JP2016096221A - 駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】光出力信号の0レベルでの緩和振動による光出力信号の劣化を低減すること。
【解決手段】駆動回路3は、入力信号に応じて発光素子LDを駆動するためのシャント駆動電流Ishを出力する駆動回路であって、入力信号に応じて発光素子LDのオン・オフを制御するための主信号Ic1を生成する主信号生成回路4と、シャント駆動電流Ishの立ち上がりにおいて、主信号Ic1が立ち上がり始める時間よりも遅れて立ち上がりを開始し、主信号Ic1の振幅よりも小さい振幅を有する補助信号Ic2を生成する補助信号生成回路5と、を備え、主信号Ic1と補助信号Ic2とを合成することによってシャント駆動電流Ishを出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動回路に関する。
直接変調方式の駆動回路が知られている。例えば、特許文献1には、プッシュプル方式に基づいて発光素子に変調電流を供給する駆動回路が記載されている。
特開2012−109940号公報
光送信器(光送信装置)において、直接変調方式の駆動回路で端面発光型のレーザダイオードを駆動した場合、光出力信号の1レベル(Highレベル)と0レベル(Lowレベル)とに緩和振動が加わり、光出力信号の波形にてオーバーシュート及びアンダーシュートが発生することがある。この緩和振動の周波数は、0レベル及び1レベルに応じた駆動電流の緩和振動周波数に対応する。このため、0レベルでは、1レベルと比較して駆動電流が少ないので、緩和振動周波数は低くなる。
光出力信号の伝送レートに対して緩和振動周波数が低いと、緩和振動が収まる前に光出力信号のレベルの状態遷移が起こる場合と、緩和振動が収まった後に光出力信号のレベルの状態遷移が起こる場合と、が発生する。これにより、光出力信号の立ち上がりまたは立ち下がりの開始位置が所定の好ましい位置からずれるおそれがある。光出力信号の0レベルの緩和振動周波数は、光出力信号の1レベルの緩和振動周波数よりも低いので、1レベルにおける光出力信号の立ち下がりの開始位置よりも、0レベルにおける光出力信号の立ち上がり開始位置のほうが、ずれを生じる可能性が高い。
本発明の一態様は、光出力信号の0レベルでの緩和振動による光出力信号の劣化を低減可能な駆動回路を提供する。
本発明の一態様に係る駆動回路は、入力信号に応じて発光素子を駆動するためのシャント駆動電流を出力する駆動回路である。この駆動回路は、入力信号に応じて発光素子のオン・オフを制御するための主信号を生成する主信号生成回路と、シャント駆動電流の立ち上がりにおいて、主信号が立ち上がり始める時間よりも遅れて立ち上がりを開始し、主信号の振幅よりも小さい振幅を有する補助信号を生成する補助信号生成回路と、を備え、主信号と補助信号とを合成することによってシャント駆動電流を出力する。
本発明の一態様によれば、光出力信号の0レベルでの緩和振動による光出力信号の劣化を低減できる。
一実施形態に係る駆動回路を含む光送信装置の概略構成を示す図である。 (a)は0レベルの駆動電流における発光素子の電気−光応答の一例を示す図、(b)は1レベルの駆動電流における発光素子の電気−光応答の一例を示す図である。 図1のローパスフィルタの一例を示す構成図である。 (a)は図1のバイアス回路の一例を示す構成図、(b)は図1のバイアス回路の別の例を示す構成図である。 (a)は主信号の波形の一例を示す図、(b)はローパスフィルタ通過後の入力信号の波形の一例を示す図、(c)は補助信号の波形の一例を示す図、(d)はシャント駆動電流Ishの波形の一例を示す図、(e)は駆動電流ILDの波形の一例を示す図である。 図1の駆動回路を含むドライバICの一例を示す構成図である。 比較例に係る駆動回路を含む光送信装置の概略構成を示す図である。 図7の光送信装置における光出力信号の波形の一例を示す図である。 図1の駆動回路によって生成されたシャント駆動電流と図7の駆動回路によって生成されたシャント駆動電流とを示す図である。 (a)は図7の光送信装置の光出力信号の波形を示す図、(b)は図1の光送信装置の光出力波形を示す図である。 発光素子の等価回路を示す図である。 図1の駆動回路の変形例を含む光送信装置の概略構成を示す図である。 図1の駆動回路の別の変形例を含む光送信装置の概略構成を示す図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る駆動回路は、入力信号に応じて発光素子を駆動するためのシャント駆動電流を出力する駆動回路である。この駆動回路は、入力信号に応じて発光素子のオン・オフを制御するための主信号を生成する主信号生成回路と、シャント駆動電流の立ち上がりにおいて、主信号が立ち上がり始める時間よりも遅れて立ち上がりを開始し、主信号の振幅よりも小さい振幅を有する補助信号を生成する補助信号生成回路と、を備え、主信号と補助信号とを合成することによってシャント駆動電流を出力する。
発光素子では、活性層内において光子によるキャリアの消費が遅れるので、キャリアの減少中(つまり、光出力信号の立ち下がり時)にキャリアの減少が停止しても、キャリアが過剰に消費されることによって、アンダーシュートが生じる。そして、キャリア密度が過剰に減少したことにより、光子によるキャリアの消費も過剰に減少するので、注入したキャリアが安定点(0レベル)よりも余ることになり、振り戻しが生じる。このようにして緩和振動が生じる。この駆動回路では、駆動電流のオン・オフを制御するための主信号に、シャント駆動電流の立ち上がりにおいて、主信号が立ち上がり始める時間よりも遅れて立ち上がりを開始し、主信号の振幅よりも小さい振幅を有する補助信号が加えられることによって、発光素子を駆動するためのシャント駆動電流が生成される。このシャント駆動電流によって、発光素子の駆動電流の立ち下がりを、立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流の波形を鈍らせるようにすることができる。このため、光出力信号の立ち下がり時にキャリアの消費速度を遅くすることができ、キャリアが過剰に減少することを抑制できる。これにより、光出力信号の0レベルでの緩和振動を低減でき、光出力信号のアンダーシュート、0レベルリンギング、パターンジッタ等の緩和振動による光出力信号の劣化を低減することが可能となる。
補助信号の立ち上がり時間は、主信号の立ち上がり時間よりも大きくてもよい。この場合、シャント駆動電流の立ち上がりは、主信号による立ち上がりと、補助信号による立ち上がりと、の和になるので、シャント駆動電流の立ち上がりの途中において、補助信号によって立ち上がりが緩やかになる。つまり、シャント駆動電流の立ち上がりの途中において、微小時間での電流値の増加量(電流波形の微分係数)が小さくなる。シャント駆動方式では、所定のほぼ一定値のバイアス電流からシャント駆動電流を引き抜くことにより、駆動電流が変調されるので、駆動電流の波形は、シャント駆動電流の波形を反転した形状となる。このようにシャント駆動電流の立ち上がり時間を遅くすることにより、駆動電流の立ち下がりを立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流の波形を鈍らせるようにすることができる。これにより、光出力信号の0レベルでの緩和振動を低減でき、光出力信号のアンダーシュート、0レベルリンギング、パターンジッタ等の緩和振動による光出力信号の劣化を低減することが可能となる。また、シャント駆動電流の立ち上がりの途中において、波形が鈍る(シャント駆動電流の微分係数が小さくなる)ので、駆動電流では立ち下がりの途中において、波形が鈍る(シャント駆動電流の微分係数が小さくなる)。駆動電流の立ち下がり全体を鈍らせると光出力信号のアイパターンの開口が小さくなるので、駆動電流の立ち下がり全体を遅くする場合と比較して、光出力信号のアイパターンの開口が小さくなることを抑制できる。
主信号生成回路は、入力信号が入力される制御端子及び主信号を出力する電流端子を有する第1トランジスタを備えてもよい。補助信号生成回路は、入力信号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、ローパスフィルタを通過した入力信号が入力される制御端子及び補助信号を出力する電流端子を有する第2トランジスタと、を備えてもよい。この場合、第1トランジスタには入力信号がそのまま入力されるので、第1トランジスタは入力信号に応じた主信号を出力する。第2トランジスタには入力信号がローパスフィルタを介して入力されるので、第2トランジスタはローパスフィルタを通過した入力信号に応じた補助信号を出力する。ローパスフィルタを通過することによって、入力信号の立ち上がり時間は遅くなるので、補助信号の立ち上がり時間は、主信号の立ち上がり時間よりも遅くなる。このような構成によって、立ち上がりの途中において、微小時間での電流値の増加量(電流波形の微分係数)が小さくなるシャント駆動電流が得られる。
補助信号生成回路は、第2トランジスタの制御端子のバイアス電圧を設定するバイアス回路をさらに備えてもよい。この場合、第2トランジスタの制御端子のバイアス電圧を適宜設定することによって、ローパスフィルタを通過した入力信号から、シャント駆動電流の波形において、立ち上がり部の傾斜が緩やかに変化するような波形を補助信号として取り出すことができる。
バイアス回路は、電流源であってもよい。この場合、補助信号生成回路の入力インピーダンスがバイアス電圧によって影響を受け難いので、補助信号の波形への影響を低減することができる。
発光素子は、所定のバイアス電流からシャント駆動電流が差し引かれた残りの駆動電流によって駆動されてもよい。この場合、シャント駆動電流によって、発光素子の駆動電流の立ち下がりを、立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流の波形を鈍らせるようにすることができる。このため、光出力信号の立ち下がり時にキャリアの消費速度を遅くすることができ、キャリアが過剰に減少することを抑制できる。これにより、光出力信号の0レベルでの緩和振動を低減でき、光出力信号のアンダーシュート、0レベルリンギング、パターンジッタ等の緩和振動による光出力信号の劣化を低減することが可能となる。
[本願発明の実施形態の詳細]
本発明の実施形態に係る駆動回路の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、一実施形態に係る駆動回路を含む光送信装置の概略構成を示す図である。図1に示されるように、光送信装置1は、発光素子LD及び駆動回路3を主に備える。発光素子LDは、例えば、直接変調用の半導体レーザ素子であり、具体的には、端面発光型レーザダイオードである。このようなレーザダイオードとしては、分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD:Distributed FeedBack Laser Diode)、ファブリペローレーザダイオード(FP−LD:Fabry-Perot Laser Diode)等がある。
図2の(a)は0レベルの駆動電流ILDにおける発光素子LDの電気−光応答の一例を示す図、図2の(b)は1レベルの駆動電流ILDにおける発光素子LDの電気−光応答の一例を示す図である。図2の(a)に示されるように、0レベルの駆動電流ILDにおける緩和振動周波数fr0は、12GHz程度であり、図2の(b)に示されるように、1レベルの駆動電流ILDにおける緩和振動周波数fr1は、20GHz程度である。この緩和振動周波数は、発光素子LDの動作特性を記述する基本式であるレート方程式から導き出され、電流入力に対する光出力の変調感度の共振周波数である。この共振周波数に応じて、光出力波形に振動(オーバーシュート及びアンダーシュート)が生じる。
図1に戻って、発光素子LDのカソード(陰極)はグラウンド電位(接地電位)に接続されており、発光素子LDのアノード(陽極)は、バイアス電流源IBを介して電圧VCC1に接続されている。これにより、発光素子LDには、不図示のAPC(Automatic Power Control)回路によって光出力信号の強度(パワー)が所定の値となるように電流量が制御される直流のバイアス電流Ibiasが供給される。さらに、発光素子LDのアノードには、ボンディングワイヤB1を介して駆動回路3が接続されている。このような構成により、バイアス電流源IB及び駆動回路3により規定される駆動電流ILDが、駆動電流ILDの入力端子であるアノードから発光素子LDに供給され、駆動電流ILDの変化に応じて発光素子LDが光出力信号を出力する。
駆動回路3は、直接変調方式の駆動回路であり、シャント駆動方式に基づいて発光素子LDに駆動電流ILDを供給する回路である。駆動回路3は、例えば、25Gb/s以上の高速直接変調方式の駆動回路である。駆動回路3は、オン・オフ変調(on−off keying)により発光素子LDを直接変調する。駆動回路3は、入力信号に応じてシャント駆動電流Ish(出力信号)を生成する。シャント駆動電流Ishは、駆動電流ILDを変調するための信号であって、ボンディングワイヤB1を介して、バイアス電流Ibiasから分流して、駆動回路3に流れ込む。これにより、駆動電流ILDは、バイアス電流Ibiasとシャント駆動電流Ishとを合成した電流となる。つまり、駆動電流ILDは、バイアス電流Ibiasからシャント駆動電流Ishを差し引いた電流となるので、シャント駆動電流Ishの波形を反転した波形となる。
駆動回路3の構成について、さらに詳細に説明する。駆動回路3は、主信号生成回路4と、補助信号生成回路5と、抑制回路6と、を備える。
主信号生成回路4は、入力信号に応じて発光素子LDのオン・オフを制御するための主信号Ic1を生成する回路である。主信号生成回路4は、トランジスタ41(第1トランジスタ)と、抵抗素子42と、を備える。トランジスタ41は、入力信号が制御端子に入力されて、主信号Ic1を電流端子から出力する。トランジスタ41は、例えば、NPN型バイポーラトランジスタである。トランジスタ41のベース端子(制御端子)は駆動回路3の入力端子に接続され、トランジスタ41のエミッタ端子(電流端子)は抵抗素子42を介してグラウンド電位に接続され、トランジスタ41のコレクタ端子(電流端子)は駆動回路3の出力端子に接続されている。このような構成の主信号生成回路4では、トランジスタ41のベース端子に入力信号が入力されると、入力信号の電圧レベルに応じてトランジスタ41がオン・オフし、トランジスタ41のコレクタ端子にコレクタ電流である主信号Ic1を引き込む(出力する)。
補助信号生成回路5は、駆動電流ILDの立ち下がりを立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流ILDの波形を鈍らせるための補助信号Ic2を生成する回路である。補助信号Ic2は、主信号Ic1と同一極性の信号であって、主信号Ic1の振幅よりも小さい振幅を有する。補助信号Ic2のDC値(電流値)は主信号Ic1のDC値(電流値)よりも小さい。補助信号Ic2は、非対称なパルスを有する波形であって、補助信号Ic2の立ち上がり時間は、主信号Ic1の立ち上がり時間よりも大きい(遅い)。また、駆動電流ILDのある一つの立ち下がりにおいて、補助信号Ic2が立ち上がりを開始する時間は主信号Ic1が立り上がりを開始する時間よりも遅い。
なお、信号または電流の立ち上がり時間とは、横軸に時間、縦軸に時間的に変化する物理量の瞬時値をとって描いたグラフである波形において、0レベルから1レベルに遷移するのに要する時間である。信号または電流の立ち下がり時間とは、横軸に時間、縦軸に時間的に変化する物理量の瞬時値をとって描いたグラフである波形において、1レベルから0レベルに遷移するのに要する時間である。「立ち上がり(時間)が遅い」とは、時間的に変化する物理量の微小時間での増加量(微分係数)が小さいことを意味し、「立ち下がり(時間)が遅い」とは、時間的に変化する物理量の微小時間での減少量(微分係数)が小さいことを意味する。ここで、立ち上がり時間は、0レベルを0%、1レベルを100%とした時の20%から80%への遷移に要する時間であり、立ち下がり時間は、0レベルを0%、1レベルを100%とした時の80%から20%への遷移に要する時間である。
補助信号生成回路5は、ローパスフィルタ51と、バイアス回路52と、トランジスタ53(第2トランジスタ)と、抵抗素子54と、を備える。ローパスフィルタ51は、入力信号が入力され、入力信号から高周波成分を除去して入力信号の立ち上がりを鈍らせるための回路である。ローパスフィルタ51の入力端子は、駆動回路3の入力端子に接続され、ローパスフィルタ51の出力端子は、トランジスタ53のベース端子に接続されている。
図3は、ローパスフィルタ51の一例を示す構成図である。図3に示されるように、ローパスフィルタ51は、抵抗素子511と、コンデンサ512と、を備える。抵抗素子511の一端はローパスフィルタ51の入力端子を成し、抵抗素子511の他端はローパスフィルタ51の出力端子を成している。コンデンサ512の一端は抵抗素子511の他端に接続され、コンデンサ512の他端はグラウンド電位に接続されている。抵抗素子511の抵抗値は、例えば300Ω程度であり、コンデンサ512の容量値は、例えば20fF程度である。なお、トランジスタ53の入力寄生容量Cpiが支配的な役割を果たすので、コンデンサ512の容量値としては小さい値で十分である。抵抗素子511の抵抗値及びコンデンサ512び容量値は、緩和振動周波数、発光素子の他のパラメータ、及びそれらの伝送レートとの関係を考慮して駆動回路3、発光素子LD、及び寄生素子7等をモデル化して大信号応答を解析して決定してもよい。
トランジスタ53は、ローパスフィルタ51を通過した入力信号が制御端子に入力されて、補助信号Ic2を電流端子から出力する。トランジスタ53は、例えば、NPN型バイポーラトランジスタである。トランジスタ53のベース端子(制御端子)はローパスフィルタ51の出力端子に接続され、トランジスタ53のエミッタ端子(電流端子)は抵抗素子54を介してグラウンド電位に接続され、トランジスタ53のコレクタ端子(電流端子)は駆動回路3の出力端子に接続されている。抵抗素子54は、補助信号Ic2の振幅を所望の大きさとするための抵抗値を有する。この補助信号Ic2の振幅は、トランジスタ53のトランスコンダクタンスgmと抵抗素子54の抵抗値によって調整される。なお、トランジスタ53のトランスコンダクタンスgmはトランジスタ53のサイズパラメータ(例えば、ゲート長及びゲート幅)によって変わる。
バイアス回路52は、トランジスタ53の制御端子のバイアス電圧を設定するための回路である。バイアス回路52は、例えば、0.6V〜0.8V程度にトランジスタ53のバイアス電圧を設定する。このトランジスタ53のバイアス電圧(ベース電圧)を変更することにより、補助信号Ic2の波形形状が変更される。つまり、ローパスフィルタ51を通過した入力信号の電圧値にバイアス回路52によって設定されたバイアス電圧を加えた電圧値が、トランジスタ53のベース−エミッタ間オン電圧Vth2以下の場合にはトランジスタ53がオフになり、トランジスタ53のベース−エミッタ間オン電圧Vth2よりも大きい場合にはトランジスタ53がオンになるので、ローパスフィルタ51を通過した入力信号の波形が時間軸に対して平行にカット(半波整流)される位置が、バイアス電圧に応じて変更される。このとき、補助信号Ic2として、立ち上がり時の1レベル付近において、波形の傾斜が徐々に緩やかになるように変化する波形が得られるように、バイアス電圧が設定される。バイアス電圧は、例えば、ローパスフィルタ51を通過した入力信号の振幅の中心値以下において、トランジスタ53がオフするような電圧値に設定される。
図4の(a)はバイアス回路52の一例を示す構成図、図4の(b)はバイアス回路52の別の例を示す構成図である。図4の(a)に示されるように、バイアス回路52は、電流源を用いて構成され得る。この場合、電流源の一端はトランジスタ53のベース端子に接続され、電流源の他端はグラウンド電位に接続されている。また、トランジスタ53のベース電圧Vb2が700mV〜800mV程度になるので、図4の(b)に示されるように、バイアス回路52は、nMOSトランジスタ(n-type Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)を用いて構成され得る。この場合、nMOSトランジスタのドレイン端子はトランジスタ53のベース端子に接続され、nMOSトランジスタのソース端子はグラウンド電位に接続され、nMOSトランジスタのゲート端子には、バイアス電圧Vbiasが印加される。このとき、バイアス電圧Vbiasを決定するための電流であるnMOSトランジスタのドレイン電流の電流値は数百uA程度であるので、nMOSトランジスタのサイズを小型化することができ、寄生容量の影響が低減される。
このような構成の補助信号生成回路5では、ローパスフィルタ51を介してトランジスタ53のベース端子に入力信号が入力されると、入力信号の電圧レベルに応じてトランジスタ53がオン・オフし、トランジスタ53のコレクタ端子にコレクタ電流である補助信号Ic2を引き込む。補助信号生成回路5では、トランジスタ53のベース端子にはバイアス回路52が接続されているので、トランジスタ53のバイアス電圧がトランジスタ41のバイアス電圧よりも小さい電圧値に設定されている。そして、補助信号生成回路5は、主信号生成回路4によって生成された主信号Ic1と補助信号Ic2とを合成したシャント駆動電流Ishを駆動回路3の出力端子に出力する。
抑制回路6は、駆動回路3の出力寄生容量7の容量値Coutと、駆動回路3の出力端子と発光素子LDとを接続するボンディングワイヤB1のインダクタンスLbwと、による共振ピークを抑えるための回路である。抑制回路6は、抵抗素子61と、コンデンサ62と、を備える。抵抗素子61及びコンデンサ62は、駆動回路3の出力端子とグラウンド電位との間に直列に接続されている。
次に、駆動回路3の動作を説明する。図5の(a)は主信号Ic1の波形の一例を示す図、図5の(b)はローパスフィルタ51通過後の入力信号の波形の一例を示す図、図5の(c)は補助信号Ic2の波形の一例を示す図、図5の(d)はシャント駆動電流Ishの波形の一例を示す図、図5の(e)は駆動電流ILDの波形の一例を示す図である。
主信号生成回路4では、入力信号がトランジスタ41のベース端子(制御端子)に入力されると、入力信号の電圧レベルに応じてトランジスタ41がオン・オフし、トランジスタ41のコレクタ端子に電流を引き込む。これにより、例えば、図5の(a)に示されるような電流信号である主信号Ic1が生成される。
また、補助信号生成回路5では、入力信号がローパスフィルタ51を通過する。これにより、図5の(b)に示されるように、ローパスフィルタ51通過後の入力信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間が、ローパスフィルタ51通過前の入力信号の立ち上がり時間及び立ち下がり時間よりも大きくなる。具体的には、0レベルから1レベルへの立ち上がり波形において、立ち上がり開始時の傾きは大きく、1レベルに向かうにつれ次第に傾きが小さくなる。また、1レベルから0レベルへの立ち下がり波形において、立ち下がり開始時の傾きは大きく、0レベルに向かうにつれて次第に傾きが小さくなる。
そして、ローパスフィルタ51を通過した後の入力信号は、トランジスタ53のベース端子に入力される。トランジスタ53では、バイアス回路52によってバイアス電圧Vbiasだけトランジスタ53のベース電圧Vb2を下げ、入力信号が入力信号の振幅の中心値以下の場合にはトランジスタ53がオフとなるようにし、入力信号が入力信号の振幅の中心値よりも大きい場合にはトランジスタ53がオンとなってトランジスタ53のコレクタ端子に電流を引き込む。これにより、図5の(c)に示されるような電流信号である補助信号Ic2が生成される。この補助信号Ic2は、主信号Ic1と同一の極性であって、ローパスフィルタ51を通過した後の入力信号を半波整流したような波形を有している。補助信号Ic2の立ち下がり開始時間は主信号Ic1の立ち下がり開始時間よりも遅くなるが、概ね補助信号Ic2の立ち上がり開始時間だけが主信号Ic1の立ち上がり開始時間よりも遅くなるといえる。
そして、補助信号生成回路5によって、主信号生成回路4によって生成された主信号Ic1と補助信号生成回路5によって生成された補助信号Ic2とが合成されて、図5の(d)に示されるようなシャント駆動電流Ishが生成される。このシャント駆動電流Ishにおいて、補助信号Ic2が立ち上がりを開始する時間は主信号Ic1が立り上がりを開始する時間よりも遅い。シャント駆動電流Ishは、バイアス電流Ibiasから分流して駆動回路3の出力端子に流れ込むので、図5の(e)に示されるように、駆動電流ILDは、バイアス電流Ibiasからシャント駆動電流Ishを差し引いた残りの電流となる。
以上のように、駆動回路3では、トランジスタ41及びトランジスタ53が並列に配置されている。トランジスタ41のベース端子には、入力信号がそのまま印加されるのに対し、トランジスタ53のベース端子には、入力信号がローパスフィルタ51を介して入力される。また、トランジスタ53のベース端子には、バイアス回路52が接続されているので、トランジスタ41のバイアス電圧とは異なる電圧にバイアスされている。トランジスタ41は、入力信号に応じて主信号Ic1をバイアス電流Ibiasから引き抜き、トランジスタ53は、入力信号に応じて補助信号Ic2をバイアス電流Ibiasから引き抜く。つまり、駆動回路3は、主信号Ic1及び補助信号Ic2が合成されたシャント駆動電流Ishをバイアス電流Ibiasから引き抜くことにより、駆動電流ILDを変調する。
このような駆動回路3は、実際にはシャント駆動方式のドライバICとして提供される。図6は、駆動回路3を含むドライバICの一例を示す構成図である。図6に示されるように、ドライバIC10は、外部からの一対の正相信号Vinp及び逆相信号Vinnを有する差動信号の入力に応じて、発光素子LDの駆動電流ILDを増減する集積回路である。ドライバIC10は、入力端子INPと、入力端子INNと、出力端子OUTと、電源端子VCCと、グラウンド端子GNDと、を備える。入力端子INPには正相信号Vinpが入力され、入力端子INNには逆相信号Vinnが入力される。出力端子OUTはボンディングワイヤB1を介して発光素子LDのアノードに接続され、電源端子VCCは電圧VCC0に接続され、グラウンド端子GNDはグラウンド電位に接続される。
ドライバIC10は、駆動回路3と、抵抗素子11と、抵抗素子12と、基準電圧生成回路13と、トランジスタ14と、トランジスタ15と、電流源16と、電流源17と、を備える。駆動回路3の出力端子は、出力端子OUTに接続される。上述した駆動回路3におけるグラウンド電位への接続は、グラウンド端子GNDを介して行われる。
抵抗素子11及び抵抗素子12は、入力終端抵抗である。抵抗素子11の一端は入力端子INPに接続され、抵抗素子12の一端は入力端子INNに接続され、抵抗素子11の他端及び抵抗素子12の他端は基準電圧生成回路13によってバイアス電圧Vrefにバイアスされている。抵抗素子11の抵抗値R1及び抵抗素子12の抵抗値R2は、例えば50Ωである。
トランジスタ14は、例えば、NPN型バイポーラトランジスタである。トランジスタ14のベース端子は入力端子INPに接続され、トランジスタ14のエミッタ端子は電流源16を介してグラウンド端子GNDに接続され、トランジスタ14のコレクタ端子は電源端子VCCに接続されている。トランジスタ15は、例えば、NPN型バイポーラトランジスタである。トランジスタ15のベース端子は入力端子INNに接続され、トランジスタ15のエミッタ端子は電流源17を介してグラウンド端子GNDに接続されるとともに駆動回路3の入力端子に接続され、トランジスタ15のコレクタ端子は電源端子VCCに接続されている。
このように構成されたドライバIC10では、正相信号Vinpはトランジスタ14及び電流源16によって構成されるエミッタフォロワ回路によって受けられる。逆相信号Vinnはトランジスタ15及び電流源17によって構成されるエミッタフォロワ回路によって受けられ、エミッタフォロワ回路の出力が駆動回路3の入力信号として供給される。このとき、トランジスタ41のベース電位Vb1は、抵抗素子12の抵抗値R2、トランジスタ15のベース電流Ibn、トランジスタ15のベース−エミッタ間電圧Vbenを用いて、以下の式(1)で表される。
Vb1=Vref-R2×Ibn-Vben…(1)
次に、駆動回路3の効果を比較例と比較しつつ説明する。
図7は、比較例に係る駆動回路を含む光送信装置の概略構成を示す図である。図8は、図7の光送信装置における光出力信号の波形の一例を示す図である。
図7に示されるように、光送信装置101は、駆動回路3に代えて駆動回路103を備える点において光送信装置1と相違している。駆動回路103は、補助信号生成回路5を備えていない点で駆動回路3と相違している。
図8に示されるように、光送信装置101では、光出力信号の1レベルと0レベルとに緩和振動が加わり、オーバーシュート及びアンダーシュートが発生することがある。この緩和振動の周波数は、0レベル及び1レベルの駆動電流ILDに応じた発光素子LDの緩和振動周波数に対応する。この緩和振動周波数が伝送レートよりも低いと、緩和振動が収まる前に0レベルと1レベルとの間の状態遷移が起こる場合と、緩和振動が収まった後に0レベルと1レベルとの間の状態遷移が起こる場合と、が発生することがある。
図2に示されるように、発光素子LDの0レベル時の緩和振動周波数fr0は12GHz程度であり、発光素子LDの1レベル時の緩和振動周波数fr1は20GHz程度である。この0レベル時の緩和振動周波数fr0は、100GE(25.78Gb/s)及びOTU(Optical-channel Transport Unit)4(27.95Gb/s)に対して十分に大きいとはいえないので、緩和振動による波形の劣化を引き起こし得る。
図8の波形における立ち上がり部U1では、0レベルが2ビット連続した後に0レベルから1レベルへの状態遷移が生じている。この立ち上がり部U1では、緩和振動が収まる前に状態遷移が生じている。立ち上がり部U2では、0レベルが3ビット連続した後に0レベルから1レベルへの状態遷移が生じている。この立ち上がり部U2では、緩和振動が収まった後に状態遷移が生じている。このような場合、立ち上がり部U1における状態遷移の開始位置と立ち上がり部U2における状態遷移の開始位置とに差dが生じるので、パターンジッタの原因となる。
発光素子では、活性層内において光子によるキャリアの消費が遅れるので、キャリアの減少中(つまり、光出力信号の立ち下がり時)にキャリアの減少が停止しても、キャリアが過剰に消費されることによって、アンダーシュートが生じる。そして、キャリア密度が過剰に減少したことにより、光子によるキャリアの消費も過剰に減少するので、注入したキャリアが安定点(0レベル)よりも余ることになり、振り戻しが生じる。このようにして緩和振動が生じる。緩和振動を抑制するためには、駆動電流ILDの立ち下がり全体を遅くしなくとも、行き過ぎ量を考慮して駆動電流ILDが0レベルに達する少し手前で遅くすればよい。
このため、駆動回路3では、発光素子LDのオン・オフを制御するための主信号Ic1に、駆動電流ILDの立ち下がりを立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流ILDの波形を鈍らせるための補助信号Ic2が加えられることによって、駆動電流ILDを変調するためのシャント駆動電流Ishが生成される。また、補助信号Ic2の立ち上がり時間は、主信号Ic1の立ち上がり時間よりも大きい。シャント駆動電流Ishの立ち上がりは、主信号Ic1による立ち上がりと、補助信号Ic2による立ち上がりと、の合成になるので、シャント駆動電流Ishの立ち上がりの途中において、立ち上がりが緩やかになる。つまり、シャント駆動電流Ishの立ち上がりの途中において、微小時間での電流値の増加量(微分係数)が小さくなる。シャント駆動方式では、バイアス電流Ibiasからシャント駆動電流Ishを引き抜くことにより、駆動電流ILDが変調されるので、駆動電流ILDの波形は、シャント駆動電流Ishの波形を時間軸に対して反転した形状となる。このため、シャント駆動電流Ishの立ち上がりを途中から遅くすることにより、駆動電流ILDの立ち下がりを、立ち下がりがある程度進んだ途中から駆動電流ILDの波形を鈍らせることができる。これにより、光出力信号の立ち下がり時に途中からキャリアの消費速度を遅くすることができ、キャリアが過剰に減少することを抑制できる。その結果、光出力信号の0レベルでの緩和振動を低減でき、光出力信号のアンダーシュート、0レベルリンギング、パターンジッタ等の緩和振動による光出力信号の劣化を低減することが可能となる。
また、シャント駆動電流Ishの立ち上がりの途中において、微小時間での電流値の増加量(微分係数)が小さくなるので、駆動電流ILDでは立ち下がりの途中において、微小時間での電流値の減少量(微分係数)が小さくなる。駆動電流ILDの立ち下がり全体を遅くする(微小時間での電流値の減少量(微分係数)を小さくする)と光出力信号のアイパターンの開口が小さくなるので、駆動電流ILDの立ち下がり全体を遅くする場合と比較して、光出力信号のアイパターンの開口が小さくなることを抑制できる。
駆動回路3では、トランジスタ41には入力信号がそのまま入力されるので、トランジスタ41は入力信号に応じた主信号Ic1を出力する。トランジスタ53には入力信号がローパスフィルタ51を介して入力されるので、トランジスタ53はローパスフィルタ51を通過した入力信号に応じた補助信号Ic2を出力する。ローパスフィルタ51を通過することによって、高周波成分が除去されて入力信号の立ち上がりは鈍くなるので、補助信号Ic2の立ち上がり時間は、主信号Ic1の立ち上がり時間よりも遅くなる。このような構成によって、立ち上がりの途中において、立ち上がりがある程度進んだ後に立ち上がりが鈍るシャント駆動電流Ishが得られる。さらに、トランジスタ53のバイアス電圧を適宜設定することによって、ローパスフィルタ51を通過した入力信号から、シャント駆動電流Ishの波形において、立ち上がり部の傾斜が緩やかに変化するような波形を補助信号Ic2として取り出すことができる。
補助信号Ic2の振幅は、主信号Ic1の振幅よりも小さいので、シャント駆動電流Ishにおける補助信号Ic2の割合が主信号Ic1の割合よりも小さい。また、補助信号Ic2の立ち上がりの開始時間は、主信号Ic1の立ち上がりの開始時間よりも遅い。このため、駆動電流ILDの立ち下がり時間が遅くなり始めるタイミング、つまり、駆動電流ILDの微小時間での電流値の減少量が小さくなるタイミングを0レベルに達する時点に近づけることができる。これにより、光出力信号のアイパターンの開口が小さくなることを抑制できる。
バイアス回路52として電流源が用いられた場合、補助信号生成回路5の入力インピーダンスがバイアス電圧によって影響を受け難いので、補助信号Ic2の波形への影響を低減することができる。
図9は、駆動回路3によって生成されたシャント駆動電流と駆動回路103によって生成されたシャント駆動電流とを示す図である。図10の(a)は光送信装置101の光出力信号の波形を示す図、図10の(b)は光送信装置1の光出力信号の波形を示す図である。図9に示されるシャント駆動電流の波形及び図10に示される光出力信号の波形は、シミュレーションにより得られたものである。このシミュレーションは、光送信装置1の駆動回路として図6のドライバIC10を用い、光送信装置101の駆動回路としてドライバIC10から補助信号生成回路5を除いたものを用い、発光素子LDとして図11に示される等価回路を用いて行われた。
図9において、波形W1は駆動回路3によって生成されたシャント駆動電流の波形、波形W2は駆動回路103によって生成されたシャント駆動電流の波形である。波形W1と波形W2とを比較すると、波形W2よりも波形W1の方が、立ち上がりにおける1レベル近傍での傾斜が徐々に緩やかに変化しており、1レベルへの遷移が徐々に行われていることがわかる。言い換えると、立ち上がりの1レベルに達する手前において、波形W2の立ち上がりよりも波形W1の立ち上がりが遅れている。
図10の(a)、(b)に示される光出力波形を比較すると、光送信装置101の光出力波形におけるクロスポイントの幅Jxは5.3psであるのに対して、光送信装置1の光出力波形におけるクロスポイントの幅Jxは4.7psであり、約11%改善されていることが分かる。また、光送信装置101の光出力波形における0レベルの高さH0は1.9mVであるのに対して、光送信装置1の光出力波形における0レベルの高さH0は1.4mVであり、約24%改善されていることが分かる。このように、駆動回路3を用いた場合では、アンダーシュート、0レベルでのリンギングが抑制され、立ち上がりでのパターンジッタが減少していることが確認できる。
なお、本発明に係る駆動回路は上記実施形態に限定されない。例えば、シャント駆動電流Ishは、主信号Ic1と補助信号Ic2との合成によって出力されればよく、主信号生成回路4及び補助信号生成回路5としては、それぞれ上記実施形態と同等の変形例が使用されてもよい。
また、図5の(e)に示されるような駆動電流ILDの波形を生成するための回路構成は、上記実施形態の回路構成に限られない。図5の(a)に示されるような波形を反転した波形を有する主信号と、図5の(c)に示されるような波形を反転した波形を有する補助信号と、を加算する回路構成としてもよい。
また、補助信号生成回路5では、トランジスタ53としてNPN型バイポーラトランジスタが用いられているが、これに限られない。図12に示されるように、トランジスタ53は、nMOSトランジスタでもよい。この場合、トランジスタ53のゲート端子(制御端子)はローパスフィルタ51の出力端子に接続され、トランジスタ53のソース端子(電流端子)は抵抗素子54を介してグラウンド電位に接続され、トランジスタ53のドレイン端子(電流端子)は駆動回路3の出力端子に接続される。
また、図13に示されるように、トランジスタ53としてnMOSトランジスタが用いられる場合、抵抗素子54は省略されてもよく、トランジスタ53のソース端子はグラウンド電位に直接接続されてもよい。
1…光送信装置、3…駆動回路、4…主信号生成回路、5…補助信号生成回路、6…抑制回路、41…トランジスタ(第1トランジスタ)、51…ローパスフィルタ、52…バイアス回路、53…トランジスタ(第2トランジスタ)、54…抵抗素子、Ibias…バイアス電流、Ic1…主信号、Ic2…補助信号、ILD…駆動電流、Ish…シャント駆動電流(出力信号)、LD…発光素子。

Claims (6)

  1. 入力信号に応じて発光素子を駆動するためのシャント駆動電流を出力する駆動回路であって、
    前記入力信号に応じて発光素子のオン・オフを制御するための主信号を生成する主信号生成回路と、
    前記シャント駆動電流の立ち上がりにおいて、前記主信号が立ち上がり始める時間よりも遅れて立ち上がりを開始し、前記主信号の振幅よりも小さい振幅を有する補助信号を生成する補助信号生成回路と、
    を備え、
    前記主信号と前記補助信号とを合成することによって前記シャント駆動電流を出力する、駆動回路。
  2. 前記補助信号の立ち上がり時間は、前記主信号の立ち上がり時間よりも大きい、請求項1に記載の駆動回路。
  3. 前記主信号生成回路は、前記入力信号が入力される制御端子及び前記主信号を出力する電流端子を有する第1トランジスタを備え、
    前記補助信号生成回路は、
    前記入力信号の高周波成分を除去するローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタを通過した前記入力信号が入力される制御端子及び前記補助信号を出力する電流端子を有する第2トランジスタと、
    を備える、請求項2に記載の駆動回路。
  4. 前記補助信号生成回路は、前記第2トランジスタの前記制御端子のバイアス電圧を設定するバイアス回路をさらに備える、請求項3に記載の駆動回路。
  5. 前記バイアス回路は、電流源である、請求項4に記載の駆動回路。
  6. 前記発光素子は、所定のバイアス電流から前記シャント駆動電流が差し引かれた残りの駆動電流によって駆動される、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の駆動回路。
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