JP4736767B2 - 車両の電動スライドドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の電動スライドドア構造に関する。
スライドドアの窓枠内にウインドウガラスが開閉可能に設けられている場合、前記ウインドウガラスを開放した状態でスライドドアを開扉させると、スライドドアの開口部周縁に設けられた車体部材(例えば、ピラーパネル)と窓枠との距離は、スライドドアの開扉方向への移動にともなって、徐々に狭められる。仮に、ウインドウガラスが開放した状態で、窓枠の開口領域から異物が突出していた場合、この異物を窓枠と車体部材とで挟み込んでしまうおそれがある。このため、ウインドウガラスの開度が所定のしきい値を超えていると、スライドドアの開扉移動を非常停止させ、異物の挟み込みを事前に防止するようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−106252公報
しかしながら、前記従来技術では、窓枠内の開口領域から異物が突出していない状態で、スライドドアを開扉させる場合においても、ウインドウガラスの開度が所定のしきい値を超えていると、スライドドアの移動を停止させてしまう。このため、ウインドウガラスを所定のしきい値以下の開度まで閉めるために、再度スライドドアを開扉させるなどの操作を行わなければならず、使い勝手が悪いという問題があった。
そこで、本発明は、前記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ウインドウガラスが開いているときと閉まっているときとの使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することのできる車両の電動スライドドア構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明にあっては、車体部材に形成された開口部を塞ぐように配列され、窓枠に開閉可能なウインドウガラスを有するスライドドアと、該スライドドアを駆動する駆動手段とを備え、スライドドアの開閉移動を前記駆動手段によって行う電動開閉モードと、スライドドアの開閉移動を手動で行う手動開閉モードとを有する車両の電動スライドドア構造において、前記電動開閉モードは、スライドドアと車体部材との間に異物が挟み込まれたことが検知されたときに、スライドドアの駆動を自動的に停止または反転作動し、前記手動開閉モードは、所定の切り替え条件を満足した場合に、電動開閉モードに自動的に切り替わり、前記切り替え条件は、少なくとも、ウインドウガラスが所定開度以上に開口していることを含むことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、電動開閉モードは、異物の挟み込みが検知されたときにスライドドアの駆動を自動的に停止又は反転作動し、手動開閉モードは、所定の切り替え条件を全て満足した場合に、電動開閉モードに自動的に切り替わることによって、再度スライドドアを開扉させてウインドウガラスを閉めるなどの操作を行うことがなくなり、ひいては、使い勝手を損なわずに異物の挟み込みを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1〜9は、本発明にかかる車両の電動スライドドア構造の一実施形態を示し、図1はスライドドアを有する車両の斜視図であり、図2は駆動手段の平面図であり、図3は図1のA−A線による窓枠ゴム部材の断面図であり、図4はスライドドアの側面図であり、(a)はウインドウガラス全閉状態を示し、(b)はウインドウガラスの開放状態を示し、図5は図1のB−B線によるアウターハンドルの断面図であり、図6は駆動制御部の接続状態を示すブロック図であり、図7はスライドドアの作用を示す車両の側面図であり、図8は駆動制御部のフローチャートである。
本実施形態のスライドドア1は、図1に示すように、車体の上部に設けられて車体前後方向に延びるルーフレール2と、車体の下部に設けられて車体前後に延びるサイドシル3と、車体上下方向に延びるセカンドピラー4及びサードピラー5とで画成されるドア開口部6を塞ぐように、車体側部に移動可能に取り付けられている。
スライドドア1は、ドア開口部6の上縁に設けられた上部支持部7と、ドア開口部6の下縁に設けられた下部支持部8と、ドア開口部6の後縁に設けられた後部支持部9との3つの支持部で支持されている。上部支持部7は、スライドドア1の上部に設けられたアッパーアーム7aと、該アッパーアーム7aの車体側端部に設けられたアッパーローラー7bと、該アッパーローラー7bを摺動自在に支持し車体前後方向に延設されるアッパースライドレール7cとからなる。下部支持部8は、スライドドア1の下部に設けられたロアアーム8aと、該ロアアーム8aの車体側端部に設けられたロアローラー8bと、該ロアローラー8bを摺動自在に支持し車体前後方向に延設されるロアスライドレール8cとからなる。後部支持部9は、スライドドア1の後方に設けられたリアアーム9aと、該リアアーム9a の車体側端部に設けられたリアローラー9bと、該リアローラー9bを摺動自在に支持し車体前後方向に延設されるリアスライドレール9cとからなり、リアアーム9aは、車体後方に設けられた駆動装置10と連結している。
また、スライドドア1の窓枠11には、図示しない開閉装置によって開閉可能なウインドウガラス12を有している。
また、スライドドア1の前方には、スライドドア1を車体外側から開閉扉操作するためのアウターハンドル13と、スライドドア1を車体内側から開閉扉操作するためのインナーハンドル14とが配置されている。
駆動装置10は、図2に示すように、車体パネル27の内方に位置し、リアアーム9aと連結部材15を介して固定されるベルト16と、リアスライドレール9cの前側に配置されるフロントプーリー17と、リアスライドレール9cの後側に配置されるリアプーリー18と、スライドドアを駆動するモータ20の駆動力をベルト16に伝達する駆動プーリー19とを有しており、ベルト16は、フロントプーリー17、リアプーリー18及び駆動プーリー19によって張架されている。
モータ20の駆動力は、モータ20の回転にともなって回転するモータギア21から、該モータギア21と歯合しモータ20と反対の方向に回転する中間ギア22を介して、該中間ギア22と歯合するモータ側伝達ギア23をモータ20と同じ方向に回転させる。一方、駆動プーリー19には、同軸で回転する駆動ギア26を有しており、該駆動ギア26は前記モータ側伝達ギア23と同軸で回転する駆動側伝達ギア25と歯合している。モータ側伝達ギア23と駆動側伝達ギア25とはクラッチ24によって断続可能に連結されている。つまり、モータ20の駆動力は、クラッチ24を接続させると、モータギア21、中間ギア22、モータ側伝達ギア23、クラッチ24、駆動側伝達ギア25、及び駆動ギア26を介して、駆動プーリー19をモータ20と反対の方向に回転させる。例えば、スライドドア1をモータ20の駆動力で開扉方向へ移動させる場合、モータ20をα方向(正回転)に回転させ、クラッチ24を接続させる。これによって、モータギア21はα方向に回転し、中間ギア22はβ方向に回転し、モータ側伝達ギア23と駆動側伝達ギア25とはγ方向に回転し、駆動ギア26と駆動プーリー19とはδ方向に回転し、ベルト16はε方向に回転する。つまり、スライドドア1は、ベルト16によって開扉方向に引っ張られる。これにより、スライドドア1は、リアスライドレール9cに沿って、開扉方向に移動する。
また、モータ20とクラッチ24とは、駆動制御部70と接続されており、該駆動制御部70によって、モータ20の作動及び停止とクラッチ24の断続とを制御する。
また、駆動側伝達ギア25にはパルスエンコーダ60が接続されており、駆動側伝達ギア25の回転にともなって出力されるパルス信号を駆動制御部70へ出力する。
窓枠11には、図3に示すように、ウインドウガラス12が挿嵌可能な窓枠ゴム部材30が設けられており、該窓枠ゴム部材30には挟み込み認識手段31が設けられている。挟み込み認識手段31は、窓枠ゴム部材30に形成された中空部32の内壁に窓枠側とウインドウガラス側とに離反して設けられた2本の導線33、34を有する。例えば、窓枠11に異物が挟み込まれた場合、ウインドウガラス側から負荷が入力されて、窓枠ゴム部材30が変形し、中空部32が押圧されて潰されることにより、窓枠側の導線33と窓枠側の導線34とが接触することによって変化する電気抵抗を検出して、挟み込みを認識し、駆動制御部70へ出力するものである。
なお、駆動手段100は、モータ20、駆動装置10、クラッチ24、及び駆動制御部70とから構成されている。
ウインドウガラス12は、図4に示すように、下端部を一対の把持部材40によって支持され、該把持部材40がスライドレール部41を上下方向に移動することによって、開閉可能に構成されている。また、スライドレール部41には、ウインドウガラス開度センサー42が設けられている。ウインドウガラス開度センサー42は、図4(a)に示すように、把持部材40がウインドウガラス全閉状態の位置から規定距離移動した位置に、図示しないスライドドア1のパネル部材に回転自在に軸支されている。ウインドウガラス12が開放されて下方向に移動することによって、図4(b)に示すように、把持部材40とウインドウガラス開度センサー42とが当接し、ウインドウガラス開度センサー42が回転することによって、ウインドウガラス12が規定距離以上開放されていることを認識し、駆動制御部70へ出力する。なお、前記規定距離は、例えば室内に搭載した荷物等の異物の寸法である。
アウターハンドル13は、図5に示すように、外形を形成するハンドル部50と該ハンドル部50の内方に設けられたグリップ部51とアウターハンドル13が把持されたことを検知するハンドル把持センサー52を有する。グリップ部51は、図示しない弾性支持部材によって、ハンドル部50から離反する方向に付勢されて取り付けられている。ハンドル把持センサー52は、ハンドル部50に設けられた一対の固定接点52aと、グリップ部51に設けられた移動接点52bとからなり、アウターハンドル13を把持し、ハンドル部50とグリップ部51とが前記弾性支持部材を変形させて当接したとき、固定接点52aと移動接点52bとが接地することで、アウターハンドル13が把持されていることを認識する。なお、ハンドル把持センサー52は、固定接点52aと移動接点52bとが接地していないときに、駆動制御部70へ出力する。また、アウターハンドル13は、回転軸53を中心に回転可能に構成されており、スライドドア1の外表面パネル1aと近接する方向に付勢されている。アウターハンドル13を外表面パネル1aと離反する方向(X方向)に回転させることによって、スライドドア1の内部に設けられたドアロック解除センサー54がアウターハンドル13の操作を認識し、駆動制御部70に出力する。
なお、インナーハンドル14は、上記アウターハンドル13と同様の構成になっている。
駆動制御部70は、図6に示すように、検知部71と該検知部71からの出力によって作動する制御部72とを有している。検知部71は、ドアロック解除センサー54に接続されるドア操作検知部73と、挟み込み認識手段31に接続される挟み込み検知部74と、ウインド開度センサー42に接続されるウインド開度検知部75と、把持認識手段52に接続される把持検知部76と、運転席付近に設けられた切り替えスイッチ61に接続される切り替えスイッチ検知部77と、パルスエンコーダ60に接続されるドア位置検知部78及びドア速度検知部79と、ドア位置検知部78に接続されるドア全開検知部80、ドア全閉検知部81、及びドア規定位置検知部82とを有し、一方制御部72は、モータ20の作動及び停止を制御するモータ制御部83とクラッチ24の断続を制御するクラッチ制御部84とを有する。
ドア操作検知部73は、ドアロック解除センサー54からの出力を検知して、スライドドア1のドアロックを解除する。
挟み込み検知部74は、挟み込み認識手段31からの出力を検知して、制御部72へ出力する。
ウインド開度検知部75は、ウインド開度センサー42からの出力を検知して、制御部72へ出力する。
把持検知部76は、把持認識手段52からの出力を検知して、制御部72へ出力する。
切り替えスイッチ61は、クラッチ24によってモータ側伝達ギア23と駆動側伝達ギア25とを接続してスライドドア1の開閉移動をモータ20の駆動力で行う電動開閉モードと、クラッチ24によってモータ側伝達ギア23と駆動側伝達ギア25とを断絶してスライドドア1の開閉移動を手動で行う手動開閉モードと、の2つ制御モードのどちらかを選択するスイッチであり、選択結果を駆動制御部70へ出力する。
切り替えスイッチ検知部77は、切り替えスイッチ61からの出力を検知して、制御部72へ出力する。
ドア位置検知部78は、パルスエンコーダ60から出力されるパルス数をカウントすることにより、スライドドア1の位置を認識する。そして、ドア位置検知部78は、スライドドア1が全開状態となる位置(図7(a))にあるときドア全開検知部80に出力し、スライドドア1が全閉状態となる位置(図7(c))にあるときドア全閉検知部81に出力する。そして、車体前側の窓枠11とサードピラー5との車体前後方向の距離が所定寸法w(例えば、室内に搭載した荷物の寸法)となる位置(図7(b))から全開状態となる位置までの区間に位置しているときにドア規定位置検知部82に出力する。また、ドア全開検知部80、ドア全閉検知部81及びドア規定位置検知部82は、ドア位置検知部78からの出力を検知して、制御部72へ出力する。
ドア速度検知部79は、パルスエンコーダ60から出力されるパルスの周期を検知して、スライドドア1の速度を認識する。そして、ドア速度検知部79は、窓枠11とサードピラー5とに人が挟まれたときに異物に一定値以上の荷重を与えない速度以上になったときに制御部72へ出力する。
駆動制御部70による制御は図9に示すフローチャートに従って実行される。
ステップS1では、アウターハンドル13及びインナーハンドル14を開扉方向に操作することによって、ドア操作検知部73を作動させて、ステップS2へ進む。
ステップS2では、切り替えスイッチ検知部77によって、電動開閉モードと手動開閉モードとのどちらが選択されたかを判断し、電動開閉モードが選択された場合はステップS3へ進み、手動開閉モードが選択された場合はステップS8へ進む。
ステップS3では、モータ制御部83を作動させてモータ20をα方向に回転させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を接続させ、ステップS4へ進む。
ステップS4では、挟み込み検知部74によって、窓枠11に異物が挟み込まれたか否かを判断し、挟み込みを検知していない場合はステップS5へ進み、挟み込みを検知した場合はステップS6へ進む。
ステップS5では、ドア全開検知部80が作動したことを検知して、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させる。
ステップS6では、モータ制御部83を作動させてモータ20をα方向と逆方向に回転させ、ステップS7へ進む。
つまり、ステップS4で挟み込みを検知した場合は、スライドドア1は閉扉方向に移動し、挟み込みを防止する。
ステップS7では、ドア全閉検知部81が作動したことを検知して、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させる。
ステップS8では、電動開閉モード切り替え条件が満足しているか否かを判断し、満足していない場合はそのまま手動開閉モードを継続させてステップS9へ進み、満足している場合はステップ10へ進む。
電動開閉モード切り替え条件は、ウインド開度検知部75、把持検知部76、ドア規定位置検知部82、及びドア速度検知部79が全て作動することである。詳しくは、ウインドウガラス12が規定距離以上開放されていること、開口寸法が所定寸法w以下になる所定区間内にスライドドア1が位置していること、スライドドア1が窓枠11とサードピラー5とに荷物等の異物が挟まれたときに、異物に一定値以上の荷重を与える速度以上になったこと、アウターハンドル13及びインナーハンドル14のいずれもが把持されていないこと、の4つの条件を全て満足することである。
ステップS9では、ドア全開検知部80が作動したことを検知して、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させる。
ステップS10では、モータ制御部83を作動させてモータ20をα方向に回転させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を接続させ、ステップS11へ進む。
ステップS11では、挟み込み検知部74によって、窓枠11とサードピラー5との間に異物が挟み込まれたか否かを判断し、挟み込みを検知していない場合はステップS14へ進み、挟み込みを検知した場合はステップS12へ進む。
ステップS12では、モータ制御部83を作動させてモータ20をα方向と逆方向に回転させ、ステップS13へ進む。
ステップS13では、ドア全閉検知部81が作動したことを検知して、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させる。
ステップS14では、電動開閉モード切り替え条件が満足しているか否かを判断し、満足していない場合はステップS16へ進み、満足している場合はそのまま電動開閉モードを継続させてステップS15へ進む。
ステップS15では、ドア全開検知部80が作動したことを検知して、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させる。
ステップS16では、モータ制御部83を作動させてモータ20を停止させるとともに、クラッチ制御部84を作動させてクラッチ24を断絶させ、ステップS8に戻る。
以下、実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態によれば、電動開閉モードは、挟み込み検知手段31によって異物の挟み込みが検知されたときにスライドドアの駆動を自動的に停止又は反転動作し、手動開閉モードは、電動開閉モード切り替え条件を全て満足した場合に電動開閉モードに自動的に切り替えることによって、再度スライドドア1を開扉させるなどの操作を行うことがないため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(2)本実施形態によれば、前記手動開閉モードから前記電動開閉モードに切り替わった後、電動開閉モード切り替え条件が変化して電動開閉モード切り替え条件のいずれか一つでも満足しなくなった場合に、再度手動開閉モードに切り替わるため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(3)本実施形態によれば、手動開閉モードは、スライドドア1に設けられたウインドウガラス12が所定開度以上開口されていないと、電動開閉モードに自動的に切り替わらないため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(4)本実施形態によれば、スライドドアの開作動時に、窓枠11とサードピラー5(車体部材)とで囲まれた開口寸法(開口領域)が所定寸法w以下にならないと、電動開閉モードに自動的に切り替えられないため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(5)本実施形態によれば、スライドドア1の開作動時に、窓枠11とサードピラー5とに異物が挟まれたときに、異物に一定値以上の荷重を与えない速度にならないと、電動開閉モードに自動的に切り替えられないため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(6)本実施形態によれば、手動開閉モードは、把持認識手段52がドアハンドルを握っていることを認識すると、電動開閉モードに自動的に切り替えられないため、使い勝手を損なわず、異物の挟み込みを抑制することができる。
(7)本実施形態によれば、挟み込み認識手段31は、窓枠の内周に沿って設けられた窓枠ゴム部材30と、窓枠ゴム部材内に設けられた2つの導線33、34とを有し、導線33、34とが接触することによって変化する電気抵抗を検知して、挟み込みを検知するものであるため、異物の挟み込みを抑制することができる。
ところで、前述した実施形態では、電動開閉モード切り替え条件が全て満足した場合に電動開閉モードに自動的に切り替わる電動スライドドア構造を例にとって説明したが、この実施形態に限ることなく前記電動開閉モード切り替え条件を任意に選択し、採用することができる。
本実施形態にかかるスライドドアを有する車両の斜視図である。 本実施形態にかかる駆動手段の平面図である。 本実施形態にかかる図1のA−A線による窓枠ゴム部材の断面図である。 本実施形態にかかるスライドドアの側面図はであり、(a)はウインドウガラス全閉状態を示し、(b)はウインドウガラスの開放状態を示す。 図1のB−B線によるアウターハンドルの断面図である。 本実施形態にかかる駆動制御部の接続状態を示すブロック図である。 本実施形態にかかるスライドドアの作用を示す車両の側面図である。 本実施形態にかかる駆動制御部のフローチャートである。
符号の説明
1 スライドドア
10 駆動装置(駆動手段)
11 窓枠
12 ウインドウガラス
20 モータ(駆動手段)
24 クラッチ(駆動手段)
70 駆動制御部(駆動手段)
100 駆動手段

Claims (6)

  1. 車体部材に形成された開口部を塞ぐように配列され、窓枠に開閉可能なウインドウガラスを有するスライドドアと、該スライドドアを駆動する駆動手段とを備え、
    スライドドアの開閉移動を前記駆動手段によって行う電動開閉モードと、スライドドアの開閉移動を手動で行う手動開閉モードとを有する車両の電動スライドドア構造において、
    前記電動開閉モードは、スライドドアと車体部材との間に異物が挟み込まれたことが検知されたときに、スライドドアの駆動を自動的に停止または反転作動し、
    前記手動開閉モードは、所定の切り替え条件を満足した場合に、電動開閉モードに自動的に切り替わり、
    前記切り替え条件は、少なくとも、ウインドウガラスが所定開度以上に開口していることを含むことを特徴とする車両の電動スライドドア構造。
  2. 前記手動開閉モードから前記電動開閉モードに切り替わった後、前記切り替え条件が満足しなくなった場合、再度手動開閉モードに切り替わることを特徴とする請求項1に記載の車両の電動スライドドア構造。
  3. 前記切り替え条件は、スライドドアの開閉位置が所定区間内に位置していることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の車両の電動スライドドア構造。
  4. 前記切り替え条件は、スライドドアの開閉移動速度が所定速度以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両の電動スライドドア構造。
  5. 前記切り替え条件は、スライドドアのドアハンドルが操作されていないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両の電動スライドドア構造。
  6. 前記スライドドアの窓枠と車体部材との間に異物が挟み込まれたことを検知する挟み込み認識手段を設け、該挟み込み認識手段は、窓枠の内周に沿って設けられた弾性部材と、該弾性部材内に離間して配設された2つの導線とを有し、異物が挟み込まれたときに、これらの導線同士が接触することによって変化する電気抵抗を検知して挟み込みを検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両の電動スライドドア構造。
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