JP4841318B2 - パワーウィンドウ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両における窓を開閉するためのパワーウィンドウ装置に関するものである。
自動車に搭載されるパワーウィンドウ装置は、スイッチの操作によりモータを正転または逆転させてドアの窓ガラスを昇降させ、窓を開閉する装置である。このようなパワーウィンドウ装置には、手動で窓を開閉するマニュアルモードと、自動で窓を開閉するオートモードとを備えたものがある。後掲の特許文献4には、マニュアル閉、オート閉、マニュアル開、オート開、中立(停止)の5つの操作状態に切換可能なパワーウィンドウ装置用の操作スイッチが記載されている。
一般に、マニュアルモードの場合は、スイッチの操作ノブがマニュアル閉またはマニュアル開の位置に手で保持され続ける間だけ、窓の閉動作または開動作が行われ、操作ノブから手を離してノブが中立位置に復帰すると、窓の閉動作または開動作は停止する。これに対して、オートモードの場合は、一旦、操作ノブがオート閉またはオート開の位置まで操作されると、その後は操作ノブから手を離してノブが中立位置に復帰しても、窓の閉動作または開動作が継続して行われる。
このようなパワーウィンドウ装置においては、窓が閉じている途中で窓ガラスの隙間に物体や人体が挟み込まれた場合、これを検出して窓の閉動作を開動作に切り換えることで、物体や人体の損傷を防止し、安全を確保するようにしている。特に、オート閉動作で窓を閉じる場合は、挟み込み検出機能がないと、挟み込みが発生した後も窓が閉じ続けるため、危険を回避する点から挟み込み検出機能は不可欠である。
挟み込みが発生すると、窓ガラス昇降用のモータの負荷が増大して回転速度が低下するので、モータの回転速度の変化量が増大する。そこで、モータの回転速度の変化量を所定の閾値と比較し、変化量が閾値を超えなければ挟み込みが発生していないと判定し、変化量が閾値を超えれば挟み込みが発生したと判定することで、挟み込みの有無を検出することができる。また、モータの回転速度の変化量に代えて、モータに流れる電流の変化量を用いることによっても、挟み込みの有無を検出することが可能である。
しかしながら、例えば冬場において窓ガラスが凍結し、これが原因で窓の閉動作時にモータの負荷が増大したような場合は、窓に異物が挟み込まれていないにもかかわらず、挟み込みが発生したと誤判定して、窓が開いてしまうおそれがある。この対策として、下記の特許文献1には、挟み込みがあったと判定されて窓が開動作または停止に切り換えられた後、窓を閉じる方向にスイッチが操作された場合には、強制的に窓を閉じることが記載されている。また、特許文献2には、挟み込みがあったと判定された場合に、窓を閉じようとするスイッチ操作が所定回数行われたことが検出されると、強制的に窓を閉じることが記載されている。さらに、特許文献3には、異物を挟み込んだことを所定回数連続して判定した場合に、強制的に窓を閉じることが記載されている。
特許第3157011号公報 特開昭61−64983号公報 特許第3578568号公報 特開2001−118465号公報
上述したように、パワーウィンドウ装置では、挟み込み検出機能を備えることによって、窓に挟み込まれた物体や人体の損傷を防止することができるが、その一方で、挟み込み検出機能が存在することにより、次のような課題が存在する。
例えば、オート閉動作で窓を閉じている間に、暴漢が窓から車室内に侵入しようとすると、閉動作中の窓が暴漢の身体に当たることにより、挟み込みが発生したと判定され、窓の閉動作が開動作に切り換わって窓が開いてしまう場合がある。このように窓が開くと、暴漢が容易に車室内に侵入できてしまい、運転者に危害がおよぶ可能性がある。そこで、暴漢が車室内に容易に侵入できないようにするために、スイッチをオート閉に操作して窓が自動的に閉じるようにした後、そのスイッチをオート閉の状態に維持した場合は、挟み込みが検出されても窓が開かないようにすることが行われている。
しかしながら、窓から侵入しようとした者が暴漢でないにもかかわらず、誤ってスイッチをオート閉の状態に維持すると、窓が強制的に閉じるため、侵入者の腕などが窓に挟み込まれて安全が脅かされるおそれがある。この場合、オート閉の維持を解除する(つまりスイッチから手を離す)ことでスイッチが通常のオート閉動作に戻り、挟み込み検出により窓が開くようになっておれば、上記の問題は解消できる。ところが、そのようにしたのでは、本物の暴漢が侵入してきた場合に、誤ってスイッチから手を離すと、オート閉の維持が解除され、窓が開いて暴漢が容易に車室内に侵入できてしまう。
そこで、本発明の課題は、暴漢対策としてを強制的に閉動作させる機能を備えつつも、挟み込み時に安全が脅かされる事態が生じた場合は、を迅速に開動作へ切り換えることができるパワーウィンドウ装置を提供することにある。
発明に係るパワーウィンドウ装置は、操作スイッチの操作に基づいて開閉される車両の窓ガラスの負荷を検出する負荷検出手段と、この負荷検出手段が検出した負荷に基づいて当該窓ガラスに異物が挟み込まれたことを検出する挟み込み検出手段とを有し、操作スイッチに対して所定の強制閉操作を行うことによって、挟み込みが検出されても窓ガラスを強制的に閉動作させる機能を備えたパワーウィンドウ装置であって、操作スイッチは、自席の窓ガラスを開閉するための自席スイッチと、他席の窓ガラスを開閉するための他席スイッチとからなる。そして、挟み込み検出手段が挟み込みを検出し、かつ操作スイッチの強制閉操作が行なわれた後、操作スイッチのいずれかが開操作された場合は、窓ガラスを開動作または停止させ、操作スイッチのいずれもが開操作されない場合は、窓ガラスの閉動作を継続するようにしている。
このようなパワーウィンドウ装置においては、挟み込みが発生した状態で強制閉操作を行なった後に、自席スイッチおよび他席スイッチのいずれかを開操作すると、窓ガラスの閉動作が直ちに開動作または停止に切り換わる。このため、誤って操作スイッチを強制閉操作した場合でも、いずれかのスイッチを開操作すれば、強制閉動作が解除されて、窓ガラスは開くか停止するので、安全を確保することができる。一方、強制閉操作を行なった後に操作スイッチを開操作しなければ、窓ガラスの閉動作がそのまま継続されるので、暴漢襲撃時に操作スイッチから手が離れた場合でも窓ガラスが開くことはなく、これによって車内への暴漢の侵入を阻止することができる。
本発明によれば、暴漢対策としてを強制的に閉動作させる機能を備えつつも、挟み込み時に安全が脅かされる事態が生じた場合は、を迅速に開動作へ切り換えて安全を確保することができる。
図1は、本発明の実施形態であるパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。1は窓の開閉動作を制御するCPUからなる制御部、2はモータ3を駆動するモータ駆動回路、4はモータ3の回転に同期したパルスを出力するロータリエンコーダ、5はロータリエンコーダ4から出力されるパルスを検出するパルス検出回路、6はROMやRAM等から構成されるメモリ、7は窓の開閉を操作するための操作スイッチである。操作スイッチ7は、運転席、助手席、後部右座席、後部左座席のそれぞれに設けられており、当該席の窓を開閉する場合に操作されるが、図1では便宜上1つのブロックで示している。また、2〜5のブロックは各操作スイッチ7ごとに設けられるが、図1では便宜上1つのブロックで示している。メモリ6には、挟み込み判定用の閾値が設定されている領域6aと、後述する強制閉動作フラグが記憶される領域6bとが備わっている。ロータリエンコーダ4およびパルス検出回路5は、制御部1とともに、本発明における負荷検出手段の一実施形態を構成し、制御部1は本発明における挟み込み検出手段の一実施形態を構成する。
図1において、操作スイッチ7を操作すると、制御部1に窓開閉指令が与えられ、モータ駆動回路2によりモータ3が正転または逆転する。モータ3の回転により、モータ3と連動する窓開閉機構(後述)が作動して窓100の開閉が行われる。パルス検出回路5はロータリエンコーダ4から出力されるパルスを検出し、制御部1はこの検出結果に基づき窓100の開閉量やモータ3の回転速度を算出して、モータ駆動回路2を介してモータ3の回転を制御する。
図2は、操作スイッチ7の一例を示した概略構成図である。操作スイッチ7は、軸Qを中心としてab方向に回転可能な操作ノブ71と、この操作ノブ71と一体に設けられたロッド72と、公知のスライドスイッチ73とから構成される。74はスライドスイッチ73のアクチュエータ、20は操作スイッチ7が組み込まれるスイッチユニットのカバーである。ロッド72の下端は、スライドスイッチ73のアクチュエータ74と係合しており、操作ノブ71がab方向に回転すると、ロッド72を介してアクチュエータ74がcd方向に移動し、その移動位置に応じてスライドスイッチ73の接点(図示省略)が切り換えられる。
操作ノブ71は、オート閉AC、マニュアル閉MC、中立N、マニュアル開MO、オート開AOの各位置へ切換可能となっている。図2は、操作ノブ71が中立Nの位置にある状態を示している。この位置から操作ノブ71をa方向に一定量回転させて、マニュアル閉MCの位置にすると、マニュアルモードで窓が閉じるマニュアル閉動作が行われ、この位置よりさらにa方向に操作ノブ71を回転させてオート閉ACの位置にすると、オートモードで窓が閉じるオート閉動作が行われる。また、操作ノブ71を中立Nの位置からb方向に一定量回転させて、マニュアル開MOの位置にすると、マニュアルモードで窓が開くマニュアル開動作が行われ、この位置よりさらにb方向に操作ノブ71を回転させてオート開AOの位置にすると、オートモードで窓が開くオート開動作が行われる。操作ノブ71には、図示しないバネが設けられており、回転した操作ノブ71から手を離すと、操作ノブ71はバネの力により中立Nの位置に復帰する。
マニュアルモードの場合は、操作ノブ71がマニュアル閉MCまたはマニュアル開MOの位置に手で保持され続ける間だけ、窓の閉動作または開動作が行われ、操作ノブ71から手を離してノブが中立Nの位置に復帰すると、窓の閉動作または開動作は停止する。これに対して、オートモードの場合は、一旦、操作ノブ71がオート閉ACまたはオート開AOの位置まで操作されると、その後は操作ノブ71から手を離してノブが中立Nの位置に復帰しても、窓の閉動作または開動作が継続して行われる。
図3は、車両の各窓に設けられる窓開閉機構の一例を示した図である。100は自動車の窓、101は窓100を開閉する窓ガラス、102は窓開閉機構である。窓ガラス101は、窓開閉機構102の作動により昇降動作を行い、窓ガラス101の上昇により窓100が閉じ、窓ガラス101の下降により窓100が開く。窓ガラス101は、本発明における開閉体の一実施形態を構成する。窓開閉機構102において、103は窓ガラス101の下端に取り付けられた支持部材である。104は一端が支持部材103に係合され、他端がブラケット106に回転可能に支持された第1アーム、105は一端が支持部材103に係合され、他端がガイド部材107に係合された第2アームである。第1アーム104と第2アーム105とは、それぞれの中間部において軸を介して連結されている。3は前述のモータ、4は前述のロータリエンコーダである。ロータリエンコーダ4はモータ3の回転軸に連結されており、モータ3の回転量に比例した数のパルスを出力する。所定時間内にロータリエンコーダ4から出力されるパルスを計数することにより、モータ3の回転速度を検出することができる。また、ロータリエンコーダ4の出力から、モータ3の回転量(窓ガラス101の移動量)を算出することができる。
109はモータ3により回転駆動されるピニオン、110はピニオン109と噛合して回転する扇形のギヤである。ギヤ110は、第1アーム104に固定されている。モータ3は正逆方向に回転可能であり、正逆方向への回転によりピニオン109およびギヤ110を回転させて、第1アーム104を正逆方向へ回動させる。これに追随して、第2アーム105の他端がガイド部材107の溝に沿って横方向にスライドし、支持部材103が上下方向に移動して窓ガラス101を昇降させ、窓100を開閉する。
以上のようなパワーウィンドウ装置において、操作ノブ71が図2のオート閉ACの位置にあってオート閉動作が行われる場合は、物体の挟み込みを検出する機能が備わっている。すなわち、図4に示したように、窓100が閉まる途中で窓ガラス101の隙間に物体Zが挟み込まれた場合、これを検知して窓100の閉動作を開動作へ切り換えるようになっている。オート閉動作中は窓100が自動的に閉じるので、挟まれた物体Zが損傷したりするのを防ぐため、挟み込み検出機能が働いて窓100の閉動作が禁止される。
挟み込みの検出にあたっては、パルス検出回路5の出力であるモータ3の回転速度を制御部1が随時読み込み、現在の回転速度と以前の回転速度とを比較して、その比較結果に基づいて挟み込みの有無を判定する。図4のように窓100に物体Zの挟み込みが発生すると、モータ3の負荷が増大して回転速度が低下するため、速度の変化量が大きくなり、この速度変化量がメモリ6に記憶されている閾値を超えたときに、物体Zが挟み込まれたと判定する。
図5は、本発明の実施形態に係るパワーウィンドウ装置の基本的な動作を示したフローチャートである。図中の「SW」は「操作スイッチ7」を表している(図6〜図9においても同じ)。ステップS1で、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば、マニュアル閉動作の処理が行われ(ステップS2)、ステップS3で、操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば、オート閉動作の処理が行われ(ステップS4)、ステップS5で、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば、マニュアル開動作の処理が行われ(ステップS6)、ステップS7で、操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば、オート開動作の処理が行われる(ステップS8)。また、ステップS7で、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ、操作スイッチ7は中立Nの位置にあって、何も処理を行わない。ステップS2、S4、S6、S8の詳細については、以下に順を追って説明する。
図6は、図5のステップS2での「マニュアル閉処理」の詳細手順を示している。この手順は、制御部1を構成するCPUにより実行される。最初に、マニュアル閉動作により窓100が完全に閉じたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS11)。窓100が完全に閉じれば(ステップS11:YES)処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS11:NO)、モータ駆動回路2から正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる(ステップS12)。続いて、窓100が完全に閉じたか否かを判定し(ステップS13)、完全に閉じれば(ステップS13:YES)処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS13:NO)、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS14)。
操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS14:YES)、ステップS12へ戻ってモータ3の正転を継続し、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS14:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS15)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS15:YES)、後述(図7)のオート閉処理に移り(ステップS16)、オート閉ACの位置になければ(ステップS15:NO)、マニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS17)。操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS17:YES)、後述(図8)のマニュアル開処理に移り(ステップS18)、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS17:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS19)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS19:YES)、後述(図9)のオート開処理に移り(ステップS20)、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ(ステップS19:NO)、何も処理せずに終了する。
図7は、図4のステップS4での「オート閉処理」の詳細手順を示しており、本発明の特徴をなすものである。この手順は、制御部1を構成するCPUにより実行される。最初に、メモリ6の領域6bにおける強制閉操作フラグを「0」にセットする(ステップS21)。強制閉操作フラグは、操作スイッチ7による強制閉操作が行われたか否かを表すフラグである。強制閉操作とは、操作スイッチ7を操作してオート閉動作を開始した後、挟み込みが発生しても窓を開かずに強制的に窓を閉じるために、操作スイッチ7を再度「閉」側(オート閉ACまたはマニュアル閉MC)に操作することをいう。強制閉操作が行われると、強制閉操作フラグは「1」になり、強制的閉操作が行われなければ、強制閉操作フラグは「0」となる。
次に、オート閉動作により窓100が完全に閉じたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS22)。窓100が完全に閉じれば(ステップS22:YES)、処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS22:NO)、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、モータ駆動回路2へ正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる。続いて、窓100が完全に閉じたか否かを判定し(ステップS24)、完全に閉じれば(ステップS24:YES)、処理を終了し、完全に閉じてなければ(ステップS24:NO)、ステップS25へ移行して、挟み込みを検出したか否かを判定する。この挟み込み検出は、前述のように、モータ3の速度変化量と、メモリ6の領域6aに記憶されている閾値との比較により行い、速度変化量が閾値を超えれば、図4で示したような物体Zの挟み込みがあったと判定する。
挟み込みが検出されなければ(ステップS25:NO)、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS34)。操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS34:YES)、後述(図8)のマニュアル開処理に移り(ステップS35)、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS34:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS36)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS36:YES)、後述(図9)のオート開処理に移り(ステップS37)、操作スイッチ7がオート開AOの位置になければ(ステップS36:NO)、ステップS23へ戻ってオート閉動作を継続し、窓100を閉じる。
一方、挟み込みが検出された場合は(ステップS25:YES)、そのときの窓ガラス101の位置をメモリ6に記憶する(ステップS26)。この位置は、ロータリエンコーダ4から出力されるパルス数を計数することにより、検出することができる。その後、ステップS27へ移り、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する。操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にない場合は(ステップS27:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定し(ステップS29)、オート閉ACの位置にない場合は(ステップS29:NO)、マニュアル開MOの位置にあるか否かを判定し(ステップS30)、マニュアル開MOの位置にない場合は(ステップS30:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS32)。挟み込みが検出された場合、操作スイッチ7が操作されていなければ、ステップS27、S29、S30、S32での判定は全てNOとなり、ステップS38へ移行する。
ステップS38では、強制閉操作フラグが「1」か否かを判定する。今の場合は、強制閉操作は行われておらず、強制閉操作フラグが「0」であるから(ステップS38:NO)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓の動作を閉動作から開動作に切り換える(ステップS39)。続いて、ステップS40へ進んで、窓が200mm以上開いたか否かを判定する。窓の開き量は、ステップS26で記憶した窓位置を用いて算出することができる。窓が200mm以上開いていない場合は(ステップS40:NO)、ステップS39へ戻り、窓の開動作を継続する。そして、窓が200mm以上開くと(ステップS40:YES)、モータ3を停止して動作を終了する。以上は、挟み込み発生時における通常の窓反転動作である。
一方、挟み込みが検出され、かつ操作スイッチ7が強制閉操作の状態にある場合、すなわち、スイッチ7がマニュアル閉MCの位置に操作されている場合(ステップS27:YES)、またはオート閉ACの位置に操作されている場合は(ステップS29:YES)、ステップS28に進んで、メモリ6の領域6bにおける強制閉操作フラグを「1」に書き換える。そして、ステップS23へ移って、モータ駆動回路2から正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる。操作スイッチ7が強制閉操作の状態に維持されている間は、ステップS27またはS29の判定がYESとなって、窓の閉動作が継続され、挟み込みがあっても窓100は開かない(ステップS23〜S29)。
上記のようにして強制閉操作が行なわれた後、操作スイッチ7がオート閉ACまたはマニュアル閉MCの位置からマニュアル開MOの位置に操作されると、ステップS27,S29の判定はNO、ステップS30の判定はYESとなって、後述(図8)のマニュアル開処理に移り(ステップS31)、窓を開動作へ切り換える。また、強制閉操作が行なわれた後、操作スイッチ7がオート閉ACまたはマニュアル閉MCからオート開AOの位置に操作されると、ステップS27,S29,S30の判定はNO、ステップS32の判定はYESとなって、後述(図9)のオート開処理に移り(ステップS33)、窓を開動作へ切り換える。すなわち、挟み込みが検出され、強制閉操作が行なわれた後、操作スイッチ7が開操作されると、窓ガラス101が開くようになっている。
操作スイッチ7の強制閉操作が維持されている状態で、操作スイッチ7から手が離れて、操作ノブ71がオート閉ACまたはマニュアル閉MCの位置から中立Nの位置に戻ると、ステップS27、S29、S30、S32の判定が全てNOとなるので、ステップS38へ移行する。ステップS38では、前述のように、強制閉操作フラグが「1」か否かを判定する。今の場合は、すでに強制閉操作が行われてステップS28で強制閉操作フラグが「1」となっているから(ステップS38:YES)、ステップS23へ移行して、モータ駆動回路2から正転信号を出力してモータ3を正転させ、窓100を閉じる。以後は、上述したステップS24以降の処理が実行される。すなわち、挟み込みが検出され、強制閉操作が行なわれた後、操作スイッチ7が開操作されなければ、操作スイッチ7から手が離れても窓ガラス101は開かず、閉動作が継続されるようになっている。
このように、図7の実施形態においては、挟み込みが発生した状態で強制閉操作を行なった後に、操作スイッチ7を開操作すると、窓ガラス101の閉動作が直ちに開動作に切り換わる。このため、誤って操作スイッチ7を強制閉操作した場合でも、操作スイッチ7の開操作により強制閉動作が解除されて窓ガラス101が開くので、安全を確保することができる。一方、強制閉操作を行なった後に操作スイッチ7を開操作しなければ、窓ガラス101の閉動作がそのまま継続される。したがって、暴漢襲撃時に操作スイッチ7から手が離れた場合でも窓ガラス101が開くことはなく、これによって車内への暴漢の侵入を阻止することができる。
図8は、図5のステップS6での「マニュアル開処理」の詳細手順を示している。この手順は、制御部1を構成するCPUにより実行される。最初に、マニュアル開動作により窓100が完全に開いたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS51)。窓100が完全に開けば(ステップS51:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS51:NO)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開ける(ステップS52)。続いて、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS53)、完全に開けば(ステップS53:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS53:NO)、操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあるか否かを判定する(ステップS54)。
操作スイッチ7がマニュアル開MOの位置にあれば(ステップS54:YES)、ステップS52へ戻ってモータ3の逆転を継続し、マニュアル開MOの位置になければ(ステップS54:NO)、オート開AOの位置にあるか否かを判定する(ステップS55)。操作スイッチ7がオート開AOの位置にあれば(ステップS55:YES)、後述(図9)のオート開処理に移り(ステップS56)、オート開AOの位置になければ(ステップS55:NO)、マニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS57)。操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS57:YES)、前述(図6)のマニュアル閉処理に移り(ステップS58)、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS57:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS59)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS59:YES)、前述(図7)のオート閉処理に移り(ステップS60)、操作スイッチ7がオート閉ACの位置になければ(ステップS59:NO)、何も処理せずに終了する。
図9は、図5のステップS8での「オート開処理」の詳細手順を示している。この手順は、制御部1を構成するCPUにより実行される。最初に、オート開動作により窓100が完全に開いたか否かをロータリエンコーダ4の出力に基づいて判定する(ステップS71)。窓100が完全に開けば(ステップS71:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS71:NO)、モータ駆動回路2から逆転信号を出力してモータ3を逆転させ、窓100を開ける(ステップS72)。続いて、窓100が完全に開いたか否かを判定し(ステップS73)、完全に開けば(ステップS73:YES)処理を終了し、完全に開いてなければ(ステップS73:NO)、操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあるか否かを判定する(ステップS74)。
操作スイッチ7がマニュアル閉MCの位置にあれば(ステップS74:YES)、前述(図6)のマニュアル閉処理に移り(ステップS75)、マニュアル閉MCの位置になければ(ステップS74:NO)、オート閉ACの位置にあるか否かを判定する(ステップS76)。操作スイッチ7がオート閉ACの位置にあれば(ステップS76:YES)、前述(図7)のオート閉処理に移り(ステップS77)、操作スイッチ7がオート閉ACの位置になければ(ステップS76:NO)、ステップS72へ戻って、モータ3の逆転を継続する。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図10は他の実施形態におけるオート閉処理のフローチャート、図11は本実施形態で用いられるパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。なお、基本的動作と、マニュアル閉、マニュアル開、オート開の各動作については、それぞれ図5、図6、図8、図9と同じであり、窓開閉機構についても図3、図4と同じである。
本実施形態では、操作スイッチが図11に示した自席スイッチ17および他席スイッチ18からなる。自席スイッチ17は自席の窓ガラスを開閉するための操作スイッチであり、運転席、助手席、後部右座席、後部左座席のそれぞれに設けられるが、図11では便宜上1つのブロックで示している。他席スイッチ18は、他席(運転席以外の席)の窓ガラスを開閉するための操作スイッチであり、運転席にのみ設けられる。各スイッチ17,18の構造は、図2に示したものと基本的に同じである。
図12は運転席に設けられるパワーウィンドウスイッチ30の一例を示す上面図であり、スイッチハウジング31に1個の自席スイッチ17と、3個の他席スイッチ18が装備されている。自席スイッチ17は運転席の窓ガラスを開閉するものであり、他席スイッチ18は助手席、後部右座席、後部左座席の窓ガラスを開閉するものであって、これらの各スイッチは運転手により操作される。他席スイッチ18は複数個設けられるが、図11では便宜上1つのブロックで示している。
図11において、11は窓の開閉動作を制御するCPUからなる制御部、12は運転席の窓を開閉するためのモータ13を駆動するモータ駆動回路、14はモータ13の回転に同期したパルスを出力するロータリエンコーダ、15はロータリエンコーダ14から出力されるパルスを検出するパルス検出回路、16はROMやRAM等から構成されるメモリである。メモリ16には、挟み込み判定用の閾値が設定されている領域16aと、強制閉動作フラグが記憶される領域16bとが備わっている。17は前述の自席スイッチ、18は前述の他席スイッチである。22は運転席以外の各席の窓を開閉するためのモータ23を駆動するモータ駆動回路、24はモータ23の回転に同期したパルスを出力するロータリエンコーダ、25はロータリエンコーダ24から出力されるパルスを検出するパルス検出回路である。22〜25のブロックは運転席以外の各席ごとに設けられるが、図11では便宜上1つのブロックで示している。ロータリエンコーダ14,24およびパルス検出回路15,25は、制御部11とともに、本発明における負荷検出手段の一実施形態を構成し、制御部11は本発明における挟み込み検出手段の一実施形態を構成する。
図10の手順は、制御部11を構成するCPUにより実行される。図10の各ステップのうち、S21〜S37に関しては、図7と基本的に同じであるので、簡単に説明するにとどめる。最初に、強制閉操作フラグを「0」にセットし(ステップS21)、オート閉動作により窓の閉動作を行う(ステップS22〜S24)。閉動作中に挟み込みが検出されず(ステップS25:NO)、開操作も行われない場合は(ステップS34:NO、ステップS36:NO)オート閉動作を継続する。マニュアル開またはオート開の操作がされた場合は、マニュアル開またはオート開の処理へ移行する(ステップS35、S37)。また、挟み込みが検出された場合は(ステップS25:YES)、窓位置を記憶した後(ステップS26)、運転席を含む各席に設けられている自席スイッチ17の操作有無を判別するとともに(ステップS27、S29、S30、S32)、運転席にのみ設けられている他席スイッチ18の操作有無を判別する(ステップS41、S42)。いずれの操作スイッチも操作されなければ、ステップS27、S29、S30、S32、S41、S42での判定は全てNOとなり、ステップS38へ移行する。
ステップS38では、強制閉操作フラグが「1」か否かを判定する。今の場合は、強制閉操作は行われておらず、強制閉操作フラグが「0」であるから(ステップS38:NO)、ステップS39へ移行する。ステップS39では、モータ駆動回路12(22)から逆転信号を出力してモータ13(23)を逆転させ、窓の動作を閉動作から開動作に切り換える。その後、ステップS40へ進んで、窓が200mm以上開いたか否かを判定する。窓の開き量は、ステップS26で記憶した窓位置を用いて算出することができる。窓が200mm以上開いていない場合は(ステップS40:NO)、ステップS39へ戻り、窓の開動作を継続する。そして、窓が200mm以上開くと(ステップS40:YES)、モータ13(23)を停止して動作を終了する。以上は、挟み込み発生時における通常の窓反転動作である。
一方、挟み込みが検出され、かつ自席スイッチ17(他席スイッチ18であっても同様)が強制閉操作の状態にある場合は(ステップS27:YES、ステップS29:YES)、強制閉操作フラグを「1」に書き換え(ステップS28)、モータ13(23)を正転させて窓100を閉じる(ステップS23)。強制閉操作が維持されている間は、窓の閉動作が継続され、挟み込みがあっても窓100は開かない(ステップS23〜S29)。
上記のようにして強制閉操作が行なわれた後、自席スイッチ17がマニュアル開MOの位置に操作されると、ステップS27,S29の判定はNO、ステップS30の判定はYESとなって、前述(図8)のマニュアル開処理に移り(ステップS31)、窓を開動作へ切り換える。また、強制閉操作が行なわれた後、自席スイッチ17がオート開AOの位置に操作されると、ステップS27,S29,S30の判定はNO、ステップS32の判定はYESとなって、前述(図9)のオート開処理に移り(ステップS33)、窓を開動作へ切り換える。また、強制閉操作が行なわれた後、他席スイッチ18のいずれかがマニュアル開MOの位置に操作されると(ステップS41:YES)、ステップS39へ移って窓を開動作へ切り換える。また、強制閉操作が行なわれた後、他席スイッチ18のいずれかがオート開AOの位置に操作された場合も(ステップS42:YES)、ステップS39へ移って窓を開動作へ切り換える。すなわち、挟み込みが検出され、強制閉操作が行なわれた後、自席スイッチ17および他席スイッチ18のいずれかのスイッチが開操作されると、窓ガラス101が開くようになっている。
自席スイッチ17の強制閉操作が維持されている状態で、自席スイッチ17から手が離れて、操作ノブがオート閉ACまたはマニュアル閉MCの位置から中立Nの位置に戻ると、ステップS27、S29、S30、S32の判定は全てNOとなる。また、他席スイッチ18が操作されなければ、ステップS41、S42の判定もNOとなる。この場合は、ステップS38へ移行して、前述のように、強制閉操作フラグが「1」か否かを判定する。今の場合は、すでに強制閉操作が行われてステップS28で強制閉操作フラグが「1」となっているから(ステップS38:YES)、ステップS23へ移行して、モータ駆動回路12(22)から正転信号を出力してモータ13(23)を正転させ、窓100を閉じる。以後は、上述したステップS24以降の処理が実行される。すなわち、挟み込みが検出され、強制閉操作が行なわれた後、スイッチ17,18のいずれもが開操作されなければ、自席スイッチ17から手が離れても窓ガラス101は開かず、閉動作が継続されるようになっている。
このように、図10の実施形態においては、挟み込みが発生した状態で強制閉操作を行なった後に、自席スイッチ17および他席スイッチ18のいずれかを開操作すると、窓ガラス101の閉動作が直ちに開動作に切り換わる。このため、誤って操作スイッチを強制閉操作した場合でも、いずれかのスイッチ17,18を開操作すれば、強制閉動作が解除されて窓ガラス101が開くので、安全を確保することができる。特に、図12のような運転席に設けられるパワーウィンドウスイッチ30では、同様の形状をした自席スイッチ17と他席スイッチ18とが近接して配置されているため、咄嗟の場合にスイッチの押し間違いが生じ易いが、本実施形態によれば、4つのスイッチのどれを開操作しても窓ガラス101が開くので、閉動作から開動作への切り換えを確実に行なうことができる。一方、強制閉操作を行なった後にスイッチ17,18を開操作しなければ、窓ガラス101の閉動作がそのまま継続される。したがって、暴漢襲撃時に操作スイッチから手が離れた場合でも窓ガラス101が開くことはなく、これによって車内への暴漢の侵入を阻止することができる。
本発明は、以上述べた実施形態以外にも、種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、強制閉操作の後に操作スイッチを開操作することにより、開閉体を開動作させるようにしたが、これに代えて開閉体を停止させるようにしてもよい。開閉体が停止することで、それ以上の挟み込みが生じなくなり、人体や物の損傷を回避することができる。
また、図7および図10のステップS40における200mmの値は一例であって、窓の開き量の基準値としてこれ以外の値を採用してもよいことは勿論である。
また、上記実施形態では、挟み込みが検出された場合に、操作スイッチがオート閉またはマニュアル閉のいずれかの状態に維持されておれば、窓を強制的に閉じるようにしたが、挟み込みが検出された場合に、操作スイッチがオート閉に維持されている場合のみ、または、操作スイッチがマニュアル閉に維持されている場合のみ、窓を強制的に閉じるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、モータの回転速度に基づいてモータの負荷を検出したが、これに代えて、モータに流れる電流に基づいてモータの負荷を検出するようにしてもよい。この場合は、負荷検出手段として、モータ電流を検出する電流検出回路を設ければよい。
本発明に係るパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。 操作スイッチの一例を示した概略構成図である。 窓開閉機構の一例を示した図である。 窓に物体が挟み込まれた状態を示す図である。 パワーウィンドウ装置の基本的な動作を示したフローチャートである。 マニュアル閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 オート閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 マニュアル開処理の詳細手順を表したフローチャートである。 オート開処理の詳細手順を表したフローチャートである。 他の実施形態によるオート閉処理の詳細手順を表したフローチャートである。 他の実施形態で用いられるパワーウィンドウ装置の電気的構成を示したブロック図である。 パワーウィンドウスイッチの一例を示す上面図である。
符号の説明
1,11 制御部
2,12,22 モータ駆動回路
3,13,23 モータ
4,14,24 ロータリエンコーダ
5,15,25 パルス検出回路
6,16 メモリ
7 操作スイッチ
17 自席スイッチ
18 他席スイッチ
30 パワーウィンドウスイッチ
100 窓
101 窓ガラス
102 窓開閉機構
Z 物体

Claims (1)

  1. 操作スイッチの操作に基づいて開閉される車両の窓ガラスの負荷を検出する負荷検出手段と、
    前記負荷検出手段が検出した負荷に基づいて当該窓ガラスに異物が挟み込まれたことを検出する挟み込み検出手段とを有し、
    前記操作スイッチに対して所定の強制閉操作を行うことによって、挟み込みが検出されても前記窓ガラスを強制的に閉動作させる機能を備えたパワーウィンドウ装置において、
    前記操作スイッチは、自席の窓ガラスを開閉するための自席スイッチと、他席の窓ガラスを開閉するための他席スイッチとからなり、
    前記挟み込み検出手段が挟み込みを検出し、かつ前記操作スイッチの強制閉操作が行なわれた後、前記操作スイッチのいずれかが開操作された場合は、前記窓ガラスを開動作または停止させ、前記操作スイッチのいずれもが開操作されない場合は、前記窓ガラスの閉動作を継続するようにしたことを特徴とするパワーウィンドウ装置。
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