JP3170325U - 止め輪 - Google Patents

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Abstract

【課題】止め輪自体に脱落防止機構を備えることにより、振動環境下で使用可能な止め輪を提供する。【解決手段】止め輪1の一部に拘束ピンが挿入される穴5または切り欠きを有する突出部4を設けたものにおいては、拘束ピンによって止め輪の回転を止めることができるため、合口3が軸端の溝に乗り上げることがなくなり、止め輪が脱落するのを防止することができる。また、各々の止め輪の外周部2の合口に対向する部分に屈曲部を設けたものを、一方の屈曲部が他方の合口の間に収まるよう2枚重ねて止め輪としたものにおいては、常に合口の開口部分が塞がれているため、合口が軸端の溝に乗り上げることがなくなり、止め輪が脱落するのを防止することができる。【選択図】図1

Description

本考案は、航空機や一般産業機械等において、軸の抜け止めに適用される止め輪に関する。
従来、軸の抜け止め構造は、軸端に設けた溝にJIS B2804等の公共規格で定められた止め輪を嵌め込む方法が多く用いられている。また、軸に横穴をあけ、割りピンを貫通させる方法もある。固定部品を全く使用しない形態としては、軸端を潰して軸の径を大きくする方法、軸支持部をカシメる方法がある。
図8は、従来の止め輪の基本構成を示した図である。止め輪100には合口101が設けられており、専用の着脱工具により合口101を広げておいて軸端に設けた溝に嵌め込む。しかし、振動等により止め輪が回転すると、合口から軸端の溝に乗り上げて、最終的に止め輪が軸から脱落してしまうことがあった。そのため、止め輪は振動環境下での使用が敬遠される場合があった。特に航空機の場合、万一止め輪が脱落した場合、重大事故につながる恐れがあるため、止め輪の使用が原則的に禁止されていたり,使用の許可範囲が限られていたりし,使用機会は少なかった。特許文献1においては、脱落防止プレートを別途に取り付けて、この問題を解決している。
実開昭59−191407号公報
止め輪は、着脱が容易であるとのメリットがあるものの、振動環境下では脱落のおそれがあった。特許文献1では、別途の脱落防止プレートによって脱落を防止しているが、脱落防止プレートと止め輪を軸に装着した後に第2の突止を折り曲げる必要があり、作業性の悪いものであった。
そこで、本考案の止め輪は、上述の課題を解決するため、止め輪自体に脱落防止機構を備えたことを特徴としている。
本考案の第1の形態は、止め輪の一部に拘束ピンが挿入される穴または切り欠きを有する突出部を設けたものである。
これによれば、拘束ピンによって止め輪の回転を止めることができるので、合口が軸端の溝に乗り上げることがなくなり、止め輪が脱落するのを防止することができる。
本考案の第2の形態は、各々の止め輪の外周部の合口に対向する部分に屈曲部を設けたものを、一方の屈曲部が他方の合口の間に収まるよう2枚重ねて止め輪としたものである。
このようなものであれば、軸端の溝に装着した状態では合口に開口部分がないため、合口が軸端の溝に乗り上げることがなくなり、止め輪が脱落するのを防止することができる。
以上説明したように、本考案の止め輪によれば、振動環境下においても脱落することなく使用することができる。
第1の実施形態に係る止め輪の概略図である。 第1の実施形態の変形例を示す概略図である。 第1の実施形態に係る止め輪の使用例を示す図である。 第2の実施形態に係る止め輪を分解した図である。 第2の実施形態に係る止め輪の概略図である。 第2の実施形態に係る止め輪において、ひねりを加えたものを示す図である。 第2の実施形態に係る止め輪の使用例を示す図である。 従来の止め輪の概略図である。
〔第1の実施形態〕
以下、本考案の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本考案の第1の実施形態を示す概略図である。止め輪1には従来の止め輪と同じく、外周部2と合口3を有している。外周部2の一部には突出部4が設けられ、この突出部4に拘束ピンが挿入されるための穴5があけられている。図1では突出部4は合口3に対向する位置に設けられているが、外周部2の一部であれば、合口3に対向する位置以外に設けても構わない。
図2は、穴5に代えて切り欠き6としたものである。止め輪の回転を止めれば脱落は防止できるので、穴ではなく切り欠きとしても構わない。
図3は、第1の実施形態の止め輪を用いて軸の抜け止めを行った例を断面図で示したものである。軸7の左端には溝9が形成されており、本考案に係る止め輪1が嵌め込まれている。突出部4に設けられた穴5または切り欠き6には拘束ピン10が挿入され、拘束ピン10はハウジング8aに固定されている。ハウジング8aへの拘束ピン10の固定方法は、圧入、接着等の周知の方法により行えばよい。
軸7の右端部は径を大きくしているので、この大径部がハウジング8bにあたり、軸7は左側に抜けることはない。軸7が右側に抜けようとする動きは止め輪1が防いでいる。止め輪1は拘束ピン10で拘束されているため、振動が加わっても回転せず、その結果、合口3が溝9に乗り上げることがなくなるので、止め輪1が脱落して軸7が抜け落ちることはない。
〔第2の実施形態〕
以下、本考案の第2の実施形態を、図面を参照して説明する。
本考案の第2の実施形態は、各々の止め輪の外周部の合口に対向する部分に屈曲部を設けたものを、一方の屈曲部が他方の合口の間に収まるよう2枚重ねて止め輪としたものである。
図4は、重ね合わされる前の一方の止め輪を示したものである。図4において、(a)は平面図、(b)は右側面図である。外周部の合口に対向する部分に屈曲部12を設けている。外周部の厚みtだけ屈曲しており、屈曲部の長さbは合口の開口部の長さaよりも小さい。
図5は、止め輪11を2枚重ね合わせた状態を示している。図5において、(a)は平面図、(b)は右側面図である。屈曲部12が合口の間に収まるため、2枚の止め輪は重ね合わせることができる。また、それぞれ外周部の厚みtだけ屈曲させているので、お互いの外周部を隙間なく重ね合わせることができる。また、それぞれの屈曲部12が合口の間に収まっているため、お互いが回転することがなく、常に一方の合口の開口を他方の屈曲部が塞ぐ状態になる。
さらに、外周部の合口側に図6に示すようなひねりを入れると良い。図6において、(a)は平面図、(b)は右側面図である。2枚の止め輪を重ねたときに、ひねり部13のばね作用によって一方の合口が他方の外周部を押さえ込むため、お互いが回転するのをより効果的に抑制することがでる。
図7は、第2の実施形態の止め輪を用いて軸の抜け止めを行った例を断面図で示したものである。軸7の左端には溝9が形成されており、本考案に係る止め輪11’が嵌め込まれている。嵌め込み作業に専用工具は必要なく、従来の止め輪に使用される工具を2個使用して、2枚の合口を同時に広げることで行うことができる。
軸7の右端部は径を大きくしているので、この大径部がハウジング8bにあたり、軸7は左側に抜けることはない。軸7が右側に抜けようとする動きは止め輪11’が防いでいる。止め輪11’の合口の開口部は常に一方の屈曲部が塞いでおり、合口が溝9に乗り上げることがなくなるので、止め輪11’が脱落して軸7が抜け落ちることはない。
1,11’ ,100…止め輪
2…外周部
3,101…合口
4…突出部
12…屈曲部

Claims (3)

  1. 外周部および合口からなる止め輪において、外周部の一部に拘束ピンが挿入される穴または切り欠きを有する突出部を設けたことを特徴とする止め輪。
  2. 外周部の合口に対向する部分に屈曲部を設けた2枚の止め輪を、一方の屈曲部が他方の合口の間に収まるよう重ね合わせたことを特徴とする止め輪。
  3. 2枚の止め輪それぞれの外周部の合口側に一方の合口が他方の外周部を押さえ込むようひねりを加えたことを特徴とする請求項2に記載の止め輪。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013083175A (ja) * 2011-10-07 2013-05-09 Denso Corp スタータ
JP2016503747A (ja) * 2013-01-08 2016-02-08 ソーラス インダストリアル イノベーションズ,リミテッド ライアビリティ カンパニー モジュールコンベヤシステムおよび方法
JP2016108947A (ja) * 2014-12-02 2016-06-20 三菱電機株式会社 スタータ
KR101965412B1 (ko) * 2018-02-12 2019-04-03 아이가드 주식회사 장력검출식 감지시스템

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