JP5919715B2 - スタータ - Google Patents

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Description

本発明は、出力軸の外周にスプライン嵌合するピニオンチューブを有し、このピニオンチューブを出力軸に対し反モータ方向へ押し出して、ピニオンチューブの軸方向反モータ側の端部に支持されるピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせる方式のスタータに関する。
片持ち構造と呼ばれる従来のスタータが特許文献1に記載されている。
このスタータは、図7に示す様に、モータ(図示せず)に駆動される出力軸100、この出力軸100の外周に軸受110を介して嵌合するピニオンチューブ120、出力軸100の回転をピニオンチューブ120に伝達するローラ式の一方向クラッチ130、ピニオンチューブ120の軸方向反モータ側(図示左側)の端部に直スプライン嵌合するピニオン140、クラッチ130とピニオン140との間に配置される軸受150を介してピニオンチューブ120を支持するハウジング160等より構成され、図示しない電磁スイッチの作動により、出力軸100に対しピニオンチューブ120をクラッチ130と一体に反モータ方向(図示左方向)へ押し出して、ピニオン140をエンジンのリングギヤに噛み合わせる方式である。
上記のスタータは、電磁スイッチの作動によってピニオンチューブ120を反モータ方向へ押し出す際に、ピニオンチューブ120と一体にクラッチ130が移動する構成であるため、移動体(ピニオンチューブ120、クラッチ130、ピニオン140)の移動質量が大きくなり、電磁スイッチを小型化する上で問題となっている。
これに対し、クラッチのインナと共に回転する出力軸の外周にスプライン嵌合するピニオンチューブを有し、このピニオンチューブを出力軸に対し反モータ方向へ押し出して、ピニオンチューブの軸方向反モータ側の端部に支持されるピニオンをエンジンのリングギヤに噛み合わせる方式であれば、クラッチを押し出さず、ピニオンチューブを用いてピニオンのみを押し出す構成となるため、移動体の移動質量を小さくでき、電磁スイッチを小型化することが可能となる。
なお、クラッチを移動させない構造としては、特許文献2に記載された片持ち構造のスタータもある。このスタータは、図8に示す様に、クラッチ130のインナチューブ131に対してピニオン軸170がヘリカルスプライン嵌合によって軸方向へ移動可能に設けられ、そのピニオン軸170の軸方向反モータ側の端部にピニオン140が組み付けられている。この構成では、電磁スイッチの作動によってピニオン軸170を反モータ方向へ押し出す際に、クラッチ130が移動しない。
特開2006−177168号公報 特開2007−146759号公報
ところで、特許文献2に記載されたスタータでは、移動体の軸方向モータ側への移動規制を、例えば、ピニオン軸170とクラッチ130のアウター132との当接で達成することができる。
これに対し、出力軸の外周に嵌合するピニオンチューブを用いてピニオンのみを押し出す構成である場合には、出力軸上にストッパを設けることで、ピニオンチューブの軸方向モータ側への移動を規制しなければならない。
しかし、出力軸は高速で回転するため遠心力によりストッパが出力軸から脱落する虞がある。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、出力軸の外周に嵌合するピニオンチューブを用いてピニオンのみを押し出す構成のスタータに対して適用されるピニオンチューブ移動規制用ストッパの出力軸からの脱落を抑制することにある。
(請求項1の発明)
請求項1に記載のスタータは、トルクを発生するモータと、このモータの回転軸と同一軸線上に配置され、且つ、外周面に雄スプラインが形成された出力軸と、モータの発生トルクを出力軸に伝達するクラッチと、内周面に雌スプラインが形成された円筒孔を有し、この円筒孔の内周に出力軸の軸方向反モータ側を挿入して雄スプラインと雌スプラインとが噛み合わされるピニオンチューブと、このピニオンチューブの軸方向反モータ側の端部に配設され、ピニオンチューブと一体に回転するピニオンと、電磁石の吸引力によりシフトレバーを駆動し、このシフトレバーを介して、ピニオンチューブをピニオンと一体に出力軸に対して反モータ方向へ押し出す電磁ソレノイドと、ピニオンチューブの軸方向モータ側への移動を規制するストッパとを備える。
そして、ピニオンは、電磁ソレノイドの作動により、ピニオンチューブが出力軸に対し反モータ方向へ押し出されることにより、エンジンのリングギヤに噛み合う。
すなわち、本発明に係るスタータは、エンジンの始動を行う際に、電磁ソレノイドの作動によってシフトレバーが駆動され、このシフトレバーを介して、ピニオンチューブがピニオンと一体に出力軸に対して反モータ方向へ押し出される。
この構成によれば、電磁ソレノイドの作動によってピニオンチューブをピニオンと一体に反モータ方向へ押し出す際に、出力軸およびクラッチが移動しないため、特許文献1に記載されたスタータと比較して、ピニオンチューブとピニオンを含む移動体の移動質量を小さくできる。
また、クラッチは、モータの発生トルクが伝達されて回転するアウタと、このアウタの内周に相対回転可能に配置されるインナと、アウタとインナとの間に配設されてアウタからインナへ動力を伝達する一方、インナからアウタへの動力の伝達を遮断する動力断続部材とを有し、出力軸は、インナと共に回転する。このため、オーバーラン時に出力軸は高速回転することになる。
ストッパは、周方向の1箇所に開口を有するリング状部材からなるEクリップを複数軸方向に重ねることで構成されており、複数のEクリップは、開口が広がるように弾性変形させながら出力軸に装着され、出力軸と共に回転する。そして、ストッパには、ストッパの外周全周を覆うカバーが装着されている。
出力軸が高速回転すると、Eクリップの開口が遠心力によって開こうとするが、本手段のストッパにはEクリップの開口を含めストッパの外周全周を覆うカバーが装着されているため、ストッパの出力軸からの脱落を抑制することができる。
また、請求項1に記載のスタータによれば、ストッパを構成する複数のEクリップは、開口の周方向位置がそれぞれ異なるように重ねられている。
出力軸の高速回転時に、Eクリップは開口位置と径方向に対向する方向に外れようと
し、カバーを押圧する。
このため、複数のEクリップを軸方向に積層してストッパを構成する場合には、各Eクリップの開口の位置が周方向にずれるように積層することにより、出力軸の高速回転時に各Eクリップがカバーを押圧する方向がずれる。つまり、複数のEクリップからの押圧力をカバーの周方向の1箇所に集中して受けるのではなく、周方向に分散して受けることになるため、カバーの変形や破損を回避することができる。このため、ストッパが出力軸から外れにくくなる。
さらに、請求項1に記載のスタータによれば、ストッパとカバーとは、相対回転が規制されている。
これによれば、カバーとストッパとの間の磨耗を抑制することができる。特に、カバーが磨耗すると変形しやすくなりストッパが外れる原因となる可能性があるため、カバーの磨耗を抑制することにより、ストッパの出力軸からの脱落をより確実に抑制することができる。
(請求項2の発明)
請求項2に記載のスタータによれば、複数のEクリップは、開口の位置が周方向に等
間隔にずれるように重ねられている。
これによれば、複数のEクリップからの押圧力をさらにバランスよくカバーが受ける
ことになるため、カバーの変形や破損をさらに回避することができる。このため、ストッ
パが出力軸から外れにくくなる。
(請求項3の発明)
請求項3に記載のスタータによれば、Eクリップの外周縁は面取りされている。
これによれば、カバーの装着が容易になる。特に、複数のEクリップでストッパを構成する場合には、出力軸に1つ目のEクリップを装着し、その後で2つ目のEクリップを装着する際のガイドにもでき、組み付け性が向上する。
(請求項4の発明)
請求項4に記載のスタータによれば、ストッパは、径方向に凹む凹部を有し、カバーが
凹部に係合することでストッパとカバーとの相対回転が規制されている。
これによれば、ストッパとカバーとの間の相対回転の規制が容易にできる。
(請求項5の発明)
請求項5に記載のスタータによれば、ストッパは、複数のEクリップを軸方向に重ねることで構成されており、複数のEクリップは、互いの相対回転が規制されている。
これによれば、Eクリップ同士の当接面の磨耗を抑制することができる。Eクリップ同士の当接面が磨耗するとストッパの軸方向長さが変わることになるため、ピニオンチューブの軸方向規制位置が変化してしまう。本手段では、Eクリップ同士の当接面の磨耗に伴うピニオンチューブの軸方向規制位置の変化を抑制することができる。
(請求項6の発明)
請求項6に記載のスタータによれば、カバーは、ストッパに対してかしめ固定されている。
これによれば、ストッパに対して容易にカバーを装着することができるとともに、ストッパとカバーとの間の相対回転の規制をすることもできる。
スタータの一部断面を含む全体図である(実施例1)。 (a)スタータ停止時のピニオンチューブ及びピニオンの位置を示す断面図、(b)スタータ駆動時のピニオンチューブ及びピニオンの位置を示す断面図である(実施例1)。 (a)はカバーを装着したストッパの平面図であり、(b)はストッパの平面図であり、(c)はカバーを装着したストッパの斜視図である(実施例1)。 (a)はカバーを装着したストッパの平面図であり(実施例2)、(b)はストッパの平面図である(実施例3)。 (a)はストッパの平面図であり、(b)はストッパの側面図である(実施例4)。 (a)はストッパの平面図であり、(b)は(a)のA−A断面図であり、(c)はリング状部材を軸方向に積層した状態を説明する説明図である(実施例5)。 従来技術(特許文献1)に係るスタータの要部断面図である。 従来技術(特許文献2)に係るスタータの要部断面図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1を図1〜図3を用いて説明する。
スタータ1は、図1に示す様に、トルクを発生するモータ2、このモータ2の回転を減速する減速装置3、この減速装置3の出力側にクラッチ4を介して連結される出力軸5、この出力軸5の外周にスプライン嵌合するピニオンチューブ6、このピニオンチューブ6の軸方向反モータ側(図示左側)の端部に組み付けられ、ピニオンチューブ6と一体に回転するピニオン7、電磁石の吸引力によってシフトレバー8を駆動し、このシフトレバー8を介して、ピニオンチューブ6をピニオン7と一体に出力軸5に対して押し出す働きを有すると共に、後述するメイン接点を開閉してモータ2の通電電流を断続する電磁スイッチ9等より構成される。なお、以下の説明では、クラッチ4より軸方向モータ側(図示右側)を後端側、軸方向反モータ側を前端側と定義し、電磁スイッチ9の作動によってピニオンチューブ6が出力軸5に対して押し出される方向(図示左方向)を反モータ方向、ピニオンチューブ6が押し戻される方向をモータ方向と定義する。
モータ2は、例えば、フレームを兼ねるヨーク2aの内周に永久磁石(界磁コイルでも良い)を配置して構成される界磁、電機子軸2bの外周に整流子(図示せず)を備える電機子、整流子の外周上に配置されるブラシ(図示せず)等を有する直流整流子モータであり、電磁スイッチ9の作動によりメイン接点が閉成して電機子に通電されると、界磁との相互作用により電機子にトルクを発生する。
減速装置3は、図2に示す様に、電機子軸2bの反整流子側(図示左側)に形成される太陽歯車3aと、この太陽歯車3aと同心に配置されるリング状の内歯車3bと、太陽歯車3aと内歯車3bとに噛み合う複数(例えば3個)の遊星歯車3cとで構成され、太陽歯車3aの回転に伴って、遊星歯車3cが自転運動と公転運動を行う遊星歯車減速機である。
クラッチ4は、図2に示す様に、減速装置3の遊星歯車3cを回転自在に支持する歯車軸3dと一体に設けられたアウタ4a、このアウタ4aの内周に相対回転可能に配置されるインナ4b、アウタ4aとインナ4bとの間に配設されるローラ4c(本発明の動力断続部材)等より構成され、このローラ4cを介してアウタ4aからインナ4bへ回転トルクを伝達する一方、インナ4bからアウタ4aへのトルク伝達をローラ4cが空転することで遮断する一方向クラッチである。
出力軸5は、モータ2の電機子軸2bと同一軸線上に配置されて、後端側(図示右側)の端部がクラッチ4のインナ4bと一体に設けられ、外周面が軸受10を介してセンタケース11に回転自在に支持されている。
出力軸5には、図2に示す様に、軸受10に支持される外周面より前端側の外周面に雄ヘリカルスプライン5aが形成され、さらに、雄ヘリカルスプライン5aの前端面より前端側には、ピニオンチューブ6の最大前進位置を規制する前進ストッパ5bが形成されている。また、出力軸5の軸受10に支持される外周面と雄ヘリカルスプライン5aとの間には、全周に周溝5cが凹設され、この周溝5cにピニオンチューブ6の軸方向停止位置を規制するストッパ12が取り付けられている。すなわち、ストッパ12は、ピニオンチューブ6の軸方向モータ側への移動を規制するものである。ストッパ12については後に詳述する。
なお、本実施例では、軸受10にすべり軸受けを使用しているが、ボールベアリング、ニードルベアリングでもよい。
また、軸受10のモータ側には軸受10とインナ4bの相対回転による磨耗を抑制するためにワッシャ13が配設されている。
ピニオンチューブ6は、図2に示す様に、内周面に雌ヘリカルスプライン6aが形成された円筒孔6bを有するチューブ本体6Aと、このチューブ本体6Aより前端側に設けられるピニオン摺動部6Bとを有し、チューブ本体6Aの外周面が軸受16を介してハウジング17に回転自在および軸方向に摺動自在に支持されると共に、円筒孔6bの内周に出力軸5が挿入されて、雄ヘリカルスプライン5aと雌ヘリカルスプライン6aとが噛み合うことにより、出力軸5に対し相対回転可能に、且つ、軸方向へ移動可能に組み付けられている。上述したピニオンチューブ6の最大前進位置は、雌ヘリカルスプライン6aの前端面が前進ストッパ5bの後端面に当接することで規制される。
なお、本実施例では、軸受16にボールベアリングを使用しているが、すべり軸受(平軸受)やニードルベアリングでも良い。
チューブ本体6Aの円筒孔6bは、軸方向の略中央部より前端側と後端側とで内径が異なり、後端側の方が前端側より内径が大きく形成され、その後端側の内周面に雌ヘリカルスプライン6aが形成されている。円筒孔6bの後端側の内径は、雌ヘリカルスプライン6aの歯底径と略同一寸法に形成されている。
また、円筒孔6bの前端側では、円筒孔6bの内周面と出力軸5の外周面との間に生じるクリアランスが、雄ヘリカルスプライン5aと雌ヘリカルスプライン6aとの間に生じるクリアランスより小さく設定されて、円筒孔6bの内周面と出力軸5の外周面とが互いに摺動面を形成している。
さらに、上記の摺動面を形成する円筒孔6bの内周面または出力軸5の外周面には、図2(a)に示すスタータ停止時から図2(b)に示すスタータ駆動時まで、出力軸5の先端面(前端側の端面)と円筒孔6bの軸方向底部との間に形成される空間と、円筒孔6bの後端側とを連通する連通溝18が軸方向に沿って形成されている。
なお、「スタータ駆動時」とは、ピニオン7がエンジンのリングギヤG(図1参照)に噛み合って、モータ2の発生トルクをピニオン7からリングギヤGに伝達してエンジンをクランキングしている状態を言う。
チューブ本体6Aの後端側の端部には、図1に示す様に、シフトレバー8の端部に係合するレバー係合部19が取り付けられている。
また、チューブ本体6Aの外周には、軸受16の前端側に外部からの異物の侵入を防止するシール部材20が配設されている。このシール部材20は、例えば、ゴム製のオイルシールであり、チューブ本体6Aの外周面にリップ部が摺接した状態でハウジング17に保持されている。
ピニオン摺動部6Bは、チューブ本体6Aより外径が小さく形成され、且つ、外周面に直スプライン歯が軸方向に沿って形成されている。
ピニオン7は、ピニオンチューブ6と別体に設けられて、ピニオン摺動部6Bに対し軸方向に移動可能に組み付けられ、且つ、ピニオンスプリング21によってピニオン摺動部6Bの前端側へ付勢され、ピニオン摺動部6Bの前端側の端部に取り付けられたピニオンストッパ22によって軸方向の移動が規制されている。
ピニオン7は、図2に示す様に、前端側の内周に開口して内周面に直スプライン溝が軸方向に沿って形成された摺動孔7bと、この摺動孔7bに連通して後端側の内周に開口すると共に、摺動孔7bより内径が大きく形成された大径孔7cとを有している。
このピニオン7は、大径孔7cの内周を通って摺動孔7bの内周にピニオン摺動部6Bが挿入され、直スプライン歯と直スプライン溝とが噛み合うことで、ピニオン摺動部6Bに対し軸方向に移動可能に組み付けられている。また、ピニオン7は、大径孔7cの後端側端部の内周にチューブ本体6Aの前端側端部の外周が嵌合している。
ピニオンスプリング21は、ピニオンチューブ6のチューブ本体6Aとピニオン摺動部6Bとの間に形成される径方向の段差面と、ピニオン7の大径孔7cと摺動孔7bとの間に形成される径方向の段差面との間に配設されている。
電磁スイッチ9は、図1に示す様に、電磁石の吸引力によってプランジャ23を駆動するソレノイドSLと、内部にメイン接点を配置する樹脂カバー24とを有し、この樹脂カバー24がソレノイドSLの磁気回路を兼ねるフレームの開口端部にかしめ固定されている。ソレノイドSLは、通電によって電磁石を形成する励磁コイル25、この励磁コイル25の内周を軸方向に移動可能に配置される上記プランジャ23、励磁コイル25への通電が停止して電磁石の吸引力が消滅した時にプランジャ23を押し戻すためのリターンスプリング26、ピニオン7をエンジンのリングギヤGに噛み合わせるための反力を蓄えるドライブスプリング27、このドライブスプリング27を介してプランジャ23の動きをシフトレバー8に伝達するジョイント28等より構成される。
メイン接点は、樹脂カバー24に固定される2本の端子ボルト29を介してモータ2の電源ラインに接続される一組の固定接点(図示せず)と、プランジャ23の動きに連動して一組の固定接点間を電気的に断続する可動接点(図示せず)とで構成される。
このメイン接点は、プランジャ23が電磁石に吸引されて図1の右方向へ移動する時に、可動接点が一組の固定接点に当接して両固定接点間を導通することで閉成し、電磁石の吸引力が消滅してプランジャ23がリターンスプリング26によって押し戻される時に、可動接点が一組の固定接点から離れて両固定接点間の導通を遮断することで開成する。
シフトレバー8は、ハウジング17に回動自在に支持されるレバー支点部8aを有し、このレバー支点部8aより一端側のレバー端部が電磁スイッチ9のジョイント28に連結され、レバー支点部8aより他端側のレバー端部がチューブ本体6Aに取り付けられたレバー係合部19に係合する。
〔ストッパ12の構成について〕
ストッパ12の構成を図3を用いて詳しく説明する。
ストッパ12は、周方向の1箇所に開口30aを有する1つのリング状部材からなるEクリップ30である。Eクリップ30は、開口30aを広げるように弾性変形させながら出力軸5の周溝5cの外周に嵌め込まれ、出力軸5と共に回転する。
そして、ストッパ12には、ストッパ12の外周全周を覆うカバー31が装着されている。本実施例では、ストッパ12は1つのEクリップ30であるため、Eクリップ30の外周に周方向に切れ目のないリング状のカバー31が装着されている。
なお、カバー31は周方向に連続する一体物であることが好ましいが、周方向に切れ目のあるリング部材を溶接等により接合して周方向に連続させた態様であってもよい。
カバー31は、Eクリップ30の外周面を覆うリング状の径方向側面部31aと、この径方向側面部31aの軸方向両端から径方向内側に延設されてEクリップ30の軸方向両端面を挟む軸方向側面部31bとを有している。
カバー31は、Eクリップ30にかしめ固定されている。例えば、カバー31の全周において、軸方向側面部31bをEクリップ30の軸方向側面に押圧するようにかしめ固定する。これにより、カバー31とEクリップ30とは周方向にも相対移動しないように固定される。
なお、開口30aに軸方向側面部31bが入り込むようにかしめることで、カバー31とEクリップ30との相対回転防止効果を高めることもできる。
〔スタータ1の作動〕
次に、スタータ1の作動を説明する。
ユーザにより始動スイッチ(図示せず)が閉操作されると、バッテリより電磁スイッチ9の励磁コイル25に通電されて電磁石が形成され、その電磁石に吸引されてプランジャ23が移動する。このプランジャ23の動きがシフトレバー8を介してピニオンチューブ6に伝達されることで、ピニオンチューブ6がピニオン7と一体に反モータ方向へ押し出される。この時、ピニオン7がリングギヤGに噛み合わず、ピニオン7の端面がリングギヤGの端面に当接すると、ピニオン7の移動は停止し、ピニオンスプリング21を押し縮めながらピニオンチューブ6のみ押し出される。
この後、ドライブスプリング27に反力を蓄えながらプランジャ23が更に移動してメイン接点が閉じると、バッテリより電力の供給を受けてモータ2にトルクが発生する。モータ2の発生トルクは、減速装置3で増幅された後、クラッチ4を介して出力軸5に伝達され、さらに、出力軸5からピニオンチューブ6に伝達されることで、ピニオンチューブ6が回転する。ピニオンチューブ6の回転により、ピニオン7がリングギヤGと噛み合い可能な位置まで回転すると、ドライブスプリング27に蓄えられた反力と、モータ2の発生トルクがヘリカルスプライン5a、6aにより変換されて発生する軸方向の推力(前進力)とでピニオンチューブ6が押し出され、さらに、ピニオンスプリング21の反力でピニオン7が押し出されることで、ピニオン7とリングギヤGとの噛み合いが成立する。これにより、モータ2の発生トルクがピニオン7からリングギヤGに伝達されて、エンジンをクランキングする。
クランキングからエンジンが完爆した後、ユーザにより始動スイッチが開操作されると、励磁コイル25への通電が停止して電磁石の吸引力が消滅するため、リターンスプリング26の反力でプランジャ23が押し戻される。その結果、メイン接点が開いてバッテリからモータ2への通電が停止され、電機子の回転が次第に減速して停止する。
また、プランジャ23が押し戻されると、エンジン始動時と反対方向にシフトレバー8が揺動してピニオンチューブ6がモータ方向へ押し返されることにより、ピニオン7がリングギヤGから離脱して、図2(a)に示すスタータ停止位置までピニオンチューブ6と一体に後退する。
〔実施例1の作用および効果〕
実施例1に示すスタータ1は、軸受16を介してハウジング17に支持されるピニオンチューブ6の前端側の端部にピニオン摺動部6Bが設けられ、このピニオン摺動部6Bの外周にピニオン7が直スプライン嵌合して組み付けられている。言い換えると、ピニオン7より前端側にピニオンチューブ6を支持する軸受を持たない片持ち構造のスタータ1である。
このスタータ1において、ピニオンチューブ6は、出力軸5の外周にヘリカルスプライン嵌合によって組み付けられ、エンジンの始動を行う際に、電磁スイッチ9の作動によって、出力軸5に対し反モータ方向へ押し出される。また、出力軸5は、後端側の端部がクラッチ4のインナ4bと一体に設けられている。この構成によれば、エンジンの始動を行う際に、出力軸5およびクラッチ4が移動することはない。
また、ピニオンチューブ6は、出力軸5の外周にヘリカルスプライン嵌合して、出力軸5に対し軸方向に移動可能に組み付けられるため、チューブ本体6Aが中空状に形成される。これにより、ピニオンチューブ6の軽量化を図ることができる。
これに対し、図8に示す特許文献2のスタータに用いられるピニオン軸170は、インナチューブ131の内周にヘリカルスプライン嵌合して組み付けられるため、ピニオン軸170を中空状に形成すると、ピニオン軸170の剛性が不足する恐れがある。すなわち、ピニオン軸170を中空状に形成しても、ピニオン軸170を内周側から支える部品が存在しないため、ピニオン軸170を軽量化するために中空状に形成することは困難である。
上記の結果、本実施例のスタータ1は、ピニオンチューブ6とピニオン7を含む移動体の移動質量を小さくできるので、シフトレバー8を介して移動体を押し出すための吸引力を発生する電磁スイッチ9の小型化を図ることができる。
さらに、本実施例のスタータ1によれば、ピニオンチューブ6の軸方向停止位置を規制するストッパ12が設けられている。そして、ストッパ12は、周方向の1箇所に開口30aを有するEクリップ30であり、出力軸5に設けられた周溝5cの外周に出力軸5と共に回転するように装着されている。そして、Eクリップ30には、Eクリップ30の外周全周を覆うカバー31が装着されている。
オーバーラン時に出力軸5が高速回転すると、Eクリップ30の開口30aが遠心力によって開こうとするが、Eクリップ30には開口30aを含めた外周全周を覆うカバー31が装着されているため、ストッパ12の出力軸5からの脱落を抑制することができる。
また、カバー31は、ストッパ12(Eクリップ30)に対してかしめ固定されている。
これによれば、ストッパ12に対して容易にカバー31を装着することができるとともに、ストッパ12とカバー31との間の相対回転の規制をすることもできる。
カバー31とストッパ12との間の相対回転が規制されると、カバー31とストッパ12との間の磨耗を抑制することができる。特に、カバー31が磨耗すると変形しやすくなりストッパ12が外れる原因となる可能性があるため、カバー31の磨耗を抑制することにより、ストッパ12の出力軸からの脱落をより確実に抑制することができる。
〔実施例2〕
実施例2を、実施例1とは異なる点を中心に図4(a)を用いて説明する。
本実施例では、ストッパ12は、2つのEクリップ30を軸方向に重ねることで構成されている。
2つのEクリップ30は、開口30aが互いに180度ずれるように積層されている。
そしてカバー31の軸方向側面部31bは2つのEクリップ30を挟むようにかしめられる。
出力軸5の高速回転時に、Eクリップ30は開口位置と径方向に対向する方向に外れようとし、カバー31を押圧する。
このため、複数のEクリップ30を積層してストッパ12を構成する場合には、各Eクリップ30の開口30aの位置が周方向にずれるように積層することにより、各Eクリップ30がカバー31を押圧する方向がずれる。つまり、複数のEクリップ30からの押圧力をカバー31の周方向の1箇所に集中して受けるのではなく、周方向に分散して受けることになるため、カバー31の変形や破損を回避することができる。このため、ストッパ12が出力軸5から外れにくくなる。
本実施例では、2つのEクリップ30でストッパ12を構成したが、3つ以上で構成してもよい。例えば、3つのEクリップ30でストッパ12を構成する場合には、3つのEクリップ30の開口30aが120度間隔となるように積層するのが好ましい。
開口30aの位置が周方向に等間隔にずれるように重ねることにより、複数のEクリップ30からの押圧力をバランスよくカバー31が受けることになるため、カバー31の変形や破損をさらに回避することができる。
〔実施例3〕
実施例3を、実施例1とは異なる点を中心に図4(b)を用いて説明する。
本実施例では、ストッパ12(Eクリップ30)が径方向に凹む凹部30bを有し、カバー31が凹部30bに係合することでストッパ12とカバー31との相対回転が規制されている。
すなわち、Eクリップ30には周方向等間隔に3箇所の凹部30bが設けられており、カバー31の径方向側面部31aが凹部30bに対応する箇所でかしめられている。
これによれば、ストッパ12とカバー31との間の相対回転の規制が容易にできる。
〔実施例4〕
実施例4を、実施例1とは異なる点を中心に図5を用いて説明する。
本実施例では、Eクリップ30の外周縁が、例えばテーパ状に面取りされて、Eクリップ30の外周面が軸方向の一方に縮径するテーパ面を有している。
これによれば、縮径した側からカバー31を軸方向に外挿することが容易となる。また、複数のEクリップ30でストッパ12を構成する場合には、出力軸5に1つ目のEクリップ30を装着し、その後で2つ目のEクリップ30を装着する際のガイドにもでき、組み付け性が向上する。
なお、本実施例ではテーパ状に面取りされていたが、R形状等に面取りしてもよい。
また、軸方向の一方側だけでなく、軸方向の両側にテーパ面もしくはR面等が形成されるように面取りを施してもよい。
〔実施例5〕
実施例5を、実施例2とは異なる点を中心に図6を用いて説明する。
本実施例では、2つのEクリップ30の互いの相対回転が規制されている。
例えば、図6(a)、(b)に示すように、Eクリップ30の開口30aと180°対向する位置の軸方向側面に軸方向に突出する突起30cを設け、図6(c)に示すように、2つのEクリップ30を軸方向に積層する際に、一方のEクリップ30の開口30aに他方のEクリップ30の突起30cが入るように積層することにより、相対回転を規制することができる。
なお、突起30cは、図6(b)に示すように、Eクリップ30を軸方向にプレス加工することにより形成することができる。
これによれば、Eクリップ30同士の当接面の磨耗を抑制することができる。Eクリップ30同士の当接面が磨耗するとストッパ12の軸方向長さが変わることになるため、ピニオンチューブ6の軸方向規制位置が変化してしまう。本実施例では、Eクリップ30同士の当接面の磨耗を抑制することで、ピニオンチューブ6の軸方向規制位置の変化を抑制することができる。
なお、突起30cの径に対して開口30aの周方向長さが大きく、突起30cのまわりに隙間がある場合には、隙間分だけEクリップ30同士の周方向相対移動が許容される場合もあるが、相対回転は許容されない。
〔変形例〕
実施例1のカバー31は、径方向側面部31aと軸方向側面部31bで構成されていたが、径方向側面部31aのみで構成されていても良い。
また、軸方向側面部31bは、径方向側面部31aの軸方向両端から径方向内側に延設されてEクリップ30の軸方向両端面を挟むように設けられていたが、Eクリップ30の軸方向両端面を挟む構造でなくても良い。例えば、軸方向側面部31bは、径方向側面部31aの軸方向のいずれか一方のみから径方向内側に延設されてEクリップ30の軸方向の一方の面側のみに設けられる構造であっても良い。つまり、実施例ではカバー31が断面コの字状であったが、断面L字状であっても良い。
実施例1に記載したクラッチ4は、本発明の動力断続部材としてローラ4cを使用するローラ式クラッチの一例を記載したが、ローラ4cに替えてスプラグを動力断続部材として用いるスプラグ式クラッチ、あるいは、動力断続部材にカムを用いるカム式クラッチ等でも良い。
本発明のスタータに使用されるモータ2は、実施例1に記載した直流整流子モータに限定されるものではなく、例えば、交流モータを使用することも出来る。
実施例1では、ピニオン7がピニオンチューブ6と別体に設けられ、ピニオン摺動部6Bの外周に直スプライン嵌合する構成を記載したが、ピニオン7とピニオンチューブ6とを一体に設けても良い。
また、実施例1では、出力軸5がインナ4bと一体に設けられていたが、一体でなくても、出力軸5がインナ4bと共に回転するように設けても良い。
実施例1に記載した電磁スイッチ9は、電磁石によって吸引されたプランジャ23が移動することで、シフトレバー8を駆動すると共に、メイン接点を閉成する構成であるが、シフトレバー8を駆動してピニオンチューブ6を反モータ方向へ押し出す働きと、メイン接点を開閉する働きとを別々のソレノイドで行う構成でも良い。すなわち、シフトレバー8を駆動してピニオンチューブ6を反モータ方向へ押し出すためのピニオン押し出し用ソレノイド(本発明に係る電磁ソレノイド)と、メイン接点を開閉してモータ2の通電電流を断続するモータ通電用ソレノイドとを備えるタンデム構造の電磁スイッチとすることも出来る。
さらに、ピニオン押し出し用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドは、両者を共通のフレームに収容して一つの電磁スイッチとして構成することもできるが、両ソレノイドをそれぞれ専用のフレームに収容して独立した構成とすることもできる。
このタンデム構造の電磁スイッチは、ピニオン押し出し用ソレノイドとモータ通電用ソレノイドの作動をECU(電子制御装置)によって独立に制御することが可能であり、近年、車両への搭載が進んでいるアイドリングストップに対して好適に採用することが出来る。なお、アイドリングストップとは、例えば、交差点での赤信号や渋滞等により車両が一時停止した際に、エンジンへの燃料噴射を停止してエンジンを自動的に停止させるシステムである。
1 スタータ
2 モータ
2b 電機子軸(モータの回転軸)
4 クラッチ
4a アウタ
4b インナ
4c ローラ(動力断続部材)
5 出力軸
5a 雄ヘリカルスプライン(雄スプライン)
6 ピニオンチューブ
6a 雌ヘリカルスプライン(雌スプライン)
6b 円筒孔
7 ピニオン
8 シフトレバー
9 電磁スイッチ
12 ストッパ
30 Eクリップ(リング状部材)
30a 開口
30b 凹部
31 カバー
G リングギヤ
SL ソレノイド(電磁ソレノイド)

Claims (6)

  1. トルクを発生するモータと、
    このモータの回転軸と同一軸線上に配置され、且つ、外周面に雄スプラインが形成された出力軸と、
    前記モータの発生トルクを前記出力軸に伝達するクラッチと、
    内周面に雌スプラインが形成された円筒孔を有し、この円筒孔の内周に前記出力軸の軸方向反モータ側を挿入して前記雄スプラインと前記雌スプラインとが噛み合わされるピニオンチューブと、
    このピニオンチューブの軸方向反モータ側の端部に配設され、前記ピニオンチューブと一体に回転するピニオンと、
    電磁石の吸引力によりシフトレバーを駆動し、このシフトレバーを介して、前記ピニオンチューブを前記ピニオンと一体に前記出力軸に対して反モータ方向へ押し出す電磁ソレノイドと、
    前記ピニオンチューブの軸方向モータ側への移動を規制するストッパとを備え、
    前記ピニオンは、前記電磁ソレノイドの作動により、前記ピニオンチューブが前記出力軸に対し反モータ方向へ押し出されることにより、エンジンのリングギヤに噛み合い、
    前記クラッチは、前記モータの発生トルクが伝達されて回転するアウタと、このアウタの内周に相対回転可能に配置されるインナと、前記アウタと前記インナとの間に配設されて前記アウタから前記インナへ動力を伝達する一方、前記インナから前記アウタへの動力の伝達を遮断する動力断続部材とを有し、
    前記出力軸は、前記インナと共に回転し、
    前記ストッパは、周方向の1箇所に開口を有するリング状部材からなるEクリップを複数軸方向に重ねることで構成され
    前記複数のEクリップは、前記開口が広がるように弾性変形させながら前記出力軸に装着され、前記出力軸と共に回転するとともに、前記開口の周方向位置がそれぞれ異なるように重ねられており、
    前記ストッパには、前記ストッパの外周全周を覆うカバーが装着されており、
    前記ストッパと前記カバーとは、相対回転が規制されていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載のスタータにおいて、
    前記複数のEクリップは、前記開口の位置が周方向に等間隔にずれるように重ねられていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載のスタータにおいて、
    前記Eクリップの外周縁は面取りされていることを特徴とするスタータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のスタータにおいて、
    前記ストッパは、径方向に凹む凹部を有し、前記カバーが前記凹部に係合することで前記ストッパと前記カバーとの相対回転が規制されていることを特徴とするスタータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のスタータにおいて、
    前記複数のEクリップは、互いの相対回転が規制されていることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のスタータにおいて、
    前記カバーは、前記ストッパに対してかしめ固定されていることを特徴とするスタータ。
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