JP6683516B2 - フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置 - Google Patents
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Description
露光開口を開閉するよう動作可能な羽根(3)と、
駆動ばねによって第1回転方向(例えば時計回り方向)に付勢され、第2駆動レバーを押動することで前記羽根を露光作動させる第1駆動レバー(10)と、
前記羽根に連結されるとともに、セットばねによって前記第1回転方向とは逆の第2回転方向(例えば反時計回り方向)に付勢され、前記羽根を露光作動開始方向に戻り走行させる第2駆動レバー(11)と、
無通電時には第1磁性状態(例えば永久磁石に対して反発力を発生する状態)となり、通電時には第2磁性状態(例えば永久磁石に対して吸着力を発生する状態)となる磁石部(係止用電磁石13)と、
前記磁石部に対向する位置の一端に永久磁石(12b)が配置され、前記磁石部の磁性状態に応じて、他端で前記第2駆動レバーを係止して回動を規制しつつ、前記他端で前記第2駆動レバーの回動時に制動力を与え、または、前記他端による前記第2駆動レバーの係止を解除する係止レバー(12)と、を備える、
フォーカルプレンシャッタである。
前記磁石部は、永久磁石(13b)と電磁石(永久磁石13bを除く係止用電磁石13)とを含んで構成される。
上記のフォーカルプレンシャッタを備える撮像装置である。
前記第2駆動レバーが係止されているときに撮像画像情報が転送される。
前記第2駆動レバーが係止され、前記第1駆動レバーがセットされた状態では、ライブビュー状態となる、
1.実施形態
2.補足事項
本実施形態のカメラなどの撮像装置に適用される単幕構成のフォーカルプレンシャッタは、羽根走行時、及び羽根をセット位置に戻す時に、羽根の高速走行の衝撃によるバウンドの発生を抑制するための係止レバーを備える構成に特徴がある。さらに、この係止レバーが無通電状態で強力なバウンド抑制力を発生するように、無通電状態で磁力を有する自己保持型の電磁石と永久磁石とを備える構成の係止レバーの駆動機構を採用している点にも特徴がある。以下、本実施形態のフォーカルプレンシャッタについて、図を参照しながら具体的に説明する。
第1駆動レバー10には、鉄片部材15が連結され、地板1上の軸10aに回動自在に取り付けられる。第1駆動レバー10は、駆動ばね(図示せず)によって時計回り方向に付勢されている。第1駆動レバー10は、羽根用電磁石16の鉄芯部材16bと接触した位置から回動する際には、第2駆動レバー11を押しながら、第2駆動レバー11と共に回動する。鉄片部材15は第1駆動レバー10とともに、反時計回り方向に移動し、羽根用電磁石16の鉄芯部材16bに接する位置でその移動を停止する。
第2駆動レバー11は、第1駆動レバー10と同様に地板1上の軸10aに回動自在に取り付けられるとともに、地板1に形成された長孔の先の羽根室に配置されたアーム4の端部に連結される。第2駆動レバー11が回動すると、アーム4を介して羽根3が移動し、これによって露光開口(開口部1a及び2a)の開閉状態が変化することとなる。ところで、地板1の背面側には、アーム4に掛けられたセットばね(図示せず)が配置されているが、第2駆動レバー11は、このセットばねにより、間接的に反時計回り方向に付勢されている。セットばねによる付勢力は、上記の駆動ばねの付勢力よりも弱くなっている。第2駆動レバー11の係止レバー12と接する位置には、係止レバー12によって係止可能であるとともに、係止レバー12から制動力を受ける(与えられる)よう爪部11a及び11bが形成されている。なお、セットばねは、周知の羽根のガタ寄せばねの役目も兼用している。また、セットばねは第2駆動レバー11に直接掛けるように構成してもよい。
係止レバー12は、地板1上の軸12aに回動自在に取り付けられる。係止レバー12の一端は第2駆動レバー11と接するよう配置され、他端には永久磁石12bが取り付けられている。係止レバー12は、第2駆動レバー11を、羽根走行前の位置(セット位置)、及び羽根走行完了後の位置で係止し、これにより第2駆動レバー11の回動を規制している。また、係止レバー12は、第2駆動レバー11が回動する際に、第2駆動レバー11に対して制動力を与えるよう機能する。係止レバー12は、係止用電磁石13とともに係止機構を構成している。
係止用電磁石13は、係止レバー12の永久磁石12bと対向する位置にU字状の鉄芯の第1端部13c及び第2端部13dが位置するよう地板1上に配置されている。係止用電磁石13のU字型の鉄芯の、第1端部13c及び第2端部13dとは逆の位置には永久磁石13bが埋め込まれ、この鉄芯にはコイル13aが巻回されている。コイルが無通電状態のときには、鉄芯は永久磁石により着磁されているが、コイル13aへの通電がなされると鉄芯が励磁され、第1端部13c及び第2端部13dには、無通電状態時とは逆極性の磁性が発生する。コイル13aへの無通電状態では、永久磁石13bにより発生した磁性により、鉄芯(第1端部13c及び第2端部13d)と係止レバー12の永久磁石12bとの間で反発力が生じる。一方で、コイル13aへの通電状態では、通電により電磁石となった鉄芯は、無通電状態とは逆の磁性が第1端部13c及び第2端部13dにそれぞれ発生するため、鉄芯と、係止レバー12の永久磁石12bとの間では吸着力が生じる。なお、コイル13aおよび永久磁石13bなどはまとめて、「磁石部」と言われることがある。
セットレバー14は、地板1上の軸14aに回動自在に取り付けられる。セットレバー14は、モータなどの駆動機構を搭載したセット駆動機構(図示せず)によって駆動され、第1駆動レバー10を押動することで、羽根走行完了時の位置からセット位置に移動させる。また、セットレバー14は、復帰ばね(図示せず)によって反時計回り方向に付勢されており、セット駆動機構は復帰ばねの付勢力に抗してセットレバー14を時計回り方向に回動させる。セットレバー14に対してセット駆動機構から与えられる力が停止すると、セットレバー14は復帰ばねによって反時計回り方向に移動する。
羽根用電磁石16は、コイル16aと鉄芯部材16bを含んで構成される。図示は省略するが、鉄芯部材16bは、係止用電磁石13の鉄心と同様、U字状である。ただし、コイル16aはコイル13aとは異なり、U字状に分かれた2本のうち、一方に取り付けられている。羽根用電磁石16は、コイル16aへの通電が行われると、鉄芯部材16bが励磁により磁力を帯び、鉄芯部材16bと鉄片部材15との間に吸着力を発生する。コイル16aへの通電が解除されると、鉄芯部材16bは磁力を失い、鉄芯部材16bと鉄片部材15との間の吸着力が消滅し、駆動ばねの付勢力により第1駆動レバー10と共に鉄片部材15が時計回り方向に移動することとなる。
次に、本実施形態のフォーカルプレンシャッタの駆動機構部5の動作について説明する。
また、第2駆動レバー11の爪部11a及び11bとは逆の端部も、図中の矢印C2方向に移動する。係止用電磁石13のコイル13aへの通電は一瞬であり、第2駆動レバー11の爪部11aが係止レバー12の爪部11aを乗り越えた位置まで移動したら通電が解除される。
以上、本発明の実施形態についての具体的な説明を行った。上記説明は、あくまで一実施形態としての説明であって、本発明の範囲はこの一実施形態に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるものである。
2…補助地板
1a2a…開口部
3…羽根
4…アーム
5…駆動機構部
10…駆動レバー
12…係止レバー
12b…永久磁石
13…係止用電磁石
13b…永久磁石
14…セットレバー
15…鉄片部材
16…羽根用電磁石
16a…コイル
16b…鉄芯部材
Claims (5)
- 露光開口を開閉するよう動作可能な羽根と、
駆動ばねによって第1回転方向に付勢され、第2駆動レバーを押動することで前記羽根を露光作動させる第1駆動レバーと、
前記羽根に連結されるとともに、セットばねによって前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に付勢され、前記羽根を露光作動開始方向に戻り走行させる第2駆動レバーと、
無通電時には第1磁性状態となり、通電時には第2磁性状態となる磁石部と、
前記磁石部に対向する位置の一端に第1永久磁石が配置され、前記磁石部の磁性状態に応じて、他端で前記第2駆動レバーを係止して前記第2駆動レバーの回動を第1位置と第2位置との間で規制しつつ、前記他端で前記第2駆動レバーの回動時に制動力を与え、または、前記他端による前記第2駆動レバーの係止を解除する係止レバーと、を備え、
前記磁石部は、
前記第1永久磁石と対向する端部を有する鉄芯と、
前記鉄芯に巻回されたコイルと、
前記鉄芯に配置された第2永久磁石と、を含み、
前記鉄芯は、前記第1磁性状態では、前記第2永久磁石により前記第1永久磁石と反発する磁極が前記端部に生じることによって前記第1永久磁石とともに前記係止レバーを遠ざけ、前記第2磁性状態では、通電された前記コイルにより前記第1磁性状態とは反対の磁極が前記端部に生じることによって前記第1永久磁石とともに前記係止レバーを引き寄せ、
前記係止レバーは、前記磁石部が前記第1磁性状態のとき、前記第2駆動レバーを前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに係止するとともに、前記第1回転方向及び前記第2回転方向のいずれかに回動する前記第2駆動レバーに制動力を与え、前記磁石部が前記第2磁性状態のとき、前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに位置する前記第2駆動レバーの係止を解除する、
フォーカルプレンシャッタ。 - 前記係止レバーの前記他端は、
前記第1位置に位置する前記第2駆動レバーを係止するとともに、前記第2位置に向かって回動する前記第2駆動レバーに制動力を与える第1端と、
前記第2位置に位置する前記第2駆動レバーを係止するとともに、前記第1位置に向かって回動する前記第2駆動レバーに制動力を与える第2端と、を含む、
請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 請求項1または請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタを備える撮像装置。
- 前記第2駆動レバーが前記第1位置に係止されているときに撮像画像情報が転送される、請求項3に記載の撮像装置。
- 前記第2駆動レバーが前記第2位置に係止され、前記第1駆動レバーがセットされた状態では、ライブビュー状態となる、請求項3に記載の撮像装置。
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JP2016059308A JP6683516B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置 |
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Family Applications (1)
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JP2016059308A Active JP6683516B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | フォーカルプレンシャッタ、及び撮像装置 |
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