JP2015199996A - Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット - Google Patents
Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015199996A JP2015199996A JP2014080354A JP2014080354A JP2015199996A JP 2015199996 A JP2015199996 A JP 2015199996A JP 2014080354 A JP2014080354 A JP 2014080354A JP 2014080354 A JP2014080354 A JP 2014080354A JP 2015199996 A JP2015199996 A JP 2015199996A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy film
- mass
- concentration
- alloy
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C5/00—Alloys based on noble metals
- C22C5/06—Alloys based on silver
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/06—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the coating material
- C23C14/14—Metallic material, boron or silicon
- C23C14/16—Metallic material, boron or silicon on metallic substrates or on substrates of boron or silicon
- C23C14/165—Metallic material, boron or silicon on metallic substrates or on substrates of boron or silicon by cathodic sputtering
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C14/00—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
- C23C14/22—Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
- C23C14/34—Sputtering
- C23C14/3407—Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
- C23C14/3414—Metallurgical or chemical aspects of target preparation, e.g. casting, powder metallurgy
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01B—CABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
- H01B1/00—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors
- H01B1/02—Conductors or conductive bodies characterised by the conductive materials; Selection of materials as conductors mainly consisting of metals or alloys
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明のAg合金膜は、Inを0.1質量%以上1.5質量%以下、Cuを1質量ppm以上50質量ppm以下含有し、残部がAgと不可避不純物とからなる組成を有する。また、本発明のAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10は、酸素濃度が50質量ppm未満とされ、スパッタ面11の面積が0.25m2以上とされるとともに、スパッタ面11の複数の箇所においてCu濃度を分析して得られたCu濃度分析値の平均値μCu及びCu濃度分析値の標準偏差σCuによって定義されるCuの面内濃度分布DCu=σCu/μCu×100〔%〕が40%以下とされている。
【選択図】図1
Description
一方、Agは硫黄と反応しやすいため、ディスプレイパネル等の製造工程、例えばパターニングのためのフォトレジストの塗布や剥離の工程で使用される化学薬品中に含まれる、硫黄成分への耐性や、製造工程や使用環境における雰囲気に含まれる硫黄成分により硫化され、特性劣化や歩留まりの低下を生じることがある。従って電極及び配線として用いられるAg合金膜には、耐硫化性が求められている。
また、Inを0.1質量%以上1.5質量%以下の範囲内で含有しているので、膜の耐硫化性を向上させることができる。よって、製造工程中や使用環境下において特性が劣化することを抑制できる。
上述のディスプレイやLEDにおいては、その製造過程で高温の熱処理が行われることがあるため、ディスプレイやLEDの電極及び配線として用いられるAg合金膜には、熱処理後においても特性が劣化しない耐熱性が求められる。そこで、本発明のAg合金膜においては、さらにSbを0.01質量%以上1.0質量%以下含有することにより、膜の耐熱性を向上させ、熱処理後に特性が劣化することを抑制できる。よって、ディスプレイやLEDの電極及び配線として用いられるAg合金膜として特に適している。
この場合、Caを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有しているので、Cuとの相互作用により、Agのイオンマイグレーション現象の発生を確実に抑制でき、耐マイグレーション性を大幅に向上できる。
また、スパッタ面の面積が0.25m2以上とされるとともに、前記スパッタ面におけるCu濃度分析値の平均値μCu及びCu濃度分析値の標準偏差σCuによって定義されるCuの面内濃度分布DCu=σCu/μCu×100〔%〕が40%以下とされているので、大面積基板にAg合金膜を形成した場合であっても、Ag合金膜においてCu濃度が均一化することになり、面内で特性が安定したAg合金膜を成膜することができる。
さらに、酸素濃度が50質量ppm未満とされていることから、酸化によるCuの偏析を抑制することができ、上述のCuの面内濃度分布DCuを40%以下とすることができる。
この構成のAg合金膜形成用スパッタリングターゲットによれば、Sbを0.1質量%以上3.5質量%以下含有しているので、成膜されたAg合金膜の耐熱性を向上させることができる。なお、成膜されたAg合金膜におけるSb含有量はスパッタリング条件によって変動することから、成膜するAg合金膜の目標Sb含有量及びスパッタリング条件に応じて、Ag合金膜形成用スパッタリングターゲットにおけるSb含有量を上述の範囲内で調整することが好ましい。
この構成のAg合金膜形成用スパッタリングターゲットによれば、大面積基板にAg合金膜を形成した場合であっても、Ag合金膜においてCu濃度及びCa濃度が均一化することになり、面内で特性が安定したAg合金膜を成膜することができる。
本実施形態であるAg合金膜は、例えばディスプレイやLED等の反射電極膜、タッチパネル等の配線膜、透明導電膜等として使用されるAg合金導電膜である。
本実施形態であるAg合金膜は、Inを0.1質量%以上1.5質量%以下、Cuを1質量ppm以上50質量ppm以下含有し、残部がAgと不可避不純物とからなる組成を有する。
また、本実施形態であるAg合金膜は、さらにSbを0.01質量%以上 1.0質量%以下含有していてもよい。
さらに、本実施形態であるAg合金膜は、さらにCaを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有していてもよい。
以下に、本実施形態であるAg合金膜の組成を上述のように規定した理由について説明する。
Inは、Ag合金膜の耐硫化性を向上させる作用効果を有する元素である。
ここで、Inの含有量が0.1質量%未満では、耐硫化性の向上の効果を得られなくなるおそれがある。一方、Inの含有量が1.5質量%を超える場合には、比抵抗値が上昇し、導電膜としての特性を確保できなくなるおそれがある。また、反射率も低下することから、反射導電膜としての特性も確保できなくなるおそれがある。
このような理由から、本実施形態においては、Ag合金膜におけるInの含有量を0.1質量%以上1.5質量%以下の範囲内に設定している。なお、上述の作用効果を確実に奏功せしめるためには、Ag合金膜におけるInの含有量を、0.3質量%以上1.1質量%以下の範囲内とすることが好ましい。
Cuは、Agのイオンマイグレーション現象を抑制する作用効果を有する元素である。
ここで、Cuの含有量が1質量ppm未満では、Agのイオンマイグレーション現象を十分に抑制することができないおそれがある。一方、Cuの含有量が50質量ppmを超えると、Ag合金膜を熱処理した際に、Cuが膜表面に凝集して微細な突起物(異物)を形成してしまい、電極や配線の短絡を生じさせるおそれがある。
このような理由から、本実施形態においては、Ag合金膜におけるCuの含有量を1質量ppm以上50質量ppm以下の範囲内に設定している。なお、上述の作用効果を確実に奏功せしめるためには、Ag合金膜におけるCuの含有量を、2質量ppm以上20質量ppm以下の範囲内とすることが好ましい。
Sbは、Ag合金膜の耐熱性を向上させる作用効果を有する元素であることから、求められる特性に応じて適宜添加することが好ましい。
ここで、Ag合金膜におけるSbの含有量が0.01質量%未満の場合には、耐熱性をさらに向上させる作用効果を得ることができないおそれがある。一方、Ag合金膜におけるSbの含有量が1.0質量%を超えた場合には、比抵抗値が上昇し、導電膜としての特性を確保できなくなるおそれがある。また、反射率も低下することから、反射導電膜としての特性も確保できなくなるおそれがある。
このような理由から、本実施形態のAg合金膜においてSbを含有する場合には、Ag合金膜におけるSbの含有量を0.01質量%以上1.0質量%以下の範囲内に設定している。なお、上述の作用効果を確実に奏功せしめるためには、Ag合金膜におけるSbの含有量を0.02質量%以上0.5質量%以下の範囲内とすることが好ましい。
Caは、Cuとの相互作用によってAg合金膜の耐マイグレーション性をさらに向上させる作用効果を有する元素であることから、求められる特性に応じて適宜添加することが好ましい。
ここで、Caの含有量が0.5質量ppm未満では、耐マイグレーション性をさらに向上させる作用効果を得ることができないおそれがある。一方、Caの含有量が50質量ppmを超えると、Ag合金膜が硬くなるため、Ag合金膜の剥離が生じるおそれがある。特に、微細化された配線パターンや電極パターンにおいては、膜の剥離が発生しやすくなる。
このような理由から、本実施形態のAg合金膜においてCaを含有する場合には、Ag合金膜におけるCaの含有量を0.5質量ppm以上50質量ppm以下の範囲内に設定している。なお、上述の作用効果を確実に奏功せしめるためには、Ag合金膜におけるCaの含有量を、1質量ppm以上20質量ppm以下の範囲内とすることが好ましい。
本実施形態であるAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10は、上述のAg合金膜を成膜する際に用いられるものである。また、本実施形態であるAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10は、例えば、図1に示すように外形が平板状をなす平板型スパッタリングターゲット10A、及び、図2に示すように外形が円筒状をなす円筒型スパッタリングターゲット10Bとされている。
また、本実施形態であるAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10は、さらにSbを0.1質量%以上3.5質量%以下含有していてもよい。
さらに、本実施形態であるAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10は、さらにCaを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有していてもよい。
また、Caを含有する場合には、スパッタ面11の複数の箇所においてCa濃度を分析して得られたCa濃度分析値の平均値μCa及びCa濃度分析値の標準偏差σCaによって定義されるCaの面内濃度分布DCa=σCa/μCa×100〔%〕が40%以下とされている。
また、Caの面内濃度分布DCa=σCa/μCa×100〔%〕についても、上述の5か所でCa濃度を測定し、この5か所のCa濃度分析値の平均値μCa及びCa濃度分析値の標準偏差σCaから算出している。
また、Caの面内濃度分布DCa=σCa/μCa×100〔%〕についても、上述の5か所でCa濃度を測定し、この5か所のCa濃度分析値の平均値μCa及びCa濃度分析値の標準偏差σCaから算出している。
なお、Cu濃度及びCa濃度は、ICP発光分析法によって分析する。分析の手順は以下のように行う。
試料をはかり取って、ビーカーに移し入れ、希硝酸を加えて分解し、穏やかに煮沸して酸化窒素を追い出す。常温まで冷却した後、メスフラスコに純水を用いて移し入れ、溶液を振り混ぜながら希塩酸を少量ずつ加えて塩化銀の沈澱を生成させ、更に十分にかき混ぜる。常温まで冷却した後、純水で薄めて振り混ぜ、一夜間静置する。乾燥したビーカーに、ろ紙を用いてろ過を行う。この溶液をアルゴンプラズマ中に噴霧して各成分の発光強度を測定し、並行測定して得られた検量線から各成分の含有量を求める。
なお、Cu及びCaの酸化による偏析を確実に抑制するためには、酸素濃度を30質量ppm未満とすることが好ましい。
図3に示す一方向凝固装置20は、Ag合金溶湯Lが貯留されるルツボ30と、このルツボ30が載置されるチルプレート22と、このチルプレート22を下方から支持する床下ヒータ23と、ルツボ30の上方に配設された天井ヒータ24と、を備えている。また、ルツボ30の周囲には、断熱材25が設けられている。
チルプレート22は、中空構造とされており、供給パイプ26を介して内部にArガスが供給される構成とされている。
まず、ルツボ30内に溶解原料を装入し、天井ヒータ24と床下ヒータ23とに通電して加熱する。これにより、ルツボ30内に、Ag合金溶湯Lが貯留されることになる。
ここで、In、Cu、Sbについては、溶解原料として、単体金属原料、またはAgを主成分とする母合金として添加する。
一方、Caを添加する場合には、金属Caを用いることなく、Agを主成分とする母合金(例えばAg−3〜10質量%Ca)を作製し、これを10mm以下の細粒として、Ag溶解後に添加することが好ましい。
このとき、Ag合金溶湯L中の酸素は、上方へと移動して溶湯面から放出することになり、Ag合金インゴット中の酸素濃度が大幅に低減されることになる。これにより、Ag合金インゴット中のCu及びCaの酸化が抑制され、Cu及びCaの酸化による偏析を抑制することが可能となる。
また、Inを0.1質量%以上1.5質量%以下の範囲内で含有しているので、Ag合金膜の耐硫化性を向上させることができる。よって、製造工程や使用環境中の雰囲気に含まれる硫黄成分に曝されても、比抵抗値や反射率が劣化することが少なく、電極膜や配線膜として安定した特性を維持することができる。
さらに、本実施形態のAg合金膜において、さらにCaを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有する場合には、Cuとの相互作用により、Ag合金膜の耐マイグレーション性をさらに向上させることができる。
また、Ag合金膜形成用スパッタリングターゲット10において、Sbを0.1質量%以上3.5質量%以下含有している場合には、さらに耐熱性に優れたAg合金膜を成膜することができる。
さらに、Ag合金膜形成用スパッタリングターゲット10において、Caを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有する場合には、さらに耐マイグレーション性に優れたAg合金膜を成膜することができる。
また、本実施形態であるAg合金膜形成用スパッタリングターゲット10においては、酸素濃度が50質量ppm未満とされていることから、酸化によるCu及びCaの偏析を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、Caの添加する場合に、Ag−3〜10質量%Ca母合金を作製し、これを10mm以下の細粒としてAg合金溶湯L中に添加しているので、Caを均一に溶解させることができる。
例えば、本実施形態では、ディスプレイやLED等の反射電極膜、タッチパネル等の配線膜、透明導電膜等として使用されるAg合金導電膜として使用されるものとして説明したが、これに限定されることはなく、その他の用途に適用してもよい。
なお、本発明によるAg合金膜形成用スパッタリングターゲットは、ASTM E−112に示される切断法により測定した平均結晶粒径が600μm以下であり、不純物としてFe<50質量ppm、Bi<50質量ppm、Pb<50質量ppmを有している。また、ターゲット材のスパッタ面の表面粗さとして、5μm以下の算術平均粗さ(Ra)を有している。
溶解原料として、純度99.9質量%以上のAgと、純度99.9質量%以上のCu、Sbと、Ag−7質量%Ca母合金(粒径10mm以下)と、を準備し、表1に示す所定の組成となるように秤量した。
次に、図3に示す一方向凝固装置を用いて、Agを不活性ガス雰囲気中で溶解し、得られたAg合金溶湯にSb,Ag−7質量%Ca母合金を添加し、不活性ガス雰囲気中で溶解してAg合金溶湯を得た。そして、このAg合金溶湯を一方向凝固させてAg合金インゴットを製造した。
上述のようにして得られたスパッタリングターゲットについて酸素濃度を分析した。酸素濃度の分析は、堀場製酸素窒素分析装置EMGA−550を用い、不活性ガス−インパルス加熱融解法(非分散赤外線吸収法)により分析した。測定結果を表1及び表2に示す。
次に、上述のようにして得られたスパッタリングターゲットについて、実施の形態の欄で記載した方法によって、Cuの面内濃度分布DCu、及び、Caを含有する場合にはCaの面内濃度分布DCaを算出した。算出結果を表1及び表2に示す。
上述した本発明例1〜8、比較例1〜6のスパッタリングターゲット(平板型スパッタリングターゲット)を用いて、以下の条件で本発明例51〜58、比較例51〜56のAg合金膜を成膜した。
本発明例1〜8、比較例1〜6のスパッタリングターゲットを無酸素銅製のバッキングプレートにインジウム半田を用いて半田付けしてターゲット複合体を構成し、これをスパッタ装置に装着し、ガラス基板との距離:70mm、電力:直流5.5kW、到達真空度:5×10-5Pa、Arガス圧:0.5Paの条件でスパッタリングを実施し、ガラス基板の表面に、厚さ:100nmを有するAg合金膜を形成した。なお、ガラス基板としては、370mm×470mmの大型基板を用いた。また、このスパッタリングによる成膜においてはターゲット上で基板を静止対向させて行った。
本発明例11〜18、比較例11〜16のスパッタリングターゲットをステンレス製のバッキングチューブにインジウム半田を用いて半田付けしてターゲット複合体を構成し、これをスパッタ装置に装着し、ガラス基板との距離:60mm、電力:直流1.0kW、到達真空度:5×10-5Pa、Arガス圧:0.5Paの条件でスパッタリングを実施し、ガラス基板の表面に、厚さ:100nmを有するAg合金膜を形成した。またスパッタ放電中カソード中のマグネットは固定させ、このマグネットの周囲で円筒ターゲットを10rpmの回転数で回転させながらスパッタを行った。ガラス基板としては、370mm×470mmの大型基板を用いた。なおこのスパッタリングによる成膜においては、ターゲット上で基板を搬送移動させながら成膜するインライン方式を採用した。このときの搬送速度は10mm/秒とし、1パスの搬送により100nmのAg合金膜を形成した。
上述のようにして得られたAg合金膜の組成は、同一のスパッタリングターゲットを用いて、上記と同様の条件でガラス基板上に膜厚0.5μmの厚膜を形成し、この厚膜基板を複数作製し、これらの厚膜を全量溶解してIPC発光分光分析法により分析することによって求めた。Ag合金膜の組成分析結果を表3及び表4に示す。
上述のようにして得られた成膜後のAg合金膜のシート抵抗値を四探針法によって測定し、比抵抗値を算出した。得られた成膜後の比抵抗値を表5及び表6に示す。
上述のようにして得られた成膜後のAg合金膜の波長550nmにおける反射率を分光光度計(日立ハイテクノロジーズ社製 U−4100)によって測定し、比抵抗値を算出した。得られた成膜後の比抵抗値を表5及び表6に示す。
Ag合金膜を成膜したガラス基板から100mm角の試料を切り出し、大気中で温度250℃、保持時間1時間の熱処理を行った。
熱処理後の膜表面をオージェ電子分光法によって観察し、膜表面の突起物の有無を確認した。観察結果を表5及び表6に示す。
また、熱処理後のAg合金膜の比抵抗値及び波長550nmにおける反射率を上述と同様の方法で測定した。評価結果を表5及び表6に示す。
Ag合金膜を成膜したガラス基板から50mm角の試料を切り出し、室温にて濃度0.01質量%のNa2S水溶液中に1時間浸漬した。
浸漬後のAg合金膜の波長550nmにおける反射率を上述と同様の方法で測定し、これを耐硫化性の指標とした。測定結果を表5及び表6に示す。
Ag合金膜を成膜したガラス基板において、図4に示す9箇所の位置から、100mm角の試料を切り出し、この試料にポジ型レジストを塗布し、露光処理、現像処理を行った後、レジストを剥離し、100μm間隔のくし型電極パターンを作製した。
このくし型電極パターンのパッド部に、Cuテープを貼り、Cuテープ上に導線をはんだ付けし、イオンマイグレーション測定システム(エスペック社製AMI−50−U)に試料を接続した。
この試料を温度85℃、湿度85%の恒温恒湿条件下で電極間に10Vの電圧をかけて電流値を測定、記録した。この状態で100時間試料を保持し、各測定位置で電極間が短絡しているかどうかを確認した。9箇所の測定位置中短絡している箇所の数を表5及び表6に示す。
上記マイグレーション試験用の試料と同様に、成膜したガラス基板上のAg合金膜をパターニングして、100μm間隔のくし型電極パターンを作製し、これに市販のセロハンテープ(3M社製スコッチテープ375)を貼り付けて密着させた。これをゆっくりと剥がした後、当該のくし型電極を光学顕微鏡により観察し、櫛形電極部の剥離の有無を確認した。結果を表5及び表6に示す。
Inの含有量が本発明の範囲よりも多い比較例2及び比較例12のスパッタリングターゲットによって成膜された比較例52及び比較例62のAg合金膜においては、成膜後の比抵抗値が高く、導電性が不十分であった。
Cuの含有量が本発明の範囲よりも多い比較例4及び比較例14のスパッタリングターゲットによって成膜された比較例54及び比較例64のAg合金膜においては、熱処理後に突起物が観察された。
Caの含有量が本発明の範囲よりも多い比較例6及び比較例16のスパッタリングターゲットによって成膜された比較例56及び比較例66のAg合金膜においては、密着性試験において剥がれが確認された。
また、酸素含有量が50質量ppm未満とされた本発明例1−8及び本発明例11−18のスパッタリングターゲットにおいては、Cuの面内濃度分布DCu,Caの面内濃度分布DCaが低く、スパッタ面においてCu濃度及びCa濃度が均一化されていることが確認された。
11 スパッタ面
Claims (6)
- Inを0.1質量%以上1.5質量%以下、Cuを1質量ppm以上50質量ppm以下含有し、残部がAgと不可避不純物とからなる組成を有することを特徴とするAg合金膜。
- さらに、Sbを0.01質量%以上 1.0質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のAg合金膜。
- さらに、Caを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のAg合金膜。
- Inを0.1質量%以上1.5質量%以下、Cuを1質量ppm以上50質量ppm以下含有し、残部がAgと不可避不純物とからなる組成を有し、酸素濃度が50質量ppm未満とされており、
スパッタ面の面積が0.25m2以上とされるとともに、前記スパッタ面の複数の箇所においてCu濃度を分析して得られたCu濃度分析値の平均値μCu及びCu濃度分析値の標準偏差σCuによって定義されるCuの面内濃度分布DCu=σCu/μCu×100〔%〕が40%以下とされていることを特徴とするAg合金膜形成用スパッタリングターゲット。 - さらに、Sbを0.1質量%以上3.5質量%以下含有することを特徴とする請求項4に記載のAg合金膜形成用スパッタリングターゲット。
- さらに、Caを0.5質量ppm以上50質量ppm以下含有し、
前記スパッタ面の複数の箇所においてCa濃度を分析して得られたCa濃度分析値の平均値μCa及びCa濃度分析値の標準偏差σCaによって定義されるCaの面内濃度分布DCa=σCa/μCa×100〔%〕が40%以下とされていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のAg合金膜形成用スパッタリングターゲット。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014080354A JP5850077B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット |
KR1020167014788A KR101686778B1 (ko) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Ag 합금막 및 Ag 합금막 형성용 스퍼터링 타겟 |
EP15776508.2A EP3064603B1 (en) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Silver alloy film, and sputtering target for forming silver alloy film |
SG11201604690QA SG11201604690QA (en) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Ag ALLOY FILM AND SPUTTERING TARGET FOR FORMING Ag ALLOY FILM |
EP18186524.7A EP3428296A1 (en) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Sputtering target for forming a silver alloy film |
CN201580002653.6A CN105793449B (zh) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Ag合金膜及Ag合金膜形成用溅射靶 |
PCT/JP2015/058051 WO2015156093A1 (ja) | 2014-04-09 | 2015-03-18 | Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット |
TW104109561A TWI645052B (zh) | 2014-04-09 | 2015-03-25 | Ag合金膜及Ag合金膜形成用濺鍍靶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014080354A JP5850077B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015199996A true JP2015199996A (ja) | 2015-11-12 |
JP5850077B2 JP5850077B2 (ja) | 2016-02-03 |
Family
ID=54287674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014080354A Active JP5850077B2 (ja) | 2014-04-09 | 2014-04-09 | Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP3428296A1 (ja) |
JP (1) | JP5850077B2 (ja) |
KR (1) | KR101686778B1 (ja) |
CN (1) | CN105793449B (ja) |
SG (1) | SG11201604690QA (ja) |
TW (1) | TWI645052B (ja) |
WO (1) | WO2015156093A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018084467A1 (ko) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 희성금속 주식회사 | 도전성 막 형성용 은 합금 조성물 및 이의 제조 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021075762A (ja) * | 2019-11-08 | 2021-05-20 | 三菱マテリアル株式会社 | Ag合金スパッタリングターゲット、及び、Ag合金膜 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2003242423A1 (en) * | 2002-05-28 | 2003-12-12 | Ishifuku Metal Industry Co., Ltd. | Sputtering target material |
JP2004192702A (ja) * | 2002-12-10 | 2004-07-08 | Tanaka Kikinzoku Kogyo Kk | 光記録媒体の反射膜用の銀合金 |
TWI319776B (en) * | 2003-07-23 | 2010-01-21 | Silver alloy material, circuit substrate, electronic device, and method for manufacturing circuit substrate | |
JP4379602B2 (ja) * | 2003-08-20 | 2009-12-09 | 三菱マテリアル株式会社 | 半透明反射膜または反射膜を構成層とする光記録媒体および前記反射膜の形成に用いられるAg合金スパッタリングターゲット |
JP3968662B2 (ja) * | 2004-01-15 | 2007-08-29 | 三菱マテリアル株式会社 | 光記録媒体の反射膜形成用銀合金スパッタリングターゲット |
JP4951865B2 (ja) | 2005-03-02 | 2012-06-13 | 日亜化学工業株式会社 | 半導体発光素子 |
JP5088545B2 (ja) | 2007-07-05 | 2012-12-05 | ソニー株式会社 | 電子機器 |
JP2012059576A (ja) | 2010-09-09 | 2012-03-22 | Nitto Denko Corp | 有機エレクトロルミネッセンス素子 |
KR20140015432A (ko) * | 2011-04-06 | 2014-02-06 | 미쓰비시 마테리알 가부시키가이샤 | 도전성 막 형성용 은 합금 스퍼터링 타깃 및 그 제조 방법 |
JP5669014B2 (ja) * | 2011-04-06 | 2015-02-12 | 三菱マテリアル株式会社 | 導電性膜形成用銀合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法 |
JP5488849B2 (ja) * | 2011-06-24 | 2014-05-14 | 三菱マテリアル株式会社 | 導電性膜およびその製造方法並びにこれに用いるスパッタリングターゲット |
US9165750B2 (en) * | 2012-01-23 | 2015-10-20 | Jx Nippon Mining & Metals Corporation | High purity copper—manganese alloy sputtering target |
JP2013177667A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-09-09 | Kobe Steel Ltd | 反射膜および/または透過膜、もしくは電気配線および/または電極に用いられるAg合金膜、並びにAg合金スパッタリングターゲットおよびAg合金フィラー |
DE102012006718B3 (de) | 2012-04-04 | 2013-07-18 | Heraeus Materials Technology Gmbh & Co. Kg | Planares oder rohrförmiges Sputtertarget sowie Verfahren zur Herstellung desselben |
JP5927744B2 (ja) | 2012-06-25 | 2016-06-01 | 三菱マテリアル株式会社 | Ag合金導電膜及び膜形成用スパッタリングターゲット |
JP5928218B2 (ja) * | 2012-07-20 | 2016-06-01 | 三菱マテリアル株式会社 | Ag合金膜及びその製造方法 |
JP6198177B2 (ja) * | 2013-07-19 | 2017-09-20 | 三菱マテリアル株式会社 | Ag合金スパッタリングターゲット |
-
2014
- 2014-04-09 JP JP2014080354A patent/JP5850077B2/ja active Active
-
2015
- 2015-03-18 KR KR1020167014788A patent/KR101686778B1/ko active IP Right Grant
- 2015-03-18 WO PCT/JP2015/058051 patent/WO2015156093A1/ja active Application Filing
- 2015-03-18 SG SG11201604690QA patent/SG11201604690QA/en unknown
- 2015-03-18 EP EP18186524.7A patent/EP3428296A1/en not_active Withdrawn
- 2015-03-18 CN CN201580002653.6A patent/CN105793449B/zh active Active
- 2015-03-18 EP EP15776508.2A patent/EP3064603B1/en active Active
- 2015-03-25 TW TW104109561A patent/TWI645052B/zh active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018084467A1 (ko) * | 2016-11-04 | 2018-05-11 | 희성금속 주식회사 | 도전성 막 형성용 은 합금 조성물 및 이의 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN105793449B (zh) | 2017-09-29 |
JP5850077B2 (ja) | 2016-02-03 |
KR20160071476A (ko) | 2016-06-21 |
EP3064603B1 (en) | 2018-11-28 |
EP3428296A1 (en) | 2019-01-16 |
WO2015156093A1 (ja) | 2015-10-15 |
EP3064603A4 (en) | 2017-03-29 |
TW201602363A (zh) | 2016-01-16 |
EP3064603A1 (en) | 2016-09-07 |
SG11201604690QA (en) | 2016-07-28 |
CN105793449A (zh) | 2016-07-20 |
KR101686778B1 (ko) | 2016-12-14 |
TWI645052B (zh) | 2018-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5975186B1 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット及びAg合金膜の製造方法 | |
JP6801264B2 (ja) | Ag合金膜とその製造方法、Ag合金スパッタリングターゲットおよび積層膜 | |
JP2013204052A5 (ja) | ||
WO2014142028A1 (ja) | 導電性膜形成用銀合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法 | |
JP6198177B2 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット | |
JP5533545B2 (ja) | 有機el素子の反射電極膜形成用銀合金ターゲットおよびその製造方法 | |
JP6278136B2 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット、Ag合金スパッタリングターゲットの製造方法およびAg合金膜の製造方法 | |
TWI604066B (zh) | A multilayer wiring film for electronic components and a sputtering target for forming a coating layer | |
JP5522599B1 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット | |
JP5850077B2 (ja) | Ag合金膜及びAg合金膜形成用スパッタリングターゲット | |
KR102588050B1 (ko) | 은 합금-기반 스퍼터링 표적 | |
JP6350223B2 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット | |
JP5927744B2 (ja) | Ag合金導電膜及び膜形成用スパッタリングターゲット | |
JP5669014B2 (ja) | 導電性膜形成用銀合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法 | |
JP5830907B2 (ja) | 導電性膜形成用銀合金スパッタリングターゲットおよびその製造方法 | |
JP6380837B2 (ja) | 被覆層形成用スパッタリングターゲット材およびその製造方法 | |
WO2016043183A1 (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット、Ag合金スパッタリングターゲットの製造方法、Ag合金膜およびAg合金膜の製造方法 | |
JP2014196562A (ja) | Ag合金スパッタリングターゲット | |
JP2018100437A (ja) | Ag合金スパッタリングターゲットおよびAg合金膜 | |
JP5590258B2 (ja) | Ag合金膜形成用スパッタリングターゲットおよびAg合金膜、Ag合金反射膜、Ag合金導電膜、Ag合金半透過膜 | |
JP4001823B2 (ja) | 薄膜形成用スパッタリングターゲット材、薄膜、電極配線層、光学記録媒体、電子部品、電子光学部品及び電子機器 | |
JP2014074225A (ja) | Ag合金膜形成用スパッタリングターゲット | |
JP6260321B2 (ja) | Ag合金膜形成用スパッタリングターゲット | |
JP6520289B2 (ja) | Ag合金膜及びAg合金膜の製造方法 | |
CN114096326A (zh) | Ag合金溅射靶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20150804 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151020 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151117 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5850077 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |