JP2015188449A - ゲル球及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】ゲル球及びその製造方法を提供する。【解決手段】本発明のゲル球の製造方法は、(a)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル、糖及び水を混合して混合溶液を取得するステップと、(b)混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を混合して混合コロイド溶液を取得するステップと、(c)混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させ、ゲル球を取得するステップと、を含む。本発明の提供する製造方法で取得されるゲル球は、pH値が3.9〜4.4であり、Brix値が4.5%〜7.5%であり、粒径が3.0mm〜6.0mmである。本発明の提供するゲル球は、酸性条件下における安定性が高く、離漿変形しにくく、変色しにくく、食感が変化しにくく、微生物が繁殖しにくく、ゼリー又は他の食品中に添加することができる。【選択図】なし

Description

本発明は、食品の技術領域に属し、特に、ゲル球及びその製造方法に関する。
ゼリーは、増粘剤に香料、着色料、甘味料、酸味料などが配合されて構成される。現在、市場におけるゼリーの大部分は、単一の増粘剤が採用されてゼリーゲルが形成されたり、少量の果肉、ナタデココなどが添加されたりしているが、消費者から求められる更なる多様化を満足できていない。
アルギン酸ナトリウムは、天然の多糖類であり、良好なゲル特性を有し、取得しやすく、無毒で副作用がなく、適用性が広いなどの長所を有する。また、生物領域及び食品領域において多く研究されており、特に、増粘剤としてゼリー中に応用されている。しかし、ゼリー中にアルギン酸ナトリウムのみが使用された場合、食感が単調である上、形成されるゲルの安定性が低い。
本発明の目的は、安定性に優れ、変色しにくく、食感に変化を与えることができ、微生物が繁殖しにくいゲル球及びその製造方法を提供することにある。
上述の課題を解決するために、本発明は、(a)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル、糖及び水を混合して混合溶液を取得するステップと、(b)混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を混合して混合コロイド溶液を取得するステップと、(c)混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させ、ゲル球を取得するステップと、を含むことを特徴とするゲル球の製造方法である。
好ましくは、ステップ(a)は、具体的に、(a1)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル及び糖を混合して混合物を取得するステップと、(a2)混合物に水を混合して混合溶液を取得するステップと、である。
好ましくは、ステップ(a2)中、水の温度は、60℃〜90℃であり、混合は、撹拌しながら行う。
好ましくは、ステップ(a2)中、混合溶液中のアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの質量濃度は、1%〜2%である。
好ましくは、ステップ(b)は、具体的に、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を予め水中に溶解して第1溶液を取得し、ステップ(a)で取得された混合溶液と第1溶液とを混合して混合コロイド溶液を取得するステップである。
好ましくは、ステップ(b)中、混合する際の温度は、40℃〜50℃であり、混合時間は、15分間〜20分間であり、混合は、撹拌しながら行う。また、50℃〜60℃に保持され、10分間〜15分間撹拌する。
好ましくは、ステップ(c)中、乳酸カルシウム溶液中の乳酸カルシウムの質量濃度は、1.5%〜3%である。
好ましくは、ステップ(c)中、架橋させる際の温度は、0℃〜40℃であり、架橋時間は、5分間〜30分間である。
好ましくは、混合コロイド溶液中、こんにゃくゲル、アルギン酸ナトリウム、水、糖、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の質量比率は、0.1〜0.3:1.35〜2:85〜91:4.6〜6:0.06〜0.13:0.03〜0.04:0.3〜0.6である。
本発明は、上述の製造方法によって製造され、pH値が3.9〜4.4であり、Brix値が4.5%〜7.5%であり、粒径が3.0mm〜6.0mmであることを特徴とするゲル球を提供する。
本発明は、こんにゃくゲル及びアルギン酸ナトリウムを原料とし、先ず、こんにゃくゲル及びアルギン酸ナトリウムに糖及び水を混合して均一にして混合溶液を取得する。その後、混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を混合して混合コロイド溶液を取得する。最後に、混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させてゲル球を取得する。本発明の提供する製造方法で取得されるゲル球は、pH値が3.9〜4.4であり、Brix値が4.5%〜7.5%であり、粒径が3.0mm〜6.0mmである。本発明の提供するゲル球は、酸性条件下における安定性が高く、離漿変形しにくく、変色しにくく、食感が変化しにくく、微生物が繁殖しにくく、ゼリー又は他の食品の製造に用いることができる。また、本発明は、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルを原料としてゲル球を製造するため、弾性及び硬度に優れ、アルギン酸ナトリウムゲル球の食感を改善することができ、ゲル球の種類を豊富にすることができる。また、本発明の提供する製造方法は、簡単であり、安全であり、工業化して生産を行うことができる。また、実験結果から、本発明の提供する複合ゲル球は、37℃の保温箱中に9週間放置しても、色、食感、硬度などに変化が発生せず、微生物検査にも合格した。また、本発明の提供する複合ゲル球を使用して製造したゼリーを37℃の保温箱中に9週間放置しても、糖度、pH値などの指標には、明らかな変化が発生しなかった。
本発明は、ゲル球の製造方法を提供するものである。本発明のゲル球の製造方法は、以下(a)〜(c)のステップを含む。(a)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル、糖及び水を混合して混合溶液を取得するステップ。(b)混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を混合して混合コロイド溶液を取得するステップ。(c)混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させ、ゲル球を取得するステップ。
本発明は、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルを原料として複合ゲル球を製造するものであり、本発明によって製造されるゲル球は、弾性及び硬度に優れ、安定性が高く、変色しにくく、食感が変化しにくく、微生物が繁殖しにくい。
本発明のゲル球の製造方法は、先ず、アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル、糖及び水を混合して混合溶液を取得する。均一に混合するために、本発明では、先ず、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルを糖の作用の下で均一に混合して混合物を取得する。次に、混合物に水を混合して混合物を十分に溶解してアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液を取得する。本実施形態中、糖は、白砂糖である。アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルは、何れも特定のものに限定されず、当業者が熟知する製品でよい。アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルを糖の作用の下で十分に均一に混合して混合物を取得した後、混合物に水を混合する際、一実施形態中、混合物は、60℃〜90℃の熱水に混合される。また、他の実施形態中、混合物は、65℃〜85℃の熱水中に加えられて混合される。一実施形態中、混合は、撹拌しながら行い、これにより、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルが水中に十分に溶解され、均一で透明な混合溶液が形成される。撹拌は、撹拌器などの機械設備が採用されて行われる。一実施形態中、混合溶液中、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの質量濃度は、1%〜2%である。
混合溶液が取得された後、混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素が混合されて混合コロイド溶液が取得される。本発明では、先ず、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素が水中に溶解されて第1溶液が取得される。その後、第1溶液に均一で透明の混合溶液が混合される。他の実施形態中、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素が別々に水中に溶解されて各溶液が取得され、各溶液がアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液に混合される。一実施形態中、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素は、35℃〜50℃の熱水中にそれぞれ予め溶解される。他の実施形態中、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素は、40℃の熱水中に溶解される。クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の溶液がアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液に混合される際、撹拌されながら混合される。或いは、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の溶液がアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液中に直接加えられ、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液を撹拌した際に使用した撹拌設備で撹拌される。アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルは、クエン酸一水和物の作用によって混合コロイド溶液となる。一実施形態中、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の溶液をアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合溶液に混合する際の温度は、50℃〜60℃であり、混合時間は、15分間〜20分間である。
混合コロイド溶液中、こんにゃくゲル、アルギン酸ナトリウム、水、糖、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の質量比率は、0.1〜0.3:1.35〜2:85〜91:4.6〜6:0.06〜0.13:0.03〜0.04:0.3〜0.6である。混合コロイド溶液の製造工程中、材料を加える順番が如何なるものであっても、各材料間は、上述の関係を満たす。
混合コロイド溶液が取得された後、混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させると、ゲル球を取得することができる。一実施形態中、乳酸カルシウム溶液中、乳酸カルシウムの質量濃度は、1.5%〜3%である。他の実施形態中、乳酸カルシウムの質量濃度は、2%〜2.5%である。乳酸カルシウム溶液は、乳酸カルシウムに熱水を混合して取得される。熱水の温度は、78℃〜82℃である。混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液に加えると、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルとカルシウムイオンとに架橋反応が発生し、ゲル球を取得することができる。一実施形態中、架橋させる際の温度は、0℃〜40℃である。架橋の時間は、5分間〜30分間である。他の実施形態中、架橋させる際の温度は、室温であり、架橋の時間は、10分間〜20分間である。本発明中、架橋反応は、室温で静置した条件の下で行われる。即ち、混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて浸漬させればよい。
本発明では、混合コロイド溶液を特殊器具を使用して乳酸カルシウム溶液中に加えることができる。特殊器具は、口径が約3mm〜4mmの漏斗又はスポイトであり、手動でノズル又は管口の開閉を調節することにより、混合コロイド溶液の滴下速度を制御し、良好なゲル粒を成型することができる。
架橋反応が完了した後、取得されたゲル粒を当業者が熟知する方法で濾過し、乾燥させると、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの複合ゲル球を取得することができる。
本発明は、上述の技術方法で取得されるゲル球を提供する。本発明のアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの複合ゲル球は、pH値が3.9〜4.4であり、Brix値が4.5%〜7.5%であり、粒径が3.0mm〜6.0mmである。また、他の実施形態中、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの複合ゲル球は、pH値が4.0〜4.2であり、Brix値が5%〜7%であり、粒径が3.5mm〜5.5mmである。
本発明の提供するアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの複合ゲル球は、酸性条件下における安定性が高く、離漿変形しにくく、変色しにくく、食感が変化しにくく、微生物が繁殖しにくく、ゼリー又は他の食品の製造に用いることができる。また、本発明は、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルを原料としてゲル球を製造するため、弾性及び硬度に優れ、アルギン酸ナトリウムゲル球の食感を改善することができ、ゲル球の種類を豊富にすることができる。また、本発明の提供する製造方法は、簡単であり、安全であり、工業化して生産を行うことができる。
本発明を更に説明するために、本発明のゲル球及びその製造方法の実施例を示す。ここで、本発明の保護範囲は、以下の実施例のみに限定されない。
(実施例1)
先ず、アルギン酸ナトリウム1.3g、こんにゃくゲル0.2g及び白砂糖5gを予め10分間撹拌して混合物を取得した。次に、混合物を80℃の50gの熱水中に溶解し、撹拌器で15分間機械撹拌し、水中に十分に溶解拡散した。これと同時に、質量濃度2%の乳酸カルシウム溶液を準備した。撹拌が完了した混合溶液を取得した後、クエン酸一水和物0.6g、ソルビン酸カリウム0.3g及び白色色素0.4gを40℃の30gの熱水に予め十分に溶解し、その溶液を混合溶液中に加えて継続して撹拌し、液温を50℃〜60℃に保持して15分間撹拌した。また、50℃〜60℃の熱水を100gの定量になるまで補充してアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を取得した。その後、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を口径が3mm〜4mmのスポイトで吸い上げ、予め準備した質量濃度2%の乳酸カルシウム溶液中に一滴ずつゆっくりと滴下し、室温で10分間浸漬し、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルとカルシウムイオンとが単架橋したゲル粒を取得した。取得したゲル粒を濾過して乾燥させた後、粒径が4.00mm±0.2mmで、pH値が4.0±0.1で、Brix値が5.5%±1%の食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を取得した。
取得したゲル球は、純白色であり、食感及び弾性は、普通であるが、硬度が高く、大きさが均一であり、ゼリー製品に添加することができる。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃の保温箱中で保存性の加速試験を行った。37℃の保温箱で7日放置すると、常温下で30日放置したのに相当する。取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃で9週間放置した後、食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒の色、食感及び硬度には、変化が発生せず、微生物検査にも合格した。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒をゼリー中に添加した。混合ゲル粒は、混合ゲル粒及びゼリーの総量の5%添加した。ゼリーの重量組成比率は、純水70:白砂糖10:濃縮りんご果汁2.5:乳酸カルシウム5:クエン酸1.5:塩化カリウム0.1:ソルビン酸カリウム0.01:香料及び色素0.05:カラギーナン0.1:こんにゃく粉0.1である。37℃の保温箱中に9週間放置した後、ゼリーのpH値及び糖度は、基本的に変化が発生しなかった。
(実施例2)
先ず、アルギン酸ナトリウム1.0g、こんにゃくゲル0.5g及び白砂糖5gを予め10分間撹拌して混合物を取得した。次に、混合物を60℃の50gの熱水中に溶解し、撹拌器で15分間機械撹拌し、水中に十分に溶解拡散した。これと同時に、質量濃度1.5%の乳酸カルシウム溶液を準備した。撹拌が完了した混合溶液を取得した後、クエン酸一水和物0.5g、ソルビン酸カリウム0.3g及び赤色色素0.4gを40℃の30gの熱水に予め十分に溶解し、その溶液を混合溶液中に加えて継続して撹拌し、液温を50℃〜60℃に保持して15分間撹拌した。また、50℃〜60℃の熱水を100gの定量になるまで補充してアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を取得した。その後、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を口径が4mm〜5mmの細口漏斗から予め準備した質量濃度2%の乳酸カルシウム溶液中に一滴ずつ滴下し、室温で10分間浸漬し、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルとカルシウムイオンとが単架橋したゲル粒を取得した。取得したゲル粒を濾過して乾燥させた後、粒径が4.5mm±0.3mmで、pH値が4.0±0.1で、Brix値が5.5%±1%の食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を取得した。
取得したゲル球は、赤色であり、食感及び弾性が高く、硬度が普通であり、大きさが均一であり、ゼリー製品に添加することができる。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃の保温箱中で保存性の加速試験を行った。37℃の保温箱で7日放置すると、常温下で30日放置したのに相当する。取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃で9週間放置した後、食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒の色、食感及び硬度には、変化が発生せず、微生物検査にも合格した。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒をゼリー中に添加した。混合ゲル粒は、混合ゲル粒及びゼリーの総量の10%添加した。ゼリーの重量組成比率は、純水80:白砂糖6:クエン酸1:クエン酸ナトリウム0.05:塩化カリウム0.3:ソルビン酸カリウム0.04:香料及び色素0.1:カラギーナン0.3:こんにゃく粉0.1である。37℃の保温箱中に9週間放置した後、ゼリーのpH値及び糖度は、基本的に変化が発生しなかった。
(実施例3)
先ず、アルギン酸ナトリウム0.7g、こんにゃくゲル0.8g及び白砂糖5gを予め10分間撹拌して混合物を取得した。次に、混合物を60℃の50gの熱水中に溶解し、撹拌器で15分間機械撹拌し、水中に十分に溶解拡散した。これと同時に、質量濃度2.0%の乳酸カルシウム溶液を準備した。撹拌が完了した混合溶液を取得した後、クエン酸一水和物0.5g、ソルビン酸カリウム0.3g及び白色色素0.4gを40℃の30gの熱水に予め十分に溶解し、その溶液を混合溶液中に加えて継続して撹拌し、液温を50℃〜60℃に保持して15分間撹拌した。また、50℃〜60℃の熱水を100gの定量になるまで補充してアルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を取得した。その後、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合コロイド溶液を口径が4mm〜5mmの細口スポイトから予め準備した質量濃度2%の乳酸カルシウム溶液中に一滴ずつ滴下し、室温で10分間浸漬し、アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルとカルシウムイオンとが単架橋したゲル粒を取得した。取得したゲル粒を濾過して乾燥させた後、粒径が5.0mm±0.3mmで、pH値が4.0±0.1で、Brix値が5.5%±1%の食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を取得した。
取得したゲル球は、白色であり、食感及び弾性が高く、硬度が小さく、大きさが均一であり、ゼリー製品に添加することができる。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃の保温箱中で保存性の加速試験を行った。37℃の保温箱で7日放置すると、常温下で30日放置したのに相当する。取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒を37℃で9週間放置した後、食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒の色、食感及び硬度には、変化が発生せず、微生物検査にも合格した。
取得した食用アルギン酸ナトリウム及びこんにゃくゲルの混合ゲル粒をゼリー中に添加した。混合ゲル粒は、混合ゲル粒及びゼリーの総量の13%添加した。ゼリーの重量組成比率は、純水75:白砂糖8:クエン酸1.5:クエン酸ナトリウム0.1:乳酸カルシウム0.2:ソルビン酸カリウム0.02:香料及び色素0.06:カラギーナン0.2:こんにゃく粉0.2:ローカストビーンガム0.1である。37℃の保温箱中に9週間放置した後、ゼリーのpH値及び糖度は、基本的に変化が発生しなかった。
以上の説明は、本発明の好適な実施形態を示すものであり、当業者は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において若干の変更及び修飾を行うことができ、それらは、本発明の保護範囲に含まれる。

Claims (10)

  1. (a)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル、糖及び水を混合して混合溶液を取得するステップと、
    (b)前記混合溶液にクエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を混合して混合コロイド溶液を取得するステップと、
    (c)前記混合コロイド溶液を乳酸カルシウム溶液中に加えて架橋させ、ゲル球を取得するステップと、を含むことを特徴とするゲル球の製造方法。
  2. 前記ステップ(a)は、具体的に、
    (a1)アルギン酸ナトリウム、こんにゃくゲル及び糖を混合して混合物を取得するステップと、
    (a2)前記混合物に水を混合して前記混合溶液を取得するステップと、であることを特徴とする請求項1に記載のゲル球の製造方法。
  3. 前記ステップ(a2)中、前記水の温度は、60℃〜90℃であり、前記混合は、撹拌しながら行うことを特徴とする請求項2に記載のゲル球の製造方法。
  4. 前記ステップ(a2)中、前記混合溶液中の前記アルギン酸ナトリウム及び前記こんにゃくゲルの質量濃度は、1%〜2%であることを特徴とする請求項2に記載のゲル球の製造方法。
  5. 前記ステップ(b)は、具体的に、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素を予め水中に溶解して第1溶液を取得し、前記ステップ(a)で取得された前記混合溶液と前記第1溶液とを混合して前記混合コロイド溶液を取得するステップであることを特徴とする請求項1に記載のゲル球の製造方法。
  6. 前記ステップ(b)中、混合する際の温度は、40℃〜50℃であり、混合時間は、15分間〜20分間であり、前記混合は、撹拌しながら行うことを特徴とする請求項4に記載のゲル球の製造方法。
  7. 前記ステップ(c)中、前記乳酸カルシウム溶液の乳酸カルシウムの質量濃度は、1.5%〜3%であることを特徴とする請求項1に記載のゲル球の製造方法。
  8. 前記ステップ(c)中、架橋させる際の温度は、0℃〜40℃であり、架橋時間は、5分間〜30分間であることを特徴とする請求項1に記載のゲル球の製造方法。
  9. 前記混合コロイド溶液中、こんにゃくゲル、アルギン酸ナトリウム、水、糖、クエン酸一水和物、ソルビン酸カリウム及び色素の質量比率は、0.1〜0.3:1.35〜2:85〜91:4.6〜6:0.06〜0.13:0.03〜0.04:0.3〜0.6であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のゲル球の製造方法。
  10. 請求項1乃至9のいずれか一項の製造方法によって製造され、pH値が3.9〜4.4であり、Brix値が4.5%〜7.5%であり、粒径が3.0mm〜6.0mmであることを特徴とするゲル球。
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