JP4909364B2 - 電圧制御型トランジスタをスイッチングするための回路 - Google Patents

電圧制御型トランジスタをスイッチングするための回路 Download PDF

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Description

技術分野
本発明はスイッチングされるべき電圧制御型トランジスタを有する回路に関する。
従来技術
電圧制御型トランジスタは公知であり、多様な用途で使用されている。これらは例えばFET、殊にMOS電界効果トランジスタとして構成されるか、またはIGBTとして構成される。電圧制御型トランジスタは制御入力側を有している。この制御入力側は、基準電位に対するその電圧に依存して、トランジスタのスイッチングパスに影響を与える。例えば制御入力側(MOS電界効果トランジスタの場合のゲート)の負の充電はトランジスタのスイッチングパス(ドレインとソースの間)を通る伝導電子の運動を抑圧し、トランジスタは阻止される、ないし、トランジスタをスイッチとして考えた場合には開放される。
電圧制御型トランジスタはしばしば、大きな電力をスイッチングに使用する。しかしスイッチング時点は通常、僅かな電力変換のみを伴う信号処理電子回路を介して定められる。電圧制御型トランジスタの制御入力側は、その入力容量のために相応に弱い信号では任意に迅速にスイッチングされない。
従って電圧制御型パワートランジスタをスイッチングするために通常は、弱い信号でトリガされる(駆動)回路が使用される。このためにこの種の回路は、独自の電力供給部を有する。これは相応に強いスイッチング信号を生成するために必要とされる。
ここでは例として、演算増幅器を有する電圧制御型トランジスタをスイッチングする簡単な回路を提示する。この回路は、2つの状態のうちの1つをとることができるオープン−コレクタ出力側を有する演算増幅器を含む。このうちの1つ状態では演算増幅器の出力側は低抵抗に基準電位と接続され、別の状態では演算増幅器の出力側は高抵抗に基準電位と分断される。これらの状態を論理的0および論理的1と称する。電圧制御型トランジスタをスイッチングするために、直流電圧供給部が使用される。ここで直流電圧供給部の供給電位と演算増幅器の出力側との間に、いわゆる「プルアップ抵抗」である第1の抵抗が接続される。演算増幅器の出力側は、電圧制御型トランジスタの制御入力側と接続される。演算増幅器の出力側が低抵抗である(論理的0)場合には、電圧制御型トランジスタの制御入力側は演算増幅器を介して基準電位に充放電される。演算増幅器の出力側が高抵抗である(論理的1)場合には、電圧制御型トランジスタの制御入力側は「プルアップ抵抗」を介して直流電圧供給部の供給電位と接続され、これを介して充放電される。直流電圧供給部の極性および電圧制御型トランジスタの構造に応じて、これは電圧制御型トランジスタのスイッチングパスのスイッチオンまたはスイッチオフに相応する。
発明の説明
本発明の課題は、電圧制御型トランジスタのスイッチングに関して改善された回路を提供することである。
上述の課題は、次のような、電圧制御型トランジスタを有する回路によって解決される。この回路は第1の供給電位と第2の供給電位と、第1のトランジスタと第2のトランジスタと、インピーダンスを有している。ここで第1のトランジスタのスイッチングパスとインピーダンスの直列回路が、第1の供給電位と電圧制御型トランジスタの制御入力側との間に接続されている。このインピーダンスは第1の供給電位の方を向いて接続されており、第1の供給電位は第2のトランジスタのスイッチングパスを介して、第1のトランジスタの制御入力側と接続されており、第2のトランジスタの制御入力側はインピーダンスと第1のトランジスタのスイッチングパスとの間の接続ノードと接続されており、接続ノードでの電位変化は第2のトランジスタをスイッチングする。ここでこの回路は次のように設計されている。すなわち、制御信号を介して仲介された第1のトランジスタのスイッチオンによって、第1の電流は直列回路を通って流れ、電圧制御型トランジスタの制御入力側を第1の向きで充放電させる。直列回路を流れるこの第1の電流は、接続ノードでの第1の電位シフトを生じさせる。この第1の電位シフトによって、第2のトランジスタがスイッチオンされ、従って第2の電流が第2のトランジスタのスイッチングパスを、第1のトランジスタの制御入力側へ流れる。これは第1の電流を増幅し、電圧制御型トランジスタの制御入力側の増大する充放電は、接続ノードでの第2の電位シフトを生じさせる。第2のトランジスタは、この第2の電位シフトによってスイッチオフされる。しかし第1のトランジスタは、スイッチオンされたままであり、電圧制御型トランジスタは、自身の新たなスイッチング状態に保たれる。
本発明の有利な構成は従属請求項に記載されており、以下で説明する。
本発明は、パワースイッチとして構成された電圧制御型トランジスタが大きい入力容量をその制御入力側で有しているという上述の事実を利用する。(駆動)回路内に設けられた抵抗と組み合わせたとしても、大きい充放電時定数が生じる可能性がある。この充放電時定数が原因で、電圧制御型トランジスタの制御入力側は充分に迅速には充放電されない。さらに、回路内に存在する抵抗、例えば上述したプルアップ抵抗は任意に小さく構成することはできない。
本発明は、電圧制御型トランジスタの制御入力側の充放電のために、低抵抗の充放電パスを可能にするという目的から出発している。しかし低抵抗の充放電パスは、電圧制御型トランジスタを駆動制御する回路の動作安全性ないし動作の質に悪影響を及ぼす。例えば低抵抗の充放電経路が容量性制御入力側を充電するために使用される場合には、供給電位のうちの1つと電圧制御型トランジスタの制御入力側との間に低抵抗接続が生じる。これによって迅速に充電が行われる。制御入力側が放電されている間に上述の供給電位と制御入力側との間に低抵抗接続が保持されると、2つの供給電位の間に短絡が生じてしまう恐れがある。
本発明はこれを認識しており、従って本発明は、低抵抗充放電パスのみを可能にするのではなく、これを、新たな反対向きの充放電時に供給電位の間に低抵抗電流路が生じないようにも構成する、という考えに基づいている。
本発明では、制御信号を介して仲介された、第1のトランジスタのスイッチオンによって、電圧制御型トランジスタの制御入力側に第1の電流が供給される。制御信号は例えばオープン−コレクタ出力側を有する演算増幅器によって、出力側抵抗とプルアップ抵抗との接続が低抵抗から高抵抗に切り換えられることによって生成される。
第1のトランジスタのスイッチングパスはインピーダンスとともに直列に、第1の供給電位と電圧制御型トランジスタの制御入力側との間に接続される。ここで第1のトランジスタを通って流れる電流によって、電位は、第1のトランジスタと、第1の供給電位の方を向いて接続されたインピーダンスとの間で、第2の供給電位の方向へシフトする。第2のトランジスタの制御入力側は、インピーダンスと第1のトランジスタとの間の接続ノードと接続される。従って、この第1の電位シフトによって第2のトランジスタはスイッチオンされる。第2のトランジスタのスイッチングパスは第1の供給電位と、第1のトランジスタの制御入力側との間で接続されているので、全体として非常に低抵抗の充放電パスが可能になる。第2のトランジスタのスイッチングパスを通って流れる電流は、第1のトランジスタのスイッチングパスを通る電流を増幅する。従って電圧制御型トランジスタの入力容量は非常に迅速に充放電される。しかしここで電圧制御型トランジスタの制御入力側の充放電が増すと、第1のトランジスタと、この第1のトランジスタに対して直列接続されているインピーダンスとの間の接続ノードでの電位は再び、第1の供給電位の方向へシフトする。この第2の供給電位シフトによって、第2のトランジスタは再びスイッチオフされる。
第2のトランジスタを通り、第1のトランジスタの制御入力側へと続く低抵抗経路は、これによって付随して生じる電圧制御型トランジスタの制御入力側の迅速な充電によって、自身をスイッチオフさせる。しかし第1のトランジスタはスイッチオンされたままである。従って電圧制御型トランジスタはその新たなスイッチング状態のままである。
ここで例えば、電圧制御型トランジスタの入力容量が、演算増幅器の低抵抗に接続された出力側を介して、オープン−コレクタ出力側によって反対向きに充放電される場合、第2のトランジスタを通るこの経路は、供給電圧の短絡のための低抵抗経路ではない。
有利には、本発明の回路は上述した(第1のトランジスタと、これに対して直列のインピーダンスとの間)接続ノードと第2のトランジスタの制御入力側との間に第1のコンデンサを有している。この第1のコンデンサは第1の電位シフトによって、第1のトランジスタのスイッチオンの結果、第1のコンデンサに対して直列の抵抗を介して次のように充放電される。すなわち、これが、第2の電位シフトによる第2のトランジスタのスイッチオフを、電圧制御型トランジスタの入力容量の発達した充放電の結果、サポートするように充放電される。このために、第1のコンデンサは第2のトランジスタの制御入力側と接続され、第1のコンデンサと直列接続された抵抗は、第1のコンデンサと接続ノードの間に接続される。
電圧変化が迅速な場合、第1のコンデンサは短絡である。従って第2のトランジスタが、第1のトランジスタのスイッチオンに続いてすぐにスイッチオンされる。
第1のコンデンサの容量およびこの第1のコンデンサに直列接続された抵抗の抵抗は次のように選択される。すなわち、電圧制御型トランジスタの制御入力側が充分に充放電される時間で、第1のコンデンサが充電されるように選択される。第1のコンデンサに対して直列接続された抵抗はここで、第1のコンデンサの過度に迅速な充放電を阻止する。第1のコンデンサが過度に迅速に充放電されると、第2のトランジスタは早期に再びスイッチオフされ、第2のトランジスタによる電圧制御型トランジスタのスイッチングの加速が阻止される、または少なくとも可及的に大きくはならない。
第1のコンデンサは第2のトランジスタのスイッチオフを以下のようにしてサポートする:はじめに第1のトランジスタおよび第2のトランジスタが開放されると、接続ノードひいては第2のトランジスタの制御入力側が第1の供給電位の電位になる。第1のトランジスタがスイッチオンされると、接続ノードの電位が第2の供給電位の方向にシフトする。接続ノードと、第2のトランジスタの制御入力側の間に接続された第1のコンデンサはここで直列接続された抵抗を介して充放電される。しかし接続ノードでの第2の電位シフトによって、第1のコンデンサの充電は終了し、第2のトランジスタの制御入力側での電圧は再び第1の供給電位へ変化する。第1のコンデンサの既に行われた充放電によって、第2のトランジスタの制御入力側での電位は第1の供給電位と第2の供給電位の間の領域を離れ、第1の供給電位の方向へ動き、これを超える。
例えば第1の供給電位が正であり、第2の供給電位が負である場合には、第2のトランジスタの制御入力側に、第2の電位シフト後に、正の供給電位より高い電位が加わる。
この実施例で第2のトランジスタが例えばpnpトランジスタであり、そのエミッタが正の供給電位にあり、そのベースが第1のコンデンサに接続されている場合には、第2の電位シフト後に、ベース−エミッタダイオードを介して負の電圧が加わる。第2のトランジスタはこの場合には確実に阻止され、迅速に脱飽和状態になる。
迅速な脱飽和は有利である。なぜなら、電圧制御型トランジスタの新たな、反対向きのスイッチング時には、第2のトランジスタ内に残っている電荷が、供給電位間の短絡の原因になるからである(実施例を参照)。
電圧制御型トランジスタの制御入力側から、第2の供給電位へゲート漏れ電流が生じた場合には、接続ノードでの電位は第1の供給電位に達しない。しかし第1のコンデンサの充放電によって、第2のトランジスタの確実なスイッチオフが保証される。
第2のトランジスタの制御入力側と、第1の供給電位との間に抵抗を接続することができる(請求項9に対する実施例も参照)。第2のトランジスタの制御入力側と接続ノードとの間にコンデンサが接続されておらず、ゲート漏れ電流が生じた場合には、このゲート漏れ電流によってこの抵抗で、継続的に電圧が低下する。これによって、第2のトランジスタは不所望に継続的にスイッチオンされてしまう。第1のコンデンサがこの抵抗に対して直列接続されている場合には、ゲート漏れ電流は第1のコンデンサの充放電によって長期間にわたって、この抵抗で電圧低下を引き起こさない。
上述した抵抗は次のように設計されている。すなわち、この抵抗で、第1の電位シフトによってこの抵抗を流れる電流の結果、第2のトランジスタをスイッチオンさせるのに充分に大きい電圧降下が生じるように設計されている。
バイポーラトランジスタの閾値は温度に依存している。例えばバイポーラpnpトランジスタの場合には、閾値は−30℃で約0.8Vであり、130℃で約0.4Vである。
この実施例において、第2のトランジスタの制御入力側と、接続ノードの間にコンデンサが無い場合には、最大閾値の場合にも、バイポーラトランジスタの確実なスイッチオンを保証するために、第2のトランジスタの制御入力側と第1の供給電位との間に接続されている抵抗が比較的高抵抗でなければならない。しかしこれによって、他の温度の場合に、第2のトランジスタの閾値が低い場合、これは非常に僅かにしかスイッチオンされない。従って第1のコンデンサが、第2のトランジスタの制御入力側と接続ノードとの間に接続されていないときには、場合によって、既にこの抵抗を通る小さいゲート漏れ電流が第2のトランジスタをスイッチオンする可能性がある。しかし第1のコンデンサがある場合には第1のコンデンサは、充電された状態において、場合によって生じるゲート漏れ電流の流れを阻止する。
有利には、第1のコンデンサに直列接続された抵抗は次のように設計されている。すなわち、第1のコンデンサの充電時間が、電圧制御型トランジスタの新たなスイッチング状態における最小滞留時間よりも短いように構成されている。従って第2のトランジスタは、電圧制御型トランジスタが(反対向きに)充放電される前に確実にスイッチオフされる。
第2のトランジスタのスイッチングパスおよび電圧制御型トランジスタをスイッチオフするためのスイッチングパスによる供給電位間の、場合によっては起こる(回路配置構成によって起こる。実施例を参照)短絡は、電圧制御型トランジスタのそのスイッチング状態での滞留時間が短い場合にも阻止される。有利には、第2のトランジスタの空乏時間(Ausraeumzeit)が考慮され、第1のコンデンサの充電時間と、第2のトランジスタの空乏時間との総計が、新たなスイッチング状態における電圧制御型トランジスタの最小滞留時間よりも短いように選択されている。
このため、ここでも第1のコンデンサは、第2のトランジスタの制御入力側と接続され、第1のコンデンサに直列接続された抵抗は、第1のコンデンサと接続ノードとの間にある。
有利には、第1のトランジスタは演算増幅器の第1のオープン−コレクタ出力側およびプルアップ抵抗を介してスイッチオンされる。第1のトランジスタおよび第2のトランジスタのように小さいトランジスタは容易に、かつ確実にスイッチングされる。
第1のトランジスタに対して例えばバイポーラトランジスタが選択され、そのコレクタが接続ノードと接続され、そのエミッタが電圧制御型トランジスタの制御入力側と接続される場合には、第2の向きへの電圧制御型トランジスタの入力容量の充放電時に、ひいてはこれと結び付いている、第1のトランジスタのエミッタおよびベースでの、第2の供給電位の方向への迅速な電位シフト時にも、第1のトランジスタのコレクタでの電位も迅速に、第2の供給電位の方向へ動く。このような電位シフトによって、第2のトランジスタが新たに不所望にスイッチオンされてしまう可能性がある。
従って有利には本発明の回路は第3のトランジスタを有している。第3のトランジスタの制御入力側は容量的に、電圧制御型トランジスタの制御入力側と接続されており、そのスイッチングパスは直列に、第1の供給電位と第2のトランジスタの制御入力側との間にある。従って電圧制御型トランジスタの制御入力側での第2の供給電位の方向への電位シフト時に、第3のトランジスタは自身の制御入力側を介してスイッチオンされ、第2のトランジスタの不所望なスイッチオンが阻止される。
第3のトランジスタのスイッチングパスは直接的に第2のトランジスタの制御入力側と接続されている;この場合には第3のトランジスタは上述の機能を満たす。
しかし第3のトランジスタのスイッチングパスを、第1の供給電位と接続ノードとの間に接続することができる。この接続ノードは、第1のトランジスタと、第1の供給電位と第1のトランジスタの間にあるインピーダンスとの間にある。この場合には、第3のトランジスタは上述の機能を満たし、さらに第1のコンデンサの放電を改善する。ここで、第1のコンデンサに対して直列接続された抵抗が接続ノードの方を向いて接続されている場合には、トランジスタはこの抵抗および第3のトランジスタのスイッチングパスを介して放電される。
本発明の有利な実施形態では、第1のコンデンサは、第2のトランジスタの制御入力側の方を向いて接続されており、第1のコンデンサに対して直列に接続された抵抗は接続ノードの方を向いて接続されている。第3のトランジスタのスイッチングパスは第1の供給電位と、ノードの間に接続されている。ここでこのノードは、第1のコンデンサと抵抗の間にある。第3のトランジスタのスイッチングパスがこのように接続されている場合には、これは上述の機能を満たし、さらに第1のコンデンサを低抵抗に放電する。第1のコンデンサの放電電流はこの場合には、第1のコンデンサと接続ノードとの間の抵抗を通って流れない。
有利には、第3のトランジスタの制御入力側は、第2のコンデンサを介して、電圧制御型トランジスタの制御入力側と接続されている。障害に対する耐性を高めるために、抵抗が、第2のコンデンサに対して並列に接続されている。この抵抗を介して第3のトランジスタは、電圧制御型トランジスタの入力容量が第1の向きに充放電されない限りは、継続的にスイッチオンされた状態に保持される。
第2のコンデンサを放電するために、有利には、第3のトランジスタの制御入力側と第1の供給電位との間に第1のダイオードが接続されている。この第1のダイオードはさらに、第3のトランジスタの制御入力側と第1の供給電位との間の電圧が、第1の向きでの電圧制御型トランジスタの入力容量の充放電時に、許容されない値に達するのを阻止する。第3のトランジスタが例えばバイポーラトランジスタであり、第3のトランジスタのエミッタが第1の供給電位と接続されている場合には、この第1のダイオードによって、第3のトランジスタのベース−エミッタダイオードが降伏電圧に達するのが阻止される。
第1のコンデンサの放電を改善するために、有利には、第2のトランジスタの制御入力側と第1の供給電位との間に第2のダイオードが接続されている。第2のダイオードは、第2のトランジスタのベース−エミッタダイオードが許容されない値をとることも阻止する。
有利には、第2のトランジスタの制御入力側と第1の供給電位との間に抵抗が接続されている。これによって、回路の障害に対する安全性が高まる。なぜなら、このような抵抗が無い場合には、既に、第2のトランジスタの制御入力側と接続されている線路内の非常に小さい電流が、そのスイッチオンをトリガしてしまう恐れがあるからである。第2のトランジスタのスイッチオンを可能にするために、抵抗を介して特定の最低電流が流れなければならない。さらに、第2のトランジスタの制御入力側に直列接続された第1のコンデンサが、この抵抗を介して放電される可能性がある。
本発明の有利な実施形態では、第4のトランジスタが自身のスイッチングパスと、電圧制御型トランジスタの制御入力側と第2の供給電位との間で接続されている。ここで第4のトランジスタの制御入力側は、演算増幅器のオープン−コレクタ出力側と次のように接続されている。すなわち、このオープン−コレクタ出力側が第4のトランジスタをスイッチオンすることができるように接続されている。これによって、第4のトランジスタのスイッチングパスを介して、電圧制御型トランジスタの制御入力側は、留まっている第2の向きで充放電される。
例えば、電圧制御型トランジスタの入力容量が、本発明の回路を介して第1および第2のトランジスタによって充電される場合、これは第4のトランジスタによって放電される。放電のために、第4のトランジスタの電流増幅が利用され、これによって電圧制御型トランジスタの入力容量が、演算増幅器出力側の電流負荷能力および第4のトランジスタの電流増幅によって定められる電流によって充放電される。
電圧制御型トランジスタの入力容量の充放電は、第4のトランジスタによって可能であるが、(第2の向きでの)入力容量の効率的な充放電はトランジスタを必要とする。従ってこの回路は、別の有利な実施形態では第3のダイオードを有する。この第3のダイオードは次のように、電圧制御型トランジスタの制御入力側と接続されている。すなわち、これが電圧制御型トランジスタの制御入力側と、第2の供給電位との間に、スイッチングパスを介して接続され、これによって電圧制御型トランジスタの入力容量が第2の向きで充放電されるように接続されている。例えば第1のトランジスタが、演算増幅器を介してオープン−コレクタ出力側によって駆動制御される場合、この第3のトランジスタは電圧制御型トランジスタの制御入力側と演算増幅器のオープン−コレクタ出力側との間に接続されている。
有利には、第1のトランジスタ、第2のトランジスタ、第3のトランジスタおよび第4のトランジスタから成るグループからの少なくとも1つのトランジスタはバイポーラトランジスタであり、有利には全てのトランジスタはバイポーラトランジスタである。バイポーラトランジスタは特に廉価である。
個々の特徴の上述の説明および以降の説明は、本発明の回路に関する。さらにこれは、電圧制御型トランジスタをスイッチングする本発明に相応する方法に関する。これは、個々に明示されていなくても当てはまる。
すなわち本発明は基本的に、回路によって電圧制御型トランジスタをスイッチングする方法に関しており、この回路は電圧制御型トランジスタ、第1および第2の供給電位、第1および第2のトランジスタおよびインピーダンスを有している。ここで、第1のトランジスタのスイッチングパスとインピーダンスの直列回路が、第1の供給電位と電圧制御型トランジスタの制御入力側との間に接続されている。このインピーダンスは第1の供給電位の方を向いて接続されており、第1の供給電位は第2のトランジスタのスイッチングパスを介して第1のトランジスタの制御入力側と接続されており、第2のトランジスタの制御入力側は、インピーダンスと第1のトランジスタのスイッチングパスとの間の接続ノードと接続されており、接続ノードでの電位変化が第2のトランジスタをスイッチングすることができる。この方法は以下のステップを有している。すなわち、第1のトランジスタを制御信号を介してスイッチオンし、電圧制御型トランジスタの制御入力側を、直列回路を流れる第1の電流によって第1の向きで充放電させ、直列回路を流れる第1の電流によって接続ノードで第1の電位シフトを生じさせ、第2のトランジスタをこの第1の電位シフトによってスイッチオンし、第1の電流を、第2のトランジスタのスイッチングパスを第1のトランジスタの制御入力側へ流れる第2の電流によって増幅させ、電圧制御型トランジスタの制御入力側の増大する充放電によって接続ノードで第2の電位シフトを生じさせ、この第2の電位シフトによって第2のトランジスタをスイッチオフし、第1のトランジスタをスイッチオンされた状態に保持することによって、電圧制御型トランジスタを新たなスイッチング状態に保持する。
図面の簡単な説明
以下で本発明を実施例に基づいてより詳細に説明する。ここで開示される個々の特徴は、他の組み合わせでも、本発明の本質となる。
図1は、第1の実施例としての、本発明による回路の回路図である。
図2は、第2の実施例としての、図1に示された回路の変形された回路図である。
図3は、第3の実施例としての、図1に示された回路の別の変形された回路図である。
発明の有利な実施形態
図1は、電圧制御型トランジスタT4を有する、本発明による回路の回路図を示している。この回路は、正の供給電位および負の供給電位を有する直流電圧を介して給電される。直流電圧供給はここで演算増幅器OPを給電するのにも使用される。この演算増幅器は反転入力側および非反転入力側を有する。これらの入力側を介して、演算増幅器は信号処理回路(図示されていない)から、信号を得る。演算増幅器OPの出力側はここでは2つの状態をとる:すなわち、高抵抗状態(論理的1)と低抵抗状態(論理的0)である。ここで高抵抗状態ないし低抵抗状態はそれぞれ、基準電位に対する出力側からの演算増幅器OPの導電性、ここでは負の供給電位に関連する。
正の供給電位と負の供給電位との間に、直列に第1の抵抗R1、ダイオードD1および電圧制御型トランジスタT4、ここではMOS電界効果トランジスタのゲート−ソースパスが接続されている。MOS電界効果トランジスタのソース接続端子はここでは、負の供給電位と接続されている。
演算増幅器OPの出力側は、ダイオードD1とこの第1の抵抗R1との間の接続ノードV2と接続されている。
正の供給電位と、ダイオードD1と電圧制御型トランジスタT4の制御入力側との間の接続ノードV3との間には、抵抗R4と第1のバイポーラトランジスタ(npn)T1のコレクタ−エミッタパスから成る直列回路が接続されている。第1のトランジスタT1のべースは同じように接続ノードV2と接続されている。
正の供給電位と第1のトランジスタT1のベースとの間には、第2のトランジスタ(pnp)T2のエミッタ−コレクタパスが接続されている。第2のトランジスタT2のベースはここで、コンデンサC1と抵抗R3から成る直列回路を介して、抵抗R4と第1のトランジスタT1との間の接続ノードV1と接続されている。抵抗R2は、正の供給電位と、第2のトランジスタT2のベースとコンデンサC1の間の接続ノードV4との間に接続されている。抵抗R2に対して並列にダイオードD2が接続されている。このダイオードD2を介して、コンデンサC1の放電が改善される。
電圧制御型トランジスタT4は、自身の制御入力側、すなわちゲートの正の充電によってスイッチオンされる。すなわち、そのスイッチングパス(ドレイン/ソース)が導通される。電圧制御型トランジスタT4をスイッチオンする前に、演算増幅器OPの出力側は論理的0である。すなわち、MOS電界効果トランジスタT4のゲート容量はダイオードD1および演算増幅器OPの出力側を介して放電されている。第1のトランジスタは阻止される。コンデンサC1は放電される。なぜなら2つの側が正の供給電位にあるからである。第2のトランジスタT2も阻止される。なぜなら、そのエミッタも、そのベースも正の供給電位にあるからである。
電圧制御型トランジスタT4がスイッチオンされるべき場合、演算増幅器OPの出力側は高抵抗(論理的1)である。接続ノードV2での電位はプルアップ抵抗R1を介して上昇する。これによって電圧も、第1のトランジスタT1のベース−エミッタパスを介して上昇し、これをスイッチオンする。抵抗R4および第1のトランジスタT1のコレクタ−エミッタパスを通る電流が流れ初め、これによって、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量が充電される。
抵抗R4を通るこの電流の流れによって、電位は第1のトランジスタT1のコレクタ、すなわち接続ノードV1で低下する。この電位低下は、コンデンサC1および抵抗R3を介して、第2のトランジスタT2のベースが検出する。コンデンサC1を介した電圧は、跳躍的には変化しない。従って、電圧変化は第2のトランジスタT2のベースで、第1のトランジスタT1のスイッチオンの時点で、短時間で、抵抗R3のベース側接続端子での電圧変化に相当する。
第2のトランジスタT2のエミッタは、正の供給電位にある。第2のトランジスタT2のベース−エミッタパスを介して低下した電圧がその閾値に達すると、第2のトランジスタT2もスイッチオンされ、コレクタ電流を案内しはじめる。第2のトランジスタT2のコレクタ電流は、第1のトランジスタT1のベースへ導かれ、これによってそのスイッチオンが加速され、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量へ導かれる電流が増幅される。
C1が短絡したと見なされ、R3が放置されると、2つのトランジスタT1とT2がここでサイリスタを形成する。このサイリスタは、第1のトランジスタT1のベースでの正の電圧によってトリガされる。サイリスタT1、T2のトリガによって、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量は非常に迅速に充電される。
電圧制御型トランジスタT4のゲート容量の充電が増すとともに、接続ノードV3ないし第1のトランジスタT1のエミッタおよび第1のトランジスタT1のコレクタないし接続ノードV1での電位も上昇する。これによって抵抗R3およびコンデンサC1を介して、第2のトランジスタT2のベース−エミッタ電圧がその閾値を下回り、これが再びスイッチオフされる。しかし第2のトランジスタT2のスイッチオフは瞬時には行われず、その半導体境界層の脱飽和の後になってはじめて行われる。
トランジスタT2がスイッチオフされると、電圧制御型トランジスタT4の制御入力側はスイッチオンされた第1のトランジスタT1、プルアップ抵抗R1および正の供給電位を介してスイッチオン状態に留まる。
すなわち第2のトランジスタはじめに、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量の充放電を加速する。次に、完全な充放電後に、付加的な増幅に使用される第2のトランジスタT2が再びスイッチオフされる。第1のトランジスタおよび第2のトランジスタT1、T2から成るサイリスタはここでオフにされる。
電圧制御型トランジスタT4をスイッチオフするために、演算増幅器OPの出力側は負の供給電位への低抵抗の接続を形成する。これによって、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量はダイオードD1を介して放電される。第2のトランジスタT2は既にスイッチオフされており、コレクタ電流を案内しない。従って、演算増幅器OPの出力側にはプルアップ抵抗を通る電流と、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量を放電させるのに必要な電流のみが印加される。第1のトランジスタT1のベース−エミッタ電圧は負であり、第1のトランジスタT1は阻止される。殊に、第2のトランジスタのスイッチングパスを介して、正の供給電位と負の供給電位との間に短絡電流は生じない。
コンデンサC1は、本発明の回路の動作を改善する。電圧制御型トランジスタT4のゲート容量が充電され、接続ノードV1での電圧が正の供給電位よりも低い場合には、コンデンサC1は抵抗R3を介して充電される。しかし電圧制御型トランジスタT4のゲート容量の充電が増すことによって、再び、接続点V1での電位が上昇し、コンデンサC1の充電が終了する。第2のトランジスタT2のベースでの電位も、再び上昇する。従って、そのベース−エミッタ電圧が低減される。しかしコンデンサC1は充電されるので、第2のトランジスタのベースでの電位は正の供給電位を越えて上昇する;すなわち第2のトランジスT2は特に確実にスイッチオフされ、その脱飽和が加速される。
電圧制御型トランジスタT4の制御入力側から負の供給電位へ、ゲート漏れ電流が生じる。比較的小さい場合でも、依然として電流は第1のトランジスタT1のスイッチングパスを通って流れ、接続ノードV1での電位は完全には正の供給電位のレベルに達しない。
コンデンサC1は、自身の充放電によって、そうでない場合には抵抗R2を通って流れる、ゲート漏れ電流部分が流れるのを阻止する。これに相応して、第2のトランジスタT2のベース−エミッタパスを介して電圧は低下せず、これは確実にスイッチオフされる。
さらに、温度に関して耐性のある作動には、コンデンサC1の複合抵抗は興味深い。バイポーラトランジスタの閾値は周辺温度に依存する。従って、pnpトランジスタの閾値は−30℃で約0.8Vであり、130℃で約0.4Vである。コンデンサC1が無い場合には、抵抗R2は次のように設計されなければならない。すなわち、抵抗R2を通って流れる電流が、第2のトランジスタT2の最大閾値の場合にもここで充分に大きい電圧降下を形成するように設計されなければならない。このために抵抗R2は相応に高抵抗でなければならない。しかし閾値が低い場合には、この第2のトランジスタT2は、抵抗R2が大きい場合には、僅かにのみスイッチオンされる。これによって回路全体が妨害されやすくなる。
コンデンサC1の充電時間は抵抗R3を介して次のように設定されている。すなわち、コンデンサC1が、MOS電界効果トランジスタT4の制御入力側が充分に充電される時間の間に充電されるように設定されている。他方ではコンデンサC1の充電時間と、第2のトランジスタT2の空乏時間との総計は、MOS電界効果トランジスタT4の最短スイッチオン持続時間よりも短い。従ってMOS電界効果トランジスタT4のスイッチオフ時に、演算増幅器の出力側には、第2のトランジスタT2を通って流れる電流は印加されない。
図2は、第1の示された回路の変形された回路図を示している。図1に示された回路は僅かに修正されているだけであり、幾つかの構成素子が付加されている。ここで図1に示された回路において同じ機能を有する構成素子には、同じ参照番号が付与されている。
図1と異なるのは、コンデンサC1と抵抗R2に対して並列に、さらなるトランジスタT3が接続されているということである。ここでこのトランジスタのエミッタは正の供給電位に接続されており、そのコレクタはコンデンサC1と抵抗R3との間の接続ノードV5に接続されている。トランジスタT3のベースは、コンデンサC2と抵抗R5から成る直列回路を介して、電圧制御型トランジスタT4の制御入力側と接続されている。コンデンサC2に対して並列に抵抗6が配置されており、トランジスタT3のベース−エミッタパスに対して並列にダイオードD3が配置されている。
電圧制御型トランジスタT4のスイッチオフ時に、ひいては、第1のトランジスタT1のエミッタおよびベースでの電位の迅速な低下時に、第1のトランジスタT1のコレクタ電圧も低下する。この電位低下は、抵抗R3およびコンデンサC1を介して、第2のトランジスタT2を不所望にスイッチオンさせてしまう。トランジスタT3はこれを阻止する。このためにトランジスタT3のベースは容量的に、電圧制御型トランジスタT4の制御入力側と接続される。接続ノードV3で電位が降下すると、トランジスタT3がコンデンサC2を介してスイッチオンされる。この場合には抵抗R2を介して、第2のトランジスタT2をスイッチオンさせるのに充分な電圧は形成されない。
接続ノードV3で、すなわち電圧制御型トランジスタT4の制御入力側で、電位が上昇すると、トランジスタT3がスイッチオフされる。トランジスタT3のベース−エミッタパスに対して並列に接続されたダイオードD3を介して、コンデンサC2が放電される。さらにダイオードD3は、トランジスタT3のベース−エミッタ電圧が電圧制御型トランジスタT4のスイッチオン時に、トランジスタT3のベース−エミッタダイオードの降伏電圧を超えるのを阻止する。
コンデンサC2に対して並列に、抵抗R6が接続される。この抵抗によって、障害に対する耐性がさらに改善される。抵抗R6を介して、トランジスタT3がスイッチオンされた状態に保たれる。これは電圧制御型トランジスタT4のゲート容量が放電されるまで続く。
図3は、図1ないし図2に示された回路の変形された回路図を示している。図3に示された回路はここでは僅かに修正されている。図1ないし図2に示された回路において同じ機能を有する構成素子には同じ参照番号が付与されている。
図1および図2との違いは、ここには、電圧制御型トランジスタT4のゲート容量を放電させるダイオードD1が無いことである。その代わりに、トランジスタT5のエミッタ−コレクタパスが、電圧制御型トランジスタT4の制御入力側と、負の供給電位との間に接続されている。トランジスタT5のべースは、演算増幅器OPの出力側と接続されている。
電圧制御型トランジスタT4のスイッチオフ時に、演算増幅器OPの出力側は自身の低抵抗の状態をとる。この状態によって、トランジスタT1がスイッチオフされる。しかしトランジスタT5はスイッチオンされる。電圧制御型トランジスタT4のゲート容量はここで実質的に、トランジスタT5のエミッタ−コレクタパスを介して放電される。可能な最大放電電流はここで、演算増幅器OPの出力側の電流負荷能力と、トランジスタT5の電流増幅との積に相当する。
第1の実施例としての、本発明による回路の回路図 第2の実施例としての、図1に示された回路の変形された回路図 第3の実施例としての、図1に示された回路の別の変形された回路図

Claims (12)

  1. 電圧制御型トランジスタ(T4)を有している回路であって、当該回路は:
    ・第1(+)および第2(−)の供給電位(+,−)と、
    ・第1(T1)および第2のトランジスタ(T2)と、
    ・インピーダンス(R4)を有しており、
    ここで、
    ・前記第1のトランジスタ(T1)のスイッチングパスとインピーダンス(R4)の直列回路(R4,T1)が、前記第1の供給電位(+)と前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側との間に接続されており、前記インピーダンス(R4)は前記第1の供給電位(+)の方を向いて接続されており、
    ・前記第1の供給電位(+)は前記第2のトランジスタ(T2)のスイッチングパスを介して前記第1のトランジスタ(T1)の制御入力側と接続されており、
    ・前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側は、前記インピーダンス(R4)と前記第1のトランジスタ(T1)のスイッチングパスとの間にある接続ノード(V1)に、コンデンサ(C1)および抵抗(R3)を介して接続されており、当該接続ノード(V1)での電位変化が前記第2のトランジスタ(T2)をスイッチングし、
    前記回路は次のように構成されており、すなわち:
    ・制御信号を介して仲介された前記第1のトランジスタ(T1)のスイッチオンによって、第1の電流が前記直列回路(R4,T1)を流れ、前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側を第1の向きで充放電させ始め、
    ・前記直列回路(R4,T1)を流れる第1の電流によって前記接続ノード(V1)で電位低下が生じ、
    ・当該電位低下によって前記第2のトランジスタ(T2)がスイッチオンされ、従って第2の電流が前記第2のトランジスタ(T2)のスイッチングパスを通って前記第1のトランジスタ(T1)の制御入力側へ流れ、当該第2の電流は第1の電流を増幅し、
    ・前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側の充放電が増大することによって、前記接続ノード(V1)で電位上昇が生じ、
    ・当該電位上昇によって前記第2のトランジスタ(T2)がスイッチオフされ、
    ・前記接続ノード(V1)と前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側との間に接続されたコンデンサ(C1)は前記電位低下によって、当該第1のコンデンサ(C1)と直列接続されている抵抗(R3)を介して充放電され、これによって前記電位上昇による前記第2のトランジスタ(T2)のスイッチオフがサポートされ、
    ・前記第1のトランジスタ(T1)はスイッチオンされた状態に保持され、前記電圧制御型トランジスタ(T4)は自身の新たなスイッチング状態に保持される、
    ことを特徴とする、電圧制御型トランジスタを有している回路。
  2. 前記第1のコンデンサ(C1)と直列接続された抵抗(R3)は、前記第1のコンデンサ(C1)の充電時間が、前記電圧制御型トランジスタ(T4)が自身の新たなスイッチング状態に留まっている最短持続時間よりも短いように構成されている、請求項記載の回路。
  3. 前記第1のトランジスタ(T1)が演算増幅器(OP)のオープン−コレクタ出力側およびプルアップ抵抗(R1)を介してスイッチオンされるように構成されている、請求項1または2記載の回路。
  4. 第3のトランジスタ(T3)を有しており、当該第3のトランジスタの制御入力側は容量的に前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側と接続されており、前記第3のトランジスタのスイッチングパスは直列に、前記第1の供給電位(+)と前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側との間にあり、前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側で前記第2の供給電位(−)の方向へ第1の電位がシフトした時に、前記第3のトランジスタ(T3)は自身の制御入力側を介してスイッチオンされ、前記第2のトランジスタ(T2)のスイッチオンが阻止される、請求項1からまでのいずれか1項記載の回路。
  5. 前記第1のコンデンサ(C1)は、前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側の方を向いて接続されており、前記第1のコンデンサ(C1)に対して直列接続されている抵抗(R3)は、前記インピーダンス(R4)と前記第1のトランジスタ(T1)のスイッチングパスとの間の前記接続ノード(V1)の方を向いて接続されており、前記第3のトランジスタ(T3)のスイッチングパスは、前記第1の供給電位(+)と、前記第1のコンデンサ(C1)と前記抵抗(R3)との間のノード(V5)との間に接続されている、請求項記載の回路。
  6. 前記第3のトランジスタ(T3)の制御入力側は、第2のコンデンサ(C2)を介して、電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側と接続されており、抵抗(R6)が当該第2のコンデンサ(C2)に対して並列に、障害耐性を高めるために接続されている、請求項または記載の回路。
  7. 第1のダイオード(D3)が、前記第2のコンデンサ(C2)を放電させるために、前記第3のトランジスタ(T3)の制御入力側と第1の供給電位(+)との間に接続されている、請求項記載の回路。
  8. 第4のトランジスタ(T5)を有しており、当該第4のトランジスタのスイッチングパスは、前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側と、前記第2の供給電位(−)との間に接続されており、ここで前記第4のトランジスタ(T5)の制御入力側は前記演算増幅器(OP)のオープン−コレクタ出力側と接続されており、前記オープン−コレクタ出力側は前記第4のトランジスタ(T5)をスイッチオンし、これによって前記第4のトランジスタ(T5)のスイッチングパスを介して、前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側が、留まっている第2の向きで充放電される、請求項3に従属する、請求項4から7までのいずれか1項記載の回路。
  9. 第2のダイオード(D2)が、前記第1のコンデンサ(C1)を放電させるために、前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側と第1の供給電位(+)との間に接続されている、請求項1から8までのいずれか1項記載の回路。
  10. 抵抗(R2)が、前記第1の供給電位と、前記第2のトランジスタ(T2)の制御入力側との間に接続されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の回路。
  11. 前記第1のトランジスタ(T1)、前記第2のトランジスタ(T2)、前記第3のトランジスタ(T3)および前記第4のトランジスタ(T5)から成るグループからの少なくとも1つのトランジスタはバイポーラトランジスタである、請求項8記載の回路。
  12. 第3のダイオード(D1)を有しており、当該第3のダイオード(D1)が前記電圧制御型トランジスタ(T4)の制御入力側と前記第2の供給電位との間で、スイッチングパスを介してスイッチングされ、これによって当該制御入力側が、留まっている第2の向きで充放電されるように前記回路が構成されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の回路。
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