JP2016112423A - 手持型機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヘアドライヤなどのヘアケア機器を提供する。【解決手段】外壁を有するハウジングと、外壁内に配置された内部構造と、外壁を横切って広がる端壁とを備えた手持型機器を開示し、端壁は、内部構造を介してハウジングに取り付けられ、端壁は、外壁から離れて延びる。ハンドルは長手方向軸を有し、外壁は、この長手方向軸に沿って延びることができる。端壁は、外壁から離れて延びるにつれ、外壁から長手方向軸に向かって延びることができる。端壁は、外壁から離れて延びるにつれ先細になることができる。端壁は、截頭円錐形とすることができる。端壁は、少なくとも1つの第1の取り付け部材を含み、この少なくとも1つの第1の取り付け部材は、端壁から延びて内部構造の1又はそれ以上の協働する取り付け部材に係合することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、手持型機器に関し、特にヘアドライヤなどのヘアケア機器に関する。
一般的には、本体に流体を吸い込むモータ及びファンが設けられ、流体を本体から排出する前に加熱することができる。モータは、ほこり又は毛髪などの異物によって損傷を受け易く、従って通常はブロワへの流体入口にフィルタが設けられる。ファン及びヒータは、機能するために電力を必要とし、この電力は、商用電源ケーブル又は機器に取り付けられたバッテリのいずれかから内部配線を介して供給される。
第1の態様によれば、本発明は、外壁を有するハウジングと、外壁内に配置された内部構造と、外壁を横切って広がる端壁とを備えた手持型機器を提供し、端壁は、内部構造を介してハウジングに取り付けられる。
端壁は、外壁から離れて延びることが好ましい。
ハウジングは長手方向軸を有し、外壁は、この長手方向軸に沿って延びることが好ましい。端壁は、長手方向軸に沿って延びることが好ましい。端壁は、外壁から離れて長手方向軸の方に延び、端壁が外壁から離れて延びるにつれ、外壁から長手方向軸に向かって延びることが好ましい。
内部構造は、外壁内に収容されて外壁から離間していることが好ましい。内部構造は、端壁を介して外壁に機械的に接続されることが好ましい。
端壁は、外壁から離れて延びるにつれ先細になる(テーパしている)ことが好ましい。端壁は、截頭円錐形であることが好ましい。
端壁は、内部構造に係合する第1の部品、及び第1の部品によって外壁に接触して保持される第2の部品という2つの部品によって形成されることが好ましい。第1の部品は、第2の部品に対して回転自在であることが好ましい。第1の部品は、端壁をハウジングに係合させるように内部構造に対して回転自在であることが好ましい。ハウジングは、長円形断面を有することが好ましい。
端壁は、第1の取り付け部材を含み、第1の取り付け部材は、端壁から延びて内部構造の協働する取り付け部材に係合することが好ましい。
第1の取り付け部材及び協働する部材の一方は溝を有し、端壁を機器の内部構造に取り付けた時に、第1の取り付け部材及び協働する部材の他方の協働する突起が溝に入り込むことが好ましい。
端壁は、内部構造に取り付けられるために、内部構造に対して旋回又は回転することが好ましい。この実施形態では、溝及び突起が螺旋形であることが好ましい。従って、端壁を適所に捩り込むと、端壁がハンドルの外壁に向かって移動する。
或いは、端壁は、内部構造に取り付けられるためにハンドルの方に押される。
好ましい実施形態では、端壁が開口部を含む。開口部は、端壁の中心を貫くことが好ましい。
開口部は、好ましくは端壁の内部に延びる内壁によって定められることが好ましい。
開口部を通じて、機器に電力を供給するための電力ケーブルが、保持ハウジング内に延びることが好ましい。湾曲した又は円錐形の内壁を有することにより、電力ケーブルに過度の応力をもたらさずにケーブルを機器に対して移動させることができる。
第1の取り付け部材は突起を有し、協働する部材は凹部を有し、端壁を内部構造に取り付けると、突起が凹部内に突出することが好ましい。好ましい実施形態では、第1の取り付け部材が、一対の突起を有する。
一対の突起の一方は、一方の凹部内に突出し、一対の突起の他方は、他方の凹部内に突出することが好ましい。
内部構造は、内部構造から半径方向外向きに延びるリブを有することが好ましい。リブは、凹部を含むことが好ましい。
好ましい実施形態では、端壁が、フィルタユニットの一部を形成し、フィルタユニットは、メッシュフィルタをさらに含み、端壁から延びるフィルタフレームがメッシュフィルタの周囲を取り囲む。
端壁は、内部構造の周囲で連続していないことが好ましい。
第2の態様によれば、本発明は、外壁を有するハウジングと、外壁内に配置された内部構造と、フィルタユニットとを備えた手持型機器を提供し、フィルタユニットは、外壁を横切って延びる端壁と、端壁から延びるメッシュフィルタと、メッシュフィルタの周囲を取り囲むフィルタフレームとを有し、端壁は、内部構造を介してハウジングに取り付けられる。
内部構造は、傾斜面を有する一対の取り付け機構を含むことが好ましい。
傾斜面は、内部構造から半径方向外向きに内部構造の少なくとも一部に沿って延びるリブの両側に1つずつ存在し、リブに向かって端壁から離れて延びる方向に傾斜する。
端壁は、傾斜面を有する一対の取り付け機構を有し、端壁の傾斜面は、内部構造の傾斜面と逆向きに傾斜していることが好ましい。
端壁、メッシュフィルタ及びフィルタフレームは、内部構造の周囲で連続していないことが好ましい。
内部構造は、内部構造から半径方向外向きに内部構造の少なくとも一部に沿って延びるリブを有することが好ましい。
フィルタフレームは、端壁を内部構造に取り付けた時にリブのいずれかの側に当接することが好ましい。
リブは、リブの一部に沿って延びる凹部を含むことが好ましい。
フィルタフレームは、一対の突起を有し、端壁を内部構造に取り付けた時に、突起が凹部内に突出することが好ましい。
フィルタユニットをハウジングに挿入すると、フィルタフレームが取り付け機構によってリブの方に押されることが好ましい。
端壁は、内部構造に取り付けられるためにハンドルの方に押されることが好ましい。
端壁は外側縁を有し、端壁を内部構造に取り付けた時に、外縁部が外壁に隣接又は当接することが好ましい。
端壁は、端壁を取り付けた時に外壁の内側に広がるリップ部を有することが好ましい。
好ましい実施形態では、機器に端壁を取り付けた時に、リップ部が外壁の内側に広がることが好ましい。
外縁部は、外壁の端面のための嵌合面を形成することが好ましい。端壁の外縁部は、ハンドルの端壁を横切って広がり、従って端壁が外壁に交わった場合、ハンドルの外径は端壁の外径と実質的に同じであることが好ましい。
ハウジングは、ハンドルであることが好ましい。
機器は、ヘアケア機器であることが好ましい。
ヘアケア機器は、ヘアドライヤであることが好ましい。或いは、ヘアケア機器は、温風整髪機器である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を単なる一例として説明する。
本発明によるヘアドライヤを示す図である。 図1のヘアドライヤの断面図である。 図1のヘアドライヤの別の断面図である。 図3aの入口領域の拡大断面図である。 図2に示すヘアドライヤの内部構造の等角図である。 図2に示すフィルタユニットの等角図である。 図5aに示すフィルタユニットの一部の等角図である。 本発明による整髪機器を示す図である。 図6の機器の断面図である。 図7の入口領域の拡大断面図である。 図7に示す端壁の内部等角図である。 図7に示すハンドルの内部等角図である。 機器の別の入口を示す図である。 図11に示すハンドルの内部等角図である。 図11に示す端壁の内部等角図である。
図1、図2、図3a及び図3bに、ハンドル20及び本体30を備えたヘアドライヤ10を示す。ハンドルは、本体30に接続された第1の端部22と、本体30から遠位側に存在する、一次流体入口40を含む第2の端部24とを有する。ヘアドライヤ10には、ケーブル50を介して電力が供給される。ケーブル50のヘアドライヤ10からの遠位端にはプラグ(図示せず)が備わり、このプラグは、例えば主電源又はバッテリパックへの電気的接続部を提供する。
ハンドル20は、本体30からハンドルの遠位端24に延びる外壁200を有する。ハンドルの遠位端24では、外壁200を横切って端壁210が延びる。ケーブル50は、この端壁210からヘアドライヤに入り込む。ハンドル20の一次流体入口40は、ハンドルの外壁200に沿ってその周囲に広がる第1の開口部42と、ハンドル20の端壁210を貫いてその全体に広がる第2の開口部46とを含む。ケーブル50は、端壁210のほぼ中央に存在し、従ってハンドル20の中心から延びる。ハンドル20は長手方向軸X−Xを有し、外壁200は、この軸に沿って本体30から遠位端24に向かって延びる。開口部42、46は、直径が約2mmである。
ケーブル50は、ユーザの手の中のハンドル20の向きに関わらずにヘアドライヤの平衡が保たれるという理由で、ハンドル20の中心から延びることが好ましい。また、ユーザがハンドル20上で手の位置を動かした場合でも、手を動かしたときの手に対するケーブル50の位置が変化しないので、ケーブル50から引っ張られることがない。仮にケーブルの中心をずらしてハンドルの片側に近付けた場合、ヘアドライヤの重量分布が方向と共に変化し、ユーザの気が散ってしまう。
ケーブル50は、ケーブル50をハンドル20内に保持する内部構造500に係合する。外壁200と内部構造500との間には濾過材が設けられる。この濾過材は、流体入口40から入り込んだ流体を濾過する。
一次流体入口40の上流には、ファンユニット70が設けられる。ファンユニット70は、ファン及びモータを含む。ファンユニット70は、一次流体入口40から本体30内に延びる一次流体流路400を通じて、一次流体入口40から本体30に向けて流体を吸い込み、ハンドル20と本体30は90において接合される(合流する)。本体30は、第1の端部32及び第2の端部34を有し、一次流体流路400は、本体30内を本体の第2の端部34に向かい、ヒータ80の周囲を通って一次流体出口440まで続き、ファンユニットによって吸い込まれた流体は、ここで一次流体流路400から出る。一次流体流路400は直線ではなく、ハンドル20内では第1の方向に進み、本体30内では第1の方向と直交する第2の方向に進む。
本体30は、外壁360及び内側ダクト310を含む。一次流体流路400は、ハンドル20と本体30の接合部90から本体に沿って、外壁360と内側ダクト310の間を本体30の第2の端部34における一次流体出口440に向かって延びる。
本体内には別の流体流路も設けられ、この流れはファンユニット又はヒータによって直接処理されず、ヘアドライヤ内の一次流を生成するファンユニットの作用によってヘアドライヤに吸い込まれる。この流体流は、一次流体流路400内を流れる流体によってヘアドライヤ内に取り込まれる。
本体の第1の端部32は、流体入口320を含み、本体の第2の端部34は、流体出口340を含む。流体入口320及び流体出口340は、本体内を本体に沿って延びる、本体30の内壁である内側ダクト310によって少なくとも部分的に定められる。流体流路300は、流体入口320から流体出口340まで内側ダクト310内を延びる。本体30の第1の端部32では、外壁360と内側ダクト310との間に側壁350が延びる。この側壁350は、少なくとも部分的に流体入口320を定める。一次流体出口440は環状であり、流体流路を取り囲む。
本体30内の側壁350及び流体入口320の近くには、ヘアドライヤの制御電子回路を含むPCB75が存在する。PCB75はリング状であり、内側ダクト310の周囲の、内側ダクト310と外壁360の間に延びる。PCB75は、一次流体流路400と流体連通する。PCB75は、流体流路300の周囲に延び、内側ダクト310によって流体流路300から分離される。
PCB75は、ヒータ80の温度及びファンユニット70の回転速度などのパラメータを制御する。PCB75は、内部配線(図示せず)によってヒータ80、ファンユニット70及びケーブル50に電気的に接続される。PCB75には、例えばユーザが様々な温度設定及び流速から選択を行えるように設けられた制御ボタン62、64が設けられ、接続される。
使用時には、ファンユニット70の作用によって流体が一次流体流路400内に吸い込まれ、任意にヒータ80によって加熱されて一次流体出口440から排出される。この処理流により、流体入口320において流体が流体流路300内に取り込まれる(同伴される)ようになる。この流体は、本体の第2の端部34において処理流と合流する。図3aに示す例では、この処理流が、流体出口340を通じてヘアドライヤから排出される同伴された流れを取り囲む環状流として、一次流体出口440及びヘアドライヤから排出される。従って、ファンユニット及びヒータによって処理された流体は、同伴された流れによって増大する。
次に、特に図3b及び図4を参照すると、内部構造500が、ケーブル50を収容する中心ハブ520と、中心ハブ520からヘアドライヤ10のハンドル20の内壁220の方にワイヤ526、528を配線する際に、これらのワイヤ526、528を収容する一対のアーム522、524とを有する。
内壁220は、中心ハブ520よりも大きな直径を有し、従ってワイヤ526、528及びアーム522、524は、中心ハブ520から内壁220に向かって半径方向外向きに延び、略「Y」字形の装置500を形成する。
この例では、内部構造500が、各々が中心ハブ520の半分と、各2つのアーム522、524の半分とを形成する2つの部品500a、500bで形成される。従って、ケーブル50を2つの部品500a又は500bの一方の中に配置した後、ワイヤ526、528を各アーム522、524の半分に対して配置し、内部構造500の他の部品を取り付けてケーブル50を中心ハブ520内に固定し、ワイヤ526、528をそれぞれのアーム522、524内に固定することができる。
ハンドル20は、一方の端部24に流体出口40を有し、ケーブル50はここを通過する。ケーブル50は、ハンドル20のほぼ中心に位置するので、内部構造500の中心ハブ520もハンドル20の中心又は中央に位置する。
この実施形態では、内部構造500が構造機能をさらに有し、4つの半径方向に離間した支持ストラット112、114、116、118を有する。支持ストラット114、118の対は、アーム522、524から流体入口40に向かって延び、残りの支持ストラット112、116の対は、中心ハブ520からハンドル20の外壁200に向かって延びる。しかしながら、ハンドル20の外壁200は、内壁220によって本体30から内壁220の遠位端222まで支持される薄いスリーブであり、内壁220は流体入口40まで及んで(延びて)いないので、外壁200は、外壁200に沿ってその周囲に広がる第1の一連の開口部42の長手方向に沿って支持されていない。4つの支持ストラット112、114、116、118は、内部構造500の中心ハブ520から半径方向外向きに延びて外壁200に接触し、内壁220の遠位端222からハンドル20の端部24に向かって長手方向に延びる。
支持ストラット112、114、116、118は板状であり、支持ストラット内の材料の量を減少させて流体入口40の第1の開口部42の遮断を最小限に抑える丸みを帯びた端部128を有する。支持ストラット112、114、116、118は、流体入口40及びその周囲におけるハンドル20のフープ強度(hoop strength)を高め、従ってヘアドライヤ10が落下した場合、これらの支持ストラットが、生じ得るあらゆるダメージを軽減する。支持ストラット112、114、116、118は、ケーブル50がハンドル20の方に曲げられた場合に、ハンドル20をさらにダメージから保護する。
他方の支持ストラット112、116の対の一方は、フィルタユニットをハンドル20内に保持するというさらなる機能を有する。
次に、特に図2、図3、図4、図5a及び図5bを参照して、端壁の実施形態について説明する。端壁210は、外壁200の直径を横切って延び、外壁200から離れて円錐形を形成する。この端壁210の円錐面を貫いて、ハンドル20内への流体入口40の一部を形成する開口部46が設けられる。この実施形態では、端壁210の周囲に延びる一列の開口部46が設けられている。
端壁210は、内壁250も含む。内壁250は、端壁210を貫く開口部252を定め、ここを通じてケーブル50及びケーブル張力緩和部52が延びる。端壁210は、ハンドルの外壁200から長手方向軸X−Xに向かって延び、内壁250は、ハンドル20の外壁200及び長手方向軸X−XBに向かって延びる。従って、端壁210は、漠然とした「V」字形の断面を有する。
端壁210には、複数の用途がある。端壁210は、ハンドル20内への流体入口40の一部を形成する。端壁210は、交換又は洗浄のために濾過材へのアクセスを可能にする。端壁210は、ケーブル及びケーブル張力緩和部52がハンドル20に入り込む開口部を密封して、開口部252を通じて流体がハンドル内に引き込まれるのを防ぐ。また、端壁210は、ハンドル20の外壁200の周囲に広がるメッシュフィルタ48を開口部42から離間させる。この結果、流体入口40の開口部52を取り囲む骨格構造によるメッシュフィルタ48内の開口部の完全な遮断が防がれる。外壁200とメッシュフィルタ48との間の距離は1mm未満であり、約0.78mmであることが好ましい。
この実施形態では、端壁210と濾過材が、一体的なフィルタユニット44として提供されている。特に図5a及び図5bを参照すると、フィルタユニット44は、フィルタメッシュ48と、フィルタメッシュ48の支持及び保護を行うフレーム218と、端壁210とを含む。フィルタメッシュ48は円筒形であり、ハンドル20の内側に沿ってその周囲に延び、流体入口40の第2段階の濾過を行うように設計される。明確にするためにフィルタメッシュ内の開口部は示していないが、これらの開口部の直径は、細塵を回収してファンユニット70のモータ及びヒータへの通過を防ぐように数百ミクロンであることが好ましい。開口領域が25〜30%の場合には、250〜350ミクロンの穴直径が良好に機能することが判明している。従って、流体入口40を通過する全ての流体はフィルタメッシュ48を通過する。フィルタメッシュ48は、その縁部周囲に延びるフレーム218によって支持される。
フィルタメッシュ48を掃除する必要がある場合には、ハンドル20から端壁210を引き離し、外壁200の内側からフィルタメッシュ48を取り外す。端壁210は、ユーザがハンドル20の内側から端壁210及びフィルタユニット44を除去するための引っ掛かりになるようにハンドル20の端部からわずかに離間する。
フィルタユニット44をケーブル50から除去できるように、フィルタユニット44は完全な円ではなく、その長さに沿って延びる間隙54が形成される。フィルタメッシュ48、フレーム218及び端壁210は、フィルタメッシュ48の洗浄又はフィルタユニット44の交換を可能にすべくケーブル50の周囲で操作できるように可撓性を有する。
フィルタユニット44は、ハンドル20の外壁200内に位置し、3つの位置決め機構によってこの位置に保持される。第1の位置決め機構530は、フレームに沿って長手方向に延び、フィルタユニット44をハンドルの長手方向軸に対して位置付けるために使用される。第2及び第3の位置決め機構532及び534は、フィルタユニット44を円周方向に保持するために使用される。
第1の位置決め機構530は、フレーム218及び支持ストラット116によって形成される。フィルタメッシュ48に沿って長手方向に間隙54を定めて延びるフレームの2つの縁部226、228は、間隙54の全体で見ると真っ直ぐではなく平行でもない。2つの縁部226、228の各々は突起238を有し、これらの突起は、間隙54の長さに沿って軸方向に位置合わせされる。支持ストラット116は、対応する窪み又は凹部120を有し、フィルタユニット44がハンドル20内に長手方向に正しく位置する時には、この凹部120内に2つの突起238が存在する。
2つの縁部226、228を支持ストラット116に対して固定し、フレーム218の周囲における流体の漏出、及びフィルタユニット44のハンドル20からの偶発的な除去を防ぐように、第2及び第3の位置決め機構が設けられる。これらの第2及び第3の位置決め機構は、2つの縁部226、228を支持ストラット116に向けて押すように適合される。
内部構造500の中心ハブ520上には、傾斜面538を有する2つの突起236が設けられ、この傾斜面538は、ハンドル40内の流れ方向において支持ストラット116の方に向けられる。従って、第2及び第3の位置決め機構は、支持ストラット116の長手方向軸に関して鏡像関係にある。
突起536の傾斜面538は、もう一方の傾斜面540の対と協働するが、これらの傾斜面は逆方向に傾斜しており、従ってハンドル40内の流れ方向において支持ストラット116から離れる方向に向けられる。従って、フィルタユニット44をハンドル20に押し込むと、これらの2つの傾斜面の対538及び540が接触して互いに押し合い、フィルタユニット44を円形にするとともに、第1の位置決め機構530を窪み120に押し込んで突起238を窪み内に保持する。
フィルタユニット44をハンドル20の外壁200に挿入すると、内壁250が内部構造500を密封して、流体が流体入口40を通過せずに開口部252に入り込むのを防ぐ。
端壁210は、ハンドル20の外壁200を密封するために、外壁200の端面202の周囲に延びる外側シート224と、外壁200内で広がるように適合されたリップ部226とを含む。このリップ部226は、外壁200の内面200aを密封するさらなる密封面228を有する。
図6及び図7に、ヒータ110を組み込んだ整髪機器100を示す。この実施形態では、図1及び図2に関連して既に図示し説明した構成要素は同じ参照番号を有する。この機器100は、ハンドル20及び整髪ヘッド124を有する。ハンドル20は、ファンユニット70の作用を通じて機器に流体が吸い込まれる一方の端部に入口130を有し、流体は、ハンドル20内を流体流路136に沿って流れ、ヘッド124に入り込む前に任意にヒータ110によって加熱される。
ヘッド124は、ヘッド124に沿って延びる複数の半径方向に離間したスロット132を含み、整髪中には、ヘッド124に毛髪が巻き付き、その間に高温又は低温の流体が毛髪を通過して乾燥させ、毛髪を整える。
電力は、この例では入口130において機器100に入り込むケーブル50によって供給される。内部配線(図示せず)がヒータ110及びファンユニット70に電力を供給して、ファンユニット70のインペラを駆動するモータを作動させる。
機器の様々な温度及び流量を可能にするために、PCB140が設けられる。PCBは、ヒータ110及びファンユニット70の両方に電気的に接続され、これらに供給される電力を変化させる。一例として、ユーザは、異なる流量と熱の設定の組み合わせを選択することができる。
次に、特に図8、図9及び図10を参照して、入口130についてさらに詳細に説明する。端壁410は、外壁200の直径を横切って延び、外壁200から離れて円錐形を形成する。この端壁410の円錐面を貫いて、ハンドル20内への流体入口442の一部を形成する開口部446が設けられる。この実施形態では、端壁410の周囲に延びる3列の開口部446が設けられている。
端壁410は、内壁420も含む。内壁420は、端壁410を貫く開口部422を定め、ここを通じてケーブル50が延びる。端壁410は、ハンドル20の外壁200からハンドルの長手方向軸Y−Yに向かって延びる。従って、端壁410は、非対称的な「V」字形の断面を有する。この実施形態では、端壁410から開口部422の周囲にリップ部424が延び、ケーブル50を密封して支持する。
端壁410には、複数の用途がある。端壁410は、ハンドル20内への流体入口442の一部を形成する。端壁410は、交換又は洗浄のためにフィルタを除去し、その後ハンドル20内に戻せるようにフィルタ144へのアクセスを可能にする。端壁410は、ケーブル50がハンドル20に入り込む開口部422をさらに密封し、開口部422を通じて流体がハンドル内に引き込まれるのを防ぐ。
端壁410は、ねじ山432を介して内部構造450に取り付けられる。端壁410をハンドル20にはめ込むと、ねじ山432が、内部構造450の外面上の対応するねじ山452と協働する。端壁420を回転させると、協働するねじ山432、452を介して端壁420が内部構造450に取り付けられる。
端壁410は、ハンドル20の外壁200に対する上述したような同様の密封構造を有する。端壁210は、ハンドル20の外面の一部を形成して基本的に外壁200と平行に存在する外壁214を含む。この外壁214に対し、外壁200内で延びるように適合されたリップ部226を含む外側シート224が直交する。このリップ部226は、外壁200の内面200aを密封するさらなる密封面228を有する。
図11〜図13に、本発明による別の入口を示す。ハンドル60は、断面が長円形である。端壁610は、内部構造650に対して回転させることによって内部構造650に取り付けられる。端壁610は、内側円形部品620及び外側長円形部品630という2つの部品を有する。内側円形部品620は内部構造650に係合し、この内側円形部品620を回転させて端壁610を内部構造650に取り付ける。内側円形部品620は、外側長円形部材630に対しても回転する。
端壁610は、外壁200を横切って延び、外壁200から離れて円錐形を形成する。
端壁610は、内壁620を含む。内壁620は、端壁610を貫く開口部622を定め、ここを通じてケーブル(図示せず)が延びる。端壁610は、ハンドル60の外壁600からハンドルの長手方向軸Z−Zに向かって延びる。従って、端壁610は、非対称的な「V」字形の断面を有する。この実施形態では、端壁610から開口部622の周囲にリップ部624が延び、ケーブル(図示せず)を密封して支持する。
端壁610は、ねじ山632を介して内部構造650に取り付けられる。端壁610をハンドル20にはめ込むと、ねじ山632が、内部構造650の外面上の対応するねじ山652と協働する。内側円形部品620を回転させると、協働するねじ山632、652を介して端壁610が内部構造650に取り付けられる。
端壁610は、ハンドル60の外壁600に対する上述したような同様の密封構造を有する。端壁610は、ハンドル60の外面の一部を形成して基本的に外壁600と平行に存在する外壁616を含む。この外壁616に対し、外壁600内で延びるように適合されたリップ部626を含む外側シート666が直交する。このリップ部626は、外壁600の内面600aを密封するさらなる密封面628を有する。
端壁600をハンドル60に取り付けるには、外側長円形部品630をハンドルに押し付けて、外壁600内のリップ部626に係合させる。外側長円形部品630は、外壁600に係合する2つの配向を有する。外側長円形部品630が所定位置に来たら、内側円形部品620を回転させる。内側円形部品620には、回転を補助するためのグリップ部632が設けられる。
この実施形態では、流体入口670が、外壁600内の開口部42のみによって形成されているが、上述したように外側長円形部品630にも開口部を形成することができる。図1〜図10に関して開示した実施形態では、流体入口の一部を形成する開口部を含まない端壁210、410を形成することもできる。
図6〜図13に関して説明した実施形態では、上述したように、端壁210、410がフィルタユニットの一部を形成することもできる。
内壁220、420、624は、ケーブル50を導いて支持する。内壁220、420、624は、ケーブル50を損傷する恐れのある尖った屈曲部又は折返部をケーブル内に生じずに、ケーブル50が撓んでハンドル20、600に対して移動できるようにする。
ヘアドライヤ及び温風整髪機器に関して本発明を詳細に説明したが、本発明は、流体を吸い込んでこの流体を機器から流出させるように導くあらゆる機器に適用可能である。
この機器は、ヒータの有無に関わらず使用することができ、流体の高速流出作用は乾燥効果を有する。
一般に、機器内を流れる流体は空気であるが、異なる気体又は一種類の気体の組み合わせであってもよく、機器の性能、或いは出力が向けられる毛髪などの物体及びそのスタイリングに機器が与える影響を改善する添加物を含むこともできる。
本発明は、上述した詳細な説明に限定されるものではない。当業者には、変形例が明らかであろう。
10 ヘアドライヤ
30 本体
44 フィルタユニット
50 ケーブル
52 ケーブル張力緩和部
70 ファンユニット
200 外壁
210 端壁
220 内壁
222 内壁の遠位端
300 流体流路
310 内側ダクト
400 一次流体流路
500 内部構造
522 アーム
524 アーム
526 ワイヤ
528 ワイヤ

Claims (25)

  1. 外壁を有するハウジングと、前記外壁内に配置された内部構造と、前記外壁を横切って延びる端壁とを備えた手持型機器であって、前記端壁は、前記内部構造を介して前記ハウジングに取り付けられ、前記端壁は、前記機器内への流体入口の少なくとも一部を形成する、
    ことを特徴とする手持型機器。
  2. 前記端壁は、少なくとも部分的に前記端壁の周囲に延びる複数の開口部を含む、
    請求項1に記載の機器。
  3. 前記端壁は、該端壁を前記内部構造に取り付けるために前記内部構造に対して回転する、
    請求項1又は2に記載の機器。
  4. 前記端壁は、前記外壁から離れて延びる、
    請求項1から3のいずれかに記載の機器。
  5. 前記ハウジングは長手方向軸を有し、前記外壁は、該長手方向軸に沿って延びる、
    請求項1から4のいずれかに記載の機器。
  6. 前記端壁は、前記外壁から離れて前記長手方向軸に向かって延びる、
    請求項5に記載の機器。
  7. 前記端壁は、前記外壁から離れて延びるにつれ、前記外壁から前記長手方向軸に向かって延びる、
    請求項5又は6に記載の機器。
  8. 前記端壁は、前記外壁から離れて延びるにつれ先細になる、
    請求項1から7のいずれかに記載の機器。
  9. 前記端壁の形状は、截頭円錐形である、
    請求項8に記載の機器。
  10. 前記端壁は、前記内部構造に係合する第1の部品、及び該第1の部品によって前記外壁に対して保持される第2の部品という2つの部品によって形成される、
    請求項1から9のいずれかに記載の機器。
  11. 前記第1の部品は、前記第2の部品に対して回転自在である、
    請求項10に記載の機器。
  12. 前記第1の部品は、前記端壁を前記ハウジングに係合させるように前記内部構造に対して回転自在である、
    請求項10又は11に記載の機器。
  13. 前記ハウジングは、長円形断面を有する、
    請求項10から12のいずれかに記載の機器。
  14. 前記端壁は、第1の取り付け部材を含み、該第1の取り付け部材は、前記端壁から延びて前記内部構造の協働する取り付け部材に係合する、
    請求項1から13のいずれかに記載の機器。
  15. 前記第1の取り付け部材及び協働する部材の一方は溝を有し、前記端壁を前記機器の前記内部構造に取り付けた時に、前記第1の取り付け部材及び前記協働する部材の他方の協働する突起が前記溝に入り込む、
    請求項14に記載の機器。
  16. 前記溝は螺旋形である、
    請求項15に記載の機器。
  17. 前記端壁は、該端壁を前記内部構造に取り付けるために前記ハンドルの方に押される、
    請求項1から16のいずれかに記載の機器。
  18. 前記端壁は外縁部を有し、前記端壁を前記内部構造に取り付けた時に、前記外縁部が前記外壁に隣接又は当接する、
    請求項1から17のいずれかに記載の機器。
  19. 前記端壁は、該端壁を取り付けた時に前記外壁の内側に延びるリップ部を有する、
    請求項1から18のいずれかに記載の機器。
  20. 前記外縁部は、前記外壁の端面のための嵌合面を形成する、
    請求項18又は19に記載の機器。
  21. 前記端壁の前記外縁部は、前記ハンドルの前記端壁を横切って延び、従って前記端壁が前記外壁に交わった場合、前記ハンドルの外径は前記端壁の外径と実質的に同じである、
    請求項1から20のいずれかに記載の機器。
  22. 前記ハウジングは、ハンドルである、
    請求項1から21のいずれかに記載の機器。
  23. 前記機器は、ヘアケア機器である、
    請求項1から22に記載の機器。
  24. 前記ヘアケア機器は、ヘアドライヤである、
    請求項23に記載の機器。
  25. 前記ヘアケア機器は、温風整髪機器である、
    請求項23に記載の機器。
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