JP2015513690A - 光硬化性組成物 - Google Patents

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Abstract

シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含む低表面エネルギーのフォトレジスト組成物について記載し、シリコーンブロックを前記コポリマーの35重量%以上の割合で含む。フォトレジスト組成物を配合するとき、組成物はフォトレジスト層からのフォトツールの剥離を容易にする。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
[背景]
プリント回路産業では、回路パターンを担持する写真マスク又はステンシルは、フォトツールとして周知である。フォトレジストを露光できるステンシルは、電気回路を表す複雑な複合画像を提供する。画像は、共に接近して離間配置された多くの細線及び接合部から構成されることが多い。プリント回路板を製造するために使用される際、フォトツールはフォトレジスト層上に表を下にして置かれ、フォトツールを介してフォトレジストを光(典型的には紫外線)に曝露することで密着印画が行われ、次いで露光されたフォトレジスト層からフォトツールが分離される。この方法では、単一のフォトツールを用いて複数の密着印画を製造することができる。
フォトツールを継続的に使用すると、フォトツールの表面上に小さな引っ掻き傷及び摩耗が生じることがある。フォトツールが置かれるフォトレジストは、通常、銅シート(又は他の蒸着銅基板)上に積層されるので、フォトツールが、あるフォトレジストから次のフォトレジストへと移動するときに、銅シートの小さなバリ又は荒い縁部が引っ掻き傷をつける場合がある。また、フォトツールは、ほこり及び糸くずがないことを確認するために柔らかい布で拭かれることが多い。フォトツールの表面が拭かれるときに、汚れの小さな粒子が引っ掻き傷をつける場合がある。通常の使用中のフォトツールの表面上における一般的な損傷のために、フォトツールを頻繁に検査して、線の連続性を確保しなければならない。フォトツールの大きさ及び複雑さによって、このような顕微鏡検査に2〜3時間かかる場合がある。
理想的には、フォトツールは、フォトツールの汚染を最小限に抑えるために、露光したフォトレジストからきれいに取り外し可能でなければならない。フォトツールを保護する様々な手段が述べられている。
フォトツールは引っ掻きに弱く、フォトツールの通常使用時に摩耗は深刻な問題となることから、フォトツールを保護してフォトツールを繰り返し使用できるように、多くの場合に、剥離性能を有する保護膜及びオーバーコートが使用される。例えば、様々な種類の感圧性接着剤でコーティングされたポリシロキサン膜が、画像を保護して滑らかな剥離を提供するために、画像担持面に積層されている。しかしながら、それらの厚さのために、積層膜は光学的ひずみを生じることがある。更に、ポリシロキサン膜は、比較的軟質であり、したがって限定的な引っ掻き保護しか提供しない。
液体組成物でフォトツールの表面をコーティングすることによって、より薄くて硬い保護コーティングを得ることができる。その後、薄い液体コーティングは、改善された耐引っ掻き性を有する所望の保護コートを生じるように硬化される。エポキシシラン及びアクリレートエステル(例えば、ポリウレタンアクリレート)は、その耐摩耗性のために保護ハードコーティングとして使用されている。しかしながら、これらの保護オーバーコートの多くは、限定的な剥離特性を有し、したがって追加のスリップ剤を使用しても、特に高粘度のソルダーマスクインクなどの粘着性フォトレジスト材料が存在する場合に、フォトレジストの表面にくっつくことがある。
国際公開第2009/114580号(Qiuら)は、(a)1種類以上のエポキシシラン化合物、(b)1種類以上のエポキシ官能パーフルオロポリエーテルアクリレートオリゴマー、及び(c)光酸発生剤を含む、フォトレジストからの持続的剥離力を向上させるために、低下した表面エネルギーを有するフォトツールに適用されるハードコート組成物について記載している。2011年10月19日に出願された出願者の同時係属出願である米国特許出願第61/549138号は、フォトツールの保護及び剥離性能を得るために、(a)エポキシシラン化合物、(b)反応性シリコーン添加剤、及び(c)光酸発生剤を含む、ハードコート組成物について記載している。
繰り返し使用するためにフォトレジストからフォトツールをより容易に剥離するための別の方法は、低表面エネルギーのフォトレジストを有することであり、これはフォトレジストに低表面エネルギーの添加剤を使用することで実現できる。
[要約]
前記のことを考慮して、化学線への曝露により硬化され得る、及び高粘度ソルダーマスクなどの粘着性材料が存在してもフォトツールから容易に剥離する、フォトレジスト組成物が必要であることが認められる。
本開示は、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含む低表面エネルギーのフォトレジスト組成物を提供し、シリコーンブロックを該コポリマーの35重量%以上の割合で含む。フォトレジスト組成物を配合するとき、フォトレジスト層上にフォトツールを添付し、フォトツールを有するフォトレジスト層を高輝度光に露光し、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含むフォトレジスト層からフォトツールを容易に取り外し、露光したフォトレジストを標準状態で、プリント回路板などの最終製品に現像することにより、組成物による回路の製造が可能となる。
[詳細な説明]
フォトレジスト組成物は、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含み、ポリエーテルブロックは、シロキサンポリマー鎖からの分枝であってもよく、又は一方若しくは両方の末端部に存在してもよい。コポリマーは、ASIL −BPE 、又はBPE −ASIL −BPE の一般構造を有し、式中、ASILはシリコーンブロックを表し、BPEはポリエーテルブロックを表し、a及びbはそれぞれのブロックの重量パーセント値である。添字「a」は、シリコーンブロックをそのコポリマーの少なくとも35重量%の割合で含むように選択され、一般的にはブロックコポリマーの35〜90重量%の割合の範囲内である。
シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマー添加剤中に35重量%未満のシリコーン部分を有するレジスト組成物は、フォトツールの剥離が不充分又は劣ることが分かっている。同じことが、ポリエーテルブロックを含まない純粋な反応性シリコーン(例えば、シラノール末端シリコーン)、90重量%以上のシリコーンブロックを有する反応性シリコーン(例えば、エポキシ末端シリコーン)の場合にも観察されている。好ましくは、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーは、200〜15,000、好ましくは500〜5000の平均分子量範囲(M)を有する。
光硬化性組成物は、100重量部のフォトレジスト成分に対して、0.1〜5重量部のシリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含む。
シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーは、以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、
各Rは、独立して、アルキル及びアリール基から選択され、
各Rは、独立して、アルキル、アリール及びポリエーテルブロックから選択され、
xは3〜100であり、
yは0〜20であるが、ただし、少なくとも1つのR基はポリエーテルブロックであることを条件とする。
式Iのコポリマーは、シリコーンブロック鎖の一方若しくは両方の末端で、又は鎖からの分枝で、あるいはその両方で、ポリエーテルブロックを有するブロックコポリマーを含むことは理解されるであろう。
シリコーンブロックからのポリエーテルブロックの分枝を有する実施形態では、コポリマーは以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、
各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
は、ポリエーテルブロックであり、
xは3〜100であり、
zは1〜20である。
シリコーンブロックの末端でポリエーテルブロックを有する実施形態では、コポリマーは以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、
各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
は、ポリエーテルブロックであり、
xは3〜100である。
式I、II、及びIIIに関して、ポリエーテルブロックは以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、
nは2〜4であり、
wは2〜50であり、
は、H、アルキル又はアリールであり、
Qは、−O−、−NR−、−C2mO−及び−CCH2m(OH)CX−から選択される2価結合基であり、式中、Rは、H、アルキル又はアリールであり、各mは独立して1〜4であり、Xは−O−、−S−又は−NR−である。
ポリエーテルブロックのアルキレン部分は、直鎖状又は分枝鎖状であってもよく、好ましくはポリエチレンオキシ(PEO)、ポリ(n−プロピレンオキシ)(PPO)、ポリ(i−プロピレンオキシ)、ポリ(n−ブチレンオキシ)(poly(n-butaleneoxy))、及び結合したポリエチレンオキシ/ポリプロピレンオキシ(PEO/PPO)を含む。このようなPEO/PPOブロックは、「w」の平均値が2〜3の非整数を有し得るということが理解されるであろう。
化合物は、本発明による種々の安定剤の混合物が得られる場合に、例えば、二重結合含有ポリエーテルのヒドロシリル化により、必要に応じて他の二重結合含有ポリエーテルとの混合物中において、シリコーン−ポリエーテルコポリマーの文献に記載されるように調製され得る。該当するSi−O−C結合構造の別の可能な調製方法は、文献から周知であるような塩化鉄(III)により触媒される、例えば、クロロトリメチルシランと環状ポリジメチルシロキサンとの平衡化である。得られたSi−Cl官能基化ポリジメチルシロキサンとヒドロキシル又はアミン含有ポリオキシアルキレンコポリマーとの塩基性条件下での後続反応と、それに続く形成アミン塩の濾過と、適切な場合には蒸留による使用溶媒の除去とにより、所望のブロックコポリマーが得られる。
式IVに関して、式のQ基の−C2mO−は、ヒドロシリル化反応から得られる。式のQ基の−O−及び−NR−は、ハロゲン化シリルとヒドロキシル又はアミン末端ポリ(アルキレンオキシド)化合物との縮合反応から得られる。式のQ基の−C2m(OH)CX−(式中、Xは−O−、−S−又は−NR−である)は、エポキシシランとヒドロキシル又はアミン末端ポリ(アルキレンオキシド)との反応から得られる。
米国特許第6,617,365号(Burkhartら)を参照することができ、参照により本明細書に援用される。米国特許第4,514,315号は、エチレン性不飽和アルキレンシランをポリアルキレンオキシドポリマーにグラフト化する方法を開示しており、ポリアルキレンオキシドポリマーにグラフト化されたシランモノマーの量は、全生成物の60重量パーセント以下であった。
市販のシリコーン−ポリエーテル材料としては、Gelest Inc.から入手可能な材料(CMS−222(商標)、CMS−832(商標)、DBP−C22(商標)、DBE−224(商標)、DBP−534(商標))、BYK Chemieから入手可能な材料(BYK−307(商標)及びBYK−333(商標))、Dow Corningから入手可能な材料(Dow Corning FF−400 Fluid(商標)、Dow Corning Q4−3667 Fluid(商標)、Dow Corning Q2−5097 Fluid(商標)、Dow Corning 2−8692 Fluid(商標)、Dow Corning 1248 Fluid(商標))、GE Siliconesから入手可能な材料(Silwet L−7550(商標)、Silwet L−7200(商標)、CoatOSil 3501(商標)、CoatOSil 3500(商標)、CoatOSil 3503(商標)、CoatOSil 7510(商標)、CoatOSil 7650(商標)、及びCoatOSil 3505(商標))が挙げられるが、これらの市販材料に限定されない。
フォトレジスト組成物は、半導体リソグラフィの技術分野において周知であり、参照により本明細書に援用される、DeForest,Photoresist Materials and Processes,McGraw−Hill Book Company,New York,Chapter 2,1975、及びMoreau,Semiconductor Lithography,Principles,Practices and Materials,Plenum Press,New York,Chapters 2 and 4,1988を含む多数の出版物において記載されている。
有用なフォトレジストはまた、放射線に暴露されると塩基性現像液に可溶性となるポリマーを含むポジ型フォトレジスト、及び放射線に暴露されると架橋して不溶性となるネガ型フォトレジストを包含することができる。様々な感光性ポリマーをフォトレジストに使用することができる。例としては、メチルメタクリレート、エチルアクリレート及びアクリル酸のコポリマー、スチレンと無水マレイン酸イソブチルエステルとのコポリマーなどが挙げられるが、これらに限定されない。フォトレジストの厚さは、典型的には約1μm〜約50μmである。次いで、フォトレジストをマスク又はフォトツールを介して紫外線などに露光して、レジストの露光部分を架橋させる。その後、フォトレジストの露光されていない部分を、所望のパターンが得られるまで適切な溶媒で現像する。ネガ型フォトレジストに関しては、露光された部分が架橋され、次いで、フォトレジストの露光されていない部分が適切な溶媒で現像される。リソグラフィプロセスでパターンの生成にフォトツールを使用する全てのフォトレジストは、フォトレジストからフォトツールを剥離する必要がある。
代表的なネガ型フォトレジストとしては、UVN 30(Rohm and Hass Electronic Materialsより入手可能)、並びにNR9−1000P及びNR9−3000PY(Futurrex,Franklin,N.J.より入手可能)のようなFUTURREXネガ型フォトレジストが挙げられる。
好適なポジティブワーキングフォトレジストは、典型的に、2つのコンポーネント、すなわち、感光性化合物及びフィルム形成ポリマーを含有する。感光性化合物は、放射線への曝露時に光化学的変質を受ける。放射線への曝露時に鎖の切断を受けるポリマーを用いる単一コンポーネント系が知られている。2コンポーネントフォトレジスト系において典型的に用いられる感光性化合物は、o−キノンジアジドスルホン酸、特にナフトキノンジアジドのスルホン酸エステルから形成されたエステルである。これらのエステルは、当該技術分野において周知であり、DeForest(上記を参照)の47〜55ページ、及びMoreau(上記を参照)の34〜52ページに記載されている。感光性化合物及びかかる化合物を製造するために使用される方法は、米国特許第3,046,110号、同第3,046,112号、同第3,046,119号、同第3,046,121号、同第3,106,465号、同第4,596,763号、及び同第4,588,670号において開示され、全て参照により本明細書に援用される。代表的なポジ型フォトレジストとしては、UV5フォトレジスト及びShipley 1813フォトレジスト(いずれもRohm and Hass Electronic Materials,Marlborough,Mass.より入手可能)が挙げられる。
ポジティブワーキングフォトレジスト、例えば、o−キノンジアジドと併せて最も頻繁に用いられるポリマーは、ノボラック樹脂として知られるアルカリ可溶性フェノールホルムアルデヒド樹脂である。かかるポリマーを含有するフォトレジスト組成物は、米国特許第4,377,631号及び同第4,404,272号に記載されている。米国特許第3,869,292号に開示されるとおり、感光性化合物と併せて利用されるポリマーの別のクラスは、ビニルフェノールのホモポリマー及びコポリマーである。本発明のプロセスは、ビニルフェノール含有フォトレジスト組成物などのポジティブワーキングフォトレジスト組成物の精製に特に有用である。
ネガティブワーキングレジスト組成物も、本発明に従って精製することができ、当該技術分野において周知である。かかるフォトレジスト組成物は、典型的に、放射線への曝露時にランダム架橋を受け、それによって溶解度差の領域を形成する。このようなレジストは、多くの場合、ポリマー及び光開始剤を含む。ネガティブワーキングフォトレジストの1つのクラスとしては、例えば、R.F.Kelly,Proc.Second Kodak Semin.Micro Miniaturization,Kodak Publication P−89,1966,p.31により開示されるように、ポリビニルシンナメートが挙げられる。他のネガティブワーキングフォトレジストは、米国特許第2,716,102号に開示されるポリビニルシンナメートアセテート、米国特許第2,940,853号に開示されるアジド環化ゴム、米国特許第3,149,975号に開示されるポリメチルメタクリレート/テトラアクリレート、米国特許第4,180,404号に開示されるポリイミド−メチルメタクリレート、及び米国特許第4,148,655号に開示されるポリビニルフェノールアジドを含む。
本発明の目的で、フォトレジストの別のクラスは、欧州特許出願第0 232 972号に開示されるポジティブ及びネガティブ酸硬化レジストである。これらのフォトレジストは、酸硬化ポリマー及びハロゲン化、有機、光酸生成化合物を含む。
特殊なフォトレジストは、プリント配線板の永久保護コーティングとして使用されるソルダーレジストである。良好な硬さ、接着力、及び長寿命に加えて、耐湿性、耐電気化学的泳動性、耐熱衝撃性、耐熱性、及び耐化学性の永久絶縁としてのソルダーレジストの必要条件から、組成物は、熱硬化性成分及び光硬化性成分の両方を通常含み、それに対応してフォトツールの剥離に最も粘着性であるフォトレジストの1つとしてもたらされる厳しい設定条件を要することがある。ソルダーレジストとしては、米国特許第4,888,269号(Satoら)、同第4,902,726号(Hayashiら)、同第5,009,982号(Kamayachiら)、同第5,055,378号(Miyamuraら)、同第5,061,744号(Ogitaniら)、同第5,753,722号(Itokawaら)、同第5,948,514号(Komoriら)、及び同第7,601,228号(Nishinaら)に開示されるものが挙げられ、それぞれ参照により本明細書に援用される。特に興味深いのは、米国特許第5,770,347号(Saitohら)、同第5,753,722号(Itokawaら)、及び同第5,948,514号(Komoriら)に開示される光硬化性及び熱硬化性組成物であり、照射後にフォトツールからきれいにかつ容易に取り外されるフォトレジストを製造するために、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが配合され得る。ソルダーレジストは、例えば、Taiyo Ink Mfg.Co.Lid.から市販されている。
必要に応じて、フォトレジスト組成物の光硬化性組成物は、特にソルダーマスクがより良好な接着力を有するより強靭なコーティングを提供するために、熱硬化性樹脂を更に含んでもよい。熱硬化性樹脂は、アミノ樹脂、シクロカーボネート化合物、ブロックイソシアネート、及びエポキシ樹脂の中から選択される1種類以上の部材を含み得る。
有用なアミノ樹脂としては、例えば、メチル化メラミン樹脂、例えば、Sanwa Chemicals Co.,Ltd.の商標名NIKALAC MW−30、NIKALAC MW−30M、NIKALAC MW−22、NIKALAC MW−22A、NIKALAC MS−11、及びNIKALAC MX−750で市販されている製品、並びにMitsui−Cytec LTD.の商標名Cymel 300、Cymel 301、及びCymel 350で市販されている製品;混合アルキル化メラミン樹脂、例えば、Sanwa Chemicals Co.,Ltd.の商標名NIKALAC MX−40及びNIKALAC MX−470で市販されている製品、並びにMitsui−Cytec LTD.の商標名Cymel 238、Cymel 235、及びCymel 232で市販されている製品;イミノ基型メラミン樹脂、例えば、Mitsui−Cytec LTD.の商標名Cymel 325、Cymel 327、及びCymel XV−514で市販されている製品;ベンゾグアナミン型アミノ樹脂、例えば、Sanwa Chemicals Co.,Ltd.の商標名NIKALAC BL−60及びNIKALAC BX−4000で市販されている製品;尿素型アミノ樹脂、例えば、Sanwa Chemicals Co.,Ltd.の商標名NIKALAC MX−121及びNIKALAC MX−201で市販されている製品;エチレン性不飽和結合を有するメラミン樹脂、例えば、Sanwa Chemicals Co.,Ltd.の商標名NIKALAC MX−302で市販されている製品、及びこれらのアミノ樹脂とN−メチロール(メタ)アクリルアミドとの反応生成物が挙げられる。これらのアミノ樹脂では、アミノ基(−NH)の活性水素原子のそれぞれに結合したホルムアルデヒドの平均量は、適切には65%以上、好ましくは80%以上である。この平均量が65%未満の場合、組成物の現像性は、所与のアミノ樹脂の自己縮合のために過度に低くなるであろう。アミノ基とホルムアルデヒドとの反応により形成されるメチロール基に生じる平均アルキル化度は、適正には70%以上、好ましくは90%以上である。この平均アルキル化度が70%未満の場合、硬化反応が進む傾向があり、乾燥工程中に熱カブリが生じる傾向があるため、塗膜の良好な現像性が得られないであろう。上記の必要条件を満たし、多数の架橋点を有し、より完全な特性を塗膜に付与するアミノ樹脂としては、例えば、NIKALAC MW−30、NIKALAC MW−30M、NIKALAC MW−22、NIKALAC MW−22A、NIKALAC MX−40、NIKALAC MX−301、Cymel 300、Cymel 301、及びメラミン樹脂とN−メチロール(メタ)アクリルアミドとの反応生成物が挙げられる。
エポキシ樹脂上で二酸化炭素ガスの反応により得られる化合物は、上記シクロカーボネート化合物の中に含まれる。上記エポキシ樹脂としては、周知のエポキシ化合物、例えば、ビスフェノールA型、水素化ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、ビスフェノールA系ノボラック型、ビフェノール型、及びビキシレノール型のグリシジルエーテル;トリグリシジルイソシアヌレート;並びにグリシジルアミン、例えば、N,N,N’,N’−テトラグリシジルメタキシレンジアミン及びN,N,N’,N’−テトラグリシジルビスアミノメチルシクロヘキサンが挙げられる。上記エポキシ樹脂の中でも、ビキシレノールジグリシジルエーテル及びトリグリシジルイソシアヌレートなどの粉末状エポキシ樹脂は、塗膜の現像性及び不粘着性指触の観点から望ましいことが分かっている。これらのエポキシ樹脂から生成されるシクロカーボネート化合物は、単独で、又は2つ以上の部材の混合物の形態のいずれかで使用され得る。
上記ブロックイソシアネートとしては、例えば、周知のジイソシアネート、例えば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、及びナフタレンジイソシアネートの、オキシムブロック化生成物(イソシアネート基がオキシムでブロックされた化合物)、カプロラクタムブロック化生成物、及びジメチルアミンブロック化生成物が挙げられる。これらのブロックイソシアネートは、単独で、又は2つ以上の部材の混合物の形態のいずれかで使用され得る。
上記の熱硬化性成分として使用されるエポキシ樹脂として、任意の周知のエポキシ樹脂、例えば、ビスフェノールA型、水素化ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、ビスフェノールS型、フェノールノボラック型、クレゾールノボラック型、ビスフェノールA系ノボラック型、ビフェノール型、及びビキシレノール型のエポキシ樹脂;脂環式エポキシ樹脂;ポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコールのグリシジルエーテル;並びにトリグリシジルイソシアヌレートを使用してもよい。エポキシ樹脂は、単独で、又は2つ以上の部材の混合物の形態のいずれかで使用され得る。上記のエポキシ樹脂の中でも、トリグリシジルイソシアヌレートなどの粉末状エポキシ樹脂は、塗膜の現像性の観点から望ましいことが分かっている。更に、その反応性、溶解性、及び乾燥した塗膜の寿命の観点から、S−トリアジン骨格の平面に対して1方向に配向された、3つのエポキシ基を有する高融点型のトリグリシジルイソシアヌレートは、トリグリシジルイソシアヌレートの種類の中でも特に好ましいことが分かっている。
組成物中に含有される熱硬化性成分の量は、100重量部のフォトレジストに基づいて、5〜40重量部、好ましくは10〜30重量部の範囲内であることが望ましい。100重量部の光硬化性樹脂に基づいて、熱硬化性成分の量が5重量部未満の場合、硬化した塗膜が示すことが期待される、基材への接着性、はんだ付け温度に対する耐性及び耐薬品性などの特徴的性質は、容易には得られないであろう。逆に、この量が40重量部を超える場合、高融点エポキシ樹脂以外の熱硬化性成分は、不粘着性塗膜を得るのが困難であるという欠点を有するであろう。
フォトレジスト組成物は、任意追加的に、水又は有機溶媒などの希釈剤を含んでもよい。有機溶媒の例としては、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール;酢酸エチル、乳酸エチル等のエステル;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;アセトン、メチルエチルケトン等のケトン;エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテルアゲテート、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート等のアルキレングリコールエーテル又はそのエステル;セロソルブ、カルビトール、酢酸セロソルブ、酢酸カルビトール及び芳香族炭化水素が挙げられる。上記有機溶媒の中でも、水溶性有機溶媒は、特に望ましいことが分かっている。使用される有機溶媒の量は、100重量部の上記フォトレジストに基づいて、50重量部以下、好ましくは30重量部以下であることが望ましい。通常、溶媒は、コーティング後に熱の適用により除去される。
本開示のフォトレジスト組成物は、任意追加的に、光重合性モノマーを更に包含してもよい。本明細書で使用可能な光重合性モノマーとしては、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレート等のヒドロキシル基含有アクリレート;アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等のアクリルアミド誘導体;ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート等の水溶性アクリレート;トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート等のアクリレート;並びに上記アクリレートに対応するメタクリレートが挙げられる。これらの光重合性モノマーは、単独で、又は2つ以上の部材の組み合わせの形態のいずれかで使用され得る。上記光重合性モノマーの中でも、親水基含有(メタ)アクリレートは、組成物の液体安定性の観点から特に望ましいことが分かっており、多官能性(メタ)アクリレートは、光硬化性の観点から特に望ましいことが分かっている。更に、水溶性樹脂である、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルホルマール樹脂、及びポリビニルアセタール樹脂などの高分子化合物は、保護コロイドとして使用され得る。保護コロイドの使用は、組成物の液体安定性を向上させるのに有効である。同様に、組成物の液体安定性を向上させるために、界面活性剤を使用してもよい。電気絶縁性、耐電食性、及び液体安定性の観点から、界面活性剤は、13以上のHLB(親水性−親油性バランス)値を有する非イオン型であることが望ましい。
任意追加的に、硫酸バリウム、タルク、シリカ、酸化アルミニウム及び水酸化アルミニウムなどの周知かつ汎用の無機充填剤は、硬化した塗膜の基材への接着性、硬さ、及びはんだ付け温度に対する耐性などの、本発明の組成物の特徴的性質を向上させるために使用され得る。使用される無機充填剤の量は、100重量部のフォトレジスト組成物に基づいて、100重量部以下、好ましくは5〜50重量部の範囲内であることが望ましい。更に、周知かつ汎用の添加剤、例えば、着色顔料、熱重合禁止剤、硬化触媒、増粘剤、消泡剤、レベリング剤及びカップリング剤は、必要に応じて使用され得る。
PI
組成物の重合又は硬化は、光開始剤の存在下で組成物を露光してエネルギーを与えることにより達成できる。これらの光開始剤は、100pbwのフォトレジスト成分(又はフォトレジスト+添加剤?)につき、約0.0001〜約3.0pbw、好ましくは約0.001〜約1.0pbw、より好ましくは約0.005〜約0.5pbwの濃度範囲で使用され得る。
有用な光開始剤は、モノマーをフリーラジカル的に光硬化させるのに有用であることが既知のものを包含する。代表的な光開始剤としては、α−メチルベンゾイン等のベンゾイン及びその誘導体;α−フェニルベンゾイン;α−アリルベンゾイン;α−ベンジルベンゾイン;ベンジルジメチルケタール(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「IRGACURE 651」)、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル等のベンゾインエーテル;2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−1−プロパノン(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「DAROCUR 1173」)、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「IRGACURE 184」)等のアセトフェノン及びその誘導体;2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−(4−モルホリニル)−1−プロパノン(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「IRGACURE 907」);2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−1−ブタノン(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「IRGACURE 369」)ならびにエチル−2,4,6−トリメチルベンゾイルフェニルホスフィネート(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「TPO−L」)、BASF,Florham Park,NJ.から入手可能なIrgacure 819(フェニルビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ホスフィンオキシド)等のホスフィンオキシド誘導体が挙げられる。
他の有用な光開始剤としては、例えば、ピバロインエチルエーテル、アニソインエチルエーテル、アントラキノン(例えば、アントラキノン、2−エチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、1,4−ジメチルアントラキノン、1−メトキシアントラキノン、又はベンズアントラキノン)、ハロメチルトリアジン、ベンゾフェノン及びその誘導体、ヨードニウム塩及びスルホニウム塩、ビス(η−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス[2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル]チタンなどのチタン錯体(例えば、BASF,Florham Park,NJからの「CGI 784DC」);ハロメチル−ニトロベンゼン(例えば、4−ブロモメチルニトロベンゼン)、モノ−及びビス−アシルホスフィン(例えば、「IRGACURE 1700」、「IRGACURE 1800」、「IRGACURE 1850」、及び「DAROCUR 4265」)が挙げられる。
光硬化性組成物に活性化UV又は可視放射を照射し、好ましくは250〜500ナノメートルの波長で成分を重合してもよい。紫外線源は、次の2種類から構成され得る:1)比較的低輝度の光源、例えば、280〜400ナノメートルの波長範囲にわたって概ね10mW/cm以下を供給するブラックライト(United States National Institute of Standards and Technologyにより承認された方法に従って、例えば、UVIMAP(商標) UM 365 L−S放射計(Electronic Instrumentation & Technology,Inc.,Sterling,VAにより製造されたもの)を使用して測定したとき)、並びに、2)比較的高輝度の光源、例えば、320〜390nmの波長範囲で概ね10〜5000mW/cmの輝度を供給する、中圧及び高圧水銀アークランプ、無電極水銀ランプ、発光ダイオード、水銀−キセノンランプ、レーザー、LED紫外線源など(United States National Institute of Standards and Technologyにより承認された方法に従って、例えば、PowerPuck(商標)放射線計(Electronic Instrumentation & Technology,Inc.,Sterling,VAにより製造されたもの)を使用して測定したとき)。
光硬化性組成物は、光硬化性組成物の選択的部分のみを硬化するために、フォトツールを使用して硬化されることが多い。フォトツールは、典型的に、対象の設計図又はデータに基づいて露光装置(例えば、フォトプロッター)用のデータを準備するために、コンピュータ支援設計(CAD)システムを用いて製造される。次いで、このデータを用いて、エマルション写真乾板上に設計されたパターン(例えば、回路パターン)を直接描画するが、乾板は、光学的に透明な基材(例えば、ガラス基材、ヒュームドシリカ若しくはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、又はポリメチルメタクリレート基材)上に感光性エマルション層のフィルム表面を形成することによって調製される。光学的に透明な基材は典型的には、ヘイズが低く(例えば、約5%未満、又は更には約2%未満)、実質的に透明である(すなわち、典型的には可視光及び紫外線の95%以上(好ましくは98%以上)を通過させることができる)。
次に、上部にパターンを有する写真乾板を現像、定着、水洗及び乾燥する。その後、欠陥がないか検査し、必要があれば修整することができる。感光性エマルション層は、典型的に、ハロゲン化銀乳剤又はジアゾエマルションを含む。したがって、フィルム表面は、比較的柔軟であり、容易に引っ掻き傷又は痕が付くため、その分、いずれの引っ掻き傷も防ぐように特別な注意が求められる。クロム金属吸収フィルムも使用することができる。
必要に応じて、フォトツールは、耐引っ掻き性及び耐摩耗性を向上させるための耐久性保護ハードコーティングに加えて、硬化及び未硬化部分の両方を含むフォトレジストからの剥離特性を更に向上させ、任意の起こり得る損傷を回避又は低減して汚染を減らすための剥離剤コーティングを更に含んでもよい。したがって、フォトツールは、エポキシシラン及び式Mのオリゴマーを含む、米国特許出願公開第2010/048751号(Qiu、参照により援用される)に記載されるものなどのコーティングを更に含んでもよく、式中、Mはフッ素化(メタ)アクリレートであり、Mはエポキシ(メタ)アクリレートを含み、Mはシラン(メタ)アクリレートを含む。あるいは、フォトツールは、エポキシシラン及び式Mのオリゴマーを含む、米国特許出願公開第2010/048757号(Qiu、参照により援用される)に記載されるものなどを含むことができ、式中、Mはフッ素化(メタ)アクリレートであり、Mはエポキシ(メタ)アクリレートを含み、Mは(メタ)アクリレートを含む。あるいは、フォトツールは、(a)エポキシシラン化合物、(b)反応性シリコーン添加剤、及び(c)光酸発生剤を含む、2011年10月19日に出願された出願者の同時係属米国特許出願第61/549138号(Qiu)に記載されるようなハードコートを含んでもよい。反応性シリコーン添加剤は、以下の一般構造の1つを有し、
Figure 2015513690

又は
X−SiR−(O−SiR)n−X
式中、
、R、及びRは、独立して、置換又は無置換のC〜Cアルキル基又は芳香族基であり、
Xは、−OH、−OR、−OC(O)R、−OSiY、−CHCH−L−SiY及びRCO−から選択される硬化性基であり、式中、RはC〜Cアルキル基、Lは2価結合基であり、Y、Y及びYは、独立して、C〜Cアルキル基及びORから選択され、少なくとも1つのYは、−OH、−OC(O)R、及び−ORから選択される硬化性基であり、nは少なくとも2であり、mは少なくとも1であるが、ただし、反応性シリコーン添加剤の重量平均分子量(M)が約4200以下であることを条件とする。
回路の作製
フォトレジストコーティング組成物は、選択したコーティング法に好適な粘度になるまで希釈剤と混合され、スプレーコーティング、カーテンコーティング、スクリーン印刷、又はロールコーティングなどの方法によって基材に塗布され得る。組成物の塗布層を乾燥させ、組成物中に含まれる希釈剤を蒸発させて、粘着性が下がった塗膜を得ることができる。スプレーコーティング法及びカーテンコーティング法は、コーティング法の中でも特に有利に使用され得る。望ましくは、熱硬化性成分を含む実施形態では、コーティングされた光硬化性組成物を熱にさらし、溶媒を蒸発させて、組成物を部分的に硬化させる。
フォトマスク又はフォトツールは、典型的には減圧積層法により、コーティングされた光硬化性組成物に添付され得る。コーティングされた光硬化性組成物は、内部に形成された規定パターンを有するフォトツールを介して、紫外線などの化学線に選択的に露光される。組成物を光硬化するために有利に使用される光源の例としては、例えば、低圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ、及びメタルハライドランプが挙げられる。塗膜露光用の化学線として、レーザービームを使用してもよい。それらに加えて、電子線、α線、β線、γ線、X線及び中性子線も同様に使用可能である。
露光後、フォトツールは、硬化及び未硬化フォトレジストの両方を含むパターン転写コーティングから、繰り返し使用するためにいずれの損傷もなく取り外され得る。本開示の光硬化性組成物を使用すると、フォトツールは、露光された光硬化性組成物の層から、更に最も硬いソルダーレジストから、きれいにかつ容易に取り外され得る。
選択的にパターン硬化されたコーティングを、好適な現像液で現像する。ネガ型レジスト組成物では、現像液は露光されていない領域を除去する。ポジ型レジスト組成物では、現像液は露光された領域を除去する。ソルダーマスクでは、現像されたコーティングを更なる加熱及び/又はUV露光工程に供し、コーティングを完全に硬化させてもよい。フォトレジスト組成物が熱硬化性樹脂を更に含む場合、続いてレジスト膜を、例えば、140〜180℃の範囲の温度に加熱することによって熱硬化し、熱硬化性成分を更に架橋する。
結果として、光硬化性組成物は、レジストに期待される、基材への接着性、硬さ、はんだ付け温度に対する耐性、耐薬品性、電気絶縁性及び耐電食性などの特性において優れており、露光後にフォトツールからきれいに取り外され得る光硬化性組成物を得ることができる。
材料
使用材料を表1に示す。
Figure 2015513690
試験方法
剥離力
Scotch 610セロハンテープ(3M Company,St.Paul,MN)の2.54cm幅のストリップを、2kgのゴムローラーを2回通過させてサンプルコーティングに積層した。Imas SP2000(IMASS Inc.,Accord,MA)を使用して、180°の角度及び2.3m/分の速度で5秒間テープを剥離した。剥離力を測定した。試験は、21℃及び50% RHで実施した。典型的には、異なる位置で3回測定を行い、平均値を報告した。
再接着力
剥離試験に使用されるテープストリップを剥離し、2kgのゴムローラーを2回通過させてきれいなステンレス鋼パネルに積層した。Imass SP2000を使用して、180°の角度及び30cm/分の速度で10秒間テープを剥離した。剥離力を測定した。試験は、21℃及び50% RHで実施した。典型的には、異なる位置で3回測定を行い、平均値を報告した。
接触角
前進、後退及び静的接触角を、Krus DSA100(Cruss GmbH,Hamburg,Germany)を使用して測定した。試薬等級のヘキサデカン及び脱イオン水を使用して、ビデオ式接触角システムアナライザ(VCA−2500XE,AST Products,Billerica,MA)で測定を行った。報告される値は、液滴の右側及び左側で測定された少なくとも3滴の測定値の平均である。液滴体積は、静的接触角の測定については5マイクロリットル、前進及び後退接触角の測定については1〜3マイクロリットルであった。
コントロール
AUS 303ソルダーマスク(対照−1)
「Taiyo PSR−4000 AUS303」Technical Data Sheet(著作権2005)に従って、インク組成物を調製した。簡潔に言うと、予め測定された容器内に、PSR−4000 AUS 303が70部、及びCA−40 AUS 303が30部の重量混合比で、PSR−4000 AUS 303を供給した。この混合物を、スパチュラを使用して10〜15分間手動で混合し、下塗りされたPET上に#30ワイヤーロッドを使用してコーティングした。コーティングされたPETを80℃で20分間乾燥させ、次に紫外線(「UV」)光硬化装置に連結されているコンベヤーベルト上に定置し、窒素下でFusion 500ワットHバルブを30フィート/分(914.4cm/分)で使用してUV硬化させた。
AUS 308ソルダーマスク(対照−2)
PSR−4000 AUS 308及びCA−40 AUS 308を使用して、同様に対照−2を調製した。
実施例1(E−1)
AUS 303ソルダーマスク中に1%(w/w)の割合でDMS−S21(添加剤)を、スパチュラを使用して10分間手動で混合し、下塗りされたPET上に#30ワイヤーロッドを使用してコーティングした。コーティングされたPETを80℃で20分間乾燥させ、窒素下でHバルブUVを照射した。
E−2〜E−22
表2に示す添加剤及び濃度を使用して、E−1と同様に追加の実施例を調製した。
比較例1(C−1〜C−5)
表3に示す添加剤を使用して、E−1と同様にC−1〜C−5を調製した。
結果
実施例の処方及び結果を表2に示す。比較例の処方及び結果を表3に示す。実施例の処方は、2つの異なるソルダーマスク上で試験された。
Figure 2015513690
Figure 2015513690

[a]テープがPETフィルムからコーティングを剥離した
21gのPSR−4000 AUS308、9gのCA−40 AUS308、及び10gのジグリムを混合することにより、実施例のソルダーマスクを調製した。これに0.5重量%のBYK−333を添加し、更に混合した。この処方を、下塗りされたPET上に#12ワイヤーロッドを使用してコーティングし、E−1と同様に硬化させた。測定した水接触角を表4に示す。
Figure 2015513690
表4は、シリコーン−PEG添加剤の添加によりソルダーマスクコーティングの表面エネルギーが低下することを実証している。
いくつかの代表的な実施例コーティングの耐久力は、コーティングされたPETフィルムの同じ位置で、610テープの3枚の未使用断片を使用して剥離試験を行うことにより評価された。表5に示すように、剥離値は上昇するが、3回目のテープストリップの剥離力は対照の剥離力を十分に下回っている。
Figure 2015513690
ソルダーマスクからの剥離
28gのPSR−4000 AUS308、12gのCA−40 AUS308、及び0.5重量%のBYK−333をE−1と同様に混合することにより、実施例の処方を調製した。BYKを含まない対照及びBYK処方を、下塗りされたPET上にコーティングし、E−1と同様に乾燥させた。冷却後、異なるPETフィルムを対照及び実施例フィルムに2kgのゴムを2回通過させて積層し、E−1と同様にUV(Hバルブ)で硬化させた。積層体を表6に示す。
Figure 2015513690
(対照及び実施例フィルムからの積層PETフィルムの)剥離しやすさを決定した。順番は(最も剥離しやすいものを先頭に示して)F>D>C>E>A>Bであることが分かった。要約すると、0.5% BYKを含有するソルダーマスクから、FX−2000がコーティングされたPETを剥離することが、最も容易であった。
本開示は、以下の実施形態を提供する。
1.
a)フォトレジスト成分と、
b)シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーであって、シリコーンブロックを前記コポリマーの35重量%以上の割合で含む、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーと、
c)光開始剤と、を含む、光硬化性組成物。
2.前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、式ASIL −BPE 、又は
PE −ASIL −BPE の直鎖状又は分枝鎖状コポリマーであり、式中、ASILはシリコーンブロックを表し、BPEはポリエーテルブロックを表し、a及びbはそれぞれのブロックの重量のパーセント値である、実施形態1に記載の光硬化性組成物。
3.シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーの平均分子量(M)が、200〜15,000である、実施形態1又は2に記載の光硬化性組成物。
4.100重量部のフォトレジスト成分に対して、0.1〜5重量部のシリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含む、実施形態1〜3のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
5.フォトレジスト成分が、ポジ型フォトレジストである、実施形態1〜4のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
6.フォトレジスト成分が、ネガ型フォトレジストである、実施形態1〜5のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
7.フォトレジスト成分が、ソルダーレジストである、実施形態1〜6のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
8.前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
各Rは、独立して、アルキル、アリール及びポリエーテルブロックから選択され、
xは3〜100であり、
yは0〜20であるが、ただし、少なくとも1つのR基はポリエーテルブロックであることを条件とする、実施形態1〜7のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
9.Rブロックが、直鎖状又は分枝鎖状のC〜Cポリエーテル基である、実施形態8に記載の光硬化性組成物。
10.前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
各Rは、ポリエーテルブロックであり、
xは3〜100であり、
zは1〜20である、実施形態1〜9のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
11.前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の(ASIL−(BPEブロック式で構成され、
Figure 2015513690

式中、各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
各Rは、ポリエーテルブロックであり、
xは3〜100である、実施形態1〜10のいずれかに記載の光硬化性組成物。
12.ポリエーテルブロックが、以下の式で構成され、
Figure 2015513690

式中、nは2〜4であり、
wは2〜50であり、
は、H、アルキル又はアリールであり、
Qは、−O−、−NR−、−C2mO−及び−CCH2m(OH)CX−から選択される2価結合基であり、式中、Rは、H、アルキル又はアリールであり、各mは独立して1〜4であり、Xは−O−、−S−又は−NR−である、実施形態1〜11のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
13.100重量部のフォトレジスト組成物に基づいて、5〜40重量部の熱硬化性樹脂を更に含む、実施形態1〜12のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
14.熱硬化性樹脂成分を更に含む、実施形態1〜13のいずれか1つに記載の光硬化性組成物。
15.
a)金属ベース基板と、
b)フォトツールと、
c)それらの間に配置される実施形態1〜14のいずれか1つに記載の光硬化性層と、を備える、多層物品。
16.光硬化性層が、熱及び/又は光の曝露によって部分的に硬化されている、実施形態15に記載の多層物品。
17.フォトツールの表面上に配置されるハードコートを更に含む、実施形態14に記載の多層物品。
18.100g/インチ(〜39g/cm)未満の剥離値を有する、実施形態1〜14のいずれかに記載の半硬化組成物。

Claims (18)

  1. a)フォトレジスト成分と、
    b)シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーであって、前記シリコーンブロックを、前記コポリマーの35重量%以上の割合で含む、シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーと、
    c)光開始剤と、を含む、光硬化性組成物。
  2. 前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、式ASIL −BPE 、又はBPE −ASIL −BPE の直鎖状又は分枝鎖状コポリマーであり、式中、ASILはシリコーンブロックを表し、BPEはポリエーテルブロックを表し、a及びbはそれぞれのブロックの重量のパーセント値である、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  3. 前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーの平均分子量(M)が、200〜15,000である、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  4. 100重量部の前記フォトレジスト成分に対して、0.1〜5重量部の前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーを含む、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  5. 前記フォトレジスト成分が、ポジ型フォトレジストである、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  6. 前記フォトレジスト成分が、ネガ型フォトレジストである、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  7. 前記フォトレジスト成分が、ソルダーレジストである、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  8. 前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の式で構成され、
    Figure 2015513690

    式中、
    各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
    各Rは、独立して、アルキル、アリール及びポリエーテルブロックから選択され、
    xは3〜100であり、
    yは0〜20であるが、ただし、少なくとも1つのR基はポリエーテルブロックであることを条件とする、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  9. 前記Rブロックが、直鎖状又は分枝鎖状のC〜Cポリエーテル基である、請求項8に記載の光硬化性組成物。
  10. 前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の式で構成され、
    Figure 2015513690

    式中、
    各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
    各Rは、ポリエーテルブロックであり、
    xは3〜100であり、
    zは1〜20である、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  11. 前記シリコーン−ポリエーテルブロックコポリマーが、以下の(ASIL−(BPEブロック式で構成され、
    Figure 2015513690

    式中、
    各Rは、独立して、アルキル及びアリールから選択され、
    各Rは、ポリエーテルブロックであり、
    xは3〜100である、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  12. 前記ポリエーテルブロックが、以下の式で構成され、
    Figure 2015513690

    式中、
    nは2〜4であり、
    wは2〜50であり、
    は、H、アルキル、又はアリールであり、
    Qは、−O−、−NR−、−C2mO−及び−CCH2m(OH)CX−から選択される2価結合基であり、式中、Rは、H、アルキル又はアリールであり、各mは独立して1〜4であり、Xは−O−、−S−、又は−NR−である、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  13. 100重量部の前記フォトレジスト組成物に基づいて、5〜40重量部の熱硬化性樹脂を更に含む、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  14. 熱硬化性樹脂成分を更に含む、請求項1に記載の光硬化性組成物。
  15. a)金属ベース基板と、
    b)フォトツールと、
    c)それらの間に配置される請求項1に記載の光硬化性層と、を備える、多層物品。
  16. 前記光硬化性層が、熱及び/又は光の曝露によって部分的に硬化されている、請求項15に記載の多層物品。
  17. 前記フォトツールの表面上に配置されるハードコートを更に含む、請求項15に記載の多層物品。
  18. 100g/インチ(〜39g/cm)未満の剥離値を有する、請求項1に記載の半硬化組成物。
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