JP2015504845A - 唇用美容シート - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースと、少なくとも1種の不揮発性油とを含む、唇用美容シートに関する。美容シートは、美容シートを唇の上及び任意選択で唇の周りに適用する工程による、少なくとも唇を処置するための美容方法において使用できる。微生物によって生成されたセルロースは可撓性が高いため、美容シートは、表面が平坦でない唇に好適に適合することができる。その上、不揮発性油が、長期持続性バリアを唇の上に形成して水分の蒸発を防ぐことができる。そのため、美容シートは、唇からの水分の蒸発を十分に抑制することができ、したがって、美容シートは、唇の上の乾燥及びしわの軽減により、唇に美容効果をもたらすことができる。

Description

本発明は、唇等のための美容シート、及び唇用美容シートを用いた美容方法に関する。
幾つかのタイプの唇処置製品がある。1つのタイプは、主に油又はワックス等の油性成分を含む、スティック、軟こう又はクリームの形態の美容製品である。このタイプの製品は、好ましくは唇を乾燥から防ぐために唇の上に適用される。しかし、この乾燥防止効果は、冬には十分でないことがあり、その効果は唇に限定される。
別のタイプは、美容効果をもたらすために幾つかの美容成分を包む、シート又はマスクの形態の美容製品である。このタイプの製品もまた、唇の上に適用され得る。唇用美容シート又はマスクの例は、特開2005-314427に開示されている。美容シート又はマスクの基材は、例えば、織布又は不織布の綿シート、ポリグルタミン酸ゲルシート、ヒドロゲルプラスターシート及びポリエチレンシートから作製されてもよい。
特開2005-314427
しかし、織布又は不織布の綿シートをベースとする美容シート又はマスクが唇の上に良好に付着することは難しく、したがって、それは、唇に、十分な美容効果をもたらすことができない。
ポリグルタミン酸ゲルシートもまた、付着力が限定的であり、美容効果をもたらすのに十分な時間にわたって唇の上に付着していることができない。
ヒドロゲルプラスターシートは、唇の上でのその適用の間に不快な感触があり、それは該シートが相当硬いためである。その上、ヒドロゲルプラスターシートが唇の上に良好に付着することは難しい。
ポリエチレンシートは、唇の上に付着することができる。ポリエチレンシートには、潤いがない、快適な感触がない、且つ呼吸を難しくさせる、という欠点がある。
したがって、本発明の一目的は、唇の乾燥及びしわの軽減効果等の美容効果をもたらすのに十分な時間にわたって唇の上に良好に付着していることができる唇用美容シートを提供することである。
本発明の別の目的は、相当量の美容成分を含み得る唇用美容シートを提供することである。
本発明の別の目的は、容易に又は簡便に使用でき且つ快適な使用感を付与できる、唇用美容シートを提供することである。
本発明の上記の目的は、少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースと、少なくとも1種の不揮発性油とを含む、唇用美容シートによって達成され得る。
セルロースはセルロースミクロフィブリルを含むことが好ましい。セルロースミクロフィブリルは、1〜500nm、好ましくは2〜300nm、より好ましくは10〜250nmの直径を有することができる。セルロースミクロフィブリルは、網目構造体を形成していてもよい。
本発明による唇用美容シートは、少なくとも1つの対称軸を有していてもよい。
本発明による唇用美容シートは、スリットを有していてもよい。スリットが対称軸上に存在することが好ましい。
本発明による唇用美容シートは、厚さが、0.01mmから5mm、好ましくは0.02mmから3mm、より好ましくは0.05mmから1mmであってもよい。
本発明による唇用美容シート中の不揮発性油は、不揮発性無極性油から選択されてもよく、好ましくは不揮発性無極性炭化水素系油から選択されてもよい。
本発明による唇用美容シートは、少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを含む少なくとも1つの基材層と、少なくとも1種の不揮発性油を含む少なくとも1つの追加の層とを含み得る。
本発明はまた、少なくとも唇を処置するための美容方法であって、
唇の上に及び任意選択で唇の周りに、少なくとも1枚の、本発明による唇用美容シートを適用する工程を含む、方法に関する。
本発明による上記の美容方法は、美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する前に、少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程を更に含んでもよい。
本発明はまた、少なくとも唇を処置するための美容方法であって、
唇の上に及び任意選択で唇の周りに少なくとも1種の不揮発性油を適用する工程と、
唇に上に及び任意選択で唇の周りに少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを含む少なくとも1枚の美容シートを適用する工程と
を含む、方法に関する。
本発明による上記の美容方法は、美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する前に、少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程を更に含んでもよい。
本発明による美容方法は、本発明による唇用美容シートを、唇の上に及び任意選択で唇の周りに、10秒から20分間、好ましくは30秒から10分間、より好ましくは1分から5分間放置する工程を更に含んでもよい。
本発明はまた、
少なくとも1枚の、本発明による唇用美容シート、又は少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを少なくとも1種の不揮発性油と共に含む少なくとも1枚の美容シートと、
少なくとも1種の美容製品と
を含有するキットに関する。
本発明はまた、少なくとも1枚の、本発明による唇用美容シートを含有するパッケージに関し得る。
本発明による美容シートの好ましい例の正面図である。
鋭意検討した結果、発明者らは、微生物によって生成されたセルロースを1種又は複数の不揮発性油と組み合わせて美容シートの材料として使用することにより、十分な時間にわたって唇の上に良好に付着することができ、且つ唇の乾燥及びしわの軽減効果等の優れた美容効果をもたらすことができる唇用美容シートを提供することが可能であることを発見した。
微生物によって生成されたセルロースは、水と組み合わされる場合には特に、可撓性が高いため、本発明による美容シートは、表面が複雑で平坦でない唇に好適に適合することができる。
その上、微生物によって生成されたセルロースは、相当強力である。例えば、該セルロースは、ポリグルタミン酸等の他の天然のポリマーと比べて、引っ張り強度が高い。したがって、本発明による美容シートは、例えば話すときに唇が動いても、破れることなく唇の上に付着したままであることができる。
その上、不揮発性油が、長期持続性バリアを唇に形成して唇からの水分の蒸発を防ぐことができる。
そのため、本発明による美容シートは、唇からの水分の蒸発を十分に抑制することができ、したがって、該シートは、唇の上の乾燥及びしわを軽減することにより、唇に美容効果をもたらすことができる。
微生物によって生成されたセルロースが不揮発性油及び任意選択の他の美容成分を含有することもあるため、本発明による美容シートは、不揮発性油及び任意選択による美容成分のタイプに応じて、所望の美容効果をもたらすこともある。
微生物によって生成されたセルロースと少なくとも1種の不揮発性油とを含む本発明による美容シートは、容易に簡便に使用され得、快適な使用感を付与することができる。
更に、本発明による美容シートが唇用としてだけではなく唇の周りの皮膚にも使用され得るため、本発明による美容シートはまた、しわを改善することもでき、詳細には、微細な線だけでなく、鼻唇のひだ等の深い線も改善することができ、且つ唇の周りの皮膚の乾燥を改善することもできる。
したがって、本発明による美容シートは、該シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に、短時間にわたり、例えば10秒から20分間、好ましくは30秒から10分間、より好ましくは1分から5分間適用しただけで、美容シート使用者の顔の印象を向上させることができる。
(バイオセルロース)
本発明による美容シートは、少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを含む。微生物によって生成されたセルロースは、「バイオセルロース」と称されてもよい。単一のタイプのバイオセルロースを本発明のために使用してもよい。他方、2つ以上のタイプのバイオセルロースを一緒に本発明のために使用してもよい。
微生物(microorganism)として、任意の微生物(microbe)が、それがバイオセルロースを生成できる限り、使用され得る。単一のタイプの微生物を使用してもよく、又は2つ以上のタイプの微生物を一緒に使用してもよい。
Acetobacter属、Agrobacterium属、Rhizobium属、Sarcina属、Pseudomonas属、Achromobacter属、Alcaligenes属、Aerobacter属、Azotobacter属、Gluconacetobacter属、Xanthomonas属、Bacillus属等の少なくとも1種の微生物株を使用することが好ましい。Acetobacter属の中のAcetobacter Xylinum、Gluconacetobacter属の中のGluconacetobacter xylinus又はHansenii、Xanthomonas属の中のXanthomonas camperastris、及びBacillus属の中のBacillus var Nattoが、より好ましい。Acetobacter属の中のAcetobacter Xylinumが、最も好ましい。
バイオセルロースは、上に列挙したもの等の、バイオセルロースを生成できる少なくとも1種の微生物を培養することにより生成され得る。
微生物を培養する方法は限定されない。例えば、静置培養法又は撹拌培養法が採用されてもよい。静置培養法では、バイオセルロースを生成できる微生物を培地の上に播種し、例えば10〜40℃、好ましくは25〜40℃の温度で、例えば1〜60日、好ましくは5〜14日の期間、インキュベートすることになる。そのため、微生物によって生成されたセルロースは、培地の表面に堆積してセルロース膜を形成することになる。セルロース膜の厚さは、微生物の培養が進むにつれて増すことになる。そのため、セルロース膜はシートの形態であることができる。静置培養法を採用することが好ましく、それはセルロース膜又はシートの回収が容易なためである。
微生物を培養する条件は限定されない。例えば、培地がバイオセルロースを生成できる微生物を増加させることができる限り、任意のタイプの培地が使用され得る。培地は、炭素、窒素等の源、及び無機塩、アミノ酸、ビタミン等を含むのが典型的である。穀物(例えばコメ及び麦)、野菜(例えばキャベツ及びタマネギ)、及び果実(例えばオレンジ及びパイナップル)等の植物からの成分を含む培地を使用することが好ましい。これは、得られるバイオセルロースが臭いが比較的少なく、培地を安全に扱い得ためである。培地のpHは、微生物のタイプに応じて調整され得る。培地のpHが2から9であることが可能である。しかし、培地のpHが2.5から7、より好ましくは3から5であることが好ましく、それは培地中の腐生細菌の増殖が抑制され得るからである。
バイオセルロースは、セルロースミクロフィブリルを含む。セルロースミクロフィブリルは、直径が、1〜500nm、好ましくは2〜300nm、より好ましくは 10〜250nmである。セルロースミクロフィブリルは、網目構造体を形成することができ、そこでミクロフィブリルは互いに絡み合う。バイオセルロースの強度の観点から、網目構造体が高密度であることが好ましい。
織布の又は不織布の綿シート又は更に紙シートのセルロース繊維は、直径が10〜100μm等のミクロンのオーダーである。他方、セルロースミクロフィブリルは、きわめて微細であり、直径が2〜100nm等のナノのオーダーである。したがって、肉眼で見たバイオセルロースの外見は、織布の又は不織布の綿シート又は紙シートの外見とは似ていない。むしろ、バイオセルロースは、寒天又はゼラチンのように見える。したがって、食品の分野では、バイオセルロースは「ナタデココ」の材料として周知である。
培地から得たばかりのバイオセルロースを水で洗浄することが好ましい。これは、バイオセルロースが、培地中の成分を又は培地中に微生物由来の有機酸を包んでいることがあるためである。とりわけAcetobacter属から得られるバイオセルロースは、酢酸を含む可能性がある。したがって、バイオセルロースを、水酸化ナトリウム水性溶液等のアルカリで処理することが可能である。しかし、安全の理由から、バイオセルロースを、水のpHが中性の範囲になるまで、水で洗浄することが好ましい。
本発明によれば、上記のようにして得たバイオセルロースは、本発明による美容シート用の材料として使用されることになる。
バイオセルロースは、水を含有することができる。したがって、本発明による美容シートは、好ましくは水を含有することができる。水を含む本発明による美容シートは、一層良好な保湿効果又は水和効果を有することができる。
その上、バイオセルロースは、独特な手触り、例えば冷たくて湿った感触を有する。そのため、本発明による美容シートは、バイオセルロースに基づく独特な手触りに基づく快適な使用感を付与することができる。
バイオセルロースは、典型的に半透明又は不透明であり、一般に青白い色を有する。例えば唇の又は唇の周りの皮膚の望ましくない着色を避けるために、バイオセルロースが人工的な色がほとんどないか全くないことが好ましい。言い換えれば、バイオセルロースが追加の着色剤をごく少量しか含まないこと、より好ましくは着色剤をまったく含まないことが好ましい。
(不揮発性油)
本発明による美容シートは、少なくとも1種の不揮発性油を含む。単一のタイプの不揮発性油を本発明のために使用してもよい。他方、2つ以上のタイプの不揮発性油を一緒に本発明のために使用してもよい。
本発明の解釈上、用語「不揮発性油」は、室温及び大気圧で、少なくとも数時間、皮膚上に残存し、且つ特に蒸気圧が0.13Pa(0.01mmHg)未満である油を意味する。特定の一実施形態によれば、不揮発性油は、蒸発速度が0.002mg/cm2/分未満である油から選択される。
不揮発性油の形態は限定されない。不揮発性油は、固体、半固体又はペースト、又は液体の形態であり得る。
用語「固体」は、本明細書では、サンプル中へのプローブの貫通の間にテクスチュロメータ法により測定される最大力の測定値が、少なくとも0.25ニュートンに等しく、特定すると少なくとも0.30ニュートンに等しく、特に0.35に等しい測定値であるべきであることを意味し、この測定値は、以下のような特定の測定条件下での評価である。
サンプル配合物を、熱いうちに、直径が4cmで深さが3cmのジャーの中へ投入する。冷却を室温で実施する。調製した配合物の硬さを、24時間待った後に測定する。サンプルを含有しているジャーを、Rheo社により販売されているTA-XT2機等のテクスチュロメータを使用するテクスチュロメータ法により特徴付け、それは以下のプロトコルに従って行う:直径5mmのステンレススチールボールのタイプのプローブを、速度1mm/秒でサンプルと接触させる。該測定システムにより、検出の閾値が0.005ニュートンに等しいサンプルについて界面を検出する。プローブを、該サンプル0.3mm中へ、速度0.1mm/秒で貫通させる。測定機により、貫通相の間、経時的な圧縮において測定した力の変化を記録する。サンプルの硬さは、少なくとも3回の測定での、貫通の間に検出された力の最大値の平均に相当する。
不揮発性油は、ワックスの形態であってもよく、ワックスは固体、半固体又はペーストであり得る。
本特許出願においては、「ワックス」の範囲は、化粧品及び皮膚科学において一般に使用されるものを包含する。それらは、エステル又はヒドロキシル官能基を任意選択で含む、炭化水素系ワックス、シリコーンワックス及び/又はフルオロワックスであってもよい。例えば、鉱物性ワックス;動物起源のワックス;植物起源のワックス;25℃で固体又は半固体又はペーストである硬化油;25℃で固体又は半固体又はペーストである脂肪エステル及びグリセリド;合成ワックス及びシリコーンワックス;並びにそれらの混合物を使用することが可能である。
本発明で使用できるワックスの例として具体的に挙げることができるのは、微結晶性ワックス;25℃で固体又は半固体であるワセリン、パラフィンワックス;亜炭ワックス;セレシン;オゾケライト;モンタンワックス;蜜ろう;ラノリン及びその誘導体;キャンデリアワックス、ouricuryワックス、carnaubaワックス及びJapanワックス;ココアバター;20℃でペースト形態のパーム油;コルク繊維ワックス又はサトウキビワックス;25℃で固体である硬化油;25℃で固体である脂肪酸エステル及びグリセリド;ポリエチレンワックス及びFischer-Tropsch合成により得たワックス;シリコーンワックス、並びにそれらの混合物である。
本発明の好ましい一実施形態によれば、carnaubaワックス、蜜ろう、20℃でペースト形態のパーム油、溶融開始点が65℃超であるポリエチレンワックス、及び溶融開始点が65℃超である微結晶性ワックス、並びにそれらの混合物から選択される少なくとも1種のワックスを使用し得る。
不揮発性油は、液体の形態であってもよい。
用語「液体」は、それが室温(25℃)で流体であること、且つその自重で流れることができることを意味する。
液体の不揮発性油は、液体の炭化水素系油、液体のシリコーンオイル、又はそれらの混合物から選択されてもよい。用語「液体の炭化水素系油」は、本明細書では、主に水素原子及び炭素原子を含有し、おそらく酸素原子、窒素原子、硫黄原子及び/又はリン原子を含有する液体の油を意味する。そのため、液体のエステル油は、本明細書において、炭化水素系油の範囲内に包含される。
特に挙げることができる不揮発性液体炭化水素系油は、
動物起源の炭化水素系油、例えばペルヒドロスクアレン又はスクアラン;植物起源の炭化水素系油、例えば、グリセロールの脂肪酸エステルから構成されるトリグリセリド(これらの脂肪酸は、鎖長の範囲がC4からC24であってもよく、これらの鎖は、おそらく直鎖若しくは分枝状であり、飽和若しくは不飽和である);これらの油は、特に、ヘプタン酸又はオクタン酸トリグリセリドであり、又はそうでなければコムギ胚芽油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ゴマ種子油、トウモロコシ油、アプリコット油、ひまし油、シア油、アボカド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンドオイル、パーム油、ナタネ油、綿実油、ヘーゼルナッツオイル、マカダミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ケシの実油、カボチャ油、マロー油、ブラックカラント油、イブニングプリムローズ油、キビ油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、ベニバナ油、ククイ油、パッションフラワー油、若しくはジャコウバラ油、シアバター、又はカプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社により販売されているもの、若しくはDynamit Nobel社により名称Miglyol 810(登録商標)、812及び818(登録商標)で販売されているもの;
10〜40個の炭素原子を有する合成エーテル、例えばジイソセチルエーテル;
鉱物起源又は合成起源の直鎖又は分枝状の炭化水素、例えば鉱油(例えば25℃で液体であるワセリン)、ポリデセン、Parleam(登録商標)等の水素化ポリイソブテン、スクアラン及び液体パラフィン、並びにそれらの混合物;
合成エステル、例えば、式R1COOR2(式中、R1は、1〜40個の炭素原子を有する直鎖又は分枝状の脂肪酸残基を表し、R2は、炭化水素系の鎖を表し、この鎖は、詳細には分枝状であり、1〜40個の炭素原子を有し、但しR1+R2≧10の条件においてである)の油、例えば、Purcellin油(オクタン酸セトステアリル)、C12〜C15安息香酸アルキル、ラウリン酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、ラウリン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-オクチルデシル、ミリスチン酸2-オクチル-ドデシル、及びアルコールの若しくはポリアルコールの、ヘプタン酸エステル、オクタン酸エステル、デカン酸エステル又はリシノール酸エステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール;ヒドロキシル化エステル、例えば、乳酸イソステアリル、リンゴ酸ジイソステアリル又は乳酸2-オクチル-ドデシル、ポリオールエステル及びペンタエリトリトールエステル;
12〜26個の炭素原子を有する、分枝状及び/又は不飽和の炭素系の鎖を有する、室温で液体である脂肪アルコール、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール及び2-ウンデシルペンタデカノール;
高級脂肪酸、例えば、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸;
並びにそれらの混合物である。
更に挙げることができるのは、部分的にフッ素化された液体の炭化水素系油、又はペルフルオロ化油、具体的にはペルフルオロポリエーテル及びパーフルオロアルカンである。
不揮発性液体シリコーン油として挙げることができるのは、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、ペンダントである及び/又はシリコーン鎖の末端にあるアルキル基又はアルコキシ基(これらの基は、それぞれ2〜24個の炭素原子を有する)を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン及びジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、並びにそれらの混合物である。
不揮発性極性油よりも、不揮発性無極性油を使用することが好ましい。これは、不揮発性無極性油が、唇及び任意選択で唇の周りの皮膚からの水分の蒸発を適当に防ぎ、それらが極性油よりも刺激性が低いからである。不揮発性無極性シリコーンワックス及び/又は不揮発性無極性液体シリコーン油よりも、不揮発性無極性炭化水素系ワックス及び/又は不揮発性無極性液体炭化水素系油等の不揮発性無極性炭化水素系油を使用するほうが、好ましい。
(美容シート)
本発明による美容シートは、好ましくは美容シートの基材層用の材料として、バイオセルロースを含む。
用語「基材層」は、本明細書では、美容シートの支持体を意味し、基材層は、美容シート自体であることができ、又はその上に1つ又は複数の追加の層を有し得ることが留意されるべきである。該基材の固体内容物の80質量%、好ましくは90質量%、より好ましくは100質量%がバイオセルロース由来であることが可能である。
本発明による美容シートの形状は限定されない。しかし、本発明による美容シートは唇を美容処置するのに使用されるため、本発明による美容シートの形状は、それが唇を、好ましくは唇だけでなく唇の周りの皮膚も覆うことができるものであることが好ましい。唇はヒトの体の中央縦軸において対称的であるので、本発明による美容シートの形状が楕円形等のC2v対称を有することが好ましい。
図1は、本発明による美容シートの好ましい例の正面図である。
図1で示している美容シート(1)は、少なくとも唇を覆うために、平坦な楕円形である。したがって、美容シート(1)は複数の対称軸を有する。図1は、2本の対称軸、即ち長軸(A)及び短軸(B)を示す。そのため、美容シート(1)は、必要に応じて、長軸(A)及び/又は短軸(B)の線で折り畳むことができる。
本発明による美容シートが、美容シートの使用者が該使用者の口を経て呼吸できるように、少なくとも1つのスリット、好ましくは1つのスリットを有することが好ましい。そのため、図1で示している美容シート(1)は、スリット(2)を有する。図1で示している美容シート(1)においてスリット(2)は長軸(A)上にあるため、スリット(2)は、必然的に美容シート(1)の対称軸の1つの上に存在する。スリット(2)の中心が美容シート(1)の中心と合っていることが好ましい。
スリット(2)の長さは多様であってもよい。例えば、スリット(2)の長さは、例えば10〜130mm、好ましくは20〜120mm、より好ましくは30〜110mmであることができる。スリット(2)の幅もまた多様であってもよい。スリット(2)の幅は、例えば、0.01〜10mm、好ましくは0.1〜5mm、より好ましくは1〜3mmであることができる。
美容シート(1)の長さ及び幅は多様であってもよい。長軸(A)に沿う美容シート(1)の長さは、例えば、40mmから180mm、好ましくは50mmから170mm、より好ましくは60mmから160mmであることができる。短軸(B)に沿う美容シート(1)の幅は、例えば、30mmから120mm、好ましくは40mmから110mm、より好ましくは50mmから100mmであることができる。
美容シート(1)の厚さもまた多様であってもよい。美容シート(1)の厚さは、例えば、0.01mmから5mm、好ましくは0.02mmから3.0mm、より好ましくは0.05mmから1.0mmであることができる。
図1にそれ自体が示されている美容シート(1)は、バイオセルロース及び水を含む基材によって形成され得る。
美容シート(1)はバイオセルロースを含む基材で作製されるため、該シートは、唇が平坦でないにもかかわらず、十分な時間にわたって唇に付着できるのに十分な付着力を有する。基材は更に水も含むため、美容シート(1)の付着力は更に高まり得る。
美容シート(1)は、唇からの水分の蒸発を防ぐことができ、したがって、該シートは、唇の上の乾燥及びしわを軽減させることにより、唇に美容効果をもたらすことができる。美容シート(1)は水を含むため、上記の美容効果は、水の保湿効果又は水和効果に起因して更に高まり得る。
その上、美容シート(1)は、唇だけでなく唇の周りの皮膚も覆う十分なサイズを有する。そのため、該シートは、唇に、保湿効果又は水和効果等の美容効果をもたらすのに十分な時間にわたって唇の上だけではなく唇の周りの皮膚にも良好に付着することができ、該シートはまた、唇の周りの皮膚上の乾燥及びしわ、詳細には微細な線だけでなく、唇の周りの皮膚上の鼻唇のひだ等の深い線も軽減させることができる。
本発明による美容シートは、任意の方法で、少なくとも1種の不揮発性油を含む。
不揮発性油は、美容シート中に、具体的にはその中のバイオセルロース中に含浸させることが可能である。
本発明による美容シートは、不揮発性油以外に、少なくとも1種の美容成分を含むことができる。水は、美容成分の範囲内に包含され得る。これは、上で説明したように、水は、唇の上の及び唇の周りの皮膚の乾燥及びしわを改善する美容効果をもたらすことができるためである。しかし、典型的には、上記の任意選択の美容成分は、水以外の、美容効果を有する活性剤である。
任意選択の美容成分を本発明による美容シート中に含浸させることが可能であり、本発明による美容シートは、不揮発性油と任意選択の美容成分との両方をその中に含むことが可能であろう。
美容成分は、水溶性でも脂溶性でもよい。
任意選択の水溶性美容成分は、以下の化合物から選択されてもよい:アスコルビン酸及び生理的に適合性のあるその塩、酵素、抗生物質、引き締め剤、α-ヒドロキシ酸及びそれらの塩、水酸化ポリ酸、スクロース及びそれらの誘導体、尿素、アミノ酸、オリゴペプチド、水溶性の植物抽出物及び酵母抽出物、タンパク質加水分解物、ヒアルロン酸、ムコ多糖、ビタミンB2、B6、H、PP、パンテノール、葉酸、アセチルサリチル酸、アラントイン、グリチルレチン酸、コウジ酸、及びハイドロキノン。
任意選択の脂溶性美容成分は、以下の化合物から選択されてもよい:d-α-トコフェロール、dl-α-トコフェロール、l-α-トコフェロール、dl-α-酢酸トコフェロール、パルミチン酸アスコルビル、ビタミンF及びビタミンFのグリセリド、ビタミンD、ビタミンD2、ビタミンD3、レチノール、レチノールエステル、パルミチン酸レチノール、プロピオン酸レチノール、β-カロテン、d-パンテノール、ファルネソール、並びに酢酸ファルネシル;必須脂肪酸に富むホホバ油及びクロフサスグリ油;角質溶解剤、例えばサリチル酸、その塩及びエステル、n-オクタノイル-5サリチル酸及びそのエステル、α-ヒドロキシ酸アルキルエステル、例えばクエン酸、乳酸、グリコール酸、アジアチン酸、マデカシン酸、アジアチコシド、ツボクサの完全抽出物、β-グリチルレチン酸、α-ビサボロール、並びにセラミド、例えば2-オレオイルアミノ-1,3オクタデカン;フィタントリオール、ミルクスフィンゴミエリン、ポリ不飽和必須脂肪酸に富む海洋由来のリン脂質、及びエトキシキン;ローズマリー抽出物、メリッサ抽出物、ケルセチン、乾燥微細藻類の抽出物、並びにステロイド系抗炎症剤。
こうした任意選択の脂溶性美容成分が、上で説明した不揮発性油の中に組み入れられてもよい。
他方、こうした任意選択の脂溶性美容成分が、少なくとも1種の揮発性油の中に組み入れられてもよい。
本発明の目的では、用語「揮発性油」は、室温及び大気圧において、皮膚との接触時に蒸発することが可能である任意の油を意味する。揮発性油は、好ましくは、室温で液体であり、室温及び大気圧で0ではない蒸気圧を有し、詳細には0.13〜40000Pa(0.001〜300mmHg)を範囲とし、好ましくは1.3〜1300Pa(0.01〜100mmHg)を範囲とする蒸気圧を有する揮発性の美容油である。詳細には、揮発性油は、蒸発速度が、0.002mg/cm2/分以上である油から選択される。
揮発性油は、遅い揮発性油を含んでもよい。
本発明の目的では、用語「遅い揮発性油」は、上に定義した揮発性油から選択される、蒸発速度が0.002から0.05mg/cm2/分の間である油を意味する。
具体的には、遅い揮発性油は、イソヘキサデカン、シクロヘキサシロキサン、ジエチルドデカン(例えばCognis社からのCetiol DD)及びヘキシルトリメチコン、並びにそれらの混合物から選択されてもよい。
揮発性油は、速い揮発性油を含んでもよい。
本発明の目的では、用語「速い揮発性油」は、上に定義した揮発性油から選択される、蒸発速度が、0.05mg/cm2/分以上、特定すると0.05〜200mg/cm2/分を範囲とし、特に0.054mg/cm2/分以上、特定すると0.054〜100mg/cm2/分を範囲とし、優先的には0.054〜30mg/cm2/分を範囲とする油を意味する。
速い揮発性油は、炭化水素系揮発性油、シリコーン揮発性油及びフルオロ揮発性油、並びにそれらの混合物から選択されてもよい。
用語「炭化水素系油」は、本明細書では、主として水素原子及び炭素原子を含み、おそらく酸素原子、窒素原子、硫黄原子及び/又はリン原子を有する油を意味する。
揮発性炭化水素系油は、8〜16個の炭素原子を有する炭化水素系油、特に分枝状C8〜C16アルカン、例えば、石油由来のC8〜C16イソアルカン(イソパラフィンとしても知られる)、例えば、イソドデカン(2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとしても知られる)、イソデカン、並びに、例えば商標Isopar(登録商標)又はPermethyl(登録商標)で販売されている油から選択されてもよい。
更に使用できる揮発性油には、揮発性シリコーン、例えば揮発性の直鎖又は環式シリコーン油、詳細には粘度≦5センチストーク(5×10-6m2/s)であり、具体的には2〜10個のケイ素原子、好ましくは2〜7個のケイ素原子を有するものが挙げられ、これらのシリコーンは、1〜10個の炭素原子を有するアルキル基又はアルコキシ基を任意選択で含む。本発明で使用できる揮発性シリコーン油として特に挙げることができるのは、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン及びドデカメチルペンタシロキサン、並びにそれらの混合物である。
揮発性フルオロ油は、一般に、引火点をもたない。
挙げることができる揮発性フルオロ油には、ノナフルオロエトキシブタン、ノナフルオロメトキシブタン、デカフルオロペンタン、テトラデカフルオロヘキサン及びドデカフルオロペンタン、並びにそれらの混合物がある。
本発明による美容シートは、一般に化粧品中に使用される追加の美容活性成分を更に含んでもよい。使用されることになる美容活性成分の中で挙げることができるのは、抗酸化クレンジング剤、フリーラジカル捕捉剤、保湿剤、脱色素剤、脂肪調節剤、抗アクネ剤、抗フケ剤、抗老化剤、柔軟剤、抗しわ剤、角質溶解剤、抗炎症剤、フレッシュナー、ヒーリング剤、血管保護剤、抗菌剤、抗真菌剤、制汗剤、デオドラント、皮膚コンディショナー、麻酔剤、免疫調節剤、栄養剤、及び皮脂吸収剤(例えばオルガゾル)又は水分吸収剤である。
上で説明したとおり、本発明による唇用美容シートは、バイオセルロース及び好ましくは水を含む基材層から構成されていてもよく、又は基材層と、その上にある1つ又は複数の追加の層とを含んでいてもよい。
本発明による唇用美容シートがバイオセルロース及び好ましくは水を含む基材層から構成される場合、該基材層は不揮発性油を含有しており、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を含有していてもよい。
他方、本発明による唇用美容シートがバイオセルロース及び好ましくは水を含む基材層に加えて少なくとも1つの追加の層を含む場合、該追加の層及び/又は該基材層は不揮発性油を含有しており、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を含有してもよい。
追加の層の材料に制限はなく、したがって、任意の材料が、追加の層を作製するために使用され得る。2種以上の異なる材料を使用してもよい。
追加の層の材料は、綿の、パルプの、竹の及び紙のセルロース繊維等の天然繊維、ビスコースレーヨン繊維等の半天然繊維、並びにポリエステル繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレン繊維及びポリプロピレン繊維等の合成繊維で作製された織布又は不織布であってもよい。上記の繊維から選択される2種以上を、組み合わせて使用してもよい。
代替として、追加の層の材料は、ポリエチレン及びポリビニルアルコール等の合成ポリマー、アルギン酸塩等の半合成ポリマー、多糖類(例えばカラギーナン及びキサンタンガム)、ムコ多糖類(例えばヒアルロン酸及びヒアルロン酸ナトリウム)、ポリペプチド(例えばγ-ポリグルタミン酸)、及びタンパク質(例えばゼラチン及びコラーゲン)等の天然ポリマーから選択される少なくとも1種から作製されたフィルム又はシートであってもよい。フィルム又はシートは、透明、半透明又は不透明であり得るゲル又はゼリーの形態であってもよい。上記の物質から選択される2種以上が組み合わせて使用されてもよい。
本発明による唇用美容シートが複数の追加の層を含む場合、各追加の層の材料は、互いに同一であっても異なっていてもよい。例えば、追加の層は、合成ポリマー、半合成ポリマー及び/又は天然ポリマーから作製された上記のフィルム又はシートを、上記の織布又は不織布の上に積層させることにより調製されてもよい。
少なくとも1つの追加の層を、上記の任意の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない少なくとも1種の不揮発性油で構成することもまた可能である。例えば、追加の層を、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない不揮発性油で構成された薄い膜又はバリアとして形成するために、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない少なくとも1種の不揮発性油を、本発明による唇用美容シートの基材層の上へ適用してもよい。複数の追加の層を形成するために、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない2種以上の異なる不揮発性油を、基材層の上へ適用してもよい。
本発明による美容シートの唇への付着力及び唇の上の美容効果の点で、本発明による美容シートが、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない少なくとも1種の不揮発性油を含む又はそれから構成される少なくとも1つの追加の層を含んでいることが好ましい。
本発明による唇用美容シートは、パッケージを調製するために、容れ物に含有されてもよい。容れ物は、任意の材料から、好ましくはプラスチック又は金属の薄膜から作製された袋(bag)又は袋(sack)であることが好ましい。アルミニウムホイル、詳細には積層アルミニウムホイルが、袋(bag)又は袋(sack)の材料として、より好ましい。そのため、本発明は、本発明による唇用美容シートを含有するパッケージにも関する。必要に応じて、本発明による唇用美容シートは、折り畳まれてもよい。
本発明による唇用美容シートを含有する上記のパッケージは、上で説明した少なくとも1種の美容成分を含む、好ましくは液体の形態の、少なくとも1種の不揮発性油並びに/又は上記の任意選択の及び/若しくは追加の美容成分を含み得る美容組成物を、更に含有することが好ましい。
不揮発性油は、美容組成物中に、組成物の総質量に対して1質量%から100質量%、好ましくは30質量%から100質量%、より優先的には50質量%から100質量%を範囲とする含量で存在してもよい。
美容組成物は、上で説明した少なくとも1種の揮発性油を含んでもよい。不揮発性油と揮発性油とを組み合わせた使用が、美容組成物の拡散性を高めることもある。美容組成物中の揮発性油の総量は、組成物の総質量に対して、1質量%から50質量%、好ましくは3質量%から30質量%、より優先的には5質量%から10質量%を範囲とする含量であってもよい。揮発性油の量は、不揮発性油による水分バリア効果を高めるために相当少ないことが好ましい。そのため、美容組成物中の揮発性油の総量は、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下であることが好ましい。揮発性油の総量をゼロとすることも可能である。
(美容方法)
本発明による唇用美容シートは、唇及び任意選択で唇の周りの皮膚を美化する美容方法のために使用され得る。
そのため、本発明による美容方法は、少なくとも唇を処置することが企図され、該方法は、唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に、上で説明した少なくとも1枚の、本発明による唇用美容シートを適用する工程を含む。
本発明による唇用美容シートが、バイオセルロース及び好ましくは水、並びに上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない不揮発性油を含んでいる基材層から構成される場合、該シートは、唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用される工程によって、容易に又は簡便に使用され得る。
本発明による唇用美容シートが、基材層と、少なくとも1種の不揮発性油を含む又はそれから構成される少なくとも1つの追加の層とを含む場合、美容方法は簡略化することができ、それは、少なくとも1種の不揮発性油を唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用する工程が省略されてもよいからである。
本発明による美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用する前に、リップケアスティック、軟こう又はクリーム等の少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用することが可能である。美容製品は、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない少なくとも1種の不揮発性油を含むことができる。これが、美容製品の乾燥軽減効果等の美容効果を更に高める又は改善することになる。
したがって、美容効果を更に高めるために、美容製品と、本発明による唇用美容シートとを組み合わせることが好ましい。そのため、本発明はまた、少なくとも1枚の、本発明による唇用美容シートと、上で説明した少なくとも1種の美容製品とを含有するキットに関する。
不揮発性油は、美容製品中に、製品の総質量に対して1質量%から100質量%、好ましくは30質量%から100質量%、より優先的には50質量%から100質量%を範囲とする含量であってもよい。
美容製品は、上で説明した少なくとも1種の揮発性油を含んでもよい。美容製品中の揮発性油の総量は、該製品の総質量に対して、1質量%から40質量%、好ましくは3質量%から30質量%、より優先的には5質量%から20質量%を範囲とする含量であってもよい。美容製品中の揮発性油の総量が、5質量%以下、好ましくは3質量%以下、より好ましくは1質量%以下であることが好ましい。揮発性油の総量をゼロとすることも可能であり得る。
代替法として、本発明による美容方法は、
唇の上に及び任意選択で唇の周りに上で説明した少なくとも1種の不揮発性油を適用する工程と、
唇の上に及び任意選択で唇の周りに少なくとも1種の微生物によって生成されたセルロースを含む少なくとも1枚の美容シートを適用する工程と
によって実施されてもよい。
この実施形態によれば、本発明による美容シートは、本来の場所で、唇の上で及び任意選択で唇の周りで調製され得る。その上、不揮発性油をバイオセルロースシート上に適用する必要はなく、したがって、この適用の工程は省略され得る。
更に、上記の美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用する工程の前に、リップケアスティック、軟こう又はクリーム等の少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りの皮膚に適用することが可能である。美容製品は、上記の任意選択の及び/又は追加の美容成分を伴う又は伴わない少なくとも1種の不揮発性油を含むことができる。これは、美容製品の乾燥軽減効果等の美容効果を、更に高める又は改善することになる。
したがって、美容効果を更に高めるために、美容製品と、上記の美容シート及び不揮発性油とを組み合わせることが好ましい。そのため、本発明はまた、少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを含む少なくとも1枚の唇用美容シートと、少なくとも1種の不揮発性油と、上で説明した少なくとも1種の美容製品とを含有するキットに関する。
本発明による美容方法は、いずれの実施形態においても、バイオセルロースシートと不揮発性油との組合せを使用するため、該美容法は、唇及び唇の周りの皮膚に優れた美容効果をもたらすことができ、例えば唇の上の及び唇の周りの皮膚の乾燥及びしわの軽減である。
本発明による美容方法の下で、上記の美容シートを、唇の上に及び任意選択で唇の周りに、10秒から20分間、好ましくは30秒から10分間、より好ましくは1分から5分間放置することが可能である。
こうした相当短い時間であっても、本発明は、十分な美容効果を、唇だけでなく唇の周りの皮膚にも、もたらすことができる。そのため、本発明は、上記の美容シートを数分等の短時間のみ適用することによって顔の若々しさを実現することが可能である。
本発明による美容方法は、電磁波(例えばUV線、可視光、IR線及びマイクロ波)、とりわけレーザー又はLEDビーム、超音波及び熱等のエネルギーを唇に又は唇の周りの皮膚に適用する美容処置と組み合わせてもよい。しかし、美容方法は、こうした美容処置なしに実施されるよう簡略化することが好ましい。
本発明の特定の性質、並びに本発明の他の対象物、使用及び利点は、上記の記載から、及び添付図面から明白に明らかになる。
1 美容シート
2 スリット
A 長軸
B 短軸

Claims (15)

  1. 少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースと、少なくとも1種の不揮発性油とを含む唇用美容シート。
  2. セルロースが、セルロースミクロフィブリルを含む、請求項1に記載の唇用美容シート。
  3. セルロースミクロフィブリルが、1〜500nm、好ましくは2〜300nm、より好ましくは10〜250nmの直径を有する、請求項1又は2に記載の唇用美容シート。
  4. セルロースミクロフィブリルが網目構造体を形成する、請求項1から3のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  5. 少なくとも1つの対称軸を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  6. スリットを有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  7. スリットが、対称軸上に存在する、請求項6に記載の唇用美容シート。
  8. 美容シートの厚さが、0.01mmから5mm、好ましくは0.02mmから3mm、より好ましくは0.05mmから1mmである、請求項1から7のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  9. 不揮発性油が、不揮発性無極性油から、好ましくは不揮発性無極性炭化水素系油から選択される、請求項1から8のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  10. 少なくとも1種の微生物によって生成された少なくとも1種のセルロースを含む少なくとも1つの基材層と、少なくとも1種の不揮発性油を含む少なくとも1つの追加の層とを含む、請求項1から9のいずれか一項に記載の唇用美容シート。
  11. 少なくとも唇を処置するための美容方法であって、唇の上に及び任意選択で唇の周りに、請求項1から10のいずれか一項に記載の少なくとも1枚の唇用美容シートを適用する工程を含む、方法。
  12. 美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程の前に、少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程を更に含む、請求項11に記載の方法。
  13. 少なくとも唇を処置するための美容方法であって、
    唇の上に及び任意選択で唇の周りに少なくとも1種の不揮発性油を適用する工程と、
    唇の上に及び任意選択で唇の周りに、少なくとも1種の微生物によって生成されたセルロースを含む少なくとも1枚の美容シートを適用する工程と
    を含む、方法。
  14. 美容シートを唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程の前に、少なくとも1種の美容製品を唇の上に及び任意選択で唇の周りに適用する工程を更に含む、請求項13に記載の方法。
  15. 美容シートを、唇の上に及び任意選択で唇の周りに、10秒から20分間、好ましくは30秒から10分間、より好ましくは1分から5分間放置する工程を更に含む、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
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