JP2015193940A - 衣料用編地 - Google Patents

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Abstract

【課題】大量に発汗したときでも編地に滞留した汗を肌に感じさせず、肌離れ性を良くして、肌とのベタツキを軽減して、柔らかく快適な着心地を維持することができる衣料用編地を提供する。【解決手段】少なくとも裏層表面にループパイルを形成した衣料用編地であって、裏層表面に形成したループパイルの少なくとも一部が撥水性のある糸条から構成されており、裏層表面に存在するループパイルの密度が裏層を形成する編ループ密度の5〜67%であることを特徴とする。本発明の衣料用編地では、裏層表面のループパイルが編ループの目落しにより形成され、撥水性のある糸条が裏層にのみ配置されていることが好ましい。【選択図】図1

Description

本発明は、大量に発汗したときに肌離れ性が良く、ベタツキが少ない快適な衣料用編地に関するものである。更には、編地が肌から吸収した大量の液相の汗を速やかに編地の外気側に移行させることで乾燥しやすい編地に関するものである。
一般に、スポーツ等の運動中や高温多湿の環境下では、人は激しく発汗するため、肌に接触するように着用されるニットシャツや肌着はベトベトになり、濡れた生地が肌に張り付いて運動性を阻害したり、不快感を感じやすくなる。従って、長時間にわたり発汗する環境下では、肌着は、汗を連続的に吸収すると共に、速やかに外気中に蒸散させる乾燥性を有していることが要求されている。
これらの要求に対して、従来から、吸水性に優れ、ベタツキ感の少ない布帛を得るための様々なアプローチがなされている。例えば、特許文献1では、裏面層(肌側)が撥水加工された合成繊維マルチフィラメントを30〜90重量%含む糸条から構成され、表面層(外気側)が吸水加工された糸条から構成されるとともに、表面層の裏面層に対する吸水保水率が6倍以上、かつ吸水拡散面積比が4倍以上である多層構造編地が提案されている。また、特許文献2では、布帛の一方の表面において撥水加工されていない合成繊維Aが露出しており、布帛の他方の表面(肌側)に撥水加工された合成繊維Bが露出している布帛が提案されている。
しかしながら、これらの方法は、裏面層から表面層への水分移行はスムーズであるが、裏面と肌との接触面積が大きいことからベタツキ感や肌離れ性の改善が十分ではなかった。
特開2005−105441号公報 特開2013−83008号公報
本発明は、上記従来技術の問題点を解消するために創案されたものであり、その目的は、大量に発汗したときでも編地に滞留した汗を肌に感じさせず、肌離れ性を良くして、肌とのベタツキを軽減して、柔らかく快適な着心地を維持することができる衣料用編地を提供することにある。また更には、肌から吸収した大量の汗を速やかに編地の外気側に移行させることで乾燥しやすくすることができる衣料用編地を提供することにある。
本発明者は、上記の目的を達成するために鋭意検討した結果、肌面になる裏層表面に形成させた編ループを編み機上で目落ししたりすることで編地裏層表面に特定の低下した密度でループパイルを形成することによって、肌面と編地の接触面積を極端に低下させることができ、加えてループパイルの少なくとも一部を撥水性のある糸条にすることによって、裏層表面に存在する汗の感触を更に感じ難くすることができ、その結果、肌離れ性が良く、肌とのベタツキが少なく、快適性が極めて高い衣料用編地を提供できることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、かかる知見に基づいて完成したものであり、以下の(1)〜(5)の構成を有するものである。
(1)少なくとも裏層表面にループパイルを形成した衣料用編地であって、裏層表面に形成したループパイルの少なくとも一部が撥水性のある糸条から構成されており、裏層表面に存在するループパイルの密度が裏層を形成する編ループ密度の5〜67%であることを特徴とする衣料用編地。
(2)裏層表面のループパイルが編ループの目落しにより形成されていることを特徴とする(1)に記載の衣料用編地。
(3)撥水性のある糸条が裏層にのみ配置されていることを特徴とする(1)または(2)に記載の衣料用編地。
(4)撥水性のある糸条が、異形度1.8〜4.0であり、横断面において3〜7個の突起を有しており、かつ突起が繊維軸方向に連続している異形断面フィラメントからなることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の衣料用編地。
(5)拡散残留水分率による乾燥性が35分以下であり、密着性が0.8ml以上であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の衣料用編地。
本発明の衣料用編地は、肌面になる裏層表面に形成するループパイルが特定の密度で形成され、更にループパイルの少なくとも一部を撥水性のある糸条にしているので、裏層表面に存在する汗の感触を殆ど感じ難くすることが可能である。即ち、本発明の衣料用編地は、肌離れ性が良く、肌とのベタツキが少なく、快適性が極めて高い。また、ループパイルの編ループ密度を目落しにより低下することにより、編地に柔軟性を持たせ柔らかな風合いとすることができ、大量の汗に濡れたときの身体の動き難さを低減することができる。更に、本発明の衣料用編地は、撥水性のある糸条を裏層にのみ配置することにより、大量の汗を編地中の外気側に集中させ、外気への蒸散を促進して早く乾燥することができる。
本発明の衣料用編地の一例の写真を示す。 ダブル十字断面の写真。 実施例1で使用した編組織を示す。 実施例3で使用した編組織を示す。 比較例2で使用した編組織を示す。 比較例3で使用した編組織を示す。
以下、本発明の衣料用編地について詳細に説明する。本発明の衣料用編地は、少なくとも二層からなり、それらの層のうち衣料として使用したときに外気側を形成する層を表層とし、肌側を形成する層を裏層とする。
本発明の衣料用編地は、少なくとも裏層表面にループパイルを形成した編地であって、
裏層表面に存在するループパイルの密度を特定の範囲に低減させたこと、そして裏層表面のループパイルの少なくとも一部を撥水性のある糸条から構成したことを特徴とする。本発明の衣料用編地の一例の写真を図1に示す。
本発明では、少なくとも裏層表面にループパイルを形成した編地は、例えば一度作った編ループ(編目)を目落しすることによりループパイルを編地表面に発現させることによって作られる。一般的にループパイルを片面に形成させる方法としては、パイル用シンカーを備えたパイル専用のシングル編機を用いる方法があるが、この方法では裏面の編組織が全てループパイルで形成されてしまうので、編組織におけるループパイルの密度を適切に低下させるようにコントロールすることができず、また、ループパイルを完全に片側(裏層表面)のみに配置するのが難しかった。しかし、上記のように編ループの目落しにより、ループパイルを最適な配置に設計したり、ループパイル密度を適切にコントロールすることが可能である。このような編地を作る方法としては、ダブルニット機で片面パイル編地を編成する手段として、ダイヤル針にダミー針を用いる方法、シリンガー針にパイルジャックを用いる方法、シリンダー針にクッチオープナーを用いる方法などを採用することができ、ダブル丸編機で一度作った編ループの一部を目落ししてループパイルを形成することができる。また、パイル糸とグランド糸とを同一給糸口を用いて編成し、後加工工程で可溶する糸を用いてパイルループを編ループとして固定して編成し、後工程で編地の可溶性糸を溶解除去してループパイルを出現させる方法も用いることができる。
本発明の編地は、少なくとも裏層表面(肌側)に上記のようにループパイルが存在していることが必要であるが、そのループパイルの密度は、裏層を形成する編ループ密度の5〜67%、好ましくは10〜50%、より好ましくは15〜40%である。裏層表面に存在するループパイルの密度は、裏層を形成する編ループの単位面積当りの個数に対する単位面積当りのループパイル個数の比率として計算する。裏層表面のループパイルの密度が上記範囲を超えたり上記範囲未満になると、編地裏層と肌との接触面積が高くなって、発汗時にベタツキが感じやすくなるとともに肌離れ性が低下しやすくなる。
本発明の編地の裏層表面に存在するループパイル密度は、編地表面積1inch中に30〜500個であることが好ましい。より好ましくは50〜400個/inchである。ループパイル密度が上記範囲を超えたり上記範囲未満になると、編地裏層と肌との接触面積が高くなって、発汗時にベタツキが感じやすくなるとともに肌離れ性が低下しやすくなる。
本発明の編地の裏面の編ループ密度は、編地表面積1inch中に100〜1900個であることが好ましい。より好ましくは200〜1800個/inchである。上記上限を越えると、裏面のループやパイルに使用する糸を非常に細くして使用する必要があり、できた編地と肌との接触面積が大きくなってベタツキがでやすくなる。一方、上記下限未満では、パイル密度が低くなりすぎることでベタツキがでやすくなる。
本発明の編地の裏層に存在するループパイルは、編地の裏層表面から凸状に飛び出ていることが好ましい。このループパイルの凸形状により、編地の裏層表面と肌が直接接触することを極力減らして発汗時のベタツキを低減することができる。このループパイルが形成する凸高さは、編地裏層表面から0.1〜2.0mmの高さであることが好ましい。より好ましくは0.3〜1.5mmであり、更に好ましくは0.4〜1.0mmである。高さが上記範囲を越えると、パイルが倒れやすく、その結果、肌との接触面積が増えてベタツキ感が起こりやすくなる。高さが上記範囲未満になった場合も、裏層表面が直接肌に接触する面積が増えてベタツキ感が起こりやすくなる。
本発明の編地の厚みについては、生地のパイル面を上に向けて平坦な試料台上に静置した状態で、台の面からパイルの頂点までの高さが0.1〜2.0mmであることが好ましい。より好ましくは0.6〜1.5mmである。この高さが上記範囲を越えると、ゴワゴワした着用感になってしまい、体温がこもりやすくなる。高さが上記範囲未満であると、編地の透け感が強くなりすぎ、編地強度も弱くなりやすい。
本発明の編地では、裏面表面に形成したループパイルの少なくとも一部が撥水性のある糸条から構成されることが好ましい。ループパイルに撥水糸を用いることで、ループパイルに汗が残留し難くなり、ベタツキや冷たさを感じ難くなる。撥水性のある糸条は、ループパイルにならない裏層編ループに用いてもよいが、表層を構成する糸としては用いない方が好ましい。汗を外気側に移行させる効果が低減するからである。撥水性のある糸条は、ループパイルも含めて裏層を構成する糸全体の1〜50重量%含まれることが好ましい。より好ましくは3〜30重量%である。上記範囲未満であると、外気側に汗を移行する効果が低下するおそれがある。また、上記範囲を越えると、編地全体の吸水性が低下しすぎて、着用時に不快になりやすくなる。
撥水性のある糸条は、仕上がった状態で糸の撥水性が2〜12級である。より好ましくは4〜12級である。上記範囲未満であると、水をはじく効果が低すぎて、ベタツキ感が出やすくなる。
本発明の編地の表層に用いる糸条は、撥水性がないものであることが好ましい。あるいは、撥水性のある糸条は、編地の裏層にのみ配置されていることが好ましい。撥水性がない糸条とは、繊維表面に撥水加工を施していない繊維である。撥水性となるものでなければ、帯電防止加工、親水加工等の機能加工や、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂など、撥水性を有しない樹脂加工を施してもよい。表面処理を全く施さない糸条でもよいが、通常は製編後の染色加工で、柔軟処理、帯電防止処理、親水化処理等、編地全体に処理されるが、強く撥水性を示さない加工であればいずれの処理を行っても構わない。
本発明の編地の種類は、横編、丸編、経編等、いずれの組織でも良いが、目落ししてパイルを形成させる場合には丸編のダブル編地が好ましい。例えば、地部分の基本組織として、スムース編(インターロック)やフライス編などが挙げられるが、ジャガード編組織も好適に用いられる。
本発明の編地の編ゲージとしては、18〜40ゲージ(本/inch)が好ましい。より好ましくは20〜36ゲージであり、更に好ましくは22〜32ゲージである。編ゲージが上記範囲未満の場合、編ループ,ループパイルともに大きくなりすぎて肌が地組織に接触しやすくなり、吸水拡散性も低下しやすいためベタツキが感じやすくなる。編ゲージが上記範囲を越えると、ループパイルが小さくなりすぎて効果が出難くなる。
本発明の編地のループパイルを形成する糸条の編込み長は、糸条の太さ、編地のゲージや、地組織を形成する糸の編み込み長等により設定するが、好ましくは90〜300mm/100ウエールである。より好ましくは130〜280mm/100ウエールである。上記範囲未満では、ループが小さくなり過ぎ、上記範囲を越えると、ループパイルが大きくなりすぎて、ベタツキ易くなる。
本発明の編地の表面の仕上密度は、コース密度、ウエール密度ともに、好ましくは80〜25個/inchであり、より好ましくは60〜30個/inchである。上記上限を越えると、非常に細い糸を使用する必要があり、できた編地が薄くなりすぎて本発明の用途には使用し難くなってくる。一方、上記下限未満では、編地が粗くなりすぎて使用し難くなってくる。
本発明の編地の裏面の仕上密度は、コース密度、ウエール密度ともに、好ましくは90〜10個/inchであり、より好ましくは85〜15個/inchである。上記上限を越えると、裏面のループやパイルに使用する糸を非常に細くして使用する必要があり、できた編地と肌との接触面積が大きくなってベタツキがでやすくなる。一方、上記下限未満では、パイル密度が低くなりすぎることでベタツキがでやすくなる。
本発明の編地の目付は、好ましくは70〜250g/mであり、より好ましくは90〜180g/mである。上記上限を越えると、運動して汗を吸収したときに非常に重くなって快適性が低下しやすい。一方、上記下限未満では、密度を粗くしたり、細い糸を使う必要があり、編目が粗くなりすぎたり、柔らかくなりすぎたりしやすくなる。
裏層表面の撥水性のある凸部に使用される撥水性のある糸の形態としては、長繊維、紡績糸、及びフィラメントと紡績糸の複合糸等の糸条で撥水性を有するものが挙げられる。これらのうち長繊維に撥水加工を施したものがベタツキ感を低減したり、乾燥性を高める点で好ましい。フィラメントは糸条の長手方向に繊維が繋がっているため、編地の肌側で吸収した汗を編地の外気側にすばやく移動させやすい。長繊維は、仮撚加工糸など嵩高性のあるタイプがより好ましく使用できる。嵩高性のある糸条であれば、肌が当っても凸部パイルが倒れ難く、またベタツキをより感じ難くすることができる。
撥水性のある糸条の総繊度は、特に限定されないが、10〜500dtexの範囲であることが好ましい。より好ましくは30〜330dtexである。単糸繊度は、特に限定されないが、肌触り感、撥水の効果を出すためには0.3〜5.5dtexが好ましい。
撥水性のある糸条の繊維横断面形状は、特に限定されないが、異形断面フィラメントであることが好ましい。異形断面フィラメントは、異形度が1.8〜4.0であり、横断面に3〜7個の突起を有するものが好ましい。このような異形断面フィラメントは、Y形、十字断面、星型、五葉〜七葉、十字が二つ繋がったダブル十字断面等の断面形状が使用できる。そして、異形断面フィラメントの突起は、繊維軸方向に連続していることが好ましい。凹凸が繊維長手方向に連続することで、編地中での汗の拡散が向上して早く乾きやすくなる。
繊維の撥水性は、繊維そのものが撥水性を有するフッ素系繊維(ETFE:エチレン・テトラフルオロチレン共重合体)などの代表的な撥水性の繊維を糸条を用いるか、または、繊維または糸条に撥水加工を施すことにより達成される。撥水性のある繊維を用いる場合は、糸条中に20〜100重量%含有することが好ましい。より好ましくは50〜100重量%である。また、繊維または糸条に撥水加工を施す場合は、フッ素系、シリコン系、パラフィン系撥水剤等の一般的な繊維用撥水剤を用いれば良いが、フッ素系撥水剤が撥水性能や洗濯耐久性の面で好ましい。本発明の効果を出すためには裏層の撥水性のない部分を構成する糸も疎水性繊維を用いることが好ましい。
本発明のように編地中に存在する撥水糸の撥水性を評価する方法としては、例えばDUPONT法などで評価することができる。DUPONT法を用いる場合は、編地から撥水糸のみを抜き出して連結し、厚紙に連結した撥水糸を隣同士隙間が空かないように捲きつけた板巻を作る。その板巻にイソプロピルアルコール水溶液を摘下して液滴の浸透具合で撥水性を判定することができる。
撥水加工を施す繊維としては、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維等、特に限定せず用いることができるが、洗濯耐久性の点から、合成繊維のポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリオレフィン繊維等が好ましく用いられる。特に好ましくはポリエステル系繊維である。
ポリエステル系繊維としては、その全構成単位の少なくとも80%以上がエチレンテレフタレ−トであるポリエステル繊維が挙げられ、特にテレフタル酸又はその機能的誘導体とエチレングリコ−ル又はエチレンオキサイドとから製造されたポリエチレンテレフタレ−ト繊維が好ましい。酸成分としては、テレフタル酸又はその機能的誘導体の他に、20モル%未満、好ましくは10モル%未満の範囲でイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ナフタ−ル酸、P−オキシ安息香酸、2.5−ジメチルテレフタル酸、ビス(P−カルボキシフエノキシ)エタン、2.6−ナフタレンジカルボン酸、3.5−ジ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸塩又はそれらの機能的誘導体を加えてもよく、グリコ−ル成分としては、エチレングリコ−ルの他に、ジエチレングリコ−ル、プロピレングリコ−ル、1.4−ブタンジオ−ル、1.4−ピロキシメチルシクロヘキサン等の2価アルコ−ルを加えてもよい。また、例えば難燃性を付与するために芳香族ポリホスホネ−トを加えてもよい。更に、酸化防止剤、艶消剤、着色剤、染色性向上剤、難燃性向上剤、制電剤等を添加しても差支えない。
本発明では、撥水性のない糸条に吸水加工を施すことが好ましい。吸水加工を行なうと撥水性のある糸以外に使用している糸の繊維表面が親水性になるため、肌側から吸収した汗を編地外気側への移動を速やかに行うことができる。この吸水加工の例としては、ポリエステルのアルカリ減量加工や、ポリエステルポリアルキレングリコール共重合樹脂いわゆる吸水ポリエステル樹脂や、セルロース、親水シリコン等の親水性を持つ加工剤の繊維表面への付着が挙げられる。本発明では、吸水性ポリエステル樹脂からなる糸条が洗濯耐久性の面で好適に用いることができる。吸水加工は、撥水性のない糸条を製編する前の糸の状態で加工してもよいし、撥水性のある糸とともに製編した後に、染色加工の工程で編地全体を吸水加工してもよい。この場合、撥水性のある糸には吸水加工剤が付着し難いため、撥水性のない糸のみに吸水加工を行なうことができる。
吸水加工の処理方法は、糸形態で処理するオーバーマイヤー染色機やカセ染色機や、布形態で処理する液流染色機やウインスなどを用いた吸尽処理や、テンター等を用いた連続加工においてはパディング処理等にて行うことができる。吸水加工に使用する吸水剤としては、公知の吸水剤を用いることができ、特に吸水性ポリアミド樹脂、吸水性ポリエステル樹脂またはエポキシ変性シリコン等の親水性シリコン樹脂などを主成分としたものを用いることが好ましい。
なお、本発明の編地は、各種機能加工が別途施されていても良く、SR加工などの防汚加工、消臭加工、抗菌、制菌加工、UVカット加工、摩擦溶融加工、静電加工、スキンケア加工の従来公知の加工を施していても良い。
本発明の編地は、上述のように構成されているので、大量の液相の汗を速やかに編地外に排出することができるとともに、汗が肌に張り付いたりベトついたりすることがなく、快適性が高い。具体的には、本発明の編地は、発汗時のベタツキ感の評価としての密着性が0.8ml以上、さらには1.0ml以上であることができ、ベタツキが少ない。また、本発明の編地は、拡散性残留水分率による乾燥性が35分以下、さらには33分以下であることができ、乾燥が極めて早い。
以下に実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例における各性能評価は以下の方法により行った。
(異形度)
異形度は、メタルセクション法にて測定し、光学顕微鏡により撮影した繊維断面写真(繊維軸方向に直交する断面の写真)において、その内接円の半径rと外接円の半径rの半径を求め、これらの比(r/r)の値を異形度とした。
なお、繊維断面形状が概ね線対称性や点対称性であると判断される場合は、内接円については、繊維断面の形状における輪郭をなす曲線に内接する円とし、外接円については、繊維断面の形状における輪郭をなす曲線に外接する円とした。また、繊維断面形状が線対称性や点対称性でないと判断される場合には、内接円については、繊維断面の形状における輪郭をなす曲線に対して少なくとも2点で内接し、且つ繊維断面形状の内部にのみ存在する円であって、その円周と繊維断面形状の輪郭をなす曲線とが交差しない範囲においてとり得る最大の半径を有する円を内接円とした。外接円については、繊維断面形状の輪郭を示す曲線において少なくとも2点で外接し、且つ繊維断面形状の外部にのみ存在する円であって、その円周と繊維断面形状の輪郭が交差しない範囲においてとり得る最小の半径を有する円を外接円とした。異形度の測定回数(n)は50回行い、その平均値を異形度とした。
(パイルの高さ、及び編地の厚み)
マイクロスコープを100倍で編地側面の断面を測定して、写真から編物表面から突き出たパイル部の高さを測定した。編地は横方向の編目に沿って生地を鋭利なカッターでカットして、マイクロスコープの試料台に編地をパイル面(裏面)を上にして静置した。JISマーク認定15cm直尺を試料断面の厚み方向に沿わすようにセットして写真のスケールとし、マイクロスコープで編地断面を撮影した。写真から0.1mm単位でパイル部分の厚みを計測した。また、編地の厚みは同様にして、試料台からパイルの頂点までの高さを写真から計測した。測定回数(n)は10回として任意の場所を計測して、その平均値を採用した。
(編地密度)
JIS−L1018−1998に準じて編地のコース密度(個/inch)、ウェール密度(個/inch)を測定した。
(編地の目付)
JIS−L−1096法に準じて測定した。
(撥水糸の撥水性)
編地から撥水糸のみを抜き出して、抜出した撥水糸同士を結んで10mの長さにつなぎ合せた。大きさ約10cm四方の厚紙に連結した撥水糸を隣同士隙間が空かないように捲きつけて、(張力約0.1g/dtexをかけながら)隙間なく糸が揃った状態の板巻を用意した。下記の1〜12級のイソプロピルアルコール(IPA)濃度を変えた水溶液を、水平に置いた板巻の撥水糸に滴下して浸透度合から等級判定した。判定はDUPONT法を用いた。
<12種類の等級判定液の作成>
等級別に下記12種類の重量%の割合のIPAと水を混合したIPA水溶液を調製した。
1級から順に編地上にスポイドで一滴ずつ乗せ、10秒後の編地への浸透度合を見た。
10秒経たずに浸透した時点で、その混合液に相当する等級を編地の撥水性とした。
(密着性)
ベタツキ感の評価として、生地の裏面の表面に水を滴下後に圧縮し、引き離す際の垂直方向の抵抗力を測定した。測定機として、カトーテック社製 圧縮試験機(KES−G5)を使用した。圧縮試験の条件としては、圧縮面の材料はゴム製のものを用い、圧縮面の直径を3.6cm、圧縮速度0.2cm/s、荷重500mNに設定した。ウェール方向に5cm、コース方向に5cmの大きさの試験片を編地から採取した。試験片の編地の裏層(パイル面)を上にしてセットして測定するが、圧縮後に引き離すときの抵抗値(密着力)を測定した。続いて試験片に0.1mlの水を滴下して生地を濡らしてから同様に測定を行なった。更に、0.1ml毎に滴下、測定の操作を繰り返した。滴下を繰り返しても、抵抗値に大きな増加がなくなったり、試料片から水が溢れたら試験を終了した。
測定した滴下量と抵抗値の関係をグラフにプロットして、抵抗値が急に大きな増加が認められた滴下量を読み出した。読み出した滴下量が多いほどベタツキ感が少なく、滴下量が少ないほどベタツキ感が強い。
(乾燥性)
10cm角の編地を室温20℃、室内湿度65%の恒温室内に24時間放置し、放置後の質量Wを測定した。その後、編地表面に水0.6mlを滴下し、滴下直後の質量Wを測定した。その後、室温20℃、室内湿度65%の恒温室内に当該編地を吊り下げて放置し、編地の質量Wxを5分毎に測定した。Wx、W、Wの値を下記式に代入し、水分率(%)を計算した。乾燥性の評価は、この水分率が10%未満となった時点までの乾燥に要した時間とした。この時間が短いほど、乾燥性に優れる。
水分率(%)=((Wx−W)/(W−W))×100
(実施例1)
図2に示した6つの突起を持つダブル十字の断面形状を有したポリエステル長繊維(異形度3.0,フルダル丸断面,84dtex36filament)の2ヒーターピン仮撚加工糸に以下の撥水加工を行なった。まず、仮撚加工糸を密度0.29g/cmの密度にチーズ状に捲き直し、更にプレスして密度0.45g/cmのチーズを作った。次に、オーバーマイヤー糸染染色機で精練した後、フッ素系撥水加工剤「アサヒガードAG−7000」を5g/L溶液で40℃×20分処理し、脱水、乾燥させた。このときの脱水時のピックアップ率は40%であった。
次に28ゲージの両面丸編み機(福原精機製作所製)を用いて図3に示す完全組織F1からF12の12口給糸からなるメッシュパイル編組織を製編した。その際、表側編組織用の給糸口であるF3、F5、F9、F11にポリエステル84dtex48filamentを用いた。また裏側(肌面)編組織用の給糸口としてF2,F4,F6,F8,F10,F12のうち、F4,F6,F10,F12に酸化チタンが1.5wt%含んだフルダルの84dtex72filamentのポリエステル仮撚加工糸を用い、F2及びF8には前記のダブル十字断面を持つフルダル糸の撥水加工糸を用いた。因みに編組織図F1,F7に記入されている黒印が目落しの印である。
出来上がった生機に対してヒラノテクシード製ピンテンターを用いて160℃×2分のプリセットを行い、その後、下記の処方で精錬、染色仕上げ加工を行なった。
精練処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプを用いて里田加工 ノニゾールN 1g/l、日華化学 ネオクリスタル CG1000 0.5g/l、ソーダ灰0.5g/l、浴比1:15、95℃×30分。
染色処方:日阪製作所製液流染色機NSタイプ、浴比1:15 130℃×45分で酢酸0.2g/l pH=4、明成化学 ディスパーN 700 0.5g/l、日華化学 ネオクリスタル GC1000 0.5g/l、高松油脂 SR1800 1.5%owf、蛍光染料0.25%omf染色後、遠心脱水、乾燥(120℃×3分)を行ない、以下の条件で仕上げ剤を付与した。仕上げ剤のピックアップは70%であった。
サンスタット ES−11 1%ows。(帯電防止)
その後、最終セットをピンテンター160℃×2分の条件で行ない、性量調整し、最終生地を得た。その際にもテンター幅は編地の皺を取る程度の幅として、仕上げた編地を縦横に極力引っ張らないように注意した。出来上がった仕上編地の詳細な構成と評価結果を表1に示す。以下の実施例、比較例の仕上編地の詳細な構成と評価結果も表1に示す。
(実施例2)
実施例1のダブル十字断面仮撚加工糸の代わりに、丸断面のポリエステル仮撚加工糸(84dtex36filament セミダル 2ヒーター仮撚)を用いた以外は、実施例1と同じ構成で製編して、実施例1と同様に加工を施して編地を仕上げた。
(実施例3)
ループパイルになる撥水糸に実施例1と同じダブル十字断面仮撚糸を用い、裏層交編糸、表層交編糸も実施例1と同じ糸を用いるが、編組織を図4に示すSパイルカノコに変更して図4に示す構成で製編した以外は、実施例1と同様に加工を施して編地を仕上げた。
(実施例4)
実施例1のダブル十字断面仮撚加工糸の代わりに、繊維横断面に三つの凸部を持つY形断面のポリエステル仮撚加工糸(84dtex24filament セミダル 2ヒーター仮撚)を用いた以外は、実施例1と同じ構成で製編して、実施例1と同様に加工を施して編地を仕上げた。
(比較例1)
実施例1に用いたダブル十字断面仮撚糸に撥水加工を施さなかった以外は、実施例1と同様に製編、加工を施して編地を仕上げた。
(比較例2)
編機を28ゲージのシングルニット・パイル編機(福原精機製作所製)に変更して、プレーティングパイル(図5に記載のシンカーパイル)を作成した以外は、実施例1と同様に加工を施して編地を仕上げた。使用する糸は実施例1と同じく、パイル糸に撥水加工したダブル十字断面仮撚糸を用い、地糸にフルダルの84dtex72filamentの仮撚加工糸を用いた。
(比較例3)
撥水性のある糸として実施例1と同じダブル十字断面ポリエステル仮撚加工糸(A)を用い、撥水性のない糸条として、これも実施例1と同じ84dtex72filamentのポリエステル仮撚加工糸(B)を用いて、(A),(B)を1:1で図6に記載のスムースを製編した以外は、実施例1と同様に加工を施して編地を仕上げた。
本発明の編地は、大量の液相の汗を速やかに編地外に排出できるとともに、肌離れ性が良く、ベタツキが少ないので、スポーツ用シャツ、ウェアとして快適に使用することができる。

Claims (5)

  1. 少なくとも裏層表面にループパイルを形成した衣料用編地であって、裏層表面に形成したループパイルの少なくとも一部が撥水性のある糸条から構成されており、裏層表面に存在するループパイルの密度が裏層を形成する編ループ密度の5〜67%であることを特徴とする衣料用編地。
  2. 裏層表面のループパイルが編ループの目落しにより形成されていることを特徴とする請求項1に記載の衣料用編地。
  3. 撥水性のある糸条が裏層にのみ配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の衣料用編地。
  4. 撥水性のある糸条が、異形度1.8〜4.0であり、横断面において3〜7個の突起を有しており、かつ突起が繊維軸方向に連続している異形断面フィラメントからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衣料用編地。
  5. 拡散残留水分率による乾燥性が35分以下であり、密着性が0.8ml以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の衣料用編地。
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