JP2015106042A - カメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラ - Google Patents

カメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】羽根へのチャージ中は幕を露光作動終了状態に保持し露光作動開始前に羽根を戻す機構を備え、露光作動開始位置に戻る羽根の戻り走行完了時の衝撃による羽根のバウンドの収束時間を短縮して次の撮影可能となる時間を短縮し連写速度を向上させるカメラ用フォーカルプレンシャッタの提供。
【解決手段】セット部材14のセット作動時には係止部材15に係止されていて、羽根の露光作動開始前に係止部材による係止が解かれて羽根を露光作動開始位置に戻り走行させる第1駆動部材11と、セット部材のセット作動によってセット方向に回転させられ露光作動時には第1駆動部材を露光方向に回転させ羽根に露光作動させる第2駆動部材12とを備えたフォーカルプレンシャッタにおいて、羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドを抑止する係止部16cを有するバウンド抑止部材16を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、ノーマリーオープン方式のシャッタ及び先幕電子シャッタにおいて、羽根チャージ時におけるセンサへの露光防止のために、羽根チャージ中は幕を閉じておく機構を備えたカメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラに関する。
最近では、フォーカルプレンシャッタを備えたデジタルカメラの場合にも、レンズシャッタを備えたデジタルカメラの場合と同様に、液晶表示装置などを用いた電子ファインダを備えることが要求されるようになってきて、かつてのように、光学ファインダだけを備えているものは少なくなり、光学ファインダと電子ファインダの両方を備えたカメラや、電子ファインダだけを備えたカメラが多くなっている。そして、電子ファインダを採用する場合には、電子ファインダ用の撮像素子、撮影用の撮像素子の両方の機能を一つの撮像素子で兼用させるようにするのが一般的となっている。
そのような二つの機能を一つの撮像素子で兼用させる場合には、セット作動時においては、後羽根の方は、露光開口を閉じた状態から開いた状態に作動させるが、先羽根の方は、露光開口を開いた状態から閉じた状態には作動させない、いわゆるノーマリーオープン方式、あるいは、撮影に際してレリーズボタンが押されると、先羽根を作動させず、電子制御回路が撮像素子を制御することによって撮影が開始され、後羽根が露光開口を閉鎖することによって撮影を終了する、先羽根の代わりに電子シャッタを用いた方式の撮影モードで撮影する必要がある。
ところで、特許文献1に記載のような従来のデジタルカメラは、露光作動が終了した後、後羽根が露光開口を覆っている状態のとき、撮像素子から撮像情報を記憶装置に転送し、その転送が終わってからセット部材を回転させてセット作動が行われ、後羽根に開き作動を行わせることによって露光開口を全開にするように構成されている。撮像素子から撮像情報を記憶装置に転送した後になってから、セット作動を開始させている理由は、周知のように、露光作動の終了後直ちにセット作動を開始させてしまうと、撮像情報の転送中に露光開口から入射した光が撮像素子に当たって、撮像情報が損なわれてしまうからである。
また、この種のフォーカルプレンシャッタにおけるセット作動は、セット部材が、カメラ本体側の部材に回転させられて行われるが、そのとき、セット部材は、羽根を駆動させるための部材を、上記した付勢力の大きな駆動ばねの付勢力に抗して、露光作動終了位置からセット位置まで回転させるように構成されているため、そのセット作動には、露光作動に要する時間などに比較して圧倒的に長い時間を必要とする。
このことから、この種のフォーカルプレンシャッタは、露光作動が終了してから次の撮影待機状態(セット完了状態)が得られるまでの時間については、セット作動に要する時間だけを考慮して決めればよいということにはならず、撮像情報の転送可能時間も確保する必要があって、その分だけ長くならざるを得ず、撮影終了後に直ちに次の撮影を行いたい場合や、連写モードでの撮影を行う場合などには、必ずしも好ましい構成とは言えなかった。
しかるに、この問題を解消することを目的としたカメラに使用されるフォーカルプレンシャッタには、例えば、本件出願人の提案による次の特許文献2に記載されるような、後羽根チャージ時における、センサへの露光防止のため、後羽根チャージ中は後幕を閉じておく機構を備えたフォーカルプレンシャッタがある。
特許文献2に記載のフォーカルプレンシャッタは、後羽根用駆動手段を、後羽根用セットばねの付勢力で回転したときには後羽根に露光開口を開かせる後羽根用第1駆動部材と、後羽根用駆動ばねの付勢力によって回転したときには後羽根用第1駆動部材を後羽根用セットばねの付勢力に抗して回転させ後羽根に露光開口を閉じさせる後羽根用第2駆動部材とで構成し、セット作動の開始時には係止部材によって後羽根用第1駆動部材の回転を係止して、後羽根用第2駆動部材だけを駆動ばねの付勢力に抗して回転させ、セット作動の最終段階でその係止を解除することにより後羽根用セットばねの付勢力による後羽根用第1駆動部材の回転を可能にしている。
また、特許文献2に記載のフォーカルプレンシャッタは、係止部材が、露光作動終了直前に後羽根用第1駆動部材に当接させられることによって後羽根用第1駆動部材の回転を制動すると共に、露光作動終了時に後羽根用第1駆動部材がストッパに当接したときの衝撃で発生するバウンドを抑止している。
このため、特許文献2に記載のフォーカルプレンシャッタによれば、撮像素子から記憶装置への撮像情報の転送時間を考慮せずにセット作動を開始させることができ、次の撮影を従来よりも早く行え、従来よりもシャッタチャンスを逸することがなくなるという利点がある。また、それによって、連写を行う場合には、より細分化されたコマ写真が得られるという利点がある。
特開2004−61865号公報 特願2012−177765号公報
ところで、特許文献2に記載されているような後羽根チャージ中に後幕を閉じておく機構を備えたフォーカルプレンシャッタの場合、後羽根へのチャージ完了時に後羽根をセット位置に戻すが、後羽根の戻り走行終了時の衝撃により、後羽根にバウンドが発生する。そして、この後羽根のバウンドが収まらないと、露光作動を行ったときの羽根の動きが不安定になってしまうため、後羽根のバウンドが収束するまで露光作動を待つ必要がある。
このため、特許文献2に記載されているような、従来の後羽根チャージ中に後幕を閉じておく機構を備えたフォーカルプレンシャッタにおいては、この後羽根の戻り走行終了時の衝撃により生ずる後羽根のバウンドが収束するまでの時間が、次の撮影可能となるまでのタイムラグや、連写における高コマ速化の妨げとなっていた。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、羽根へのチャージ中は幕を露光作動終了時の状態に保持し、羽根へのチャージが完了してから露光作動開始前までの間に羽根を露光作動開始位置に戻す機構を備えたタイプのカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、露光作動開始位置に戻る羽根の戻り走行終了時の衝撃により生ずる羽根のバウンドの収束時間を短縮でき、次の撮影可能となるまでの時間を短縮し、特に連写速度の向上が可能なカメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラを提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタは、セット部材のセット作動時には係止部材の第1の係止部に係止されていて、羽根が露光作動を開始する前に前記係止部材の前記第1の係止部による係止が解かれてセットばねにより前記羽根を露光作動開始位置に戻り走行させる第1駆動部材と、前記セット部材のセット作動によってセット方向に回転させられ露光作動時には駆動ばねにより前記第1駆動部材を露光方向に回転させ前記羽根に露光作動させる第2駆動部材とを備えたカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、前記羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドを抑止する第2の係止部を有するバウンド抑止部材を備えたことを特徴としている。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記バウンド抑止部材は、さらに、前記第1駆動部材に摺接されながら押されうる第1の被押動部を有するとともに、バウンド抑止ばねにより前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられる力を与えられており、前記羽根が露光作動を開始する前に前記係止部材による前記第1駆動部材の係止が解かれたときに、前記第1のばねにより前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、前記羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了直前において、前記第1の被押動部が前記第1駆動部材に摺接されながら押され、前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記第1駆動部材の回転を制動するのが好ましい。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいては、前記係止部材は、前記バウンド抑止部材を押す第1の押動部と、前記バウンド抑止部材を、前記第1の押動部を介して前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させる係止ばねを有し、前記羽根が露光作動を開始する前に前記係止ばねの付勢力に抗して回転させられて、前記第1の係止部による前記第1駆動部材の係止を解き、前記羽根が露光作動を行っている状態では、前記係止ばねにより前記第1の押動部を介して前記バウンド抑止部材を前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させ、前記バウンド部材は、第2の被押動部を有し、前記係止部材と同軸に設けられていて、前記係止部材が前記係止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記バウンド抑止ばねの付勢力によって前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、前記係止部材が前記係止ばねの付勢力により前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記第1の押動部に前記第2の被押動部が押され、前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道から外れるように回転させられるのが好ましい。
更に、本発明のデジタルカメラは、上記のような各カメラ用フォーカルプレンシャッタを備えることによって、次の撮影可能となるまでの時間を短縮でき、特に連写速度を向上させることが可能になる。
本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタによれば、例えば、羽根へのチャージ時におけるセンサへの露光防止のために、羽根へのチャージ中は後幕を閉じておく機構を備えたタイプのカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドとしての、羽根の露光開口からの退避作動時の衝撃により生ずるバウンドを抑止する第2の係止部を有するバウンド抑止部材により、羽根が露光作動を開始する前の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドとしての、羽根へのチャージ完了後にセット位置に戻る羽根の戻り走行完了時の衝撃により生ずる羽根のバウンドの収束時間を短縮でき、次の撮影可能となるまでの時間を短縮し、特に連写速度の向上が可能なカメラ用フォーカルプレンシャッタ、及びそれを備えたデジタルカメラが得られる。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、バウンド抑止部材を、さらに、第1駆動部材に摺接されながら押されうる第1の被押動部を有するとともに、バウンド抑止ばねにより第1の被押動部が第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられる力を与えられており、羽根が露光作動を開始する前に係止部材による第1駆動部材の係止が解かれたときに、第1のばねにより第1の被押動部が第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了直前において、第1の被押動部が第1駆動部材に摺接されながら押され、バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、第1駆動部材の回転を制動するようにすれば、羽根の露光作動開始位置への戻り方向走行時の第1駆動部材を制動して、羽根の戻り走行終了時のバウンドを弱めることができる。このため、バウンド抑止機構による羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドの抑止をより効果的なものとすることができ、羽根へのチャージ完了後に羽根の露光作動開始位置に戻る羽根の戻り走行終了時の衝撃により生ずる羽根のバウンドの収束時間をより一層短縮できる。
また、本発明のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、係止部材を、バウンド抑止部材を押す第1の押動部と、バウンド抑止部材を、第1の押動部を介してバウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させる係止ばねを有し、羽根が露光作動を開始する前に係止ばねの付勢力に抗して回転させられて、第1の係止部による第1駆動部材の係止を解き、羽根が露光作動を行っている状態では、係止ばねにより第1の押動部を介してバウンド抑止部材をバウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させるようにするとともに、バウンド抑止部材を、第2の被押動部を有し、係止部材と同軸に設け、係止部材が係止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、バウンド抑止ばねの付勢力によって第1の被押動部が第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、係止部材が係止ばねの付勢力によりバウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、第1の押動部に第2の被押動部が押され、第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道から外れるように回転させられるようにすれば、電磁石等のアクチュエータを設けることなく、バウンド抑止部材が係止部材との協働により、羽根を露光作動開始位置に戻す動作のときのみ、メカ的に羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンド抑止を行うことができるので、コストが抑えられ、しかも、電磁石等のアクチュエータの配置スペースが不要であるため省スペース化できる。
本発明の実施例にかかるカメラ用フォーカルプレンシャッタにおける、羽根のチャージ(セット作動)前の状態を示す平面図である。 図1における要部の構成部材を拡大して示した平面図である。 本実施例のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおける、要部構成を示す説明図で、(a)は係止部材を撮像素子側から見た平面図、(b)は係止部材を被写体側から見た平面図、(c)は(b)の係止部材を矢印F方向から見た側面図、(d)はバウンド抑止部材を撮像素子側から見た平面図、(e)はバウンド抑止部材を被写体側から見た平面図、(f)は(e)のバウンド抑止部材を矢印G方向から見た側面図である。 本実施例のカメラ用フォーカルプレンシャッタにおける、セット部材の構成を示す説明図で、(a)はセット部材を撮像素子側から見た平面図、(b)はセット部材を被写体側から見た平面図、(c)はセット部材を(b)の矢印H方向から見た側面図である。 図1の状態から羽根のセット作動を開始し、第2駆動部材がセット方向に移動する一方、第1駆動部材が係止部材の第1の係止部に係止され、羽根が露光開口を覆う状態が維持されている状態を示す平面図である。 図5の状態よりも羽根のセット作動が進んで、セット部材がセット位置に到達し、第1駆動部材が係止部材の第1の係止部による係止を解除されて、羽根がセット位置への戻り走行を開始して露光開口を開き始めるとともに、バウンド抑止部材が第1駆動部材の走行軌道内に移動した状態を示す平面図である。 図6の状態よりもさらに羽根のセット作動が進んで、羽根がセット位置に到達する直前で第1駆動部材がバウンド抑止部材に摺接しながら押すことによって制動される状態を示す平面図である。 図7の状態から羽根がセット位置に到達し、第1駆動部材がバウンド抑止部材の第2の係止部に係止された状態を示す平面図である。 図8の状態からセット部材が初期位置に復帰し、第1駆動部材がバウンド抑止部材の第2の係止部による係止を解除されていて、羽根が露光作動を開始する直前の状態を示す平面図である。 図9の状態から羽根が露光作動し、第1駆動部材が露光走行終了位置に到達する直前に係止部材を摺接しながら押すことによって制動される状態を示す平面図である。
本発明の実施の形態を、図示した実施例によって説明する。これらの実施例は、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタの構成に本発明を適用したものであるが、本発明は、係止タイプとして構成したものにも適用することが可能である。
先ず、主に、図1〜図4を用いて、本発明の実施例の構成を説明するが、図1は、ノーマリーオープン方式又は撮像素子の電子シャッタを用いた方式での露光作動終了直後であって羽根のチャージ(セット作動)前の状態を示した平面図であり、図2は図1における要部の構成部材を拡大して示した平面図、図3、図4は本実施例における要部構成をなす係止部材、バウンド抑止部材、セット部材の構成を示す説明図である。尚、本実施例の説明においては、本実施例のフォーカルプレンシャッタをカメラに組み込んだとき、図1の表面側(手前側)が被写体側(撮影レンズ側)であり、図1の背面側が撮像素子側であることを前提にして説明する。しかしながら、周知のように、デジタルカメラの場合には、図1の表面側を撮像素子側にし、図1の背面側を被写体側にすることもある。また、本発明の実施例の説明においては、先幕を電子シャッタとし、後幕のみを駆動部材を介して開閉する構成を用いることとする。
図1において、シャッタ地板1の略右寄り中央部には、長方形を横長にした露光用の開口部1aが形成されている。また、周知のように、シャッタ地板1の背面側には、所定の間隔を空けて、補助地板3が取り付けられており、シャッタ地板1と補助地板3との間に羽根室を構成している。そして、補助地板3にも、開口部1aの形状や大きさが略同様の開口部3aが形成されている。そして、被写体光を通過させるためのシャッタユニットとしての露光開口の形状は、それらの開口部1a,3aで形成されることもあるが、本実施例においては、開口部1aの形状だけで露光開口の形状が決められている。
尚、本実施例のシャッタ地板1は合成樹脂製である。また、図1は、補助地板3の一部が見えるようにするために、シャッタ地板1の開口部1aに隣接する一部の領域を故意に破断して示している。更に、図1においては、補助地板3の外形形状が破線で示されているが、このことは、図5〜図10の場合も同じである。なお、図1、図5〜図10では、便宜上、開口部1aの右側部分を省略して示してある。
シャッタ地板1には、開口部1aの左側の領域に、円弧状の長孔1bが形成されている。また、補助地板3は、薄い板部材であって、長孔1bを形成している領域と重なるため、実際には、長孔1bと重なるところに、略同じ形状をした図示していない長孔が形成されている。
シャッタ地板1の表面側、即ち被写体側には、軸1d,1e,1fが立設されている。それらのうち、軸1fは、他の軸1d,1eよりも短い。また、シャッタ地板1の背面側、即ち撮像素子側には、軸1g,1hが立設されている。それらのうち、軸1gは、上記の軸1dと同心上に立設されている。また、シャッタ地板1の表面側には、ストッパ部31が設けられている。
シャッタ地板1の表面側には、実際には、このほかにも、複数の柱が立設されており、それらの先端には、例えば、特開2007−298544号にも記載されているような支持板とプリント配線板とが、支持板をシャッタ地板1側にして取り付けられており、その支持板のシャッタ地板1側には、略U字形をしていて二つの脚部の先端を磁極部とした鉄芯部材と、コイルを巻回していて鉄芯部材の一方の脚部に嵌装されたボビンとで構成されている、電磁石が取り付けられている。しかしながら、それらの電磁石の構成や支持板への取付け構成は周知であり、且つそれらの電磁石の構成の全てに符号を付けると、他の構成部材が分かりにくくなってしまうため、図1のほか図5〜図10において電磁石については鉄芯部材だけに符号6を付してある。
シャッタ地板1の表面側に立設されている上記の軸1dには、駆動機構を構成していて、いずれも合成樹脂製である、第1駆動部材11と第2駆動部材12とが、第1駆動部材11の方をシャッタ地板1側にして、個々に回転可能に取り付けられている。
先ず、第1駆動部材11は、第1の被係止部11aと、被押動部11bと、駆動ピン11cと、押動部11dと、第2の被係止部11eを有している。被押動部11bと駆動ピン11cは、表面側と背面側とで重なるように形成されており、背面側に形成されている駆動ピン11cは、シャッタ地板1の上記の長孔1bに挿入されている。そして、この駆動ピン11cは、根元側の部位の断面が円形をしている。また、先端側の部位の断面は砲弾形をしていて、後述のように羽根室内で羽根に連結されており、その最先端部を、補助地板3に形成されていて長孔1bと略同じ形状をした図示していない長孔に挿入している。尚、駆動ピン11cの根元側の部位の断面はD形であってもよい。また、駆動ピン11cの先端側の部位の断面形状は小判形であってもよい。また、押動部11dは、第1駆動部材11の先端面に形成され、第1の被係止部11aと第2の被係止部11eは、第1駆動部材11の先端の両側面に形成されている。
他方、第2駆動部材12は、被写体側に部厚く形成した取付部12aと、取付部12aのシャッタ地板1側に形成した押動部12bと、被写体側に形成した被押動部12cを有している。そして、周知のように、この第2駆動部材12は、図示していない駆動ばねの付勢力によって時計方向(図1における軸1dを中心とした矢印A方向)へ回転するように付勢されているが、押動部12bは、その回転時に、上記の第1駆動部材11の被押動部11bを押す部位である。
第2駆動部材12の取付部12aには、その内部に、鉄片部材13と図示していない圧縮ばねとが収容されている。そして、鉄片部材13は、軸部13aの一端に円盤状をした頭部13bを有していて、他端には鉄片部13cを取り付けている。また、この鉄片部材13は、取付部12a内で軸部13aに嵌装されている上記の図示していない圧縮ばねによって、鉄片部13cを取付部12a内から突き出すように付勢されている。図1では、鉄片部13cが取付部12a内から突き出し、頭部13bが取付部12aの縁に接触している状態が維持されている。
シャッタ地板1の表面側に立設されている上記の軸1eには、合成樹脂製のセット部材14が回転可能に取り付けられている。このセット部材14は、図示していないカメラ本体側の部材によって押される被押動部14aと、第2駆動部材12の被押動部12cを押す押動部14bとを有している。また、セット部材14のシャッタ地板1側の面には、軸1eを覆う略全領域に肉厚部が形成されるとともに、肉厚部の一部に軸1eを中心とする円周に沿って薄肉部が形成されており、その薄肉部の一端部との境界の肉厚部が、後述する係止部材15の被押動部15bを押す押動部14cとなっている(図4(a)〜(c)参照)。
そして、このセット部材14は、図示していない復帰ばねによって反時計方向(図1における軸1eを中心とした矢印B方向)へ回転するように付勢されているが、図1は、そのような復帰ばねの付勢力によって反時計方向(図1における軸1eを中心とした矢印B方向)へ回転しシャッタ地板1に設けられた図示されていないストッパ部に当接して、停止させられている状態を示したものである。
以下、セット部材14については、この位置を初期位置ということにする。
シャッタ地板1の表面側に立設されている上記の軸1fには、合成樹脂製の係止部材15と、合成樹脂製のバウンド抑止部材16が回転可能に取り付けられている。係止部材15は、第1の係止部15aと、被押動部15bと、第1の押動部15cと、被押動部15dと、当接部15eを有していて、図示していない係止ばねによって時計方向(図1における軸1fを中心とした矢印C方向)へ回転するように付勢されている。
第1の係止部15aは、第1駆動部材11の走行軌道内における露光作動方向(図1における時計方向)への回転の終了位置近傍(図1に示す長孔1bの下方端部1b2の近傍)に位置するときに、第1駆動部材11の第1の被係止部11aを係止することによって、第1駆動部材11のセット方向(図1における反時計方向)への回転を抑止するように形成されている。また、第1の係止部15aは、第1駆動部材11の走行軌道内における露光方向への回転の終了位置近傍に位置するときに、露光方向への走行終了時における長孔1bの下方端部1b2に第1駆動部材11の駆動ピン11cが当接するときの衝撃により生じる第1駆動部材11のバウンドを抑止する機能も備えている。
被押動部15bは、セット部材14の押動部14cに押されるように形成されている。
第1の押動部15cは、図3(a)〜(c)に分かり易く示されており、後述するバウンド抑止部材16の第2の被押動部16bを押すことができるように形成されている。
被押動部15dは、第1駆動部材11の走行軌道内における露光方向への回転の終了位置近傍に位置するときに、露光方向に走行する第1駆動部材11の第2の被係止部11eに摺接されながら押されうるように形成されている。
当接部15eは、図3(a)〜(c)に分かり易く示されており、ストッパ部31と当接することによって、係止部材15の時計方向への回転を停止させるように形成されている。
バウンド抑止部材16は、第1の被押動部16aと、第2の被押動部16bと、第2の係止部16cを有していて、図示していないバウンド抑止ばねによって反時計方向(図1における軸1fを中心とした矢印D方向)へ回転するように付勢されている。
第1の被押動部16aは、第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に位置するときに、セット方向に走行する第1駆動部材11の押動部11dに摺接されながら押されうるように形成されている。
第2の被押動部16bは、図3(d)及び図3(e)に分かり易く示されており、係止部材15の第1の押動部15cに押されうるように形成されている。
第2の係止部16cは、第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に位置するときに、第1駆動部材11の第2の被係止部11eを係止することによって、セット方向への走行終了時における長孔1bの上方端部1b1に第1駆動部材11の駆動ピン11cが当接するときの衝撃により生じる羽根のバウンドを抑止するように形成されている。
なお、係止部材15を時計方向へ回転するように付勢する係止ばねの方が、バウンド抑止部材16を反時計方向へ回転するように付勢するバウンド抑止ばねよりも強い力を有している。図1は、セット部材14が初期位置に位置し、被押動部15bが押動部14cに押されない状態にあり、係止部材15が時計方向に回転し、押動部15cが被押動部16bに当接しながら、バウンド抑止部材16を、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道外に位置するように押し出すとともに、当接部15eがシャッタ地板1に設けられたストッパ部31に当接することによって停止させられ、被押動部15d及び第1の係止部15aが第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に位置している状態を示したものである。
次に、シャッタ地板1の背面側の構成を説明する。
シャッタ地板1と補助地板3との間に配置されている羽根は、シャッタ地板1の上記の軸1gに対して一端を回転可能に取り付けられたアーム17と、シャッタ地板1の上記の軸1hに対して一端を回転可能に取り付けられたアーム18と、それらの自由端である他端部に向けて順に枢支された3枚の羽根19,20,21とで構成されており、羽根21がスリット形成羽根となっている。そして、周知のように、第1駆動部材11の駆動ピン11cの先端部は、アーム17に形成された図示していない長孔に嵌合している。
また、シャッタ地板1の軸1hには、図示していないねじりコイルばねであるセットばねが嵌装されていて、その一端をシャッタ地板1の図示していないばね掛け部に掛け、他端をアーム18の孔(符号なし)に掛けて、アーム18を反時計方向(図1における軸1hを中心とした矢印E方向)へ回転させるように付勢している。そのため、このセットばねは、羽根を介して間接的に第1駆動部材11を反時計方向へ回転させるように付勢しているが、その付勢力は、第2駆動部材12に掛けられている上記の図示していない駆動ばねの付勢力よりも弱くなっている。そして、このセットばねの場合、周知の羽根のガタ寄せばね(スリット形成羽根の露光作動開始位置での姿勢を一定にするためにアーム18に掛けられるばね)の役目を兼用させているが、第1駆動部材11に直接掛けるように構成しても差し支えない。なお、便宜上、矢印A〜Eは図1にのみ示してある。
次に、上記の構成説明に用いた図1と、図5〜図10とを用いて本実施例の作動を説明する。
図1は、既に説明したように、露光作動終了直後であって羽根のチャージ(セット作動)前の状態を示したものである。このとき、第2駆動部材12は、図示していない周知の駆動ばねにより、その押動部12bが、図示していないセットばねの付勢力に抗して第1駆動部材11の被押動部11bを押し、第1駆動部材11を時計方向へ回転させるように付勢されているが、第1駆動部材11の駆動ピン11cが長孔1bの下方端部1b2に当接しているため、この停止状態が維持されている。そして、このとき、3枚の羽根19,20,21は、展開状態になって開口部1aを覆っている。また、係止部材15は、上述したように、図示していない係止ばねの付勢力により、時計方向に回転し、バウンド抑止部材16を、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道外に位置するように押し出すとともに、当接部15eがシャッタ地板1に設けられたストッパ部31に当接することによって停止させられ、被押動部15d及び第1の係止部15aが第1駆動部材11の走行軌道内における露光作動方向への回転の終了位置近傍に位置しており、第1駆動部材11が反時計方向へ回転しようとすると、第1の係止部15aが第1の被係止部11aを係止することによって、その回転を抑止し得るようになっている。
また、このとき、セット部材14は初期位置にあり、一方の押動部14bは、第2駆動部材12の被押動部12cから離れており、他方の押動部14cは、係止部材15の被押動部15bから離れている。
撮影に際して羽根による露光作動が終了し、このような図1に示された状態になると、直ちに撮像情報が撮像素子から情報処理回路を介して記憶装置に転送されるが、カメラに備えられている制御回路には、そのための転送可能時間が予め設定されている。
本実施例のフォーカルプレンシャッタは、ノーマリーオープン方式や先幕電子シャッタ方式での撮影時において、撮像情報転送可能時間中にセット部材14に羽根のセット作動を開始させても、羽根は開口部1aを覆ったままであって撮像素子には光が当たらないようにし、撮像情報転送可能時間の経過後であって、セット部材14のセット作動が終了する直前になってから羽根に開き作動を行わせ、開口部1aを全開状態にさせるようにしている。そのため、撮影に際してカメラのレリーズボタンを押してから、撮影が終了し、次の撮影待機状態が得られるまでの一連の撮影サイクルが、かなり短くなって、次の撮影が早く行える。
加えて、従来は、羽根へのチャージ完了後にセット位置に戻る羽根の戻り走行完了時の衝撃により羽根にバウンドが発生し、この羽根のバウンドが収まらないと、露光作動を行ったときの羽根の動きが不安定になってしまうため、羽根のバウンドが収束するまで露光作動を待つ必要があったが、本実施例のフォーカルプレンシャッタにおいては、羽根の露光開口からの退避作動時の衝撃により生ずる羽根のバウンドを抑止する第2の係止部16cを有するバウンド抑止部材16を備えたことにより、羽根へのチャージ完了後にセット位置に戻る羽根の戻り完了時の衝撃により生ずる羽根のバウンドの収束時間を短縮でき、その結果、連写速度を向上させることができる。
そこで、以下においては、本実施例のフォーカルプレンシャッタがそのような作動を好適に行えることを、具体的に説明する。
なお、ノーマリーオープン方式の撮影モードと撮像素子の電子シャッタを用いて電子シャッタと羽根とで露光作動を行う撮影モードにおける羽根の作動は同様にして行われる。
そのため、本発明における羽根の作動に関しては、上記実施例の撮像素子の電子シャッタと羽根とで露光作動を行う構成に基づいて説明することにする。
本実施例のフォーカルプレンシャッタにおける電子シャッタを用いた方式の撮影は、電子ファインダを用いて撮影する場合であるので、図示していない可動ミラーを備えたカメラの場合には可動ミラーがアップ状態になっている。この状態は、ノーマリーオープン方式で撮影する構成のフォーカルプレンシャッタにおいても同様である。
図1に示された露光作動終了直後の状態から、直ちに、羽根へのセット作動が開始されるが、羽根へのセット作動は、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材14の被押動部14aを押し、図示していない復帰ばねの付勢力に抗してセット部材14を時計方向へ回転させることによって行なわれる。
羽根へのセット作動が開始されると、セット部材14の押動部14bが第2駆動部材12の被押動部12cを押し、第2駆動部材12を図示していない駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させ始める。このとき、第1駆動部材11には、図示していないセットばねにより、羽根を介して反時計方向へ回転する力が与えられているが、係止部材15の第1の係止部15aが第1駆動部材11の第1の被係止部11aを係止することによって、反時計方向への回転を抑止させられる。そのときの状態が、図5に示されている。
図5の状態が得られた後も、セット部材14は時計方向への回転を続けるので、第2駆動部材12は、被押動部12cが押動部14bに押され、図示していない駆動ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させられるが、第1駆動部材11は、係止部材15の第1の係止部15aに第1の被係止部11aを係止されているので、図示していないセットばねの付勢力により反時計方向へ回転させることができない。そのため、3枚の羽根19〜21は、開口部1aを覆ったままの状態で、第2駆動部材12だけが反時計方向へ回転を続けることになる。
その後、第2駆動部材12に取り付けられている鉄片部材13の鉄片部13cが、電磁石の鉄芯部材6の磁極部に接触するが、このころには既に、上記した記憶装置への撮像情報の転送は終わっている。また、鉄片部材13の鉄片部13cが鉄芯部材6の磁極部に接触するころには、セット部材14の押動部14cが係止部材15の被押動部15bを押し、係止部材15を図示していない係止ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させ、第1の係止部15a及び被押動部15dを第1駆動部材11の走行軌道外に退かせて第1の係止部15aによる第1駆動部材11の第1の被係止部11aへの係止を解く。
セット部材14は、その後も僅かに回転したところで停止させられる。また、第1駆動部材11は、係止部材15の第1の係止部15aによる第1の被係止部11aへの係止を解かれると、図示していないセットばねの付勢力によって反時計方向へ回転を開始する。そして、3枚の羽根19〜21は、隣接する羽根同士の重なりを大きくしつつ上方へ移動し、開口部1aを開いていく。また、係止部材15が反時計方向に回転させられるのに追従して、バウンド抑止部材16は、図示していないバウンド抑止ばねによって反時計方向に回転し、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に位置し、セット部材14が停止したときに係止部材15とともに停止させられる。図6は、そのようにして、セット部材14がセット位置に到達し、3枚の羽根19〜21が開口部1aを開いている途中であって、バウンド抑止部材16の第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に移動した状態を示したものである。
第1駆動部材11は、図6の状態からさらに反時計方向へ回転し、セット方向への回転の終了位置近傍に達したとき、押動部11dがバウンド抑止部材16の第1の被押動部16aに摺接し、さらに、反時計方向への回転を続ける。このとき、バウンド抑止部材16の第1の被押動部16aが第1駆動部材11の押動部11dに摺接されながら押されて、バウンド抑止部材16が図示していないバウンド抑止ばねの付勢力に抗して時計方向に回転させられることによって、第1駆動部材11の反時計方向の回転を制動する。また、第1駆動部材11がセット方向への回転の終了位置近傍に達したときには、3枚の羽根19〜21は、隣接する羽根同士の重なりをさらに大きくして上方へ移動しており、露光開口からの退避作動が終了する直前の状態にある。図7はこのときの状態を示したものである。
バウンド抑止部材16の第1の被押動部16aによって制動された第1駆動部材11は、図7の状態からさらに反時計方向へ回転し、駆動ピン11cが長孔1bの上方端部1b1に当接するとともに、被押動部11bが第2駆動部材12の押動部12bに当接する。このとき、第1駆動部材11の押動部11dによるバウンド抑止部材16の第2の被押動部16aへの摺接が解除され、バウンド抑止部材16は、図示していないバウンド抑止ばねにより再び反時計方向に回転させられ、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に復帰し、第2の被押動部16bが係止部材15の第1の押動部15cに当接して停止させられる。このとき、バウンド抑止部材16の第1の係止部16cが、第1駆動部材11の第2の被係止部11eを係止しうるようになる。これにより、第1駆動部材11は、走行軌道端部のストッパである長孔1bの上方端部1b1(及び第2駆動部材12の押動部12b)に当接したときの衝撃によるバウンドを抑止される。図8は、このようにして、第1駆動部材11が、バウンド抑止部材16の第2の係止部16cにより、走行軌道端部のストッパに当接したときの衝撃によるバウンドを抑止されるときの状態を示したものである。
このようにして、セット部材14が、セット位置で停止した状態で、第1駆動部材11の被押動部11bが第2駆動部材12の押動部12bに当接して停止したときに、3枚の羽根19〜21は露光開口からの退避作動を終了する。
このとき、開口部1aが全開になる。その状態がセット完了状態、即ち次の撮影の待機状態であり、セット部材14は、次の撮影が行われるまで、図示していない復帰ばねの付勢力に抗して、カメラ本体側の部材によってこの状態を維持させられている。従って、この状態においては、開口部1aが全開になっているので、カメラの電源をオフにしない限り、被写体像を、電子ファインダで観察することが可能となる。
尚、本実施例は、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタとして構成されているが、係止タイプのフォーカルプレンシャッタとして構成した場合にも、セット完了後には、セット部材14を直ちに初期位置へ復帰させず、本実施例の場合と同様に、セット位置に留めておく必要がある。何故ならば、以下の説明からも分かるように、セット部材14を初期位置へ復帰させてしまうと、3枚の羽根19〜21が作動を開始して開口部1aを覆ってしまうことになり、次の撮影に先立って電子ファインダによる被写体像の観察ができなくなってしまうからである。
次に、このようなセット完了状態において、次の撮影が行われる場合を説明する。電子ファインダで被写体像を観察しながら、カメラのレリーズボタンを押すと、実際の撮影(露光作動)を開始する前に、電磁石が励磁状態になり、鉄片部材13が鉄芯部材6の磁極部に吸着保持される。
次に、図示していないカメラ本体側の部材が、セット部材14の被押動部14aに対する押圧力を解くので、セット部材14は、図示していない復帰ばねの付勢力によって時計方向へ回転し、初期位置へ復帰させられていく。
その復帰作動の初期段階において、セット部材14は、押動部14bが第2駆動部材12の被押動部12cから離れていくので、第2駆動部材12は、図示していない駆動ばねの付勢力によって時計方向へ回転するが、鉄片部材13が鉄芯部材6に吸着保持されているため、僅かに回転したところで、それらの取付部12aが鉄片部材13の頭部13bに当接して、停止させられる。
このような第2駆動部材12の僅かな回転によって、第1駆動部材11も、その被押動部11bを第2駆動部材12の押動部12bに押され、図示していないセットばねの付勢力に抗して僅かに回転させられるので、3枚の羽根19〜21も僅かに下方へ移動させられるが、開口部1aを覆い始める前には停止させられる。第1駆動部材11,羽根,第2駆動部材12にとっては、このようにして得られた位置が、露光作動開始位置である。
また、セット部材14の押動部14bが、第2駆動部材12の被押動部12cから離れていくころと殆ど時期を同じくして、セット部材14の押動部14cが、係止部材15の被押動部15bから離れていく。これにより、被押動部15bが押動部14cに押されない状態となるため、係止部材15が時計方向に回転し、第1の押動部15cが第2の被押動部16bに当接しながら、バウンド抑止部材16を、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道外に位置するように押し出す。このため、以後の露光作動時において、バウンド抑止部材16は、3枚の羽根19〜21が露光開口1aを覆う方向へ走行する際の第1駆動部材11の走行を妨げない。図9は、セット部材14が初期位置に復帰し、羽根が露光作動を開始する直前の状態を示したものである。なお、係止部材15は、被押動部15d及び第1の係止部15aが第1駆動部材11の走行軌道内におけるセット方向への回転の終了位置近傍に位置したときに、当接部15eがシャッタ地板1に設けられたストッパピン31に当接して時計方向への回転を停止する。
セット部材14が初期位置へ復帰後に、電子シャッタがONとなり、電子制御回路が撮像素子を制御することによって静止画像の撮影が開始される。そして、被写体の明るさに対応して決められた所定時間が経過すると、電磁石が消磁される。
電磁石が消磁すると、鉄片部材13に対する鉄芯部材6の吸引力が失われ、第2駆動部材12が、図示していない駆動ばねの付勢力によって時計方向へ急速に回転させられる。そのとき、第2駆動部材12は、押動部12bが第1駆動部材11の被押動部11bを押し、第1駆動部材11を、セットばねの付勢力に抗して時計方向へ回転させるため、3枚の羽根19〜21は、隣接する羽根同士の重なりを小さくしながら下方へ移動し、スリット形成羽根21の下端縁で開口部1aを閉じていく。このとき、バウンド抑止部材16は、係止部材15の時計方向への回転により、第1の押動部15cが第2の被押動部16bに当接しながら、第1の被押動部16a及び第2の係止部16cが第1駆動部材11の走行軌道外に位置するように押し出されているため、第1駆動部材11の時計方向への走行を妨げない。
第1駆動部材11は、露光方向への回転の終了位置近傍にまで回転したとき、第2の被係止部11eが係止部材15の被押動部15dに摺接し、さらに、時計方向への回転を続ける。このとき、係止部材15の被押動部15dが第1駆動部材11の第2の被係止部11eに摺接されながら押されて、係止部材15が図示していない係止ばねの付勢力に抗して反時計方向へ回転させられることによって、第1駆動部材11の時計方向の回転を制動する。このときの状態が図10に示されている。さらに、第1駆動部材11は、時計方向へ回転し、駆動ピン11cが長孔1bの下方端部1b2に当接する。このとき、第1駆動部材11の第2の被係止部11eによる係止部材15の被押動部15dへの摺接が解除される。このため、係止部材15は、図示していない係止ばねにより再び時計方向に回転させられ、被押動部15d及び第1の係止部15aが第1駆動部材11の走行軌道内における露光方向への回転の終了位置近傍に復帰し、当接部15eがシャッタ地板1に設けられたストッパピン31に当接することによって停止させられる。このとき、係止部材15の第1の係止部15aが、第1駆動部材11の第1の被係止部11aを係止しうるようになる。これにより、第1駆動部材11は、走行軌道端部のストッパである長孔1bの下方端部1b2に当接したときの衝撃によるバウンドを抑止される。第1駆動部材11のバウンドが静止したとき、露光作動が終了し、羽根用の二つの駆動部材11,12と羽根の作動が停止する。また、第1駆動部材11の駆動ピン11cの長孔1bの下方端部1b2に当接と殆ど時期を同じくして、電子シャッタがOFFとなる。
ところで、本実施例における係止部材15の本来の役目は、セット作動が開始されてから、撮像情報が撮像素子から転送され終わるまで、開口部1aを3枚の羽根19〜21によって覆っているようにするために、第1駆動部材11を係止していることである。そのため、本発明の係止部材は、本実施例のように構成せず、第1駆動部材11が上記のようにして停止し終わる直前には接触せず、停止し終わってから、例えばカメラ本体側の部材によって、第1駆動部材11の時計方向への回転を係止し得るようにしてもよいわけである。しかしながら、本実施例の場合には、専用の制動部材を備えなくてもよいようにするために、係止部材15が上記のように構成されていて、露光作動の最終段階において二つの駆動部材11,12の回転を制動する役目も有するようにしている。
また、露光作動の終了時には、第1駆動部材11の駆動ピン11cが長孔1bの下方端部1b2に当接したときの衝撃によって羽根がバウンドし、スリット形成羽根21の上端縁が一時的に開口部1aに進入して、撮像素子を再露光してしまうおそれがある。そのような場合、従来は、バウンドを抑える部材を単独で備えたり、制動部材と兼用させたりしていたが、本実施例の場合には、係止部材15の第1の係止部15aが第1駆動部材11の被係止部11aを係止するので、露光作動の終了時のバウンドを抑える部材を特別に備えなくてもよいようになっている。
以上のようにして、二つの駆動部材11,12と羽根の停止した状態が、図1に示されている露光作動の終了直後の状態であって、その後、撮像情報が、撮像素子から情報処理回路を介して記憶装置に転送されると、撮影が終了したことになるが、既に説明したように、本実施例の場合には、その転送中に、セット作動が行われることになる。そして、セット作動終了直前に行われる羽根のセット位置への戻り走行において、バウンド抑止部材16の第1の被押動部16aにより第1駆動部材11の回転が制動され、さらに第2の係止部16cにより第1駆動部材11がセット位置で係止されるため、セット位置に戻ったときの羽根のバウンドが抑えられ、羽根が静止するまでの時間が短くなる。その結果、本実施例のフォーカルプレンシャッタによれば、次の撮影を行えるようになるまでの時間がより一層短くなり、特に連写を行えるようにしたデジタルカメラに用いて有利になる。
尚、本実施例のセット作動は、上記のように、セット部材14が、被押動部14aをカメラ本体側の部材に直接押され、図示していない復帰ばねの付勢力に抗して回転させられることによって行われるが、本発明のフォーカルプレンシャッタは、そのような構成に限定されるものではない。周知のように、シャッタ地板1に、カメラ本体側の部材によって操作されるもう一つのセット用の部材を取り付けて置き、セット部材14は、その部材を介して回転させられるように構成してもよく、その場合には、セット部材14を初期位置へ復帰させるための復帰ばねは、本実施例のように、セット部材14に掛けてもよいが、そのようなもう一つのセット用の部材に掛けるようにしても構わない。
ところで、既に述べたように、本発明は、係止タイプのフォーカルプレンシャッタとして実施することも可能であるが、上記の実施例は、ダイレクトタイプのフォーカルプレンシャッタとして構成したものである。そして、実施例の説明の中においては、係止タイプのフォーカルプレンシャッタとして構成したときは、セット部材をセット作動終了後、直ちに初期位置へ復帰させることなく、実施例におけるセット部材の場合と同様に、撮影の初期段階であって露光作動が開始される前に、初期位置へ復帰させるようにする必要があることを説明した。そのため、その説明だけで、本発明を、係止タイプのフォーカルプレンシャッタとして実施することも可能であることが、充分に理解できると考えるが、念のため、実施例の構成を係止タイプのフォーカルプレンシャッタにする場合の構成を、簡単に説明しておく。
先ず、第2駆動部材12には、本実施例のように鉄片部材13を取り付けず、それに代わって被係止部を形成しておく。そして、図8のセット完了状態においては、第2駆動部材12は、被係止部が係止部材に係止される位置を越えるところまで回転されているようにしておき、カメラのレリーズボタンが押され、本実施例のようにセット部材14が初期位置へ復帰するときの初期段階で、係止部材に係止されるようにする。そして、その後、セット部材14が初期位置へ復帰するまでの作動は、上記の実施例の場合と全く同じである。
他方、上記の係止部材の係止を解除するために設けられている係止解除部材は、セット部材14が、上記のようにして、初期位置へ復帰作動を開始する前に、ばねの付勢力に抗して、電磁石に吸着保持されるようにする。そして、その後、セット部材14が、上記のように作動して、図9に示された初期位置へ復帰すると、上記の電磁石に対する通電を順に断つ。それにより、上記の係止解除部材は、上記のばねの付勢力で作動し、上記の係止部材による係止を解除するので、第2駆動部材12は、露光作動を開始する。そして、セット作動時には、セット部材14の作動に連動して、上記の係止解除部材が、電磁石に対して接触させられるようにする。尚、このような作動が得られるようにするための構成は種々知られているが、その一例が、特開2001−215555号公報にも記載されている。
また、本発明において説明した、係止部材及びバウンド抑止部材は、先羽根用、後羽根用のいずれの駆動部材に対しても適用可能である。
また、本発明は、ノーマリーオープン方式を採用した、先羽根用駆動部材を介して先幕を開閉し、後羽根用駆動部材を介して後幕を開閉する構成にも適用可能である。
1 シャッタ地板
1a,3a 開口部
1b 長孔
1d,1e,1f,1g,1h 軸
3 補助地板
6 鉄芯部材
11 第1駆動部材
11a 第1の被係止部
11e 第2の被係止部
11b 被押動部
11c 駆動ピン
11d 押動部
12 第2駆動部材
12a 取付部
12b 押動部
12c 被押動部
13 鉄片部材
13a 軸部
13b 頭部
13c 鉄片部
14 セット部材
14a 被押動部
14b,14c 押動部
15 係止部材
15a 第1の係止部
15b,15d 被押動部
15c 第1の押動部
15e 当接部
16 バウンド抑止部材
16a 第1の被押動部
16b 第2の被押動部
16c 第2の係止部
17,18 アーム
19,20,21 羽根
31 ストッパ部

Claims (4)

  1. セット部材のセット作動時には係止部材の第1の係止部に係止されていて、羽根が露光作動を開始する前に前記係止部材の前記第1の係止部による係止が解かれてセットばねにより前記羽根を露光作動開始位置に戻り走行させる第1駆動部材と、前記セット部材のセット作動によってセット方向に回転させられ露光作動時には駆動ばねにより前記第1駆動部材を露光方向に回転させ前記羽根に露光作動させる第2駆動部材とを備えたカメラ用フォーカルプレンシャッタにおいて、
    前記羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了時の衝撃により生ずるバウンドを抑止する第2の係止部を有するバウンド抑止部材を備えたことを特徴とするカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  2. 前記バウンド抑止部材は、さらに、前記第1駆動部材に摺接されながら押されうる第1の被押動部を有するとともに、バウンド抑止ばねにより前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられる力を与えられており、前記羽根が露光作動を開始する前に前記係止部材による前記第1駆動部材の係止が解かれたときに、前記第1のばねにより前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、前記羽根の露光作動開始位置への戻り走行終了直前において、前記第1の被押動部が前記第1駆動部材に摺接されながら押され、前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記第1駆動部材の回転を制動することを特徴とする請求項1に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  3. 前記係止部材は、前記バウンド抑止部材を押す第1の押動部と、前記バウンド抑止部材を、前記第1の押動部を介して前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させる係止ばねを有し、前記羽根が露光作動を開始する前に前記係止ばねの付勢力に抗して回転させられて、前記第1の係止部による前記第1駆動部材の係止を解き、前記羽根が露光作動を行っている状態では、前記係止ばねにより前記第1の押動部を介して前記バウンド抑止部材を前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させ、
    前記バウンド抑止部材は、第2の被押動部を有し、前記係止部材と同軸に設けられていて、前記係止部材が前記係止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記バウンド抑止ばねの付勢力によって前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道内における露光作動開始方向への回転の終了位置近傍に位置するように回転させられ、前記係止部材が前記係止ばねの付勢力により前記バウンド抑止ばねの付勢力に抗して回転させられることによって、前記第1の押動部に前記第2の被押動部が押され、前記第1の被押動部が前記第1駆動部材の走行軌道から外れるように回転させられることを特徴とする請求項2に記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のカメラ用フォーカルプレンシャッタを備えていることを特徴とするデジタルカメラ。
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