JP2016092361A - 製造装置及び製造方法 - Google Patents

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    • G02F1/1303Apparatus specially adapted to the manufacture of LCDs

Abstract

【課題】パネルをより確実に保持しつつ気泡の混入を防止すること。【解決手段】第一のパネルと第二のパネルとを貼り合わせて積層体を製造する製造装置であって、前記第一のパネルを保持する第一の保持ユニットと、前記第一のパネルの下方において、前記第二のパネルを保持する複数の第二の保持ユニットと、前記第二の保持ユニットに保持された前記第二のパネルの下方から、前記第二のパネルを前記第一のパネルの方へ向けて押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラに接続して設けられ、前記押圧ローラを前記第一のパネルに沿って移動させるローラ移動機構と、前記第一の保持ユニットに対して前記複数の第二の保持ユニットを上下に移動させる昇降機構と、を備え、前記複数の第二の保持ユニットは、それぞれ、前記第一の保持ユニットに保持された前記第一のパネルのパネル面に平行な軸回りに回動可能に支持される。【選択図】 図17

Description

本発明はパネルの貼り合わせ技術に関する。
液晶パネルとカバーガラスのようなパネル同士を貼り合わせて積層体を製造する装置では、貼り合わせ面に気泡が混入すると、積層体の品質に影響を与える場合がある。気泡の混入を低減するために、ローラによって一方のパネルを他方のパネルに押圧しながらローラを移動することで両者の貼り合わせを行う装置が提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献2には、一方のパネルを水平に保持した状態から、斜めに姿勢変化させて他方のパネルに貼り付ける装置が開示されている。
特許第4870046号公報 特許第5311527号公報 国際公開第WO2012/172603号パンフレット
特許文献2のように、一方のパネルを斜めに姿勢変化させて他方のパネルに貼り付けると、パネル間の空気がローラの移動によって開放側に押し出される。これは気泡の混入防止に効果がある。しかし、パネルを姿勢変化させる際、パネルの保持部分周辺には曲げが生じる。この曲げの弾性復帰力によって、パネルが保持機構から脱落する可能性がある。また、パネルの保持部分周辺は、水平となって他方のパネルに対して面接触となり易く、気泡が混入する可能性がある。
本発明の目的は、パネルをより確実に保持しつつ気泡の混入を防止することにある。
本発明によれば、第一のパネルと第二のパネルとを貼り合わせて積層体を製造する製造装置であって、前記第一のパネルを保持する第一の保持ユニットと、前記第一のパネルの下方において、前記第二のパネルを保持する複数の第二の保持ユニットと、前記第二の保持ユニットに保持された前記第二のパネルの下方から、前記第二のパネルを前記第一のパネルの方へ向けて押圧する押圧ローラと、前記押圧ローラに接続して設けられ、前記押圧ローラを前記第一のパネルに沿って移動させるローラ移動機構と、前記第一の保持ユニットに対して前記複数の第二の保持ユニットを上下に移動させる昇降機構と、を備え、前記複数の第二の保持ユニットは、それぞれ、前記第一の保持ユニットに保持された前記第一のパネルのパネル面に平行な軸回りに回動可能に支持される、ことを特徴とする製造装置が提供される。
また、本発明によれば、第一のパネルと第二のパネルとを貼り合わせて積層体を製造する製造方法であって、貼り付け面を下向きにして保持された前記第一のパネルの下方で、貼り付け面を上向きにして前記第二のパネルを複数の保持ユニットで保持する保持工程と、保持された前記第二のパネルの下面に押圧ローラを当接させると共に前記第一のパネルへ向けて前記第二のパネルを押圧し、前記第二のパネルの前記貼り付け面の少なくとも一部を前記第一のパネルの前記貼り付け面に当接させる当接工程と、前記押圧ローラを前記第一のパネルに沿って移動させて、前記第一のパネルと前記第二のパネルとを貼り合わせる貼合工程と、を備え、前記貼合工程は、前記押圧ローラの移動に追従させて、前記第一のパネルに対する前記第二のパネルの当接領域を増大させるべく、前記複数の保持ユニットうちの少なくとも一部の保持ユニットの姿勢を変化させる、ことを特徴とする製造方法が提供される。
本発明によれば、パネルをより確実に保持しつつ気泡の混入を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る製造装置の平面図。 図1の製造装置の図1における矢印D1方向矢視図。 図1の製造装置の図1における矢印D2方向矢視図。 (A)は保持機構の構成を示す、図2における矢印D3方向矢視図、(B)は保持機構の側面図、(C)は図4(A)のI-I線断面図、(D)は図4(A)のII-II線断面図。 (A)は図4(B)のIII-III線断面図、(B)及び(C)は当接部材の動作説明図。 (A)〜(E)は保持ユニット及び規制機構の動作説明図。 (A)は保持機構の他の構成例を示す図、(B)は保持機構の側面図、(C)は図7(A)のV-V線断面図、(D)は当接部材の動作説明図。 (A)は図7(B)のVI-VI線断面図、(B)は保持ユニット及び規制機構の動作説明図。 (A)は保持機構の構成を示す、図2における矢印D4方向矢視図、(B)は保持機構の側面図、(C)は図9(A)のVII-VII線断面図、(D)は図9(A)のVIII-VIII線断面図。 (A)〜(E)は保持ユニット及び規制機構の動作説明図。 押圧ローラの説明図。 制御ユニットのブロック図。 (A)及び(B)は図1の製造装置の動作説明図。 (A)〜(C)は図1の製造装置の動作説明図。 (A)及び(B)は図1の製造装置の動作説明図。 (A)及び(B)は図1の製造装置の動作説明図。 (A)〜(D)は図1の製造装置の動作説明図。 (A)〜(C)は別例の説明図。 (A)及び(B)は別例の説明図。 (A)〜(C)は別例の説明図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。各図において、矢印X及びYは互いに直交する水平方向を示し、矢印Zは上下方向を示す。
<第一実施形態>
<装置の概要>
図1は本発明の一実施形態に係る製造装置Aの平面図、図2は製造装置Aの図1における矢印D1方向矢視図、図3は製造装置Aの図1における矢印D2方向矢視図である。
製造装置Aは、2枚のパネルを貼り合わせて積層体を製造する装置である。本実施形態の場合、方形のパネルP1と方形のパネルP2とを貼り合わせた積層体を製造する。パネルP1は例えば画像表示パネルであり、パネルP2は例えばカバーパネルであり、その積層体は画像表示装置を構成する。画像表示パネルとしては例えば液晶表示パネル(例えば、LCD)であり、その表示面側(貼り合わせ過程では下面となる)にカバーパネル(例えば、カバーガラス)が貼り付けられる。カバーパネルは光透過性を有するパネルであり、例えばガラス板や樹脂板である。本実施形態の場合、パネルP2はその上面に未硬化状態の接着層が形成されて製造装置Aに投入される形態を想定している。接着層は接着剤、接着シート、接着フィルム等により形成することができる。
製造装置Aは、搬入台1と、搬送機構2と、移載機構3と、保持機構4と、押圧機構5とを備える。
<搬入台>
搬入台1は、製造装置AへパネルP1を投入するためのユニットである。パネルP1は貼り合わせ面を下面として、外部の装置又は作業者によって搬入台1上に載置される。搬入台1は、例えば、パネルP1を非接触で支持するエア浮上テーブルや、パネルP1と接触して支持する置台である。搬入台1の周囲にはパネルP1の姿勢調整や位置決めを行う装置を設けてもよい。この装置によりパネルP1とパネルP2との貼り合わせ位置の精度を向上できる。この装置は、例えば、パネルP1の周縁に当接することでその姿勢調整や位置決めを行う装置であってもよい。
<移載機構>
移載機構3は、搬入台1に搬入されたパネルP1を、パネルP2と貼り合わせる作業を行う領域(以下、作業領域と呼ぶ。)に搬送するユニットである。本実施形態の場合、作業領域は、搬送機構2の上方に設定されている。移載機構3は、保持ユニット31と、移動機構32とを備える。
保持ユニット31は、本実施形態の場合、パネルP1を吸着保持するユニットであるが、パネルP1を機械的に保持する(例えば挟持する)ユニットであってもよい。保持ユニット31の下面は水平な吸着面を構成している。この吸着面には空気孔が形成されており、保持ユニット31内部の通路を介して不図示の空気吸引装置に接続されている。空気吸引装置は例えばポンプである。空気孔から空気を吸引することで、保持ユニット31はパネルP1の上面を負圧吸引して吸着する。
移動機構32は保持ユニット31の昇降(Z方向の移動)とX方向の移動を行うユニットである。移動機構32は、昇降軸321と、駆動ユニット322と、レール323と、一対の支柱324とを備える。
昇降軸321はZ方向に延びる軸であり、その下端に保持ユニット31が固定されている。駆動ユニット322は昇降軸321を昇降する機構を備える。この機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。レール323はX方向に水平に延設されており、その両端部が一対の支柱324により支持されている。
駆動ユニット322は不図示の駆動機構によってレール323の案内によってX方向に往復移動可能である。駆動機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。駆動ユニット322のX方向の移動と、昇降軸321の昇降とによって保持ユニット31はX−Z平面上を移動可能である。
<搬送機構>
搬送機構2は、製造装置Aに投入されたパネルP2の作業領域への搬送と、積層体の搬出とを行うユニットである。本実施形態の場合、搬送機構2は水平な搬送面2a上でパネルP2又は積層体をY方向に搬送する。パネルP2は、搬送機構2のY方向の一方端(図1では左端)に外部の装置又は作業者によって投入され、積層体は搬送機構2のY方向の他方端(図1では右端)に搬出される。
搬送機構2は、例えば、パネルP2を非接触で支持するエア浮上テーブルを用いた搬送機構や、パネルP2と接触して搬送する搬送機構(例えばベルトコンベア、ローラコンベア)である。
搬送面2aにはY方向に離間した一対のピット部21が形成されている。一対のピット部21はX方向に延びる溝であり、作業領域のY方向の両端部に位置している。ピット部21は後述する第二保持ユニット41L、41R等と搬送機構2との干渉を回避するために設けられている。
搬送機構2の周囲にはパネルP2の姿勢調整や位置決めを行う装置を設けてもよい。この装置によりパネルP1とパネルP2との貼り合わせ位置の精度を向上できる。この装置は、例えば、パネルP2の周縁に当接することでその姿勢調整や位置決めを行う装置であってもよい。この装置は作業領域又は作業領域よりも上流側の領域に配置することができる。上流側とはパネルP2の搬送方向の上流側を意味する。同様に下流側とはパネルP2の搬送方向の下流側を意味する。
<保持機構>
次に、保持機構4について説明する。保持機構4は、搬送機構2により搬送されるパネルP2の作業領域への搬送と、貼り合わせ作業中におけるパネルP2の保持とを行う。
保持機構4は、保持ユニット41L及び41Rと、回動支持ユニット42L及び42Rと、規制機構43L及び43Rと、昇降機構44L及び44Rと、水平移動機構45L及び45Rと、を備える。図1〜図3に加えて、図4〜図10を参照してこれらの構成について説明する。
図4(A)は保持機構4の構成を示す、図2における矢印D3方向矢視図、図4(B)は保持機構4の側面図、図4(C)は図4(A)のI-I線断面図、図4(D)は図4(A)のII-II線断面図である。図5(A)は図4(B)のIII-III線断面図である。図5(B)及び図5(C)は当接部材413の動作説明図であり、図4(C)のIV部分の拡大破断図である。図6(A)〜図6(E)は保持ユニット41L及び規制機構43Lの動作説明図である。
図7(A)〜図7(D)及び図8(A)及び図8(B)は保持ユニット41L等の他の構成例の説明図である。
図9(A)は保持機構4の構成を示す、図2における矢印D4方向矢視図、図9(B)は保持機構4の側面図、図9(C)は図9(A)のVII-VII線断面図、図9(D)は図9(A)のVIII-VIII線断面図である。図10(A)〜図10(E)は保持ユニット41R及び規制機構43Rの動作説明図である。
保持ユニット41L及び41Rは、保持ユニット31のパネルP1の下方において、パネルP2を保持するユニットである。本実施形態の場合、保持ユニット41L及び41RはパネルP2を吸着保持するユニットであるが、パネルP2を機械的に保持する(例えば挟持する)ユニットであってもよい。
本実施形態の場合、保持ユニット41L及び41Rは互いにY方向に離間しており、保持ユニット41LはパネルP2の一辺を保持し、保持ユニット41RはパネルP2の該一辺に対向する他辺を保持する。換言すると、保持ユニット41LはパネルP2の搬送方向上流側の端部を保持する。保持ユニット41RはパネルP2の搬送方向下流側の端部を保持する。
本実施形態の場合、保持ユニット41Lは2つ設けられており、X方向に離間して配置されている。同様に、保持ユニット41Rも2つ設けられており、X方向に離間して配置されている。保持ユニット41L及び41Rの数は1つでもよいし、3以上であってもよい。保持ユニット41Lの数と保持ユニット41Rの数とは同数であってもよいし、異なっていてもよい。
主に図4〜図6を参照して保持ユニット41L、回動支持ユニット42L、規制機構43L及び昇降機構44Lについて説明する。
保持ユニット41Lは、Y方向に突出した一対の爪状の載置部411を備える。載置部411はX方向に離間して設けられている。なお、載置部411は1つでもよいし、3以上であってもよい。
載置部411の上面411aには吸着部412が形成されている。吸着部412は載置部411の上面411aに開口した穴である。この穴には、載置部411内に形成された空気通路411bが連通しており、空気通路411bは不図示の空気吸引装置に接続されている。空気吸引装置は例えばポンプである。吸着部412から空気を吸引することで、保持ユニット41LはパネルP2の下面を負圧吸引して吸着する。上面411aは平坦、平滑に形成されており、これによってパネルP2が密接されるパネル保持面を形成している。
保持ユニット41Lの上面には、一対の当接部材413と、一対の当接部材413をY方向に進退させるアクチュエータ414とを備える。当接部材413とアクチュエータ414とはパネルP2を機械的に保持するクランプ機構を構成する。アクチュエータ414は例えばエアシリンダ、或いは、電動シリンダであり、そのロッド部の端部に当接部材413が接続されている。アクチュエータ414は退避位置と保持位置との間で当接部材413を載置部411の上面411a上で進退させる。図5(B)は当接部材413が退避位置にある場合を示し、図5(C)は当接部材413が保持位置にある場合を示している。
当接部材413の端部は上面側が下面側よりも迫り出した軒状をなしており、その端面は下向きの傾斜部413aを形成している。傾斜部413aが図5(C)に示すようにパネルP2の端縁に当接することで、パネルP2の端縁は傾斜部413aと載置部411の上面411aとの間に位置し、挟持された状態、言い換えると上面側から押さえ込まれた状態となる。
パネルP2の保持は、吸着部412による負圧吸引だけで可能であるが、本実施形態では、保持力を補強するために、当接部材413によっても、パネルP2を機械的に保持する構成としている。
なお、本実施形態では当接部材413をアクチュエータ414によって進退させる構成としたが、当接部材413を保持ユニット41Lに固定的に配置する構成も採用可能である。この場合、例えば、後述する水平移動機構45Lによって保持ユニット41L全体の移動により、当接部材413と上面411aとの間にパネルP2の端縁が位置するようにすればよい。
回動支持ユニット42Lは保持ユニット41Lを回動可能に支持する逆U字型のユニットである。本実施形態の場合、一つの保持ユニット41Lに対して一つの回動支持ユニット42Lが設けられているが複数の保持ユニット41Lを一つの回動支持ユニット42Lで支持する構成でもよい。
回動支持ユニット42Lは一対の側壁421と、一対の側壁421の上部を接続する上壁422と、を備える。一対の側壁421はX方向に互いに離間して配置され、その面方向はY−Z平面と平行である。
一対の側壁421間には軸423が回転可能に支持されている。軸423はX方向と平行な軸であり、換言すると、保持ユニット31に保持されたパネルP1のパネル面に平行な軸である。軸423は保持ユニット41Lを貫通し、かつ、保持ユニット41Lに固定されている。したがって、保持ユニット41Lは軸423回りに回動可能に支持されている。なお、本実施形態では軸423と保持ユニット41Lとを互いに固定する構成としたが、軸423に対して保持ユニット41Lが回動自在な構成であってもよい。
回動支持ユニット42Lの一方側部には軸423の回動範囲を規制する機構が設けられている。この機構はアーム424と、2つのストッパ425とを備える。軸423の回動範囲を規制することで保持ユニット41Lの回動範囲が規制されることになる。
アーム424は、回動支持ユニット42Lの一方側部における軸423の端部に固定されている。2つのストッパ425は、回動支持ユニット42Lの一方側部における側壁421の外面に固定されており、2つのストッパ425の間にアーム424が位置している。軸423は、アーム424が一方のストッパ425に当接する位置から、アーム424が他方のストッパ425に当接する位置までの所定の角度範囲内で回動可能である。
規制機構43Lは保持ユニット41Lの回動を規制又は規制解除するユニットである。本実施形態の場合、一つの保持ユニット41Lに対して一つの規制機構43Lが設けられている。本実施形態の場合、規制機構43Lはエアシリンダ、電動シリンダ或いは電磁ソレノイド等の伸縮型のアクチュエータであり、本体部431と本体部431から進退するロッド部432とを備える。本体部431は、ロッド部432の進退方向がZ方向となるように回動支持ユニット42Lの上壁422に固定されている。ロッド部432は保持ユニット41Lの回動を規制する規制位置と、保持ユニット41Lの回動規制を解除する解除位置との間で移動可能である。規制位置にある場合、ロッド部432の先端(下端)が保持ユニット41Lの上面に当接する。当接する位置は、軸423よりも搬送方向下流側で、一対の載置部411の間の位置である。退避位置にある場合、ロッド部432の先端(下端)が保持ユニット41Lの上面から離間する。
図6を参照して、規制機構43Lの動作及び保持ユニット41Lの回動態様について説明する。図6(A)及び図6(B)は規制機構43Lのロッド部432が規制位置にあり、保持ユニット41Lの回動が規制されている状態を示す。図6(A)は図6(B)において、側壁421等の図示を省略したものである。ロッド部432の先端が保持ユニット41Lの上面に当接しているため、同図において反時計回り方向における保持ユニット41Lの回動が規制される。アーム424は同図で右側のストッパ425に当接しており、同図において時計回り方向における保持ユニット41Lの回動も規制されている。この状態においては、載置部411の上面411aが水平であり、保持されるパネルP2の端部は水平姿勢で保持されることになる。
図6(C)は規制機構43Lのロッド部432が解除位置に上昇され、保持ユニット41Lの回動規制が解除された状態を示す。保持ユニット41Lは一対のストッパ425により規定される所定の角度範囲内で自由回動が可能なフローティング状態にある。図6(D)及び図6(E)は、規制機構43Lのロッド部432が解除位置にあり、保持ユニット41Lが同図で反時計回りに最大限、回動した状態を示す。図6(D)は図6(E)において、側壁421等の図示を省略したものである。アーム424は同図で左側のストッパ425に当接しており、同図において反時計回り方向における保持ユニット41Lの回動が規制されている。この状態においては、載置部411の上面411aが水平面に対して傾斜しており、保持されるパネルP2の端部は傾斜した姿勢で保持されることになる。
本実施形態では、保持ユニット41Lが回動可能であるため、後述するように、保持されるパネルP2の姿勢に応じて、保持ユニット41Lの姿勢変化が可能となる。本実施形態の場合、保持ユニット41Lの回動は、自由回動としているが、保持ユニット41Lを強制的に回動させる駆動機構を設けてもよい。駆動機構は例えばモータを駆動源とした機構とすることができる。駆動機構を設けることで、保持ユニット41Lの姿勢を制御することが可能となる。しかし、パネルP2の姿勢に応じて保持ユニット41Lの姿勢を変化させる場合、本実施形態のように、保持ユニット41Lを自由回動可能なフローティング状態とする方が、パネルP2に不必要な外力が作用することを回避でき、より好適である。
次に昇降機構44Lについて主に図2、図4を参照して説明する。昇降機構44Lは、保持ユニット41Lを保持ユニット31に対して上下に移動させるユニットである。本実施形態の場合、一組の保持ユニット41L及び回動支持ユニット42Lに対して、一つの昇降機構44Lが設けられている。
昇降機構44Lは、昇降軸441と駆動ユニット442とを備える。昇降軸441はZ方向に延びる軸であり、その下端に回動支持ユニット42Lの上壁422が固定されている。駆動ユニット442は昇降軸441を昇降する機構を備える。この機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。
次に水平移動機構45Lについて主に図1、図2を参照して説明する。本実施形態の場合、水平移動機構45Lは保持ユニット41LをY方向及びX方向に移動させる機構であるが、保持ユニット41LをY方向にのみ移動させる機構であってもよい。
水平移動機構45Lは、可動レール451と、一対のスライダ452と、一対のレール453とを備える。可動レール451は搬送機構2を横断するようにX方向に延設された梁部材である。2つの駆動ユニット442は、X方向に移動自在に可動レール451と係合し、かつ、支持されている。
駆動ユニット442は不図示の駆動機構によって可動レール451の案内によってX方向に往復移動可能である。この駆動機構は駆動ユニット442毎に設けられ、2つの駆動ユニット442は互いに独立してX方向に移動可能である。2つの駆動ユニット442のX方向の距離を変更することにより、2つの保持ユニット41LのX方向の距離が変更される。これにより、サイズが異なるパネルP2を保持することができる。駆動機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。
可動レール451の両端部には、それぞれスライダ452が固定されている。スライダ452はY方向に移動自在にレール453と係合している。一対のレール453は互いにX方向に離間して平行に配置されている。各レール453はY方向に延設されている。スライダ452は不図示の駆動機構によってレール453の案内によってY方向に往復移動可能である。この駆動機構は、一対のスライダ452のうちの少なくとも一方に設けることができ、可動レール451をY方向に平行移動させる。駆動機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。
可動レール451がY方向に平行移動することで、2つの保持ユニット41Lを、保持ユニット41Rに対して近接又は離間させることができる。
次に、主に図7及び図8を参照して、上述した保持ユニット41L、回動支持ユニット42L及び規制機構43Lの他の構成例である保持ユニット41L’、回動支持ユニット42L’及び規制機構43L’について説明する。保持ユニット41L’は、保持ユニット41LよりもパネルP1及びP2に対する粉塵の付着を低減させる点等において、より好ましい構成となっている。
図7(A)は保持ユニット41L’等を用いた場合の保持機構4の構成を示す図であり、図2における矢印D3方向矢視図に相当する図である。図7(B)は図7(A)の保持機構4の側面図、図7(C)は図7(A)のV-V線断面図、図7(D)は保持ユニット41L’の動作説明図である。図8(A)は図7(B)のVI-VI線断面図、図8(B)は保持ユニット41L’の動作説明図である。
保持ユニット41L’、回動支持ユニット42L’及び規制機構43L’の各構成のうち、上述した保持ユニット41L、回動支持ユニット42L及び規制機構43Lの各構成と同じ構成又は対応する構成については、同じ符号を付している。以下、異なる構成を中心に説明する。
保持ユニット41L’は、Y方向に突出した一対の爪状の載置部411、及び、載置部411の上面411aに形成された吸着部412を備える。本構成例では、保持ユニット41L’は、その底部に凹部を有して軽量化されており、図7(A)で示す視線図では軸423の中央部が露出している。
保持ユニット41L’の上面には、当接部材413が設けられている。本構成例では、当接部材413は、一対の載置部411間に跨る大きさを有する一枚の板状の部材としている。
当接部材413をY方向に進退させるアクチュエータ414は、支持部材416を介して保持ユニット41L’に接続されて支持されている。支持部材416は保持ユニット41L’の下方に延設され、アクチュエータ414は保持ユニット41L’の下側に配置されている。当接部材413とアクチュエータ414とはパネルP2を機械的に保持するクランプ機構を構成する。
アクチュエータ414のロッド部の端部にはブラケット415を介して当接部材413が接続されている。アクチュエータ414は退避位置と保持位置との間で当接部材413を載置部411の上面411a上で進退させる。図7(C)は当接部材413が退避位置にある場合を示し、図7(D)は当接部材413が保持位置にある場合を示している。
本構成例では、アクチュエータ414が、載置部411の上面411aよりも下方に位置しているので、アクチュエータ414の駆動により粉塵が発生した場合、上面411aに保持されるパネルP2への粉塵の付着を低減することができる。
回動支持ユニット42L’の構成は、基本的に回動支持ユニット42Lと同様の構成であり、側壁421及び上壁422の形状又は大きさが異なる程度である。本構成例においても、軸423は保持ユニット41L’を貫通し、かつ、保持ユニット41L’に固定されているが、軸423に対して保持ユニット41L’が回動自在な構成であってもよい。また、回動支持ユニット42L’の一方側部には、軸423の回動範囲を規制する機構(アーム424及び2つのストッパ425)が設けられている。
規制機構43L’の構成も、基本的に規制機構43Lと同じであり、本体部431と本体部431から進退するロッド部432とを備えるが、保持ユニット41L’に対する当接部位が異なっている。本構成例では、保持ユニット41L’の上面に、当接部材413を跨るように配置された逆U字型の枠体415が固定されている。保持ユニット41L’の回動を規制する場合、ロッド部432の先端(下端)は枠体415の上面に当接する。図7(C)及び図7(D)はロッド部432が規制位置にある場合を示す。載置部411の上面411aが水平であり、保持されるパネルP2の端部は水平姿勢で保持されることになる。
図8(B)はロッド部432が退避位置にある場合を示している。退避位置にある場合、ロッド部432の先端(下端)が枠体415の上面から離間する。保持ユニット41L’は自由回動可能なフローティング状態となり、同図に示すように、保持ユニット41L’が傾斜した姿勢をとることが可能となる。この場合、保持されるパネルP2の端部は傾斜した姿勢で保持されることになる。
次に、主に図9及び図10を参照して保持ユニット41R、回動支持ユニット42R、規制機構43R及び昇降機構44Rについて説明する。保持ユニット41R、回動支持ユニット42R、規制機構43R及び昇降機構44Rの構成は、基本的に、上述した保持ユニット41L、回動支持ユニット42L、規制機構43L及び昇降機構44Lと同様であり、同様の構成については同じ符号を付している。
保持ユニット41Rは、Y方向に突出した一対の爪状の載置部411を備える。載置部411はX方向に離間して設けられている。なお、載置部411は1つでもよいし、3以上であってもよい。
載置部411の上面411aには吸着部412が形成されている。吸着部412は載置部411の上面411aに開口した穴である。この穴には、載置部411内に形成された空気通路411bが連通しており、空気通路411bは不図示の空気吸引装置に接続されている。空気吸引装置は例えばポンプである。吸着部412から空気を吸引することで、保持ユニット41RはパネルP2の下面を負圧吸引して吸着する。上面411aは平坦、平滑に形成されており、これによって、パネルP2が密接されるパネル保持面を形成している。
本実施の形態においては、保持ユニット41Rは、保持ユニット41Lと異なり、当接部材413及びアクチュエータ414を備えていない構成のものを例に挙げている。しかし、保持ユニット41Rとして、保持ユニット41Lと同構成のものを採用しても良いことは言うまでもない。
回動支持ユニット42Rは保持ユニット41Rを回動可能に支持する逆U字型のユニットである。本実施形態の場合、一つの保持ユニット41Rに対して一つの回動支持ユニット42Rが設けられているが複数の保持ユニット41Rを一つの回動支持ユニット42Rで支持する構成でもよい。
回動支持ユニット42Rは一対の側壁421と、一対の側壁421の上部を接続する上壁422と、を備える。一対の側壁421はX方向に互いに離間して配置され、その面方向はY−Z平面と平行である。
一対の側壁421間には軸423が回転可能に支持されている。軸423はX方向と平行な軸であり、換言すると、保持ユニット31に保持されたパネルP1のパネル面に平行な軸である。軸423は保持ユニット41Rを貫通し、かつ、保持ユニット41Rに固定されている。したがって、保持ユニット41Rは軸423回りに回動可能に支持されている。なお、本実施形態では軸423と保持ユニット41Rとを互いに固定する構成としたが、軸423に対して保持ユニット41Rが回動自在な構成であってもよい。
回動支持ユニット42Rの一方側部には軸423の回動範囲を規制する機構が設けられている。この機構はアーム424と、2つのストッパ425とを備える。軸423の回動範囲を規制することで保持ユニット41Rの回動範囲が規制されることになる。
アーム424は、回動支持ユニット42Rの一方側部における軸423の端部に固定されている。2つのストッパ425は、回動支持ユニット42Rno一方側部における側壁421の外面に固定されており、2つのストッパ425の間にアーム424が位置している。軸423は、アーム424が一方のストッパ425に当接する位置から、アーム424が他方のストッパ425に当接する位置までの所定の角度範囲内で回動可能である。
規制機構43Rは保持ユニット41Rの回動を規制又は規制解除するユニットである。本実施形態の場合、一つの保持ユニット41Rに対して一つの規制機構43Rが設けられている。本実施形態の場合、規制機構43Rはエアシリンダ、電動シリンダ或いは電磁ソレノイド等の伸縮型のアクチュエータであり、本体部431と本体部431から進退するロッド部432とを備える。本体部431は、ロッド部432の進退方向がZ方向となるように回動支持ユニット42Rの上壁422に固定されている。ロッド部432は保持ユニット41Rの回動を規制する規制位置と、保持ユニット41Lの回動規制を解除する解除位置との間で移動可能である。規制位置にある場合、ロッド部432の先端(下端)が保持ユニット41Lの上面に当接する。当接する位置は、軸423よりも下流側の位置である。退避位置にある場合、ロッド部432の先端(下端)が保持ユニット41Lの上面から離間する。
図10を参照して、規制機構43Rの動作及び保持ユニット41Rの回動態様について説明する。図10(A)及び図10(B)は規制機構43Rのロッド部432が規制位置にあり、保持ユニット41Rの回動が規制されている状態を示す。図10(A)は図10(B)において、側壁421等の図示を省略したものである。ロッド部432の先端が保持ユニット41Rの上面に当接しているため、同図において反時計回り方向における保持ユニット41Rの回動が規制される。アーム424は同図で右側のストッパ425に当接しており、同図において時計回り方向における保持ユニット41Rの回動も規制されている。この状態においては、載置部411の上面411aが水平であり、保持されるパネルP2の端部は水平姿勢で保持されることになる。
図10(C)は規制機構43Rのロッド部432が解除位置に上昇され、保持ユニット41Rの回動規制が解除された状態を示す。保持ユニット41Rは一対のストッパ425により規定される所定の角度範囲内で自由回動が可能なフローティング状態にある。図10(D)及び図10(E)は、規制機構43Rのロッド部432が解除位置にあり、保持ユニット41Rが同図で反時計回りに最大限、回動した状態を示す。図10(D)は図10(E)において、側壁421等の図示を省略したものである。アーム424は同図で左側のストッパ425に当接しており、同図において反時計回り方向における保持ユニット41Rの回動が規制されている。この状態においては、載置部411の上面411aが水平面に対して傾斜しており、保持されるパネルP2の端部は傾斜した姿勢で保持されることになる。
本実施形態では、保持ユニット41Rが回動可能であるため、後述するように、保持されるパネルP2の姿勢に応じて、保持ユニット41Rの姿勢変化が可能となる。本実施形態の場合、保持ユニット41Rの回動は、自由回動としているが、保持ユニット41Rを強制的に回動させる駆動機構を設けてもよい。駆動機構は例えばモータを駆動源とした機構とすることができる。駆動機構を設けることで、保持ユニット41Rの姿勢を制御することが可能となる。しかし、パネルP2の姿勢に応じて保持ユニット41Rの姿勢を変化させる場合、本実施形態のように、保持ユニット41Rを自由回動可能なフローティング状態とする方が、パネルP2に不必要な外力が作用することを回避でき、より好適である。
次に昇降機構44Rについて主に図2、図4を参照して説明する。昇降機構44Rは、保持ユニット41Rを、保持ユニット31に対して上下に移動させるユニットである。本実施形態の場合、一組の保持ユニット41R及び回動支持ユニット42Rに対して、一つの昇降機構44Rが設けられている。
昇降機構44Rは、昇降軸441と駆動ユニット442とを備える。昇降軸441はZ方向に延びる軸であり、その下端に回動支持ユニット42Rの上壁422が固定されている。駆動ユニット442は昇降軸441を昇降する機構を備える。この機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。昇降機構44Lと昇降機構44Rとは独立して駆動される。したがって、保持ユニット41L及び回動支持ユニット42Lと、保持ユニット41R及び回動支持ユニット42Rと、は互いに独立して昇降可能である。
次に水平移動機構45Rについて主に図1、図2を参照して説明する。本実施形態の場合、水平移動機構45Rは保持ユニット41RをY方向及びX方向に移動させる機構であるが、保持ユニット41RをY方向にのみ移動させる機構であってもよい。
水平移動機構45Rは、可動レール451と、一対のスライダ452と、一対のレール453とを備える。可動レール451は搬送機構2を横断するようにX方向に延設された梁部材である。2つの駆動ユニット442は、X方向に移動自在に可動レール451と係合し、かつ、支持されている。
駆動ユニット442は不図示の駆動機構によって可動レール451の案内によってX方向に往復移動可能である。この駆動機構は駆動ユニット442毎に設けられ、2つの駆動ユニット442は互いに独立してX方向に移動可能である。2つの駆動ユニット442のX方向の距離を変更することにより、2つの保持ユニット41RのX方向の距離が変更される。これにより、サイズが異なるパネルP2を保持することができる。駆動機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。
可動レール451の両端部には、それぞれスライダ452が固定されている。スライダ452はY方向に移動自在にレール453と係合している。一対のレール453は互いにX方向に離間して平行に配置されている。各レール453はY方向に延設されている。スライダ452は不図示の駆動機構によってレール453の案内によってY方向に往復移動可能である。この駆動機構は、一対のスライダ452のうちの少なくとも一方に設けることができ、可動レール451をY方向に平行移動させる。駆動機構は例えばボールねじ機構やベルト伝動機構等を採用可能である。
可動レール451がY方向に平行移動することで、2つの保持ユニット41Rを、保持ユニット41Lに対して近接又は離間させることができる。本実施形態では、保持ユニット41Lに対して水平移動機構45Lを設け、保持ユニット41Rに対して水平移動機構45Rを設けている。これにより、保持ユニット41Lと保持ユニット41Rとが、それぞれ、独立して、互いに近接又は離間する方向に移動可能となっている。しかし、水平移動機構45Lと水平移動機構45Rのうちの一方のみを設けもよい。この場合、保持ユニット41Lと保持ユニット41Rとのうちの一方のみが、他方に対して近接又は離間する構成となる。
<押圧機構>
押圧機構5は、保持ユニット31に保持されたパネルP1に対して、保持ユニット41L及び41Rで保持されたパネルP2を、その厚み方向(ここではZ方向)に押圧する機構である。
押圧ユニット5は、押圧ローラ51と、ローラ移動機構52とを備える。押圧ローラ51は、搬送機構2を跨るようにX方向に水平に延設されており、ローラ移動機構52によってZ方向とY方向に移動される。押圧ローラ51は、例えば、金属製の軸と、この軸の周囲を被覆するゴム製或いは樹脂製の円筒体(ローラ部材)とから構成される。図11は押圧ローラ51の平面視図である。
本実施形態の場合、押圧ローラ51の周面には、複数の溝51aと複数の溝51bとが形成されている。
溝51aは、保持ユニット41L及び41Rと押圧ローラ51との干渉を回避することを目的とした溝である。溝51aは、押圧ローラ51の周面において、保持ユニット41L及び41Rと対向する部分に配置されている。本実施形態の場合、載置部411と対向する部分に形成されており、載置部411の幅及び厚みよりも広い幅及び深さを有している。このような溝51aを設けたことで、パネルP2がパネルP1と同サイズの場合、或いは、パネルP1よりも小さいサイズであっても、パネルP2の端縁周辺を、載置部411と干渉することなく押圧することが可能となる。
単一サイズのパネルP2の使用を想定した場合、溝51aの数は、載置部411の数と同数でよい。本実施形態では複数サイズのパネルP2の使用を想定して載置部411の数よりも溝51aの数を多くしている。
溝51bは、パネルP1とパネルP2との密着性を向上することを目的とした溝であり、溝51aよりも幅及び深さがそれぞれ小さくされており、かつ、押圧ローラ51の周面全域に渡って形成されている。溝51bのピッチは等ピッチでも不等ピッチでもよいが、ここでは等ピッチとしている。
パネルP1の貼り合わせ面には、微小なうねりがある場合がある。溝51bを設けたことにより、押圧ローラ51の周面は、溝51b間の突起により形成され、この突起は可撓性を有して弾性変形することから、うねりに対してより均一な押圧力を発揮することが可能となる。押圧ローラ51の周面を弾性変形し易くする別の方法としては、押圧ローラ51の円筒体を、より硬度の低い材料で形成することが考えられる。しかし、この方法ではパネルP2と押圧ローラ51の周面との接触面積が大きくなり、両者間の摩擦が大きくなる。このため、押圧ローラ51の移動によって、パネルP1に対してパネルP2がずれてしまう場合がある。本実施形態のように溝51bを設けることで、パネルP2と押圧ローラ51の周面との接触面積が小さくなり、パネルP2のずれも防止できる。
ローラ移動機構52は、複数の支持部521、複数の昇降機構522と、複数のスライダ523と、複数のレール524とを備える。支持部521と昇降機構522とスライダ523とレール524とは2組設けられている。昇降機構522はスライダ523に搭載され、支持部521は昇降機構522に搭載されている。
押圧ローラ51は、その両端部が支持部521に回転自在に支持されて自由回転可能である。レール524は、搬送機構2を挟んでその両側に1つずつ配置されており、Y方向に水平に延設されている。スライダ523はレール524と係合してレール524の案内によりY方向に移動可能である。スライダ523は不図示の駆動機構によってY方向に往復移動される。2つのスライダ523を同期的に移動させることで、押圧ローラ51をY方向に平行移動することができる。
昇降機構522は例えばエアシリンダ、電動シリンダ、電磁ソレノイド等のアクチュエータをその駆動源として含み、支持部521を昇降する。2つの支持部521を同期的に昇降移動させることで、押圧ローラ51をZ方向に平行移動(昇降)することができる。
<制御ユニット>
図12は製造装置Aの制御を行う制御ユニット6のブロック図である。制御ユニット6は、CPU等の処理部61と、RAM、ROM等の記憶部62と、外部デバイスと処理部61とをインターフェースするインターフェース部63と、を含む。インターフェース部63には、ホストコンピュータとの通信を行う通信インターフェースも含まれる。ホストコンピュータは、例えば、製造装置Aが配置された製造設備全体を制御するコンピュータである。
処理部61は記憶部62に記憶されたプログラムを実行し、各種のセンサ65の検出結果や上位のコンピュータ等の指示に基づいて、各種のアクチュエータ64を制御する。各種のセンサ65には、例えば、搬送機構2により搬送されるパネルP2の位置を検出するセンサ、保持ユニット41L及び41Rの位置を検出するセンサ、支持部521の位置を検出するセンサ、保持ユニット31の位置を検出するセンサ等、各種のセンサが含まれる。各種のアクチュエータ64には、例えば、吸着部411a用の空気装置、保持ユニット31用の空気装置、各種機構の駆動源(例えばモータ)等が含まれる。
<制御例>
処理部61の制御例について図13〜図17を参照して説明する。ここではパネルP1とパネルP2との貼り合わせについて説明する。なお、貼り合わせ作業中、保持機構4のうち、各アクチュエータ414、各規制機構43L、各昇降機構44Lは同期的に制御される。同様に、各規制機構43R、各昇降機構44Rは同期的に制御される。また、初期状態として、規制機構43L、43Rは保持ユニット41L、41Rの回動を規制し、当接部材413は退避位置に位置している。
搬送機構2に搬入されたパネルP2は図13(A)に示すように作業領域に搬送される。このとき保持ユニット41LはパネルP2の搬送方向上流側に、保持ユニット41RはパネルP2の搬送方向下流側にそれぞれ位置している。
図13(B)に示すように、昇降機構44L、44Rによって保持ユニット41L、41Rがそれぞれピット部21に降下される。更に水平移動機構45L、45Rによって保持ユニット41L、41Rが互いに近接する方向に移動され、保持ユニット41Lの載置部411をパネルP2の搬送方向上流側の端部の下方に、保持ユニット41Rの載置部411をパネルP2の搬送方向下流側の端部の下方に、それぞれ位置させる。
これらの動作に並行して搬入台1上のパネルP1が作業領域に搬送される。図14(A)に示すように保持ユニット31が搬入台1の上方に移動される。続いて保持ユニット31が降下され、保持ユニット31にてパネルP1が吸着保持される。パネルP1は、パネルP2に貼り合わされる側の面(ここでは下面)とは反対側の面(ここでは上面)が吸着される。
図14(B)に示すように保持ユニット31を搬入台1から上昇させ、作業領域へ移動して停止させる。
図14(C)に示すように、昇降機構44L、44Rによって保持ユニット41L、41Rがそれぞれピット部21から上昇されてパネルP2が搬送面2aから持ち上げられる。このとき、保持ユニット41L、41Rの各吸着部412によってパネルP2が吸着保持される。パネルP2はパネルP1の下方において、貼り付け面を上向きにして水平姿勢で保持された状態となる。
図15(A)に示すように当接部材413が退避位置から保持位置に移動される。これにより、パネルP2の搬送方向上流側の端縁の一部が当接部材413と載置部411の上面411aとの間で上下方向に挟み込まれる。このようにパネルP2の搬送方向上流側の端部は吸着部412による吸着保持に加えて、当接部材413と載置部411の上面411aとの間で機械的に保持される。
次に、保持されたパネルP2の姿勢を変化させる。本例では、パネルP2の搬送方向下流側の端部を貼合始端部とし、搬送方向上流側の端部を貼合終端部とする。このため、Z方向でパネルP2の搬送方向下流側の端部がパネルP1に近く、パネルP2の搬送方向上流側の端部がパネルP1から遠くなるようにパネルP2の姿勢を斜めに変化させる。
まず、図15(B)に示すように、規制機構43L、43Rによる保持ユニット41L、41Rの回動規制を解除する。保持ユニット41L、41Rは軸423回りに自由回動可能となる。
昇降機構44L又は昇降機構44Rの少なくともいずれか一方を駆動して、図16(A)に示すように、保持ユニット41Lが保持ユニット41RよりもパネルP1から離れた状態となるように移動させる。ここでは保持ユニット41Lを距離L2だけ降下させている。このとき、保持ユニット41Lの軸423と、保持ユニット41Rの軸423との軸間距離が変わらないように、水平移動機構45Lによって保持ユニット41LをY方向に距離L1だけ移動させる。保持ユニット41Lの移動軌跡は弧状の軌跡T1となる。
保持ユニット41Lの移動に伴って、パネルP2の姿勢が水平方向に対して斜めに変化する。このとき、保持ユニット41L、41Rはフローティング状態にあるため、パネルP2の姿勢変化に応じて保持ユニット41L、41Rの姿勢が変化する。図16(A)の例では保持ユニット41L、41Rは反時計回りに回動される。
このように保持ユニット41L、41Rの姿勢が変化することで、パネルP2がほぼ真っ直ぐな(略平坦な)状態が維持され、パネルP2をより確実に保持することができる。すなわち、保持ユニット41L、41Rの姿勢が変化せず、載置部411が水平な状態であると、パネルP2の端部も水平姿勢で保持され、端部から中央部へ向かって急激に湾曲することになる。この曲げの弾性復帰力によって、パネルP2が載置部411から脱落する可能性がある。しかし、本実施形態では、パネルP2の傾斜に応じて載置部411が傾くので、パネルP2に曲げがほとんど生じず、したがって、パネルP2をより確実に保持できる。
次に、ローラ移動機構52により押圧ローラ51を貼合始端部の下方位置へ移動させる。
図17(A)に示すように、ローラ移動機構52により押圧ローラ51を上昇させ、パネルP1とパネルP2との貼り合わせが開始される。押圧ローラ51はパネルP2の搬送方向下流側の端部をパネルP1へ向けて押圧する。押圧力は保持ユニット31で受け止められる。パネルP2の貼り付け面(上面)の一部がパネルP1の貼り付け面(下面)に当接する。パネルP2とパネルP1との当接領域は、X方向に長い帯状の領域となる。
押圧ローラ51がパネルP2の端部をパネルP1へ押しつけることにより、該端部の姿勢が徐々に水平に変化する。これに伴って保持ユニット41Rも時計回りに回動され、載置部411の姿勢が水平姿勢に戻る。保持ユニット41Rの載置部411は押圧ローラ51の溝51a内に位置するので、載置部411と押圧ローラ51とが干渉することがなく、また、パネルP2の搬送方向下流側の端部における気泡混入を防止できる。
貼り合わせ中、保持ユニット41Rの載置部411の姿勢は、パネルP1とパネルP2との剥離防止の点で、水平姿勢の状態が好ましいので、図17(B)に示すように規制機構43Rを駆動して保持ユニット41Rの回動を規制する。ローラ移動機構52により押圧ローラ51を貼合終端部となるパネルP2の搬送方向上流側の端部へ向けて水平に移動させる。パネルP1は保持ユニット31により水平姿勢で保持されているので、押圧ローラ51はパネルP1に沿って移動することになる。
押圧ローラ51の移動に追従してパネルP1とパネルP2との当接領域が増大し、パネルP2がその搬送方向下流側の端部から順次パネルP1へ貼り付けられる。パネルP1とパネルP2との間の空気は、搬送方向上流側へ順次押し出され、パネル間への気泡の混入を防止することができる。
押圧ローラ51の移動に伴って、保持ユニット41Lを昇降機構44Lによって上昇させると共に水平移動機構45Lによって保持ユニット41Rから離れる方向に移動させる。図17(B)の例では保持ユニット41Lは上方に距離L4だけ上昇され、Y方向に距離L3だけ移動され、その移動軌跡は弧状の軌跡T2となっている。保持ユニット41Lの回動規制は解除された状態が継続される。したがって、押圧ローラ51の移動に伴うパネルP2の姿勢変化に応じて、フローティング状態にある保持ユニット41Lが回動してその姿勢が変化する。押圧ローラ51による押圧箇所から貼合終端部に向かってパネルP2は湾曲されるが、保持ユニット41Lの吸着部412による吸着保持に加えて当接部材413によってパネルP2の搬送方向下流側の端部が機械的に保持されているので、パネルP2がより確実に保持される。
押圧ローラ51がパネルP2の搬送方向上流側の端部に近づくと、図17(C)に示すようにアクチュエータ414の駆動により当接部材413が退避位置へ移動され、当接部材413とパネルP1との干渉が回避される。押圧ローラ51の移動に伴う、保持ユニット41Lの上昇とY方向の水平移動とが継続され、図17(C)の例では保持ユニット41Lは上方に距離L6だけ上昇され、Y方向に距離L5だけ移動され、その移動軌跡は弧状の軌跡T3となっている。保持ユニット41Lの回動規制は解除された状態が継続され、その載置部411が徐々に水平姿勢に近づいてくる。
押圧ローラ51が貼合終端部であるパネルP2の搬送方向下流側の端部に到達すると、パネルP1とパネルP2との貼り合わせ作業が完了する。図17において、線Mは貼り合わせ開始時における保持ユニット41Lの軸423の位置を示している。貼り合わせが進行することに伴って、保持ユニット41Lの軸423の位置が保持ユニット41Rから離間する方向に移動していることが分る。保持ユニット41Lを上昇させつつ上流側に移動させることで、パネルP2の撓みを小さくしてパネルP1に対して、パネルP2をぴったりと貼り付けることが可能となる。線Nは貼り合わせ開始時における保持ユニット41Rの軸423の位置を示している。貼り合わせが進行しても、保持ユニット41Rは移動しないことが分る。
この後、規制機構43Lにより保持ユニット41Lの回動が規制され、その載置部411が水平姿勢とされる。ローラ移動機構52により押圧ローラ51が初期位置へ退避され、保持ユニット31によるパネルP1の保持が解除される。更に保持ユニット41L及び41Rを降下させ、パネルP1とパネルP2との積層体が搬送機構2の搬送面2a上に載置される。その後、積層体は搬送機構2によって搬送されて一単位の処理が終了する。
<第二実施形態>
第一実施形態では、貼り合わせの際、押圧ローラ51をパネルP2の一方端部から他方端部へ移動させたが、他の移動態様も採用可能である。図18(A)〜図18(C)はその説明図である。
同図の例ではパネルP2の中央部を貼合始端部とし、図18(A)のように押圧ローラ51の初期位置をパネルP2の中央部とする。保持ユニット41L、41Rの回動規制は共に解除した状態で貼り合わせ作業を行う。図18(B)に示すように、押圧ローラ51をY方向の一方向に移動させる。同図の例では搬送方向下流側(保持ユニット41R側)に移動させている。パネルP1とパネルP2との間の空気は、順次、搬送方向下流側へ押し出される。押圧ローラ51がパネルP2の搬送方向下流側の端部に到達するとパネルP2の半分の貼り合わせが完了する。
続いて、図18(C)に示すように押圧ローラ51をY方向の他方向に移動させる。同図の例では搬送方向上流側(保持ユニット41L側)に移動させている。パネルP1とパネルP2との間の空気は、順次、搬送方向上流側へ押し出される。押圧ローラ51がパネルP2の搬送方向上流側の端部に到達するとパネルP2の貼り合わせが完了する。
押圧ローラ51をこのような移動態様で移動させた場合においても、パネルP2の姿勢変化に応じて、フローティング状態にある保持ユニット41L及び41Rの姿勢が変化するので、パネルP2をより確実に保持しつつ気泡の混入を防止することができる。
次に、第一実施形態では1つの押圧ローラ51によりパネルP1とパネルP2との貼り合わせを行ったが、複数の押圧ローラ51によりパネルP1とパネルP2との貼り合わせを行ってもよい。図19(A)はその一例を示す。同図の例は、図18の例と同様にパネルP2の中央部を貼合始端部とし、かつ、押圧ローラ51を2つとしている。2つの押圧ローラ51はY方向に並設されており、互いに離間する方向に移動される。同図の例では一方の押圧ローラ51aがY方向の一方向(例えば保持ユニット41R側)に、他方の押圧ローラ51bがY方向の他方向(例えば保持ユニット41L側)に、それぞれ移動される。
図19(A)の例の場合、貼合始端部において複数の押圧ローラ51が同時にパネルP2を押圧すると、押圧ローラ51間に気泡が混入する畏れがある。そこで、最初に一つの押圧ローラ51でパネルP2を押圧し、他の押圧ローラ51が最初に押圧する領域を事前に押圧してもよい。図20(A)〜図20(C)はその一例を示す。
まず、図20(A)に示すように押圧ローラ51Aだけが上昇し、パネルP2の貼り付け面(上面)の一部をパネルP1の貼り付け面(下面)に当接させる。続いて、図20(B)に示すように、一旦、押圧ローラ51Aを保持ユニット41R側に移動して押圧ローラ51Bが最初に押圧する領域を貼り合わせる。このとき、保持ユニット41Rへの押圧ローラ51Aの移動量は押圧ローラ51Bが上昇してパネルP2の押圧を開始する位置までの距離分である。その後、図20(C)に示すように、押圧ローラ51Aの移動を折り返して保持ユニット41L側の貼合終端部まで移動する。また、押圧ローラ51Bは、押圧ローラ51Aが保持ユニット41L側へ移動を開始した後に上昇してパネルP2を押圧し、保持ユニット41R側の貼合終端部まで移動する。パネルP2とパネルP1との当接領域は、X方向に長い帯状の領域となる。このように複数の押圧ローラ51A、51Bを用いることで貼り合わせ時間を短縮でき、かつ、気泡の混入を防止できる場合がある。
次に、押圧ローラ51の移動方向は、パネルP2の一辺から対向する辺への方向以外であってもよい。図19(B)はその一例を示す。同図の例は、押圧ローラ51の移動方向を対角線方向とした例を示しており、パネルP2の中央部を貼合始端部とし、かつ、押圧ローラ51を2つとしている。2つの押圧ローラ51はパネルP2の対角線上を互いに離間する方向に移動される。保持ユニット41L、41RはパネルP2の互いに対向する隅部を保持している。
この他、複数の押圧ローラをパネルP2の中央部の周りに放射状に配置し、各押圧ローラを放射状に移動させる構成等も採用可能である。これにより、パネルP1とパネルP2との間の空気を、順次、パネルP2の端縁部へ向けて押し出すことができる。このとき、パネルP2の中央部から各端縁部への距離はそれぞれ異なっている。よって、全ての押圧ローラが同時にパネルP2の端縁部に到達するように、各押圧ローラの移動速度を調整することが好ましい。また、各押圧ローラは、放射状の配置箇所に応じてそのローラ幅を調整しても良い。例えば、パネルP2の中央部から各角部へと移動させる押圧ローラは、パネルP2の中央部から各端縁部へと移動させる押圧ローラと比べて、ローラ幅を長くするようにしても良い。
<他の実施形態>
第一実施形態では、保持ユニット41LによりパネルP2の搬送方向上流側の端部を、保持ユニット41RによりパネルP2の搬送方向下流側の端部をそれぞれ保持し、パネルP2の互いに対向する端部を保持する構成とした。これはパネルP2を安定して保持することを可能とする。
しかし、パネルP2の一方端部のみを保持する構成(例えば、保持ユニット41L又は41Rのいずれか一方とする構成)も採用可能である。逆に、保持ユニットを増設してパネルP2の4辺全部や3辺を保持する構成も採用可能である。このパネルP2の4辺保持又は3辺保持は、パネルP2の中央部を貼合始端部とする貼り合わせ方法に対して特に好適である。
A 製造装置、P1 パネル、P2 パネル、31 保持ユニット、41L 保持ユニット、41R 保持ユニット、44L 昇降機構、44R 昇降機構、51 押圧ローラ、52 ローラ移動機構

Claims (19)

  1. 第一のパネルと第二のパネルとを貼り合わせて積層体を製造する製造装置であって、
    前記第一のパネルを保持する第一の保持ユニットと、
    前記第一のパネルの下方において、前記第二のパネルを保持する複数の第二の保持ユニットと、
    前記第二の保持ユニットに保持された前記第二のパネルの下方から、前記第二のパネルを前記第一のパネルの方へ向けて押圧する押圧ローラと、
    前記押圧ローラに接続して設けられ、前記押圧ローラを前記第一のパネルに沿って移動させるローラ移動機構と、
    前記第一の保持ユニットに対して前記複数の第二の保持ユニットを上下に移動させる昇降機構と、を備え、
    前記複数の第二の保持ユニットは、それぞれ、前記第一の保持ユニットに保持された前記第一のパネルのパネル面に平行な軸回りに回動可能に支持される、
    ことを特徴とする製造装置。
  2. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記複数の第二の保持ユニットは、
    前記第二のパネルの一辺を保持する少なくとも一つの一辺側保持ユニットと、
    前記第二のパネルの、前記一辺に対向する他辺を保持する少なくとも一つの他辺側保持ユニットと、を含み、
    前記昇降機構は、前記一辺側保持ユニットと前記他辺側保持ユニットとを独立して上下に移動可能である、
    ことを特徴とする製造装置。
  3. 請求項1又は2に記載の製造装置であって、
    前記複数の第二の保持ユニットは、それぞれ、前記第二のパネルの下面を吸着保持する吸着部を有する、
    ことを特徴とする製造装置。
  4. 請求項3に記載の製造装置であって、
    前記複数の第二の保持ユニットは、当接部材を備える少なくとも一つの保持ユニットを含み、
    前記当接部材は、前記第二のパネルの端縁に当接される下向きの傾斜部を有し、
    前記第二のパネルの端縁は前記傾斜部と前記吸着部を備えるパネル保持面との間に位置する、
    ことを特徴とする製造装置。
  5. 請求項1に記載の製造装置であって、
    複数の回動支持ユニットを更に備え、
    前記複数の回動支持ユニットは、それぞれ、前記複数の第二の保持ユニットのうちの少なくとも一つの第二の保持ユニットを、前記第一の保持ユニットに保持された前記第一のパネルのパネル面に平行な軸回りに回動可能に支持する、
    ことを特徴とする製造装置。
  6. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記複数の第二の保持ユニットの回動を規制又は規制解除する複数の規制機構を更に備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  7. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記押圧ローラは、その周面における前記複数の第二の保持ユニットと対向する部分に溝を有する、
    ことを特徴とする製造装置。
  8. 請求項2に記載の製造装置であって、
    前記一辺側保持ユニットと前記他辺側保持ユニットのうち、少なくともいずれか一方を他方に近接・離間する方向に移動する水平移動機構を更に備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  9. 請求項2に記載の製造装置であって、
    前記一辺側保持ユニットを複数備え、
    前記他辺側保持ユニットを複数備え、
    複数の前記一辺側保持ユニットを、互いに近接・離間する方向に移動する第一の水平移動機構と、
    複数の前記他辺側保持ユニットを、互いに近接・離間する方向に移動する第二の水平移動機構と、
    を更に備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  10. 請求項1に記載の製造装置であって、
    前記押圧ローラを貼合始端部側から貼合終端部側に移動させる制御を行うと共に、前記複数の第二の保持ユニットのうち、前記貼合終端部側における保持ユニットを上昇させる制御を行う制御ユニット、を更に備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  11. 請求項8に記載の製造装置であって、
    前記押圧ローラを前記第二のパネルにおける前記一辺の側から前記他辺の側の方向に移動させる制御を行うと共に、前記他辺側保持ユニットを、上昇させつつ前記一辺側保持ユニットから離間する方向に移動させる制御を行う制御ユニット、を更に備える、
    ことを特徴とする製造装置。
  12. 第一のパネルと第二のパネルとを貼り合わせて積層体を製造する製造方法であって、
    貼り付け面を下向きにして保持された前記第一のパネルの下方で、貼り付け面を上向きにして前記第二のパネルを複数の保持ユニットで保持する保持工程と、
    保持された前記第二のパネルの下面に押圧ローラを当接させると共に前記第一のパネルへ向けて前記第二のパネルを押圧し、前記第二のパネルの前記貼り付け面の少なくとも一部を前記第一のパネルの前記貼り付け面に当接させる当接工程と、
    前記押圧ローラを前記第一のパネルに沿って移動させて、前記第一のパネルと前記第二のパネルとを貼り合わせる貼合工程と、を備え、
    前記貼合工程は、
    前記押圧ローラの移動に追従させて、前記第一のパネルに対する前記第二のパネルの当接領域を増大させるべく、前記複数の保持ユニットうちの少なくとも一部の保持ユニットの姿勢を変化させる、
    ことを特徴とする製造方法。
  13. 請求項12に記載の製造方法であって、
    前記保持工程は、前記第二のパネルの端縁の一部を上下方向に挟み込む工程を含む、
    ことを特徴とする製造方法。
  14. 請求項12に記載の製造方法であって、
    前記保持工程では、前記第二のパネルの貼合終端部側を前記第二のパネルの貼合始端部よりも前記第一のパネルから離間させて前記第二のパネルを保持する、
    ことを特徴とする製造方法。
  15. 請求項14に記載の製造方法であって、
    前記貼合工程では、前記押圧ローラの移動に追従させて前記第二のパネルの前記貼合終端部を前記第一のパネルに近接する方向に移動させる、
    ことを特徴とする製造方法。
  16. 請求項14に記載の製造方法であって、
    前記貼合工程では、前記押圧ローラの移動に追従させて前記第二のパネルの前記貼合終端部を前記第一のパネルに近接する方向に移動させつつ、前記第二のパネルの前記貼合始端部から水平方向に離間させる、
    ことを特徴とする製造方法。
  17. 請求項12に記載の製造方法であって、
    前記押圧ローラは、前記複数の保持ユニットが前記第二のパネルを保持した状態で、前記第二のパネルを前記第一のパネルに向けて押圧する、
    ことを特徴とする製造方法。
  18. 請求項12に記載の製造方法であって、
    前記当接工程では、前記第二のパネル前記貼り付け面と前記第一のパネルの前記貼付面との当接領域が帯状の領域であり、
    前記貼合工程では、前記押圧ローラを、前記帯状の領域から前記第一のパネルに沿って一方向に移動させる、ことを特徴とする製造方法。
  19. 請求項12に記載の製造方法であって、
    前記当接工程では、前記第二のパネル前記貼り付け面と前記第一のパネルの前記貼り付け面との当接領域が帯状の領域であり、
    前記貼合工程では、二つの前記押圧ローラを、前記帯状の領域から前記第一のパネルに沿って互いに離間する方向にそれぞれ移動させる、
    ことを特徴とする製造方法。
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