JP2014194921A - マイクロ波処理装置及びマイクロ波処理方法 - Google Patents

マイクロ波処理装置及びマイクロ波処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 処理容器内でのマイクロ波の挙動に大きな影響を与えずに、被処理体の冷却を効率良く行うことが可能なマイクロ波処理装置を提供する。
【解決手段】 マイクロ波処理装置1の処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13の内壁面には、熱吸収層50が設けられている。この熱吸収層50は、天井部11及び底部13の内壁面において、少なくともウエハWと対向する領域に設けておくことが好ましい。熱吸収層50は、ウエハWと対向する部材よりも放射率が高く、マイクロ波が透過する際にマイクロ波の損失が少ない材質、例えば、使用されるマイクロ波の周波数における誘電正接(tanδ)が10−3以下であり、かつ誘電率が3以下の材質によって構成することが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロ波を処理容器に導入して被処理体に対して所定の処理を行うマイクロ波処理装置、及び該マイクロ波処理装置において被処理体に対してマイクロ波の照射を行うマイクロ波処理方法に関する。
近年、半導体ウエハなどの基板に対して熱処理を施す装置として、マイクロ波を使用する装置が提案されている。マイクロ波による熱処理は、内部加熱、局所加熱、選択加熱が可能であることから、従来のランプ加熱方式や抵抗加熱方式のアニール装置に比べてプロセスメリットが大きいことが知られている。例えば、マイクロ波加熱を利用してドーピング原子の活性化を行う場合、マイクロ波がドーピング原子に直接作用することから、余剰加熱が起こらず、拡散層の拡がりを抑制できるという利点がある。また、マイクロ波照射による加熱は、従来のランプ加熱方式や抵抗加熱方式に比べ、比較的に低温でのアニール処理が可能であり、サーマルバジェットの増大を抑えることができるという利点もある。しかしながら、基板全体の温度をマイクロ波の出力だけで制御することは困難であり、過剰な温度上昇が生じないように、マイクロ波による加熱と冷却とのバランスを考慮したアニール処理が必要と考えられている。
マイクロ波照射によって加熱途中、もしくは加熱された基板を、マイクロ波処理装置の処理容器内で冷却するためには、処理容器内へ冷却ガスを導入するガス冷却方式が考えられる。しかし、ガス冷却方式の場合、冷却ガスの流量に対する冷却効率は、処理容器内の容量に大きく依存する。従って、ガス冷却方式において、基板の冷却効率を向上させる最も有効な手段は、マイクロ波処理装置の処理容器内の容積を縮小することである。しかし、マイクロ波処理装置では、処理容器の形状や寸法が電磁界分布に影響を与えるため、冷却効率を優先して処理容器の容積や形状について設計変更を行うことは現実的ではない。また、冷却ガスによる基板の冷却効率は、ガス流量や処理容器内での気流によって変動しやすいため、基板の面内で均一、かつ安定的な冷却効果を得ることが難しい。
処理容器内で基板を冷却する際の冷却効率を改善するために、処理空間に面するカバーの内面に黒色酸化皮膜による熱吸収層を設け、基板からの輻射熱を吸収させるように構成した基板冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1)。しかし、特許文献1の基板冷却装置は、基板を冷却するための冷却専用装置であり、基板に対してマイクロ波処理を行うことは考慮されていない。
特開平9−7925号公報(例えば、図2)
マイクロ波は、波長が数十ミリと長く、しかも、処理容器内で定在波を形成しやすいという特徴を有している。そのため、基板をマイクロ波で処理するマイクロ波処理装置において、マイクロ波の性質を考慮せずに、処理容器内に基板の冷却効率を向上させるための熱吸収層を設けた場合、基板の面内で電磁界の強弱に分布が生じ、加熱温度の不均一が生じる結果となる。
本発明の目的は、処理容器内でのマイクロ波の挙動に大きな影響を与えずに、被処理体の冷却を効率良く行うことが可能なマイクロ波処理装置を提供することにある。
本発明のマイクロ波処理装置は、
上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、
前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する支持部材と、
前記被処理体を処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器内に導入するマイクロ波導入装置と、
前記処理容器内で前記支持部材によって支持された状態の被処理体と対向する部材の壁面に設けられており、マイクロ波を透過し、かつ前記被処理体と対向する部材よりも放射率の高い材質によって形成されている熱吸収層と、
を備えている。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記熱吸収層が、合成樹脂またはアルマイト皮膜によって形成されていてもよい。この場合、前記合成樹脂が、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン及びポリエチレンからなる群より選ばれる1種又は2種以上であってもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記熱吸収層が、前記マイクロ波の周波数における誘電正接が10−3以下であり、かつ誘電率が3以下の材質により形成されていてもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記熱吸収層の厚みが、0.05mm以上0.25mm以下の範囲内であってもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記熱吸収層が、前記被処理体と対向する部材において、少なくとも被処理体と対向する領域に設けられていてもよい。この場合、前記被処理体と対向する部材が、前記上壁であってもよいし、前記上壁及び前記底壁の両方であってもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記被処理体と対向する部材として、複数のガス孔を有して前記処理容器内にガスを導入するガス導入部材をさらに備えていてもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記熱吸収層が、さらに前記側壁の内壁面に設けられていてもよい。
本発明のマイクロ波処理装置は、前記被処理体と対向する部材の壁面が、鏡面加工されていてもよい。
本発明のマイクロ波処理方法は、上記いずれかのマイクロ波処理装置の前記処理容器内で、被処理体に前記マイクロ波を照射する。
本発明のマイクロ波処理方法において、前記マイクロ波処理装置は、さらに、前記支持部材に支持された被処理体を回転させる回転機構を備えていてもよく、被処理体を回転させながら前記マイクロ波の照射を行ってもよい。
本発明のマイクロ波処理方法において、前記マイクロ波処理装置は、さらに、前記支持部材に支持された被処理体の高さ位置を変位させる昇降機構を備えていてもよく、前記被処理体の高さ位置を、第1の高さ位置と、該第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置に変位させて前記マイクロ波の照射を行ってもよい。
本発明のマイクロ波処理装置では、処理容器内でのマイクロ波の挙動に大きな影響を与えずに、被処理体の冷却を効率良く行うことが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るマイクロ波処理装置の概略の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるマイクロ波導入装置の高電圧電源部の概略の構成を示す説明図である。 図1に示した処理容器の天井部の上面を示す平面図である。 図1に示した処理容器の天井部と熱吸収層を示す拡大断面図である。 図1に示した処理容器の天井部と熱吸収層の別の例を示す拡大断面図である。 熱吸収層として硬質アルマイト皮膜を設けた変形例における半導体ウエハの温度の測定結果を示すグラフである。 図1に示した制御部の構成を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係るマイクロ波処理装置の概略の構成を示す断面図である。 熱吸収層の放射率を変化させた場合のウエハの冷却効果をシミュレーションした結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るマイクロ波処理装置の概略の構成について説明する。図1は、本実施の形態に係るマイクロ波処理装置の概略の構成を示す断面図である。本実施の形態に係るマイクロ波処理装置1は、連続する複数の動作を伴って、例えば半導体デバイス製造用の半導体ウエハ(以下、単に「ウエハ」と記す。)Wに対して、マイクロ波を照射してアニール処理を施す装置である。
マイクロ波処理装置1は、被処理体であるウエハWを収容する処理容器2と、処理容器2内にマイクロ波を導入するマイクロ波導入装置3と、処理容器2内においてウエハWを支持する支持装置4と、処理容器2内にガスを供給するガス供給機構5と、処理容器2内を減圧排気する排気装置6と、これらマイクロ波処理装置1の各構成部を制御する制御部8とを備えている。
<処理容器>
処理容器2は、マイクロ波を反射する金属材料によって形成されている。処理容器2を形成する材料としては、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金等が用いられる。
処理容器2は、上壁としての板状の天井部11および底壁としての底部13と、天井部11と底部13とを連結する角筒状の側壁部12と、天井部11を上下に貫通するように設けられた複数のマイクロ波導入ポート10と、側壁部12に設けられた搬入出口12aと、底部13に設けられた排気口13aとを有している。なお、側壁部12は円筒状であってもよい。搬入出口12aは、処理容器2に隣接する図示しない搬送室との間でウエハWの搬入出を行うためものである。処理容器2と図示しない搬送室との間には、ゲートバルブGVが設けられている。ゲートバルブGVは、搬入出口12aを開閉する機能を有し、閉状態で処理容器2を気密にシールすると共に、開状態で処理容器2と図示しない搬送室との間でウエハWの移送を可能にする。
<支持装置>
支持装置4は、処理容器2の底部13のほぼ中央を貫通して処理容器2の外部まで延びる管状のシャフト14と、シャフト14の上端付近においてほぼ水平方向に放射状に設けられた複数のアーム部15と、各アーム部15に着脱可能に装着された支持部材としての複数の支持ピン16とを有している。さらに、支持装置4は、シャフト14を回転させる回転駆動部17と、シャフト14を上下に変位させる昇降駆動部18と、シャフト14を支持するとともに、回転駆動部17と昇降駆動部18とを連結する可動連結部19と、を有している。回転駆動部17、昇降駆動部18及び可動連結部19は、処理容器2の外部に設けられている。なお、処理容器2内を真空状態にする場合は、シャフト14が底部13を貫通する部分の周囲に、例えばベローズなどのシール機構20を設けることができる。
複数(本実施の形態では3本)の支持ピン16は、処理容器2内においてウエハWの裏面に当接してウエハWを支持する。複数の支持ピン16は、その上端部がウエハWの周方向に並ぶように配置されている。各支持ピン16は、棒状のアーム部15に着脱可能に装着されている。複数の支持ピン16およびアーム部15は、誘電体材料によって形成されている。複数の支持ピン16およびアーム部15を形成する誘電体材料としては、例えば、石英、セラミックス等を用いることができる。なお、支持ピン16の本数は、ウエハWを安定して支持できれば3本に限らない。
支持装置4において、シャフト14、アーム部15、回転駆動部17及び可動連結部19は、支持ピン16に支持されたウエハWを水平方向に回転運動させる回転機構を構成している。複数の支持ピン16及びアーム部15は、回転駆動部17を駆動させることによって、シャフト14を回転中心にして回転し、各支持ピン16を水平方向に円運動(公転)させる。また、支持装置4において、シャフト14、アーム部15、昇降駆動部18及び可動連結部19は、支持ピン16に支持されたウエハWの高さ位置を調節する高さ位置調節機構を構成している。複数の支持ピン16及びアーム部15は、昇降駆動部18を駆動させることによって、シャフト14とともに、上下方向に昇降変位するように構成されている。なお、マイクロ波処理装置1において、回転駆動部17、昇降駆動部18及び可動連結部19は任意の構成であり、これらを設けなくてもよい。
回転駆動部17は、シャフト14を回転させ得るものであれば、特に制限はなく、例えば図示しないモータ等を備えていてもよい。昇降駆動部18は、シャフト14及び可動連結部19を昇降変位させ得るものであれば、特に制限はなく、例えば図示しないボールねじ等を備えていてもよい。回転駆動部17と昇降駆動部18は一体の機構であってもよく、可動連結部19を有しない構成であってもよい。なお、ウエハWを水平方向に回転させる回転機構及びウエハWの高さ位置を調節する高さ位置調節機構は、それらの目的を実現できれば、他の構成であってもよい。
<排気機構>
排気装置6は、例えば、ドライポンプ等の真空ポンプを有している。マイクロ波処理装置1は、更に、排気口13aと排気装置6とを接続する排気管21と、排気管21の途中に設けられた圧力調整バルブ22と、を備えている。排気装置6の真空ポンプを作動させることにより、処理容器2の内部空間が減圧排気される。なお、マイクロ波処理装置1は、大気圧での処理も可能であり、その場合は、真空ポンプは不要である。排気装置6としてドライポンプ等の真空ポンプを用いる替わりに、マイクロ波処理装置1が設置される施設に設けられた排気設備を用いることも可能である。
<ガス供給機構>
マイクロ波処理装置1は、更に、処理容器2内にガスを供給するガス供給機構5を備えている。ガス供給機構5は、図示しないガス供給源を備えたガス供給装置5aと、ガス供給装置5aに接続され、処理容器2内に処理ガスを導入する複数の配管23(1本のみ図示)と、を備えている。複数の配管23は、処理容器2の側壁部12に接続されている。ガス供給機構5は、更に、配管23の途中に設けられたマスフローコントローラ(MFC)24および一つ又は複数の開閉バルブ25(一つのみ図示)を備えている。処理容器2内に供給されるガスの流量等は、マスフローコントローラ24および開閉バルブ25によって制御される。
ガス供給装置5aは、複数の配管23を介して、処理ガスまたは冷却ガスとして、例えば、N、Ar、He、Ne、O、H等のガスを処理容器2内へサイドフロー方式で供給できるように構成されている。なお、処理容器2内へのガスの供給は、例えばウエハWに対向する位置(例えば、天井部11)にガス供給手段を設けて行ってもよい。また、ガス供給装置5aの代りに、マイクロ波処理装置1の構成には含まれない外部のガス供給装置を使用してもよい。
<温度計測部>
マイクロ波処理装置1は、更に、ウエハWの表面温度を測定する図示しない複数の放射温度計と、これらの放射温度計に接続された温度計測部27とを備えている。
<マイクロ波放射空間>
本実施の形態のマイクロ波処理装置1では、処理容器2内にマイクロ波放射空間Sが形成されている。このマイクロ波放射空間Sには、天井部11に設けられた複数のマイクロ波導入ポート10からマイクロ波が放射される。処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13は、いずれも金属材料によって形成されているため、マイクロ波を反射し、マイクロ波放射空間S内に散乱させる。
<マイクロ波導入装置>
次に、図1、図2及び図3を参照して、マイクロ波導入装置3の構成について説明する。図2は、マイクロ波導入装置3の高電圧電源部の概略の構成を示す説明図である。図3は、図1に示した処理容器2の天井部11の上面を示す平面図である。
マイクロ波導入装置3は、処理容器2の上部に設けられ、処理容器2内に電磁波(マイクロ波)を導入するマイクロ波導入手段として機能する。図1に示したように、マイクロ波導入装置3は、マイクロ波を処理容器2に導入する複数のマイクロ波ユニット30と、複数のマイクロ波ユニット30に接続された高電圧電源部40とを備えている。
(マイクロ波ユニット)
本実施の形態では、複数のマイクロ波ユニット30の構成は全て同一である。各マイクロ波ユニット30は、ウエハWを処理するためのマイクロ波を生成するマグネトロン31と、マグネトロン31において生成されたマイクロ波を処理容器2に伝送する導波管32と、マイクロ波導入ポート10を塞ぐように天井部11に固定された透過窓33とを有している。マグネトロン31は、本発明におけるマイクロ波源に対応する。
図3に示したように、本実施の形態では、処理容器2は、天井部11において全体として略十字形をなすように周方向に等間隔に配置された4つのマイクロ波導入ポート10を有している。各マイクロ波導入ポート10は、長辺と短辺とを有する平面視矩形をなしている。各マイクロ波導入ポート10の大きさや、長辺と短辺の比は、マイクロ波導入ポート10毎に異なっていてもよいが、ウエハWに対するアニール処理の均一性を高めるとともに制御性をよくする観点から、4つのマイクロ波導入ポート10のすべてが同じ大きさ及び形状であることが好ましい。なお、本実施の形態では、各マイクロ波導入ポート10にそれぞれマイクロ波ユニット30が接続されている。つまり、マイクロ波ユニット30の数は4つである。
マグネトロン31は、高電圧電源部40によって供給される高電圧が印加される陽極および陰極(いずれも図示省略)を有している。また、マグネトロン31としては、種々の周波数のマイクロ波を発振することができるものを用いることができる。マグネトロン31によって生成されるマイクロ波は、被処理体の処理毎に最適な周波数を選択し、例えばアニール処理においては、2.45GHz、5.8GHz等の高い周波数のマイクロ波であることが好ましく、5.8GHzのマイクロ波であることが特に好ましい。
導波管32は、断面が矩形且つ角筒状の形状を有し、処理容器2の天井部11の上面から上方に延びている。マグネトロン31は、導波管32の上端部の近傍に接続されている。導波管32の下端部は、透過窓33の上面に接している。マグネトロン31において生成されたマイクロ波は、導波管32および透過窓33を介して処理容器2内に導入される。
透過窓33は、誘電体材料によって形成されている。透過窓33の材料としては、例えば、石英、セラミックス等を用いることができる。透過窓33と天井部11との間は、図示しないシール部材によって気密にシールされている。透過窓33の下面から支持ピン16に支持されたウエハWの表面までの距離は、ウエハWへマイクロ波が直接放射されることを抑制する観点から、例えば25mm以上とすることが好ましく、25〜50mmの範囲内で可変に調節することがより好ましい。
マイクロ波ユニット30は、更に、導波管32の途中に設けられたサーキュレータ34、検出器35およびチューナ36と、サーキュレータ34に接続されたダミーロード37とを有している。サーキュレータ34、検出器35およびチューナ36は、導波管32の上端部側からこの順に設けられている。サーキュレータ34およびダミーロード37は、処理容器2からの反射波を分離するアイソレータを構成する。すなわち、サーキュレータ34は、処理容器2からの反射波をダミーロード37に導き、ダミーロード37は、サーキュレータ34によって導かれた反射波を熱に変換する。
検出器35は、導波管32における処理容器2からの反射波を検出するためのものである。検出器35は、例えばインピーダンスモニタ、具体的には、導波管32における定在波の電界を検出する定在波モニタによって構成されている。定在波モニタは、例えば、導波管32の内部空間に突出する3本のピンによって構成することができる。定在波モニタによって定在波の電界の場所、位相および強さを検出することにより、処理容器2からの反射波を検出することができる。また、検出器35は、進行波と反射波を検出することが可能な方向性結合器によって構成されていてもよい。
チューナ36は、マグネトロン31と処理容器2との間のインピーダンスを整合する機能を有している。チューナ36によるインピーダンス整合は、検出器35における反射波の検出結果に基づいて行われる。チューナ36は、例えば、導波管32の内部空間に出し入れすることができるように設けられた導体板(図示省略)によって構成することができる。この場合、導体板の、導波管32の内部空間への突出量を制御することにより、反射波の電力量を調整して、マグネトロン31と処理容器2との間のインピーダンスを調整することができる。
(高電圧電源部)
高電圧電源部40は、マグネトロン31に対してマイクロ波を生成するための高電圧を供給する。図2に示したように、高電圧電源部40は、商用電源に接続されたAC−DC変換回路41と、AC−DC変換回路41に接続されたスイッチング回路42と、スイッチング回路42の動作を制御するスイッチングコントローラ43と、スイッチング回路42に接続された昇圧トランス44と、昇圧トランス44に接続された整流回路45とを有している。マグネトロン31は、整流回路45を介して昇圧トランス44に接続されている。
AC−DC変換回路41は、商用電源からの交流(例えば、三相200Vの交流)を整流して所定の波形の直流に変換する回路である。スイッチング回路42は、AC−DC変換回路41によって変換された直流をオン・オフ制御する回路である。スイッチング回路42では、スイッチングコントローラ43によってフェーズシフト型のPWM(Pulse Width Modulation)制御またはPAM(Pulse Amplitude Modulation)制御が行われて、パルス状の電圧波形が生成される。昇圧トランス44は、スイッチング回路42から出力された電圧波形を所定の大きさに昇圧するものである。整流回路45は、昇圧トランス44によって昇圧された電圧を整流してマグネトロン31に供給する回路である。
[熱吸収層]
処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13の内壁面には、熱吸収層50が設けられている。熱吸収層50は、ウエハWの冷却効率を高めるため、少なくとも、処理容器2内で支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWと対向する部材の壁面に設けることが好ましい。ここで「ウエハWと対向する」とは、ウエハWの上面又は下面に対して向き合う意味である。本実施の形態のマイクロ波処理装置1において、支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWと対向する部材は、ウエハWより上方でウエハWの上面と対向する天井部11及びウエハWより下方でウエハWの下面と対向する底部13である。従って、熱吸収層50は、天井部11及び底部13の内壁面に形成すればよいが、本実施の形態では、さらに側壁部12の内壁面にも熱吸収層50を設けている。
また、ウエハWの面内で均等な冷却促進効果を得る観点から、熱吸収層50は、ウエハWと対向する部材において、少なくともウエハWと対向する領域に設けておくことが好ましい。ここで「ウエハWと対向する領域」とは、例えば、天井部11の内壁面に、支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWの輪郭を投影した場合に、その投影された領域を意味する。また、「ウエハWと対向する領域」は、例えば、底部13の内壁面に、支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWの輪郭を投影した場合に、その投影された領域を意味する。なお、本実施の形態のマイクロ波処理装置1では、天井部11に複数のマイクロ波導入ポート10が形成されているため、これらのマイクロ波導入ポート10を除外した天井部11の内壁面の全面に熱吸収層50を形成している。また、本実施の形態のマイクロ波処理装置1では、底部13には、排気口13aが設けられており、また、底部13にはシャフト14が貫通しているため、排気口13a及びシャフト14の装着部位を除いた底部13の内壁面の全面に熱吸収層50を形成している。
熱吸収層50は、例えば100℃程度までの耐熱性を有し、かつ、ウエハWと対向する部材よりも放射率の高い材質によって形成することが好ましい。処理容器2は、上記のとおり、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属で構成されている。従って、熱吸収層50は、これらの金属よりも放射率が高い材質によって構成することが好ましい。
また、熱吸収層50は、マイクロ波を透過しやすく、マイクロ波が透過する際にマイクロ波の損失が少ない材質によって構成することが好ましい。熱吸収層50におけるマイクロ波の損失が大きいと、熱吸収層50によってマイクロ波が消費されてしまうことから、マイクロ波処理装置1でウエハWへのアニール処理を行う場合に、ウエハWの加熱効率が低下する。従って、熱吸収層50は、例えば、マイクロ波の周波数である5.8GHzにおける誘電正接(tanδ)が10−3以下であり、かつ誘電率が3以下の材質により形成することが好ましい。誘電正接及び誘電率が上記範囲内であれば、熱吸収層50におけるマイクロ波の損失を極力抑制して処理容器2内でのマイクロ波の挙動に影響を与えずに、ウエハWの加熱効率の低下を回避できる。
熱吸収層50に使用される、耐熱性を有し、処理容器2を構成する金属よりも放射率が高く、かつ、マイクロ波の損失が少ない材質として、例えば、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン、ポリエチレン等の合成樹脂を挙げることができる。また、特にフッ素樹脂は、マイクロ波の周波数である5.8GHzにおける誘電正接が10−3以下であり、かつ誘電率が3以下であるため、アニール処理時のマイクロ波の損失を抑えながら、冷却時にはウエハWから効率のよい抜熱が可能となるので好ましい。このような低誘電正接及び低誘電率のフッ素樹脂としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などを挙げることができる。例えば、処理容器2の一般的材料であるアルミニウムの放射率が0.09であるのに対し、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の放射率は、厚みが0.2mmの場合0.68程度であることから、アルミニウム粗面よりも大きな熱吸収が期待できる。
図4及び図5は、熱吸収層50が形成された天井部11の拡大断面図である。熱吸収層50は、図4に示したように、天井部11の内壁面11aに直接設けることができる。このように、天井部11の内壁面11aに直接熱吸収層50を設ける場合は、内壁面11aと熱吸収層50との接着性を確保するため、内壁面11aの表面を粗化させておくことが好ましい。
また、図5に示したように、天井部11の内壁面11aに、バインダー層51を介して熱吸収層50を設けることもできる。バインダー層51としては、例えばポリアミドイミド樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂系接着剤を用いることができる。このように、天井部11の内壁面11aにバインダー層51を介して熱吸収層50を設ける場合は、マイクロ波の反射効率を高めるため、内壁面11aを鏡面加工しておくことが好ましい。
熱吸収層50の厚みは、放射率にも影響を与えるため、その材質に応じて設定することができる。例えば、天井部11の内壁面11aに熱吸収層50を直接設ける場合(図4参照)、熱吸収層50の材質がフッ素樹脂であれば、熱吸収層50の厚みTは、マイクロ波の損失を最小限に抑えながら、熱吸収層50の放射率を高めてウエハWの冷却効率を向上させる観点から、例えば0.05mm以上0.25mm以下の範囲内が好ましく、例えば0.08mm以上0.2mm以下の範囲内がより好ましい。
また、バインダー層51を介して天井部11の内壁面11aに熱吸収層50を間接的に設ける場合(図5参照)、熱吸収層50の材質がフッ素樹脂であれば、熱吸収層50とバインダー層51の合計厚みTは、マイクロ波の損失を最小限に抑えながら、熱吸収層50の放射率を高めてウエハWの冷却効率を向上させる観点から、例えば0.01mm以上0.015mm以下の範囲内が好ましく、例えば0.01mm以上0.013mm以下の範囲内がより好ましい。
また、本実施の形態の変形例として、アルミニウムで構成された処理容器2の内壁面にアルマイト処理(陽極酸化処理)を施して得られるアルマイト皮膜、特に、硬質アルマイト皮膜(放射率0.6程度)を熱吸収層50とすることもできる。硬質アルマイト皮膜は、マイクロ波の周波数である5.8GHzにおける誘電正接(tanδ)が約0.001であり、誘電率が約8である。熱吸収層50としての硬質アルマイト皮膜の厚みは、マイクロ波の損失を最小限に抑えながら、熱吸収層50の放射率を高めてウエハWの冷却効率を向上させる観点から、例えば30μm以上100μm以下の範囲内が好ましく、例えば50μm以上60μm以下の範囲内がより好ましい。図6は、天井部11の内壁面11aに、熱吸収層50として厚さ50μmの硬質アルマイト層を設けた処理容器2内にマイクロ波を供給してウエハWの温度を測定した実験結果を示すグラフである。図6では、比較のため、アルミニウム表面についての実験結果も併記した。図6における向かって左側の縦軸はウエハWの温度を示し、向かって右側の縦軸は、硬質アルマイト層を設けた場合のアルミニウム表面に対する降下温度を示している。図6の横軸はマイクロ波パワーであり、この実験では、600Wから4000Wの間でマイクロ波を供給した。図6から、熱吸収層50として硬質アルマイト皮膜を形成することにより、ウエハWの冷却が効率良く行なえていることが理解できる。
なお、図4及び図5は、天井部11に熱吸収層50を設ける場合を例に挙げたが、側壁部12、底部13等の内壁面に熱吸収層50を設ける場合も、天井部11と同様である。
<制御部>
マイクロ波処理装置1の各構成部は、それぞれ制御部8に接続されて、制御部8によって制御される。制御部8は、典型的にはコンピュータである。図7は、図1に示した制御部8の構成を示す説明図である。図7に示した例では、制御部8は、CPUを備えたプロセスコントローラ81と、このプロセスコントローラ81に接続されたユーザーインターフェース82および記憶部83とを備えている。
プロセスコントローラ81は、マイクロ波処理装置1において、例えば温度、圧力、ガス流量、マイクロ波出力、ウエハWの回転速度等のプロセス条件に関係する各構成部(例えば、マイクロ波導入装置3、支持装置4、ガス供給装置5a、排気装置6、温度計測部27等)を統括して制御する制御手段である。
ユーザーインターフェース82は、工程管理者がマイクロ波処理装置1を管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードやタッチパネル、マイクロ波処理装置1の稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等を有している。
記憶部83には、マイクロ波処理装置1で実行される各種処理をプロセスコントローラ81の制御によって実現するための制御プログラム(ソフトウエア)や、処理条件データ等が記録されたレシピ等が保存されている。プロセスコントローラ81は、ユーザーインターフェース82からの指示等、必要に応じて、任意の制御プログラムやレシピを記憶部83から呼び出して実行する。これにより、プロセスコントローラ81による制御下で、マイクロ波処理装置1の処理容器2内において所望の処理が行われる。
上記の制御プログラムおよびレシピは、例えば、CD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリ、DVD、ブルーレイディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態のものを利用することができる。また、上記のレシピは、他の装置から、例えば専用回線を介して随時伝送させてオンラインで利用することも可能である。
[処理手順]
次に、マイクロ波処理装置1においてウエハWに対してアニール処理を施す際の処理の手順について説明する。まず、例えばユーザーインターフェース82から、マイクロ波処理装置1においてアニール処理を行うように、プロセスコントローラ81に指令が入力される。次に、プロセスコントローラ81は、この指令を受けて、記憶部83またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に保存されたレシピを読み出す。次に、レシピに基づく条件によってアニール処理が実行されるように、プロセスコントローラ81からマイクロ波処理装置1の各エンドデバイス(例えば、マイクロ波導入装置3、支持装置4、ガス供給装置5a、排気装置6等)に制御信号が送出される。
次に、ゲートバルブGVが開状態にされて、図示しない搬送装置によって、ウエハWが、ゲートバルブGVおよび搬入出口12aを通って処理容器2内に搬入され、複数の支持ピン16の上に載置される。複数の支持ピン16は、昇降駆動部18を駆動させることによって、シャフト14、アーム部15とともに、上下方向に昇降し、ウエハWが所定の高さにセットされる。この高さで、回転駆動部17を駆動させることによって、ウエハWを、水平方向に所定の速度で回転させる。なお、ウエハWの回転は、連続的でなく、非連続的であってもよい。次に、ゲートバルブGVが閉状態にされて、必要な場合は排気装置6によって、処理容器2内が減圧排気される。次に、ガス供給装置5aによって、所定の流量の処理ガスが処理容器2内に導入される。処理容器2の内部空間は、排気量およびガス供給量を調整することによって、所定の圧力に調整される。
次に、高電圧電源部40からマグネトロン31に対して電圧を印加してマイクロ波を生成する。マグネトロン31において生成されたマイクロ波は、導波管32を伝搬し、次に、透過窓33を透過して、処理容器2内において回転するウエハWの上方のマイクロ波放射空間Sに導入される。本実施の形態では、複数のマグネトロン31において順次マイクロ波を生成し、各マイクロ波導入ポート10から交互にマイクロ波を処理容器2内に導入する。なお、複数のマグネトロン31において同時に複数のマイクロ波を生成させ、各マイクロ波導入ポート10から同時にマイクロ波を処理容器2内に導入するようにしてもよい。
処理容器2に導入されたマイクロ波は、回転するウエハWに照射されて、ジュール加熱、磁性加熱、誘導加熱等の電磁波加熱により、ウエハWが迅速に加熱される。その結果、ウエハWに対してアニール処理が施される。アニール処理の間は、処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13の内壁面に設けられた熱吸収層50がウエハWからの輻射熱を効率良く吸収することによって抜熱し、ウエハWの過剰な温度上昇を抑制し、加熱と冷却とのバランスを考慮したプロセスが可能になる。
また、アニール処理の間に、支持装置4によって、ウエハWを水平方向回転させてもよいし、さらにウエハWの高さ位置を変化させてもよい。アニール処理の間にウエハWを回転させたり、ウエハWの高さ位置を変位させたりすることによって、ウエハWに照射されるマイクロ波の偏りを少なくし、ウエハW面内の加熱温度を均一化することができる。例えば、アニール処理の間、支持装置4によってウエハWを回転させることによって、ウエハWの面内における温度分布を均等にしながら冷却を行うことができる。本実施の形態のマイクロ波処理装置1では、天井部11に複数のマイクロ波導入ポート10を有しており、この部分には熱吸収層50を設けることができないため、ウエハWを回転させることは、ウエハWの面内での均一な冷却という観点からも有効である。また、アニール処理の間、支持装置4によってウエハWの高さ位置を変化させることによって、熱吸収層50による冷却効率を調節することも可能である。例えば、アニール処理の間、通常の高さ位置とは異なる冷却位置までウエハWを上昇させることによって、ウエハWからの抜熱量を増加させることができる。このようなウエハWの高さ位置の調節は、例えば、天井部11のみに熱吸収層50を設ける場合にも有効である。
プロセスコントローラ81からマイクロ波処理装置1の各エンドデバイスにアニール処理を終了させる制御信号が送出されると、マイクロ波の生成が停止されると共に、ウエハWの回転が停止し、処理ガスの供給が停止されて、ウエハWに対するアニール処理が終了する。
さらに、アニール処理の終了後、ウエハWを支持ピン16上に保持した状態でウエハWの冷却処理を行うことも可能である。処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13の内壁面に設けられた熱吸収層50は、ウエハWからの輻射熱を効率良く吸収することによって抜熱し、ウエハWの冷却を促進することができる。
また、冷却処理の間は、支持装置4によってウエハWを回転させることによって、ウエハWの面内における温度分布を均等にしながら冷却を行うことができる。
さらに、冷却処理の間は、支持装置4によってウエハWの高さ位置を変化させてもよい。例えば、アニール処理の際の高さ位置とは異なる上記冷却位置までウエハWを上昇させることによって、ウエハWからの抜熱量を増加させることができる。
また、冷却処理の間、ウエハWの冷却を促すため、必要に応じてガス供給装置5aから処理容器2内へ冷却用ガスを導入してもよい。
所定時間のアニール処理又は冷却処理が終了した後、ゲートバルブGVが開状態にされて、支持装置4によってウエハWの高さ位置を調整した後、図示しない搬送装置によって、ウエハWが搬出される。
マイクロ波処理装置1は、例えば半導体デバイスの作製工程において、拡散層に注入されたドーピング原子の活性化を行うためのアニール処理などの目的で好ましく利用できる。
以上のように、本実施の形態のマイクロ波処理装置1は、ウエハWに対してマイクロ波を照射してアニール処理をしながら、あるいはアニール処理後、処理容器2内でウエハWの冷却処理を行うことが可能である。冷却処理の際は、処理容器2の内壁面に設けられた熱吸収層50によってウエハWからの熱を奪い、速やかに降温させることができる。特に、ウエハWの温度が高温であるほど、抜熱量が大きく、効率の良い冷却が可能である。
また、熱吸収層50を少なくともウエハWと対向する領域に設けておくことによってウエハWの面内で均等な冷却促進効果が得られるため、ウエハW面内での熱分布による反りの発生などを防止しながら冷却時間を短縮できる。
また、処理容器2の容積が大きい程、熱吸収層50の表面積を大きくできるため、冷却ガスを用いる場合に比べて、処理容器2が大型化しても優れた冷却効果を維持できる。
以上のように、マイクロ波処理装置1では、アニール処理をしたウエハWの次工程への移行を速やかに行うことが可能であり、複数枚のウエハWを入れ替えて処理する場合のスループットを高めることができる。
なお、図1のマイクロ波処理装置1では、処理容器2の天井部11、側壁部12及び底部13の内壁面に熱吸収層50を設けたが、天井部11の内壁面11aのみに熱吸収層50を設けてもよい。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明の第2の実施の形態のマイクロ波処理装置について説明する。図8は、本実施の形態に係るマイクロ波処理装置1Aの概略の構成を示す断面図である。本実施の形態に係るマイクロ波処理装置1Aは、連続する複数の動作を伴って、例えばウエハWに対して、マイクロ波を照射してアニール処理を施す装置である。以下の説明では、第1の実施の形態のマイクロ波処理装置1との相違点を中心に説明し、図8において、第1の実施の形態のマイクロ波処理装置1と同じ構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態のマイクロ波処理装置1Aは、ガス導入部材としてのシャワーヘッド60を備えている。シャワーヘッド60は、処理容器2内にガスを導入する。シャワーヘッド60は、ウエハWに対向するように、天井部11に装着されている。シャワーヘッド60は、複数のガス孔60aと、これら複数のガス孔60aに連通するガス拡散室60bとを有している。ガス拡散室60bは、配管23に接続されている。更に、配管23の途中には、マスフローコントローラ(MFC)24および一つ又は複数の開閉バルブ25(一つのみ図示)が設けられている。処理容器2内に供給されるガスの流量等は、マスフローコントローラ24および開閉バルブ25によって制御される。
また、本実施の形態のマイクロ波処理装置1Aは、天井部11及び底部13を冷却する冷却機構を設けている。すなわち、マイクロ波処理装置1Aは、冷媒供給装置70と、この冷媒供給装置70からの冷媒を供給する供給用配管71,72と、冷媒を循環させる循環用配管73,74を有している。供給用配管71には、バルブ75が設けられている。供給用配管72には、バルブ76が設けられている。また、図示は省略するが、循環用配管73,74は、それぞれ冷媒供給装置70に接続されている。
また、天井部11には、冷媒を通流させる流路11bが設けられている。供給用配管71は、この流路11bに接続されている。流路11bは、循環用配管73を介して冷媒を冷媒供給装置70へ循環させる。
また、底部13には、冷媒を通流させる流路13bが設けられている。供給用配管72は、この流路13bに接続されている。流路13bは、循環用配管74を介して冷媒を冷媒供給装置70へ循環させる。
以上の構成によって、マイクロ波処理装置1Aでは、冷媒供給装置70からの冷媒を、供給用配管71、天井部11内の流路11b及び循環用配管73を介して循環させることができる。また、マイクロ波処理装置1Aでは、冷媒供給装置70からの冷媒を、供給用配管72、底部13内の流路13b及び循環用配管74を介して循環させることができる。冷媒供給装置70から流路11b,13bへ供給する冷媒としては、特に制限はなく、例えば水、フッ素系冷媒などを用いることができる。なお、冷媒として水を用いる場合、循環用配管73,74を介して冷媒供給装置70へ循環させずに廃棄してもよい。
マイクロ波処理装置1Aでは、シャワーヘッド60の下面、処理容器2の側壁部12及び底部13の内壁面に、熱吸収層50が設けられている。熱吸収層50は、ウエハWの冷却効率を高めるため、少なくとも、処理容器2内で支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWと対向する部材の壁面に設けることが好ましい。本実施の形態のマイクロ波処理装置1Aにおいて、支持装置4の支持ピン16によって支持された状態のウエハWと対向する部材は、ウエハWより上方でウエハW上面と対向するシャワーヘッド60及びウエハWより下方でウエハWの下面と対向する底部13である。従って、熱吸収層50は、シャワーヘッド60及び底部13の内壁面に形成すればよいが、本実施の形態では、さらに側壁部12の内壁面にも熱吸収層50を設けている。
また、熱吸収層50は、ウエハWと対向する部材において、少なくともウエハWと対向する領域に設けておくことが好ましい。本実施の形態のマイクロ波処理装置1Aでは、シャワーヘッド60に複数のガス孔60aが形成されているため、このガス孔60aを除外したシャワーヘッド60の壁面の全面に熱吸収層50を形成している。底部13の熱吸収層50については、第1の実施の形態と同様である。
マイクロ波処理装置1Aにおけるマイクロ波処理及び冷却処理の手順は、天井部11の流路11b及び底部13の流路13bへ冷媒を供給しながら、シャワーヘッド60を用いてガス供給を行う点以外は、第1の実施の形態に準じて行うことができる。マイクロ波処理装置1Aでは、冷媒供給装置70から冷媒を天井部11の流路11bへ供給することによって、天井部11及びシャワーヘッド60を冷却することができる。従って、シャワーヘッド60の下面に形成した熱吸収層50によるウエハWの冷却効率を高めることができる。また、マイクロ波処理装置1Aでは、冷媒供給装置70から冷媒を底部13の流路13bへ供給することによって、底部13を冷却することができる。従って、底部13の下面に形成した熱吸収層50によるウエハWの冷却効率を高めることができる。
なお、マイクロ波処理装置1Aでは、ガス導入部材としてのシャワーヘッド60を天井部11に嵌め込んだ状態で装着しているが、例えば、シャワーヘッドを、独立した部材として、天井部11から離間させて配置する構成としてもよい。
本実施の形態のマイクロ波処理装置1Aにおける他の構成及び効果は、第1の実施の形態のマイクロ波処理装置1と同様であるので説明を省略する。なお、本実施の形態においても熱吸収層50としてアルマイト皮膜を用いることができる。
[シミュレーション試験]
次に、図9を参照しながら、本発明の効果を確認したシミュレーション試験の結果について説明する。第1の実施の形態(図1)と同様の構成のマイクロ波処理装置1において、熱吸収層50の放射率を変化させた場合のウエハWの冷却効果をシミュレーションした。このシミュレーションでは、一定熱量をウエハWに連続で導入しながら、処理容器2の材質として汎用されているアルミニウム素面の放射率0.09を基準に、処理容器2内面の放射率を0.2、0.5、0.7、及び1に変化させた場合のウエハWの温度を算出した。シミュレーションにおけるウエハWへの入力熱量は、2250W、処理容器2の容積は8L、ウエハWは300mm径とした。なお、ウエハWの温度は、安定した時点の温度とした。
シミュレーション試験の結果を図9に示した。図9から、処理容器2の内壁面の放射率を上げることによって、ウエハWの温度が低下しており、冷却効果が向上することが確認された。従って、処理容器2の内壁面に熱吸収層50を設けた場合でも、同様に、ウエハWの降温を促進する効果が期待できる。
また、熱吸収層50を少なくともウエハWと対向する領域に設けておくことによってウエハWの面内で均等な冷却促進効果が得られるため、ウエハW面内での熱分布による反りの発生などを防止しながら冷却時間を短縮できる。特に、ウエハWの温度が高温であるほど、抜熱量が大きく、効率の良い冷却が可能である。
また、処理容器2の容積が大きい程、熱吸収層50の表面積を大きくできるため、冷却ガスを用いる場合に比べて、処理容器2が大型化しても優れた冷却効果を維持できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明のマイクロ波処理装置は、半導体ウエハを被処理体とする場合に限らず、例えば太陽電池パネルの基板やフラットパネルディスプレイ用基板を被処理体とするマイクロ波処理装置にも適用できる。
また、上記実施の形態のマイクロ波処理装置1,1Aは、アニール処理を目的とするものであるが、例えばエッチング装置、アッシング装置、成膜装置などにおいてウエハWが加熱されるプロセスを行う場合にも、同様に本発明を適用できる。
また、マイクロ波処理装置におけるマイクロ波ユニット30の数(マグネトロン31の数)やマイクロ波導入ポート10の数は、上記実施の形態で説明した数に限られない。
1…マイクロ波処理装置、2…処理容器、3…マイクロ波導入装置、4…支持装置、5…ガス供給機構、5a…ガス供給装置、6…排気装置、8…制御部、10…マイクロ波導入ポート、11…天井部、12…側壁部、12a…搬入出口、13…底部、13a…排気口、14…シャフト、15…アーム部、16…支持ピン、17…回転駆動部、18…昇降駆動部、19…可動連結部、21…排気管、22…圧力調整バルブ、23…配管、30…マイクロ波ユニット、31…マグネトロン、32…導波管、33…透過窓、34…サーキュレータ、35…検出器、36…チューナ、37…ダミーロード、40…高電圧電源部、GV…ゲートバルブ、S…マイクロ波放射空間、W…半導体ウエハ。

Claims (14)

  1. 上壁、底壁及び側壁を有し、被処理体を収容する処理容器と、
    前記処理容器内で被処理体に当接してこれを支持する支持部材と、
    前記被処理体を処理するためのマイクロ波を生成して前記処理容器内に導入するマイクロ波導入装置と、
    前記処理容器内で前記支持部材によって支持された状態の被処理体と対向する部材の壁面に設けられており、マイクロ波を透過し、かつ前記被処理体と対向する部材よりも放射率の高い材質によって形成されている熱吸収層と、
    を備えたマイクロ波処理装置。
  2. 前記熱吸収層が、合成樹脂またはアルマイト皮膜によって形成されている請求項1に記載のマイクロ波処理装置。
  3. 前記合成樹脂が、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン及びポリエチレンからなる群より選ばれる1種又は2種以上である請求項2に記載のマイクロ波処理装置。
  4. 前記熱吸収層が、前記マイクロ波の周波数における誘電正接が10−3以下であり、かつ誘電率が3以下の材質により形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置。
  5. 前記熱吸収層の厚みが、0.05mm以上0.25mm以下の範囲内である請求項1から4のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置。
  6. 前記熱吸収層が、前記被処理体と対向する部材において、少なくとも被処理体と対向する領域に設けられている請求項1から5のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置。
  7. 前記被処理体と対向する部材が、前記上壁である請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  8. 前記被処理体と対向する部材が、前記上壁及び前記底壁の両方である請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  9. 前記被処理体と対向する部材として、複数のガス孔を有して前記処理容器内にガスを導入するガス導入部材をさらに備えている請求項6に記載のマイクロ波処理装置。
  10. 前記熱吸収層が、さらに前記側壁の内壁面に設けられている請求項1から9のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置。
  11. 前記被処理体と対向する部材の壁面が、鏡面加工されている請求項1から10のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のマイクロ波処理装置の前記処理容器内で、被処理体に前記マイクロ波を照射するマイクロ波処理方法。
  13. 前記マイクロ波処理装置は、さらに、前記支持部材に支持された被処理体を回転させる回転機構を備えており、被処理体を回転させながら前記マイクロ波の照射を行う請求項12に記載のマイクロ波処理方法。
  14. 前記マイクロ波処理装置は、さらに、前記支持部材に支持された被処理体の高さ位置を変位させる昇降機構を備えており、前記被処理体の高さ位置を、第1の高さ位置と、該第1の高さ位置とは異なる第2の高さ位置に変位させて前記マイクロ波の照射を行う請求項12又は13に記載のマイクロ波処理方法。
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