが設けられ、車両側方からの乗降や荷物の積み降ろしなどが容易に行い得るようにされている。
このようなスライドドアは開閉時に必要とされる車両側方のスペースが小さくてすむため比較的大きな開口部に適用されることが多い。そのため、スライドドア自体が大型化してその開閉操作が重くなり、特に坂道などでは容易に開閉し辛いなどの問題があった。そこで、たとえば、特許文献1に示されるように、電動モータを駆動源とした自動開閉装置を車両に搭載し、この自動開閉装置によりスライドドアを自動的に開閉動作させるようにした技術が開発されている。この場合、スライドドアの外面と内面とにはそれぞれドアハンドルが設けられ、これらのドアハンドルが操作されると電動モータが起動してスライドドアの自動開閉動作が行われるようになっている。
一方、このような自動開閉装置には、スライドドアによる人や荷物等の挟み込みを防止するための安全機構が設けられる。たとえば、特許文献1に示される自動開閉装置では、スライドドアの閉塞端や車体開口部の開口端に感圧スイッチ(感圧式センサ)を装着し、スライドドアが自動閉動作しているときにこれらの感圧スイッチが所定値以上の外力を検出したときには、障害物の挟み込みを生じたと判断して、スライドドアを反転または停止動作させるようにしている。
特開平10−252349号公報
しかしながら、従来の自動開閉装置では、スライドドアを自動開閉動作させるためにはスライドドアの内面や外面に設けられるドアハンドルを操作する必要があるが、ドアハンドルの操作方法は車両の種類によって区々であり、また、乗降後にもう一度ドアハンドル操作を行ってドア開閉操作を終了させる必要があり、車両への乗降後におけるドアハンドルの操作性は良くなかった。
本発明の目的は、車両用自動開閉装置の操作性を向上させて開閉体の自動開閉動作を容易に行い得るようにすることにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、車両の開口部を開閉する開閉体を自動的に開閉動作させる車両用自動開閉装置であって、前記開閉体を開閉駆動する駆動源と、前記開閉体の閉塞端または前記開口部の開口端の少なくともいずれか一方に設けられ、障害物が接触したときに検出信号を出力する感圧式センサと、前記開閉体が自動閉動作している状態のもとで前記感圧式センサから検出信号が入力されたときに前記開閉体を挟み込み回避動作させる制御手段とを有し、前記開閉体が全開位置または途中位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を所定の方向に自動開閉動作させることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉体が全開位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を自動閉動作させることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉体が途中位置で停止した状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を自動開動作させることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記開閉体が全開位置または途中位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサが非検出状態から検出状態を経て再度非検出状態に変化したときに前記開閉体を自動開閉動作させることを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記駆動源と前記開閉体との間に、前記駆動源が作動するときに動力伝達状態に切り替えられる動力断続機構を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、開閉体が全開位置または途中位置で停止しているときには、開閉体の閉塞端または車両の開口部の開口端に設けられる感圧式センサが開閉スイッチとして機能するので、感圧式センサに触れるだけの簡単な操作で開閉体を自動開閉動作させることができる。
また、本発明によれば、開閉体が全開位置で停止している状態のもとで感圧式センサに触れたときには開閉体を自動閉動作させるようにしたので、開閉方向を指示することなく、感圧式センサに触れるだけの簡単な操作で、全開位置に停止している開閉体を自動的に閉じることができる。
さらに、本発明によれば、開閉体が途中位置で停止している状態のもとで感圧式センサに触れたときには開閉体を自動開動作させるようにしたので、開閉方向を指示することなく、感圧式センサに触れるだけの簡単な操作で、途中位置に停止している開閉体を自動的に開くことができる。また、開閉体が途中位置に停止しているときに誤って感圧式センサに触れても、開閉体が不意に閉じることがないので、この車両用自動開閉装置の安全性を確保することができる。
さらに、本発明によれば、感圧式センサが非検出状態から検出状態を経て再度検出状態となったときに開閉体の自動開閉動作を開始させるようにしたので、乗員等が誤って感圧式センサに触れても、触れた状態のままで開閉体が不意に動作することを防止して、この車両用自動開閉装置の安全性を確保することができる。
さらに、本発明によれば、駆動源が作動しないときには動力断続機構により駆動源と開閉体との間の動力伝達経路が遮断されるので、開閉体の手動による開閉操作を容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置が設けられる車両を示す側面図であり、図2は図1に示す車両のスライドドア装着部分の詳細を示す拡大図である。
図1に示す車両11はワンボックスタイプの車両であり、その車体12の側部には乗降用の開口部13が形成され、この開口部13を開閉するために車体12には開閉体としてのスライドドア14が装着されている。図2に示すように、スライドドア14の後端部の上下中央付近にはローラアッシー15が取り付けられ、車体12の外側面には車両前後方向に延びるガイドレール16が固定されており、ローラアッシー15はガイドレール16に組み込まれてガイドレール16に沿って移動自在となっている。ローラアッシー15がガイドレール16に沿って移動すると、スライドドア14は車両11の前後方向に移動し、これにより開口部13はスライドドア14により開閉される。また、ガイドレール16の車両前方側には車室内側に湾曲する曲部16aが設けられており、この曲部16aにローラアッシー15が案内されることにより、スライドドア14は車体12の側面と同一面に収まるように車室内側に引き込まれて閉じられるようになっている。
なお、図示はしないが、ローラアッシー15は図示する部位(センター部)以外にスライドドア14の前端部の上下部分(アッパー部・ロア部)にも設けられ、これらに対応して車体12の開口部13の上下部位にもアッパー部・ロア部に対応するガイドレール17,18が設けられており、スライドドア14は合計3カ所において車体12に支持されている。
図2に示すように、この車両11には、スライドドア14を自動的に開閉動作させるために、車両用自動開閉装置21(以下、開閉装置21とする。)が設けられている。この開閉装置21はガイドレール16の車両前後方向の略中央部に隣接して車体12に固定されるアクチュエータユニット22と、それぞれ車両後方側と前方側からローラアッシー15に接続される2本のケーブル23a,23bとを有しており、これらのケーブル23a,23bはガイドレール16の両端部に設けられる反転プーリ24a,24bを介してアクチュエータユニット22に案内されている。そして、アクチュエータユニット22によりいずれか一方のケーブル23a,23bを引くことによってスライドドア14の自動開閉動作が行われるようになっている。
図3は図2に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示す説明図であり、アクチュエータユニット22はスライドドア14を開閉駆動する駆動源としての電動モータ25と電動モータ25に固定される減速機26とを有し、電動モータ25の回転を減速機26により所定の回転数にまで減速して出力軸27から出力するようになっている。なお、電動モータ25としては、たとえばブラシ付き直流モータやブラシレス直流モータ等、正逆両方向に回転可能なものが用いられる。
出力軸27には円筒状に形成されたドラム28が固定され、このドラム28の外周面には各反転プーリ24a,24bを介してアクチュエータユニット22に案内されたケーブル23a,23bが複数回巻き付けられており、電動モータ25が作動してドラム28が回転すると、ケーブル23a,23bのいずれか一方がドラム28に巻き取られるとともに他方がドラム28から巻き戻されるようになっている。これにより、電動モータ25が正転すると、図3中で反時計回りにドラム28が回転して車両後方側のケーブル23aがドラム28に巻き取られ、スライドドア14はケーブル23aに引かれて自動開動作する。反対に、電動モータ25が逆転すると、図3中で時計回りにドラム28が回転して車両前方側のケーブル23bがドラム28に巻き取られ、スライドドア14はケーブル23bに引かれて自動閉動作する。
電動モータ25の作動を制御するために、電動モータ25には制御手段としての制御装置31が接続されている。この制御装置31は、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)やROM、RAMなどのメモリ等を備え、所謂マイクロコンピュータとしての機能を有するものとなっている。
減速機26には動力断続機構としての電磁クラッチ(不図示)が内装されており、この電磁クラッチにより電動モータ25と出力軸27の間の動力伝達経路を断続することができるようになっている。つまり、電磁クラッチは電動モータ25とスライドドア14との間に設けられており、電動モータ25とスライドドア14との間の動力伝達経路を電磁クラッチにより断続することができるようになっている。この電磁クラッチは制御装置31に接続されており、電動モータ25が作動するときには電磁クラッチは制御装置31により動力伝達状態に切り替えられ、スライドドア14が手動により開閉操作されるときには、電磁クラッチは制御装置31により動力遮断状態に切り替えられるようになっている。これにより、電動モータ25が作動するときには電磁クラッチが動力伝達状態に切り替えられて電動モータ25の動力はスライドドア14に伝達され、スライドドア14が手動により開閉操作されるときには電磁クラッチが動力遮断状態に切り替えられてスライドドア14の手動による開閉操作力が低減される。
出力軸27には周方向に並べて多数の磁極が着磁された多極着磁磁石32が固定され、この多極着磁磁石32の回転軌道近傍には互いに所定の位相差をもって並べて配置される2つのホールIC33a,33bが設けられており、出力軸27が回転すると、これらのホールIC33a,33bから出力軸27の回転数に比例したパルス信号が出力されるようになっている。なお、ホールICとは磁界の変化を電圧に変換するセンサである。これらのホールIC33a,33bは制御装置31に接続されており、制御装置31にはホールIC33a,33bからパルス信号が入力されるようになっている。そして、制御装置31は、ホールIC33a,33bから入力されるパルス信号の周期に基づいてスライドドア14の移動速度を検出し、パルス信号の出現タイミングに基づいてスライドドア14の移動方向を検出し、スライドドア14が所定位置(たとえば全閉位置)となったときを基準としてパルス信号を積算(カウント)することによりスライドドア14の位置を検出することができるようになっている。
一方、スライドドア14には、その車室内側と外側とにそれぞれ開閉スイッチとしての機能を有するドアハンドル34a,34bが設けられている。これらのドアハンドル34a,34bは制御装置31に接続されており、乗員等によりドアハンドル34a,34bが操作されると、その操作に応じた開閉指令信号が制御装置31に入力されるようになっている。つまり、乗員等によりドアハンドル34a,34bが開側に操作されるとスライドドア14を開方向に自動開閉動作させる旨の指令信号がドアハンドル34a,34bから制御装置31に入力され、ドアハンドル34a,34bが閉側に操作されるとスライドドア14を閉方向に自動開閉動作させる旨の指令信号がドアハンドル34a,34bから制御装置31に入力されるようになっている。
ドアハンドル34a,34bから開閉指令信号が入力されると、制御装置31はその開閉指令信号やスライドドア14の位置、開閉速度等をメモリ内に格納された制御プログラムに従って演算し、この演算結果に基づいて電動モータ25の作動を制御してスライドドア14を自動開閉動作させるようになっている。
図4(a)〜(c)はスライドドアの挟み込み回避動作を示す説明図であり、この開閉装置21では、スライドドア14による障害物Mの挟み込みを防止するために、スライドドア14の閉塞端14a(スライドドア14が全閉状態となったときに開口部13の開口端13aと接触する部分であって、スライドドア14が閉方向に移動するときに前側となる部分)には、感圧式センサとしてのタッチセンサ41が装着されている。このタッチセンサ41は内側電極と外側電極との間にピエゾ素子等の圧電素子を挟み込むとともに外周が絶縁体により被覆されたケーブル状に形成されており、車両上下方向にスライドドア14の閉塞端14aに沿って装着され、スライドドア14が全閉状態となったときには開口部13の開口端13aに接触するようになっている。このタッチセンサ41は、障害物M等が接触することにより外力が加えられると、圧電素子に機械的なひずみが生じて内側電極と外側電極との間に電圧が誘起し、この電圧を検出信号として出力するようになっている。そして、このタッチセンサ41は制御装置31に接続されており、タッチセンサ41の検出信号は制御装置31に入力されるようになっている。
なお、本実施の形態においては、感圧式センサとして、圧電素子を用いたタッチセンサ41が用いられているが、これに限らず、外力が加えられたときに検出信号を出力するセンサであれば、たとえば、機械的なスイッチを備えたセンサ等、他の構造の感圧式センサを用いるようにしてもよい。
スライドドア14が自動閉動作している状態のもとでタッチセンサ41から検出信号が入力されると、制御装置31はスライドドア14が障害物M等の挟み込みを生じるおそれがあると判断して、電動モータ25を逆転させてスライドドア14を挟み込み回避動作として反転動作させるようになっている。これにより、図4(a)に示すように、開口部13に障害物Mがあるときにスライドドア14が自動閉動作しても、図4(b)に示すように、スライドドア14の閉塞端14aに装着されるタッチセンサ41が障害物Mに接すると、タッチセンサ41から制御装置31に検出信号が入力され、図4(c)に示すように、スライドドア14の移動方向が閉方向から開方向に反転されて、障害物Mの挟み込みを回避させることができる。
なお、本実施の形態においては、挟み込み回避動作としてスライドドア14を反転動作させるようにしているが、これに限らず、たとえば、スライドドア14をその場で停止させ、あるいはスライドドア14の移動速度を低下させるなど、障害物Mの挟み込みを回避させ得る動作であれば他の動作をさせるようにしてもよい。
図5(a),(b)はスライドドアが全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときのスライドドアの動作を示す説明図であり、図6(a),(b)はスライドドアが途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときのスライドドアの動作を示す説明図である。
この開閉装置21では、スライドドア14の開閉指令を容易にするために、スライドドア14が全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41から制御装置31に検出信号が入力されたときにはスライドドア14を自動閉動作させ、スライドドア14が全開位置と全閉位置との間の途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41から制御装置31に検出信号が入力されたときにはスライドドア14を自動開動作させるようになっている。つまり、スライドドア14が全開位置または途中位置で停止しているときには、タッチスセンサ41を障害物検出センサとしてではなく開閉スイッチとして機能させ、ドアハンドル34a,34bを操作しなくても、タッチセンサ41に触れるつまりタッチセンサ41を操作することによりスライドドア14を自動開閉動作させることができるようにしている。これにより、図5(a)に示すように、スライドドア14が全開位置で停止しているときに乗員P等がタッチセンサ41に触れることにより、図5(b)に示すように、スライドドア14を全閉位置に向けて自動閉動作させることができる。また、図6(a)に示すように、スライドドア14が途中位置で停止しているときに乗員P等がタッチセンサ41に触れることにより、図6(b)に示すように、スライドドア14を全開位置に向けて自動開動作させることができる。
ここで、タッチセンサ41からの検出信号が入力されてスライドドア14を自動閉動作または自動開動作させる場合においては、制御装置31は、スライドドア14が全開位置または途中位置で停止した状態のもとでタッチセンサ41が非検出状態(検出信号を出力しないオフ状態)から検出状態(検出信号を出力するオン状態)を経て再度非検出状態(オフ状態)に変化したときにタッチセンサ41から検出信号が入力されたと判断してスライドドア14の自動開閉動作を開始するようになっている。つまり、乗員P等がタッチセンサ41に触れただけではスライドドア14の自動開閉動作は開始されず、触れた後にタッチセンサ41から離れたときに初めてスライドドア14の自動開閉動作が開始されるようになっている。これにより、乗員P等が誤ってスライドドア14に触れても急にスライドドア14が動き出すことを防止することができる。
図7はタッチセンサからの検出信号が制御装置に入力されたときのスライドドアの制御手順を示すフローチャート図であり、以下には、このフローチャート図に基づいて、タッチセンサ41からの検出信号が入力されたときのスライドドア14の制御手順について説明する。
まず、ステップS1において、タッチセンサ41が操作されたか、つまりタッチセンサ41がオフ状態からオン状態を経て再度オフ状態へと変化したか否かが判断され、ステップS1においてタッチセンサ41が操作されたと判断されると、ステップS2においてスライドドア14が全開位置で停止中か否かが判断される。ステップS2において、スライドドア14が全開位置で停止中であると判断されると、ステップS3において、自動閉動作の作動条件が成立しているか否かが判断され、作動条件が成立していると判断されるとステップS4において、電磁クラッチが動力伝達状態に切り替えられるとともに電動モータ25が起動されて、スライドドア14の自動閉動作が開始される。なお、ステップS3において自動閉動作の作動条件が成立していないと判断された場合には、ステップS5においてスライドドア14は停止状態に維持され、ルーチンは終了する。
一方、ステップS2においてスライドドア14が全開位置で停止中ではないと判断されると、ステップS6においてスライドドア14が途中位置で停止中か否かが判断される。ステップS6においてスライドドア14が途中位置で停止中であると判断されると、ステップS7において自動開動作の作動条件が成立しているか否かが判断され、作動条件が成立していると判断されるとステップS8において、電磁クラッチが動力伝達状態に切り替えられるとともに電動モータ25が起動されて、スライドドア14の自動開動作が開始される。なお、ステップS7において自動開動作の作動条件が成立していないと判断された場合には、ステップS5においてスライドドア14は停止状態に維持され、ルーチンは終了する。ここで、自動開動作および自動閉動作の作動条件とは、たとえば車速が規定値以下であるか、あるいはメインスイッチ(不図示)がオンされているか等、スライドドア14を自動開閉動作させ得る条件として予め設定されているものである。
一方、ステップS6においてスライドドア14が途中位置で停止中ではないと判断されると、ステップS9においてスライドドア14が自動開閉動作中か否かが判断され、ステップS9においてスライドドア14が自動開閉動作中であると判断されると、ステップS10においてスライドドア14が自動閉動作中であるか否かが判断される。ステップS10においてスライドドア14が自動閉動作中であると判断されると、ステップS11において挟み込み回避動作が指令され、スライドドア14は反転動作する。これに対して、ステップS10においてスライドドア14が自動開動作中であると判断された場合には、ステップS12においてスライドドア14の自動開動作が維持される。なお、ステップS9においてスライドドア14が自動開閉動作中ではないと判断された場合には、ルーチンはステップS5に飛んでスライドドア14は停止状態に維持される。
このように、この開閉装置21では、スライドドア14が全開位置または途中位置で停止しているときには、スライドドア14の閉塞端14aに設けられるタッチセンサ41に開閉スイッチとしての機能を持たせるようにしたので、ドアハンドル34a,34bを操作しなくても、タッチセンサ41に触れるだけの簡単な操作でスライドドア14を自動開閉動作させることができる。
また、この開閉装置21では、スライドドア14が全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41に触れたときにはスライドドア14を自動閉動作させるようにしたので、開閉方向を指示することなく、タッチセンサ41に触れるだけの簡単な操作で全開状態のスライドドア14を自動的に閉じることができる。
さらに、この開閉装置21では、スライドドア14が途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41に触れたときにはスライドドア14を自動開動作させるようにしたので、開閉方向を指示することなく、タッチセンサ41に触れるだけの簡単な操作で、途中位置に停止しているスライドドア14を自動的に開くことができる。また、スライドドア14が途中位置に停止しているときに誤ってタッチセンサ41に触れても、スライドドア14が不意に閉じることがないので、この開閉装置21の安全性を確保することができる。
さらに、この開閉装置21では、タッチセンサ41がオフ状態からオン状態を経て再度オフ状態となったときにスライドドア14の自動開閉動作を開始させるようにしたので、乗員P等が誤ってタッチセンサ41に触れても、触れた状態のままでスライドドア14が不意に動作することを防止して、この開閉装置21の安全性を確保することができる。
さらに、この開閉装置21では、電動モータ25が作動しないときには電磁クラッチにより電動モータ25とスライドドア14の間の動力伝達経路が遮断されるので、スライドドア14の手動による開閉操作を容易にすることができる。
図8、図9は図2に示す車両用自動開閉装置の変形例を示す側面図である。
図2に示す場合では、タッチセンサ41はスライドドア14の閉塞端14aに装着されているが、これに限らず、図8に示すように、タッチセンサ41を車体12の開口部13の開口端13aに装着するようにしてもよく、また、図9に示すように、スライドドア14の閉塞端14aと車体12の開口部13の開口端13aの両方にタッチセンサ41を装着するようにしてもよい。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、本実施の形態においては、開閉体はスライド式に開閉するスライドドア14とされているが、これに限らず、乗降用のヒンジ式の横開きドアや車両後端部に設けられるテールゲートあるいはウインドガラスなど、他の開閉体としてもよい。
また、本実施の形態においては、スライドドア14が全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41が操作されたときにはスライドドア14を自動閉動作させ、スライドドア14が途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサ41が操作されたときにはスライドドア14を自動開動作させるようにしているが、これに限らず、スライドドア14を所望の方向に自動開閉動作させるようにしてもよい。
さらに、本実施の形態においては、スライドドア14が閉方向に移動するときに前側となる閉塞端14aにタッチセンサ41を装着するようにしているが、これに限らず、開口部13の開口端13aに接する端部であれば、スライドドア14の四方の閉塞端のいずれの部位にタッチセンサ41を装着するようにしてもよい。同様に、タッチセンサ41を開口部13の開口端13aに装着する場合においては、開口部13のスライドドア14の閉塞端14aに接する端部であれば、開口部13の四方の開口端のいずれの部位にタッチセンサ41を装着するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置が設けられる車両を示す側面図である。 図1に示す車両のスライドドア装着部分の詳細を示す拡大図である。 図2に示す車両用自動開閉装置の制御体系を示す説明図である。 (a)〜(c)はスライドドアの挟み込み回避動作を示す説明図である。 (a),(b)はスライドドアが全開位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときのスライドドアの動作を示す説明図である。 (a),(b)はスライドドアが途中位置で停止している状態のもとでタッチセンサが操作されたときのスライドドアの動作を示す説明図である。 タッチセンサからの検出信号が制御装置に入力されたときのスライドドアの制御手順を示すフローチャート図である。 図2に示す車両用自動開閉装置の変形例を示す側面図である。 図2に示す車両用自動開閉装置の変形例を示す側面図である。
符号の説明
11 車両
12 車体
13 開口部
13a 開口端
14 スライドドア(開閉体)
14a 閉塞端
15 ローラアッシー
16 ガイドレール
16a 曲部
17,18 ガイドレール
21 車両用自動開閉装置
22 アクチュエータユニット
23a,23b ケーブル
24a,24b 反転プーリ
25 電動モータ(駆動源)
26 減速機
27 出力軸
28 ドラム
31 制御装置(制御手段)
32 多極着磁磁石
33a,33b ホールIC
34a,34b ドアハンドル
41 タッチセンサ(感圧式センサ)
M 障害物
P 乗員

Claims (5)

  1. 車両の開口部を開閉する開閉体を自動的に開閉動作させる車両用自動開閉装置であって、
    前記開閉体を開閉駆動する駆動源と、
    前記開閉体の閉塞端または前記開口部の開口端の少なくともいずれか一方に設けられ、障害物が接触したときに検出信号を出力する感圧式センサと、
    前記開閉体が自動閉動作している状態のもとで前記感圧式センサから検出信号が入力されたときに前記開閉体を挟み込み回避動作させる制御手段とを有し、
    前記開閉体が全開位置または途中位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を所定の方向に自動開閉動作させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉体が全開位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を自動閉動作させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉体が途中位置で停止した状態のもとで前記感圧式センサから前記制御手段に検出信号が入力されたときには前記開閉体を自動開動作させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記開閉体が全開位置または途中位置で停止している状態のもとで前記感圧式センサが非検出状態から検出状態を経て再度非検出状態に変化したときに前記開閉体を自動開閉動作させることを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記駆動源と前記開閉体との間に、前記駆動源が作動するときに動力伝達状態に切り替えられる動力断続機構を設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
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