JP6339341B2 - 処理システム及び処理方法 - Google Patents

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Description

本発明はパネルに液膜体を塗布する処理システムに関する。
テレビ、パソコン、携帯端末等のディスプレイとして、液晶表示パネル等の画像表示パネルと、カバーパネルと、を接着して貼り合せたものが知られている(例えば特許文献1)。これらのパネルを貼り合せる接着剤としては、光硬化樹脂(OCR)を用いることが知られている。光硬化樹脂がカバーパネル表面に塗布された後、カバーパネルと画像表示パネルとが貼り合わされる。その後、カバーパネルを透過させて光硬化樹脂に紫外線を照射し、光硬化樹脂が硬化される。
この接着方式を採用する場合、カバーパネルに光硬化樹脂を塗布する装置が必要となる。この種の装置としては、例えば、テーブル上に配置されたパネル上を移動する塗布装置により液体を塗布するものが知られている。
特開2009−25833号公報
しかし、パネル上を移動する塗布装置では、塗布動作中、テーブルが一つのパネルに占有されてしまい、複数のパネルを連続的に処理することが困難である。このため、作業効率が低下する。特に、光硬化樹脂は粘度が高く、塗布に時間がかかることから、作業効率が低下する。
本発明の目的は、塗布作業の作業効率を向上させ、多サイズのパネルに対応可能とすることにある。
本発明によれば、
パネルの表面に液体を塗布する開口部を備えた塗布装置と、
前記パネルの搬送方向における前記塗布装置よりも上流側のパネル搬入領域から前記塗布装置よりも下流側のパネル搬出領域に渡って延設され、前記パネルを非接触で支持する複数の浮上ユニットと、
前記パネルを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置の前記開口部に臨ませて搬送する搬送装置と、
前記搬送装置及び前記塗布装置を制御する制御装置と、を備え、
前記塗布装置は、前記パネルの搬送方向に対して固定して設けられ、
前記搬送装置は、
前記パネルの下面を吸着する第1及び第2吸着ユニットと、
前記第1吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第1駆動ユニットと、
前記第2吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第2駆動ユニットと、を備え、
前記複数の浮上ユニットは、前記搬送方向と直交する方向に離間して設けられ、
前記第1及び第2吸着ユニットは、前記複数の浮上ユニット間であって、前記パネルの幅方向の中央部を吸着する位置に、前記搬送方向と直交する方向に並べて配置され、
前記制御装置は、
先行パネルを前記パネル搬入領域に搬入した後、前記第1吸着ユニットにて前記先行パネルを吸着し、前記第1駆動ユニットにより前記第1吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記先行パネルを搬送し、
前記先行パネルが前記パネル搬入領域を完全に通過した後、該パネル搬入領域に後続パネルを搬入し、その後、前記第2吸着ユニットにて前記後続パネルを吸着し、前記第2駆動ユニットにより前記第2吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記後続パネルを搬送し、
前記先行パネルを前記パネル搬出領域に搬送した前記第1吸着ユニットを、前記第2吸着ユニットによる前記後続パネルの搬送中に前記パネル搬出領域から前記パネル搬入領域へと戻し、
前記パネル搬入領域に搬入した別のパネルを、前記パネル搬入領域に戻された前記第1吸着ユニットにて吸着する、
ことを特徴とする処理システムが提供される。
また、本発明によれば、
搬送装置によりパネルをパネル搬入領域からパネル搬出領域へ搬送する搬送工程と、
前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間の塗布領域にて、塗布装置により前記パネルの表面に液体を塗布する塗布工程と、
を含む処理方法であって、
前記搬送工程では、前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域に渡って延設された複数の浮上ユニットによって非接触で支持された前記パネルを搬送し、
前記搬送装置は、
前記パネルの下面を吸着する第1及び第2吸着ユニットと、
前記第1吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第1駆動ユニットと、
前記第2吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第2駆動ユニットと、を備え、
前記複数の浮上ユニットは、前記パネルの搬送方向と直交する方向に離間して設けられ、
前記第1及び第2吸着ユニットは、前記複数の浮上ユニット間であって、前記パネルの幅方向の中央部を吸着する位置に、前記パネルの搬送方向と直交する方向に並べて配置され、
前記搬送工程では、
先行パネルを前記パネル搬入領域に搬入した後、前記第1吸着ユニットにて前記先行パネルを吸着し、前記第1駆動ユニットにより前記第1吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記先行パネルを搬送し、
前記先行パネルが前記パネル搬入領域を完全に通過した後、該パネル搬入領域に後続パネルを搬入し、その後、前記第2吸着ユニットにて前記後続パネルを吸着し、前記第2駆動ユニットにより前記第2吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記後続パネルを搬送し、
前記先行パネルを前記パネル搬出領域に搬送した前記第1吸着ユニットを、前記第2吸着ユニットによる前記後続パネルの搬送中に前記パネル搬出領域から前記パネル搬入領域へと戻し、
前記パネル搬入領域に搬入した別のパネルを、前記パネル搬入領域に戻された前記第1吸着ユニットにて吸着する、
ことを特徴とする処理方法が提供される。
本発明によれば、塗布作業の作業効率を向上することができる。また、多サイズのパネルに対応することができる。
本発明の一実施形態に係る処理システムの平面図。 図1の処理システムの矢印II方向矢視図。 図2のIII−III線に沿う断面図。 制御装置のブロック図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 図1の処理システムの動作説明図。 (A)及び(B)は別例の説明図。 別例の説明図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。各図において、矢印X及びYは互いに直交する水平方向を示し、矢印Zは上下方向を示す。
<第1実施形態>
<システムの概要>
図1は本発明の一実施形態に係る処理システムAの平面図、図2は処理システムAの矢印II方向矢視図、図3は図2のIII−III線に沿う断面図である。
処理システムAは、パネル(基板)をY方向にエア浮上搬送しながらパネル表面に塗膜を形成するシステムである。システムのレイアウト上、処理システムAは、パネル搬入領域R1と、処理領域R2、すなわち塗布領域R21と、パネル搬出領域R3とを備える。なお、処理システムAは、必要に応じて、形成された塗膜を半硬化させる半硬化装置8を備えていてもよい。この場合、塗布領域R21の下流側に半硬化領域R22が設けられ、塗布領域R21と半硬化領域R22とで処理領域R2が構成される。
パネル搬入領域R1には、処理対象となるパネルが供給される。ここでは供給元の装置とパネルの受け渡しを行ってパネルを搬入する。塗布領域R21ではパネル表面に液体を塗布して液膜を形成する。パネル搬出領域R3では、液膜形成済みのパネルを供給先の装置に受け渡し、パネルを処理システムAから搬出する。
処理システムAは、複数の浮上ユニット1A及び1B(総称するときは浮上ユニット1という)と、搬送装置2と、昇降ユニット3と、調整ユニット4及び5と、塗布装置6と、昇降装置7と、を備える。塗布装置6は塗布領域R21に設けられており、パネルの搬送方向(Y方向)で見ると、パネル搬入領域R1は塗布装置6よりも上流側に位置し、パネル搬出領域R3は下流側に位置している。
<浮上ユニット>
浮上ユニット1はパネルを非接触で支持する。本実施形態の場合、浮上ユニット1はエアテーブルであり、水平な上面10を備える。上面10には空気孔12が多数形成されている。空気孔12は、浮上ユニット1内部の通路を介して不図示のエア装置に連通している。エア装置は、ポンプに代表される空気供給装置又は空気吸引装置である。
空気孔12から空気を噴出することで、パネルを浮遊状態で支持することができる。また、一部の空気孔12から空気を噴出し、他の一部の空気孔から空気を吸引することでもパネルを浮遊状態で支持することができる。これらの方式は領域によって使い分けることも可能である。例えば、パネル搬入領域R1及びパネル搬出領域R3では、空気孔12から空気を噴出することのみでパネルを支持しており、通常のエア浮上ステージとされる。一方、塗布領域R21では、一部の空気孔12から空気を噴出すると共に、他の一部の空気孔から空気を吸引するという、例えばベルヌーイチャック方式によりパネルを支持しており、精密エア浮上ステージとされる。ここで言う精密エア浮上ステージとは、±5〜30μmの精度でパネルの浮上高さを制御可能なものとされる。なお、半硬化領域R22を設ける場合、この領域は通常のエア浮上ステージでよい。
パネル搬入領域R1及びパネル搬出領域R3における空気を噴出する空気孔12の孔径は例えば直径1.0〜5.0mm程度とされる。一方、塗布領域R21における空気を吸引する空気孔12の孔径は例えば直径1.0〜5.0mm程度とされる。また、塗布領域R21における空気を噴出する空気孔12は、例えばポーラスな多孔質体で構成された浮上ユニットの内部に形成された無数の孔とされる(平均直径は1.0〜5.0μm)。
浮上ユニット1は、パネルの搬送方向であるY方向に延設されている。より詳しくは、パネル搬入領域R1からパネル搬出領域R3に渡って延設されている。したがって、処理システムAの全領域においてパネルは非接触で支持可能である。
浮上ユニット1Aと浮上ユニット1Bとは、互いに平行に延設され、かつ、X方向に離間して配置されている。浮上ユニット1Aと浮上ユニット1BとのX方向の隙間は、後述する吸着ユニット20A、20Bが移動するための移動空間Sを形成する。なお、本実施形態の場合、浮上ユニット1の数は2つであるが3以上でもよい。
浮上ユニット1の上面10には、溝11が形成されている。本実施形態の場合、1つの浮上ユニット1について溝11は2つ形成されている。溝11は後述する昇降ユニット3のピン30や調整ユニット5の当接部50の退避空間となっている。
<搬送装置>
搬送装置2は、浮上ユニット1上で浮遊状態で支持されているパネルを、パネル搬入領域R1からパネル搬出領域R3に渡って搬送する。搬送装置2は、複数の吸着ユニット20A及び20B(総称するときは吸着ユニット20という)を備える。また、搬送装置2は、複数の駆動ユニット21A及び21B(総称するときは駆動ユニット21という)を備える。
本実施形態の場合、吸着ユニット20及び駆動ユニット21はそれぞれ2つであるが3以上であってもよい。駆動ユニット21は吸着ユニット20に対応して設けられる。本実施形態の場合、駆動ユニット21Aが吸着ユニット20Aに対応し、駆動ユニット21Bが吸着ユニット20Bに対応している。
<吸着ユニット>
吸着ユニット20は浮上ユニット1間の移動空間Sに配置されている。本実施形態の場合、吸着ユニット20A及び20BはX方向に並べて配置されている。吸着ユニット20は、略直方体形状の本体部201と、当接部202と、を備える。本体部201はパネルの下面に吸着可能な吸着部201aを備える。
吸着部201aは水平面をなし、その中央部に吸引孔vhが形成されている。吸引孔vhの数は図1中では1つだけ図示しているが複数個設けてもよい。吸引孔vhは、本体部201内部の通路を介して不図示の空気装置に連通している。空気装置は、ポンプに代表される空気吸引装置である。吸引孔vhから空気を吸引することでパネルを吸着保持することが可能となる。
当接部202は、パネルの端縁に当接可能である。本実施形態の場合、当接部202は本体部201の上部に支持軸を介して回転自在に設けられたローラである。当接部202は主として、パネル搬入時にパネルの姿勢を調整する際に、パネル端縁(上流側の端縁)に当接する。吸着部201aのZ方向の位置は、当接部202のZ方向下端から上端までの範囲内に設定されている。このため、吸着部201aは、当接部202の支持軸が立設している部位よりも一段高い位置に位置している。
<駆動ユニット>
駆動ユニット21は、吸着ユニット20に接続して設けられ、Y方向に往復移動させる。既に述べたとおり、各駆動ユニット21は各吸着ユニット20に対応して設けられるため、各吸着ユニット20は独立して移動可能である。
駆動ユニット21は、スライダ211と、レール212と、ベルト伝動機構213と、昇降機構214と、を備える。
レール212は移動空間Sの下方においてY方向に直線的に延設されている。レール212は吸着ユニット20の移動軌跡を規定する。スライダ211はレール212と係合し、レール212に案内されてY方向に移動可能である。
昇降機構214は、スライダ211上に搭載されている。昇降機構214は例えばエアシリンダ、電動シリンダ、電磁ソレノイド等のアクチュエータをその駆動源として含む。吸着ユニット20の本体部201は昇降機構214に搭載されており、昇降機構214により昇降される。昇降機構214は、各駆動ユニット20に設けられており、吸着ユニット20A、20Bはそれぞれ独立して昇降可能である。
吸着ユニット20は、吸着部201aが浮上ユニット1の上面10よりも上方に位置する吸着位置と、吸着ユニット20全体が上面10よりも下方に位置する退避位置との間で昇降される。吸着位置は吸着部201aをパネルに吸着保持させる位置であり、吸着部201aは上面10よりも僅かに上方に位置する。図2及び図3は吸着ユニット20が退避位置にある場合を示している。吸着ユニット20の最上部には当接部202が位置しているが、退避位置にある場合、当接部202は上面10よりも下方に位置する。
ベルト伝動機構213は、モータ2130と、駆動プーリ2131と、従動プーリ2132と、無端ベルト2133と、接続部材2134と、を備える。
モータ2130はベルト伝動機構213の駆動源であり、駆動プーリ2131を回転駆動する。駆動プーリ2131はモータ213の出力軸に取り付けられており、X方向を回転軸方向として回転される。従動プーリ2132はX方向を回転軸方向として回転自在に支持されている。駆動プーリ2131と従動プーリ2132とはY方向に離間して配置されており、駆動プーリ2131と従動プーリ2132との間に領域R1〜R3が位置している。無端ベルト2133は駆動プーリ2131と従動プーリ2132とに巻き回されている。駆動プーリ2121の回転により無端ベルト2133が循環的に走行する。無端ベルト2133の直線部分はY方向に延びている。
接続部材2134は、無端ベルト2133とスライダ211とを接続する。無端ベルト2133を走行することで、接続部材2134を介してスライダ211に移動力が作用される。これにより、吸着ユニット20をY方向に移動することができる。そして、モータ213の出力軸の回転方向を切り替えると無端ベルト2133の走行方向が切り替わる。したがって、吸着ユニット20をY方向に往復移動することができる。
本実施形態では、吸着ユニット20を移動させる機構として、ベルト伝動機構を採用したが、これに限られない。例えば、ボールねじ機構等、他の機構も採用可能である。
<昇降ユニット>
昇降ユニット3は、外部の装置と処理システムAとの間でパネルの受け渡しを行うユニットである。本実施形態の場合、昇降ユニット3は合計4台設けられている。そのうちの2台はパネル搬入領域R1において、移動空間Sを挟んでX方向に並べて配置されており、互いに同期的に制御される。残りの2台はパネル搬出領域R3において、移動空間Sを挟んでX方向に並べて配置されており、互いに同期的に制御される。
各昇降ユニット3は、複数のピン30と、支持部材31と、昇降機構32と、を備える。複数のピン30は支持部材31に支持されて上方向に延びている。各ピン30は、浮上ユニット1の溝11に設けられた上下方向の貫通孔に挿入されている。複数のピン30は等長であり、それらの先端(上端)は同一平面上に位置している。
支持部材31は浮上ユニット1の下方に位置し、ピン30の下端が固定されている。昇降機構32は、例えばエアシリンダ、電動シリンダ、電磁ソレノイド等のアクチュエータをその駆動源として含み、支持部材31を昇降する。支持部材31の昇降によりピン30も昇降する。ピン30は、その先端が浮上ユニット1の上面10よりも上方に突出した上昇位置と、ピン30の先端が浮上ユニット1の上面10よりも下方に位置する降下位置と、の間で昇降される。図2及び図3はピン30が降下位置にある場合を示しており、ピン30の先端は溝11内に位置している。
<調整ユニット>
調整ユニット4及び5は、パネル搬入領域R1においてパネルの姿勢を調整してその位置決めを行う。調整ユニット4はX方向におけるパネルの姿勢を調整し、調整ユニット5はY方向におけるパネルの姿勢を調整する。
調整ユニット4はパネル搬入領域R1に2台設けられており、浮上ユニット1A、1Bに隣接して、かつ、挟み込むように、それぞれ配置されている。調整ユニット4は、ベース部41と、アーム部42及び43と、当接部44とを備えた水平多関節ロボットであり、ベース部41が支持部材45に支持されている。
アーム部42の一端はベース部41に回動自在に支持されている。アーム部42の他端とアーム部43の一端とは互いに回動自在に接続されている。アーム部43の他端には支持軸を介して当接部44が回転自在に設けられている。当接部44は、パネルの端縁に当接可能であり、本実施形態の場合、Z方向を回転軸方向とする軸体の先端に回転自在に設けられたローラである。2台の調整ユニット4の各当接部44は、X方向に延びる同一直線上に位置している。
ベース部41とアーム部42及び43の内部には、アーム部42及び43をX方向に伸縮させる駆動機構が設けられている。当接部44の下端は、浮上ユニット1の上面10よりも僅かに高い位置に設定されており、アーム部42及び43の伸退により、当接部44、44は、浮上ユニット1A、1BからX方向外側(図2中では左右両側)にそれぞれ離れた退避位置から、浮上ユニット1A、1Bの上方の位置決め位置へX方向に直線的に往復移動可能である。2台の調整ユニット4の各当接部44がパネルの対向する両端縁(パネル搬送方向と直交する方向における両端縁)に当接することにより、パネルのX方向の姿勢調整及び位置決めを行うことができる。アーム部42及び43の進退量は可変であり、異なるサイズのパネルの姿勢調整及び位置決めが可能である。位置決め位置はパネルのサイズに応じて設定される。図1及び図2は当接部44が退避位置に位置している場合を示している。
調整ユニット5はパネル搬入領域R1に2台設けられており、その一方は浮上ユニット1Aに、他方は浮上ユニット1Bに、それぞれ配置されている。調整ユニット5は、当接部50とロッド51と昇降機構52とを備える。
当接部50は、パネルの端縁(下流側端縁)に当接可能であり、本実施形態の場合、Z方向を回転軸方向とするロッド51の先端に回転自在に設けられたローラである。2台の調整ユニット5の各当接部50は、X方向に延びる同一直線上に位置している。
ロッド51はその上端において当接部50を回転自在に支持する。ロッド51はその下端を昇降機構52に支持されて上方向に延びている。当接部50及びロッド51は浮上ユニット1の溝11に設けられた上下方向の貫通孔に挿入されている。
昇降機構52は、浮上ユニット1の下方に配置されており、ロッド51を昇降する。昇降機構52は、例えばエアシリンダ、電動シリンダ、電磁ソレノイド等のアクチュエータをその駆動源として含み、当接部50及びロッド51を昇降する。当接部50は、浮上ユニット1の上面10よりも上方に位置する位置決め位置と、当接部50が溝11内に退避した退避位置との間で昇降される。2台の調整ユニット5の各当接部50及び吸着ユニット20の各当接部202がパネルの対向する両端縁(パネル搬送方向における両端縁)に当接することにより、パネルのY方向の姿勢調整及び位置決めを行うことができる。図3は当接部50及びロッド51が退避位置にある場合を示している。当接部50は溝11内に位置している。
<塗布装置>
塗布装置6は塗布領域R21の上方に設けられており、パネルの上方からパネル表面に液体を吐出して塗布し、液膜を形成する。塗布装置6は、ノズル(スリットノズル)60の底部に形成された開口部から液体をパネル表面に吐出する。本実施形態の場合、開口部は、X方向に延びる矩形開口であり、幕状に液体を連続的に吐出することができる。パネルを搬送しながら液体を吐出することでパネル表面に液膜を形成することができる。本実施の形態において、吐出する液体は、光硬化樹脂(OCR)を想定しているが、その他にも、液膜がパネル上にとどまっていられる程度の粘度を有する液体、例えば接着剤や機能性膜体の原料樹脂等が挙げられる。
<昇降装置>
昇降装置7は2台設けられており、塗布装置6の各端部を支持して、ノズル60がパネル表面から上方に離間した上昇位置と、ノズル60がパネル表面に近接した降下位置との間で塗布装置6を昇降する。
各昇降装置7は、支柱部71と、駆動源72と、レール73と、スライダ74と、連結部材75とを備える。支柱部71は、上下方向に延びる中空の四角柱であり、その内部に連結部材75を昇降する機構(例えばボールねじ機構)を備える。駆動源72は支柱部71の上面に固定されており例えばモータである。駆動源72は支柱部71内の機構を駆動して連結部材75を昇降する。
レール73は支柱部71の一側面に固定されており、上下方向に延びている。スライダ74はレール73と係合し、レール73の案内により上下方向に移動可能である。塗布装置6のY方向の一側面はスライダ74、74に固定されており、スライダ74、74を介してレール73の案内により上下方向に移動自在である。
連結部材75は塗布装置6と支柱部71内の機構とを連結する。駆動源72により支柱部71内の機構を駆動することで塗布装置6が昇降することになる。このように塗布装置6は昇降可能であるが、Y方向及びX方向には移動不能に固定されている。
<半硬化装置>
液膜に対して半硬化を行う場合、塗布領域R21に半硬化装置8を設けてもよい。半硬化装置8は、塗布装置6よりもY方向の下流側に配置され、パネル表面に塗布された液体の膜を半硬化液膜に形成する。本実施形態の場合、半硬化装置8は光源80を備える光照射装置である。光源80は例えば液膜に紫外線を照射し、パネル表面の光硬化樹脂の液膜を半硬化させてフィルム状にする。ここでは光の照射により液膜を半硬化させるべく、光源80を用いる場合を例挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。液膜に半硬化を生じせしめる条件に応じて、例えば、冷風、熱風、水蒸気等の気体や、電磁波、超音波等の発生器を用いてもよい。
半硬化装置8はX方向に延設されており、その各端部は支柱81により支持されている。半硬化装置8はX、Y、Zのいずれの方向にも移動不能としているが例えば昇降してもよい。
<制御装置>
処理システムAは、上述した各装置、各ユニットを制御する制御装置9を備える。図4はそのブロック図である。
制御装置9は、CPU等の処理部90と、RAM、ROM等の記憶部91と、外部デバイスと処理部90とをインターフェースするインターフェース部92と、を含む。インターフェース部92には、ホストコンピュータとの通信を行う通信インターフェースも含まれる。ホストコンピュータは、例えば、処理システムAが配置された製造設備全体を制御するコンピュータである。
処理部90は記憶部91に記憶されたプログラムを実行し、各種のセンサ94の検出結果や上位のコンピュータ等の指示に基づいて、各種のアクチュエータ93を制御する。各種のセンサ94には、例えば、吸着ユニット20の位置を検出するセンサ等、各種のセンサが含まれる。各種アクチュエータ93には、例えば、浮上ユニット1用の空気装置、吸着ユニット20用の空気装置、モータ2130、駆動源72、昇降機構32、52、214、調整ユニット4、塗布装置6、半硬化装置8等が含まれる。
<制御例>
処理部90の制御例について図5〜図11を参照して説明する。ここでは処理システムAへのパネルの搬入、パネルの搬送、光硬化樹脂の塗布、光硬化樹脂の半硬化、及び、パネルの搬出という一連の動作について説明する。
図5の状態ST1は外部の装置によりパネル搬入領域R1に方形のパネルPが搬入される直前の状態を示している。パネル搬入領域R1に設けられた2台の昇降ユニット3は、各ピン30が上昇位置に位置している。吸着ユニット20はパネル搬入領域R1の上流端の位置(初期位置という)において退避位置に位置している。調整ユニット4の当接部44及び調整ユニット5の当接部50は退避位置に位置している。浮上ユニット1の空気孔12から空気が噴出される。
図5の状態ST2は外部の装置によりパネル搬入領域R1にパネルPが搬入された状態を示している。パネルPは水平姿勢で複数のピン30上に載置される。その後、図5の状態ST3に示すようにパネル搬入領域R1に設けられた2台の昇降ユニット3は、各ピン30を降下位置に降下する。これによりパネルPが複数のピン30から浮上ユニット1に移載される。このとき、パネルPは浮上ユニット1の上面10に密着するのではなく、上面10から若干浮き上がった浮遊状態で支持される。
次に、パネルPの姿勢調整及び位置決めを行う。パネルPの搬送には吸着ユニット20A、20Bのいずれか一方(ここでは吸着ユニット20A)を用い、吸着ユニット20Bは用いない。図6の状態ST11に示すように、吸着ユニット20Aが吸着位置に上昇される。吸着孔vhからの空気の吸引はこの段階では行わず、したがって、パネルPは吸着ユニット20Aには吸着されていない。吸着ユニット20Bは退避位置のままである。2台の調整ユニット5の各当接部50が位置決め位置に上昇される。
次に、図7のST12に示すように2台の調整ユニット4が駆動される。2台の調整ユニット4の各アーム部42及び43が伸長し、当接部44が位置決め位置に移動する。位置決め位置における当接部44間のX方向の離間距離は、パネルPのX方向の幅に略等しい。このため、パネルPの姿勢が乱れていた場合は、パネルPの側縁に当接部44に当接し、姿勢及び位置が調整される。
次に、駆動ユニット21Aを駆動して、図6及び図7の状態ST13に示すように、吸着ユニット20AをパネルPのサイズに応じて設定された距離だけY方向に移動して停止する。このとき、吸着ユニット20Aの当接部202がパネルPの搬送方向上流側端縁(搬送方向後端縁)に当接し、パネルPがY方向に移動する。吸着ユニット20Aの停止時における当接部202と当接部50とのY方向の離間距離は、パネルPのY方向の幅に略等しい。このため、パネルPの姿勢(水平方向におけるパネルPの傾き)が乱れていた場合は、パネルPの搬送方向下流側端縁(搬送方向先端縁)が当接部50に当接し、姿勢及び位置が調整される。
以上により、パネルPの姿勢調整及び位置決めが完了する。この段階で、図8の状態ST21に示すように吸着ユニット20Aの吸着孔vhからの空気の吸引を行い、吸着部201aにパネルPを吸着保持させる。2台の調整ユニット4の各アーム部42及び43を退行させ、当接部44を退避位置に戻す。
調整ユニット5については、当接部50をそのまま降下するとパネルPの端縁を傷つける可能性がある。そこで、図8の状態ST22に示すように、吸着ユニット20Aを後退させ、パネルPを当接部50から離間させる。その後、当接部50を退避位置に降下させる。
次に、パネルPに光硬化樹脂を塗布する工程に移る。図9の状態ST31に示すように塗布装置6を降下位置に降下させる。続いて吸着ユニット20Aをパネル搬送方向下流側に向かって走行させ、パネルPを塗布装置6へ搬送する。図9の状態ST32に示すように、パネルPを塗布装置6の開口部60に臨ませて搬送し、開口部60から光硬化樹脂を吐出する。パネルPの搬送速度と、光硬化樹脂の吐出量及び粘度等によって、パネルPの表面の液膜の厚さが調節される。パネルPの塗布領域後端が開口部60を完全に通過する直前に塗布装置6からの光硬化樹脂の吐出を停止し、吸着ユニット20Aの走行速度を徐々に遅くすると共に塗布装置6を上昇位置に向けて徐々に上昇する。
次に、パネルPの表面に塗布された光硬化樹脂の液膜を半硬化する工程に移る。図10の状態ST41に示すように、塗布層装置6の塗布領域R21を通過後のパネルPに対して、吸着ユニット20Aをパネル搬送方向下流側に向かって更に走行させ、光硬化樹脂の液膜が形成されたパネルPを半硬化装置8へ搬送する。半硬化装置8の光源80を駆動して紫外線の照射を開始する。図10の状態ST42に示すように吸着ユニット20AをY方向に移動して、パネルPを半硬化装置8の下方で搬送することで光硬化樹脂の液膜に紫外線が照射される。光硬化樹脂の硬化の程度はパネルPの搬送速度と光源80による紫外線の光量及び距離によって調節される。
この段階では、パネル搬入領域R1が空きになっている。したがって、図10の状態ST42に示すように次のパネルPが外部の装置からパネル搬入領域R1に搬入される。搬入時の動作は図5を参照して説明したとおりである。パネル搬入領域R1へのパネルPの搬入のタイミングは、パネルPがパネル搬入領域R1(当接部50)を完全に通過した後であればいつでもよく、タクトタイムに応じて設定される。
パネルPが半硬化装置8を通過すると光源80の駆動を停止する。パネルPは図11の状態ST51に示すようにパネル搬出領域R3へ搬送され、このタイミングで吸着ユニット20Aの移動と吸着孔vhからの吸引を停止する。パネル搬出領域R3に配置された2台の昇降ユニット3を駆動してそのピン3を上昇位置に上昇する。これにより、浮上ユニット1にてエア浮上されるパネルPが、ピン3に移載される。また、吸着ユニット20Aは退避位置に降下された後、図11の状態ST52に示すように初期位置に戻るように移動される。ピン3に移載されたパネルPは外部の装置(パネル移載装置)により搬出されることになる。
塗布終了からパネル搬出までの一連の動作に並行して、図11の状態ST51に示すように、パネル搬入領域R1に搬入された次のパネルPに対して、吸着ユニット20Bを用いて、図6及び図7を参照して説明したパネルPの姿勢調整と位置決めが並行して行われる。
その後、吸着ユニット20Bに吸着保持されたパネルPに対しては光硬化樹脂を塗布する工程が実行される。
以降、同様の手順で、吸着ユニット20Aと吸着ユニット20Bとを交互にパネルPの搬送に用いて複数のパネルPを連続的に処理することになる。
このように本実施形態の処理システムAでは、複数のパネルPを連続的に処理することができる。しかも、吸着ユニット20Aと吸着ユニット20Bとを交互にパネルPの搬送に用いることで、先行するパネルPの搬出前に、後続のパネルPの搬入を行うことができ、塗布作業の作業効率を向上することができる。パネルPの搬送は、浮上ユニット1によって非接触で支持しながら行うので、パネルPに傷がつくことも防止できる。
吸着ユニット20は、パネル搬入領域R1〜パネル搬出領域R3に亘って移動可能であるので、パネルの搬入からパネルの処理及びパネルの搬出までを1つの搬送ラインで行える。パネルの搬入から搬出までの間、吸着ユニット20を停止することなく移動し、パネルPを停止することなく搬送することも可能である。
吸着ユニット20はパネルPの下面を吸着するので、吸着するパネルPのサイズを問わず保持でき、多サイズのパネルに対応可能である。特に、本実施形態では、移動空間Sが浮上ユニット1Aと浮上ユニット1Bとの間に形成されているため、吸着ユニット20は浮上ユニット1Aと浮上ユニット1Bの全体のX方向の中央部に位置することになる。このため、パネルPの吸着位置がパネルPの幅方向(X方向)の中央部付近となる。パネルPのサイズに関わらず、パネルPの中央位置は常に一定であるため、この中央位置をパネルPの吸着位置とすることで、パネルPのサイズが変わっても、変わりなく処理することができる。
また、大きなサイズのパネルPを搬送する場合には吸着ユニット20Aと吸着ユニット20Bとの双方を用い、これらを同期的に制御してもよい。吸着保持力が2倍となり、より安定した搬送が可能となる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、移動空間Sを1列としたが2列以上としてもよい。図12(A)及び(B)はその一例を示す。
図12(A)の例では、3台の浮上ユニット1A〜1CをX方向に離間して配置している。浮上ユニット1Aと浮上ユニット1Bとの間に移動空間S1が形成され、浮上ユニット1Bと浮上ユニット1Cとの間に移動空間S2が形成されている。移動空間S1には吸着ユニット20Aが配置され、移動空間S2には吸着ユニット20Bが配置されている。
図12(B)の例では、4台の浮上ユニット1A〜1DをX方向に離間して配置している。浮上ユニット1Aと浮上ユニット1Bとの間に移動空間S1が形成され、浮上ユニット1Bと浮上ユニット1Cとの間に移動空間S2が形成されている。浮上ユニット1Cと浮上ユニット1Dとの間に移動空間S3が形成されている。
吸着ユニット20は4台設けられている。吸着ユニット20Aは移動空間S1に配置されている。吸着ユニット20Bと吸着ユニット20Cは移動空間S2に配置されている。吸着ユニット20Dは移動空間S3に配置されている。各吸着ユニット20A〜20Dにはそれぞれ駆動ユニット21が設けられ、互いに独立して移動可能である。1枚のパネルPの搬送について、吸着ユニット20を1つ用いてもよいし、2つ以上用いてもよい。
<第3実施形態>
良好な液膜を形成するためには、ノズル60の開口部に余剰の液が付着しないよう、また、開口部における液の付着状態が均一になるように調整されることが好ましい。また、半硬化装置8の光源80からの光が塗布装置6の開口部に到達すると、開口部近傍の液が硬化する場合がある。よって、塗布装置6と半硬化装置8との間は遮光されることが好ましい。図13はこれらを行う補助ユニット100を設けた例を示す。
補助ユニット100は塗布装置6と半硬化装置8との間に配置されており、Y方向に延びる一対のレール110上を、矢印d1で示すようにY方向に自走可能な門型のユニットである。補助ユニット100はワイピング機構101と、シャッタ102の昇降機構とを備える。ワイピング機構101はパッド101aをX方向に往復移動させる。シャッタ102は塗布装置6と半硬化装置8との間を遮光するための部材である。シャッタ102の降下時にはその下端が浮上ユニット1の上面10よりも下に下がり塗布装置6と半硬化装置8との間を遮光する。上昇時にはその下端が浮上ユニット1の上面10から離間してパネルPの通過を許容する。本実施の形態では、ワイピング機構101と、シャッタ102の昇降機構とが一体に設けた場合を例に挙げて説明を行ったが、これらは別々に設けても良いことは言うまでもない。
補助ユニット100の動作について説明する。補助ユニット100は、塗布装置6が図9の状態ST31で示したように降下する前に、開口部における液付着状態の調整を行う。まず、上昇位置にある塗布装置6側に移動してパッド101aを開口部のX方向一端に接触させる。続いてパッド101aをX方向に移動して開口部のX方向他端まで移動させる。これにより、開口部に付着している余剰の液体がパッド101aで拭き取られ、かつ、均一な液付着状態とされる。その後、補助ユニット100は塗布装置6から離間する方向に移動し、塗布装置6による塗布作業が開始される。
パネルPに対する液体の塗布が完了するとパネルPは半硬化装置8へ搬送される。補助ユニット100はパネルPがシャッタ102の下方を通過するとシャッタ102を降下して遮光する。その後、半硬化装置8の光源80が駆動され紫外線が照射される。シャッタ102の存在により塗布装置6は紫外線から遮光される。パネルPが半硬化装置8を通過して光源80の駆動が停止されると、シャッタ102は上昇される。

Claims (8)

  1. パネルの表面に液体を塗布する開口部を備えた塗布装置と、
    前記パネルの搬送方向における前記塗布装置よりも上流側のパネル搬入領域から前記塗布装置よりも下流側のパネル搬出領域に渡って延設され、前記パネルを非接触で支持する複数の浮上ユニットと、
    前記パネルを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置の前記開口部に臨ませて搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置及び前記塗布装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記塗布装置は、前記パネルの搬送方向に対して固定して設けられ、
    前記搬送装置は、
    前記パネルの下面を吸着する第1及び第2吸着ユニットと、
    前記第1吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第2吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第2駆動ユニットと、を備え、
    前記複数の浮上ユニットは、前記搬送方向と直交する方向に離間して設けられ、
    前記第1及び第2吸着ユニットは、前記複数の浮上ユニット間であって、前記パネルの幅方向の中央部を吸着する位置に、前記搬送方向と直交する方向に並べて配置され、
    前記制御装置は、
    先行パネルを前記パネル搬入領域に搬入した後、前記第1吸着ユニットにて前記先行パネルを吸着し、前記第1駆動ユニットにより前記第1吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記先行パネルを搬送し、
    前記先行パネルが前記パネル搬入領域を完全に通過した後、該パネル搬入領域に後続パネルを搬入し、その後、前記第2吸着ユニットにて前記後続パネルを吸着し、前記第2駆動ユニットにより前記第2吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記後続パネルを搬送し、
    前記先行パネルを前記パネル搬出領域に搬送した前記第1吸着ユニットを、前記第2吸着ユニットによる前記後続パネルの搬送中に前記パネル搬出領域から前記パネル搬入領域へと戻し、
    前記パネル搬入領域に搬入した別のパネルを、前記パネル搬入領域に戻された前記第1吸着ユニットにて吸着する、
    ことを特徴とする処理システム。
  2. 請求項記載の処理システムであって、
    前記塗布装置を前記パネルに対して昇降させる昇降装置を更に備え、
    前記制御装置は、前記塗布装置、前記搬送装置、前記複数の浮上ユニット、及び前記昇降装置の駆動を制御し、
    前記塗布装置は、前記開口部として前記搬送方向と直交する方向に延びるスリットノズルを備えた塗布装置である、
    ことを特徴とする処理システム。
  3. 請求項1記載の処理システムであって、
    前記第1及び第2吸着ユニットは、
    前記パネルに吸着可能な吸着部を備えた本体部と、
    前記本体部の上部に設けられ、前記パネルの搬送方向上流側端縁に当接可能な当接部と、を備える、
    ことを特徴とする処理システム。
  4. 請求項1記載の処理システムであって、
    前記パネル搬入領域において前記パネルの前記搬送方向及び前記搬送方向と直交する方向における姿勢を調整する調整ユニットを備える、
    ことを特徴とする処理システム。
  5. 請求項記載の処理システムであって、
    前記パネル搬入領域に設けられ、前記パネルの受け渡しを行う第1昇降ユニットと、
    前記パネル搬出領域に設けられ、前記パネルの受け渡しを行う第2昇降ユニットと、を備え、
    前記第1及び第2昇降ユニットは、それぞれ、
    前記パネルを支持する複数のピンと、
    前記複数のピンの先端が前記浮上ユニットよりも上方に突出した上昇位置と、前記複数のピンの先端が前記浮上ユニットの上面よりも下方に位置する降下位置と、の間で昇降する昇降機構と、を備える、
    ことを特徴とする処理システム。
  6. 請求項1記載の処理システムであって、
    前記塗布装置よりも前記搬送方向の下流側に配置され、前記パネルの表面に塗布された液体の膜を半硬化液膜に形成する半硬化装置を、更に備える、
    ことを特徴とする処理システム。
  7. 請求項記載の処理システムであって、
    前記吸着部の上面が前記当接部の上面よりも低い位置に位置している、
    ことを特徴とする処理システム。
  8. 搬送装置によりパネルをパネル搬入領域からパネル搬出領域へ搬送する搬送工程と、
    前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間の塗布領域にて、塗布装置により前記パネルの表面に液体を塗布する塗布工程と、
    を含む処理方法であって、
    前記搬送工程では、前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域に渡って延設された複数の浮上ユニットによって非接触で支持された前記パネルを搬送し、
    前記搬送装置は、
    前記パネルの下面を吸着する第1及び第2吸着ユニットと、
    前記第1吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第1駆動ユニットと、
    前記第2吸着ユニットを昇降させると共に前記パネル搬入領域と前記パネル搬出領域との間で往復移動させる第2駆動ユニットと、を備え、
    前記複数の浮上ユニットは、前記パネルの搬送方向と直交する方向に離間して設けられ、
    前記第1及び第2吸着ユニットは、前記複数の浮上ユニット間であって、前記パネルの幅方向の中央部を吸着する位置に、前記パネルの搬送方向と直交する方向に並べて配置され、
    前記搬送工程では、
    先行パネルを前記パネル搬入領域に搬入した後、前記第1吸着ユニットにて前記先行パネルを吸着し、前記第1駆動ユニットにより前記第1吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記先行パネルを搬送し、
    前記先行パネルが前記パネル搬入領域を完全に通過した後、該パネル搬入領域に後続パネルを搬入し、その後、前記第2吸着ユニットにて前記後続パネルを吸着し、前記第2駆動ユニットにより前記第2吸着ユニットを前記パネル搬入領域から前記パネル搬出領域へ、前記塗布装置においても停止させることなく移動させて前記後続パネルを搬送し、
    前記先行パネルを前記パネル搬出領域に搬送した前記第1吸着ユニットを、前記第2吸着ユニットによる前記後続パネルの搬送中に前記パネル搬出領域から前記パネル搬入領域へと戻し、
    前記パネル搬入領域に搬入した別のパネルを、前記パネル搬入領域に戻された前記第1吸着ユニットにて吸着する、
    ことを特徴とする処理方法。
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