JP5293740B2 - 電力用半導体素子の駆動回路 - Google Patents

電力用半導体素子の駆動回路 Download PDF

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Description

この発明は、電力用半導体素子の駆動回路に関するものであり、特に電圧変動dV/dtによって、電力用半導体素子が誤動作することを防止する機能を有する電力用半導体素子の駆動回路に関する。
従来の電力用半導体素子の駆動回路において、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の自己消弧形の電力用半導体素子を用いる場合には、電力用半導体素子のコレクタ−エミッタ間に電圧変動dV/dtが印加されると、電力用半導体素子のゲートに付随する寄生容量によって、ゲート電圧が上昇する。ゲート電圧が所定のしきい値電圧を超えると、電力用半導体素子が誤ってオンし、アーム短絡が発生し、電力用半導体素子が破壊するという問題が発生する。この問題を回避するために、電力用半導体素子がオフ状態でゲート−エミッタ間に負電圧を印加する方法がある。しかしながら、この方法ではゲート駆動回路の電源電圧が確立していない状態で電圧変動dV/dtの電圧が印加されると、電力用半導体素子のスイッチング動作が誤動作する可能性がある。
半導体素子の駆動電力を電力変換器の主回路から供給する電源自給式の駆動回路において、主電源投入後、ゲート駆動回路の電源電圧が確立するまでに、半導体素子のスイッチング動作が誤動作することを防止する方法がある。具体的には、ゲート駆動回路では半導体素子のゲートとエミッタとの間に抵抗とPチャンネルFET(Field Effect Transistor)またはNチャンネルFETとを接続する。そして、ゲート駆動回路の電源電圧が立ち上がる前にゲート電圧が上昇した場合には、PチャンネルFETまたはNチャンネルFETをオンすることで、ゲート電圧の上昇を制限し、半導体素子のスイッチング動作の誤動作を防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−285909号公報
従来の電力用半導体素子の駆動回路では、ゲート駆動回路の電源電圧が立ち上がった後はPチャンネルFETまたはNチャンネルFETをオフ状態に保つために、常時、抵抗に電流を流し続ける必要があり、駆動回路の消費電力が増加するという問題があった。また、ゲート電圧が所定レベルに達したことを検出するためのレベル検出回路が必要であった。さらに、特許文献1では想定されていないが、駆動回路が運転中に停電が発生した場合には、フリーホイールダイオードのリカバリによって大きな電圧変動dV/dtが電力用半導体素子に印加される場合があり、駆動回路には電圧変動dV/dtに対する高速応答性が必要とされる。この問題を解決するために、例えば、NチャンネルFETに接続される抵抗の抵抗値を小さくすることが考えられるが、さらに消費電力が増加するという問題もあった。なお、特許文献1には、ノーマリーオンの半導体素子を用いるという記載があるものの、具体的な回路図については示されていない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡単な回路構成で、消費電力を抑えながら、電圧変動dV/dtに対して高速に応答し、電力用半導体素子の誤動作防止機能を有する電力用半導体素子の駆動回路を得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電力用半導体素子の駆動回路は、電力用半導体素子のオンオフを制御する制御回路と、前記電力用半導体素子の制御端子間に電圧を供給する直流電源と、前記電力用半導体素子の制御端子間に接続されたスイッチング素子とを備え、前記スイッチング素子は、前記直流電源の電源電圧が低下した場合にオンし、または、前記直流電源の電源電圧が低下した状態で前記電力用半導体素子の制御端子間電圧が上昇した場合にオンし、前記電力用半導体素子の制御端子間を短絡させる電力用半導体素子の駆動回路にであって、前記直流電源の電源電圧の低下を検知し、前記直流電源の電源電圧が所定の電源電圧低下量に達した場合に前記電力用半導体素子をオフする信号を前記制御回路へ出力する電源電圧検知回路を備え、前記所定の電源電圧低下量を前記スイッチング素子がオンする前記直流電源の電源電圧の低下量より小さく、または、前記所定の電源電圧低下量を前記電力用半導体素子の制御端子間電圧が上昇した場合に前記スイッチング素子がオンする前記直流電源の電源電圧の低下量より小さくしたことを特徴とするものである。
この発明に係る電力用半導体素子の駆動回路は、所定の電源電圧低下量をスイッチング素子がオンする直流電源の電源電圧の低下量より小さく、または、所定の電源電圧低下量を電力用半導体素子の制御端子間電圧が上昇した場合にスイッチング素子がオンする直流電源の電源電圧の低下量より小さくしたので、簡単な回路構成で、消費電力を抑えながら、電圧変動dV/dtに対して高速に応答し、電力用半導体素子の誤動作を防止することができる。

この発明の実施の形態1における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態2における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態4における別の電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態5における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。 この発明の実施の形態6における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。図1において、電力用半導体素子の駆動回路100は、制御回路3、オン用MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)4、オフ用MOSFET5、ゲート抵抗6,7、第一の直流電源8、第二の直流電源9、dV/dt誤動作防止回路10によって構成されている。駆動回路100には、電力用半導体素子であるIGBT1が接続されている。IGBT1は、並列接続されたダイオードを備えている。
制御回路3は、電力用半導体素子であるIGBT1のオンオフを制御するもので、外部からの制御信号2に従って、オン用MOSFET4およびオフ用MOSFET5を制御する。オン用MOSFET4はゲート抵抗6を介してIGBT1のゲートに接続され、オフ用MOSFET5はゲート抵抗7を介してIGBT1のゲートに接続されている。制御回路3がオン用MOSFET4をオン、オフ用MOSFET5をオフすることによって、ゲート抵抗6を介してIGBT1のゲートに充放電電流が流れ、IGBT1をオンする。一方、制御回路3がオン用MOSFET4をオフ、オフ用MOSFET5をオンすることによって、ゲート抵抗7を介してIGBT1のゲートに充放電電流が流れ、IGBT1をオフする。
第一の直流電源8および第二の直流電源9は、IGBT1の制御端子間に電圧を供給する直流電源を構成している。第一の直流電源8は、IGBT1がオン状態でIGBT1の制御端子間であるゲート−エミッタ間に正電圧を供給し、第二の直流電源9は、IGBT1がオフ状態でIGBT1の制御端子間であるゲート−エミッタ間に負電圧を供給するものである。IGBT1がオン状態の場合には、制御回路3によってオン用MOSFET4がオン、オフ用MOSFET5がオフとなっているので、IGBT1のゲート−エミッタ間には、第一の直流電源8の電源電圧によって正電圧が印加される。IGBT1のエミッタには第二の直流電源9が接続されており、IGBT1がオフ状態の場合には、制御回路3によってオン用MOSFET4がオフ、オフ用MOSFET5がオンとなっているので、IGBT1のゲート−エミッタ間には、第二の直流電源9の電源電圧Veによって負電圧−Veが印加される。
IGBT1のゲート−エミッタ間にはdV/dt誤動作防止回路10が接続されている。dV/dt誤動作防止回路10は、ノーマリーオン素子であるnチャンネルJFET(Junction Field Effect Transistor)11、および、IGBT1のエミッタ側からゲート側へ逆電流が流れることを防止するために設けられたダイオード12によって構成されている。JFET11は、IGBT1のゲート−エミッタ間(電力用半導体素子の制御端子間)に接続されたスイッチング素子である。JFET11のゲート(制御端子)は第二の直流電源9の負極側である駆動回路100のGNDに接続され、JFET11のソースはIGBT1のエミッタに接続され、JFET11のドレインはダイオード12を介してIGBT1のゲートに接続されている。ダイオード12は、JFET11に対して直列接続され、IGBT1のゲート−エミッタ間に接続されている。ダイオード12のアノードは、IGBT1のゲートに接続され、ダイオード12のカソードは、JFET11に接続されている。
次に、駆動回路100の動作について説明する。正常状態、すなわち、第二の直流電源9の電源電圧が確立している状態では、IGBT1のオフ期間中に、例えばIGBT1に並列接続されたダイオードのリカバリ動作等によってIGBT1に電圧変動dV/dtが印加された場合でも、IGBT1のゲート−エミッタ間には負電圧−Veが印加されている。このため、IGBT1のゲート−エミッタ間電圧が上昇したとしても、ゲート−エミッタ間電圧はIGBT1のしきい値電圧以下に抑えられるので、IGBT1が誤ってオンすることはない。また、JFET11のゲート−ソース間には負電圧−Veが印加されており、JFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|を負電圧−Veの絶対値|Ve|より低く設定することによって、JFET11はオフとなり、dV/dt誤動作防止回路10には電流は流れない。このため、正常状態でのIGBT1のスイッチング動作に影響を与えることはない。
一方、異常状態、すなわち、停電等によって第二の直流電源9の電源電圧が低下すると、IGBT1のゲート−エミッタ間に印加される負電圧−Veの絶対値|Ve|が低下する。そして、負電圧−Veの絶対値|Ve|がJFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低下するとJFET11がオンする。つまり、直流電源である第二の直流電源9の電源電圧が低下した場合に、JFET11がオンする。この結果、JFET11は、IGBT1のゲート−エミッタ間を短絡する。このため、この状態でIGBT1に電圧変動dV/dtが印加されてもIGBT1のゲート電圧の上昇が抑制され、IGBT1が誤ってオンする誤動作を防止することができる。
本発明の電力用半導体素子の駆動回路では、JFET11を駆動するために別の駆動回路や電源等を設ける必要がなく、簡単な回路構成によって、電圧変動dV/dtに起因するIGBT1の誤動作を抑制することができる。また、正常時には、JFET11を含むdV/dt誤動作防止回路10内に電流が流れることがないので、駆動回路100の消費電力を抑えることができる。さらに、第二の直流電源9の電源電圧が低下し、負電圧−Veの絶対値|Ve|がJFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低下した時点でJFET11がオンするため、高速応答性が良く、IGBT1のゲート駆動用の電源の立上げ時のみならず、運転状態で停電が発生し、ダイオードのリカバリによる大きな電圧変動dV/dtが印加された場合に対してもIGBT1の誤動作を防止できる。
本実施の形態に示したdV/dt誤動作防止回路10の回路構成は一例であり、電圧変動dV/dtによる誤動作防止の機能を満たしていれば良く、JFET11を多並列で用いたり、電流制限用に電圧変動dV/dtの印加によってもIGBT1が誤動作しない程度の低インピーダンスの抵抗をJFET11のゲートまたはドレインに接続したりしても良い。また、本実施の形態ではノーマリーオン素子としてJFET11を用いたが、その機能を満たしていれば良く、例えばディプレッション型MOSFET等に置換えても良い。
以上のように、ノーマリーオン素子をIGBT1のゲート−エミッタ間に接続することという簡単な回路構成で、消費電力を抑えながら、電圧変動dV/dtに対する高速応答が可能であり、電力用半導体素子の誤動作防止機能を有する電力用半導体素子の駆動回路を得ることができる。
実施の形態2.
図2は、この発明を実施するための実施の形態2における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の電力用半導体素子の駆動回路は、dV/dt誤動作防止回路に電流増幅段を備えた点が実施の形態1と異なる。電流増幅段は、電力用半導体素子のゲート容量が大きく、ノーマリーオン素子であるJFETの電流容量が不足するような場合に対応して、JFETのソース電流を増幅し、dV/dt誤動作防止回路に流れる電流を大きくする増幅回路である。図2において、図1と同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することである。また、明細書全文に表れている構成要素の態様は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。
本実施の形態のdV/dt誤動作防止回路30において、ノーマリーオン素子であるJFET11のゲートが駆動回路110のGNDに接続され、JFET11のドレインがダイオード12を介してIGBT1のゲートに接続される点は実施の形態1と同様である。そして、dV/dt誤動作防止回路30には、増幅回路を構成する電流増幅用のnpnトランジスタ13、ダイオード14、および抵抗15が追加されている。npnトランジスタ13は、IGBT1のゲート−エミッタ間に接続され、JFET11に流れる電流を増幅するノーマリーオフのスイッチング素子である。JFET11のソースは抵抗15を介して、IGBT1のエミッタに接続される。また、JFET11のソースは電流増幅用のnpnトランジスタ13の制御端子であるベースにも接続されている。npnトランジスタ13のエミッタはIGBT1のエミッタに、npnトランジスタ13のコレクタはダイオード14を介してIGBT1のゲートに接続されている。
次に、駆動回路110の動作について説明する。正常状態、すなわち、第二の直流電源9の電源電圧が確立した状態では、JFET11はオフしており、npnトランジスタ13もオフとなり、dV/dt誤動作防止回路30内に電流は流れない。異常状態、すなわち、停電等によって第二の直流電源9の電源電圧が低下すると、IGBT1のゲート−エミッタ間に印加される負電圧−Veの絶対値|Ve|が低下する。そして、負電圧−Veの絶対値|Ve|がJFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低下するとJFET11がオンする。この状態でIGBT1に電圧変動dV/dtが印加されると、IGBT1のゲート電圧が上昇し、npnトランジスタ13のベースに電流が流れ、npnトランジスタ13がオンする。つまり、直流電源である第二の直流電源9の電源電圧が低下した状態でIGBT1の制御端子間電圧であるゲート電圧が上昇した場合に、npnトランジスタ13がオンする。これにより、IGBT1のゲート−エミッタ間が短絡され、IGBT1のゲート電圧の上昇が抑制され、IGBT1が誤ってオンする誤動作を防止できる。
npnトランジスタ13を備えたことによって、実施の形態1に示したdV/dt誤動作防止回路10に比べてdV/dt誤動作防止回路30に流れる電流が増幅されるので、IGBT1のゲート容量が大きい場合でも、IGBT1の誤動作を防止することが出来る。なお、JFET11のしきい値Vgs(off)の絶対値|Vgs|は、実施の形態1と同様に正常時の負電圧−Veの絶対値|Ve|より低く設定する必要があるが、本実施の形態ではnpnトランジスタ13がオンするベース−エミッタ間電圧VbeもJFET11のソースに印加されるため、npnトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧Vbeの絶対値|Vbe|をJFET11のしきい値Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低く設定する。
本実施の形態において、電流増幅用のトランジスタとしてnpnトランジスタ13を用いたが、nチャンネルMOSFETを用いても良い。この場合には、MOSFETのゲート−ソース間のしきい値電圧Vthの絶対値|Vth|をJFET11のしきい値Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低く設定する。なお、本実施の形態において説明したdV/dt誤動作防止回路30の構成はJFET11のソース電流を増幅するための一例であり、dV/dt誤動作防止回路がその機能を満たしていれば良く、必要な電流容量に応じてJFET11やnpnトランジスタ13を多並列で用いても良いし、npnトランジスタ13をダーリントン接続しても良いし、JFET11のゲートやドレイン、npnトランジスタ13のコレクタやベースに電流制限用の抵抗を接続しても良い。
以上のような構成によって、IGBT1のゲート−エミッタ間にノーマリーオン素子であるJFET11のみを接続した場合に比べて、npnトランジスタ13等によって電流が増幅されるため、IGBT1の制御端子(ゲート端子)の容量が大きく、JFET11だけでは電流容量が不足する場合でも、IGBT1が誤ってオンする誤動作を防止することができる。
実施の形態3.
図3は、この発明を実施するための実施の形態3における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の電力用半導体素子の駆動回路は、dV/dt誤動作防止回路の電流増幅用のトランジスタとしてpnpトランジスタを備えた点が実施の形態2と異なる。dV/dt誤動作防止回路40には、増幅回路を構成する電流増幅用のpnpトランジスタ16、ダイオード14、および抵抗15が設けられている。
本実施の形態のdV/dt誤動作防止回路40において、ノーマリーオン素子であるJFET11のゲートが駆動回路120のGNDに接続され、JFET11のソースがIGBT1のエミッタに接続され、JFET11のドレインは抵抗15およびダイオード12を介してIGBT1のゲートに接続されている。また、JFET11のドレインはpnpトランジスタ16の制御端子であるベースにも接続されている。pnpトランジスタ16は、IGBT1のゲート−エミッタ間に接続され、JFET11に流れる電流を増幅するノーマリーオフのスイッチング素子である。pnpトランジスタ16のエミッタはダイオード14を介してIGBT1のゲートに接続され、pnpトランジスタ16のコレクタはIGBT1のエミッタに接続されている。
なお、本実施の形態では、ダイオード12のアノードをIGBT1のゲートに接続しているが、ダイオード12のアノードを第一の直流電源8の正極側に接続したり、ダイオード12を設置せずに、抵抗15を第一の直流電源8の正極側に接続したりしても良い。また、pnpトランジスタ16のコレクタをIGBT1のエミッタに接続しているが、pnpトランジスタ16のコレクタを駆動回路120のGNDに接続しても良い。
次に、駆動回路120の動作について説明する。正常状態、すなわち、第二の直流電源9の電源電圧が確立した状態では、JFET11はオフしており、pnpトランジスタ16もオフとなり、dV/dt誤動作防止回路40内に電流は流れない。異常状態、すなわち、停電等により第二の直流電源9の電源電圧が低下すると、IGBT1のゲート−エミッタ間に印加される負電圧−Veの絶対値|Ve|が低下する。そして、負電圧−Veの絶対値|Ve|がJFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|より低下するとJFET11がオンする。この状態でIGBT1に電圧変動dV/dtが印加されると、IGBT1のゲート電圧が上昇し、pnpトランジスタ16のベースに電流が流れ、pnpトランジスタ16がオンする。つまり、直流電源である第二の直流電源9の電源電圧が低下した状態でIGBT1の制御端子間電圧であるゲート電圧が上昇した場合に、pnpトランジスタ16がオンする。これにより、IGBT1のゲート−エミッタ間が短絡され、IGBT1のゲート電圧の上昇が抑制され、IGBT1が誤ってオンする誤動作を防止できる。
pnpトランジスタ16を備えたことによって、実施の形態1に示したdV/dt誤動作防止回路10に比べてdV/dt誤動作防止回路40に流れる電流が増幅されるので、IGBT1のゲート容量が大きい場合でも、IGBT1の誤動作を防止することが出来る。
ここで、電流増幅用のトランジスタとしてnpnトランジスタに代えてpnpトランジスタ16を用いることの特長について説明する。実施の形態2のようにnpnトランジスタ(またはpチャンネルMOSFET)を用いる場合には、npnトランジスタのベース−エミッタ間電圧がJFET11のソース−ゲート間にも印加されるので、JFET11のしきい値Vgs(off)の絶対値|Vgs|を、npnトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧Vbeの絶対値|Vbe|またはMOSFETのゲート−ソース間のしきい値電圧Vthの絶対値|Vth|より高く設定する必要があった。しかしながら、本実施の形態のようにpnpトランジスタ16を用いる場合には、JFET11のゲート−ソース間に印加される電圧は第二の直流電源9の電源電圧による負電圧−Veのみとなり、JFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|を、npnトランジスタ13のベース−エミッタ間電圧Vbeの絶対値|Vbe|またはMOSFETのゲート−ソース間のしきい値電圧Vthの絶対値|Vth|より高く設定する必要がない。単に正常時の第二の直流電源9の電源電圧による負電圧−Veに対して、JFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|を負電圧−Veの絶対値|Ve|より低く設定すればよく、広い範囲でしきい値を設定することができる。
なお、本実施の形態において説明したdV/dt誤動作防止回路40の構成はJFET11のソース電流を増幅するための一例であり、dV/dt誤動作防止回路がその機能を満たしていれば良く、必要な電流容量に応じてJFET11やpnpトランジスタ16を多並列で用いても良いし、pnpトランジスタ16をダーリントン接続しても良いし、JFET11のゲートやドレイン、pnpトランジスタ16のコレクタやベースに電流制限用の抵抗を接続しても良い。
以上のような構成によって、IGBT1のゲート−エミッタ間にノーマリーオン素子であるJFET11のみを接続した場合に比べて、pnpトランジスタ16等によって電流が増幅されるため、IGBT1の制御端子(ゲート端子)の容量が大きく、JFET11だけでは電流容量が不足する場合でも、IGBT1が誤ってオンする誤動作を防止することができる。
実施の形態4.
図4は、この発明を実施するための実施の形態4における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の電力用半導体素子の駆動回路は、電源電圧検知回路を備えた点が実施の形態1と異なる。
実施の形態1〜3においては、停電等によって駆動回路内の直流電源の電源電圧が低下した場合には、JFET、トランジスタ、またはMOSFETを用いてIGBT1のゲート−エミッタ間を短絡することによってIGBT1が誤ってオンする誤動作を防止している。しかしながら、IGBT1がオン状態で停電等が発生して直流電源の電源電圧が低下することも起こりうる。この場合、ゲート抵抗を介してIGBT1をオフするよりも早く、dV/dt誤動作防止回路が動作すると、IGBT1のゲート−エミッタ間が短絡され、急速にIGBT1がターンオフしてしまうという問題が発生する可能性がある。dV/dt誤動作防止回路に制限抵抗を設けることによって、急速なIGBT1のターンオフを回避することも可能であるが、大きな電圧変動dV/dtが印加された場合には、dV/dt誤動作防止回路の動作が遅れる可能性もある。そこで、本実施の形態における電力用半導体素子の駆動回路は、dV/dt誤動作防止回路が動作する前に、IGBT1を正常にターンオフする機能を追加したものである。
図4において、電力用半導体素子の駆動回路130には、実施の形態1に示した電力用半導体素子の駆動回路100に加えて、電源電圧検知回路17が追加されている。なお、実施の形態1〜3に示した以外のdV/dt誤動作防止回路であっても直流電源の電源電圧が低下した状態でIGBTのゲート電圧の上昇を抑制するという機能があれば、例えばノーマリーオン素子を用いずに、ノーマリーオフ素子を用いた回路であっても、急速なIGBTのターンオフを回避するという機能は満足する。
電源電圧検知回路17は例えばコンパレータ等によって構成され、第二の直流電源9の電源電圧を検知するために、第二の直流電源9の正極側に接続されている。電源電圧検知回路17の電圧検知レベルは、第二の直流電源9の電源電圧がΔV低下した時点で電圧低下を検知できるように設定されている。ここで、ΔVは電源電圧検知回路17が検知する所定の電源電圧低下量である。また、電源電圧検知回路17の電圧検知レベルは、dV/dt誤動作防止回路10が動作し始める電圧より高く設定されている。第二の直流電源9の電源電圧が電圧検知レベル以下に低下する、つまり、第二の直流電源9の電源電圧が所定の電源電圧低下量に達すると、電源電圧検知回路17は制御回路3へオフ信号を出力し、制御回路3はIGBT1をターンオフするか、または、IGBT1のオフ状態を維持するようにオン用MOSFET4およびオフ用MOSFET5を制御する。このような動作を行うので、停電等によって第二の直流電源9の電源電圧が低下した場合でも、dV/dt誤動作防止回路10が動作するより前にIGBT1を正常にターンオフすることができる。
ここで、実施の形態1に示したdV/dt誤動作防止回路を用いた場合における、電源電圧検知回路17の電圧検知レベル「Ve−ΔV」の設定について説明する。JFET11のしきい値電圧Vgs(off)の絶対値|Vgs|に対して電源電圧検知回路17の電圧検知レベル「Ve−ΔV」の絶対値|Ve−ΔV|が、|Ve−ΔV|>|Vgs|の関係を満たすように電圧検知レベルを設定する。ここで、電源電圧Veとスイッチング素子であるJFET11がオンするしきい値電圧Vgs(off)との差分が、JFET11がオンする第二の直流電源9の電源電圧の低下量となる。つまり、|Ve−ΔV|>|Vgs|の関係を満たすということは、電源電圧検知回路17が検知する所定の電源電圧低下量をJFET11がオンする第二の直流電源9の電源電圧の低下量より小さくすることである。
このように設定することによって、IGBT1がオン状態で第二の直流電源9の電源電圧が低下した場合、第二の直流電源9の電源電圧が正常値VeからΔV低下した時点で、電源電圧検知回路17が第二の直流電源9の電源電圧の低下を検知する。そして、電源電圧検知回路17が制御回路3にオフ指令を出力し、制御回路3がIGBT1をターンオフする。次に、第二の直流電源9の電源電圧がJFET11のしきい値電圧Vgs(off)まで低下した時点でJFET11がオン状態となり、電圧変動dV/dtが印加されてもIGBT1のゲート電圧の上昇を抑制する。
なお、図4の電力用半導体素子の駆動回路130では、電源電圧検知回路17が第二の直流電源9の電源電圧の低下を検知する例を示している。しかしながら、図5の電力用半導体素子の駆動回路140に示すように、電源電圧検知回路17を第一の直流電源8の正極側に接続し、第一の直流電源8と第二の直流電源9とを合せた電源電圧の電圧低下を検知しても良い。この場合でも、電源電圧検知回路17が電源電圧の電圧低下を検知し、IGBT1をターンオフする前に、dV/dt誤動作防止回路10が動作しないように電源電圧検知回路17の電圧検知レベルとdV/dt誤動作防止回路10が動作し始める電圧(例えば、JFET11のしきい値電圧Vge(off))を設定する。
図5のように、第一の直流電源8の正極側で電圧検知を行うと、第一の直流電源8と第二の直流電源9のどちらの電源電圧がどのような割合で低下しているが不明であるが、第二の直流電源9の電源電圧のみが低下するという前提で電圧検知レベルを設定しておけば、dV/dt誤動作防止回路10が先に動作しないように設定することができる。例えば、第二の直流電源9の電源電圧のみが低下する場合、電源電圧検知回路17は第一の直流電源8と第二の直流電源9とを合せた電源電圧がΔV低下した時点で検知するように、|Ve−ΔV|>|Vgs|の関係を満たすように電圧検知レベル「Ve−ΔV」を設定する。そして、直流電源の種類によっては停電が発生した場合に、第一の直流電源8と第二の直流電源9との低下の割合が決まる場合もあるので、その場合にはその低下の割合に応じて電圧検知回路17の電圧検知レベルとJFET11のしきい値電圧Vgs(off)との設定範囲を広げればよい。
なお、実施の形態2、3に対しても、本実施の形態において示した電源電圧検知回路17を加えることによって、実施の形態2、3で説明した効果に加え、本実施の形態で得られる効果も併せて得ることができる。
以上のように第一の直流電源8および第二の直流電源9の少なくとも何れか一方から供給される電圧の低下を検知する電源電圧検知回路17を備えたので、電力用半導体素子のオン期間中に停電等で駆動回路130の直流電源の電源電圧が低下した場合でも、スイッチング素子がオンするより前に、電源電圧検知回路17によって電力用半導体素子を正常にオフできるため、電力用半導体素子を高速にターンオフすることを防ぐことができる。
実施の形態5.
図6は、この発明を実施するための実施の形態5における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の電力用半導体素子の駆動回路は、dV/dt誤動作防止回路にノーマリーオン素子の代わりにノーマリーオフ素子を用いた点が実施の形態4と異なる。
ノーマリーオフ素子を用いたdV/dt誤動作防止回路50は、第一のnpnトランジスタ18、第二のnpnトランジスタ19、第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間に第二の直流電源9の電源電圧を分圧して入力するための抵抗20,21、IGBT1のゲート−エミッタ間に直列接続され、その接続点に第一のnpnトランジスタ18のコレクタおよび第二のnpnトランジスタ19のベースが接続されている抵抗22,23によって構成されている。
駆動回路150の動作について説明する。正常状態、すなわち、第二の直流電源9の電源電圧が確立された状態では、第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間には第二の直流電源9の電源電圧を抵抗20,21で分圧した電圧が印加され、第一のnpnトランジスタ18がオン状態となる。第一のnpnトランジスタ18がオン状態になると、第二のnpnトランジスタ19のベース電圧は駆動回路150のGND相当の電圧となり、第二のnpnトランジスタ19はオフ状態となり、IGBT1の通常のスイッチング動作に影響を与えない。
停電等によって第二の直流電源9の電源電圧が低下した場合、電源電圧検知回路17の電圧検知レベルをdV/dt誤動作防止回路50のしきい値より高く設定しているので、まず、電源電圧検知回路17が動作し、IGBT1をターンオフまたはオフ状態を維持する。そして、さらに第二の直流電源9の電源電圧が低下すると第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間電圧が低下し、第一のnpnトランジスタ18がオフする。この状態で電圧変動dV/dtが印加されてIGBT1のゲート電圧が上昇すると、抵抗22を通して第二のnpnトランジスタ19のベースに電流が流れ、第二のnpnトランジスタ19がオンする。第二のnpnトランジスタ19がオンすることによって、IGBT1のゲート−エミッタ間が短絡され、IGBT1のゲート電圧の上昇を抑制することができる。つまり、実施の形態4と同様に電源電圧検知回路17が検知する所定の電源電圧低下量を、IGBT1の制御端子間電圧であるゲート電圧が上昇した場合に、第二のnpnトランジスタ19がオンする第二の直流電源9の電源電圧の低下量より小さくしている。
なお、第一および第二のnpnトランジスタ18,19の特性や回路定数によっては第二のnpnトランジスタ19に逆電流が流れる場合があるため、そのような場合には第二のnpnトランジスタ19とIGBT1のゲートとの間に逆電流防止用のダイオードを挿入すればよい。この逆電流防止用のダイオードは、カソードが第二のnpnトランジスタ19側になるように挿入する。
なお、本実施の形態において説明したdV/dt誤動作防止回路50の構成は一例であり、dV/dt誤動作防止回路がその機能を満たしていれば良く、必要な電流容量に応じて第二のnpnトランジスタ19を多並列で用いても良いし、第二のnpnトランジスタ19をダーリントン接続しても良いし、JFET11のゲートやドレイン、第二のnpnトランジスタ19のコレクタやベースに電流制限用の抵抗を接続しても良い。
また、本実施の形態において、正常時には第一のnpnトランジスタ18がオン状態であり、IGBT1もオン状態であると、抵抗22に電流が流れ続ける。このため、抵抗22での消費電力を抑えるためには抵抗22の抵抗値を大きくする必要がある。これによって、第二のnpnトランジスタ19のベース電流が小さくなるため、第二のnpnトランジスタ19をダーリントン接続することは有効である。また、本実施の形態においてはnpnトランジスタを用いたが、npnトランジスタの代わりにnチャンネルMOSFETを用いてもよい。
また、図6において、電源電圧検知回路17が第二の直流電源9の電源電圧の低下を検知する例を示しているが、実施の形態4にて説明したように電源電圧検知回路17を第一の直流電源8の正極側と駆動回路150のGNDとの間に接続し、第一の直流電源8と第二の直流電源9とを合せた電源電圧の電圧低下を検知しても良い。この場合でも、電源電圧検知回路17が電源電圧の電圧低下を検知し、IGBT1をターンオフする前に、dV/dt誤動作防止回路50が動作しないように電源電圧検知回路17の電圧検知レベルとdV/dt誤動作防止回路50が動作し始める電圧を設定する。
以上のように、dV/dt誤動作防止回路50にノーマリーオフ素子である第一および第二のnpnトランジスタ18,19を用いたので、簡単な回路構成でIGBT1の誤動作を抑制することができる。また、電源電圧検知回路17を設けたことによって、IGBT1のオン期間中に停電等で駆動回路150の直流電源の電源電圧が低下した場合でも、dV/dt誤動作防止回路50のノーマリーオフ素子がオンするより前に、電力用半導体素子を正常にオフできるため、電力用半導体素子を高速にターンオフすることを防ぐことができる。
実施の形態6.
図7は、この発明を実施するための実施の形態6における電力用半導体素子の駆動回路の構成を示す回路図である。本実施の形態の電力用半導体素子の駆動回路は、直流電源がIGBT1の制御端子間であるゲート−エミッタ間に正電圧を供給する第一の直流電源のみで構成される点が実施の形態5と異なる。本実施の形態はコレクタ−エミッタ間の電圧変動dV/dtが小さい場合等、オフ状態でゲート−エミッタ間に負電圧を印加しなくても電力用半導体素子が誤動作しない場合に適用されるものである。
図7において、電源電圧検知回路17を第一の直流電源8の正極側に接続し、第一の直流電源8の電圧低下を検知している。また、抵抗20は第一の直流電源8の負極側ではなく、第一の直流電源8の正極側に接続されている。ノーマリーオフ素子を用いたdV/dt誤動作防止回路60は、第一のnpnトランジスタ18、第二のnpnトランジスタ19、第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間に第一の直流電源8の電源電圧を分圧して入力するための抵抗20,21、IGBT1のゲート−エミッタ間に直列接続され、その接続点に第一のnpnトランジスタ18のコレクタおよび第二のnpnトランジスタ19のベースが接続されている抵抗22,23によって構成されている。
駆動回路160の動作について説明する。正常状態、すなわち、第一の直流電源8の電源電圧が確立された状態では、第一の直流電源8の正極側に接続された抵抗20を介して第一の直流電源8の電源電圧を抵抗20,21で分圧した電圧が、第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間に印加され、第一のnpnトランジスタ18がオン状態となる。ここで第一のnpnトランジスタ18のコレクタ−エミッタ間電圧を第二のnpnトランジスタ19がオン状態となるベース−エミッタ間電圧より低くなるように設定することにより、第二のnpnトランジスタ19はオフ状態となり、IGBT1の通常のスイッチング動作に影響を与えない。
停電等によって第一の直流電源8の電源電圧が低下した場合、電源電圧検知回路17の電圧検知レベルをdV/dt誤動作防止回路60のしきい値より高く設定しているので、まず、電源電圧検知回路17が動作し、IGBT1をターンオフまたはオフ状態を維持する。そして、さらに第一の直流電源8の電源電圧が低下すると第一のnpnトランジスタ18のベース−エミッタ間電圧が低下し、第一のnpnトランジスタ18がオフする。この状態で電圧変動dV/dtが印加されてIGBT1のゲート電圧が上昇すると、抵抗22を通して第二のnpnトランジスタ19のベースに電流が流れ、第二のnpnトランジスタ19がオンする。第二のnpnトランジスタ19がオンすることによって、IGBT1のゲート−エミッタ間が短絡され、IGBT1のゲート電圧の上昇を抑制することができる。
なお、第一および第二のnpnトランジスタ18,19の特性や回路定数によっては第二のnpnトランジスタ19に逆電流が流れる場合があるため、そのような場合には第二のnpnトランジスタ19とIGBT1のゲートとの間に逆電流防止用のダイオードを挿入すればよい。この逆電流防止用のダイオードは、カソードが第二のnpnトランジスタ19側になるように挿入する。
なお、本実施の形態において説明したdV/dt誤動作防止回路60の構成は一例であり、dV/dt誤動作防止回路がその機能を満たしていれば良く、必要な電流容量に応じて第二のnpnトランジスタ19を多並列で用いても良いし、第二のnpnトランジスタ19をダーリントン接続しても良いし、JFET11のゲートやドレイン、第二のnpnトランジスタ19のコレクタやベースに電流制限用の抵抗を接続しても良い。
以上のように、直流電源を第一の直流電源1のみで構成しても、dV/dt誤動作防止回路60にノーマリーオフ素子である第一および第二のnpnトランジスタ18,19を用いたので、簡単な回路構成でIGBT1の誤動作を抑制することができる。また、電源電圧検知回路17を設けたことによって、IGBT1のオン期間中に停電等で駆動回路160の直流電源の電源電圧が低下した場合でも、dV/dt誤動作防止回路60のノーマリーオフ素子がオンするより前に、電力用半導体素子を正常にオフできるため、電力用半導体素子を高速にターンオフすることを防ぐことができる。
なお、全ての実施の形態において、電力用半導体素子としてIGBTを用いているが、例えばMOSFET等の電圧駆動型電力用半導体素子に対しても、全ての実施の形態で示した電力用半導体素子の駆動回路を適用することができる。また、半導体としてSiだけでなく、SiC等のワイドギャップ半導体に対しても、全ての実施の形態で示した駆動回路を適用することができる。なお、SiC等のワイドギャップ半導体はしきい値電圧Vthが低い場合があり、誤動作しやすいので、SiC等で作製した電力用半導体素子に対しては、全ての実施の形態で示した駆動回路を用いて誤動作を防止できるという効果が更に大きくなる。
1 IGBT(電力用半導体素子)、2 制御信号、3 制御回路、4 オン用MOSFET、5 オフ用MOSFET、6,7 ゲート抵抗、8 第一の直流電源、9 第二の直流電源、10,30,40,50,60 dV/dt誤動作防止回路、11 JFET、12,14 ダイオード、13 npnトランジスタ、15,20〜23 抵抗、16 pnpトランジスタ、17 電源電圧検知回路、18 第一のnpnトランジスタ、19 第二のnpnトランジスタ、100,110,120,130,140,150,160 駆動回路。

Claims (6)

  1. 電力用半導体素子のオンオフを制御する制御回路と、
    前記電力用半導体素子の制御端子間に電圧を供給する直流電源と、
    前記電力用半導体素子の制御端子間に接続されたスイッチング素子とを備え、
    前記スイッチング素子は、前記直流電源の電源電圧が低下した場合にオンし、または、前記直流電源の電源電圧が低下した状態で前記電力用半導体素子の制御端子間電圧が上昇した場合にオンし、前記電力用半導体素子の制御端子間を短絡させる電力用半導体素子の駆動回路であって、
    前記直流電源の電源電圧の低下を検知し、前記直流電源の電源電圧が所定の電源電圧低下量に達した場合に前記電力用半導体素子をオフする信号を前記制御回路へ出力する電源電圧検知回路を備え、
    前記所定の電源電圧低下量を前記スイッチング素子がオンする前記直流電源の電源電圧の低下量より小さく、または、前記所定の電源電圧低下量を前記電力用半導体素子の制御端子間電圧が上昇した場合に前記スイッチング素子がオンする前記直流電源の電源電圧の低下量より小さくしたことを特徴とする電力用半導体素子の駆動回路。
  2. 前記スイッチング素子は、ノーマリーオン素子であることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  3. 前記スイッチング素子は、ノーマリーオフ素子であることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  4. 前記電力用半導体素子の制御端子間に接続され、前記スイッチング素子に流れる電流を増幅する増幅回路を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  5. 前記電力用半導体素子の制御端子間に前記スイッチング素子と直列にダイオードが挿入され、前記ダイオードは、アノード側が前記電力用半導体素子のゲート端子側となるように接続されたことを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
  6. 前記電力用半導体素子は、ワイドギャップ半導体であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の電力用半導体素子の駆動回路。
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