JP2015203599A - 酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置 - Google Patents

酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、使用される酸素濃度センサに応じて、素子インピーダンスの検出動作を適切化できるようにする。
【解決手段】制御装置1は、酸素濃度センサ3の素子3aに、互いの方向が逆の第1電流(−Iz)と第2電流(+Iz)とを順次印加する電流印加手段19,21bと、素子3aに第1電流が印加される前の素子3aの両端電圧Vsと、素子3aに第1電流が印加されている期間の素子の両端電圧Vsとの、差分ΔVsを検出する検出手段21aと、検出手段21aにより検出された差分ΔVsと第1電流の値とに基づいて、素子3aのインピーダンスZを算出するインピーダンス算出手段23とを備える。そして、電流印加手段19,21bは、第1電流と第2電流とを印加する時間である電流印加時間T1を、外部から(この例ではマイコン23から)与えられる指示に応じて変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、酸素濃度センサの素子のインピーダンスを検出する装置に関する。
内燃機関の空燃比制御に用いられる酸素濃度センサの素子のインピーダンス(素子インピーダンス)を検出する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1の技術では、酸素濃度センサの素子としてのセルに、抵抗値測定用(インピーダンス測定用)の一定電流を一定時間だけ印加する。そして、一定電流を印加する前のセルの両端電圧と、一定電流を印加している期間のセルの両端電圧との差分であって、一定電流の印加によるセルの両端電圧の変化分を、セルのインピーダンスと相関する値として検出する。更に、特許文献1の技術では、セルに抵抗値測定用の一定電流を印加した後、その一定電流とは逆極性の一定電流を上記一定時間と同じ時間だけ印加することにより、セルの状態が空燃比検出のための正常な状態に復帰するまでの時間を短縮させている。
特開平10−48180号公報
上記一定電流の印加時間の最適値は、インピーダンス検出対象のセル(素子)の電気的特性(換言すれば酸素濃度センサの種類)によって異なる。セルへの一定電流の印加を開始した時点から、セルの両端電圧がインピーダンスに応じた値に到達するまでの時間は、セルの静電容量や抵抗値によって変わるからである。
このため、一定電流の印加時間が固定であると、酸素濃度センサの特性が変更された場合(例えば、品番が異なるセンサに変更された場合や、センサの品番は同じであるが特性変更が行われた場合)に、一定電流の印加時間が短すぎたり長すぎたりする事が生じる。一定電流の印加時間が短すぎれば、セルの両端電圧がインピーダンスに応じた値に到達する前に一定電流の印加が終了されてしまうこととなり、一定電流の印加によるセルの両端電圧の変化(即ち、セルのインピーダンス)を正しく検出することができなくなる。また、一定電流の印加時間が長すぎれば、本来の空燃比検出を実施できない期間が長くなるため好ましくない。
そこで、本発明は、酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、使用される酸素濃度センサに応じて、素子インピーダンスの検出動作を適切化できるようにすることを目的としている。
第1発明の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置は、酸素濃度センサの素子に、互いの方向が逆である第1電流と第2電流とを順次印加する電流印加手段と、検出手段と、インピーダンス算出手段とを備える。検出手段は、前記素子に前記第1電流が印加される前の前記素子の両端電圧である電流印加前電圧と、前記素子に前記第1電流が印加されている期間の前記素子の両端電圧である電流印加後電圧との、差分を検出する。そして、インピーダンス算出手段は、前記検出手段により検出された前記差分と前記第1電流の値とに基づいて、前記素子のインピーダンスを算出する。
そして特に、この素子インピーダンス検出装置において、電流印加手段は、前記第1電流と前記第2電流とを印加する時間である電流印加時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されている。
このため、使用される酸素濃度センサに応じて、電流印加時間を適切な値に変更することができ、その結果、素子インピーダンスの検出動作を適切化することができる。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
第1実施形態の制御装置の構成を表す構成図である。 第1実施形態の制御装置の作用を説明する説明図である。 第1実施形態のパラメータ設定処理を表すフローチャートである。 第1実施形態のパラメータ変更処理を表すフローチャートである。 第2実施形態の制御装置の構成を表す構成図である。 第3実施形態の制御装置の構成を表す構成図である。
以下に、本発明が適用された実施形態の制御装置について説明する。尚、本実施形態の制御装置は、車両に搭載された内燃機関の空燃比フィードバック制御(燃料噴射量を目標の空燃比にする制御)を実施する燃料噴射制御システムに用いられる。そして、以下では、燃料噴射制御システムにおいて実際の空燃比を検出するために用いられる酸素濃度センサの、素子インピーダンスを検出する構成及び処理について主に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、第1実施形態の制御装置1には、酸素濃度センサとして空燃比センサ3が接続される。
空燃比センサ3は、1セルタイプの空燃比センサ(1セル限界電流式空燃比センサ)であり、車両のエンジンの排気通路に配置される。空燃比センサ3は、電圧が印加された状態で空燃比に応じた限界電流が流れるセンサセル3aと、センサセル3aを加熱するためのヒータ3bとを備える。センサセル3aに流れる電流が、当該空燃比センサ3により検出された空燃比に応じたセンサ電流となる。この例では、センサセル3aが、インピーダンス検出対象の素子に該当する。
制御装置1は、センサセル3aの一方の端子5(例えばプラス側端子)に一端が接続されたセンサ電流検出用の抵抗11と、センサセル3aの端子5に電圧を印加すると共に、抵抗11を介してセンサセル3aにセンサ電流を流すオペアンプ(演算増幅器)12及び電圧制御部13と、センサセル3aの他方の端子7(例えばマイナス側端子)に電圧を印加するためのバッファ回路14及び電圧出力部15と、抵抗11の両端電圧を増幅して出力する増幅回路16と、を備える。
オペアンプ12の端子のうち、出力端子は、抵抗11のセンサセル3a側(端子5側)とは反対側の端部に接続されており、反転入力端子(−端子)は、センサセル3aの端子5に接続されている。そして、オペアンプ12の非反転入力端子(+端子)には、電圧制御部13の出力電圧Vo1が入力される。このため、オペアンプ12の出力端子の電圧は、端子5の電圧と電圧制御部13の出力電圧Vo1とが同じになるように変化する。
バッファ回路14は、オペアンプによって構成されており、電圧出力部15の出力電圧Vo2と同じ電圧を、センサセル3aの端子7に出力する。
このため、センサセル3aには、電圧制御部13の出力電圧Vo1と、電圧出力部15の出力電圧Vo2との、差電圧(Vo1−Vo2)が印加される。つまり、その差電圧が、センサセル3aへの空燃比検出用の印加電圧となる。例えば、Vo1が2.9Vで、Vo2が2.5Vであれば、センサセル3aには0.4Vの電圧が印加される。
増幅回路16からは、センサ電流に比例した電圧が出力される。つまり、増幅回路16の出力電圧は、センサ電流の検出信号である。
電圧制御部13は、増幅回路16の出力電圧に応じて(換言すれば、センサ電流に応じて)、出力電圧Vo1を調整することにより、センサセル3aへの印加電圧を調整する。具体的には、電圧制御部13は、センサセル3aへの印加電圧を、センサ電流に応じて、空燃比とセンサ電流との対応が正しくなる範囲(空燃比とセンサ電流とが一意的に対応する範囲)の例えば中央値に調整する。例えば、空燃比が大きくなってセンサ電流が大きくなるほど、印加電圧を大きくする。
更に、制御装置1は、センサセル3aの両端電圧(以下、センサ間電圧ともいう)Vsを増幅して出力する増幅回路17と、センサセル3aのインピーダンスZを検出するための電流を、センサセル3aに印加する電流印加回路19と、インピーダンスZを検出するための制御を行う制御回路21と、マイコン23と、マイコン23からの指令に応じてヒータ3bに通電する駆動回路25と、を備える。増幅回路17の増幅度は任意であるが、ここでは説明を簡略化するために「増幅度=1」であるとする。つまり、増幅回路17からセンサ間電圧Vsと同じ電圧が出力されるものとして説明する。
電流印加回路19では、一定の電源電圧VDとグランドラインとの間に、抵抗31と、スイッチ33と、スイッチ35と、抵抗37とが、その順に直列に接続されている。そして、スイッチ33とスイッチ35との接続点が、センサセル3aの端子7に接続されている。この例において、スイッチ33,35は、MOSFETであるが、バイポーラトランジスタやIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等、他の種類のスイッチング素子でも良い。また、以下では、スイッチ35を、第1スイッチ35とも言い、スイッチ33を、第2スイッチ33とも言う。
そして、電流印加回路19は、2つのオペアンプ39,41を備える。
オペアンプ39には、抵抗31とスイッチ33との接続点の電圧と、所定の電圧Vpとが入力される。オペアンプ41には、抵抗37とスイッチ35との接続点の電圧と、所定の電圧Vmとが入力される。
そして、オペアンプ41は、制御回路21からの第1スイッチオン指令を受けている場合に、抵抗37とスイッチ35との接続点の電圧が電圧Vmと一致するように、スイッチ35をオンさせる。また、オペアンプ41は、第1スイッチオン指令を受けていない場合には、スイッチ35をオフさせる。第1スイッチオン指令は、例えばハイアクティブの信号である。
同様に、オペアンプ39は、制御回路21からの第2スイッチオン指令を受けている場合に、抵抗31とスイッチ33との接続点の電圧が電圧Vp一致するように、スイッチ33をオンさせる。また、オペアンプ39は、第2スイッチオン指令を受けていない場合には、スイッチ33をオフさせる。第2スイッチオン指令も、例えばハイアクティブの信号である。
ここで、抵抗31の抵抗値をR31とし、抵抗37の抵抗値をR37とする。
制御回路21から第1スイッチオン指令が出力されてスイッチ35がオンした場合には、センサセル3aに、「Vm/R37」の電流が、端子5から端子7への方向の電流として印加される。以下では、その電流(即ち、スイッチ35のオンによってセンサセル3aに印加される電流)のことを、「−Iz」と記載する。
また、制御回路21から第2スイッチオン指令が出力されてスイッチ33がオンした場合には、センサセル3aに、「(VD−Vp)/R31」の電流が、端子7から端子5への方向の電流として印加される。以下では、その電流(即ち、スイッチ33のオンによってセンサセル3aに印加される電流)のことを、「+Iz」と記載する。
電圧Vmと電圧Vpは、「−Iz」と「+Iz」とが同じ電流値となるように設定されている。つまり、「−Iz」と「+Iz」は、絶対値が同じで互いに方向が逆の一定電流であり、以下では、「−Iz」及び「+Iz」の絶対値(電流値)のことを、印加電流値Izという。
尚、センサセル3aに印加する電流(印加電流)の方向として、「−Iz」の方向を負とすれば、「−Iz」は負の印加電流であり、「+Iz」は正の印加電流である。また、本実施形態では、「−Iz」が、センサセル3aのインピーダンスZを検出するためのインピーダンス検出用電流であり、第1電流に相当する。そして、「+Iz」が、第1電流とは逆方向の第2電流に相当する。
制御回路21は、検出部21aと、電流印加制御部21bと、制御禁止部21cと、レジスタ27,28,29と、を備える。尚、制御回路21は、例えば専用のIC又はマイコン23とは別のマイコンによって構成される。
制御回路21の電流印加制御部21bは、図2の1段目及び2段目に示すように、例えば一定時間T0毎に、第1スイッチ35と第2スイッチ33とを順次オンさせる。一定時間T0は、センサセル3aのインピーダンスZを検出する周期である。
具体的には、電流印加制御部21bは、前述の第1スイッチオン指令を、レジスタ27に記憶されている時間T1だけハイにすることにより、その時間T1だけ第1スイッチ35をオンさせる。そして、電流印加制御部21bは、第1スイッチ35をオフさせてから、レジスタ28に記憶されている時間T2が経過すると、前述の第2スイッチオン指令を、レジスタ27に記憶されている時間T1だけハイにすることにより、その時間T1だけ第2スイッチ33をオンさせる。
このため、電流印加回路19は、一定時間T0毎に、センサセル3aに「−Iz」を時間T1だけ印加すると共に、「−Iz」の印加を終了してから時間T2だけ待った後、「−Iz」と同じ値で逆方向の「+Iz」をセンサセル3aに時間T1だけ印加することとなる。時間T1は、センサセル3aに「−Iz」と「+Iz」とを印加する時間であり、以下では、電流印加時間T1ともいう。時間T2は、センサセル3aへの「−Iz」の印加を終了してから「+Iz」の印加を開始するまでの待ち時間であり、以下では、掃引待ち時間T2ともいう。
電流印加時間T1と掃引待ち時間T2との各々は、マイコン23によって制御回路21の各レジスタ27,28に書き込まれる。つまり、電流印加回路19及び電流印加制御部21bは、電流印加時間T1と掃引待ち時間T2との各々を、マイコン23から与えられる指示に応じて変更するように構成されており、マイコン23は、レジスタ27,28に値を書き込むことで、電流印加時間T1と掃引待ち時間T2との各々を指示するようになっている。
そして、図2の3段目に示すように、センサ間電圧Vsは、センサセル3aに「−Iz」,「+Iz」が印加されることによって変化する。図2では、センサ間電圧Vsを、端子5の電圧を基準にした端子7の電圧として表しているため、センサ間電圧Vsは、「−Iz」の印加(第1スイッチ35のオン)によって小さくなり、「+Iz」の印加(第2スイッチ33のオン)によって大きくなっている。
制御回路21の検出部21aは、電流印加制御部21bと連携して動作し、センサセル3aに「−Iz」が印加される直前のセンサ間電圧Vsである電流印加前電圧Vaと、「−Iz」が印加されている期間の(この例では「−Iz」の印加が終了される直前の)センサ間電圧Vsである電流印加後電圧Vbとを検出する。
具体的には、検出部21aは、第1スイッチ35がオフからオンされるタイミング(電流印加回路19が「−Iz」の印加を開始するタイミング)よりも所定時間Taだけ前のセンサ間電圧Vsを、電流印加前電圧Vaとして検出する。そして、検出部21aは、第1スイッチ35がオンからオフされるタイミング(電流印加回路19が「−Iz」の印加を終了するタイミング)よりも所定時間Taだけ前のセンサ間電圧Vsを、電流印加後電圧Vbとして検出する。所定時間Taは、第1スイッチ35がオンされる電流印加時間T1よりも十分に短い時間である。このため、センサセル3aに「−Iz」が印加される直前のセンサ間電圧Vsと、「−Iz」の印加が終了される直前のセンサ間電圧Vsとを、電流印加前電圧Vaと電流印加後電圧Vbとの各々として確実に検出することができる。尚、所定時間Taは、できるだけ0に近いことが好ましい。
更に、検出部21aは、電流印加前電圧Vaと電流印加後電圧Vbとの差分ΔVs(VaとVbとの差の絶対値:図2の3段目参照)を算出する。差分ΔVsは、センサセル3aへの「−Iz」の印加によるセンサ間電圧Vsの変化分であり、センサセル3aのインピーダンスZと「−Iz」とに比例する。そして、検出部21aは、算出した差分ΔVsを、マイコン23に出力する。
マイコン23は、センサセル3aのインピーダンスZを算出するためのインピーダンス算出処理を、例えば一定時間毎に実行する。そして、マイコン23は、そのインピーダンス算出処理では、検出部21aから差分ΔVsを取得し、その差分ΔVsと印加電流値Izとに基づいて、インピーダンスZを算出する。具体的には、差分ΔVsを印加電流値Izで割ることで、インピーダンスZ(=ΔVs/Iz)を算出する。
センサセル3aのインピーダンスZは、センサセル3aの温度と相関がある。このため、マイコン23は、算出したインピーダンスZに基づいて、センサセル3aが活性状態であるか否かを判定したり、センサセル3aの温度が目標温度となるようにヒータ3bへの通電を制御したりする。
尚、センサセル3aにインピーダンスZを検出するための「−Iz」を印加した後、その「−Iz」とは逆の「+Iz」を、「−Iz」の印加時間と同じ時間だけ印加するのは、センサセル3aの状態が空燃比検出のための正常状態(即ち、センサ電流が空燃比に応じた値になる状態)に戻るまでの、正常復帰時間を短縮するためである。
また、マイコン23は、増幅回路16の出力電圧に基づいて、センサ電流を検出し、その検出したセンサ電流を、所定の式やデータマップに当てはめることにより、空燃比を算出する。つまり、センサ電流を空燃比に変換する。そして、このように算出された空燃比は、内燃機関の空燃比フィードバック制御に用いられる。尚、センサ電流を検出する処理や、センサ電流を空燃比に変換する処理は、例えばマイコン23とは別のマイコン等が実施しても良い。
制御回路21の制御禁止部21cは、電流印加制御部21bと連携して動作して、電圧制御部13の制御動作(即ち、センサセル3aへの印加電圧をセンサ電流に応じて変更する動作)を禁止する。
具体的には、制御禁止部21cは、図2の4段目に示すように、第1スイッチ35のオンタイミング(「−Iz」の印加開始タイミング)から、第2スイッチ33がオンからオフされた後(「+Iz」の印加が終了した後)、レジスタ29に記憶されている時間T3が経過するまでの期間は、電圧制御部13の制御動作を禁止する。尚、図2では、電圧制御部13の制御動作のことを「制御動作」と記載している。
センサセル3aに「−Iz」と「+Iz」とが印加されているときに、抵抗11によって検出されるセンサ電流は、空燃比に応じた電流にならない。また、センサセル3aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、センサセル3aの状態が空燃比検出のための正常状態に戻るまでには、ある程度の正常復帰時間を要し、その正常復帰時間が経過するまでは、やはりセンサ電流は空燃比に応じた電流にならない。このため、制御禁止部21cは、図2の4段目において「禁止」と記載した期間は、電圧制御部13の制御動作を禁止して、センサセル3aへの印加電圧が不適切な値に調整されてしまうことを防止し、延いては、空燃比検出精度の低下を防止している。尚、制御禁止部21cが電圧制御部13の制御動作を禁止する期間において、マイコン23は、センサ電流の検出及び空燃比の算出を停止するようになっている。
時間T3は、センサセル3aへの「−Iz」と「+Iz」との印加を終了してからも、電圧制御部13の制御動作を禁止し続ける時間であり、センサセル3aの正常復帰時間よりも長い時間に設定される。以下では、時間T3を、禁止継続時間T3ともいう。
そして、その禁止継続時間T3も、マイコン23によって制御回路21のレジスタ29に書き込まれる。つまり、制御禁止部21cは、禁止継続時間T3を、マイコン23から与えられる指示に応じて変更するように構成されており、マイコン23は、レジスタ29に値を書き込むことで、禁止継続時間T3を指示するようになっている。
以上のように、制御回路21は、電流印加時間T1、掃引待ち時間T2及び禁止継続時間T3の各々(図2参照)をマイコン23からの指示に応じて変更可能に構成されている。各時間T1〜T3の最適値は、インピーダンス検出対象のセンサセル3aの電気的特性(換言すれば空燃比センサ3の種類)によって異なるからである。
センサセル3aへの「−Iz」の印加が開始されてから、センサ間電圧VsがインピーダンスZに応じた値に到達するまでの時間(以下、収束時間という)は、センサセル3aの電気的特性によって変わる。
そして、電流印加時間T1は、その収束時間よりも長く、且つ、できるだけ短い方が好ましい。なぜなら、電流印加時間T1が上記収束時間よりも短いと、センサ間電圧VsがインピーダンスZに応じた値に到達する前に「−Iz」の印加が終了されてしまうこととなり、「−Iz」の印加によるセンサ間電圧Vsの変化分(即ち、前述の差分ΔVsであり、延いてはインピーダンスZ)を正しく検出することができなくなる。一方、電流印加時間T1が長すぎると、空燃比検出を実施できない期間が長くなるため好ましくない。前述の通り、センサセル3aに「−Iz」と「+Iz」とを順次印加する電流掃引期間中は、センサセル3aに流れる電流(センサ電流)が空燃比に応じた値にならないため、空燃比検出を実施することができない。
また、センサセル3aへの「−Iz」の印加が終了してから、センサ間電圧Vsが「−Iz」を印加する前と同じ電圧(以下、中立電圧(図2の3段目参照)という)に戻るまでの時間(以下、中立復帰時間という)も、センサセル3aの電気的特性によって変わる。
そして、掃引待ち時間T2は、その中立復帰時間よりも長く、且つ、できるだけ短い方が好ましい。なぜなら、掃引待ち時間T2が中立復帰時間よりも短いと、センサセル3aへの「−Iz」の印加が終了してから、センサ間電圧Vsが中立電圧に戻る前に、センサセル3aへの「+Iz」の印加が開始されてしまう。そのような場合には、センサセル3aへの「−Iz」の印加によるセンサ間電圧Vsの変化の積分値(図2の3段目における下方向への変化の積分値)と、センサセル3aへの「+Iz」の印加によるセンサ間電圧Vsの変化の積分値(図2の3段目における上方向への変化の積分値)とが、一致しなくなる。すると、センサセル3aの正常復帰時間が長くなってしまう。一方、掃引待ち時間T2が長すぎても、空燃比検出を実施できない期間が長くなるため好ましくない。
また、センサセル3aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、センサセル3aの状態が空燃比検出のための正常状態に戻るまでの正常復帰時間も、センサセル3aの電気的特性によって変わる。
そして、禁止継続時間T3は、センサセル3aの正常復帰時間よりも長く、且つ、できるだけ短い方が好ましい。なぜなら、禁止継続時間T3が正常復帰時間よりも短いと、センサセル3aの状態が正常状態に戻る前に(つまり、センサ電流が空燃比に応じた電流に戻る前に)、電圧制御部13の制御動作が実施されてしまう。すると、センサセル3aへの印加電圧が不適切な値に調整されてしまい、その後の空燃比検出精度が低下してしまう。一方、禁止継続時間T3が長すぎても、空燃比検出を実施できない期間が長くなるため好ましくない。
そこで、マイコン23は、起動すると、図3のパラメータ設定処理を実行することにより、当該制御装置1に接続されている空燃比センサ3に適した時間T1〜T3を、制御回路21に指示する(S110〜S130)。具体的には、マイコン23は、制御回路21のレジスタ27〜29に時間T1〜T3を書き込む。尚、ここでの「パラメータ」とは、時間T1〜T3のことである。また他の例として、マイコン23から制御回路21へ通信線を介して各時間T1〜T3(詳しくは、時間T1〜T3のデータ)が送信され、その送信された各時間T1〜T3が、制御回路21おける書き込み制御部によってレジスタ27〜29の各々に書き込まれる、という構成でも良い。
また、マイコン23は、図4のパラメータ変更処理を例えば一定時間毎に実行する。尚、以下の説明において、時間T1〜T3の初期設定値とは、マイコン23が図3のパラメータ設定処理で制御回路21に指示した時間T1〜T3のことである。
図4に示すように、マイコン23は、パラメータ変更処理の実行を開始すると、S210にて、前述のインピーダンス算出処理により算出しているセンサセル3aのインピーダンスZに応じて、時間T1の初期設定値を補正する。そして、その補正した時間T1を制御回路21に指示する。具体的には、補正した時間T1を、制御回路21のレジスタ27に上書きする。
センサセル3aのインピーダンスZは温度に応じて変わり、インピーダンスZが小さくなるほど、前述の収束時間が短くなる。このため、マイコン23は、S210では、例えば、インピーダンスZが小さい場合ほど、時間T1を小さい値に補正して、制御回路21に指示する。
マイコン23は、次のS220では、センサセル3aのインピーダンスZに応じて、時間T2の初期設定値を補正する。そして、その補正した時間T2を制御回路21に指示する。具体的には、補正した時間T2を、制御回路21のレジスタ28に上書きする。
センサセル3aのインピーダンスZが小さくなると、前述の中立復帰時間が短くなる。このため、マイコン23は、S220では、例えば、インピーダンスZが小さい場合ほど、時間T2を小さい値に補正して、制御回路21に指示する。
マイコン23は、次のS230では、センサセル3aのインピーダンスZに応じて、時間T3の初期設定値を補正する。そして、その補正した時間T3を制御回路21に指示する。具体的には、補正した時間T3を、制御回路21のレジスタ29に上書きする。
センサセル3aのインピーダンスZが小さくなると、前述の正常復帰時間が短くなる。このため、マイコン23は、S230では、例えば、インピーダンスZが小さい場合ほど、時間T3を小さい値に補正して、制御回路21に指示する。そして、その後、マイコン23は、パラメータ変更処理を終了する。
以上のような制御装置1では、センサセル3aに「−Iz」と「+Iz」とを順次印加する手段である電流印加回路19及び制御回路21の電流印加制御部21bは、電流印加時間T1を、外部から(この例ではマイコン23から)与えられる指示に応じて変更するように構成されている。このため、使用される空燃比センサ3に応じて、電流印加時間T1を適切な値(必要最小限の値)に変更することができ、その結果、インピーダンスZの検出動作を適切化することができる。
また、電流印加回路19及び電流印加制御部21bは、掃引待ち時間T2も、外部から(この例ではマイコン23から)与えられる指示に応じて変更するように構成されている。このため、使用される空燃比センサ3に応じて、掃引待ち時間T2も適切な値(必要最小限の値)に変更することができる。
また、制御装置1は、センサセル3aへの印加電圧をセンサ電流に応じて変更する電圧制御部13と、その電圧制御部13の制御動作を禁止する制御禁止部21cとを備えるが、制御禁止部21cは、前述の禁止継続時間T3を、外部から(この例ではマイコン23から)与えられる指示に応じて変更するように構成されている。このため、使用される空燃比センサ3に応じて、禁止継続時間T3も適切な値(必要最小限の値)に変更することができる。
また、マイコン23は、算出したセンサセル3aのインピーダンスZに応じて、各時間T1〜T3の指示値を変更する(補正する)。このため、制御装置1の動作中においても、時間T1〜T3の適切化を図ることができる。
尚、時間T1〜T3を変更する構成としては、複数通りの値の何れかに切り換える構成でも良いし、無段階に変更する構成でも良い。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の制御装置について説明する。尚、第1実施形態と同様の構成要素や処理については、第1実施形態と同じ符号を用いるため詳細な説明を省略する。そして、このことは、後述する他の実施形態についても同様である。
図5に示す第2実施形態の制御装置51は、第1実施形態の制御装置1と比較すると、下記〈1〉〜〈4〉の点が異なる。
〈1〉制御装置51に接続される酸素濃度センサとしての空燃比センサ53は、起電力セル53aとポンプセル53bとの、2つのセルを有した2セルタイプの空燃比センサである。空燃比センサ53は、排気ガスが導入される拡散室(ガス検出室とも呼ばれる)と基準酸素室との酸素濃度差に応じた起電力セル53aの出力電圧(起電力)が目標値となるように、ポンプセル53bが作動されて、そのときにポンプセル53bに流れる電流が、空燃比を表すセンサ電流として測定されるタイプの空燃比センサである。また、空燃比センサ53はヒータ53cも備える。尚、ヒータ53cは、第1実施形態と同様に、制御装置51の駆動回路25によって通電されることにより、起電力セル53aとポンプセル53bを加熱する。
〈2〉空燃比センサ53の起電力セル53aが、インピーダンス検出対象の素子である。このため、電流印加回路19におけるスイッチ33とスイッチ35との接続点が、起電力セル53aの一方の端子55に接続されている。起電力セル53aの他方の端子57は、ポンプセル53bとの共通端子である。そして、増幅回路17からは、起電力セル53aの出力電圧(端子55,57間の電圧)が、センサ間電圧Vsとして出力される。この例において、端子55は、起電力セル53aのプラス側端子であり、端子57は、起電力セル53a及びポンプセル53bのマイナス側端子である。そして、ポンプセル53bの他方の端子59は、ポンプセル53bのプラス側端子である。
〈3〉制御装置51は、抵抗11,オペアンプ12,電圧制御部13,バッファ回路14,電圧出力部15及び増幅回路16を備えていない。その代わりに、制御装置51は、サンプルホールド回路(SH)61と、PID回路62と、センサ電流検出用の抵抗63と、オペアンプ64と、抵抗63の両端電圧を増幅して出力する増幅回路65と、起電力セル53aに起電力を発生させるための一定電流を端子55に印加する定電流回路66とを備える。
PID回路62には、増幅回路17からのセンサ間電圧Vs(起電力セル53aの出力電圧)が、サンプルホールド回路61を介して入力される。PID回路62の出力端子は、抵抗63を介して端子57に接続されている。そして、PID回路62は、入力電圧(即ち、サンプルホールド回路61を介して入力されるセンサ間電圧Vs)と目標値Vt(例えば0.45V)との偏差に基づいて出力電圧を決定するPID制御により、入力電圧が目標値Vtとなるように出力電圧を変える。また、オペアンプ64には、端子57の電圧と一定の電圧Vc(例えば2.5V)とが入力される。そして、オペアンプ64の出力端子は端子59に接続されており、オペアンプ64は、端子57の電圧が電圧Vcとなるように端子59に電圧を出力する。
この構成により、PID回路62は、起電力セル53aの出力電圧であるセンサ間電圧Vsに応じて、そのセンサ間電圧Vsが目標値Vtとなるように、ポンプセル電流(ポンプセル53bに流す電流)を調整することとなる。そして、そのポンプセル電流が、空燃比を表すセンサ電流として抵抗63に流れ、増幅回路65から、センサ電流に比例した電圧が出力される。このため、マイコン23は、増幅回路65の出力電圧に基づいて、センサ電流を検出し、その検出したセンサ電流を、所定の式やデータマップに当てはめることにより、空燃比を算出する。
また、サンプルホールド回路61は、制御回路21からホールド指令信号が出力されると、そのホールド指令信号が出力された時点でのセンサ間電圧Vsを保持して、PID回路62に出力し続けるホールドモードになる。そして、サンプルホールド回路61は、制御回路21からホールド指令信号が出力されなくなると、増幅回路17からのセンサ間電圧VsをそのままPID回路62に出力する通常モードになる。
〈4〉制御回路21は、制御禁止部21cに代えて、制御禁止部21dを備える。
制御禁止部21dは、電流印加制御部21bと連携して動作して、PID回路62の制御動作(即ち、ポンプセル53bに流す電流を起電力セル53aの出力電圧に応じて調整する動作)を禁止する。本実施形態において、制御禁止部21dは、サンプルホールド回路61に上記ホールド指令信号を出力することにより、PID回路62の制御動作を禁止する。サンプルホールド回路61がホールドモードになれば、PID回路62への入力電圧が変化しなくなるため、PID回路62の制御動作が禁止されることとなる。
具体的には、制御禁止部21dは、第1実施形態の制御禁止部21cと同様に、第1スイッチ35のオンタイミングから、第2スイッチ33がオンからオフされた後、レジスタ29に記憶されている時間T3が経過するまでの期間は、サンプルホールド回路61にホールド指令信号を出力して、PID回路62の制御動作を禁止する(図2の4段目参照)。
起電力セル53aに「−Iz」と「+Iz」とが印加されているときに、起電力セル53aの出力電圧(センサ間電圧Vs)は、空燃比と関係なく変化する。また、起電力セル53aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、起電力セル53aの状態が空燃比検出のための正常状態に戻るまで(即ち、起電力セル53aの出力電圧が本来の酸素濃度差に応じた正常値に戻るまで)には、ある程度の正常復帰時間を要する。このため、制御禁止部21dは、図2の4段目において「禁止」と記載した期間は、PID回路62の制御動作を禁止して、ポンプセル53bに流す電流(センサ電流)が不適切な値に調整されてしまうことを防止し、延いては、空燃比検出精度の低下を防止している。
尚、本第2実施形態において、時間T3は、センサセル3aへの「−Iz」と「+Iz」との印加を終了してからも、PID回路62の制御動作を禁止し続ける時間である。そして、本第2実施形態においても、この時間T3のことを、禁止継続時間T3という。
起電力セル53aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、起電力セル53aの状態が空燃比検出のための正常状態に戻るまでの正常復帰時間は、起電力セル53aの電気的特性によって変わる。そして、禁止継続時間T3は、起電力セル53aの正常復帰時間よりも長く、且つ、できるだけ短い方が好ましい。
このため、本第2実施形態においても、禁止継続時間T3は、マイコン23によってレジスタ29に書き込まれる。つまり、制御禁止部21dは、禁止継続時間T3を、マイコン23から与えられる指示に応じて変更するように構成されており、マイコン23は、レジスタ29に値を書き込むことで、禁止継続時間T3を指示するようになっている。
一方、上記以外の構成及び処理については、第1実施形態の制御装置1と同様である。尚、マイコン23は、図4のパラメータ変更処理では、起電力セル53aのインピーダンスZに応じて、時間T1〜T3の初期設定値を補正することとなる。
以上のような第2実施形態の制御装置51によっても、電流印加時間T1と掃引待ち時間T2と禁止継続時間T3とについて、第1実施形態の制御装置1と同様の効果が得られる。尚、本第2実施形態では、制御禁止部21dがPID回路62の制御動作を禁止する期間において、マイコン23は、センサ電流の検出及び空燃比の算出を、停止しなくても良いが、停止しても良い。また、制御禁止部21dは、PID回路62の制御動作を禁止することとして、PID回路62の出力電圧を保持させるようになっていても良い。
[第3実施形態]
図6に示す第3実施形態の制御装置71は、第1実施形態の制御装置1と比較すると、下記《1》〜《4》の点が異なる。
《1》制御装置71には、酸素濃度センサとして、O2(オーツー)センサ73が接続される。O2センサ73は、所定の空燃比(この例では理論空燃比)で出力電圧が急変する特性を有した素子(以下、O2センサ素子という)73aと、ヒータ73bとを備える。尚、ヒータ73bは、第1実施形態と同様に、制御装置71の駆動回路25によって通電されることにより、O2センサ素子73aを加熱する。
《2》O2センサ素子73aが、インピーダンス検出対象の素子である。このため、電流印加回路19におけるスイッチ33とスイッチ35との接続点が、O2センサ素子73aの一方の端子75に接続されている。O2センサ素子73aの他方の端子77は、基準電位のグランドラインに接続されている。そして、増幅回路17からは、O2センサ素子73aの出力電圧(端子75,77間の電圧)が、センサ間電圧Vsとして出力される。
《3》制御装置71は、抵抗11,オペアンプ12,電圧制御部13,バッファ回路14,電圧出力部15及び増幅回路16を備えていない。その代わりに、制御回路21は、増幅回路17からのセンサ間電圧Vsをマイコン23に出力するサンプルホールド回路(SH)79を備える。
サンプルホールド回路79は、制御回路21からホールド指令信号が出力されると、そのホールド指令信号が出力された時点でのセンサ間電圧Vsを保持して、マイコン23に出力し続けるホールドモードになる。そして、サンプルホールド回路79は、制御回路21からホールド指令信号が出力されなくなると、増幅回路17からのセンサ間電圧Vsをそのままマイコン23に出力する通常モードになる。
そして、マイコン23は、サンプルホールド回路79から入力されるセンサ間電圧Vsに基づいて、空燃比がリーンかリッチかの空燃比判定を行う。例えば、マイコン23は、入力されるセンサ間電圧Vsが閾値未満であれば、リーンと判定し、センサ間電圧Vsが閾値以上であれば、リッチと判定する。
《4》制御回路21は、制御禁止部21cに代えて、更新禁止部21eを備える。
更新禁止部21eは、電流印加制御部21bと連携して動作して、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsが更新されることを禁止する。本実施形態において、更新禁止部21eは、サンプルホールド回路79に上記ホールド指令信号を出力して、サンプルホールド回路79をホールドモードにすることにより、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsの更新を禁止する。
具体的には、更新禁止部21eは、第1実施形態の制御禁止部21cと同様に、第1スイッチ35のオンタイミングから、第2スイッチ33がオンからオフされた後、レジスタ29に記憶されている時間T3が経過するまでの期間は、サンプルホールド回路79にホールド指令信号を出力して、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsの更新を禁止する(図2の4段目参照)。
O2センサ素子73aに「−Iz」と「+Iz」とが印加されているときに、O2センサ素子73aの出力電圧(センサ間電圧Vs)は、実際の空燃比と関係なく変化する。また、O2センサ素子73aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、O2センサ素子73aの状態が空燃比判定のための正常状態に戻るまで(即ち、O2センサ素子73aの出力電圧が空燃比に応じた正常値に戻るまで)には、ある程度の正常復帰時間を要する。このため、更新禁止部21eは、図2の4段目において「禁止」と記載した期間は、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsが更新されることを禁止して、マイコン23がリーン又はリッチを誤判定してしまうことを防止している。
尚、本第3実施形態において、時間T3は、O2センサ素子73aへの「−Iz」と「+Iz」との印加を終了してからも、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsが更新されることを禁止し続ける時間である。そして、本第3実施形態においても、この時間T3のことを、禁止継続時間T3という。
O2センサ素子73aへの「−Iz」と「+Iz」との印加が終了してから、O2センサ素子73aの状態が空燃比判定のための正常状態に戻るまでの正常復帰時間は、O2センサ素子73aの電気的特性によって変わる。そして、禁止継続時間T3は、O2センサ素子73aの正常復帰時間よりも長く、且つ、できるだけ短い方が好ましい。
このため、本第3実施形態においても、禁止継続時間T3は、マイコン23によってレジスタ29に書き込まれる。つまり、更新禁止部21eは、禁止継続時間T3を、マイコン23から与えられる指示に応じて変更するように構成されており、マイコン23は、レジスタ29に値を書き込むことで、禁止継続時間T3を指示するようになっている。
一方、上記以外の構成及び処理については、第1実施形態の制御装置1と同様である。尚、マイコン23は、図4のパラメータ変更処理では、O2センサ素子73aのインピーダンスZに応じて、時間T1〜T3の初期設定値を補正することとなる。
以上のような第3実施形態の制御装置71によっても、電流印加時間T1と掃引待ち時間T2と禁止継続時間T3とについて、第1実施形態の制御装置1と同様の効果が得られる。尚、更新禁止部21eが、マイコン23に入力されるセンサ間電圧Vsの更新を禁止する期間において、マイコン23は、空燃比がリーンかリッチかを判定する処理を、停止しなくても良いが、停止しても良い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得る。また、前述の数値も一例であり他の値でも良い。
例えば、第1実施形態の制御装置1において、制御回路21(電流印加制御部21b及び制御禁止部21c)には、時間T1〜T3が、マイコン23とは異なる手段によって指示されるように構成しても良い。例えば、制御回路21の複数の時間設定用端子に、ジャンパー線等を介して、ハイレベルとローレベルとの何れかの電圧を印加する構成であって、その各時間設定用端子に印加する電圧の組み合わせにより、レジスタ27〜29内の各時間T1〜T3が複数通りの値のうちの何れかに設定される、という構成でも良い。
また例えば、第1実施形態の制御装置1において、センサセル3aに「−Iz」と「+Iz」とを、前述した順とは逆の順に印加し、「+Iz」の方をインピーダンス検出用の電流としても良い。
また例えば、第1実施形態の制御装置1において、制御回路21の検出部21aは、センサセル3aのインピーダンスZの算出も行い、算出したインピーダンスZを、マイコン23に出力しても良い。この場合、マイコン23は、検出部21aから取得したインピーダンスZの値を、図4のパラメータ変更処理で用いることとなる。
そして、第1実施形態を例に挙げて説明した上記各変形例は、第2,第3実施形態の制御装置51,71についても同様に適用することができる。
一方、空燃比センサ3,53やO2センサ73としては、ヒータ3b,53c,73bを備えないもの、あるいは、ヒータ3b,53c,73bが別体で設けられるものでも良い。
また、上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合させたりしてもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。また、上述した制御装置の他、当該制御装置を構成要素とするシステム、当該制御装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した媒体、酸素濃度センサの素子インピーダンス検出方法など、種々の形態で本発明を実現することもできる。
3,53…空燃比センサ、73…O2センサ、3a…センサセル、53a…起電力セル、73a…O2センサ素子、19…電流印加回路、21b…電流印加制御部、21a…検出部、23…マイコン

Claims (11)

  1. 酸素濃度センサ(3,53,73)の素子(3a,53a,73a)に、互いの方向が逆である第1電流と第2電流とを順次印加する電流印加手段(19,21b)と、
    前記素子に前記第1電流が印加される前の前記素子の両端電圧である電流印加前電圧と、前記素子に前記第1電流が印加されている期間の前記素子の両端電圧である電流印加後電圧との、差分を検出する検出手段(21a)と、
    前記検出手段により検出された前記差分と前記第1電流の値とに基づいて、前記素子のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段(23)と、
    を備えた酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記電流印加手段は、前記第1電流と前記第2電流とを印加する時間である電流印加時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されていること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  2. 請求項1に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記インピーダンス算出手段により算出された前記素子のインピーダンスに応じて、前記電流印加時間を変更する印加時間制御手段(23,S210)を備えること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記電流印加手段は、前記第1電流の印加を終了してから前記第2電流の印加を開始するまでの時間である掃引待ち時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されていること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  4. 請求項3に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記インピーダンス算出手段により算出された前記素子のインピーダンスに応じて、前記掃引待ち時間を変更する待ち時間制御手段(23,S220)を備えること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記酸素濃度センサ(53)は、起電力セル(53a)とポンプセル(53b)とを備えた2セルタイプの空燃比センサ(53)であると共に、
    前記電流印加手段が前記第1電流及び第2電流を印加するインピーダンス検出対象の前記素子は、前記起電力セルであり、
    前記起電力セルの出力電圧が目標値となるように、前記ポンプセルに流す電流を調整する電流制御手段(62)と、
    前記ポンプセルに流れる電流に基づいて、空燃比を算出する空燃比算出手段(23)と、
    前記電流印加手段が前記第1電流の印加を開始するタイミングから、前記電流印加手段が前記第2電流の印加を終了した後、所定の禁止継続時間が経過するまでの期間は、前記電流制御手段が前記ポンプセルに流す電流を前記起電力セルの出力電圧に応じて調整することを禁止する電流制御禁止手段(21d)と、を備え、
    更に、前記電流制御禁止手段は、前記禁止継続時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されていること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  6. 請求項5に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記インピーダンス算出手段により算出された前記素子のインピーダンスに応じて、前記禁止継続時間を変更する禁止継続時間制御手段(23,S230)を備えること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  7. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記酸素濃度センサ(3)は、電圧が印加された状態で空燃比に応じたセンサ電流が流れる1つのセル(3a)を備えた1セルタイプの空燃比センサ(3)であると共に、
    前記電流印加手段が前記第1電流及び第2電流を印加するインピーダンス検出対象の前記素子は、前記1つのセルであり、
    前記センサ電流に基づいて、空燃比を算出する空燃比算出手段(23)と、
    前記セルに印加する電圧を前記センサ電流に応じて変更する電圧制御手段(13)と、
    前記電流印加手段が前記第1電流の印加を開始するタイミングから、前記電流印加手段が前記第2電流の印加を終了した後、所定の禁止継続時間が経過するまでの期間は、前記電圧制御手段が前記セルに印加する電圧を前記センサ電流に応じて変更することを禁止する電圧制御禁止手段(21c)と、を備え、
    更に、前記電圧制御禁止手段は、前記禁止継続時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されていること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  8. 請求項7に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記インピーダンス算出手段により算出された前記素子のインピーダンスに応じて、前記禁止継続時間を変更する禁止継続時間制御手段(23,S230)を備えること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  9. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記酸素濃度センサ(73)は、O2センサ(73)であると共に、
    前記電流印加手段が前記第1電流及び第2電流を印加するインピーダンス検出対象の前記素子は、前記O2センサの素子(73a)であり、
    前記O2センサの出力電圧を入力し、その入力される電圧に基づいて、空燃比がリーンかリッチかを判定する判定手段(23)と、
    前記電流印加手段が前記第1電流の印加を開始するタイミングから、前記電流印加手段が前記第2電流の印加を終了した後、所定の禁止継続時間が経過するまでの期間は、前記判定手段に入力される電圧が更新されることを禁止する更新禁止手段(21e)と、を備え、
    更に、前記更新禁止手段は、前記禁止継続時間を、与えられる指示に応じて変更するように構成されていること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  10. 請求項9に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記インピーダンス算出手段により算出された前記素子のインピーダンスに応じて、前記禁止継続時間を変更する禁止継続時間制御手段(23,S230)を備えること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
  11. 請求項1ないし請求項10の何れか1項に記載の酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置において、
    前記検出手段は、前記電流印加手段が前記第1電流の印加を開始するタイミングよりも所定時間だけ前の前記素子の両端電圧を、前記電流印加前電圧として検出し、前記電流印加手段が前記第1電流の印加を終了するタイミングよりも所定時間だけ前の前記素子の両端電圧を、前記電流印加後電圧として検出すること、
    を特徴とする酸素濃度センサの素子インピーダンス検出装置。
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