JPH10252621A - エンジン用始動装置の水抜き構造 - Google Patents

エンジン用始動装置の水抜き構造

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JPH10252621A
JPH10252621A JP9053188A JP5318897A JPH10252621A JP H10252621 A JPH10252621 A JP H10252621A JP 9053188 A JP9053188 A JP 9053188A JP 5318897 A JP5318897 A JP 5318897A JP H10252621 A JPH10252621 A JP H10252621A
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starter
engine
pinion
motor
gear
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JP9053188A
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Masaaki Oya
正明 大屋
Koji Nara
幸治 奈良
Yoshikazu Sato
善和 佐藤
Michio Okada
道夫 岡田
Shinichi Nagashima
愼一 長島
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N2250/00Problems related to engine starting or engine's starting apparatus
    • F02N2250/08Lubrication of starters; Sealing means for starters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/18Mechanical movements
    • Y10T74/18416Rotary to alternating rotary

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタータの水抜き構造を低廉化容易な簡単な
構造とする。 【解決手段】 スタータ1のピニオンハウジング17の
スタータ取付状態において最下部になる部分に軸線に沿
う排水溝51を形成し、遊星歯車式の減速機2の内歯リ
ングギア15を形成されたトッププレート12の一部に
より形成した突状壁52を、排水を遮らない程度に排水
溝51の底面に向けて突設して設ける。この突状壁52
により排水溝51の断面の一部が遮蔽されており、走行
時にはね上げられたり洗車時に飛び散る水が外部から排
水溝51を介してピニオンハウジング17内に侵入しよ
うとすることを阻止することができる。 【効果】 別個の部品を取り付けることなく、排水溝に
対する外部からの浸水を好適に防止するラビリンス構造
を形成することができ、簡単な構造によりスタータを低
廉化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン用始動装
置への外部からの浸水を好適に排水するためのエンジン
用始動装置の水抜き構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを始動させるための始動
装置としてのスタータには種々のものがあり、例えば遊
星歯車装置からなる減速機を介して直流電動機により駆
動される一方向クラッチにピニオンギアを一体的に設
け、エンジン始動スイッチ信号により作動するソレノイ
ドにより、シフト機構を介して、ピニオンギアを変位さ
せてエンジンのリングギアに噛み合わせ、エンジンの始
動を行うようにしたものがある。
【0003】上記したようなスタータにあっては、上記
リングギアとの噛み合い部を外囲する部分に設けた開口
部を介しての内部への浸水や、エンジン停止による冷却
時におけるスタータ内の負圧発生により水を吸い込んで
しまうことを避けることができないため、スタータのケ
ーシングに水抜き孔を設けている。例えば、リングギア
から見て、ピニオンギア、及びシフト機構を受容するシ
フト室ケーシングを介して、モータ及びソレノイドが配
設されており、リングギア側からの浸水を好適に排出す
るために、シフト室ケーシングに水抜き孔を設けるなど
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スタータの
エンジンへ取り付けた組立状態で、その下側に水抜き部
を設けることが一般的であるが、エンジンルーム下方か
らの被水に対する防水を考慮しなければならない。しか
しながら、そのために排水部を複雑な構造にすると、部
品点数が増えるなどして装置全体として高騰化したり、
さらに複雑にした構造の部材を別個に取り付ける場合に
は脱落する虞があるという問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、低廉化容易な簡単な構造の水抜き構造を実現するた
めに、本発明に於いては、モータの出力をピニオンギア
に伝達するための遊星歯車装置と、前記ピニオンギアを
エンジンのリングギアに噛み合わせる向きに変位させる
ためのシフト機構とを有するエンジン用始動装置であっ
て、前記シフト機構を受容するシフト室内へ浸入した水
を排出するべく、前記シフト室を形成するシフト室ケー
シングの組立状態おける最下部にて外部に連通する水抜
き溝を当該シフト室ケーシングの軸線に沿って設けると
共に、前記遊星歯車装置の内歯リングギアを形成された
リングギア部材の一部を前記水抜き溝内に排水可能な隙
間を残して突入させたものとした。また、前記モータ室
を形成する円筒状モータケーシングの組立状態おける最
下部に設けたモータ室用水抜き孔を覆うように当該モー
タケーシングに取り付けたキャップの開口と、前記排水
溝の外部への開口とを互いに対峙させた。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明に基づき構成されたエンジ
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。なお、図1では、説明上各構成部品毎に任意
の位置で破断しており、同一面で破断していない。この
スタータ1は、エンジンの始動に必要な回転力を発生す
るものであり、遊星歯車式減速機2を備えた電動機3
と、減速機2を介して電動機3に連結された出力軸4
と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方向ローラク
ラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対する電源供給
路を開閉するスイッチユニット7と、スイッチユニット
7の可動接点板8及びピニオン6を軸方向に移動させる
ための電磁装置9とからなっている。
【0008】電動機3は、公知の整流子式直流電動機か
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢着され、図に於ける左(エンジ
ンのリングギア23側)端が、ロータ軸10と同軸配置
された出力軸4の右端の中心に枢着されている。
【0009】減速機2は、この減速機2は、ロータ軸1
0の出力軸4に対する支持部に隣接する位置に形成され
たサンギア13と、サンギア13に噛合した複数のプラ
ネタリギア14と、複数のプラネタリギア14が噛合す
る内歯リングギア15とからなっている。本スタータ1
にあっては、電動機3のトッププレート12を減速機の
リングギア部材として用いるべく、その内周面に上記し
た内歯リングギア15が形成されている。また、複数の
プラネタリギア14を支持した支持板16が、トッププ
レート12の中心に枢支された出力軸4の右(電動機3
側)端に結合されている。
【0010】トッププレート12には、エンジンに対す
る固定ブラケットを兼ねるピニオンハウジング17が接
合されている。このピニオンハウジング17の左壁の内
面中心部に出力軸4の左端が枢着されており、ピニオン
ハウジング17の図における左側部分にピニオン6を覆
う部屋が形成されていると共に、ピニオンハウジング1
7の右側部分にシフト室ケーシングが形成されている。
【0011】出力軸4の中間部の外周面にはヘリカルス
プライン19が形成されており、一方向ローラクラッチ
5のクラッチインナ18のスリーブ状部分18aの軸線
方向端部がヘリカルスプライン19と結合している。こ
のクラッチインナ18は、そのスリーブ状部分18a
と、出力軸4の左端に抜け止め支持されたストッパプレ
ート20との間に縮設された第2リターンスプリング2
1により、常時右方(押し戻される方向)へ弾発付勢さ
れている。なお、第2リターンスプリング21は、クラ
ッチインナ18のスリーブ状部分18aの内周面と出力
軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装されてい
る。
【0012】筒状のクラッチインナ18には、一方向ロ
ーラクラッチ5のクラッチアウタ22が、相対的に軸方
向変位不能に且つ相対回転可能に係合している。このク
ラッチアウタ22に一方向ローラクラッチのくさび室の
テーパ面が形成されており、クラッチアウタ22のリン
グギア23側には端壁及びリングギア23側へ突出する
突部が形成されており、その突部の外周部には、エンジ
ンのリングギア23に噛合してエンジンを駆動するため
の前記したピニオン6が一体的に形成されている。この
ピニオン6を一体形成されたクラッチアウタ22は、回
転自在に且つ軸方向変位自在に出力軸4の左端部に嵌装
されている。
【0013】ピニオンハウジング17の中間部には、非
磁性材で形成された出力軸4を外囲する円筒状の励磁コ
イル24が固設されている。この励磁コイル24は、出
力軸4が貫通するカップ状のホルダ25及びリング状円
板26で構成されたヨークで囲まれている。そして励磁
コイル24の内周面と出力軸4の外周面との間の空隙に
は、磁性材で形成された第1プランジャとしてのアーマ
チュアアウタ27と第2プランジャとしてのアーマチュ
アインナ28とが、内外二重にテレスコピック状に相対
摺動自在に装着されている。これらアーマチュア27・
28の左端部(ピニオン6側に臨む端部)は、ホルダ2
5の内周側に両アーマチュア27・28に対するポール
として形成されたボス状部と対向している。
【0014】アーマチュアアウタ27の右端の外周面に
は環状円盤状の連結プレート29が嵌着されており、そ
の連結プレート29の外周部近傍に軸線方向に突設状態
に結合された連結ロッド30が電動機3のトッププレー
ト12を貫通しており、その連結ロッド30の突出端部
に、電動機3の整流子部31に隣接配置されたスイッチ
ユニット7の可動接点板8が連結されている。この可動
接点板8は、連結ロッド30に対して軸方向変位可能に
取り付けられると共に、コイルばね32にて浮動的に支
持されており、整流子部31の周囲に設けられたブラシ
ホルダ33に固設されたスイッチユニット7の固定接点
板34に対し、接離移動可能になっている。またアーマ
チュアアウタ27は、連結プレート29とピニオンハウ
ジング17の内壁との間に縮設された第1リターンスプ
リング35によって右方へ常時弾発付勢されており、通
常は接点間を開いた状態(図の中心線の上側の状態)で
静止している。
【0015】アーマチュアインナ28は、アーマチュア
アウタ27の内周面であって電動機3側に装着された非
磁性材からなるばね受け部材48との間に介装されたば
ね手段としてのコイルばね36をもって、アーマチュア
アウタ27に対して図の左方であるリングギア23側へ
弾発付勢されている。またアーマチュアインナ28に
は、その左端がクラッチアウタ22の右端に当接する非
磁性材で形成されたシフタ部材37が結合している。な
お、コイルばね36のばね力は、ピニオン6の上記静止
状態にあってはクラッチインナ18に設けられた第2リ
ターンスプリング21の弾発力より弱いが、アーマチュ
アインナ28よりも先に移動するアーマチュアアウタ2
7による最大圧縮状態に至る途中で第2リターンスプリ
ング21の弾発力より強くなるように設定されている。
【0016】励磁コイル24は、スイッチユニット7に
設けられたコネクタを介し、図示されていないイグニッ
ションスイッチに電気的に接続されている。スイッチユ
ニット7の固定接点板34には、図示されていないバッ
テリの陽極が電気的に接続され、スイッチユニット7の
可動接点板8には、一対の陽極ブラシに連結された一対
のピグテール40が固着されている。また一対の陽極ブ
ラシと線対称位置に、一対の陰極ブラシ41が設けられ
ている。これら陽極及び陰極ブラシは、ブラシホルダ3
3に一体的に形成された角筒状の各ブラシ保持枠内に受
容されている。また、陰極ブラシ41のピグテールは、
後述のセンタプレート43に接続され、かつピニオンハ
ウジング17及び図示されていない車体を介してバッテ
リの陰極に接続されている。なおスイッチユニット7
は、一対の陽極ブラシに挟まれた空間に設けられてい
る。
【0017】ブラシホルダ33とトッププレート12と
の間には、リング状の金属製センタープレート43が介
設されており、減速機2と電動機3との間を隔絶してい
る。このセンタープレート43の中心部には、その内周
面がロータ軸10の外周面と微小間隙をおいて対向する
円筒部43aが、整流子部31側へ向けて突出形成され
ている。この円筒部43aの遊端は、整流子部31の軸
線方向端面に形成された凹部31aに入り込み、減速機
2のグリスが整流子部31側へ漏洩することを防止して
いる。
【0018】スイッチユニット7は、スタータ1の上方
に位置しており、ブラシホルダ33に固設された固定接
点板34および可動接点板8などの接点部は、ヨークと
してのモータケーシング44内に於いてブラシホルダ3
3とカバー45とで覆われている。これにより、スイッ
チユニット7の接点部にブラシ粉が侵入することを防止
している。
【0019】ピニオンハウジング17には、本スタータ
1のエンジンへの取り付け状態で下側になる位置に水抜
き孔46が設けられている。この水抜き孔46は、ピニ
オン6の制止位置側のストッパであってかつ防水用の合
成樹脂製のシール板47に近接した位置に設けられてい
る。スタータ停止時には第2リターンスプリング21に
よるピニオン6とシール板47との圧接により励磁装置
9側が遮蔽状態になっている。ピニオン6が移動してリ
ングギア23に噛み合っている状態ではピニオン6とシ
ール板47との間に空間が生じて、クラッチアウタ18
の外周面とピニオンハウジング17の内周面との間の隙
間を通って浸水する可能性がある。その浸水に対して
は、シール板47により阻止することができ、さらに、
そのシール板の47の手前に設けた水抜き孔46から好
適に排水することができる。
【0020】本スタータ1にあっては、ピニオンハウジ
ング17のシフト室ケーシングを形成する内部に侵入し
た水を排出するために、ピニオンハウジング17のモー
タ3側開口部の内周面であってかつスタータ取付状態に
おいて最下部になる部分に、シフト室ケーシングの軸線
すなわち出力軸4に沿う排水溝51が形成されている。
【0021】そして、図2と図3の拡大断面図とに併せ
て示されるように、排水溝51の底面に向けてトッププ
レート12の一部を突設してなる突状壁52が設けられ
ている。この突状壁52により排水溝51の断面の一部
が遮蔽されており、走行時にはね上げられたり洗車時に
飛び散る水が外部から排水溝51を介してピニオンハウ
ジング17内に侵入しようとすることを遮ることができ
る。なお、突状壁52の突端の位置は、排水溝51の底
面との間の隙間がピニオンハウジング17内からの排水
に支障を来さない程度にする。
【0022】また、排水溝51はピニオンハウジング1
7に、突状壁52はトッププレート12(リングギア部
材)に、それぞれ一体に型成形で形成されているため、
水抜き部を上記したようなラビリンス構造にするための
別個の特別な部品を必要とせず、部品点数を減少し得
る。さらに、ピニオンハウジング17とトッププレート
12とを一方向に順次組み付けるだけで上記ラビリンス
構造を形成でき、組立コストを低廉化し得る。
【0023】なお、トッププレート12とピニオンハウ
ジング17との組み付け構造を、図4及び図5を併せて
参照して以下に示す。ピニオンハウジング17の内周面
のトッププレート12をはめ込む部分が図4及び図5に
良く示されるように部分的に半径方向外向きに広げられ
ており、トッププレート12の外周部には補完的形状を
なす凸部12a及び凹部12bが形成されている。
【0024】そして、トッププレート12をピニオンハ
ウジング17に組み付けた状態では、ピニオンハウジン
グ17の肉厚部の内周面にトッププレート12の凹部1
2bの外周面が当接して芯出しされる。そのトッププレ
ート12にセンタープレート43を重ね合わせて、スル
ーボルト49をボトムプレート11側から挿入してピニ
オンハウジング17の図示されないねじ孔にねじ込むこ
とにより、ピニオンハウジング17の段差形状による肩
部とセンタープレート43との間に凸部12aが挟持さ
れて、トッププレート12が軸線方向に固定される。
【0025】なお、突状壁52には、シフト室ケーシン
グの軸線すなわち出力軸4に沿ってモータケーシング4
4側に延出する延出部52aが一体成形されている。こ
の延出部52aにより、トッププレート12とセンター
プレート43との合わせ目が覆われており、排水溝52
内に存在する水が上記合わせ目からスタータ1内部に浸
水することを防止することができる。
【0026】また、モータケーシング44のスタータ取
付状態において最下部になる部分であってかつ排水溝5
1の近傍位置には、合成樹脂材を成形して形成された排
水キャップ53が取り付けられている。なお、図1にお
いてブラシホルダ33がモータケーシング44の最下部
に位置しているが、これは説明上図のように示したので
あって、実際には本スタータ1のエンジンへの取付状態
では最下部より幾分上がった所にブラシホルダ33が配
設されている。
【0027】この排水キャップ53は、図6の上面図に
良く示されるように、モータケーシング44の排水孔4
4a内に没入する一対の可撓性係合片を有し、その排水
孔44aから排出される水を外部へ通し得るが、走行時
等にはね上げられた水が直接的に排水孔44aに達しな
いように、複数の壁によるラビリンス構造に形成されて
いる。
【0028】さらに、排水キャップ53の外部への開口
53aが、上記排水溝51の外部への開口と対峙するよ
うに設けられている。したがって、外部から排水溝51
に向かう水は、排水キャップ53によっても阻止され、
より一層排水溝51への浸水を防止することができる。
また、図2に示されるように、排水溝51をピニオンハ
ウジング17の基準外径線より突出させた突条部17a
に設けており、その突条部17aにより排水キャップ5
3の開口53aへの浸水を防止することもできる。
【0029】なお、上記具体例では、ピニオン6をシフ
トするためのシフト機構の駆動源である電磁装置9を電
動機3と同軸的に配設した構造の始動装置について示し
たが、本発明は上記構造のものに限られるものではな
い。たとえば、電磁装置を電動機の側方に配設してシフ
トレバーを介してピニオンをシフトさせる構造のもの
や、電磁装置を設けずにピニオンを慣性摺動させる構造
のものなど、遊星歯車式減速機を備える始動装置であれ
ば良く、種々の始動装置に適用可能である。
【0030】
【発明の効果】このように本発明によれば、ドレインカ
バーやラビリンスチューブなどの別個の部品を取り付け
ることなく、既存の部品を用いて、部品点数を増加させ
ることなく、シフト室ケーシングに設けた排水溝に対す
る外部からの浸水を好適に防止するラビリンス構造を形
成することができ、簡単な構造によりスタータを低廉化
し得る。また、モータの排水キャップと開口同士を対峙
させることにより、互いの開口に対する外部からの浸水
をそれぞれの突状形状により阻止することができ、より
一層浸水を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づき構成されたエンジン用始動装置
としての減速機付スタータの全体図。
【図2】図1の矢印II−II線について見た端面図。
【図3】図2の矢印III−III線について見た要部拡大断
面図。
【図4】図2の矢印IV−IV線について見た要部拡大断面
図。
【図5】図2の矢印V−V線について見た要部拡大断面
図。
【図6】モータ用排水キャップの拡大上面図。
【符号の説明】
1 スタータ 2 減速機 3 電動機 4 出力軸 5 一方向ローラクラッチ 6 ピニオン 7 スイッチユニット 8 可動接点板 9 電磁装置 10 ロータ軸 11 ボトムプレート 12 トッププレート、12a 凸部、12b 凹部 13 サンギア 14 プラネタリギア 15 内歯リングギア 16 支持板 17 ピニオンハウジング、17a 突条部 18 クラッチアウタ 19 ヘリカルスプライン 20 ストッパプレート 21 第2リターンスプリング 22 クラッチインナ 23 リングギヤ 24 励磁コイル 25 ホルダ 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 連結ロッド 31 整流子部、31a 凹部 32 コイルばね 33 ブラシホルダ 34 固定接点板 35 第1リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 38 コネクタ 39 陽極ブラシ 40 ピグテール 41 陰極ブラシ 42 ピグテール 43 センタプレート、43a 円筒部 44 モータケーシング、44a 排水孔 45 カバー 46 水抜き孔 47 シール板 48 ばね受け部材 49 スルーボルト 51 排水溝 52 突状壁 53 排水キャップ、53a 開口
フロントページの続き (72)発明者 岡田 道夫 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 長島 愼一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力をピニオンギアに伝達する
    ための遊星歯車装置と、前記ピニオンギアをエンジンの
    リングギアに噛み合わせる向きに変位させるためのシフ
    ト機構とを有するエンジン用始動装置であって、 前記シフト機構を受容するシフト室内へ浸入した水を排
    出するべく、前記シフト室を形成するシフト室ケーシン
    グの組立状態おける最下部にて外部に連通する水抜き溝
    を当該シフト室ケーシングの軸線に沿って設けると共
    に、前記遊星歯車装置の内歯リングギアを形成されたリ
    ングギア部材の一部を前記水抜き溝内に排水可能な隙間
    を残して突入させたことを特徴とするエンジン用始動装
    置の水抜き構造。
  2. 【請求項2】 前記モータ室を形成する円筒状モータケ
    ーシングの組立状態おける最下部に設けたモータ室用水
    抜き孔を覆うように当該モータケーシングに取り付けた
    キャップの開口と、前記排水溝の外部への開口とを互い
    に対峙させたことを特徴とする請求項1に記載のエンジ
    ン用始動装置の水抜き構造。
JP9053188A 1997-03-07 1997-03-07 エンジン用始動装置の水抜き構造 Pending JPH10252621A (ja)

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JP9053188A JPH10252621A (ja) 1997-03-07 1997-03-07 エンジン用始動装置の水抜き構造
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