JP2006153482A - 半導体力学量センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1シリコン基板上に支持された第2シリコン基板にトレンチを形成することにより、可動電極、固定電極、および梁部を形成してなる容量式半導体加速度センサにおいて、感度が、梁部の厚さや可動電極の厚さの加工ばらつきの影響を受けにくくする。
【解決手段】 第1シリコン基板11上に支持された半導体層としての第2シリコン基板12を有する半導体基板10を備え、第2シリコン基板12にトレンチ14を形成することにより変位方向Xに変位可能な錘部21および可動電極24、可動電極24と対向配置された固定電極31、41、および錘部21を変位させるための梁部22が形成されており、加速度印加時に可動電極24と固定電極31、41との間の容量変化に基づいて印加加速度を検出するようにした半導体加速度センサ100において、梁部22の厚さが可動電極24の厚さよりも大きくなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、支持層上に支持された半導体層にトレンチを形成することにより、可動電極と固定電極とを形成し、力学量の印加時におけるこれら両電極間の容量変化に基づいて印加力学量を検出するようにした容量式の半導体力学量センサに関する。
従来より、この種の半導体力学量センサとしては、支持層上に半導体層を支持してなる基板を備え、該半導体層にトレンチを形成することにより、所定方向に変位可能な錘部、該錘部に連結され該錘部と一体に変位する可動電極、該可動電極と対向して配置された固定電極、および該錘部を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部が形成されてなるものが提案されている。
図9は、この種の半導体力学量センサJ100の一般的な概略平面構成を示す図であり、図10は、同センサJ100を図9中のC−C一点鎖線に沿った断面にて示す概略断面図である。
このような半導体力学量センサJ100は、半導体基板10に周知のマイクロマシン加工を施すことにより形成される。
ここでは、半導体力学量センサJ100を構成する半導体基板10は、図9に示されるように、第1の半導体層であり支持層としての第1シリコン基板11と半導体層としての第2シリコン基板12との間に、絶縁層としての酸化膜13を有する矩形状のSOI(シリコンオンインシュレータ)基板10である。
そして、この半導体力学量センサJ100は、半導体基板10の第2シリコン基板12にトレンチエッチングを施しトレンチ14を形成することにより、梁部22およびこれに一体形成された錘部21および可動電極24からなる可動部と、可動電極24に対向した固定電極31、41とが形成されたものである。
梁部21は、力学量の印加に応じて図9中の矢印X方向に変位するバネ機能を有するもので、この変位方向Xと直交する方向に延びる梁形状を有する。そして、錘部21は、この梁部22に支持されてこの梁部22をバネとしたバネ−マス系の質量部を構成しており、同じく変位方向Xに変位可能となっている。
可動電極24は、錘部21に一体に形成されるとともに、梁部22の変位方向Xと直交する方向に錘部21の両側から突出する櫛歯形状をなしている。そして、この櫛歯状の可動電極24は、梁部22とともに変位方向Xに変位可能となっている。
また、固定電極31、41は、第1シリコン基板11に固定支持され、可動電極24における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に複数本配列されたものであり、固定電極31、41の側面と可動電極24の側面とが対向して配置されている。
ここで、図9中の半導体加速度センサJ100において、左側の可動電極24と固定電極31との間隔に形成される容量をCS1とし、右側の可動電極24と固定電極41との間隔に形成される容量をCS2とする。
そして、この半導体力学量センサJ100においては、力学量の印加に伴い、左右の可動電極24と固定電極31、41との距離が変化し、その変化に伴う両電極24、31、41間の容量CS1、CS2が変化する。
この変化した容量の差(CS1−CS2)に基づく信号が半導体力学量センサJ100から出力信号として出力され、この信号は、たとえば、図示しない回路部にて処理され、最終的に出力される。こうして力学量が検出されるようになっている。
このような半導体力学量センサJ100は、半導体層である第2シリコン基板12の表面からトレンチエッチングを行い、上記錘部21および可動電極24といった可動部や固定電極31、41、梁部22を区画形成し、その後、錘部21および可動電極24、梁部22の下の絶縁層13を犠牲層エッチングなどによって除去することで、これらの部分をリリースすることで製造される。
このように、半導体力学量センサJ100の製造においては、梁部22および可動および固定電極24、31、41の間隔は、トレンチエッチングによって同時に形成されるものである。
ここにおいて、従来では、梁部22の幅すなわち梁幅と可動および固定電極24と31、41との間隔すなわち電極間隔のトレンチエッチングによる加工ばらつきに対する改善については、各種提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2000−24965号公報
しかしながら、上述したように、従来においては、梁幅と電極間隔のトレンチエッチングによる加工ばらつきに対する改善については各種提案されているものの、梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきに対する改善は、皆無に等しかった。
この種の半導体力学量センサJ100においては、梁部22と錘部21、可動電極24のバネ−マス系を用いた変位によって力学量を検出するものであり、これら梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきが、センサ感度に与える影響は無視することはできない。
つまり、このような加工ばらつきにより、センサの感度ばらつきが大きくなり、センサの歩留まりや精度に悪影響を与える可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、支持層上に支持された半導体層にトレンチを形成することにより、可動電極、固定電極、および可動電極を変位させるための梁部を形成してなる容量式の半導体力学量センサにおいて、感度が、梁部の厚さや可動電極の厚さの加工ばらつきの影響を受けにくくすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、支持層(11)および支持層(11)上に支持された半導体層(12)を有する基板(10)を備え、半導体層(12)にトレンチ(14)を形成することにより、所定方向に変位可能な錘部(21)、錘部(21)に連結され錘部(21)と一体に変位する可動電極(24)、可動電極(24)と対向して配置された固定電極(31、41)、および錘部(21)を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部(22)が形成されており、力学量が印加されたときに可動電極(24)と固定電極(31、41)との距離が変化し、この変化に伴う両電極(24、31、41)間の容量変化に基づいて印加力学量を検出するようにした容量式の半導体力学量センサにおいて、梁部(22)の厚さh2が可動電極(24)の厚さh1よりも大きくなっていることを特徴としている。
本発明のように、梁部(22)の厚さh2を可動電極(24)の厚さh1よりも大きくする、すなわちh1<h2の関係を満足すれば、梁部(22)の厚さや可動電極(24)の厚さの加工ばらつきがあったとしても、感度ばらつきを極力小さいものにできる(図5参照)。
つまり、本発明によれば、支持層(11)上に支持された半導体層(12)にトレンチ(14)を形成することにより、可動電極(24)、固定電極(31、41)、および可動電極(24)を変位させるための梁部(22)を形成してなる容量式の半導体力学量センサにおいて、感度が、梁部(22)の厚さや可動電極(24)の厚さの加工ばらつきの影響を受けにくくすることができる。
ここで、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の半導体力学量センサにおいて、梁部(22)の幅を梁幅b、可動電極(24)と固定電極(31、41)との間隔を電極間隔d、可動電極(24)の幅を電極幅W、としたとき、前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.0〜3.0であるとき、梁部(22)の厚さh2に対する可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.2〜0.8であることを特徴としている。
本発明のように、それぞれの比b/d、比W/b、比h1/h2を上記範囲に設定することにより、上記請求項1の発明の効果を適切に実現することができる。
より、具体的には、請求項3に記載の発明のように、請求項2に記載の半導体力学量センサにおいては、前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.0であるとき、梁部(22)の厚さh2に対する可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.4〜0.8であるものにできる。
また、同じく具体的には、請求項4に記載の発明のように、請求項2に記載の半導体力学量センサにおいては、前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.75であるとき、梁部(22)の厚さh2に対する可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.3〜0.7であるものにできる。
また、同じく具体的には、請求項5に記載の発明のように、請求項2に記載の半導体力学量センサにおいては、前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが3.0であるとき、梁部(22)の厚さh2に対する可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.2〜0.6であるものにできる。
また、請求項6に記載の発明のように、請求項1〜請求項5に記載の半導体力学量センサにおいては、可動電極(24)は、櫛歯状に複数本配列されたものであり、固定電極(31、41)は、可動電極(24)における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に配列された複数本のものにできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
本実施形態は、容量式の半導体力学量センサとして、差動容量式の半導体加速度センサについて本発明を適用したものである。この加速度センサは、たとえば、エアバッグ、ABS、VSC等の作動制御を行うための自動車用加速度センサやジャイロセンサなどに適用することができる。
図1は本実施形態に係る半導体加速度センサ100の概略平面図、図2は図1中のA−A一点鎖線に沿った半導体加速度センサ100の概略断面図、図3は図1中のB−B一点鎖線に沿った半導体加速度センサ100の概略断面図である。
この半導体加速度センサ100は、基板としての半導体基板10に周知のマイクロマシン加工を施すことにより形成される。
この半導体加速度センサ100は、大きくは、支持層11上に半導体層12を支持してなる半導体基板10を備え、該半導体層12にトレンチ14を形成することにより、所定方向に変位可能な錘部21、該錘部21に連結され該錘部21と一体に変位する可動電極24、該可動電極24と対向して配置された固定電極31、41、および該錘部21を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部22が形成されてなるものである。
本例では、半導体加速度センサ100を構成する半導体基板10は、図2および図3に示されるように、支持層としての第1シリコン基板11と半導体層としての第2シリコン基板12との間に、絶縁層としての酸化膜13を有する矩形状のSOI(シリコンオンインシュレータ)基板10である。
第2シリコン基板12には、その厚さ方向に貫通するトレンチ(溝)14を形成することにより、このトレンチ14によって区画されたパターン、すなわち可動部20および固定部30、40よりなる櫛歯形状を有する梁構造体が形成されている。
また、第2シリコン基板12の下の酸化膜13のうち上記梁構造体20〜40の形成領域に対応した部位、すなわち図1中の破線の矩形15に示される部位は、矩形状に除去されて開口部15を形成している。
このような半導体加速度センサ100は、たとえば、次のようにして製造される。
SOI基板10の第2シリコン基板12にフォトリソグラフ技術を用いて上記梁構造体に対応した形状のマスクを形成する。
その後、CF4やSF6等のガスを用いてドライエッチング等にてトレンチエッチングを行いトレンチ14を形成する。それによって、上記した梁構造体20〜40のパターンを一括して形成する。
続いて、フッ酸等を用いた犠牲層エッチング等により酸化膜13の除去を行い、開口部15を形成する。このようにして、可動部20がリリースされた半導体加速度センサ100を製造することができる。
このような半導体加速度センサ100において、開口部15上を横断するように配置された可動部20は、細長四角形状の錘部21の両端が、梁部22を介してアンカー部23aおよび23bに一体に連結された構成となっている。
これらアンカー部23aおよび23bは、図3に示されるように、酸化膜13における開口部15の開口縁部に固定され、支持層としての第1シリコン基板11上に支持されている。これによって、錘部21および梁部22は、第1シリコン基板11から離間して開口部15に臨んだ状態となっている。
また、梁部22は、図1に示されるように、平行な2本の梁がその両端で連結された矩形枠状をなしており、2本の梁の長手方向と直交する方向に変位するバネ機能を有するものである。
具体的には、梁部22は、図1中の矢印X方向の成分を含む加速度を受けたときに錘部21を矢印X方向へ変位させるとともに、加速度の消失に応じて元の状態に復元させるようになっている。
よって、可動部20は、加速度の印加に応じて、基板面水平方向にて開口部15上にて梁部22の変位方向すなわち上記矢印X方向へ変位可能となっている。以下、矢印X方向を梁部22の変位方向Xと言うこととする。
また、図1に示されるように、可動部20においては、錘部21に連結され錘部21と一体に変位する可動電極24が備えられている。本例では、可動電極24は櫛歯形状をなしているが、梁部22の変位方向Xと直交した方向にて、錘部21の両側面から互いに反対方向へ延びる梁形状をなす複数本のものである。
言い換えれば、可動電極24は、梁部22の変位方向Xを配列方向とし、この変位方向Xに沿って櫛歯状に複数本配列されたものである。図1では、可動電極24は、錘部21の左側および右側に各々4個ずつ突出して形成されている。そして、各可動電極24は断面矩形の梁状に形成されて、第1シリコン基板11から離間して開口部15に臨んだ状態となっている。
このように、各可動電極24は、梁部22および錘部21と一体的に形成されることにより、梁部22および錘部21とともに、基板面水平方向にて梁部22の変位方向Xに変位可能となっている。
また、図1〜図3に示されるように、固定部30、40は、酸化膜13における開口部15の開口縁部における対向辺部のうち、アンカー部23a、23bが支持されていないもう1組の対向辺部にて、酸化膜13に固定されている。そして、固定部30、40は、酸化膜13を介して第1シリコン基板11上に支持されている。
図1において、錘部21の左側に位置する固定部30は、左側固定電極31および左側固定電極用配線部32とから構成されている。一方、図1において、錘部21の右側に位置する固定部40は、右側固定電極40および右側固定電極用配線部42とから構成されている。
本例では、図1に示されるように、それぞれの固定電極31、41は開口部15上に位置しており、可動電極24における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に複数本配列されたものとなっている。
ここで、図1においては、錘部21の左側については、個々の可動電極24に対して上記変位方向Xに沿って上側に左側固定電極31が設けられており、一方、錘部21の右側については、個々の可動電極24に対して上記変位方向Xに沿って下側に右側固定電極41が設けられている。
このように、基板面水平方向において個々の可動電極24に対して、それぞれ固定電極31、41が対向して配置されており、各対向間隔において、可動電極24の側面(つまり検出面)と固定電極31、41の側面(つまり検出面)との間に容量を検出するための検出間隔が形成されている。
また、左側固定電極31と右側固定電極41とは、それぞれ互いに電気的に独立している。そして、各固定電極31、41は、可動電極24に対して略平行に延びる断面矩形の梁状に形成されている。
ここで、左側固定電極31および右側固定電極41は、それぞれ、酸化膜13を介して第1シリコン基板11に固定されている各固定電極用配線部32、42に片持ち状に支持された状態となっている。そして、各固定電極31、41は、酸化膜13から離間した状態となっている。
このように、本例においては、左側固定電極31および右側固定電極41については、それぞれの複数本の電極が、電気的に共通した各配線部32、42にまとめられた形となっている。
また、左側固定電極用配線部32および右側固定電極用配線部42上の所定位置には、それぞれ、左側固定電極用パッド30aおよび右側固定電極用パッド40aが形成されている。
また、一方のアンカー部23bと一体に連結された状態で、可動電極用配線部25が形成されており、この配線部25上の所定位置には、可動電極パッド25aが形成されている。上記の各電極用パッド25a、30a、40aは、たとえばアルミニウムをスパッタや蒸着することなどにより形成されている。
このような構成を有する本実施形態の半導体加速度センサ100においては、さらに、図2および図3に示されるように、半導体層である第2シリコン基板12の厚さ方向に沿った厚さとして、梁部22の厚さh2が、可動電極24の厚さh1よりも大きくなっている。
なお、本実施形態では、可動電極24と錘部21とで厚さを同等としているため、梁部22の厚さh2は、錘部21の厚さよりも厚くなっているが、可動電極24と錘部21とで厚さが違っていてもよい。
それにより、梁部22が錘部21と同等の厚さであるか、もしくは錘部21よりも薄いものであってもよい。つまり、本実施形態においては、梁部22は、可動部のうちでも特に固定電極31、41と対向し検出間隔を構成する部位である可動電極24よりも、厚ければよいのである。
ここで、図1に示されるように、梁部22の幅を梁幅b、可動電極24と固定電極31、41との間隔すなわち検出間隔を電極間隔d、可動電極24の幅を電極幅W、というように各寸法を定義する。
このとき、本実施形態では、たとえば、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0〜3.0であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2は、0.2〜0.8であるものにできる。
ここで、このように、梁部22の厚さh2が可動電極24の厚さh1よりも大きい構成を実現することは、SOI基板10を作製するときに、あらかじめ犠牲層である酸化膜13の厚さを変えておくことにより容易に実現できる。つまり、本実施形態では、梁部22の下の酸化膜13よりも可動電極24の下の酸化膜13を厚くしておけば、本構成を形成することができる。
かかる構成を有する半導体加速度センサ100は、たとえば、この半導体加速度センサ100からの出力信号を処理するための検出回路(後述の図4参照)や、検査用の回路などが形成された回路部を有する。
このような回路部は、たとえば図示しない、シリコン基板等の半導体基板に半導体プロセスを用いてMOSトランジスタ素子などを形成し回路を構成してなる回路チップに、設けられており、この回路チップと半導体加速度センサ100とは、ボンディングワイヤやバンプなどにより電気的に接続される。
次に、本実施形態の容量式の半導体加速度センサ100の検出動作について説明する。本実施形態では、加速度の印加に伴う可動電極24と固定電極31、41との間の静電容量変化に基づいて加速度を検出するようになっている。
上述したように、本半導体加速度センサ100においては、個々の可動電極24の側面(つまり検出面)に対してそれぞれ固定電極31、41の側面(つまり検出面)が対向して設けられており、これら両電極の側面の各対向間隔において、容量を検出するための検出間隔が形成されている。
ここで、左側固定電極31と可動電極24との間隔に、検出容量として第1の容量CS1が形成されており、一方、右側固定電極41と可動電極24との間隔に、検出容量として第2の容量CS2が形成されているとする。
そして、センサ100において、基板面水平方向において上記図1中の変位方向Xへ加速度が印加されると、梁部22のバネ機能により、アンカー部を除く可動部20全体が一体的に上記変位方向Xへ変位し、当該変位方向Xへの可動電極24の変位に応じて上記各容量CS1、CS2が変化する。
たとえば、上記図1において、可動部20が、変位方向Xに沿って下方へ変位したときを考える。このとき、左側固定電極31と可動電極24との間隔は広がり、一方、右側固定電極41と可動電極24との間隔は狭まる。
よって、可動電極24と固定電極31、41による差動容量(CS1−CS2)の変化に基づいて、矢印X方向の加速度を検出することができる。具体的には、この容量の差(CS1−CS2)に基づく信号が半導体加速度センサ100から出力信号として出力され、この信号は上記回路部にて処理され、最終的に出力される。
図4は、本実施形態の容量式の半導体加速度センサ100における加速度を検出するための検出回路200の一例を示す回路図である。
この検出回路200において、ΔC検出回路は、入力された容量差(CS1−CS2)を電圧に変換するものとなっている。
そして、上記変位方向Xの印加加速度は、下記の数式1に示す様に、電圧値V0として出力される。
(数1)
V0=(CS1−CS2)・V/(CS1+CS2)
このようにして、加速度の検出がなされる。
ところで、本実施形態によれば、支持層としての第1シリコン基板11および第1シリコン基板11上に支持された半導体層としての第2シリコン基板12を有する半導体基板10を備え、第2シリコン基板12にトレンチ14を形成することにより、所定方向すなわち変位方向Xに変位可能な錘部21、錘部21に連結され錘部21と一体に変位する可動電極24、可動電極24と対向して配置された固定電極31、41、および錘部21を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部22が形成されており、力学量としての加速度が印加されたときに可動電極24と固定電極31、41との距離が変化し、この変化に伴う両電極24、31、41間の容量変化に基づいて印加加速度を検出するようにした容量式の半導体加速度センサにおいて、梁部22の厚さh2が可動電極24の厚さh1よりも大きくなっていることを特徴とする半導体加速度センサ100が提供される。
このように、本実施形態において、梁部22の厚さh2を可動電極24の厚さh1よりも大きくした構成を採用することの根拠について述べる。
このような容量式の半導体力学量センサにおいては、感度は、容量変化ΔCに比例する。この容量変化は、次の数式2にて表される。
(数2)
感度S∝(C0・m)/k
ここで、上記数式2中、Co:加速度=0の時の電極間容量値、m:可動部質量(つまり錘部21と可動電極24の総質量)、k:梁部22のバネ定数、d:上記した電極間隔である。
そして、半導体加速度センサ100において、加工ばらつきとしては、線幅ばらつきであるシリコン残し幅ばらつきΔd、可動電極24の厚さのばらつきである電極厚ばらつきΔh1、梁部22の厚さのばらつきである梁厚ばらつきΔh2が挙げられる。
上記数式2より、これらシリコン残し幅ばらつきΔd、電極厚ばらつきΔh1、梁厚ばらつきΔh2による感度ばらつきΔSは、次の数式3で表される。
Figure 2006153482
ここで、上記数式3中、h1:上記可動電極24の厚さ、h2:上記梁部22の厚さ、W:上記可動電極24の幅(電極幅)、b:上記梁部22の幅(梁幅)、d:上記電極間隔である。
すなわち、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2が小さくなると、感度ばらつきΔSは、ある値で極小値を持つ。加工ばらつきによる感度変化を解析した結果を図5に示す。
図5は、梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきとしての上記比h1/h2と上記感度ばらつきΔS(単位:%)との関係を示す図である。なお、図5では上記比h1/h2は、「電極厚h1/梁厚h2」と図示している。
この図5では、上記梁幅d=上記電極幅Wの場合すなわち梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0の場合において、梁部22や可動電極24の一般的に発生しうる加工ばらつきとして厚さのばらつきが20%、幅のばらつきが40%ある場合の感度ばらつきΔSを示している。
そして、図5では、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0(曲線A)、1.14(曲線B)、1.33(曲線C)、1.4(曲線D)、1.6(曲線E)、1.75(曲線F)の各場合について、上記比h1/h2と上記感度ばらつきΔSとの関係を示している。なお、図5では、上記比b/dは「梁幅/電極間隔」と図示している。
図5に示されるように、上記比b/dが1.0〜1.75の各場合について、、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2が1未満、すなわち、梁部22の厚さh2が可動電極24の厚さh1よりも大きくなっていれば、感度ばらつきΔSは極小値を持つ、すなわち、感度ばらつきを極力小さいものにできる。
ここで、図5に示される結果では、この関係を示す2次関数の変極点については、線幅の加工ばらつきΔdの影響は小さい。
さらに、本発明者の解析によれば、図5における2次関数の変極点すなわち感度ばらつきΔSが最小となる値は、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dだけでなく、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bによっても異なることがわかった。
図6は、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bと上記感度ばらつきΔSが最小値となる比h1/h2との関係を示す図である。なお、図6では、上記比b/dは「梁幅/電極間隔」と図示しており、感度ばらつきΔSが最小値となる比h1/h2は、「感度ばらつき最小の電極厚h1/梁厚h2」と図示している。
この図6では、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0、1.75、3.0の場合において、梁部22や可動電極24の一般的に発生しうる加工ばらつきとして厚さのばらつきが20%、幅のばらつきが40%ある場合の感度ばらつきΔSを示している。
つまり、図6は、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0、1.75、3.0の場合に上記図5に示されるような関係を求め、この関係における各2次関数の変極点をもとにプロットすることによって求めた結果を示すものである。
図6に示されるように、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2は、おおよそ0.4〜0.8であれば、上記感度ばらつきΔSが最小値となる。
また、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.75であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2は、おおよそ0.3〜0.7であれば、上記感度ばらつきΔSが最小値となる。
また、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが3.0であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2は、おおよそ0.2〜0.6であれば、上記感度ばらつきΔSが最小値となる。
つまり、この図6から、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0〜3.0であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2がおおよそ0.2〜0.8であれば、上記感度ばらつきΔSが最小値となる。
以上が、本実施形態において、梁部22の厚さh2を可動電極24の厚さh1よりも大きくした構成を採用することの根拠である。
そして、本実施形態によれば、梁部22の厚さh2を可動電極24の厚さh1よりも大きくする、すなわちh1<h2の関係を満足すれば、上記図5に示されるように、梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきがあったとしても、感度ばらつきを極力小さいものにできる。
つまり、本実施形態によれば、支持層11上に支持された半導体層12にトレンチ14を形成することにより、可動電極24、固定電極31、41、および可動電極24を変位させるための梁部22を形成してなる容量式の半導体力学量センサ100において、センサの感度が、梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきの影響を受けにくくすることができる。
そして、上記図5および図6にて示したように、電極間隔dに対する梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、梁幅bに対する電極幅Wの比W/bが1.0〜3.0であるとき、梁部22の厚さh2に対する可動電極24の厚さh1の比h1/h2を0.2〜0.8とすれば、上記感度ばらつきΔSが最小値となり、本実施形態の上記効果を適切に実現することができる。
また、本実施形態では、上述したように、可動電極24は、櫛歯状に複数本配列されたものであり、固定電極31、41は、可動電極24における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に配列された複数本のものであることも特徴点のひとつである。
[変形例]
上記図2、図3に示される例では、半導体加速度センサ100は、犠牲層である酸化膜13の厚さを変えることにより、可動電極24の下部をより大きくエッチングすることによって、可動電極24を梁部22よりも薄いものとした。
ここで、本実施形態において、梁部22の厚さh2を可動電極24の厚さh1よりも大きいものにすることは、これら図2、図3に示される例に限定されるものではなく、図7や図8に示されるようなものであってもよい。
図7は、本実施形態の第1の変形例としての半導体加速度センサの概略断面図であり、図8は、本実施形態の第2の変形例としての半導体加速度センサの概略断面図である。これら図7、図8は、上記図3に示される断面に対応した断面にて、半導体加速度センサを示している。
図7に示される第1の変形例は、可動電極24の下部ではなく上部すなわち表面をより大きくエッチングすることによって、可動電極24が梁部22よりも薄くなった構成を実現したものである。
この場合、可動電極24と梁部22とで、犠牲層である酸化膜13の厚さを変えることは不要である。具体的には、たとえば、フォトリソグラフ法などにより可動電極24の表面が開口したマスクを形成し、この状態で可動電極24の表面を選択的にドライエッチングなどによりエッチングすればよい。
また、図8に示される第2の変形例は、可動電極24の下部と上部の両方すなわち裏面と表面の両方をより大きくエッチングすることによって、可動電極24が梁部22よりも薄くなった構成を実現したものである。
この場合、上記図2、図3に示される例と上記図7に示される例との両方のエッチング方法を行うことにより、この第2の変形例の構成を容易に実現できることは、言うまでもない。
そして、これら図7、図8に示される第1および第2の変形例においても、上述した本実施形態の効果を実現できる。すなわち、これら変形例に示される半導体加速度センサによっても、センサの感度が、梁部22の厚さや可動電極24の厚さの加工ばらつきの影響を受けにくくすることができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態の半導体加速度センサでは、可動電極24は櫛歯状に複数本配列されたものであり、固定電極31、41は、可動電極24における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に複数本配列されたものであるが、これら電極の構成は、これに限定されるものではない。
また、梁部としては、上記実施形態に示されるような平行な2本の梁がその両端で連結された矩形枠状をなすものに限定されるものではない。梁部としては、錘部を所定方向に変位可能なバネ機能を有するものであるならば、たとえば、折り返し形状のものなどであってもよい。
また、錘部およびこの錘部に一体に連結される可動電極についても、上記実施形態に示される構成に限定されるものではない。さらには、加速度センサとしては、上記した差動容量式に限定されるものではない。
また、本発明は、上記した加速度センサ装置以外にも、力学量として角速度を検出する角速度センサ等の力学量センサ装置に対しても適用可能である。
要するに、本発明は、支持層および該支持層上に支持された半導体層を有する基板を備え、該半導体層にトレンチを形成することにより、所定方向に変位可能な錘部、該錘部に連結され該錘部と一体に変位する可動電極、該可動電極と対向して配置された固定電極、および該錘部を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部が形成されており、力学量が印加されたときに可動電極と固定電極との距離が変化し、この変化に伴う両電極間の容量変化に基づいて印加力学量を検出するようにした容量式の半導体力学量センサにおいて、梁部の厚さh2を可動電極の厚さh1よりも大きくしたことを要部とするものであり、その他の部分については、適宜設計変更が可能である。
本発明の実施形態に係る半導体力学量センサとしての半導体加速度センサの概略平面図である。 図1中のA−A概略断面図である。 図1中のB−B概略断面図である。 上記実施形態の半導体加速度センサにおける検出回路の一例を示す回路図である。 梁部の厚さh2に対する可動電極の厚さh1の比h1/h2と感度ばらつきΔSとの関係を示す図である。 梁幅bに対する電極幅Wの比W/bと感度ばらつきΔSが最小値となる比h1/h2との関係を示す図である。 上記実施形態の第1の変形例としての半導体加速度センサの概略断面図である。 上記実施形態の第2の変形例としての半導体加速度センサの概略断面図である。 従来の半導体力学量センサの一般的な概略平面構成を示す図である。 図9中のC−C概略断面図である。
符号の説明
10…基板としての半導体基板、
11…支持層としての第1シリコン基板、
12…半導体層としての第2シリコン基板、
14…トレンチ、
21…錘部、22…梁部、
24…可動電極、31、41…固定電極、
b…梁部の幅としての梁幅、
d…可動電極と固定電極との間隔としての電極間隔、
h1…可動電極の厚さ、h2…梁部の厚さ、
W…可動電極の幅としての電極幅、
h1/h2…梁部の厚さh2に対する可動電極の厚さh1の比、
b/d…電極間隔dに対する梁幅bの比、
W/b…梁幅bに対する電極幅Wの比。

Claims (6)

  1. 支持層(11)および前記支持層(11)上に支持された半導体層(12)を有する基板(10)を備え、
    前記半導体層(12)にトレンチ(14)を形成することにより、所定方向に変位可能な錘部(21)、前記錘部(21)に連結され前記錘部(21)と一体に変位する可動電極(24)、前記可動電極(24)と対向して配置された固定電極(31、41)、および前記錘部(21)を変位させるためにバネ変形可能な梁状の梁部(22)が形成されており、
    力学量が印加されたときに前記可動電極(24)と前記固定電極(31、41)との距離が変化し、この変化に伴う前記両電極(24、31、41)間の容量変化に基づいて印加力学量を検出するようにした容量式の半導体力学量センサにおいて、
    前記梁部(22)の厚さh2が前記可動電極(24)の厚さh1よりも大きくなっていることを特徴とする半導体力学量センサ。
  2. 前記梁部(22)の幅を梁幅b、前記可動電極(24)と前記固定電極(31、41)との間隔を電極間隔d、前記可動電極(24)の幅を電極幅W、としたとき、
    前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、
    前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.0〜3.0であるとき、
    前記梁部(22)の厚さh2に対する前記可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.2〜0.8であることを特徴とする請求項1に記載の半導体力学量センサ。
  3. 前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、
    前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.0であるとき、
    前記梁部(22)の厚さh2に対する前記可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.4〜0.8であることを特徴とする請求項2に記載の半導体力学量センサ。
  4. 前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、
    前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが1.75であるとき、
    前記梁部(22)の厚さh2に対する前記可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.3〜0.7であることを特徴とする請求項2に記載の半導体力学量センサ。
  5. 前記電極間隔dに対する前記梁幅bの比b/dが1.0〜1.75であり、
    前記梁幅bに対する前記電極幅Wの比W/bが3.0であるとき、
    前記梁部(22)の厚さh2に対する前記可動電極(24)の厚さh1の比h1/h2は、0.2〜0.6であることを特徴とする請求項2に記載の半導体力学量センサ。
  6. 前記可動電極(24)は、櫛歯状に複数本配列されたものであり、
    前記固定電極(31、41)は、前記可動電極(24)における櫛歯の隙間にかみ合うように櫛歯状に配列された複数本のものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の半導体力学量センサ。
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