JP2015021787A - 機能素子、電子機器、および移動体 - Google Patents

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Abstract

【課題】正確に物理量を検出することができる機能素子を提供する。
【解決手段】本発明に係る機能素子100は、第1軸に沿って変位可能な可動体20と、可動体20を連結部40で支持する固定部30と、可動体20から延出している可動電極部8と、可動電極部8に対向して配置されている固定電極部71と、固定部30から延出し、可動電極部8の側面と対向する対向部61aを備えた延出部61と、を含み、対向部61aと可動電極部8との間の距離L1は、固定電極部71と可動電極部8との間の距離L2よりも小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、機能素子、電子機器、および移動体に関する。
近年、例えばシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical
Systems)技術を用いて、加速度等の物理量を検出する物理量センサー(機能素子)が開発されている。
例えば特許文献1には、基板の上方に設けられた可動体と、可動体から延出している可動電極部と、可動電極部の一方側に設けられた第1固定電極部と、可動電極部の他方側に設けられた第2固定電極部と、を含み、可動電極部と第1固定電極部との間の静電容量と、可動電極部と第2固定電極部との間の静電容量と、を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて、物理量(加速度)を検出する物理量センサーが記載されている。
特開2012−98208号公報
しかしながら、特許文献1の物理量センサーでは、例えば過度な加速度が加わった場合に、可動電極部が固定電極部に衝突し、可動電極部と固定電極部とが破損することがあった。さらに、特許文献1の物理量センサーでは、可動電極部の電位と固定電極部の電位とが異なるため、可動電極部が変位した際に、可動電極部が固定電極部に貼り付いてしまうことがあった。さらに、特許文献1の物理量センサーでは、例えばシリコン基板をエッチングして可動体および可動電極部を形成した後にハンドリング等で可動体が動くことがあり、その際に、可動電極部に水分が存在していたり、可動電極部が帯電していたりすると、可動電極部が固定電極部に貼り付いてしまうことがあった。以上の原因により、特許文献1の物理量センサーでは、正確に加速度を検出できないことがあった。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、正確に物理量を検出することができる機能素子を提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記機能素子を含む電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る機能素子は、
第1軸に沿って変位可能な可動体と、
前記可動体を連結部で支持する固定部と、
前記可動体から延出している可動電極部と、
前記可動電極部に対向して配置されている固定電極部と、
前記固定部から延出し、前記可動電極部の側面と対向する対向部を備えた延出部と、
を含み、
前記対向部と前記可動電極部との間の距離は、前記固定電極部と前記可動電極部との間
の距離よりも小さい。
このような機能素子では、過度な加速度により可動体に−X軸方向の力が働いた場合に、可動電極部(第2可動電極指)が固定電極部に衝突する前に、可動電極部(第1可動電極指)が対向部に衝突する。したがって、このような機能素子では、可動電極部および固定電極部が破損することを抑制することができる。
さらに、このような機能素子では、延出部は、固定部から延出しているため、対向部は、可動電極部と等電位を有することができる。そのため、可動電極部が対向部に衝突した際に、可動電極部が対向部に貼り付くことを抑制することができる。
さらに、機能素子では、例えばシリコン基板をエッチングして、可動体、可動電極部、および延出部を形成した後に、可動電極部が対向部に貼り付くことを抑制することができる。対向部が可動電極部と等電位でない場合は、静電力は、対向部と可動電極部との間のギャップGの逆数の2乗(1/G)に比例するので、可動電極部が対向部に貼り付くことがある。
以上により、このような機能素子は、正確に物理量(加速度)を検出することができ、信頼性を確保することができる。
[適用例2]
本適用例に係る機能素子において、
前記可動電極部は、前記第1軸に沿って複数設けられ、
前記対向部と前記対向部に対向する前記可動電極部との間の距離は、前記固定電極部と他の前記可動電極部との間の距離よりも小さくてもよい。
このような機能素子では、正確に物理量を検出することができる。
[適用例3]
本適用例に係る機能素子において、
前記可動電極部は、前記第1軸に沿って複数設けられ、
前記対向部に対する前記可動電極部の幅は、他の可動電極部の幅よりも大きくてもよい。
このような機能素子では、対向部に対する可動電極部は、他の可動電極部に比べて、高い剛性を有することができる。したがって、このような機能素子では、対向部に対する可動電極部が対向部に衝突した際に、対向部に対する可動電極部が破損することを抑制することができる。
[適用例4]
本適用例に係る機能素子において、
前記延出部の前記対向部、および前記可動電極部の前記対向部と対向している部分の少なくとも一方には、突起部が設けられていてもよい。
このような機能素子では、突起部が設けられていない形態に比べて、可動電極部と対向部との接触面積を小さくすることができる。これにより、可動電極部が対向部に貼り付くことを、より確実に抑制することができる。
[適用例5]
本適用例に係る機能素子において、
前記延出部は、
前記固定部から前記第1軸に交差する前記第2軸に沿って延出している第1部分と、
前記第1部分から前記第1軸の方向に延出し、端部に前記第1対向部を備えた第2部分と、
を備えていてもよい。
このような物理量センサーは、正確に物理量を検出することができる。
[適用例6]
本適用例に係る機能素子において、
前記固定部、前記延出部、前記連結部、前記可動電極部、および前記可動体は、一体に設けられていてもよい。
このような機能素子では、例えば1枚のシリコン基板を加工することによって、固定部、延出部、連結部、可動電極部、および可動体を、一体に形成することができる。
[適用例7]
本適用例に係る機能素子において、
前記延出部は、前記可動電極部の先端面と対向する部分を備えていてもよい。
このような物理量センサーでは、過度な加速度により可動体に第1軸と交差する方向の力が働いた場合に、例えば、可動体が固定電極部に衝突する前に、可動電極部が第1対向部に衝突することができる。したがって、このような物理量センサーでは、可動体および固定電極部が破損することを抑制することができる。
[適用例8]
本適用例に係る機能素子において、
前記連結部は、前記第1軸を境に一方側に配置された第1連結部と、他方側に配置された第2連結部と、を含み、
前記可動体は、前記第1連結部と前記第2連結部との間に延出して設けられていてもよい。
このような機能素子では、可動体の質量を大きくすることができる。その結果、加速度が加えられた場合に、可動体に働く力を大きくすることができる。すなわち、このような機能素子では、2つの梁間のスペースを利用して、可動体の質量を大きくすることができる。
さらに、このような機能素子では、例えばシリコン基板をドライエッチングして連結部を形成する際に、エッチング速度の均一化を図ることができる。その結果、連結部を高精度に形成することができ、機能素子を所望の特性(設計通りの特性)にすることができる。
[適用例9]
本適用例に係る機能素子において、
前記可動体の延出した部分の端部と前記固定部の端部との距離は、前記固定電極部と前記可動電極部の間の距離よりも小さくてもよい。
このような物理量センサーでは、可動電極部(第2可動電極指)が固定電極部に衝突する前に、可動体が固定部に衝突する。したがって、このような機能素子では、可動電極部および固定電極部が破損することを抑制することができる。
[適用例10]
本適用例に係る機能素子において、
前記可動電極部は、前記第1軸と交差する第2軸に沿って、前記可動体の一端から延出する第1可動電極部と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部と、を備え、
前記固定部から延出し、前記第1可動電極部の側面と対向する第1対向部を備えた前記延出部としての第1延出部と、
前記固定部から延出し、前記第2可動電極部の側面と対向する第2対向部を備えた前記延出部としての第2延出部と、を備えていてもよい。
このような機能素子では、可動体が回転することを抑制することができる。
[適用例11]
本適用例に係る機能素子において、
前記固定部は、第1固定部および第2固定部を備え、
前記可動体は、連結部で前記第1固定部および前記第2固定部に支持され、
前記可動電極部は、前記第1軸と交差する第2軸に沿って、前記可動体の一端から延出する第1可動電極部と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部と、を備え、
前記第1固定部から延出し、前記第1可動電極部の側面と対向する第1対向部を備えた前記延出部としての第1延出部と、
前記第2固定部から前記第1延出部とは反対方向に延出し、前記第2可動電極部の側面と対向する第3対向部を備えた前記延出部としての第3延出部と、を備えていてもよい。
このような物理量センサーでは、可動体が回転することを抑制することができる。
[適用例12]
本適用例に係る電子機器は、
適用例1ないし11のいずれか1例に記載の機能素子を含む。
このような電子機器は、適用例に係る機能素子を含むため、正確に物理量を検出することができる。
[適用例13]
本適用例に係る移動体は、
適用例1ないし11のいずれか1例に記載の機能素子を含む。
このような移動体は、適用例に係る機能素子を含むため、正確に物理量を検出することができる。
第1実施形態に係る物理量センサーを模式的に示す平面図。 第1実施形態に係る物理量センサーを模式的に示す断面図。 第1実施形態に係る物理量センサーの製造工程を模式的に示す断面図。 第1実施形態に係る物理量センサーの製造工程を模式的に示す断面図。 第1実施形態に係る物理量センサーの製造工程を模式的に示す断面図。 第1実施形態の第1変形例に係る物理量センサーを模式的に示す平面図。 第1実施形態の第2変形例に係る物理量センサーを模式的に示す平面図。 第2実施形態に係る物理量センサーを模式的に示す平面図。 第2実施形態の変形例に係る物理量センサーを模式的に示す平面図。 第3実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 第3実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 第3実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 第4実施形態に係る移動体を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 第1実施形態
1.1. 機能素子
まず、第1実施形態に係る機能素子について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る機能素子100を模式的に示す平面図である。図2は、第1実施形態に係る機能素子100を模式的に示す図1のII−II線断面図である。
なお、便宜上、図1では、蓋体90を透視して図示している。また、図1では、互いに直交する3つの軸として、X軸(第1軸)、Y軸(第2軸)、およびZ軸を図示している。以下では、X軸、Y軸、およびZ軸の原点は、可動体20の中心(例えば、平面における可動体20の中心)Oである。また、以下では、第1軸に沿う第1方向を−X軸方向とし、第1軸と交差する第2軸に沿う第2方向を+Y軸方向とし、第1方向と反対の方向である第3方向を+X軸方向とし、第2方向と反対の方向である第4方向を−Y軸方向とする。
機能素子100は、図1および図2に示すように、基板10と、可動体20と、第1固定部30および第2固定部32を有する固定部3と、連結部40,44と、第1可動電極部6および第2可動電極部7を有する可動電極部8と、延出部61,62,63,64と、固定電極部71,72,73,74と、配線81,82,83と、パッド84,85,86と、蓋体90と、を含む。以下では、機能素子100が物理量センサーである場合について説明する。具体的には、機能素子100が、水平方向(X軸に沿う方向(X軸方向))の加速度を検出する加速度センサー(静電容量型MEMS加速度センサー)である例について説明する。
基板10の材質は、例えば、ガラス、シリコンである。基板10の上面(+Z軸方向を向く面)12には、凹部14が形成されている。凹部14の上方には、間隙を介して、可動体20、連結部40,44、および可動電極部8が設けられている。凹部14によって、可動体20は、基板10に接触することなく、所定の方向に可動することができる。凹部14の平面形状(Z軸方向から見た形状)は、可動体20、連結部40,44、および可動電極部8と重なっていなければ、特に限定されない。基板10の上面12には、溝部16,17,18が形成されている。溝部16,17,18には、配線81,82,83およびパッド84,85,86が設けられている。
なお、図2に示す例では、凹部14および溝部16,17,18の側面(凹部14および溝部16,17,18を規定する基板10の面)は、上面12に対して垂直であるが、凹部14および溝部16,17,18の側面は、上面12に対して傾斜していてもよい。
可動体20、固定部30,32、連結部40,44、可動電極部8、および延出部61〜64は、一体的に形成されている。可動体20、固定部30,32、連結部40,44
、可動電極部8、および延出部61〜64の材質は、例えば、リンやボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。可動体20、固定部30,32、連結部40,44、可動電極部8、および延出部61〜64は、互いに電気的に接続され、等電位を有することができる。
可動体20は、X軸方向(+X軸方向および−X軸方向)に(X軸に沿って)変位可能である。具体的には、可動体20は、X軸方向の加速度に応じて、連結部40,44を弾性変形させながら、X軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極部8と固定電極部71〜74との間の隙間の大きさが変化する。すなわち、このような変位に伴って、可動電極部8と固定電極部71〜74との間の静電容量の大きさが変化する。これらの静電容量に基づいて、機能素子100は、X軸方向の加速度を検出する。図1に示す例では、可動体20の平面形状は、X軸に沿った長辺を有する長方形である。
固定部30,32は、基板10に接合されて固定されている。固定部30,32は、連結部40,44で(連結部40,44を介して)可動体20を支持している。第1固定部30は、平面視において(Z軸方向から見て)、可動体20の−X軸方向に位置している。第2固定部32は、平面視において、可動体20の+X軸方向に位置している。すなわち、固定部30,32および可動体20は、+X軸方向に、第1固定部30、可動体20、第2固定部32の順で並んでいる。固定部30,32は、連結部40,44を介して可動体20を支持している。固定部30,32は、平面視において、凹部14の外縁15を跨いで設けられている。図示の例では、固定部30,32の平面形状は、矩形である。
連結部40は、可動体20と第1固定部30とを連結している。連結部44は、可動体20と第2固定部32とを連結している。連結部40,44は、所定のばね定数を持ち、X軸方向に可動体20を変位し得るように構成されている。図示の例では、連結部40は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延出する形状をなす第1連結部(梁)41および第2連結部(梁)42によって構成されている。梁41は、X軸を境に一方側に配置され、梁42は、X軸を境に他方側に配置されている。連結部44は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延出する形状をなす第1連結部(梁)45および第2連結部(梁)46によって構成されている。梁45は、X軸を境に一方側に配置され、梁46は、X軸を境に他方側に配置されている。
第1可動電極部6は、X軸に沿って複数設けられている。第1可動電極部6は、可動体20から+Y軸方向に延出している。すなわち、第1可動電極部6は、Y軸に沿って、可動体20の一端から延出している。第1可動電極部6は、可動電極指51,52,56を有している。可動電極指51,52,56は、+X軸方向に、第1可動電極指51、第2可動電極指52、第6可動電極指56の順で並んでいる。第1可動電極指51は、可動体20から+Y軸方向に延出している可動電極指のうちの最も−X軸方向に位置する可動電極指である。第6可動電極指56は、可動体20から+Y軸方向に延出している可動電極指のうちの最も+X軸方向に位置する可動電極指である。図示の例では、第2可動電極指52は、3つ設けられているが、その数は、特に限定されない。
第2可動電極部7は、X軸に沿って複数設けられている。第2可動電極部7は、可動体20から−Y軸方向に延出している。すなわち、第2可動電極部7は、Y軸に沿って、可動体20の一端とは反対側の他端から延出している。第2可動電極部7は、可動電極指53,54,55を有している。可動電極指53,54,55は、+X軸方向に、第5可動電極指55、第4可動電極指54、第3可動電極指53の順で並んでいる。第5可動電極指55は、可動体20から−Y軸方向に延出している可動電極指のうちの最も−X軸方向に位置する可動電極指である。第3可動電極指53は、可動体20から−Y軸方向に延出している可動電極指のうちの最も+X軸方向に位置する可動電極指である。図示の例では
、第4可動電極指54は、3つ設けられているが、その数は、特に限定されない。
可動電極指51〜56の幅(X軸方向の大きさ)は、例えば、互いに等しい。可動電極指51,53,55,56の長さ(Y軸方向の大きさ)は、例えば、可動電極指52,54の長さよりも大きい。図示の例では、可動電極指51〜56の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。
第3可動電極指53は、可動体20の中心(例えば、平面における可動体20の中心)Cに関して、第1可動電極指51と点対称に設けられていてもよい。第4可動電極指54は、中心Cに関して、第2可動電極指52と点対称に設けられていてもよい。第5可動電極指55は、中心Cを通るX軸に関して、第1可動電極指51と線対称に設けられていてもよい。第6可動電極指56は、中心Cを通るX軸に関して、第3可動電極指53と線対称に設けられていてもよい。
第1延出部61は、固定部3から延出し、可動電極部8の側面と対向する第1対向部61aを備えている。具体的には、第1延出部61は、第1固定部30から延出している。第1延出部61は、第1対向部61aを有している。第1対向部61aは、第1可動電極指51の−X軸方向に位置して、第1可動電極指51の側面と対向している。図示の例では、第1延出部61は、第1固定部30から+Y軸方向に延出している(Y軸に沿って延出している)第1部分61bと、第1部分61bから+X軸方向に延出している(X軸の方向に延出している)第2部分61cと、を有している。第2部分61cは、端部に第1対向部61aを備えている。
第2延出部62は、第1固定部30から延出している。第2延出部62は、第2対向部62aを有している。第2対向部62aは、第5可動電極指55の−X軸方向に位置して、第5可動電極指55の側面と対向している。第2対向部62aは、X軸に関して、第1対向部61aと線対称に設けられていてもよい。図示の例では、第2延出部62は、第1固定部30から−Y軸方向に延出している第3部分62bと、第3部分62bから+X軸方向に延出している第4部分62cと、を有している。第4部分62cは、端部に第2対向部62aを備えている。
第3延出部63は、第2固定部32から延出している。第3延出部63は、第3対向部63aを有している。第3対向部63aは、第3可動電極指53の+X軸方向に位置して、第3可動電極指53の側面と対向している。第3対向部63aは、中心Oに関して、第1対向部61aと点対称に設けられていてもよい。図示の例では、第3延出部63は、第2固定部32から−Y軸方向に延出している第5部分63bと、第5部分63bから−X軸方向に延出している第6部分63cと、を有している。第6部分63cは、端部に第3対向部63aを備えている。
第4延出部64は、第2固定部32から延出している。第4延出部64は、第4対向部64aを有している。第4対向部64aは、第6可動電極指56の+X軸方向に位置して、第6可動電極指56の側面と対向している。第4対向部64aは、X軸に関して、第3対向部63aと線対称に設けられていてもよい。図示の例では、第4延出部64は、第2固定部32から+Y軸方向に延出している第7部分64bと、第7部分64bから−X軸方向に延出している第8部分64cと、を有している。第8部分64cは、端部に第4対向部64aを備えている。
第1延出部61および第1可動電極指51は、平面視において、連結部40の梁41を囲むように設けられている。同様に、第3延出部63および第3可動電極指53は、連結部44の梁46を囲むように設けられている。第2延出部62および第5可動電極指55
は、連結部40の梁42を囲むように設けられている。第4延出部64および第6可動電極指56は、第2連結部44の梁45を囲むように設けられている。
第1延出部61は、平面視において、連結部40の梁41と、第2配線82と、の間に設けられている。同様に、第3延出部63は、連結部44の梁46と、第2配線82と、の間に設けられている。第4延出部64は、連結部44の梁45と、第2配線82と、の間に設けられている。
第1延出部61の第1対向部61a、および第1可動電極指51の(可動電極部8の)第1対向部61aと対向している部分の少なくとも一方には、突起部65が設けられている。図示の例では、第1対向部61aは、2つの突起部65を有している。突起部65の平面形状は、例えば、半円である。図示の例では、突起部65は、平面視において、凹部14の外縁15を跨いで設けられている。第1延出部61の突起部65は、平面視において、第2部分61cの矩形状の部分から、第1可動電極指51側に突出した部分である。同様に、対向部62a,63a,64aの各々は、2つの突起部65を有している。
第1対向部61aの突起部65と第1可動電極指51(第1対向部61aに対向する可動電極部8)との間の距離L1は、第1固定電極部71と第2可動電極指52(他の可動電極部8)との距離L2よりも小さい。同様に、第3対向部63aの突起部65と第3可動電極指53との間の距離L3は、第2固定電極部72と第4可動電極指54との間の距離L4よりも小さい。第2対向部62aの突起部65と第5可動電極指55との間の距離L5は、第3固定電極部73と第4可動電極指54との間の距離L6よりも小さい。第4対向部64aの突起部65と第6可動電極指56との間の距離L7は、第4固定電極部74と第2可動電極指52との間の距離L8よりも小さい。
第1対向部61aの突起部65と第1可動電極指51との間の距離L1は、さらに、第6可動電極指56と第1固定電極部71との距離よりも小さい。同様に、距離L3は、第5可動電極指55と第2固定電極部72との距離よりも小さい。距離L5は、第3可動電極指53と第3固定電極部73との距離よりも小さい。距離L7は、第1可動電極指51と第4固定電極部74との距離よりも小さい。
固定電極部71〜74は、基板10に接合されて固定されている。具体的には、固定電極部71〜74は、一方の端部が固定端として基板10の上面12に接合され、他方の端部が自由端として可動体20側へ延出している。図示の例では、固定電極部71〜74の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。固定電極部71〜74の材質は、例えば、リンやボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
固定電極部71〜74は、可動電極部8に対向して配置されている。具体的には、第1固定電極部71は、第2可動電極指52の−X軸方向に位置し、第2可動電極指52と対向して設けられている。さらに、第1固定電極部71は、第6可動電極指56の−X軸方向に位置し、第6可動電極指56と対向して設けられている。第1固定電極部71は、可動電極指52,56に対応して複数設けられている。複数の第1固定電極部71は、コンタクト部80および第1配線81を介して、互いに電気的に接続されている。
第2固定電極部72は、第4可動電極指54の+X軸方向に位置し、第4可動電極指54と対向して設けられている。さらに、第2固定電極部72は、第5可動電極指55の+X軸方向に位置し、第5可動電極指55と対向して設けられている。第2固定電極部72は、可動電極指54,55に対応して複数設けられている。複数の第2固定電極部72は、コンタクト部80および第1配線81を介して、互いに電気的に接続されている。第2
固定電極部72は、中心Cに関して、第1固定電極部71と点対称に設けられていてもよい。
第3固定電極部73は、第4可動電極指54の−X軸方向に位置し、第4可動電極指54と対向して設けられている。さらに、第3固定電極部73は、第3可動電極指53の−X軸方向に位置し、第3可動電極指53と対向して設けられている。第3固定電極部73は、可動電極指53,54に対応して複数設けられている。複数の第3固定電極部73は、コンタクト部80および第2配線82を介して、互いに電気的に接続されている。第3固定電極部73は、X軸に関して、第1固定電極部71と線対称に設けられていてもよい。
第4固定電極部74は、第2可動電極指52の+X軸方向に位置し、第2可動電極指52と対向して設けられている。さらに、第4固定電極部74は、第1可動電極指51の+X軸方向に位置し、第1可動電極指51と対向して設けられている。第4固定電極部74は、可動電極指51,52に対応して複数設けられている。複数の第4固定電極部74は、コンタクト部80および第2配線82を介して、互いに電気的に接続されている。第4固定電極部74は、X軸に関して、第2固定電極部72と線対称に設けられていてもよい。
第1配線81は、基板10上に設けられている。具体的には、第1配線81は、基板10の上面12に形成された第1溝部16に設けられている。図示の例では、第1配線81は、平面視において、凹部14を囲むように設けられている。第1配線81は、コンタクト部80を介して、固定電極部71,72に接続されている。すなわち、固定電極部71,72は、互いに電気的に接続されている。
第2配線82は、基板10上に設けられている。具体的には、第2配線82は、基板10の上面12に形成された第2溝部17に設けられている。図示の例では、第2配線82は、平面視において、凹部14を囲むように設けられている。第2配線82は、コンタクト部80を介して、固定電極部73,74に接続されている。すなわち、固定電極部73,74は、互いに電気的に接続されている。
第3配線83は、基板10上に設けられている。具体的には、第3配線83は、基板10の上面12に形成された第3溝部18に設けられている。第3配線83は、コンタクト部80を介して、第1固定部30に接続されている。
パッド84,85,86は、基板10上に設けられている。具体的には、パッド84,85,86は、それそれ、溝部16,17,18に設けられ、配線81,82,83に接続されている。パッド84,85,86は、平面視において、蓋体90と重ならない位置に設けられている。図示の例では、パッド84,85,86は、Y軸方向に並んでいる。
配線81,82,83、パッド84,85,86、およびコンタクト部80(以下、「配線81等」ともいう)の材質は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、アルミニウム、金、白金、チタン、タングステン、クロムである。配線81等の材質がITO等の透明電極材料であると、基板10が透明である場合に、配線81等の上に存在する異物を、基板10の下面(上面12の反対側の面)側から容易に視認することができる。
なお、図示はしないが、配線81,82,83の材質は、リンやボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンであってもよい。この場合、配線81,82,83は、基板10の上面12上に接合されていてもよい。
蓋体90は、図2に示すように、基板10上に設けられている。基板10および蓋体90は、パッケージを構成している。基板10および蓋体90は、キャビティー92を形成している。キャビティー92には、可動体20、固定部30,32、連結部40,44、可動電極部8、延出部61〜64、および固定電極部71〜74(以下、「可動体20等」ともいう)が収容されている。図2に示す第3配線83と蓋体90との間の空隙(第3溝部18内の空隙)2は、接着部材(図示せず)等によって埋められていてもよく、この場合、キャビティー92は、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気で密閉されていてもよい。蓋体90の材質は、例えば、シリコン、ガラスである。
機能素子100では、パッド84,86を用いることにより、第2可動電極指52と第1固定電極部71との間の静電容量、第4可動電極指54と第2固定電極部72との間の静電容量、第5可動電極指55と第2固定電極部72との間の静電容量、および第6可動電極指56と第1固定電極部71との間の静電容量を測定することができる。さらに、機能素子100では、パッド85,86を用いることにより、第1可動電極指51と第4固定電極部74との間の静電容量、第2可動電極指52と第4固定電極部74との間の静電容量、第3可動電極指53と第3固定電極部73との間の静電容量、および第4可動電極指54と第3固定電極部73との間の静電容量を測定することができる。
上記のように機能素子100では、可動電極指52,54,55,56と固定電極部71,72との間の静電容量、および可動電極指51,52,53,54と固定電極部73,74との間の静電容量を別々に測定し、それらの測定結果に基づいて(いわゆる差動検出方式を用いて)、加速度を検出することができる。
なお、上記では、機能素子100が、X軸方向の加速度を検出する加速度センサー(物理量センサー)である場合について説明したが、本発明に係る機能素子は、Y軸方向の加速度を検出する加速度センサーであってもよいし、鉛直方向(Z軸方向)の加速度を検出する加速度センサーでもあってもよい。また、本発明に係る機能素子は、加速度センサーに限定されず、例えば、角速度を検出するジャイロセンサーであってもよい。また、機能素子100は、可動電極部と固定電極部とを櫛歯状に設けた素子であれば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子などの物理量センサー以外の素子であってもよい。
また、上記では、第1対向部61aが突起部65を有している例について説明したが、第1可動電極指51の第1対向部61aと対向する部分が突起部65を有していてもよい。同様に、可動電極指53,55,56の対向部63a,62a,64aと対向する部分が突起部65を有していてもよい。
機能素子100は、例えば、以下の特徴を有する。
X軸に沿って変位可能な可動体20と、可動体20を連結部40で支持する固定部3と、可動体20から延出している可動電極部8(可動電極指51,52)と、可動電極部8(第2可動電極指52)に対向して配置されている固定電極部71と、固定部3から延出し、可動電極部8(第1可動電極指51)の側面と対向する対向部61aを備えた延出部61と、を含み、対向部61aと可動電極部8(第1可動電極指51)との間の距離L1は、固定電極部71と可動電極部8(第2可動電極指52)との間の距離L2よりも小さい。すなわち、可動電極部8は、X軸に沿って複数設けられ、対向部61aと対向部61aに対向する可動電極部8(第1可動電極指51)との間の距離L1は、固定電極部71と他の可動電極部8(第2可動電極指52)との間の距離L2よりも小さい、そのため、機能素子100では、過度な加速度により可動体20に−X軸方向の力が働いた場合に、
第2可動電極指52が第1固定電極部71に衝突する前に、第1可動電極指51が第1対向部61aに衝突する。したがって、機能素子100では、第2可動電極指52および第1固定電極部71が破損することを抑制することができる。
さらに、機能素子100では、延出部61は、固定部30から延出しているため、対向部61aは、可動電極部8と等電位を有することができる。そのため、第1可動電極指51が対向部61aに衝突した際に、第1可動電極指51が第1対向部61aに貼り付くことを抑制することができる。
さらに、機能素子100では、例えばシリコン基板をエッチングして、可動体20、第1可動電極指51、および延出部61を形成する際に、第1可動電極指51が対向部61aに貼り付くことを抑制することができる。対向部が可動電極部と等電位でない場合は、静電力は、対向部と可動電極部との間のギャップGの逆数の2乗(1/G)に比例するので、可動電極部が第1対向部に貼り付くことがある。
以上により、機能素子100は、正確に物理量(加速度)を検出することができ、信頼性を確保することができる。
機能素子100では、第1延出部61の第1対向部61a、および可動電極部8(第1可動電極指51)の第1対向部61aと対向している部分の少なくとも一方には、突起部65が設けられている。したがって、機能素子100では、過度な加速度により可動体20に−X軸方向の力が働いた場合に、第1可動電極指51は、突起部65に衝突することができる。そのため、機能素子100では、突起部65を有していない形態に比べて、第1可動電極指51と第1対向部61aとの接触面積を小さくすることができる。これにより、第1可動電極指51が第1対向部61aに貼り付くことを、より確実に抑制することができる。
同様に、対向部62a,63a,64aの各々には、突起部65が設けられている。そのため、可動電極指53,55,56がそれぞれ対向部63a,62a,64aに貼り付くことを、より確実に抑制することができる。
機能素子100では、固定部3、延出部61,62,63,64、連結部40,44、可動電極部8、および可動体20は、一体に設けられている。これにより、機能素子100では、例えば1枚のシリコン基板を加工することによって、固定部3、延出部61,62,63,64、連結部40,44、可動電極部8、および可動体20を、一体に形成することができる。
機能素子100では、第1延出部61および第1可動電極指51は、連結部40の梁41を囲むように設けられている。そのため、例えば配線81,82によって連結部40に不要な静電力が働くことを、抑制することができる。連結部40,44は、機能素子100の感度に大きく寄与する部分であり、連結部に不要な静電力が働くと、機能素子の感度が低下することがある。
同様に、延出部63,62,64および可動電極指53,55,56は、それぞれ梁46,42,45を囲むように設けられている。そのため、連結部40,44に不要な静電力が働くことを抑制することができる。
機能素子100では、第3対向部63aと第3可動電極指53との間の距離L3は、第2固定電極部72と第4可動電極指54との間の距離L4よりも小さい。そのため、機能素子100では、過度な加速度により可動体20に+X軸方向の力が働いた場合に、第4
可動電極指54が第2固定電極部72に衝突する前に、第3可動電極指53が第3対向部63aにする。したがって、機能素子100では、第4可動電極指54および第2固定電極部72が破損することを抑制することができる。
さらに、機能素子100では、第3延出部63は、上述した第1可動電極指51および第1対向部61aと同様に、第3可動電極指53が第3対向部63aに貼り付くことを抑制することができる。
さらに、機能素子100では、対向部61a,63aによって、可動体20が回転すること(具体的には、中心Oを通るZ軸を中心として反時計回りに回転すること)を抑制することができる。例えば、固定部が突起部を有し、可動電極部が固定電極部に衝突する前に、可動体が固定部の突起部に衝突するような形態では、突起部によって可動体の回転を抑制することは困難である。すなわち、機能素子100では、対向部61a,63aは、可動体20から互いに反対方向に延出した可動電極指51,53と対向しており、対向部61a,63a間のY軸方向における距離を、大きくすることができる。そのため、機能素子100では、上記の形態(可動体が固定部の突起部に衝突するような形態)に比べて、可動体20の回転を抑制することができる。その結果、機能素子100では、より正確に加速度を検出することができる。
機能素子100では、第2対向部62aと第5可動電極指55との間の距離L5は、第3固定電極部73と第4可動電極指54との間の距離L6よりも小さい。さらに、第4対向部64aと第6可動電極指56との間の距離L7は、第4固定電極部74と第2可動電極指52との間の距離L8よりも小さい。そのため、機能素子100では、上記と同様に、可動体20が回転すること(具体的には、中心Oを通るZ軸を中心として時計回りに回転すること)を抑制することができる。
機能素子100では、可動電極部8は、X軸と交差するY軸に沿って、可動体20の一端から延出する第1可動電極部6と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部7と、を備え、第1固定部30から延出し、第1可動電極部8(第1可動電極指51)の側面と対向する第1対向部61aを備えた第1延出部61と、第1固定部30から延出し、第2可動電極部7(第5可動電極指55)の側面と対向する第2対向部62aを備えた第2延出部62と、を備える。そのため、機能素子100では、可動体20が回転することを抑制することができる。
機能素子100では、固定部3は、第1固定部30および第2固定部32を備え、可動体20は、連結部40,44で第1固定部30および第2固定部32に支持され、可動電極部8は、X軸と交差するY軸に沿って、可動体20の一端から延出する第1可動電極部6と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部7と、を備え、第1固定部30から延出し、第1可動電極部8(第1可動電極指51)の側面と対向する第1対向部61aを備えた第1延出部61と、第2固定部32から第1延出部61とは反対方向に延出し、第2可動電極部8(第3可動電極指53)の側面と対向する第3対向部63aを備えた第3延出部63と、を備える。そのため、機能素子100では、可動体20が回転することを抑制することができる。
1.2. 機能素子の製造方法
次に、第1実施形態に係る機能素子の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図3〜図5は、第1実施形態に係る機能素子100の製造工程を模式的に示す断面図であって、図2に対応している。
図3に示すように、例えばガラス基板をパターニングして(具体的には、フォトリソグ
ラフィーおよびエッチングによりパターニングして)、凹部14および溝部16,17,18を形成する。本工程により、凹部14および溝部16,17,18が形成された基板10を得ることができる。
次に、溝部16,17,18に、それぞれ配線81,82,83を形成する。次に、配線81,82,83上にコンタクト部80を形成する。次に、配線81,82,83と接続するように、それぞれパッド84,85,86を形成する。コンタクト部80、配線81,82,83、およびパッド84,85,86は、例えば、スパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法による成膜、およびパターニングにより形成される。なお、コンタクト部80を形成する工程と、パッド84,85,86を形成する工程とは、その順序を問わない。
なお、コンタクト部80は、基板10の上面12よりも上方に突出するように形成されることが好ましい。これにより、コンタクト部80を、後述するシリコン基板102と確実に接触させることができる。
図4に示すように、基板10に、例えばシリコン基板102を接合する。基板10とシリコン基板102との接合は、例えば、陽極接合によって行われる。これにより、基板10とシリコン基板102とを強固に接合することができる。
図5に示すように、シリコン基板102を、例えば研削機によって研削して薄膜化した後、所定の形状にパターニングして、可動体20、固定部30,32、連結部40,44、可動電極部8、および延出部61〜64を一体的に形成する。さらに、本工程において、固定電極部71〜74を形成する。本工程におけるパターニングのエッチングは、ボッシュ(Bosch)法により行われてもよい。
図2に示すように、基板10に蓋体90を接合して、基板10および蓋体90によって形成されるキャビティー92に、可動体20等を収容する。基板10と蓋体90との接合は、例えば、陽極接合によって行われる。これにより、基板10と蓋体90とを強固に接合することができる。本工程を、不活性ガス雰囲気で行うことにより、キャビティー92に不活性ガスを充填することができる。
以上の工程により、機能素子100を製造することができる。
1.3. 機能素子の変形例
1.3.1. 第1変形例
次に、第1実施形態の第1変形例に係る機能素子について、図面を参照しながら説明する。図6は、第1実施形態の変形例に係る機能素子200を模式的に示す平面図である。
なお、便宜上、図6では、蓋体90を透視して図示している。また、図6では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
以下、第1実施形態の第1変形例に係る機能素子200において、第1実施形態に係る機能素子100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。このことは、以下に示す第1実施形態の第2変形例に係る機能素子300において、同様である。
機能素子100では、図1に示すように、可動電極指51〜56の幅(X軸方向の大きさ)は、互いに等しかった。これに対し、機能素子200では、図6に示すように、可動電極指51,53,55,56の幅W1,W3,W5,W6は、可動電極指52,54の
幅W2,W4よりも大きい。
機能素子200では、幅W1,W3,W5,W6は、幅W2,W4よりも大きいため、可動電極指51,53,55,56は、可動電極指52,54に比べて、高い剛性を有することができる。したがって、機能素子100では、可動電極指51,53,55,56がそれぞれ対向部61a,63a,62a,64aに衝突した際に、可動電極指51,53,55,56が破損することを抑制することができる。
1.3.2. 第2変形例
次に、第1実施形態の第2変形例に係る機能素子について、図面を参照しながら説明する。図7は、第1実施形態の第2変形例に係る機能素子300を模式的に示す平面図である。
なお、便宜上、図7では、溝部16,17,18、配線81,82,83、およびパッド84,85,86を省略して図示している。また、図7では、蓋体90を透視して図示している。また、図7では、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。このことは、以下に示す図8および図9についても同様である。
機能素子100では、図1に示すように、可動体20の平面形状は、長方形であった。これに対し、機能素子300では、図7に示すように、可動体20は、凸部21,22を有している。
可動体20の第1凸部21は、連結部40の梁41,42の間に位置している。すなわち、可動体20は、梁41と梁42との間に延出して設けられている。図示の例では、第1凸部21の平面形状は、矩形である。第1凸部21は、平面視において、可動体20の長方形の形状を有している部分(可動電極指51〜56が接続されている部分)から−X軸方向に延出している。
ここで、連結部40の梁41は、Y軸方向に延出している第1梁部4と、X軸方向に延出している第2梁部5と、から構成されている。図示の例では、第1梁部4の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。第2梁部5の平面形状は、X軸に沿った長辺を有する長方形である。隣り合う第1梁部4の間の距離は、Dである。同様に、梁42,45,46は、第1梁部4および第2梁部5によって構成されている。
可動体20の第1凸部21と梁41との間の距離D1は、隣り合う第1梁部4の間の距離Dと等しいことが好ましい。さらに、距離D1は、第1延出部61の第2部分61cと梁41との間の距離D2と等しいことが好ましい。同様に、第1凸部21と梁42との間の距離D3は、距離Dと等しいことが好ましい。さらに、距離D3は、第3延出部63の第6部分63cと梁42との間の距離D4と等しいことが好ましい。
可動体20の第1凸部(延出した部分)21と第1固定部30の端部との間の距離Lαは、第1固定電極部71と第2可動電極指52との間の距離L2よりも小さい。さらに、距離Lαは、第3固定電極部73と第4可動電極指54との間の距離L6よりも小さい。
可動体20の第2凸部22は、連結部44の2つの梁45,46の間に位置している。図示の例では、第2凸部22の平面形状は、矩形である。第2凸部22は、平面視において、可動体20の長方形の形状を有している部分(可動電極指51〜56が接続されている部分)から+X軸方向に延出している。
可動体20の第2凸部22と梁45との間の距離D5は、隣り合う第1梁部4の間の距
離Dと等しいことが好ましい。さらに、距離D5は、第4延出部64の第8部分64cと梁45との間の距離D6と等しいことが好ましい。同様に、第2凸部22と梁46との間の距離D7は、距離Dと等しいことが好ましい。さらに、距離D7は、第2延出部62の第4部分62cと梁46との間の距離D8と等しいことが好ましい。
可動体20の第2凸部(延出した部分)22と第2固定部32の端部との間の距離Lβは、第2固定電極部72と第4可動電極指54との間の距離L4よりも小さい。さらに、距離Lβは、第4固定電極部74と第2可動電極指52との間の距離L8よりも小さい。
なお、第1凸部21と第1固定部30との間の距離Lα、および第2凸部22と第2固定部32との間の距離Lβは、例えば、距離L1〜L8よりも小さくてもよい。
機能素子300では、可動体20が凸部21,22を有していることにより、機能素子100に比べて、可動体20の質量を大きくすることができる。その結果、加速度が加えられた場合に、可動体20に働く力を大きくすることができる。このように機能素子300では、梁41,42間のスペース、および梁45,46間のスペースを利用して、可動体20の質量を大きくすることができる。例えば、固定部が突起部を有し、可動電極部が固定電極部に衝突する前に、可動体が固定部の突起部に衝突するような形態では、固定部の突起部が邪魔となり、連結部の2つの梁間のスペースを利用して可動体の質量を大きくすることができない場合がある。
機能素子300では、距離D1,D3,D5,D7は、距離D,D2,D4,D6と等しい。そのため、シリコン基板102(図4参照)をドライエッチングして連結部40,44を形成する際に、エッチング速度の均一化を図ることができる。その結果、連結部40,44を高精度に形成することができ、機能素子300を所望の特性(設計通りの特性)の感度を高くすることができる。例えば、距離D1,D3,D5,D7が距離D,D2,D4,D6と異なるような形態では、マイクロローディング効果により連結部を形成するためのエッチング速度がばらついてしまう場合がある。
機能素子300では、距離Lα,Lβは、距離L2,L4,L6,L8よりも小さい。そのため、可動電極指52,54が固定電極部71〜74に衝突する前に、可動体20が固定部30,32に衝突する。したがって、機能素子300では、可動電極指52,54および固定電極部71〜74が破損することを抑制することができる。
2. 第2実施形態
2.1. 機能素子
次に、第2実施形態に係る機能素子について、図面を参照しながら説明する。図8は、第2実施形態に係る機能素子400を模式的に示す平面図である。
以下、第2実施形態の変形例に係る機能素子400において、第1実施形態に係る機能素子100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
機能素子400では、図8に示すように、第1対向部61aは、第1可動電極指51の+Y軸方向に位置して第1可動電極指51と対向している。すなわち、第1対向部61aは、第1可動電極指51の−X軸方向に位置して第1可動電極指51と対向している第1部分161と、第1可動電極指51の+Y軸方向に位置して第1可動電極指51と対向している第2部分261と、を有している。つまり、第1延出部61は、可動電極部8の先端面と対向する部分を備えている。図示の例では、第1部分161は、2つの突起部65を有している。第2部分261は、1つの突起部65を有している。第2部分261の突
起部65と第1可動電極指51との間の距離T1は、可動体20と固定電極部71,74との間の距離H1よりも小さい。
同様に、第2対向部62aは、第5可動電極指55の−X軸方向に位置して第5可動電極指55と対向している第3部分162と、第5可動電極指55の−Y軸方向に位置して第5可動電極指55と対向している第4部分262と、を有している。第4部分262の突起部65と第5可動電極指55との間の距離T3は、可動体20と固定電極部72,73との間の距離H2よりも小さい。
第3対向部63aは、第3可動電極指53の+X軸方向に位置して第3可動電極指53と対向している第5部分163と、第3可動電極指53の−Y軸方向に位置して第3可動電極指53と対向している第6部分263と、を有している。第6部分263の突起部65と第3可動電極指53との間の距離T2は、可動体20と固定電極部72,73との間の距離H2よりも小さい。
第4対向部64aは、第6可動電極指56の+X軸方向に位置して第6可動電極指56と対向している第7部分164と、第6可動電極指56の+Y軸方向に位置して第6可動電極指56と対向している第8部分264と、を有している。第8部分264の突起部65と第6可動電極指56との間の距離T4は、可動体20と固定電極部71,74との間の距離H1よりも小さい。
機能素子400では、過度な加速度により可動体20に+Y軸方向の力が働いた場合に、可動体20が固定電極部71,74に衝突する前に、第1可動電極指51が第1対向部61aの第2部分261に衝突し、さらに、第6可動電極指56が第4対向部64aの第8部分264に衝突する。したがって、機能素子400では、可動体20および固定電極部71,74が破損することを抑制することができる。
さらに、機能素子400では、過度な加速度により可動体20に−Y軸方向の力が働いた場合に、可動体20が固定電極部72,73に衝突する前に、第3可動電極指53が第3対向部63aの第6部分263に衝突し、さらに、第5可動電極指55が第2対向部62aの第4部分262に衝突する。したがって、機能素子400では、可動体20および固定電極部72,73が破損することを抑制することができる。
2.2. 機能素子の製造方法
次に、第2実施形態の機能素子の製造方法について、説明する。第2実施形態の機能素子の製造方法は、第1実施形態の機能素子の製造方法と、基本的に同じである。よって、その説明を省略する。
2.3. 機能素子の変形例
次に、第2実施形態の変形例に係る機能素子について、図面を参照しながら説明する。図9は、第2実施形態の変形例に係る機能素子500を模式的に示す平面図である。
以下、第2実施形態の変形例に係る機能素子500において、第1実施形態に係る機能素子100、第2実施形態に係る機能素子400の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
機能素子400では、図8に示すように、対向部61a,62a,63a,64aの部分261,262,263,264の各々には、1つの突起部65が設けられていた。これに対し、機能素子500では、図9に示すように、対向部61a,62a,63a,64aの部分261,262,263,264の各々には、複数の突起部65が設けられて
いる。図示の例では、部分261,262,263,264の各々は、2つの突起部65を有している。
機能素子500では、第1可動電極指51の先端部59の幅(X軸方向の大きさ)Wは、第1可動電極指51の根元(第1可動電極指51と可動体20との境界)の幅Wよりも大きい。これにより、第1可動電極指51は、第1対向部61aの第2部分261と対向する面積を大きくすることができ、突起部65の数を増やすことができる。
同様に、機能素子500では、可動電極指53,55,56の先端部59の幅Wは、可動電極指53,55,56の根元(可動電極指53,55,56と可動体20との境界)の幅Wよりも大きい。
機能素子500では、機能素子400に比べて、対向部61a,62a,63a,64aの部分261,262,263,264が有する突起部65の数を増やすことができる。これにより、部分261,262,263,264の突起部65が、それぞれ可動電極指51,55,53,56と衝突した際に、突起部65の1つ当たりに加わる衝撃を小さくすることができる。その結果、突起部65および可動電極指51,53,55,56が破損することを抑制することができる。
3. 第3実施形態
次に、第3実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。第3実施形態に係る電子機器は、本発明に係る機能素子を含む。以下では、本発明に係る機能素子として、機能素子100を含む電子機器について、説明する。
図10は、第3実施形態に係る電子機器として、モバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100を模式的に示す斜視図である。
図10に示すように、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を有する表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、機能素子100が内蔵されている。
図11は、第3実施形態に係る電子機器として、携帯電話機(PHSも含む)1200を模式的に示す斜視図である。
図11に示すように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表示部1208が配置されている。
このような携帯電話機1200には、機能素子100が内蔵されている。
図12は、第3実施形態に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ1300を模式的に示す斜視図である。なお、図12には、外部機器との接続についても簡易的に示している。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Couple
d Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このデジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、ビデオ信号出力端子1312には、テレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314には、パーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなデジタルスチルカメラ1300には、機能素子100が内蔵されている。
以上のような電子機器1100,1200,1300は、機能素子100を含むため、正確に物理量を検出することができる。
なお、機能素子100を備えた電子機器は、図10に示すパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図11に示す携帯電話機、図12に示すデジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、各種ナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ヘッドマウントディスプレイ、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、ロケット、船舶の計器類)、ロボットや人体などの姿勢制御、フライトシミュレーターなどに適用することができる。
4. 第4実施形態
次に、第4実施形態に係る移動体について、図面を参照しながら説明する。第4実施形態に係る移動体は、本発明に係る物理量センサーを含む。以下では、本発明に係る物理量センサーとして、機能素子100を含む移動体について、説明する。
図13は、第4実施形態に係る移動体として、自動車1500を模式的に示す斜視図である。
自動車1500には、機能素子100が内蔵されている。具体的には、図13に示すように、自動車1500の車体1502には、自動車1500の加速度を検知する機能素子100を内蔵してエンジンの出力を制御する電子制御ユニット(ECU:Electro
nic Control Unit)1504が搭載されている。また、機能素子100は、他にも、車体姿勢制御ユニット、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、に広く適用することができる。
自動車1500は、機能素子100を含むため、正確に物理量を検出することができる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2…空隙、4…第1梁部、5…第2梁部、6…第1可動電極部、7…第2可動電極部、8…可動電極部、10…基板、12…上面、14…凹部、15…外縁、16…第1溝部、17…第2溝部、18…第3溝部、20…可動体、21…第1凸部、22…第2凸部、30…第1固定部、32…第2固定部、40…第1連結部、41,42…梁、44…第2連結部、45,46…梁、51…第1可動電極指、52…第2可動電極指、53…第3可動電極指、54…第4可動電極指、55…第5可動電極指、56…第6可動電極指、61…第1延出部、61a…第1対向部、61b…第1部分、61c…第2部分、62…第2延出部、62a…第2対向部、62b…第3部分、62c…第4部分、63…第3延出部、63a…第3対向部、63b…第5部分、63c…第6部分、64…第4延出部、64a…第4対向部、64b…第7部分、64c…第8部分、65…突起部、71…第1固定電極部、72…第2固定電極部、73…第3固定電極部、74…第4固定電極部、80…コンタクト部、81…第1配線、82…第2配線、83…第3配線、84…第1パッド、85…第2パッド、86…第3パッド、90…蓋体、92…キャビティー、100…機能素子、102…シリコン基板、161…第1部分、162…第3部分、163…第5部分、164…第7部分、200…機能素子、261…第2部分、262…第4部分、263…第6部分、264…第8部分、300,400,500…機能素子、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…デジタルスチルカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニター、1440…パーソナルコンピューター、1500…自動車、1502…車体、1504…電子制御ユニット

Claims (13)

  1. 第1軸に沿って変位可能な可動体と、
    前記可動体を連結部で支持する固定部と、
    前記可動体から延出している可動電極部と、
    前記可動電極部に対向して配置されている固定電極部と、
    前記固定部から延出し、前記可動電極部の側面と対向する対向部を備えた延出部と、
    を含み、
    前記対向部と前記可動電極部との間の距離は、前記固定電極部と前記可動電極部との間の距離よりも小さい、機能素子。
  2. 請求項1において、
    前記可動電極部は、前記第1軸に沿って複数設けられ、
    前記対向部と前記対向部に対向する前記可動電極部との間の距離は、前記固定電極部と他の前記可動電極部との間の距離よりも小さい、機能素子。
  3. 請求項1または2において、
    前記可動電極部は、前記第1軸に沿って複数設けられ、
    前記対向部に対向する前記可動電極部の幅は、他の前記可動電極部の幅よりも大きい、機能素子。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、
    前記延出部の前記対向部、および前記可動電極部の前記対向部と対向している部分の少なくとも一方には、突起部が設けられている、機能素子。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、
    前記延出部は、
    前記固定部から前記第1軸に交差する前記第2軸に沿って延出している第1部分と、
    前記第1部分から前記第1軸の方向に延出し、端部に前記対向部を備えた第2部分と、を備える、機能素子。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、
    前記固定部、前記延出部、前記連結部、前記可動電極部、および前記可動体は、一体に設けられている、機能素子。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、
    前記延出部は、前記可動電極部の先端面と対向する部分を備える、機能素子。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、
    前記連結部は、前記第1軸を境に一方側に配置された第1連結部と、他方側に配置された第2連結部と、を含み、
    前記可動体は、前記第1連結部と前記第2連結部との間に延出して設けられている、機能素子。
  9. 請求項8において、
    前記可動体の延出した部分の端部と前記固定部の端部との距離は、前記固定電極部と前記可動電極部の間の距離よりも小さい、機能素子。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1項において、
    前記可動電極部は、前記第1軸と交差する第2軸に沿って、前記可動体の一端から延出
    する第1可動電極部と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部と、を備え、
    前記固定部から延出し、前記第1可動電極部の側面と対向する第1対向部を備えた前記延出部としての第1延出部と、
    前記固定部から延出し、前記第2可動電極部の側面と対向する第2対向部を備えた前記延出部としての第2延出部と、を備える、機能素子。
  11. 請求項1ないし9のいずれか1項において、
    前記固定部は、第1固定部および第2固定部を備え、
    前記可動体は、前記連結部で前記第1固定部および前記第2固定部に支持され、
    前記可動電極部は、前記第1軸と交差する第2軸に沿って、前記可動体の一端から延出する第1可動電極部と、前記一端とは反対側の他端から延出する第2可動電極部と、を備え、
    前記第1固定部から延出し、前記第1可動電極部の側面と対向する第1対向部を備えた前記延出部としての第1延出部と、
    前記第2固定部から前記第1延出部とは反対方向に延出し、前記第2可動電極部の側面と対向する第3対向部を備えた前記延出部としての第3延出部と、を備える、機能素子。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の機能素子を含む、電子機器。
  13. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の機能素子を含む、移動体。
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