JP3379884B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

エンジン始動装置

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JP3379884B2 JP07207497A JP7207497A JP3379884B2 JP 3379884 B2 JP3379884 B2 JP 3379884B2 JP 07207497 A JP07207497 A JP 07207497A JP 7207497 A JP7207497 A JP 7207497A JP 3379884 B2 JP3379884 B2 JP 3379884B2
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    • Y10T74/20582Levers
    • Y10T74/2063Stops

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン始動装置
に関し、特に、直流電動機の回転軸とピニオンの摺動軸
とピニオン及びスイッチ駆動用電磁装置とを同軸上に配
置してなるエンジン始動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン始動装置は、リングギヤ
に噛合するピニオンを軸方向移動可能に支持した出力軸
と、ピニオンを軸方向に駆動する電磁装置の軸心とが、
互いに並列に配置されることが一般的である。この2軸
構成の始動装置は、電動機の側方に電磁装置が突出する
ために径方向寸法が削減できず、取り付けスペースを確
保する上に少なからぬ制約があるものであった。
【0003】このような不都合を改善するために、出力
軸を外囲する位置に電磁装置を設けた同軸型のエンジン
始動装置が種々提案されている(例えば、本願出願人に
よる特願平7−153818号明細書等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した同軸型始動装
置の場合、直流電動機とピニオンとの間に電磁装置を配
置しているが、この電磁装置のヨークとピニオン(また
はピニオンと一体的に回転する部分)との間に樹脂材か
らなる円環状のストッパを設け、ピニオンの静止位置に
於けるリターンスプリングに抗するストッパとしてい
る。
【0005】上記ストッパは、電磁装置のヨークとギヤ
カバーとで狭持し、このヨークと共にギヤカバーに固定
するのが組み付け上好ましい。このため、ストッパには
半径方向に突出する複数の舌片を形成し、この舌片をギ
ヤカバーに凹設された対応凹部に受容し、これをギヤカ
バーに位置決めされる電磁装置のヨークにて挟むことが
考えられる。しかしながら、この舌片が薄いとストッパ
にがたが生じ、厚いと電磁装置が舌片をもって軸線方向
に位置決めされることとなって電磁装置に軸線方向のば
らつきが生じてアーマチュアの移動ストロークにばらつ
きが生じる結果、所望の推力を発生できなかったり、所
望の接点移動距離が得られないなどの問題を生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した従来技
術の問題点に鑑みなされたものであり、その主な目的
は、組み付け性が良く、組み付け後にがたが生じたり所
望の性能が得られないという不具合の発生を防止するこ
とが可能なエンジン始動装置を提供することにある。上
記した目的を達成するべく、本発明では、直流電動機
と、該直流電動機で駆動される出力軸と、該出力軸にス
プライン結合したリングギヤ駆動用ピニオンと、前記ピ
ニオンに軸方向変位を与えるべく前記直流電動機と前記
ピニオンとの間に前記出力軸を外囲して設けられた電磁
装置と、少なくとも前記ピニオン及び前記電磁装置を外
囲するカバー部材とを具備し、前記ピニオンの端面と前
記電磁装置のヨーク端面との間に円環状樹脂製ストッパ
が介設されたエンジン始動装置であって、前記ストッパ
の外周面に半径方向外向きに突設された舌片を前記カバ
ー部材に形成された対応凹部に受容して該凹部と前記電
磁装置のヨーク端面とで狭持することで該ストッパを保
持するようになっており、前記ストッパの前記舌片の一
方の端面に突起を形成すると共に前記舌片が軸線方向に
弾性をもたせることにより、ストッパを常にカバー部材
と電磁装置のヨークとの間に弾性支持した。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された実施
形態に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明に基づき構成されたエンジ
ン用始動装置としての減速機付スタータの全体図であ
り、中心線より上側は静止状態を、下側は通電状態を示
している。このスタータ1は、エンジンの始動に必要な
回転力を発生するものであり、遊星歯車式減速機2を備
えた電動機3と、減速機2を介して電動機3に連結され
た出力軸4と、出力軸4上に摺動自在に設けられた一方
向ローラクラッチ5及びピニオン6と、電動機3に対す
る電源供給路を開閉するスイッチユニット(図示せず)
と、ピニオン6を軸方向に移動させるための電磁装置9
とから構成されている。
【0009】電動機3は、公知の整流子式直流電動機か
らなり、そのロータ軸10は、図に於ける右端がボトム
プレート11の中心に枢支され、図に於ける左端が、ロ
ータ軸10と同軸配置された出力軸4の右端の中心に枢
支されている。
【0010】減速機2は、電動機3のトッププレート1
2の内面に設けられている。この減速機2は、ロータ軸
10の出力軸4に対する支持部に隣接する位置に形成さ
れたサンギヤ13と、サンギヤ13に噛合した複数のプ
ラネタリギヤ14と、複数のプラネタリギヤ14が噛合
するべくトッププレート12の内周面に形成された内歯
リングギヤ15とからなっている。また、複数のプラネ
タリギヤ14を支持した支持板16が、トッププレート
12の中心に枢支された出力軸4の右端に結合されてい
る。
【0011】トッププレート12には、エンジンに対す
る固定ブラケットを兼ねるカバー部材としてのギヤカバ
ー17が接合されている。このギヤカバー17の左壁の
内面中心部に、出力軸4の遊端が枢支されている。
【0012】出力軸4の中間部の外周面には、一方向ロ
ーラクラッチ5のクラッチアウタ18の内周部が、ヘリ
カルスプライン19を介して結合している。このクラッ
チアウタ18は、ヘリカルスプライン19による出力軸
4との結合部18aと、出力軸4の左端に抜け止め支持
されたプレート20との間に縮設されたリターンスプリ
ング21により、常時右方へ弾発付勢されている。な
お、リターンスプリング21は、クラッチアウタ18の
内周部に形成されたスリーブ状部分18bの内周面と出
力軸4の外周面との間に画成された空隙に巻装されてい
る。
【0013】クラッチアウタ18には、一方向ローラク
ラッチ5のクラッチインナ22が、相対軸方向変位不能
に、かつ相対回転可能に係合している。このクラッチイ
ンナ22の左端の外周部には、エンジンのリングギヤ2
3に噛合してエンジンを駆動するために、前記したピニ
オン6が一体形成されている。このクラッチインナ22
は、回転自在に、かつ軸方向変位自在に出力軸4の左端
部に嵌装されている。
【0014】ギヤカバー17の中間部には、非磁性材で
形成された出力軸4を外囲する電磁装置を構成する励磁
コイル24が固設されている。この励磁コイル24は、
出力軸4が貫通する内向きフランジ25aを有するカッ
プ状のホルダ25及びリング状円板26で構成されたヨ
ークで囲まれている。そして励磁コイル24の内周面と
出力軸4の外周面との間の空隙には、磁性材で形成され
たアーマチュアアウタ27とアーマチュアインナ28と
が、内外二重に相対摺動自在に装着されている。これら
アーマチュア27・28の左端面は、ホルダ25の内向
きフランジ25aの中央部の内面と対向しており、内向
きフランジ25aの中央部が両アーマチュア27・28
に対するポールとなっている。
【0015】ここで、一方向ローラクラッチ5及びピニ
オン6からなるピニオンユニットの軸線方向摺動によ
り、その右端面がホルダ25の左端面に衝当しないよう
に、両者間には樹脂製の円環状ストッパ30が介設され
ている。図2〜図4に良く示されるように、ストッパ3
0の外周面には半径方向外向きに突設された舌片30a
が任意に複数突設されている。そして、この舌片のクラ
ッチアウタ18と対向する側端面には突起30bが形成
されている。また、図3、図4に示されるように、舌片
30aは突起30bの裏面側部分が薄肉とされ、即ち半
径方向から見てコ字状をなし、軸線方向に弾発力を有し
ている。一方、ギヤカバー17の内周面には舌片30a
に整合して受容する複数の凹部17aが形成されてい
る。
【0016】実際にストッパ30を組み付ける際には、
まず電磁装置9を回転方向に位置決めする機能も有する
ストッパ30を図1に於ける右側からギヤカバー17内
に挿入し、舌片30aを対応する凹部17aに受容す
る。そして、電磁装置9をギヤカバー17内に、ホルダ
25の端面がギヤカバー17の内面の段部17b(図
3、図4)に突き当たるまで圧入し、その後、リング状
円板26の端面外周でギヤカバー17を複数箇所かしめ
て、かしめ突起17cを形成し(図4)、このかしめ突
起17cと段部17bとで狭持することで電磁装置9は
ギヤカバー17内に固定される。そして、ホルダ25の
端面と各凹部17a内端壁面とで各舌片30aを該凹部
内にて狭持することによりストッパ30が保持される。
このとき、図4の想像線に示されるように、舌片30a
の突起30bが凹部17aの内端壁面に当接し、押圧さ
れて舌片30aが弾性変形した状態となる。従って、ス
トッパ30は軸線方向について弾発支持された状態とな
り、多少の寸法誤差や突起30bの摩耗等が生じてもが
たが生じることはない。また、電磁装置9は確実にギヤ
カバー17の段部にて軸線方向に位置決めされることと
なって所望の性能を発揮できる。
【0017】アーマチュアアウタ27の右端は、電動機
3の整流子部31に隣接配置されたスイッチユニット
(図示せず)に連結されている。またアーマチュアアウ
タ27は、励磁コイル24のホルダ25に設けられた内
向きフランジ25aとの間に縮設されたリターンスプリ
ング35によって右方へ常時弾発付勢されており、通常
は接点間を開いた状態で静止している。
【0018】アーマチュアインナ28は、クラッチアウ
タ18に設けられたリターンスプリング21の弾発力よ
り弱いばね力のコイルばね36をもって、トッププレー
ト12から左方へ常時弾発付勢されている。またアーマ
チュアインナ28には、その左端がクラッチインナ22
の右端に当接する非磁性材で形成されたシフタ部材37
が結合している。尚、励磁コイル24は、図示されない
イグニッションスイッチに電気的に接続されている。
【0019】トッププレート12と整流子部31との間
には、リング状の金属製セバレータ43が介設されてお
り、減速機2と電動機3との間を隔絶している。このセ
バレータ43の中心部には、その内周面がロータ軸10
の外周面と微小間隙をおいて対向する円筒部43aが、
整流子部31側へ向けて突出形成されている。この円筒
部43aの遊端は、整流子部31の軸線方向端面に形成
された凹部31aに入り込み、減速機2のグリスが整流
子部31側へ漏洩することを防止している。
【0020】エンドプレート11は、ギヤカバー17
に、電動機3のヨーク44及びセバレータ43を介して
貫通ボルト45をもって取り付けられている。ここで、
図4に良く示されるように、ヨーク44の左端はエンド
プレート11のいんろう部11aにその内面及び端面を
もっていんろう嵌合し、また右端はギヤカバー17に直
接係合せず、セバレータ43に形成されたいんろう部4
3bにその内面及び端面をもっていんろう嵌合してい
る。従って、ヨーク44の外周面は単に露出するのみで
あることから、その加工精度を高くする必要がなく、加
工容易性が向上している。
【0021】次に上記実施形態の作動要領について説明
する。励磁コイル24に電流を加えない静止状態にあっ
ては、アーマチュアアウタ27はリターンスプリング3
5に付勢されて右方へ一杯に移動しており、これに連結
された可動接点板8は固定接点板34から離間してい
る。これと同時に、リターンスプリング21に付勢され
たクラッチアウタ18が、ピニオン6と一体をなすクラ
ッチインナ22、シフタ部材37及びアーマチュアイン
ナ28を伴って右方へ一杯に移動しており、ピニオン6
とリングギヤ23との結合が断たれている。
【0022】イグニッションスイッチをスタータオンポ
ジションにすると、励磁コイル24に通電されてこれが
励磁される。このとき、磁性体のクラッチアウタ18が
ストッパ30に当接しているが、該ストッパが非磁性体
の樹脂であるため、ホルダ25からクラッチアウタ18
への磁気漏洩は極めて少なく抑えられている。励磁コイ
ル24が励磁されると、アウタ・インナ両アーマチュア
27・28を磁束が通る磁路が形成され、アウタ・イン
ナ両アーマチュア27・28が左方へ移動する。この
時、ホルダ25の内向きフランジ25aの中央部(ポー
ル)に対してアーマチュアアウタ27側がより近接して
いるため、これがアーマチュアインナ28に先行して移
動する。これに連動して図示されないアーマチュアアウ
タに連結され、かつ電動機3のブラシのピッグテールに
接続された可動接点が移動し、バッテリに接続された固
定接点に接触するため、電動機3にバッテリの電力が供
給され、ロータ軸10が回転する。
【0023】一方アーマチュアアウタ27は、これの右
端側に一体形成された外向きフランジ27aがリング状
円板26に当接したところで、これの左端面と内向きフ
ランジ25aの中央部との間に隙間を開けた状態で停止
する。
【0024】ロータ軸10が回転すると、この回転力
は、減速機2で減速されて出力軸4に伝達される。この
とき、ヘリカルスプライン19を介して出力軸4に係合
したクラッチアウタ18は、慣性抵抗で静止しようとす
るため、ヘリカルスプライン19の働きによる軸方向力
がクラッチアウタ18に加わり、クラッチアウタ18が
左方への移動を開始する。これと同時に、アーマチュア
インナ28には励磁コイル24による左方への吸引力と
コイルばね36の押圧力とが同時に作用しており、アー
マチュアインナ28も左方への移動を開始する。しかし
てこの移動力も、シフタ部材37を介してクラッチアウ
タ18に軸方向力として加わる。
【0025】これらの軸方向力により、リターンスプリ
ング21の付勢力に抗してクラッチアウタ18が左方へ
押し出され、クラッチアウタ18と一体的に結合したク
ラッチインナ22と一体のピニオン6も左方へ押し出さ
れる。そしてクラッチアウタ18がプレート20に当接
すると共に、リングギヤ23との正規噛み合い位置にピ
ニオン6が到達すると、出力軸4の回転力がリングギヤ
23に伝達されてエンジンが起動される。このとき、ア
ーマチュアインナ28の左端面はホルダ25の内向きフ
ランジ25aの中央部に当接し、アーマチュアインナ2
8と一体的に移動したシフタ部材37の左端面とクラッ
チアウタ18との間に微小な間隙が形成されている。こ
のように、ホルダ25の内向きフランジ25aの中央部
に当接することで、アーマチュアインナ28には励磁コ
イル24の吸引力が最大に作用するので、リングギヤ2
3から抜け出す力がピニオン6に作用しても、クラッチ
アウタ18の右方への移動をシフタ部材37を介して阻
止することとなり、リングギヤ23からのピニオン6の
抜け出しが防止される。
【0026】ここでフルストロークしたアーマチュア2
7・28を静止させておくのに要する電流は、アーマチ
ュア27・28を起動するのに要する電流に比して小さ
くて済む。即ち、上記のように、ヘリカルスプライン1
9による軸方向力を、ピニオン6を含む一方向ローラク
ラッチ5の起動力として利用することにより、励磁コイ
ル24の出力を低減し得るので、励磁コイル24をより
一層小径化することができる。なお、エンジンが起動し
てピニオン6の回転速度を上回ると、一方向ローラクラ
ッチ5の作用でピニオン6が空転する点については、従
来構成と全く同様である。
【0027】励磁コイル24への通電を停止すると、ク
ラッチアウタ18に対するリターンスプリング21の付
勢力、並びにアーマチュアアウタ27に対するリターン
スプリング35の付勢力により、ピニオン6がリングギ
ヤ23から離脱すると共に電動機3が停止する。
【0028】
【発明の効果】このように本発明によれば、ピニオンの
端面と電磁装置のヨーク端面との間に介設する円環状樹
脂製ストッパの外周面に、一方の端面に突起を形成した
舌片を半径方向外向きに突設し、かつこの舌片に軸線方
向に弾性を有するようにし、ピニオン及び電磁装置を外
囲するカバー部材に形成された対応凹部に上記舌片を受
容して該凹部と電磁装置のヨーク端面とでこの舌片を狭
持してストッパを保持することで、両者間に舌片が弾性
支持され、ストッパのがたの発生を長期に渡り防止でき
ると共に電磁装置の所望の性能を得ることができる。ま
た、舌片が比較的容易に弾性変形し、突起が引っ込むこ
とから、組み付け時の障害とならず、組み付け性を向上
させる上でも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づいて構成されたエンジン始動装置
の断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】図1の要部部品の拡大斜視図。
【図4】
【符号の説明】
1 スタータ 2 減速機 3 電動機 4 出力軸 5 一方向ローラクラッチ 6 ピニオン 9 電磁装置 10 ロータ軸 11 ボトムプレート 11a いんろう部 12 トッププレート 13 サンギヤ 14 プラネタリギヤ 15 内歯リングギヤ 16 支持板 17 ギヤカバー 17a 凹部 17b 段部 17c 突起 18 クラッチアウタ 19 ヘリカルスプライン 20 ストッパプレート 21 リターンスプリング 22 クラッチインナ 23 リングギヤ 24 励磁コイル 25 ホルダ 25a 内向きフランジ 26 リング状円板 27 アーマチュアアウタ、27a 外向きフランジ 28 アーマチュアインナ 29 連結プレート 30 ストッパ 30a 舌片 30b 突起 31 整流子部 31a 凹部 35 リターンスプリング 36 コイルばね 37 シフタ部材 43 セバレータ 43a 円筒部 43b いんろう部 44 ヨーク 45 貫通ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 善和 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株 式会社ミツバ内 (72)発明者 長島 愼一 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株 式会社ミツバ内 (56)参考文献 特開 平8−319925(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02N 15/06 F02N 15/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電動機と、該直流電動機で駆動さ
    れる出力軸と、該出力軸にスプライン結合したリングギ
    ヤ駆動用ピニオンと、前記ピニオンに軸方向変位を与え
    るべく前記直流電動機と前記ピニオンとの間に前記出力
    軸を外囲して設けられた電磁装置と、少なくとも前記ピ
    ニオン及び前記電磁装置を外囲するカバー部材とを具備
    し、前記ピニオンの端面と前記電磁装置のヨーク端面と
    の間に円環状樹脂製ストッパが介設されたエンジン始動
    装置であって、 前記ストッパの外周面に半径方向外向きに突設された舌
    片を前記カバー部材に形成された対応凹部に受容して該
    凹部と前記電磁装置のヨーク端面とで狭持することによ
    り該ストッパを保持するようになっており、 前記ストッパの前記舌片の一方の端面に突起が形成さ
    れ、かつ前記舌片が軸線方向に弾性を有することを特徴
    とするエンジン始動装置。
  2. 【請求項2】 前記舌片が、その前記突起の裏面側部
    分を薄肉とすることにより軸線方向に弾性を有するよう
    になっていることを特徴とする請求項1に記載のエンジ
    ン始動装置。
JP07207497A 1997-03-25 1997-03-25 エンジン始動装置 Expired - Fee Related JP3379884B2 (ja)

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