JP2015209766A - スタータ - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、モータケーシングの側面に排水孔を形成すると共に、この排水孔に取り付けられるドレインカバーを設け、外部からモータケーシング内部への水分の侵入を抑制しつつ、モータケーシング内部の水分を速やかに排出する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、排水孔の位置は、モータケーシング(スタータ)の取り付け姿勢で鉛直方向の下部となるよう設定しなければならず、スタータの取り付け姿勢が変わると、これに合わせて排水孔の形成位置も変更しなければならず、製造コストが増大してしまうという課題がある。
さらに、モータケーシングは、永久磁石の磁路が形成されるヨークとして機能するので、モータケーシングに排水孔を形成すると、磁路の形成を阻害することになる。このため、モータ性能が低下するおそれがあるという課題がある。
また、モータケーシングがヨークとして機能する際、従来のようにモータケーシングの側面に排水孔が形成されることがないので、モータケーシング上において磁路の形成を阻害することがない。このため、モータ性能が低下してしまうことを防止できる。
また、スタータの取り付け姿勢がずれた場合であっても、重力方向の下部に水抜き手段(凹部)を位置させることができる。このため、セパレートプレートの汎用性も高まるので、製造コストを低減できる。
さらに、モータケーシングがヨークとして機能する際、従来のようにモータケーシングの側面に排水孔が形成されることがないので、モータケーシング上において磁路の形成を阻害することがない。このため、モータ性能が低下してしまうことを防止できる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、スタータの断面図である。
なお、図1では、中心線より上側にスタータ1の静止状態を示し、下側にスタータ1の通電状態(ピニオンギヤ74と不図示のエンジンのリングギヤ23とが噛合した状態)を示している。また、以下の説明では、スタータ1におけるモータ部3の回転軸52および出力軸4の軸方向を単に軸方向と称し、モータ部3の径方向を単に径方向と称し、モータ部3の周方向を単に周方向と称して説明する。
モータ部3は、ブラシ付直流モータ51と、ブラシ付直流モータ51の回転軸52に連結され、この回転軸52の回転力を出力軸4に伝達するための遊星歯車機構2とにより構成されている。
ブラシ付直流モータ51は、略円筒状のモータヨーク53と、モータヨーク53の径方向内側に配置され、モータヨーク53に対して回転自在に設けられているアーマチュア54と、を有している。モータヨーク53の内周面には、複数(本実施形態では6個)の永久磁石57が、周方向に磁極が交互となるように設けられている。
アーマチュアコア58は、放射状に形成された複数のティース(不図示)と、周方向に隣接する各ティース間に形成された複数のスロット(不図示)と、を有している。周方向に所定間隔をあけた各スロット間には、巻線59が例えば波巻により巻装されている。巻線59の端末部は、コンミテータ61に向かって引き出されている。
図2は、図1のA矢視図、図3は、ブラシホルダの斜視図である。
図1〜図3に示すように、ブラシホルダ33は、モータヨーク53の軸方向一方側において、その一面が重力方向に沿うように配置されたホルダ本体101と、ホルダ本体101の側部から径方向外側に向かって、換言すれば斜め上方に向かって突出する電源端子接続部102とが一体成形されたものである。
第二固定接点板34bは、断面略L字状に形成されており、電源ベース部109から前壁111に沿うように屈曲延出する切起し部34cを有している。
また、ブラシホルダ33は、不図示の車体にスタータ1を取り付けた状態において、ターミナルボルト44bの軸心P1が、重力方向(図2における上下方向)に対して角度θ1だけずれた位置となるように配置されている。これは、結露によって発生した水分が、電源端子接続部102の内面と第二固定接点34bとの間に留まらないように、その水分を重力方向の下側に導き、最終的に後述する水抜き手段から排出させるために設定されるからである。
なお、ブラシホルダ33には、電源端子接続部102を保護するカバー45が装着されている。
図4は、セパレートプレートの平面図、図5は、セパレートプレートの断面図である。
図1、図4、図5に示すように、セパレートプレート43は金属板にプレス加工等を施して形成されたものであって、外径がモータヨーク53の外径とほぼ同一となるように設定されている。そして、セパレートプレート43は、一面がモータヨーク53のブラシホルダ33側(軸方向一方側)の開口部53bを閉塞するように重力方向に沿って配置されている。
また、セパレートプレート43の径方向略中央には、ブラシ付直流モータ51の回転軸52が挿通可能な筒部43bがブラシホルダ33側(コンミテータ61側)に向かって突出するように一体成形されている。コンミテータ61には、筒部43bを受け入れ可能な略円環状の溝部61aが形成されており、この溝部61aに筒部43bが臨まされている。これにより、後述の遊星歯車機構2等に使用される潤滑剤がブラシ付直流モータ51側に侵入してしまうのが防止される。
また、セパレートプレート43の外周縁には、重力方向下方に、2つの凹部142,142が外周縁に沿って形成されている。各凹部142は、モータヨーク53内に留まった水分を速やかに排出するための水抜き手段である。すなわち、各凹部142を形成することによって、モータヨーク53に取り付けた状態で、このモータヨーク53とセパレートプレート43との間に隙間S1が形成され(図6参照)、この隙間S1からモータヨーク53内に留まった水分を速やかに排出できるようになっている。
前述したように直線C1は、貫通孔43aの中心P2と筒部43bの中心P3とを通る線である。ここで、貫通孔43aは、ブラシホルダ33のシャフト挿入部112が挿通される孔である。そして、シャフト挿入部112を通る直線C1上には、電源端子接続部102に設けられているターミナルボルト44bの軸心P1が位置している。ターミナルボルト44bの軸心P1は、不図示の車体にスタータ1を取り付けた状態において、前述の理由から、重力方向に対して角度θ1だけずれた位置に配置されている。すなわち、直線C1は、不図示の車体にスタータ1を取り付けた状態では、重力方向に対して角度θ1だけ傾くことになる。
なお、各凹部142の周方向の幅(角度θ3)は、確実に凹部142が重力方向真下に位置するように、かつモータヨーク53内に留まった水分を、凹部142を介して速やかに排出するのに十分な幅に設定される。さらに、各凹部142の奥行深さH1も、モータヨーク53内に留まった水分を、凹部142を介して速やかに排出するのに十分な深さに設定される。
そして、各ピグテール接続部144a,144bには、一端が陰極側ブラシ41b,41bに接続された陰極ピグテール35bの他端が接続され、セパレートプレート43は、後述のハウジング17を介して不図示の車体に接地されている。すなわち、セパレートプレート43は、ボディアース部として機能している。
トッププレート12には、アーマチュアコア58側の内面に、遊星歯車機構2が設けられている。
遊星歯車機構2は、回転軸52と一体成形されているサンギヤ13と、サンギヤ13に噛合され、サンギヤ13を中心に公転する複数のプラネタリギヤ14と、これらプラネタリギヤ14の外周側に設けられた環状の内歯リングギヤ15とにより構成されている。
同図に示すように、ハウジング17の周壁17eに膨出部151を形成し、かつ膨出部151におけるモータヨーク53の開口部53bと嵌合する箇所に凹部151aを形成することにより、膨出部151とモータヨーク53の開口部53bとが互いに間隔をあけて径方向でラップした状態になる。また、ハウジング17の開口部17a側には、トッププレート12が開口部17aを閉塞するように接合されているので、膨出部151と、セパレートプレート43に形成されている凹部142とが径方向でラップした状態になる。
また、ハウジング17の底部17cには、出力軸4と同軸に、有底の軸受孔47が形成されている。軸受孔47の内径は、出力軸4の外径よりも大きく設定されている。さらに、軸受孔47の軸受圧入部47aには、出力軸4の一方側端(図1における左側端)を回転自在に支持するための滑り軸受17dが圧入固定されている。この滑り軸受17dには所望の基油からなる潤滑油が含浸されており、出力軸4を円滑に摺接させることができるようになっている。
出力軸4の軸方向略中央には、ヘリカルスプライン19が形成されている。ヘリカルスプライン19には、クラッチ機構5がヘリカル噛合されている。
クラッチ機構5は、略円筒状のクラッチアウタ18と、このクラッチアウタ18と同軸に形成されたクラッチインナ22と、クラッチアウタ18、およびクラッチインナ22を一体的に固定するクラッチカバー6とを有している。
クラッチアウタ18の外周面18dには、クラッチカバー6が、例えばカシメ等により固定されている。
クラッチインナ22の外周面には、クラッチアウタ18の軸方向一方側端面と径方向で対応した位置に、略円盤状のクラッチワッシャ64が外嵌固定されている。
本体筒部68は、クラッチアウタ18、およびクラッチワッシャ64に外挿され、本体筒部68の軸方向他方側の縁部をクラッチアウタ18の軸方向他方側端面にカシメることにより、クラッチアウタ18、およびクラッチワッシャ64に固定される。
ここで、リングギヤ23、およびピニオンギヤ74は、はすば歯車(ヘリカルギヤ)で構成されている。リングギヤ23とピニオンギヤ74との歯のねじれ方向は、ピニオンギヤ74がリングギヤ23を駆動する状態でピニオンギヤ74に飛び込み方向のスラスト荷重が発生するように設定されている。
また、ハウジング17の内周面には、クラッチ機構5よりもモータ部3側に、電磁装置9を構成するヨーク25が内嵌固定されている。ヨーク25は磁性材からなる有底筒状に形成されており、底部25aの径方向略中央の大部分が大きく開口されている。
また、ヨーク25の底部25aとは反対側端には、磁性材からなる円環状のプランジャホルダ26が設けられている。プランジャホルダ26は、ヨーク25の底部25aに対応するように略円環状に形成されたホルダ本体部26aと、このホルダ本体部26aの内周縁から軸方向他方側に向かって屈曲延出されたホルダ円筒部26bが一体成形されたものである。
このように、プランジャホルダ26は、ヨーク25と協働して励磁巻線24を保持する役割を有している。
プランジャ機構37は、磁性材で形成された略円筒状のスイッチプランジャ27と、このスイッチプランジャ27と出力軸4の外周面との間の空隙に配置されたギヤプランジャ80とを有している。これらスイッチプランジャ27とギヤプランジャ80とは、互いに同心円状に設けられ、軸方向に相対移動可能に設けられている。
L1>L2・・・(1)
を満たすように設定されている。したがって、電磁装置9がピニオンギヤ74と可動接点板8とを軸方向一方側(図1における左側)にスライド移動させたときに、可動接点板8がON状態となる前に、ピニオンギヤ74がリングギヤ23に当接する。
プランジャインナ81は、樹脂等により略円筒形状に形成されている。プランジャインナ81の内径は、出力軸4に外挿可能なように、出力軸4の外径よりも若干大きく設定されている。これにより、プランジャインナ81は、出力軸4に対して軸方向にスライド移動可能に設けられている。
プランジャインナ81の軸方向他方側端81b(図1における右側端)には、軸方向他方側から軸方向一方側に向かって漸次外径が大きくなる爪部83が周方向に沿って複数形成されている。また、爪部83の軸方向一方側(図1における左側)には、周方向に沿って溝部84が形成されている。
プランジャアウタ85の軸方向他方側端85a(図1における右側端)には、径方向内側に張り出した内フランジ部86が一体的に形成されている。
また、外フランジ部87の軸方向一方側(図1における左側)であって、プランジャアウタ85の外周面には、リング状の鉄心88が設けられている。鉄心88は、例えば樹脂モールドにより、プランジャアウタ85と一体成形されている。鉄心88は、励磁巻線24に電流が供給されたときに発生する磁束により吸引される。
プランジャスプリング91は、収納部90に収納された状態で、プランジャインナ81の外フランジ部82と、プランジャアウタ85の内フランジ部86とにより圧縮変形させられている。そして、プランジャインナ81は軸方向一方側(図1における左側)に向かって、プランジャアウタ85は軸方向他方側(図1における右側)に向かって、互いに付勢された状態となっている。
また、プランジャホルダ26とスイッチプランジャ27との間には、両者を離間方向に付勢する板ばね材からなるスイッチリターンスプリング27bが配設されている。
すなわち、プランジャスプリング91は、クラッチ機構5とギヤプランジャ80との間における軸方向の空隙の発生を防止し、クラッチ機構5のガタつきを吸収するガタ吸収機構を構成している。
続いて、図1、図4〜図6に基づいて、スタータ1の動作について説明する。
図1における中心線の上側の状態に示すように、励磁巻線24に電流を供給する前のスタータ1の静止状態では、リターンスプリング21に付勢されたクラッチアウタ18が、ピニオンギヤ74と一体化されているクラッチインナ22を引張った状態でモータ部3側(図1における右側)へ一杯に付勢されている。そして、クラッチ機構5のクラッチアウタ18がストッパ94に当接した位置で停止しており、ピニオンギヤ74とリングギヤ23とが最大離間距離L2を有した状態で結合が断たれている。
また、このとき、スイッチプランジャ27は、ギヤプランジャ80と一体となってリングギヤ23側へ向かってスライド移動するため、スイッチプランジャ27、およびこれと連動する可動接点板8も、最大離間距離L2だけリングギヤ23側(軸方向一方側)に移動する。
L1>L2・・・(2)
を満たすように設定されている。したがって、ピニオンギヤ74との最大離間距離L2だけ軸方向一方側に移動したときであっても、可動接点板8と固定接点板34との間に、ストローク量L1と最大離間距離L2との差に等しいクリアランスCを有した状態で、可動接点板8がOFF状態となっている。すなわち、可動接点板8がON状態となる前に、ピニオンギヤ74の軸方向一方側端面74bとリングギヤ23の軸方向他方側端面23aとが当接するか、又は両者間の軸方向寸法距離がゼロの状態となる。
また、ピニオンギヤ74もさらにリングギヤ23側に向かって押し出され、ピニオンギヤ74とリングギヤ23との位相が合っている場合は、両者が噛合う。
すると、アーマチュアコア58に磁界が発生し、この磁界とモータヨーク53に設けられている永久磁石57との間で磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、アーマチュア54が回転し始める。そして、アーマチュア54が回転することにより、このアーマチュア54の回転軸52の回転力が遊星歯車機構2を介して出力軸4に伝達され、出力軸4が回転し始める。
そして、出力軸4の回転速度が上昇すると、出力軸4のヘリカルスプライン19に噛合されたクラッチアウタ18に慣性力が作用する。このとき、ピニオンギヤ74とリングギヤ23とがヘリカル噛合していることから、ピニオンギヤ74にリングギヤ23方向(飛び込み方向)へのスラスト荷重が発生する。
一方、ピニオンギヤ74とリングギヤ23との噛合後、エンジン始動時におけるクランキングの際には、リングギヤ23の回転速度に変動が生じる。これにより、ピニオンギヤ74には軸方向一方側(図1における左側)、および軸方向他方側(図1における右側)に向かってスラスト荷重が発生する。
特に、アイドルストップ機能を備えた車両においては、エンジンの停止/始動が頻繁に行われ、一般のスタータよりも使用頻度が高まるため、上述のようなスラスト荷重が頻繁に発生する。
F2<F1・・・(1)
を満たすように設定されている。
このため、リングギヤ23の回転速度がピニオンギヤ74の回転速度よりも速くなり、ピニオンギヤ74にリングギヤ23から離間する方向にスラスト荷重F2が発生した場合であっても、確実にギヤプランジャ80を吸引し続け、リングギヤ23とピニオンギヤ74との噛合状態を確実に維持することができる。
次に、図7に基づいて、セパレートプレート43およびハウジング17の作用について説明する。
図7は、セパレートプレートおよびハウジングの作用説明図であって、図6に対応している。
同図に示すように、不図示の車体にスタータ1を取り付けた状態では、セパレートプレート43は、重力方向の真下に凹部142が位置している。ここで、セパレートプレート43は、その外周縁がギヤハウジング17と、モータヨーク53の開口部53bの周縁とにより挟持されているが、セパレートプレート43の凹部142が形成されている箇所では、モータヨーク53とセパレートプレート43との間に隙間S1が形成される。このため、この隙間S1からモータヨーク53内に留まっていた水分W1が速やかに排出される。
さらに、スタータ1の取り付け姿勢に関わらずモータヨーク53の側面に水抜き用の加工を施す必要がなくなるので、モータヨーク53を共通化し、部品の汎用性を高めることができる。
また、セパレートプレート43にビード部141を形成することにより、セパレートプレート43の剛性を高めることができる。
例えば、上述の実施形態では、自動車の始動用に用いられるスタータ1を例に挙げて説明をしているが、スタータ1の適用は自動車に限定されることはなく、例えば自動二輪車等に適用してもよい。
さらに、上述の実施形態では、セパレートプレート43に凹部142を形成し、この凹部142を水抜き手段として機能させる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、セパレートプレート43とモータヨーク53との間に隙間を形成し、この隙間を水抜き手段として機能させればよい。例えば、セパレートプレート43の凹部142に対応する箇所に、この凹部142に代わって薄肉部を形成し、セパレートプレート43とモータヨーク53との間に隙間を形成し、ここを水抜き手段として機能させてもよい。
2…遊星歯車機構(減速機構)
3…モータ部
4…出力軸
9…電磁装置
17…ハウジング(ギヤカバー部)
23…リングギヤ
35a…陽極ピグテール(ピグテール)
35b…陰極ピグテール(ピグテール)
41…ブラシ
41a…陽極側ブラシ
41b…陰極側ブラシ
43…セパレートプレート
44b…ターミナルボルト(端子部)
53…モータヨーク(モータケーシング)
53a,53b…開口部
58…アーマチュアコア
59…巻線
61…コンミテータ
62…セグメント
74…ピニオンギヤ
142…凹部
143…非凹部形成部
144a,144b…ピグテール接続部
151…膨出部(延出部)
L1…直線
Claims (6)
- 開口部を有するモータケーシングを有し、通電により回転力を発生するモータ部と、
前記モータ部の回転軸に連結される減速機構と、
前記回転軸の回転力が前記減速機構を介して伝達される出力軸と、
前記出力軸上にスライド移動可能、かつエンジンのリングギヤと噛合可能に設けられ、前記出力軸の回転を前記リングギヤに伝達するためのピニオンギヤと、
前記モータ部への通電、遮断を行うと共に、前記ピニオンギヤに前記リングギヤ側に向かう押圧力を付勢するための電磁装置と、
前記モータ部と前記減速機構との間に配置されると共に、前記開口部を閉塞するように設けられるセパレートプレートと、を備え、
前記セパレートプレートの一面が重力方向に沿うように配置されるスタータであって、
前記セパレートプレートの重力方向の下部に、前記モータケーシング内に滞留する水分を排水するための水抜き手段を設けたことを特徴とするスタータ。 - 前記水抜き手段は、前記セパレートプレートの外周縁に沿って形成された凹部であることを特徴とする請求項1に記載のスタータ。
- 前記凹部の形成領域に前記凹部を形成しない非凹部形成部を設けたことを特徴とする請求項2に記載のスタータ。
- 前記モータ部の径方向外側に、前記電磁装置と外部電源とを電気的に接続するための端子部を設け、
前記端子部の径方向中心と前記回転軸の軸心とを通る直線上からずれた位置に前記水抜き手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のスタータ。 - 前記モータ部は、
前記回転軸と、
前記回転軸に外嵌固定され巻線が巻装されるアーマチュアコアと、
前記回転軸に外嵌固定され前記巻線が接続される複数のセグメントを有するコンミテータと、
前記複数のセグメントに摺接するように設けられこのセグメントを介して前記巻線に給電を行う複数のブラシと、を備え、
前記セパレートプレートは、前記複数のブラシのうちの陰極側ブラシとピグテールを介して接続されるアース部として構成され、
前記セパレートプレートの前記水抜き手段を避けた位置に、前記ピグテールの一端が接続されるピグテール接続部を形成したことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のスタータ。 - 前記モータケーシングの前記開口部に連結されるように設けられ、少なくとも前記減速機構の周囲を覆うように形成されたギヤカバー部を備え、
前記ギヤカバー部の前記モータケーシング側の開口縁のうち、少なくとも前記水抜き手段に対応する箇所に、前記モータケーシングよりも径方向外側に前記モータケーシングと微小間隔をあけて延出する延出部を設け、
前記延出部と前記水抜き手段とが径方向でラップしていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載のスタータ。
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