JP2016064952A - ペンタクロロジシランの製造方法並びに該方法により製造されるペンタクロロジシラン - Google Patents

ペンタクロロジシランの製造方法並びに該方法により製造されるペンタクロロジシラン Download PDF

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Abstract

【課題】ペンタクロロジシラの新規な製造方法を提供し、該製造方法の実施により純度が90質量%以上のペンタクロロジシランを得る。
【解決手段】 気化させたテトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを高温で反応させて、トリクロロシランを含む反応生成ガスを得る高温反応工程と、高温反応工程において得られた反応生成ガスを、該反応生成ガスの冷却により生じる凝集液を循環冷却させて得られる冷却液と接触させて急冷し、ペンタクロロジシランを凝集液中に生成させるペンタクロロジシラン生成工程と、生成されたペンタクロロジシランを回収する回収工程とを具備する製造方法とする。
【選択図】図1

Description

本発明は一般にペンタクロロジシランの製造方法に係り、より詳しくは、トリクロロシランの製造工程からペンタクロロジシランを得る製造方法に関する。本発明はまた該製造方法により得られたペンタクロロジシランにも関する。
クロロシラン類と総称される化合物は、半導体デバイス中の集積回路を形成するポリシリコン膜、窒化ケイ素膜及び酸化ケイ素膜等の原材料、太陽電池、液晶やシリコンの製造原料等として使用されている。工業的な利用という観点では、従来は珪素1原子に水素やハロゲン原子が結びついた化合物であるモノシラン類がクロロシラン類の代表的な化合物であり、工業的規模で生産や使用がなされてきた。一方で半導体デバイス製造技術の進展は、既に極限まで達しているとも言えるが、高集積化の推進は留まることはなく、さらにその密度化を進めるためには、集積回路形成中の加熱により引き起こされる不純物の拡散を抑えるために、より低温で回路を形成できる原材料が必要になってきている。このような状況下、ペンタクロロジシランは、モノシラン、ジクロロシラン等のモノシラン類と比較して、より低温での回路形成を可能とする原材料として、類似化合物であるヘキサクロロジシランと共に注目されてきており、それを用いた集積回路の開発が盛んになってきている。
従来、ペンタクロロジシランを製造する方法については開示されていないが、特許文献1には、ペンタクロロジシランを生成物として含む反応として、高純度多結晶シリコンを得るためのシーメンス法の排出ガス、即ちトリクロロシランと水素とをシリコン生成反応炉に導入して反応させた後の排出ガス中に、ペンタクロロジシランが含まれることが示されている。また、特許文献2には、クロロシランと水素からの多結晶シリコン析出時のオフガス中に、ペンタクロロジシランが存在することが記されている。さらに特許文献3においても、多結晶シリコン製造プロセスにおいて発生する高沸点クロロシラン類含有物中に、四塩化二珪素、六塩化二珪素の他に、五塩化二珪素(即ちペンタクロロジシラン)、八塩化三珪素(即ちオクタクロロトリシラン)等が含まれることが開示されている。
特開2006−169012号公報 特表2009−528253号公報 特開2009−227577号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、トリクロロシランの製造工程が活用できる新規なペンタクロロジシランの製造方法を提供することを目的とし、特に、気化させたテトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを高温で反応させてトリクロロシランを製造するプロセスにおいて副生するクロロシラン類の混合物からペンタクロロジシランを回収する方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記製造方法により得られた高純度のペンタクロロジシランを提供することも目的とする。
即ち、先に述べたように、ペンタクロロジシランは多結晶シリコン製造プロセスにおいて副生するクロロシラン類中に含まれていることは従来から知られていた。しかしながら、それらクロロシラン類から、工業的利用を目的としてペンタクロロシランを回収しようとする発想や、その回収方法は開示されてないし、ましてや、気化させたテトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを高温で反応させてトリクロロシランを製造するプロセスにおいて副生するクロロシラン類の混合物中からも得られることは示されていなかった。本発明者等は、鋭意研究の結果、上記のようなトリクロロシランの製造プロセスにおいても、生成されるクロロシラン類の混合物からペンタクロロジシランを得ることができ、同時に該クロロシラン類の混合物中のペンタクロロジシランの濃度や単位時間あたりに生成する質量を制御することも可能であることを知見し、本発明に至った。
よって、本発明の一態様によれば、気化させたテトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを高温で反応させて、トリクロロシランを含む反応生成ガスを得る高温反応工程と、高温反応工程において得られた反応生成ガスを、該反応生成ガスの冷却により生じる凝集液を循環冷却させて得られる冷却液と接触させて急冷し、ペンタクロロジシランを凝集液中に生成させるペンタクロロジシラン生成工程と、生成されたペンタクロロジシランを回収する回収工程とを具備するペンタクロロジシランの製造方法が提供される。
ここで、反応生成ガスが急冷されて生じた液を凝縮液と言い、該凝縮液を冷却装置などでさらに冷却して反応生成ガスの急冷に使用される液を冷却液と言う。
なお、上記高温反応工程は、通常700〜1400℃の範囲の温度で実施される。また反応生成ガスの冷却温度は、600℃以下でなければならず、好ましくは200℃以下、さらに好ましくは30〜60℃の温度範囲に冷却される。
本発明の一実施態様では、冷却液及び/又は凝縮液にテトラクロロシランを追加添加し、また冷却液及び/又は凝縮液を循環系外に抜き出して抜き出し液として回収する。テトラクロロシランの追加添加は、好ましくは、急冷に用いる前の冷却液及び/又は凝集液に、供給速度が調節可能とされた添加設備によってテトラクロロシランを添加することによりなされ、冷却液及び/又は凝縮液の循環系外への抜き出しは、循環系の何れの場所でもよいが、抜き出し速度が調節可能とされた抜き出し設備を設けて行うことが好ましい。
冷却液及び/又は凝縮液中への追加用のテトラクロロシランの添加量は、好ましくは原料用のテトラクロロシランの供給速度1000L/h(気化前)当たり、10〜10000L/hである。追加用のテトラクロロシランを冷却液及び/又は凝縮液中に添加する方法や場所等は任意であるが、急冷に使用されるスプレーノズルより手前の位置で添加するのが簡便で好ましい。冷却液及び/又は凝縮液の抜き出し抜き速度は、原料用のテトラクロロシランの供給速度1000L/h(気化前)当たり、好ましくは5〜1000L/hである。冷却液及び/又は凝縮液の抜き出し方法や場所も特に制限はないが、冷却液を循環させる循環ポンプの出口以降の位置から抜き出すのが簡便で好ましい。冷却液及び凝縮液中への追加用テトラクロロシランの添加速度と、冷却液及び凝縮液の抜き出し速度をそれぞれ調整することにより、冷却液中に含まれるペンタクロロジシランの濃度や単位時間あたりに生成する質量を調整することが可能となる。
本発明の別の実施態様では、回収工程において、抜き出し液を蒸留し、純度が90質量%以上であるペンタクロロジシランを得る。例えば、一実施態様では、回収工程において、抜き出しした凝縮液を回収し、濃縮して中間原料となし、さらに蒸留工程に通すことにより、さらに高純度のペンタクロロジシランを得ることができる。凝縮液の回収設備や濃縮設備、蒸留設備は、凝縮液の抜き出し配管に直接接続されていても、それぞれ別の独立した設備であってもかまわず、特に制限はない。さらに複数の蒸留設備を連続して設ける場合の数や、一つの設備を繰り返して用いて蒸留する場合の蒸留回数にも特に制限はない。よって、一実施態様では、抜き出し液を、加熱装置が具備された単蒸留缶でもある回収タンクに貯め、該回収タンク(単蒸留缶)で、回収した抜き出し液を加熱して蒸発ガスを生成し、該ガスを濃縮塔に導入し、該ガスからトリクロロシラン及びテトラクロロシランを除去して、ペンタクロロジシランを含む液に濃縮し、該濃縮塔から得られたペンタクロロジシランを含有する液を、必要に応じて、さらに蒸留塔において蒸留して、純度が90質量%以上であるペンタクロロジシランを得る。
ここで、蒸留塔の様式は特に限定されるものではなく、公知の多段蒸留塔や充填蒸留等が好適に使用される。その際、ペンタクロロジシランの純度を上げるために繰り返し蒸留する場合には、連続式、回分式(バッチ式)等のいずれを選択しても構わない。ペンタクロロジシランの精製純度を高く設定するためには、蒸留塔の段数または理論段数(以下両者をまとめて段数という)は30段以上が好ましく、さらには50段以上が好ましく、70段以上がより好ましい。30段に満たない場合は、繰り返し蒸留操作を実施してもペンタクロロジシランの精製純度が上がらない場合がある。さらに蒸留の操作圧力を、常圧のみならず、5〜300mmHg、好ましくは10〜100mmHgの減圧状態に設定してすることも可能である。
精製純度を高める目的で、所定の比率(還流比という)で塔頂物質が蒸留塔に戻されるが、還流比は特に限定するものではない。またペンタクロロジシランの回収率を上げる目的で、一旦は不要とした塔頂液や缶残液を原料として再利用することも可能である。
また充填塔を用いて蒸留する場合において、充填塔内の気液接触面積を広げる目的で使用される充填物の種類には特に制限はなく、いずれの規則充填物、不規則充填物を用いることができる。不規則充填物としては、ラシヒリング、スパイラルリング、ポールリング、パーティションリング、ヘリパック、コイルパック、I−リング、C−リング、ナッターリング等公知のものを使用することができる。
本発明の更なる態様は、上記凝縮液(抜き出し液)を蒸留により純度を90質量%以上に精製して得られるペンタクロロジシランである。なお、ペンタクロロジシランの精製純度は、90質量%以上であることが好ましいが、より好ましくは95質量%以上、さらにより好ましくは99質量%以上である。純度が90質量%に満たない場合は半導体製造工程における成膜性が悪くなる場合がある。
本発明に係るペンタクロロジシランの製造方法を説明するためのフロー図である。 本発明の回収工程に使用される設備の一例を示すものであり、2段の蒸留塔を組み合わせた蒸留設備を示すフロー図である。
本発明に係るペンタクロロジシランの製造方法の一例を、図1に示す概略図を用いて説明する。
図1の概略図は、原料用のテトラクロロシランを気化させるための蒸発器10と、気化させた原料用テトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを予備加熱するための予熱器20と、予備加熱された原料ガスを700〜1400℃の範囲の温度で反応させて反応生成ガスを得るための反応炉30と、反応生成ガスを600℃以下、好ましくは200℃以下、さらに好ましくは30〜60℃の温度範囲に冷却してペンタクロロジシランを含む凝縮液を得るための急冷塔40と、該凝縮液からペンタクロロジシランを回収するための回収装置50とを含んでいる。さらに、該凝縮液を循環させるためのポンプ43、該凝縮液を冷却して冷却液となすための冷却装置44、急冷塔に冷却液を吹き込むためのスプレーノズル42を設けることができる。さらに本発明では、添加速度が調節可能な機構を有する設備を用いて、循環する冷却液に49で示す位置で追加用テトラクロロシランを添加することができる。さらに本発明では、抜き出し速度が調節可能な機構を有する設備を用いて、循環する凝縮液を45で示す位置で抜き出すことが可能である。
なお、本発明の製造方法では、一般的に、反応生成ガスの冷却未凝縮ガスからトリクロロシラン及びテトラクロロシランを凝縮させるためのコンデンサ60と、コンデンサ60から取り出される凝縮液と回収装置50から取り出される低沸点物を一時的に貯留させておくためのタンク70と、タンク70から導出される貯留液からトリクロロシランとテトラクロロシランとを分溜するための蒸留塔80が好ましく設けられる。回収装置50は、急冷塔40で得られた凝縮液からペンタクロロジシランやテトラクロロシランを気化させ未蒸発分と分離させる単蒸留缶90としても機能し、該単蒸留缶90から供給されるペンタクロロジシランを他の低沸点物から分離させる濃縮塔100が好ましくは具備される。本製造方法の例では、蒸発器10、予熱器20、反応炉30が高温反応工程を構成し、それに続く急冷塔40、ポンプ43、冷却装置44、スプレーノズル42が急冷工程(ペンタクロロジシラン生成工程)を構成する装置である。
以下、各装置についてさらに詳細に説明する。
<蒸発器>
蒸発器10は、原料用のテトラクロロシランを気化させるための装置であり、気化されたテトラクロロシランは蒸発器10から放出された後、水素と混合され、予熱器20へ供給される。
蒸発器10に供給されるテトラクロロシラン原液は、高純度のテトラクロロシランであることが望ましいが、テトラクロロシランよりも高沸点なシラン類が微量に混入していてもよい。しかし、このような高沸点物は、未蒸発分として蒸発器10の底部に蓄積し、テトラクロロシランの気化を妨げてしまうため、蒸発器10の底部に溜まった未蒸発分は、蒸発器10からバッチ式又は連続式に取り除くことが出来るような構造となっていることが好ましい。取り出された未蒸発分は、同時に排出された工業利用可能なテトラクロロシランやペンタクロロジシラン等を回収するため、回収装置50の蒸留装置90に供給することができる。
蒸発器10における原料用のテトラクロロシランの加熱温度は、大気圧下において60〜150℃、好ましくは60〜120℃とすることができる。この温度範囲であれば、ペンタクロロジシランなどの高沸点物を気化させることなく、テトラクロロシランを十分に蒸発させることができる。当然ながら、蒸発器10が内部圧力を調節できるタイプのものであれば、それに応じてテトラクロロシランを気化させるための最適温度が上記温度範囲から変動する。
<予熱器>
蒸発器10で気化された原料用のテトラクロロシランは、水素ガスと混合され、原料ガスとして後述する反応炉30へと供給されるが、反応炉30に送り込む前に、予熱器20において反応炉30内部の温度に近付けるように加熱される。これにより、混合ガスの温度と反応炉30内部の温度差を緩和し、反応炉30内部に温度ムラを発生させず、反応炉30の転換効率を向上させることができると共に、局所的な熱応力の集中から反応炉30を保護することができる。また、テトラクロロシランと水素との反応により生成し、熱平衡状態にあるトリクロロシランが、原料ガスの流入による温度低下によりテトラクロロシランへと戻されてしまうことを防止できる。なお、テトラクロロシランと水素ガスとの混合比は、例えばモル比にして1:1〜1:2とすることができる。
<反応炉>
反応炉30は、反応容器31と、反応容器31の外側を囲むように配される長尺のヒータ32と、反応容器31及びヒータ32を収容する外筒容器33とを具備する。ヒータ32で反応容器31の外壁を加熱することにより、テトラクロロシランと水素との混合ガスを反応容器31内部において約700〜1400℃の高温で反応させることによりトリクロロシランの生成が主に進行する。なお、この反応は熱平衡反応であり、同時にシリレン、モノクロロシラン、ジクロロシラン、テトラクロロシラン、水素、塩化水素等が共存状態にある。さらに、これらが互いに反応することにより、ヘキサクロロジシランや、本発明のペンタクロロジシランも、例えばシリレンとトリクロロシランとが反応することより、この共存状態中に生成して定常的に存在すると考えられる。
<反応容器>
反応容器31は、原料用のテトラクロロシランと水素とを高温環境下で反応させるための略円筒形状の容器であり、原料ガスを取り込むための原料ガス導入口と、反応生成ガスを導出するための反応生成ガス抜出口とを有する。本実施形態では、原料ガス導入口を反応容器31の底部中央に設け、反応生成ガス抜出口を反応容器31の上方の側壁に設ける構成としている。反応生成ガス抜出口には、抜出管34が挿入され、反応生成ガスを反応炉30の外部へと排出する。外筒容器33には、反応容器31を収容した際に、その原料ガス導入口および反応生成ガス抜出口に対応する位置にそれぞれ原料ガス導入開口部および反応生成ガス抜出開口部が設けられている。反応生成ガス抜出開口部には連結手段が設けられており、急冷塔40と接続される。抜出管34は、外筒容器33の反応生成ガス抜出開口部を経て、反応容器31の反応生成ガス抜出口に接続される管状部材であり、反応容器31内で生成したトリクロロシランを含む反応生成ガスは抜出管34から排出され、急冷塔40へ供給される。
<急冷塔>
急冷塔40は、円筒状の金属製容器41と、金属製容器41内に冷却液を反応生成ガスに噴霧するための噴霧手段、すなわち冷却液を微細な液滴に細分するスプレーノズル42と、金属製容器41の底に溜まった凝縮液ごと取り出してスプレーノズル42に循環させるポンプ43と、凝縮液を冷却するための冷却装置44と、凝縮液の一部を抜き出して回収装置50(単蒸留缶90)に送る管路45を備える。
管路45の中間には、例えばコントロールバルブのような、凝集液の抜き出し速度を調節することができる機構を設けることができる。急冷塔40の側壁には前記反応炉30と接続するための反応生成ガスの抜出管34が設けられている。スプレーノズル42は、急冷塔40に導入される反応生成ガスに向けて冷却液を噴霧できるように、反応生成ガス導入開口部の上部近傍に設置される。また、急冷塔40の塔頂部には、冷却後もガス状である反応生成ガスの未凝縮ガスを、後述するコンデンサ60に供給するための配管が接続されている。なお、図1の例では、急冷塔40の急冷部分より上方部分に充填層46が設けられ、該充填層46を通過する急冷された反応生成ガスをさらに冷却する為、冷却液を供給する配管47も設けられている。さらに、配管47から供給される冷却液の片流れを防止する為、配管47の下部近傍には分散盤が設けられている。また、配管47から冷却液を供給することで、金属製容器41や充填層46を高温の反応ガスによる腐食から防ぐ効果も有する。さらに配管47からの冷却液の供給速度を変化させることにより、凝縮して液化する反応ガスの量が変化するため、急冷塔の循環液量を一定に保つことができる。即ち、急冷塔を循環する冷却液や凝集液が減る場合には、凝縮ガスが増えるように配管47の冷却液量を増やし、逆に急冷塔を循環する冷却液や凝集液が増える場合には、凝縮ガスが減るように配管47の冷却液量を減らせばよい。
凝縮液は、急冷塔40の金属製容器41の底部に溜まり、タンク48を介して抜き出されて連続して循環され、冷却装置44によって冷却されて冷却液とされる液であって、テトラクロロシランとトリクロロシランとを主に含有してなる混合液であるが、本発明では、この該冷却液に追加用のテトラクロロシランをさらに添加することができる。このために、追加用のテトラクロロシランの導入管49がスプレーノズル42の基部に接続されている。該導入管49は中間にコントロールバルブなどを有しており、その供給速度を調整することが可能である。添加されるテトラクロロシランはどこから得てもよく、例えば後述する蒸留塔80から導出されるテトラクロロシランを利用することができる。
なお、冷却液中へのテトラクロロシランの添加量は、好ましくは、1000L/hの原料テトラクロロシラン(気化前)当たり、10〜10000L/h、さらに好ましくは10〜5000L/h、さらにより好ましくは100〜500L/hである。テトラクロロシランの添加速度が増加すると、凝集液(抜出液)中のペンタクロロジシランのの濃度や単位時間あたりに生成する質量は減少する傾向がある。
なお、冷却液は50℃以下に温度調整されていることが好ましい。冷却液が50℃以下に温度調整されていれば、短時間で反応生成ガスの温度を急冷することができるため、熱的な平衡移動に従った生成トリクロロシランがテトラクロロシランに戻る逆反応を、凍結することができる。
反応炉30で生成したトリクロロシラン、塩化水素、未反応のテトラクロロシラン、水素等の低沸点物は急冷塔40で急冷されても凝縮することはなく、未凝縮ガスとして急冷塔40の塔頂部から放出され、コンデンサ60に供給される。一方、生成したヘキサクロロジシランやペンタクロロジシラン、一部のテトラクロロシランは凝縮され、冷却液に混ざり込み、急冷塔40内にその他の副生物、不純物と共に濃縮され、急冷塔40の塔底に接続されたタンク48に導かれ、タンク48に接続されたポンプ43により、循環管路を介して冷却液としてスプレーノズル42に循環される一方、一部は管路45を通じて循環系から抜き出され、回収装置50(単蒸留缶90)に送られる。管路45は中間にコントロールバルブなどを有しており、凝集液の抜き出し速度を調整することが可能である。なお、管路45を介しての冷却液の抜き出しは、循環中の液組成の変化に対して液組成を一定に保持するためになされるが、本発明では、ペンタクロロジシランの生成量を調整するためになされる。よって、この目的においてなされる冷却液の抜き出し速度は、1000L/hの原料テトラクロロシラン(気化前)当たり、好ましくは5〜1000L/h、さらに好ましくは5〜500L/h、さらにより好ましくは5〜100L/hである。抜き出し量が増加すると、凝集液中のペンタクロロジシランの濃度は低下するが、抜き出し液量が増えるため、ペンタクロロジシランの単位時間あたりに生成する質量自体は増加する傾向がある。なお、ペンタクロロジシランの単位時間あたりに生成する質量は、抜き出しする凝集液の比重1.5kg/Lに、抜き出し速度を乗じることにより算出した。
<コンデンサ>
急冷塔40の塔頂部から取り出された未凝縮ガスは、コンデンサ60において主にトリクロロシランやテトラクロロシランを含むクロロシラン類凝縮液と、水素および塩化水素を含む未凝縮成分とに分けられる。取り出された水素は、原料ガスに再使用され、塩化水素は別途回収して工業利用される。該クロロシラン類凝縮液は一時的にタンク70に貯蔵され、その後蒸留塔80へと送られ、トリクロロシランとテトラクロロシランとの分離が行われる。トリクロロシランはモノシラン製造のための中間原料として、またテトラクロロシランは再び原料テトラクロロシランとしてリサイクル使用することができる。
<単蒸留缶(蒸留装置、回収装置)>
凝集液の回収装置50は単蒸留缶90でもあり、単蒸留缶90は加温するためのジャケット付金属製容器91と、副生物が閉塞しないように缶液を循環させるためのポンプ92を備えている。単蒸留缶90には濃縮缶において気化したテトラクロロシラン、ペンタクロロジシランを濃縮塔100に供給するための配管と、単蒸留缶90で蒸発しない高沸点物を除害設備へ供給する配管が接続されている。蒸発器10の未蒸発成分、急冷塔40の冷却液はこの単蒸留缶90に供給されて、約150℃で加熱され、テトラクロロシラン、ペンタクロロジシランが蒸発されて濃縮塔100に供給され、回収される。一方、未蒸発成分は単蒸留缶90よりバッチ式又は連続式に抜き出され、除害設備にて無害化処理が行われる。
<濃縮塔>
濃縮塔100は、リボイラーを有する多段式蒸留装置から構成されうる。単蒸留缶90から蒸発されたガスは濃縮塔100において、トリクロロシラン、テトラクロロシランが大まかに分離されて塔頂から排出される。塔底からは分離しきれなかったテトラクロロシラン、ヘキサクロロジシラン、ペンタクロロジシラン、その他の高沸点物質が分離される。テトラクロロシランを主とした低沸点物は濃縮塔100の塔頂から放出され、冷却装置によって冷却凝縮され、一時的にタンク70に貯蔵され、その後、蒸留塔80に送られる。一方、ヘキサクロロジシランやペンタクロロジシランを主とした高沸点物は、濃縮塔100の塔底部から回収される。本発明では該回収液をさらに蒸留することにより、純度を上げたペンタクロロジシランを製造することができる。
なお、濃縮塔100の塔内温度及び塔内圧力を適切に調整することにより、塔底部のペンタクロロジシランの濃度を十分に高めることができる。一例では、塔内温度は、60〜200℃の範囲であり、60〜150℃の範囲が特に好ましい。また、塔内圧力は大気圧〜0.3MPa(絶対圧)の範囲であり、特に大気圧〜0.2MPa(絶対圧)の範囲に維持することがさらに好ましい。
<蒸留塔>
蒸留塔80に送られた、タンク70の液はトリクロロシランとテトラクロロシランとに分離される。得られたトリクロロシランはモノシラン製造のための中間原料として、またテトラクロロシランは再び原料テトラクロロシランとしてリサイクル使用することができる。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。但し、本実施例の具体的記述内容は本発明を限定するものではない。
<実施例1>
図1の概略図で示す構成を有する設備において、表1−1、表1−2に示す条件で運転し、テトラクロロシランと水素からトリクロロシランを生成させる反応系が定常状態に達した後に、急冷塔冷却液の温度を50℃、急冷塔圧力を0.1MPaG、タンク50の温度、圧力を150℃、0.07MPaG、濃縮塔100の温度、圧力を100℃、0.1MPaGで運転し、濃縮塔100の塔底部からサンプル液を回収した。なお、急冷塔を循環する冷却液、凝縮液の総量は変化しないように、急冷塔塔頂部へ供給する冷却液の供給速度を調整した。各サンプル液中のペンタクロロジシランの生成濃度は、ガスクロマトグラフィーを用いて測定した。実施例1の結果を表1−1、表1−2に併せて示したが、何れの運転条件においても、冷却凝集液中にペンタクロロジシランが生成していることが確認された。なお、ペンタクロロジシラン等のシラン化合物を定量測定するガスクロマトグラム装置と測定条件は以下の通りとした。
・装置本体、記録装置:GC−14B、C−R6A(島津製作所社製)
・カラム:PorapacQS(Waters社製)
・カラムサイズ:内径3mmφ、長さ2m
・カラム温度条件:70℃〜220℃
・キャリアガス:種類ヘリウム、流量30mL/分
・ガスサンプラー:0.5mL
・ディテクター:種類TCD
Figure 2016064952
Figure 2016064952
<実施例2>
実施例1の表1−1、表1−2の(3)の条件で得られたサンプル液を、さらに濃縮塔100を利用して再度蒸留することによりヘキサクロロジシランを低減させた液を、特に原料Aとして濃縮塔100の塔頂部から回収した。次いで原料Aを、図2にその概略を示した2段の蒸留塔を組み合わせた蒸留設備を用い、まず段数30の蒸留塔で、還流比8とし、塔頂部温度を120℃に保つように設定して蒸留操作を行い、低沸分を塔頂から除去することにより塔底部から中間原料Aを得た。さらに続けて段数30の蒸留塔で、還流比3とし、塔頂部温度を136℃に保つように設定して中間原料Aを蒸留し、最終的に塔頂部から90質量%以上の純度を有するペンタクロロジシランが最終生成物として得られ、本発明が実証された。実施例2で用いた原料A、中間原料A、最終精製物Aの組成を表2に示した。最終生成物A中のペンタクロロジシランの濃度は97質量%であった。
Figure 2016064952
<実施例3>
実施例1の表1−1、表1−2の(3)の条件で得られたサンプル液を、特に原料Bとして濃縮塔100の塔底部から回収した。次いで原料Bを、図2にその概略を示した2段の蒸留塔を組み合わせた蒸留設備を用い、まず段数50の蒸留塔で、還流比10とし、塔頂部温度を120℃に保つように設定して蒸留操作を行い、低沸分を塔頂から除去することにより塔底部から中間原料B−1を得た。さらに同じ蒸留塔、即ち段数50の蒸留塔で、還流比5とし、塔頂部温度を135℃に保つように設定して塔頂部から中間原料B−2を得た。さらに2段目の段数70の蒸留塔で、還流比50とし、塔頂部温度を136℃に保つように設定したところ、最終的に塔底部から90質量%以上の純度を有するペンタクロロジシランが最終生成物として得られ、本発明が実証された。実施例3で用いた原料B、中間原料B−1及びB−2、最終精製物Bの組成を表3に示した。最終生成物B中のペンタクロロジシランの濃度は99.5質量%であった。
Figure 2016064952
10 蒸発器
20 予熱器
30 反応炉
31 反応容器
32 ヒータ
33 外筒容器
34 抜出管
40 急冷塔
41 金属製容器
42 スプレーノズル
43 ポンプ
44 冷却装置
45 管路(調整手段)
46 充填層
47 配管
48 タンク
49 導入管(調整手段)
50 回収装置
60 コンデンサ
70 タンク
80 蒸留塔
90 単蒸留缶(蒸留装置)
91 ジャケット付金属製容器
92 ポンプ
100 濃縮塔

Claims (6)

  1. 気化させたテトラクロロシランと水素とを含む原料ガスを高温で反応させて、トリクロロシランを含む反応生成ガスを得る高温反応工程と、高温反応工程において得られた反応生成ガスを、該反応生成ガスの冷却により生じる凝集液を循環冷却させて得られる冷却液と接触させて急冷し、ペンタクロロジシランを凝集液中に生成させるペンタクロロジシラン生成工程と、生成されたペンタクロロジシランを回収する回収工程とを具備することを特徴とするペンタクロロジシランの製造方法。
  2. ペンタクロロジシラン生成工程において、冷却液及び/又は凝縮液にテトラクロロシランを追加添加し、また冷却液及び/又は凝縮液を循環系外に抜き出して抜き出し液として回収し、抜き出し液中に含まれるペンタクロロジシランの濃度や単位時間あたりに生成する質量を調節することを特徴とする、請求項1記載のペンタクロロジシランの製造方法。
  3. 回収工程において、抜き出し液を蒸留し、純度が90質量%以上であるペンタクロロジシランを得ることを特徴とする、請求項2記載のペンタクロロジシランの製造方法。
  4. 回収工程において、加熱装置を備えた蒸留装置に抜き出し液を回収し、加熱して蒸発ガスを生成し、該ガスを濃縮塔に導入してトリクロロシラン及びテトラクロロシランを除去し、ペンタクロロジシランを含有する液を得ることを特徴とする、請求項2記載のペンタクロロジシランの製造方法。
  5. 濃縮塔から得られたペンタクロロジシランを含有する液をさらに蒸留して、純度が90質量%以上であるペンタクロロジシランを得ることを特徴とする、請求項4記載のペンタクロロジシランの製造方法。
  6. 請求項5記載の方法により製造された、純度が90質量%以上であるペンタクロロジシラン。
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