JP2015154701A - ゲート駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタのゲートを定電流駆動する構成において、トランジスタが過電流状態に陥った際などにおけるゲート電圧の上昇から適切に保護する。【解決手段】定電流回路12は、IGBT6のゲートに向けて定電流を出力する。Nチャネル型の電圧出力用トランジスタ13は、定電流回路12からIGBT6のゲートへと至る経路に順方向に介在する。ゲート基準電圧生成回路11は、ゲート基準電圧を生成して電圧出力用トランジスタ13のゲートに出力するもので、出力するゲート基準電圧の電圧値を2段階に切り替える。制御部4は、ターンオン時、定電流回路12を動作させてIGBT6のゲートを定電流駆動する。制御部4は、ターンオン開始時点においてはゲート基準電圧を第1設定値に設定しており、その後、切替タイミングに達すると、過電流状態ではないことを条件としてゲート基準電圧を第1設定値より高い第2設定値に切り替える。【選択図】図2

Description

本発明は、トランジスタのゲート駆動回路に関する。
例えばIGBTなどのトランジスタのゲートを駆動するゲート駆動回路として、定電流駆動を行う構成がある(例えば、特許文献1参照)。定電流駆動は、定電圧駆動に比べ、立ち上がり時におけるスイッチング損失を低減できるというメリットがある。また、ゲート駆動回路において、ゲート電圧を所定の電圧にクランプ(制限)するクランプ回路を設けることにより、例えばIGBTが過電流状態に陥った際などにおけるゲート電圧の上昇からIGBTを保護することが行われている(例えば、特許文献2参照)。
特開2012−147671号公報 特開平10−32476号公報
ゲート駆動回路において、上述した定電流駆動およびクランプ回路を組み合わせると、以下のような問題が生じる。すなわち、定電圧駆動では、ゲート電圧の上昇に伴いゲート駆動電流が減少するが、定電流駆動では、ゲート電圧の上昇にかかわらず一定のゲート駆動電流が流れる。そのため、定電流駆動には、定電圧駆動に比べてゲート駆動電流が大きくなる傾向がある。
そして、クランプ回路は、例えばツェナーダイオードやMOSトランジスタなどを含む構成であり、ゲート電圧が所定のクランプ電圧を超えて上昇しようとした場合、それらの素子を通じてゲート駆動電流をグランドへと引き抜くことによりゲート電圧を制限するクランプ動作を行う。定電流駆動の構成において、このようなクランプ動作が行われる場合、定電圧駆動の構成において同様の動作が行われる場合に比べ、クランプ回路がより多くのゲート駆動電流を引き抜く必要が生じ、その結果、ゲート駆動回路の損失が増大する。
また、ゲート駆動回路からIGBTのゲートまでの間には、配線などによる寄生のインダクタンス成分(以下、寄生インダクタと呼ぶ)が存在する。上述したように、定電流駆動は定電圧駆動に比べてゲート駆動電流が大きくなることから、定常時において寄生インダクタに流れる電流も大きくなっている。そのため、過電流状態などの異常時において、クランプ回路は、その大きなゲート駆動電流を全てグランドへと引き抜くように電流引き抜き動作を行う。さらに、このとき、クランプ回路がツェナーダイオードを含む構成である場合にはそのリカバリ特性、MOSトランジスタを含む構成である場合にはゲートを制御する回路の応答遅延などによって、電流引き抜き動作が必要以上に行われてしまう。そうすると、寄生インダクタに流れる電流は、ゲートに向けて流れる向きである正の大きい値からゼロへと変化するだけでなく、さらに負の値にまで、非常に大きく変化することになる。
このとき、寄生インダクタのインダクタンス値(L)および寄生インダクタに流れる電流の変化率(di/dt)に応じたサージがIGBTのゲートに発生する。上記サージは、「−L×(di/dt)」という式により表すことができ、電流変化率が高いほど大きくなる。従って、定常時に寄生インダクタに比較的大きい電流が流れる定電流駆動の場合、定電圧駆動に比べて上記サージが大きくなる。
このようなサージによりゲート電圧が上昇してIGBTのゲート耐圧を超えると、IGBTの故障や寿命の低下が生じるおそれがある。さらに、サージによりゲート電圧が上昇すると、過電流状態であるにもかかわらず、IGBTのオン状態が一層深くなり(IGBTのオン抵抗が一層小さい状態となり)、そのコレクタ電流がさらに増加し、その結果、IGBTが故障に至る、ということも考えられる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、トランジスタのゲートを定電流駆動する構成において、トランジスタが過電流状態に陥った際などにおけるゲート電圧の上昇から適切に保護することができるゲート駆動回路を提供することにある。
請求項1に記載のゲート駆動回路は、ゲート基準電圧生成回路、定電流回路、電圧出力用トランジスタ、駆動制御部、電圧切替制御部および過電流検出部を備えている。ゲート基準電圧生成回路は、トランジスタをオン駆動するための駆動電圧の基準となるゲート基準電圧を出力し、その出力するゲート基準電圧の電圧値を少なくとも2段階に切り替える。定電流回路は、トランジスタのゲートに向けて定電流を出力する。駆動制御部は、オン指令が入力されると、定電流回路を動作させてトランジスタのゲートを定電流駆動する。
電圧出力用トランジスタは、Nチャネル型またはNPN形のトランジスタである。電圧出力用トランジスタの制御端子(ゲートまたはベース)には、ゲート基準電圧が与えられる。電圧出力用トランジスタは、定電流回路の出力端子からトランジスタのゲートへと至るゲート電流供給経路に順方向に介在している。つまり、電圧出力用トランジスタは、ドレインまたはコレクタが定電流回路側となるように且つソースまたはエミッタがトランジスタのゲート側となるように設けられており、ソースフォロアまたはエミッタフォロアの接続形態となっている。このような構成によれば、電圧出力用トランジスタがオンしている期間、トランジスタのゲート電圧は、ゲート基準電圧から電圧出力用トランジスタの特性により定まる一定電圧(ゲート閾値電圧またはベース・エミッタ間の順方向電圧)だけ低い電圧以下に制限される。
電圧切替制御部は、オン指令が入力された時点では、ゲート基準電圧の電圧値を第1設定値に設定している。その後、電圧切替制御部は、過電流検出部によりトランジスタに過電流判定値を超える過大な電流が流れる過電流状態が検出されていない状態で、トランジスタにおけるミラー期間が終了した後の切替タイミングに達すると、ゲート基準電圧の電圧値を第1設定値より高い第2設定値に切り替える。
このようにすれば、ターンオン開始からミラー期間が終了するまでの期間にあっては、トランジスタのゲート電圧が比較的低い第1設定値に応じた電圧以下に制限されつつ、定電流駆動が行われる。これにより、ターンオン期間が短縮されるため、そのスイッチング損失の低減を図ることができる。そして、ミラー期間後の切替タイミング以降の期間にあっては、トランジスタのゲート電圧が比較的高い第2設定値に応じた電圧以下に制限される。これにより、ターンオンの後半におけるトランジスタのオン状態を一層深く(オン抵抗を低く)することができ、トランジスタの導通損失を低減することができる。
また、上記構成によれば、トランジスタが過電流状態に陥った場合などにおいて、そのゲート電圧を第1設定値または第2設定値に応じた電圧以下に制限することができる。しかも、本手段における電圧の制限動作は、ゲート電流供給経路に順方向に介在する電圧出力用トランジスタによる電圧固定動作であって、従来技術において説明したクランプ回路のように、ゲート駆動電流をグランドへ引き抜く動作ではない。そのため、ゲート電圧の制限動作が行われた際、寄生インダクタに流れる電流は、正の値からほぼゼロへと変化するだけであり、負の値にまで変化することはない。従って、本手段の構成では、従来のクランプ回路を用いた構成に比べると、寄生インダクタに流れる電流の変化率を低く抑えることができる。その結果、ゲートに生じるサージが小さくなり、そのサージによる問題(トランジスタの故障や寿命低下など)の発生を抑えることができる。このように、本手段によれば、トランジスタのゲートを定電流駆動することによるメリットを最大限に生かしつつ、トランジスタが過電流状態に陥った際などにおけるゲート電圧の上昇から、トランジスタを適切に保護することができるという優れた効果が得られる。
第1の実施形態を示すもので、インバータ装置の構成図 ゲート駆動回路の構成図 定電流回路の構成例を示す図 通常時のターンオン時における各部の信号、電圧および電流を示す図 異常時のターンオン時における各部の信号および電圧を示す図 従来技術を示す図2相当図 図4相当図 図5相当図 第2の実施形態を示す図2相当図 第3の実施形態を示す図2相当図 第4の実施形態を示す図2相当図 第5の実施形態を示す図2相当図 図4相当図 第6の実施形態を示す図2相当図 図4相当図 第6の実施形態の変形例を示す図2相当図
以下、ゲート駆動回路の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
図1に示すインバータ装置1は、車載バッテリから電源線2、3を介して直流電圧VBATの供給を受け、マイコンなどから構成される制御部(図2に符号4を付して示す)からフォトカプラを介して与えられるPWM制御信号Dup、Dvp、Dwp、Dun、Dvn、Dwnに従ってブラシレスDCモータ5に交流電圧を出力する。
電源線2、3間には、上アームのIGBT6up、6vp、6wpと下アームのIGBT6un、6vn、6wnとが三相ブリッジ接続されている。IGBT6up〜6wnには還流用ダイオードが並列に接続されている。IGBT6up〜6wnは、それぞれ電流センス用のIGBTを含んで個別のモジュール(パワーモジュール)として構成されている。IGBT6up〜6wnは、それぞれ個別のICとして構成されたゲート駆動回路7up〜7wnにより駆動される。
上アームのゲート駆動回路7up、7vp、7wpには、それぞれ出力ノードnu、nv、nwを基準電位とする電源線8u、8v、8wを介して電源電圧VDu、VDv、VDwが供給されている。また、下アームのゲート駆動回路7un、7vn、7wnには、グランドを基準電位とする電源線8を介して電源電圧VDが供給されている。ゲート駆動回路7up〜7wnは、同一構成である。そのため、それらを一般化してゲート駆動回路7とし、同様にIGBT6up〜6wnをIGBT6(トランジスタに相当)とし、PWM制御信号Dup〜Dwnを制御信号Dとして以下に詳述する。
図2に示すように、ゲート駆動回路7は、ゲート基準電圧生成回路11、定電流回路12、電圧出力用トランジスタ13、ゲートオフ駆動回路14および過電流判定回路15を備えている。なお、本実施形態では、制御部4は、駆動制御部および電圧切替制御部に相当する。ICの端子Pdは、電源電圧VDの入力端子である。また、ICの端子P1は制御信号Dの入力端子であり、端子P2はゲート電圧VGの出力端子である。制御信号DがHレベルのときは、ゲート駆動回路7にオフ指令が与えられた状態である。また、制御信号DがLレベルのときは、ゲート駆動回路7にオン指令が与えられた状態である。ICの端子P3、P4およびP5は、それぞれ電圧切替信号Sa、異常判定信号Sbおよび過電流判定信号Scの入力端子である(各信号についてはいずれも後述する)。
ゲート基準電圧生成回路11は、IGBT6をオン駆動するための駆動電圧の基準となるゲート基準電圧VGRを生成して出力する。ゲート基準電圧生成回路11は、制御部4から与えられる電圧切替信号Saのレベルに応じて、出力するゲート基準電圧VGRの値を2段階に切り替える。具体的には、ゲート基準電圧生成回路11は、電圧切替信号SaがHレベルのときにゲート基準電圧VGRの値を第1設定値VGR1に切り替える。また、ゲート基準電圧生成回路11は、電圧切替信号SaがLレベルのときにゲート基準電圧VGRの値を第1設定値VGR1より高い第2設定値VGR2に切り替える。なお、第1設定値VGR1および第2設定値VGR2の詳しい設定条件については後述する。
ゲート基準電圧生成回路11は、基準電圧生成回路16、17、切替スイッチ18およびOPアンプ19を備えている。基準電圧生成回路16、17は、例えばバンドギャップリファレンス回路などから構成されている。基準電圧生成回路16は、第1設定値VGR1に相当する第1基準電圧Vr1を生成する。また、基準電圧生成回路17は、第2設定値VGR2に相当する第2基準電圧Vr2を生成する。
基準電圧生成回路16から出力される第1基準電圧Vr1は、切替スイッチ18の一方の切替端子に与えられる。基準電圧生成回路17から出力される第2基準電圧Vr2は、切替スイッチ18の他方の切替端子に与えられる。切替スイッチ18の共通端子は、OPアンプ19の非反転入力端子に接続されている。切替スイッチ18は、制御部4から与えられる電圧切替信号Saのレベルに応じて切り替えられる。
具体的には、切替スイッチ18は、電圧切替信号SaがHレベルであるとき、一方の切替端子および共通端子の間を導通するように切り替えられる。これにより、第1基準電圧Vr1がOPアンプ19の非反転入力端子に与えられる。また、切替スイッチ18は、電圧切替信号SaがLレベルであるとき、他方の切替端子および共通端子の間を導通するように切り替えられる。これにより、第2基準電圧Vr2がOPアンプ19の非反転入力端子に与えられる。
OPアンプ19は、出力端子および反転入力端子の間が接続されており、ボルテージフォロアの接続形態となっている。OPアンプ19の出力電圧(ゲート基準電圧VGR)は、電圧出力用トランジスタ13のゲート(制御端子)に与えられる。電圧出力用トランジスタ13は、Nチャネル型のMOSトランジスタである。電圧出力用トランジスタ13は、定電流回路12の出力端子からIGBT6のゲートへと至るゲート電流供給経路に順方向に介在する。つまり、電圧出力用トランジスタ13は、ドレインが定電流回路12の出力端子側に接続され、ソースが端子P2側に接続されている。
定電流回路12は、電源電圧VDから電圧出力用トランジスタ13を介してIGBT6のゲートに向けて一定の電流Iaを出力する。定電流回路12は、制御部4から与えられる制御信号DがLレベルのときには、電流Iaの出力動作を実行する。これにより、定電流回路12から電圧出力用トランジスタ13を介して出力される一定の電流Iaによってゲート容量が充電されてゲート電圧VGが上昇し、IGBT6がターンオンする。つまり、本実施形態のゲート駆動回路7は、ターンオンする際、IGBT6のゲートを定電流駆動する。このとき、IGBT6のゲート電圧VGは、ゲート基準電圧VGRから電圧出力用トランジスタ13のゲート閾値電圧Vtだけ低い電圧に達するまで上昇する。また、定電流回路12は、制御部4から与えられる制御信号DがHレベルのときには、電流Iaの出力動作を停止する。
定電流回路12としては、例えば図3(a)に示すようなアンプ構成や、図3(b)に示すようなトランジスタ構成を採用することができる。図3(a)に示すように、アンプ構成の定電流回路は、抵抗20、Pチャネル型のMOSトランジスタ21、スイッチ22、基準電圧Vrefを生成する基準電圧生成回路23およびOPアンプ24を備えている。
抵抗20、トランジスタ21およびスイッチ22は、端子Pdおよび電圧出力用トランジスタ13のドレインの間に、直列接続されている。基準電圧生成回路23の高電位側端子は抵抗20の一方の端子(端子Pd側の端子)に接続され、低電位側端子はOPアンプ24の非反転入力端子に接続される。OPアンプ24の反転入力端子には、抵抗20の他方の端子が接続される。OPアンプ24の出力信号は、トランジスタ21のゲートに与えられる。
また、図3(b)に示すように、トランジスタ構成の定電流回路は、抵抗25〜27、PNP形のバイポーラトランジスタ28およびスイッチ29を備えている。抵抗25、トランジスタ28およびスイッチ29は、端子Pdおよび電圧出力用トランジスタ13のドレインの間に、直列接続されている。抵抗26、27の直列回路は、端子Pdおよびグランドの間に接続されている。抵抗26、27の相互接続点は、トランジスタ28のベースに接続されている。
このような構成の定電流回路12は、その入出力端子間の電圧(電源電圧VDおよび電圧出力用トランジスタ13のドレイン電圧の差電圧)が、動作保証電圧以上であるとき、一定の電流Iaを出力することができる。
ゲートオフ駆動回路14は、通常時オフ回路30、異常時オフ回路31およびNOT回路32を備えている。通常時オフ回路30は、トランジスタ33、抵抗34およびAND回路35を備えている。トランジスタ33は、Nチャネル型のMOSトランジスタであり、そのドレインは抵抗34を介してIGBT6のゲートに接続され、そのソースはグランドに接続されている。トランジスタ33のゲートには、AND回路35の出力信号が与えられる。AND回路35の一方の入力端子には制御信号Dが与えられる。AND回路35の他方の入力端子には、異常判定信号Sbが与えられる。
異常時オフ回路31は、トランジスタ36、抵抗37およびAND回路38を備えている。トランジスタ36は、Nチャネル型のMOSトランジスタであり、そのドレインは抵抗37を介してIGBT6のゲートに接続され、そのソースはグランドに接続されている。トランジスタ36のゲートには、AND回路38の出力信号が与えられる。AND回路38の一方の入力端子には制御信号Dが与えられる。AND回路38の他方の入力端子には、NOT回路32を通じて反転された異常判定信号Sbが与えられる。異常時オフ回路31の抵抗37の抵抗値は、通常時オフ回路30の抵抗34の抵抗値に比べ、高い値に設定されている。
異常判定信号Sbは、制御部4から与えられる信号であり、IGBT6に過電流が流れる異常が発生しているか否かに応じてレベルが変化する。具体的には、異常判定信号Sbは、通常時、つまり異常が発生していないときにHレベルとなり、異常時、つまり異常が発生しているときにLレベルとなる。
上記構成によれば、制御信号DがHレベルであり且つ異常判定信号SbがHレベルであるとき、つまり通常時にオフ指令が入力されたとき、IGBT6のゲートから通常時オフ回路30を通じてグランド(=IGBT6のエミッタ)へと至る通電経路が形成される。これにより、比較的小さい抵抗値の抵抗34により定まる時定数でもってゲート容量が放電される。従って、通常時にオフ指令が入力されると、ゲート電圧VGが比較的急峻に低下し、IGBT6が急峻にターンオフする。
また、制御信号DがHレベルであり且つ異常判定信号SbがLレベルであるとき、つまり異常時にオフ指令が入力されたとき、IGBT6のゲートから異常時オフ回路31を通じてグランド(=IGBT6のエミッタ)へと至る通電経路が形成される。これにより、比較的高い抵抗値の抵抗37により定まる時定数でもってゲート容量が放電される。従って、異常時にオフ指令が入力されると、ゲート電圧VGが比較的緩やかに低下し、IGBT6が緩やかにターンオフする。
過電流判定回路15(過電流検出部に相当)は、IGBT6に故障判定基準値(過電流判定値)を超える電流が流れている過電流状態であるか否かを判定し、その判定結果を表す過電流判定信号Scを制御部4に出力する。過電流判定信号Scは、IGBT6に故障判定基準値を超える電流が流れていないときにLレベルとなる。また、過電流判定信号Scは、IGBT6に故障判定基準値を超える電流が流れているときにHレベルとなる。
過電流判定回路15は、抵抗39、コンパレータ40および基準電圧生成部41を備えている。抵抗39は、IGBT6の電流センス用のエミッタおよびグランドの間に接続されている。抵抗39および上記エミッタの相互接続点の電圧、つまり、電流センス用のエミッタに流れる電流が抵抗39に流れることにより生じる電圧(グランドを基準とした電圧)は、コンパレータ40の非反転入力端子に与えられる。
基準電圧生成部41は、グランドを基準電位とした基準電圧Vriを生成する定電圧回路により構成されている。基準電圧生成部41が生成する基準電圧Vriは、コンパレータ40の反転入力端子に与えられる。コンパレータ40の出力信号は、過電流判定信号Scとして制御部4に与えられる。
上記構成において、ゲート基準電圧生成回路11における第1設定値VGR1および第2設定値VGR2は、次のような条件を満たす値に設定されている。すなわち、第1設定値VGR1は、IGBT6のゲート電圧VGがミラー電圧より高くなるという条件と、過電流状態時にIGBT6に流れる電流が最大許容電流以下になるという条件と、を満たすような値に設定される。なお、最大許容電流は、IGBT6に固有の値であり、故障が生じることなくIGBT6に流し得る最大電流である。また、第2設定値VGR2は、IGBT6のゲート電圧VGがゲート酸化膜の信頼性が低下しない電圧値以下になるという条件と、IGBT6のフルオン動作時における損失が所望する値以下に抑えられるという条件と、を満たすような値に設定される。
続いて、IGBT6をターンオンするときのゲート駆動回路7の動作について、図4および図5を参照しながら説明する。なお、図4は、通常時における制御信号D、電源電圧VD、ゲート基準電圧VGR、ゲート電圧VGおよびゲート容量を充電する電流(ゲート電流)の概略的な波形を示すものである。また、図5は、異常時における制御信号D、電源電圧VD、ゲート基準電圧VGR、ゲート電圧VGおよび過電流判定信号Scの概略的な波形を示すものである。
制御信号DがHレベル(オフ指令)からLレベル(オン指令)に転じると(時刻t1)、定電流回路12から電流Iaが出力され、ゲート容量の充電が開始されてゲート電圧VGが上昇し始める(時刻t2)。また、時刻t1の時点またはそれ以前の時点において、制御部4は、電圧切替信号SaをHレベルに設定する。これにより、ゲート基準電圧生成回路11は、第1設定値VGR1のゲート基準電圧VGRを出力する状態に切り替えられる。なお、オン指令が与えられた時点(時刻t1)から実際にゲート電圧VGが上昇を開始する時点(時刻t2)までの間には、定電流回路12の動作などによる遅延時間が存在する。
その後、ゲート電圧VGがIGBT6の閾値電圧に達すると、IGBT6がターンオンする。ターンオン時には、ゲート電圧VGがミラー電圧に維持されるミラー期間(時刻t3〜t4)が存在する。ミラー期間(ミラー領域)の終了後、ゲート電圧VGは再び上昇を開始する。
オン駆動開始直後の第1期間T1(時刻t1〜t5)は、本IGBT6(例えばIGBT6un)とともにブリッジ回路を構成する他方アームのIGBT6(例えばIGBT6up)、出力ノードnx(x:u、v、w)、ブラシレスDCモータ5の巻線などに短絡故障が生じた場合、IGBT6に流れる電流を当該素子の最大許容電流以下に制限しながら(短絡保護)短絡故障の有無を判定するのに必要な期間である。
制御部4は、過電流判定回路15から与えられる過電流判定信号Scに基づいて短絡故障の判定を行う。すなわち、制御部4は、IGBT6に流れるコレクタ電流が故障判定基準値を超えるか否かの判定を行う。故障判定基準値は、上述した短絡故障が生じていないときにIGBT6に流れる最大電流よりも大きく、短絡故障が生じているときにIGBT6に流れる電流(最大許容電流以下)よりも小さい電流の範囲内の値に設定されている。
例えば、他方アームのIGBT6に短絡故障が生じ、IGBT6に流れる電流が故障判定基準値に達すると、過電流判定信号ScがHレベルに転じる(図5の時刻ta)。すると、制御部4は、コレクタ電流が故障判定基準値を超えていると判定し、ゲートオフ駆動回路14の異常時オフ回路31のトランジスタ36がオンされ、IGBT6が緩やかにターンオフされる。なお、この場合、他方アームのIGBT6が短絡故障しているため、本IGBT6のゲート・コレクタ間電圧は、ほぼ直流電圧VBATに固定された状態となり、変化がない。そのため、図5に示すように、ミラー期間が生じることなく、ゲート電圧VGは、ほぼ直線状に上昇することになる。
さて、第1期間T1において、ゲート基準電圧生成回路11は、第1設定値VGR1のゲート基準電圧VGRを出力する状態になっている。従って、第1期間T1において、IGBT6は、活性領域でオン動作することになる。第1期間T1において、ゲート電圧VGは、第1設定値VGR1より電圧出力用トランジスタ13のゲート閾値電圧Vtだけ低い電圧に至るまで上昇する。また、第1期間T1において、短絡故障などが原因で過大な短絡電流が流れる状態(過電流状態)になった場合であっても、ゲート電圧VGが上記電圧(=VGR1−Vt)以下に制限されるため、その短絡電流(コレクタ電流)のピーク値が抑制される。
第2期間T2(時刻t5以降)は、第1期間T1が終了し且つ短絡故障がないと判定された場合に開始される。第2期間T2では、損失を低減するため、IGBT6を飽和領域でオンさせるのに十分なゲート電圧VGを必要とする。しかし、IGBT6にゲート耐圧を超えるゲート電圧VGを印加すると故障の原因となる。
そこで、第2期間T2が開始されると、制御部4は、電圧切替信号SaをLレベルに設定する。これにより、ゲート基準電圧生成回路11は、第2設定値VGR2のゲート基準電圧VGRを出力する状態に切り替えられる。従って、第2期間T2において、ゲート電圧VGは、第2設定値VGR2より電圧出力用トランジスタ13のゲート閾値電圧Vtだけ低い電圧に至るまで上昇し、IGBT6は、飽和領域でオン動作することになる(フルオン)。また、第2期間T2において、短絡故障などが原因で過大な短絡電流が流れる状態(過電流状態)になった場合であっても、ゲート電圧VGが上記電圧(=VGR2−Vt)以下に制限されるため、その短絡電流(コレクタ電流)のピーク値が抑制される。
図4には示していないが、制御信号DがLレベル(オン指令)からHレベル(オフ指令)に転じると、ゲートオフ駆動回路14の通常時オフ回路30のトランジスタ33がオンし、IGBT6が急峻にターンオフされる。
上記構成において、第1期間T1の終了時点、つまり第1期間T1から第2期間T2への切替タイミングは、駆動対象となるIGBT6に固有の値(閾値電圧の値、ミラー期間の長さなど)などを考慮して決定する必要がある。上記切替タイミングは、以下の2つの方法により設定することができる。第1の方法としては、制御信号DがLレベルに転じた時点(時刻t1)から一定時間経過後の時点を上記切替タイミングとして設定する方法である。また、第2の方法としては、ゲート電圧VGを検出するゲート電圧検出回路を別途設け、その検出値が所定の判定閾値(オフ時の電圧(=0V)より高い値であり且つミラー電圧より低い値)に達した時点から一定時間経過後の時点を上記切替タイミングとして設定する方法である。
第1の方法によれば、ゲート電圧VGを検出するゲート電圧検出回路を別途設ける必要がないため、回路構成を簡素化することができるというメリットがある。ただし、第1の方法では、オン指令が与えられた時点(時刻t1)から実際にゲート電圧VGが上昇を開始する時点(時刻t2)までの遅延を考慮して上記一定時間(所定時間)を設定する必要がある。一方、第2の方法によれば、オン指令が与えられた時点から実際にゲート電圧VGが上昇を開始するまでの遅延を考慮する必要がないため、切替タイミングを精度よく最適に設定することができるというメリットがある。ただし、第2の方法では、ゲート電圧VGを検出するゲート電圧検出回路を別途設ける必要がある。
以上説明したように、本実施形態のゲート駆動回路7によれば、IGBT6が過電流状態に陥った際でも、ゲート電圧VGは第1設定値VGR1に応じた電圧(=VGR1−Vt)または第2設定値VGR2に応じた電圧(=VGR2−Vt)以下に制限される。しかも、このような電圧の制限動作は、ゲート電流供給経路に順方向に介在する電圧出力用トランジスタ13による電圧固定動作により実現される。つまり、本実施形態では、従来技術のようにゲート電流をグランドへと引き抜く動作を行うことなく、ターンオン時におけるゲート電圧VGを2段階に制御しつつ、異常時におけるゲート電圧VGの上昇を抑制することができる。そのため、本実施形態によれば、クランプ回路を用いた従来技術の構成における次のような問題点を解消することができる。以下、この点について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、定電流駆動およびクランプ回路を組み合わせた従来技術の構成の一例を示している。図6に示すゲート駆動回路42は、本実施形態の定電流回路12と同等の機能を有する定電流回路43と、定電流回路43の出力端子およびグランドの間に接続されたクランプ回路44とを備えている。クランプ回路44は、クランプ制御スイッチ45およびツェナーダイオード46の直列回路により構成されている。なお、図6には、ゲート電流供給経路に存在する寄生インダクタ47が図示されている。
このような構成のゲート駆動回路42では、クランプ制御スイッチ45をオンすることにより、ゲート電圧VGをクランプ電圧に制限する制限動作を行うことができる。従って、ゲート駆動回路42によっても、本実施形態のようにターンオン時におけるゲート電圧VGを2段階に制御すること(図7参照)と、異常時におけるゲート電圧VGの上昇を抑制すること(図8参照)とができる。
しかし、ゲート駆動回路42では、クランプ回路44により電流の引き抜き動作が行われる際(クランプ回路オン時)、ツェナーダイオード46のリカバリ特性によっては、寄生インダクタ47に流れる電流が正の値(ゲートへ流れる向き)から負の値(クランプ回路44側へ流れる向き)にまで、非常に大きく変化する。そのため、IGBT6のゲートに発生するサージが大きくなってしまう。なお、図7および図8では、寄生インダクタ47に流れる負の値の電流のことを貫通電流と呼んでいる。しかも、このような問題は、図8に示す短絡保護時(異常時)だけでなく、図7に示す通常時(ゲート電圧VGの切り替え時)にも発生する。
一方、図示はしないが、本実施形態の構成においても、電圧出力用トランジスタ13のソースからIGBT6のゲートまでの間には、基板配線、IGBT6が封止されているパワーモジュールのワイヤボンディングやリードなどによる寄生インダクタが存在する。そして、通常時、この寄生インダクタには、電圧出力用トランジスタ13からゲートに向けて電流が流れている。しかし、本実施形態の場合、ゲート電圧VGの制限動作が行われる際、ゲート電流をグランドへと引き抜くことがないため、寄生インダクタに流れる電流は、ゲートに向けて流れる向きである正の値からほぼゼロへと変化するだけであり、負の値にまで変化することはない。
従って、本実施形態の構成では、従来のクランプ回路を用いた構成に比べ、寄生インダクタに流れる電流の変化率(di/dt)を低く抑えることができる。その結果、IGBT6のゲートに生じるサージが小さく抑えられ、そのサージによる問題(IGBT6の破壊や寿命低下など)の発生を抑制することができる。このように、本実施形態によれば、IGBT6のゲートを定電流駆動することによるメリットを最大限に生かしつつ、IGBT6が過電流状態に陥った際などにおけるゲート電圧VGの上昇から、IGBT6を適切に保護することができるという優れた効果が得られる。
本実施形態では、電圧出力用トランジスタ13を定電流回路12の下流側(IGBT6のゲート側)に設ける構成を採用しているが、これには、次のような理由がある。すなわち、電圧出力用トランジスタ13を定電流回路12の上流側(電源電圧VD側)に設ける構成(以下、比較例とも呼ぶ)を採用した場合でも、本実施形態のようにターンオン時におけるゲート電圧VGを2段階に制御しつつ、異常時におけるゲート電圧VGの上昇を抑制することは可能である。
しかし、比較例では、定電流回路12の動作保証電圧を確保するため、定電流回路12の入出力端子間の電圧を高くしようとすると、ゲート基準電圧VGRを高くする必要がある。ゲート基準電圧VGRは、ゲート電圧VGの制限値を定めるものであるため、むやみに高くすることはできない。従って、比較例の場合、定電流回路12の動作保証電圧の設定に関する自由度が低い。
これに対し、本実施形態の構成では、定電流回路12の動作保証電圧を確保するためには、電源電圧VDの電圧値の設定により定電流回路12の入出力端子間の電圧を所望する値にまで高めればよい。そして、本実施形態の構成において、電源電圧VDの電圧値は、ゲート電圧VGの制限値に何ら影響を及ぼすことはない。つまり、本実施形態では、定電流回路12の動作保証電圧の確保と、ゲート電圧VGの制限値の設定とを独立して行うことができる。従って、本実施形態の場合、定電流回路12の動作保証電圧の設定に関する自由度が高いというメリットがある。
また、短絡故障などの異常時には、ゲートオフ駆動回路14の異常時オフ回路31のトランジスタ37がオンされることにより、比較的高い抵抗値の抵抗37により定まる時定数でもってゲート容量が放電される。これにより、IGBT6は、コレクタ電流(短絡電流)の変化率(di/dt)が低く抑えられた状態で緩やかにターンオフされるため、IGBT6の耐圧を超えるサージが発生することがなくなる。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図9を参照して説明する。
図9に示すように、本実施形態のゲート駆動回路51は、第1の実施形態のゲート駆動回路7に対し、逆流阻止用トランジスタ52を備えている点が異なる。逆流阻止用トランジスタ52(逆流阻止手段に相当)は、Nチャネル型のMOSトランジスタである。逆流阻止用トランジスタ52のゲート(制御端子)には、ゲート基準電圧VGRが与えられている。この場合、電圧出力用トランジスタ13のソースは、逆流阻止用トランジスタ52のソースに接続されている。そして、逆流阻止用トランジスタ52のドレインは、端子P2に接続されている。つまり、逆流阻止用トランジスタ52は、ゲート電流供給経路に逆方向に介在するように設けられている。
このような構成によっても、IGBT6のゲート電圧VGは、ゲート基準電圧VGRに応じて定まる電圧以下に制限される。この場合におけるゲート電圧VGの制限値は、下記(1)式により表すことができる。ただし、トランジスタ13のゲート閾値電圧をVtとし、逆流阻止用トランジスタ52のオン抵抗をRonとする。
ゲート電圧VGの制限値=VGR−Vt−Ron・Ia …(1)
上記(1)式における右辺の第3項(Ron・Ia)は、十分に小さい値になることが想定されるため、本実施形態におけるゲート電圧VGの制限値は、第1の実施形態における制限値と概ね同等になる。従って、本実施形態によっても、第1の実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
さて、第1の実施形態の構成では、インバータ装置1におけるスイッチングノイズなどの影響により、ゲート駆動回路7の電源電圧VDを超えるサージがゲート配線(電圧出力用トランジスタ13のソースからIGBT6のゲートへと至る経路)に印加された場合、次のような問題が生じる。すなわち、この場合、サージが重畳することでゲート電圧VGが下記(2)式の条件を満たす値まで上昇すると、IGBT6のゲートから端子Pdに向けて電流が引き抜かれる(電源への回り込みが生じる)ことになる。
ただし、電圧出力用トランジスタ13のボディダイオードの順方向電圧をVfとし、定電流回路12において逆流が発生するような入出力端子間の電位差をVαとする。なお、電位差Vαは、定電流回路12が図3(a)に示す構成である場合にはトランジスタ21のボディダイオードの順方向電圧となり、定電流回路12が図3(b)に示す構成である場合にはほぼゼロとなる。
VG≧VD+Vf+Vα …(2)
このように、IGBT6のゲートから端子Pd(電源電圧VD)に向けて電流が引き抜かれる動作が行われる際には、ゲートからグランドに向けて電流が引き抜かれる動作が行われる際と同様に、寄生インダクタに流れる電流の変化率が大きくなってIGBT6のゲートに大きなサージが発生し、そのサージによる問題(IGBT6の故障や寿命低下)が生じる。しかし、本実施形態の構成によれば、ゲート配線に電源電圧VDを超えるサージが重畳することでゲート電圧VGが上記(2)式を満たす値まで上昇しても、逆流阻止用トランジスタ52のボディダイオードによって、ゲートから端子Pdに向けて電流が引き抜かれること(逆流)が阻止される。このように、本実施形態によれば、ゲート電圧VGがノイズなどにより持ち上がった場合でも、電源側への電流の回り込みが生じないため、それに伴う問題の発生を防止することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図10を参照して説明する。
図10に示すように、本実施形態のゲート駆動回路61は、第1の実施形態のゲート駆動回路7に対し、ゲート基準電圧生成回路11に代えてゲート基準電圧生成回路62を備えている点が異なる。ゲート基準電圧生成回路62は、ゲート電圧VGを検出する電圧検出回路63を備えている。
電圧検出回路63は、端子P2およびグランドの間に接続された抵抗64および65の直列回路により構成されている。その直列回路の相互接続ノードの電圧Vdは、OPアンプ19の反転入力端子に与えられている。OPアンプ19の非反転入力端子には、切替スイッチ18の共通端子の電圧が与えられている。このような構成のゲート基準電圧生成回路62は、IGBT6のゲート電圧VGが第1基準電圧Vr1または第2基準電圧Vr2により定められる目標値となるように、出力するゲート基準電圧VGRをフィードバック制御する(電圧フィードバック制御)。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる上、さらに次のような効果も得られる。すなわち、上記各実施形態の構成では、ゲート電圧VGの値は、電圧出力用トランジスタ13のゲート閾値電圧Vtに依存する。従って、ゲート閾値電圧Vtにばらつきがある場合、そのばらつきが、そのままゲート電圧VGの制限値にも表れる。これに対し、本実施形態では、上述した電圧フィードバック制御により、ゲート電圧VGの値は、ゲート閾値電圧Vtのばらつきに関係なく、一定に制御されるため、その分だけ、ゲート電圧VGの制御に関する精度が向上するという効果が得られる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図11を参照して説明する。
図11に示すように、本実施形態のゲート駆動回路71は、第2および第3の実施形態のゲート駆動回路51および61を組み合わせた構成となっている。すなわち、ゲート駆動回路71は、ゲート電流供給経路に逆方向に介在する逆流阻止用トランジスタ52と、電圧フィードバック制御を行うゲート基準電圧生成回路62とを備えている。
このような本実施形態の構成によれば、第2の実施形態と同様に、ゲート電圧VGがノイズなどにより持ち上がった場合でも、電源側への電流の回り込みが生じないため、それに伴う問題の発生を防止することができる。また、第3の実施形態と同様に、ゲート電圧VGの制御に関する精度が向上するという効果が得られる。
(第5の実施形態)
以下、本発明の第5の実施形態について図12および図13を参照して説明する。
図12に示すように、本実施形態のゲート駆動回路81は、第1の実施形態のゲート駆動回路7に対し、電流バイパス回路82を備えている点が異なる。電流バイパス回路82は、定電流回路12の出力端子とグランドとの間に設けられた抵抗83およびスイッチ84の直列回路により構成されている。スイッチ84は、制御部4から端子P6を通じて与えられる電流経路制御信号Sdに応じて開閉される(オンオフされる)。
この場合、スイッチ84は、電流経路制御信号SdがHレベルのときにオンされる。これにより、定電流回路12の出力端子からグランドへと至る電流バイパス経路が形成される。つまり、定電流回路12の出力電流が流れる経路が、ゲート電流供給経路およびそれとは異なる経路である電流バイパス経路の2つとなる。また、スイッチ84は、電流経路制御信号SdがLレベルのときにオフされる。これにより、上記電流バイパス経路が無くなり、定電流回路12の出力電流が流れる経路は、ゲート電流供給経路1つだけとなる。
さて、上記各実施形態の構成では、ゲート電圧VGがその制限値(VGR1−VtまたはVGR2−Vt)に達すると、電圧出力用トランジスタ13がオフに近い状態になるため、定電流回路12は電流Iaを流せないオフ状態となる(飽和状態)。定電流回路12は、完全にオフ状態になると、その後に電圧出力用トランジスタ13がオンに転じても、直ちに電流を流すことができず、電流出力動作に遅延が生じてしまう。そうすると、特に、第1期間T1から第2期間T2への切り替え時の特性が悪化してしまう。
そこで、本実施形態では、電流バイパス回路82を次のように動作させることで、定電流回路12が完全にオフすることを防止するようになっている。すなわち、図13に示すように、制御部4は、電流経路制御信号Sdを、第1期間T1においてはHレベルに設定し、第1期間T1以外の期間ではLレベルに設定する。これにより、第1期間T1においては、電流バイパス経路が形成され、第1期間T1以外の期間においては、電流バイパス経路は形成されない。
このようにすれば、第1期間T1においてゲート電圧VGが制限値(VGR1−Vt)に達した後も、定電流回路12は電流バイパス経路を通じて電流を出力し続けることができ、完全にオフとはならない。その結果、定電流回路12は、第2期間T2に移行してゲート電圧VGの制限値が変更されると、直ちに、ゲート電流供給経路を通じて電流Iaを流すことができる。従って、本実施形態によれば、第1期間T1から第2期間T2への切り替え時の特性を良好に維持することができる。
なお、オン指令が入力された時点から切替タイミングまでの期間、つまり第1期間T1において電流バイパス経路を形成する理由は、第1期間T1では定電流回路12の高い応答性が要求されるからである。これに対し、第2期間T2では、第1期間T1に比べると高い応答性が求められない。そのため、電流バイパス経路を形成せず、電流バイパス経路を介して電流が流れることによる消費電流の増加を抑制するようにしている。
(第6の実施形態)
以下、本発明の第6の実施形態について図14〜図16を参照して説明する。
図14に示すように、本実施形態のゲート駆動回路91は、第1の実施形態のゲート駆動回路7に対し、コンパレータ92を備えている点が異なる。コンパレータ92の非反転入力端子には、定電流回路12の出力端子の電圧Vaが与えられている。コンパレータ92の反転入力端子には、電圧出力用トランジスタ13のゲート電圧(ゲート基準電圧VGR)が与えられている。コンパレータ92の出力信号は、切替制御信号Seとして、端子P7を通じて制御部4に与えられている。
上記構成において、電圧出力用トランジスタ13がオンした状態であると、電圧Vaがゲート基準電圧VGRより低くなるため、切替制御信号SeがLレベルとなる。一方、電圧出力用トランジスタ13がオフした状態(あるいはオフに近い状態)であると、電圧Vaがゲート基準電圧VGRより高くなるため、切替制御信号SeがHレベルとなる。
制御部4は、このような切替制御信号Seおよび過電流判定信号Scのレベルに基づいて、第1期間T1から第2期間T2への切替タイミングを決定する。すなわち、図15に示すように、第1期間T1において、ミラー期間が終了した後、ゲート電圧VGが再び上昇して第1設定値VGR1に応じた制限値(VGR1−Vt)に達すると、電圧出力用トランジスタ13がオフする。すると、電圧Vaがゲート基準電圧VGRより高くなり、切替制御信号SeがHレベルに転じる(時刻tα)。ここで、制御部4は、過電流判定信号ScがLレベルである(過電流状態でない)ことを条件として、電圧切替信号SaをLレベルに設定する。つまり、第1期間T1から第2期間T2へと移行する。
このような本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる上、さらに次のような効果も得られる。すなわち、ミラー期間が終了した後は、IGBT6を直ちにフルオンさせて、その導通損失を低く抑えることが望ましい。しかし、第1の実施形態では、オン指令が与えられた時点またはゲート電圧VGが判定閾値を超えた時点から一定時間経過後の時点を切替タイミングとしていたため、ミラー期間が終了した後も、しばらくの間(図4の時刻t4〜t5の間)はIGBT6をフルオンさせない期間(第1期間T1)が継続していた。
これに対し、本実施形態では、定電流回路12の出力端子の電圧Vaが電圧出力用トランジスタ13のゲート電圧(ゲート基準電圧VGR)より高くなった時点を切替タイミングとしたので、ミラー期間が終了すると直ちに第2期間T2に移行してIGBT6をフルオンさせることができる。そのため、第1の実施形態に比べ、ミラー期間終了後において第1期間T1が継続する期間が少なくなり、その分だけIGBT6の導通損失を低減することができる。
なお、上記構成において、コンパレータ92の入出力信号などにノイズが重畳すると、誤ったタイミングで第1期間T1から第2期間T2への移行が行われるおそれがある。そこで、図16に示すゲート駆動回路93のように、コンパレータ92の出力信号である切替制御信号Seを入力するフィルタ94を追加するとよい。なお、フィルタ94の時間は、第1期間T1の設定時間(上記一定時間)より短く設定されている。この場合、フィルタ94の出力信号は、切替制御信号Se’として端子P7を通じて制御部4に与えられる。そして、制御部4は、切替制御信号Se’および過電流判定信号Scのレベルに基づいて切替タイミングを設定する。このようにすれば、ノイズなどが原因で誤ったタイミングで第1期間T1から第2期間T2への切り替えが行われてしまうことを防止できる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に記載した各実施形態に限定されるものではなく、次のような変形または拡張が可能である。
ゲート駆動回路の駆動対象としては、IGBTに限らずともよく、例えばMOSトランジスタなど、電圧駆動型半導体素子(トランジスタ)であればよい。
ゲート基準電圧生成回路11、62は、図4、図10などに示した構成に限らずともよく、同様の機能を発揮するものであれば、他の回路構成であってもよい。例えば、ゲート基準電圧生成回路11については、第1基準電圧Vr1および第2基準電圧Vr2により、電圧出力用トランジスタ13を直接駆動できるのであれば、ボルテージフォロア形式のOPアンプ19を省略してもよい。
電圧出力用トランジスタ13および逆流阻止用トランジスタ52は、NPN形のバイポーラトランジスタに変更することが可能である。また、逆流阻止手段としては、逆流阻止用トランジスタに限らず、例えば、ゲート電流供給経路に逆方向に介在するように設けられたダイオードなど、ゲート電流供給経路における逆流を阻止できる機能を有するものであればよい。
IGBT6をオフ駆動するためのゲートオフ駆動回路としては、図2などに示したゲートオフ駆動回路14、つまり互いにインピーダンスの異なる2つのゲート容量放電経路を備えた構成に限らずともよく、ゲート容量放電経路を1つだけ備えた構成であってもよい。
第5の実施形態において、制御部4は、第1期間T1以外の期間においても電流バイパス経路を形成するように、電流バイパス回路82の動作を制御してもよい。
電流バイパス回路82は、図12に示す構成に限らずともよく、同様の機能を有する他の回路であってもよい。例えば、抵抗83に代えて定電流回路を設けてもよい。
図面中、4は制御部(駆動制御部、電圧切替制御部)、6、6up〜6wnはIGBT(トランジスタ)、7、7up〜7wn、51、61、71、81、91、93はゲート駆動回路、11、62はゲート基準電圧生成回路、12は定電流回路、13は電圧出力用トランジスタ、15は過電流判定回路(過電流検出部)、52は逆流阻止用トランジスタ(逆流阻止手段)、82は電流バイパス回路を示す。

Claims (9)

  1. トランジスタ(6、6up〜6wn)をオン駆動するための駆動電圧の基準となるゲート基準電圧を出力し、その出力するゲート基準電圧の電圧値を少なくとも2段階に切り替えるゲート基準電圧生成回路(11、62)と、
    前記トランジスタのゲートに向けて定電流を出力する定電流回路(12)と、
    前記定電流回路の出力端子から前記トランジスタのゲートへと至るゲート電流供給経路に順方向に介在するとともに、その制御端子に前記ゲート基準電圧が与えられるNチャネル型またはNPN形の電圧出力用トランジスタ(13)と、
    オン指令が入力されると前記定電流回路を動作させて前記トランジスタのゲートを定電流駆動する駆動制御部(4)と、
    前記ゲート基準電圧生成回路により生成されるゲート基準電圧の電圧値を、第1設定値および第1設定値より高い第2設定値のいずれかに設定する電圧切替制御部(4)と、
    前記トランジスタに過電流判定値を超える過大な電流が流れる過電流状態か否かを検出する過電流検出部(15)と、
    を備え、
    前記電圧切替制御部は、
    前記オン指令が入力された時点では、前記ゲート基準電圧の電圧値を前記第1設定値に設定しており、その後、前記過電流検出部により前記過電流状態が検出されていない状態で、前記トランジスタにおけるミラー期間が終了した後の切替タイミングに達すると、前記ゲート基準電圧の電圧値を前記第1設定値から前記第2設定値に切り替えることを特徴とするゲート駆動回路。
  2. 前記ゲート電流供給経路における逆流を阻止する逆流阻止手段(52)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のゲート駆動回路。
  3. 前記逆流阻止手段は、前記ゲート電流供給経路に逆方向に介在するとともに、その制御端子に前記ゲート基準電圧が与えられるNチャネル型またはNPN形の逆流阻止用トランジスタ(52)であることを特徴とする請求項2に記載のゲート駆動回路。
  4. 前記ゲート基準電圧生成回路(62)は、
    出力する前記ゲート基準電圧の電圧値をフィードバック制御する構成となっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のゲート駆動回路。
  5. 前記定電流回路の出力端子から前記ゲート電流供給経路とは異なる電流バイパス経路を通じて電流を流す電流バイパス回路(82)を備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のゲート駆動回路。
  6. 前記電流バイパス回路(82)は、
    前記オン指令が入力された時点から前記切替タイミングまでの期間に前記電流バイパス経路を通じて電流を流す動作を実行することを特徴とする請求項5に記載のゲート駆動回路。
  7. 前記電圧切替制御部は、
    前記定電流回路の出力端子の電圧が前記ゲート基準電圧生成回路の出力端子の電圧より高くなった時点を前記切替タイミングとすることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のゲート駆動回路。
  8. 前記トランジスタのゲート電圧を検出するゲート電圧検出回路を備え、
    前記電圧切替制御部は、前記ゲート電圧検出回路の検出値が前記トランジスタのミラー電圧より低い判定閾値に達した時点から所定時間が経過した時点を前記切替タイミングとすることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のゲート駆動回路。
  9. 前記電圧切替制御部は、前記オン指令が入力された時点から所定時間が経過した時点を前記切替タイミングとすることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のゲート駆動回路。
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