JP2014185767A - 駆動力伝達装置の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、シリンダピストンの回り止めを施すことができると共に、クラッチの内径側に配置した軸受の効果的な潤滑を可能とする。
【解決手段】リターンスプリング(35)を保持するリターンスプリングガイド(40)と、リターンスプリングガイド(40)に設けられてシリンダピストン(33)の回り止めを施す内側係合片(41)及び外側係合片(43)と、内側係合片(41)及び外側係合片(43)とシリンダピストン(33)の第1潤滑溝(45)とピストンハウジング(31)の第2潤滑溝(48)とで囲まれた潤滑油通路(49)とを備える。クラッチ(20)の回転で掻き揚げられた潤滑油が潤滑油通路(49)を通ってピストンハウジング(31)の内径側にある軸受(61)及びオイルシール(62)に供給される。
【選択図】図4

Description

本発明は、クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置を備える駆動力伝達装置において、摩擦係合装置の内径側に配置した軸受などを効果的に潤滑するための潤滑構造に関する。
自動車の駆動力伝達装置などでは、例えば特許文献1に示すように、回転軸の外径側に設置したクラッチ又はブレーキなどの摩擦係合装置を備えたものがある。特許文献1に記載の駆動力伝達装置は、同軸上に並べて配置された2つの回転軸の間で回転伝達の有無を切替可能なクラッチを備えている。このクラッチは、一方の回転軸に固定されたクラッチハウジングと、クラッチハウジングの内周側で他方の回転軸に固定されたクラッチハブとを備えると共に、クラッチハウジング内で該クラッチハウジングに固定された複数の摩擦材とクラッチハブに固定された複数の摩擦材とが軸方向に沿って交互に積層された摩擦係合部を備える。
さらに、上記の駆動力伝達装置には、摩擦係合部を摩擦材の積層方向に沿って押圧するためのピストン部材と、ピストン部材を収容してなるピストンハウジングと、ピストンハウジング内でピストン部材との間に画成されて、ピストン部材を摩擦係合部に向けて駆動するための油圧を発生するピストン室とが設けられている。これにより、ピストン室に発生する油圧でピストン部材が駆動されて、該ピストン部材によって摩擦係合部が押圧係合されることで、クラッチが締結するようになっている。
特開2010−242828号公報
ところで、上記のような回転軸の外径側に設置したクラッチを備える駆動力伝達装置では、回転軸を支持する軸受や該軸受用のオイルシールなどの部品は、ピストンハウジングの内径側に設置されている。この場合、クラッチやピストン部材よりも内径側に配置した軸受やオイルシールに対して、潤滑油をかき上げるための適当なギヤなどが存在しないため、それらに潤滑油を十分に供給できないおそれがある。
そのため、特許文献1に示す従来構造では、クラッチ及びピストンの内径側に配置した軸受やオイルシールに潤滑油を供給するための手法として、回転軸の内部から軸方向に延びる潤滑油の通路を形成し、該通路からの潤滑油を軸受やオイルシールに導くようにしている。しかしながらこの構造では、クラッチハウジングやクラッチハブに潤滑専用の貫通孔を別途に形成する必要があるため、部品の加工工程の削減や構造の簡素化の妨げとなるおそれがある。
また、上記のような駆動力伝達装置では、クラッチを係合させてトルク伝達を行う際、クラッチハブに対してピストン部材が連れ回るため、ピストン部材とピストンハウジングとの相対回転に伴うピストンハウジングの摩耗やリターンスプリングの脱落が生じるおそれがある。そのため、この点に対処するための従来構造として、ピストンハウジングとクラッチピストンの間にピンなどの部材を係合させることで、クラッチピストンの回り止めを施すことが行われている。しかしながらこの構造では、ピンなどの部材を別途に設けることで、駆動力伝達装置の構造の複雑化につながると共に、部品点数の増加やコスト増につながるおそれがある。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、ピストンハウジングに対するピストン部材の回り止めを施すことができると共に、摩擦係合装置の内径側に配置した軸受やオイルシールなどの効果的な潤滑が行える潤滑構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる駆動伝達装置の潤滑構造は、回転軸(51,52)と、回転軸(51,52)の外周に配置されて複数の摩擦材(23a,23b)が軸方向に沿って交互に積層されてなる摩擦係合部(23)を有する摩擦係合装置(20)と、軸方向に沿って移動可能に設置され、摩擦係合部(23)を押圧して複数の摩擦材(23a,23b)同士を係合させるピストン部材(33)と、ピストン部材(33)を収容してなるピストンハウジング(31)と、ピストンハウジング(31)の内径側に配置された部品(61,62)と、ピストンハウジング(31)内でピストン部材(33)との間に画成されて、ピストン部材(33)を摩擦係合部(23)に向けて駆動するための油圧を発生するピストン室(32)と、ピストン部材(33)をピストン室(32)の油圧に抗して摩擦係合部(23)から離間する方へ付勢する付勢部材(35)と、ピストンハウジング(31)に対して付勢部材(35)を保持する保持部材(40)と、保持部材(40)に設けられて、ピストンハウジング(31)及びピストン部材(33)に係合してピストンハウジング(31)に対するピストン部材(33)の回り止めを施す回り止め部(41,43)と、回り止め部(41,43)とピストン部材(33)に設けた第1の溝部(45)とピストンハウジング(31)に設けた第2の溝部(48)とで囲まれた作動油通路(49)と、を備え、摩擦係合装置(20)の回転で掻き揚げられた作動油が作動油通路(49)を通ってピストンハウジング(31)の内径側へ導かれ、該ピストンハウジング(31)の内径側に配置された部品(61,62)に供給されることを特徴とする。
本発明にかかる潤滑構造によれば、付勢部材を保持するための保持部材に、ピストンハウジングに対するピストン部材の回り止めを施す回り止め部を設け、そのうえで、この保持部材の回り止め部とピストン部材の第1の溝部とピストンハウジングの第2の溝部とで囲まれた作動油通路を形成し、摩擦係合装置の回転で掻き揚げられた作動油がこの作動油通路を通ってピストンハウジングの内径側へ導かれ、そこに配置した部品に供給されるようにした。これにより、ピストン部材の回り止めを施すための回り止め部をピストンハウジングの内径側へ作動油を供給するための作動油通路の一部として用いるようにした。このように、ピストン部材の回り止めと潤滑油通路とで構成要素の一部を共用することで、駆動力伝達装置の部品点数を少なく抑えると共に構成の簡素化を図りながら、ピストンハウジングの内径側に配置した部品の効果的な潤滑が可能となる。
また、上記の潤滑構造では、保持部材(40)の回り止め部(41,43)は、ピストン部材(33)の第1の溝部(45)に係合する第1の係合部(43)、及びピストンハウジング(31)の第2の溝部(48)に係合する第2の係合部(41)を含むとよい。
この構成によれば、ピストン部材の第1の溝部に係合する第1の係合部でピストン部材と保持部材の相対的な回転が防止され、かつ、ピストンハウジングの第2の溝部に係合する第2の係合部でピストンハウジングと保持部材の相対的な回転が防止されることで、簡単な構成でありながら、ピストンハウジングに対するピストン部材の確実な回り止めを施すことができると共に、これら第1、第2の係合部で第1、第2の溝部を囲むことで、ピストンハウジングの内径側へ作動油を効果的に導くことが可能な作動油通路を形成することができる。
また、上記の潤滑構造では、ピストンハウジングの内径側に配置した部品には、ピストンハウジング(31)を支持する軸受(61)が含まれており、ピストンハウジング(31)は、軸受(61)の外径側に配置された筒状のフランジ部(31c)を備え、第2の溝部(48)は、フランジ部(31c)に形成されて該フランジ部(31c)の外径側から軸受(61)に連通する切り欠きであってよい。これによれば、簡単な構成でピストンハウジングの内径側に設置した軸受に対して作動油を効果的に導くことができる作動油通路を形成することができる。
また、上記の潤滑構造では、ピストン部材(33)又はピストンハウジング(31)は、ダイカスト成型又はプレス加工にて形成された部材であり、第1の溝部(45)又は第2の溝部(48)は、ダイカスト型又はプレス型にて溝状に成型された部分であってよい。この構成によれば、ピストン部材又はピストンハウジングを形成する工程で作動油通路用の溝部を同時に形成することが可能となる。したがって、作動油通路用の溝部を別途の工程で形成する必要が無いため、部品の加工工程の簡素化を図ることができ、装置の低コスト化に寄与できる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる駆動力伝達装置の潤滑構造によれば、部品点数を少なく抑えた簡単な構成で、ピストンハウジングに対するピストン部材の回り止めを施すことができると共に、摩擦係合部の内径側に配置した軸受などの部品の効果的な潤滑が行えるようになる。
本発明の一実施形態にかかる潤滑構造を備えた駆動力伝達装置を示す側断面図である。 クラッチ及びその周辺(図1のX部分)の詳細構成を示す部分拡大断面図である。 シリンダピストン、ピストンハウジング、及びリターンスプリングガイドを示す分解斜視図である。 クラッチの回転で掻き上げられた作動油(潤滑油)の流れを説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる潤滑構造を備えた駆動力伝達装置を示す側断面図である。同図に示す駆動力伝達装置1は、車両の左右輪に駆動力を配分して伝達するためのクラッチを備えた駆動力伝達装置であって、駆動源からの駆動力が伝達される第1回転軸51と、第1回転軸51と同軸上に並べて配設された第2回転軸52と、第1回転軸51と第2回転軸52とを係脱自在に連結するためのクラッチ(摩擦係合部)20とを備えている。なお、ここでの第1回転軸51は、左右の駆動輪間で車軸方向に延びる回転入力軸であり、第2回転軸52は、車両の右駆動輪に繋がる右車軸であり、クラッチ20は、上記の回転入力軸から右車軸に伝達される駆動力の配分を制御するための右クラッチである。
クラッチ20は、第1回転軸51の端部に結合された略円筒状のクラッチハウジング21と、クラッチハウジング21の内周側で第2回転軸52の端部にスプライン結合されたクラッチハブ22と、クラッチハウジング21内で軸方向に沿って複数を交互に積層した摩擦材である圧力プレート23a及び摩擦プレート23bを備えている。圧力プレート23aは、その外周端がクラッチハウジング21にスプライン係合しており、摩擦プレート23bは、その内周端がクラッチハブ22にスプライン係合している。これら複数の圧力プレート23aおよび摩擦プレート23bによって摩擦係合部23が構成されている。圧力プレート23aと摩擦プレート23bの積層方向における一方の側(後述するシリンダピストン33側)の端部には、エンドプレート24が設置されている。クラッチハウジング21は、軸方向における一方の側(シリンダピストン33側)の端部に開口部21aを有しており、該開口部21aには、エンドプレート24の抜けを防止するためのサークリップ25が取り付けられている。なお、摩擦係合部23の内径側におけるクラッチハウジング21とクラッチハブ22との間には、それらを相対回転可能に支持するクラッチベアリング26が設置されている。
図2は、クラッチ20及びその周辺(図1のX部分)の詳細構成を示す部分拡大断面図である。また、図3は、後述するシリンダピストン33、ピストンハウジング31及びリターンスプリングガイド40を示す分解斜視図である。なお、図3では、シリンダピストン33とリターンスプリングガイド40の間に介在するリターンスプリング35は、図示を省略している。図2に示すように、クラッチハウジング21の開口部21aに対向して設置されたシリンダピストン(ピストン部材)33は、ピストンハウジング31に収容されている。ピストンハウジング31には、その中心部に略円形の開口部31dが設けられており(図3参照)、該開口部31dの周囲には、軸方向に沿ってクラッチ20側に突出する円筒状のフランジ部31cが形成されている。フランジ部31cの外径側には、シリンダピストン33を収容した収容部31aが形成されている。収容部31aは、ピストンハウジング31の摩擦係合部23側の面を軸方向に窪ませてなる円形環状の凹部である。シリンダピストン33は、収容部31a内に設置された円形環状の外形を有する板状の部材である。シリンダピストン33とエンドプレート24との間には、スラストニードルベアリング29が介在しており、シリンダピストン33とエンドプレート24は、相対回転可能かつ軸方向に一体に移動可能になっている。
ピストンハウジング31の収容部31aの内面とシリンダピストン33との隙間には、作動油による油圧を発生させるためのピストン室(油室)32が画成されている。また、図示は省略するが、ピストン室32には、オイルポンプ(図示せず)からの作動油が導入される油路が連通している。
シリンダピストン33は、ピストンハウジング31の収容部31a内で軸方向に沿って移動可能に設置されている。シリンダピストン33の外周縁33aとそれに対向するピストンハウジング31の収容部31aの内周面との間には、それらの隙間を密封するための外径シール部材(Oリング)34aが設置されている。また、シリンダピストン33の内周縁33bとそれに対向するピストンハウジング31の収容部31aの外周面との間には、それらの隙間を密封するための内径シール部材(Oリング)34bが設置されている。
また、シリンダピストン33をピストン室32の油圧に抗して摩擦係合部23から離間する方へ付勢するリターンスプリング(付勢部材)35が設置されている。リターンスプリング35は、円形環状の外形を有する弾性金属製の板状のバネ部材からなる。このようなリターンスプリング35としては、表面が波型に湾曲した板状のウエーブスプリングなどを用いることが可能である。
リターンスプリング35は、その一端(後端)がシリンダピストン33の内周縁33bにおけるピストン室32と反対側の面に設けた当接部36に当接している。当接部36は、シリンダピストン33の内周縁33bの全周に沿って配置された略円形環状の帯状部分である。また、リターンスプリング35の他端(前端)は、リターンスプリングガイド(保持部材)40によってピストンハウジング31側に固定(保持)されている。リターンスプリングガイド40は円形環状の板状部材であり、ピストンハウジング31のフランジ部31cにサークリップ(係止部材)38で係止されている。また、シリンダピストン33にも係止されている。この構成により、リターンスプリング35の付勢力(弾発力)で、シリンダピストン33の当接部36が軸方向に沿って摩擦係合部23から離間する方へ押圧(付勢)されるようになっている。
また、ピストンハウジング31のフランジ部31cとクラッチハブ22の筒状部22aとの間には、軸受61が介在している。また、軸受61に対して軸方向に並ぶ位置には、第2回転軸52とピストンハウジング31の内径端との隙間をシールするためのオイルシール62が設置されている。軸受61及びオイルシール62は、シリンダピストン33の内径側に配置されている。
図3に示すように、シリンダピストン33の内側面33cには、径方向に沿って直線状に延びる第1潤滑溝(第1の溝部)45が形成されている。第1潤滑溝45は、シリンダピストン33の内側面33cにおける周方向に沿って等間隔に複数個(図では8個)が形成されている。また、第1潤滑溝45の内径側には、内周縁33bの外側で周方向に沿って延びる複数の突起46aが形成されている。突起46aは、周方向に沿って等間隔で複数個(図では8個)が形成されており、周方向における各突起46aの間には、第1潤滑溝45の一部(内径側の一部)を成す隙間46bが設けられている。
また、ピストンハウジング31は、既述のように、その内径側に略円筒状のフランジ部31cを有する。フランジ部31cの外周側面には、複数の溝状の係合部47が形成されている。係合部47は、後述するリターンスプリングガイド40の内側係合片41を係合させるための部分であって、フランジ部31cの周方向に沿って等間隔で複数個(図示する構成では、90度間隔で4個)が形成されている。そして、4個の係合部47のうち1個は、フランジ部31cの外周側面から内周側面に貫通する切り欠きからなる第2潤滑溝(第2の溝部)48になっている。
また、本実施形態の駆動力伝達装置1では、上記のピストンハウジング31又はシリンダピストン33は、ダイカスト成型又はプレス加工にて形成された部材である。そして、シリンダピストン33の第1潤滑溝45又はピストンハウジング31の第2潤滑溝48は、ダイカスト型又はプレス型にて溝状に成型された部分である。
リターンスプリングガイド40は、金属製の円形環状の平板状部材であって、その内周縁40bには、内径側に向かって突出する舌片状の突出片からなる係合片(内側係合片)41が形成されている。内側係合片41は、リターンスプリングガイド40の内周縁40bの周方向に沿って等間隔に複数個(図では90度間隔で4個)が形成されている。一方、リターンスプリングガイド40の外周縁40aには、径方向の外側に突出する突出片からなる係合片(外側係合片)43が形成されている。外側係合片43は、リターンスプリングガイド40の外周縁40aの周方向に沿って等間隔に複数個(図では180度間隔で2個)が形成されている。そして、図示する構成では、4つの内側係合片41のうち180度対向する2つの内側係合片41に対応する外径側の位置に2つの外側係合片43が配置されている。
外側係合片43は、リターンスプリングガイド40の外周縁40aから径方向の外側に突出する舌片状の本体部43aと、該本体部43aの周方向における両側それぞれに設けたシリンダピストン33側に突出する突出部43bとを備え、径方向の外側から見た断面形状が略コ字型に形成されている。
上記構成のピストンハウジング31、シリンダピストン33、リターンスプリング35、リターンスプリングガイド40を一体に組み立てると、シリンダピストン33に設けた第1潤滑溝45とピストンハウジング31のフランジ部31cに設けた第2潤滑溝48とが周方向の同一位置に配置されることで、それらが径方向に沿って互いに連通した状態となる。また、リターンスプリングガイド40の各内側係合片41がピストンハウジング31のフランジ部31cに設けた各係合部47に係合する。さらに、リターンスプリングガイド40の各外側係合片43が対応する位置にあるシリンダピストン33の第1潤滑溝45(隙間46b)に係合する。これにより、図2に示すように、第1潤滑溝45と第2潤滑溝48が連通してなる潤滑油通路49の側面(軸方向におけるクラッチ20側の側面)を囲むようにリターンスプリングガイド40の外側係合片43及び内側係合片41が対向して配置される。したがって、シリンダピストン33の第1潤滑溝45とピストンハウジング31の第2潤滑溝48とリターンスプリングガイド40の外側係合片43及び内側係合片41とで囲まれた部分に、シリンダピストン33の外径側からフランジ部31cの内径側へ潤滑油(作動油)を流通させるための潤滑油通路49が形成される。この潤滑油通路49は、フランジ部31cの内径側にある軸受61及びオイルシール62に対して、鉛直方向における上側(斜め上側)の位置に配置されている。
そして、リターンスプリングガイド40の内側係合片41がピストンハウジング31のフランジ部31cに設けた係合部47(第2潤滑溝48)に係合していることで、ピストンハウジング31に対するリターンスプリングガイド40の相対的な回り止めが施されており、かつ、リターンスプリングガイド40の外側係合片43がシリンダピストン33の第1潤滑溝45(隙間46b)に係合していることで、シリンダピストン33に対するリターンスプリングガイド40の相対的な回り止めが施されている。これらによって、ピストンハウジング31に対するシリンダピストン33の回り止めが施されている。
上記構成のクラッチ20では、オイルポンプの運転でピストンハウジング31内のピストン室32に作動油が導入されると、ピストン室32から圧力を受けたシリンダピストン33が軸方向に沿ってクラッチ20側に移動する。これにより、シリンダピストン33でエンドプレート24が押圧されて、圧力プレート23aおよび摩擦プレート23bが互いに係合することで、クラッチ20が締結するようになっている。一方、ピストン室32から作動油が排出されると、リターンスプリング35の付勢力でシリンダピストン33が軸方向に沿ってクラッチ20から離れる側に移動する。これにより、圧力プレート23aおよび摩擦プレート23bへの押圧力が緩められて、クラッチ20の締結が解除される。
図4は、ピストンハウジング31内の潤滑油の流れを説明するための図で、図2に潤滑油の流れを書き加えた図である。同図に一点鎖線の矢印で示すように、クラッチハウジング21の回転で掻き上げられた作動油(潤滑油)は、シリンダピストン33の内側面33cとエンドプレート24(スラストニードルベアリング29)との隙間を通ってシリンダピストン33の内径側へ流下する。この作動油は、シリンダピストン33の第1潤滑溝45を通ってリターンスプリング35に向けて流れ、その後、リターンスプリングガイド40の外側係合片43及び内側係合片41で受け止められる。そして、ピストンハウジング31(フランジ部31c)の第2潤滑溝48へ誘導され、該第2潤滑溝48からピストンハウジング31(フランジ部31c)の内径側の軸受61及びオイルシール62へ供給される。
すなわち、クラッチハウジング21によって掻き上げられた作動油がシリンダピストン33の内側面33cに沿って流下し、リターンスプリングガイド40の内側係合片41及び外側係合片43とシリンダピストン33の第1潤滑溝45とピストンハウジング31の第2潤滑溝48とで囲まれた潤滑油通路49を通ってリターンスプリング35に導かれ、リターンスプリング35から第2潤滑溝48を介してフランジ部31cの内径側に設置した軸受61やオイルシール62に供給される。
以上説明したように、本実施形態の駆動力伝達装置1では、リターンスプリング(付勢部材)35を保持するためのリターンスプリングガイド(保持部材)40に、ピストンハウジング31に対するシリンダピストン33の回り止めを施す回り止め部としての内側係合片41及び外側係合片43を設け、そのうえで、このリターンスプリングガイド40の内側係合片41及び外側係合片43とシリンダピストン33の第1潤滑溝45とピストンハウジング31の第2潤滑溝48とで囲まれた潤滑油通路49を形成し、クラッチハウジング21の回転で掻き揚げられた作動油がこの潤滑油通路49を通ってピストンハウジング31の内径側へ導かれ、軸受61及びオイルシール62に供給されるようにした。これにより、シリンダピストン33の回り止めを施すための回り止め部(内側係合片41及び外側係合片43)をピストンハウジング31の内径側へ作動油を供給するための潤滑油通路49の一部として用いるようにした。このように、シリンダピストン33の回り止め部と潤滑油通路49とで構成要素の一部を共用するようにしたことで、駆動力伝達装置1の部品点数を少なく抑えると共に構成の簡素化を図りながら、ピストンハウジング31の内径側に配置した軸受61やオイルシール62の効果的な潤滑が可能となる。
また、本実施形態の潤滑構造では、リターンスプリングガイド40に設けた回り止め部は、ピストンハウジング31の第2潤滑溝48に係合する内側係合片41と、シリンダピストン33の第1潤滑溝45に係合する外側係合片43とで構成されている。これによれば、ピストンハウジング31の第2潤滑溝48に係合する内側係合片41でピストンハウジング31とリターンスプリングガイド40の相対的な回転が防止され、かつ、シリンダピストン33の第1潤滑溝45に係合する外側係合片43でシリンダピストン33とリターンスプリングガイド40の相対的な回転が防止される。したがって、簡単な構成でありながら、ピストンハウジング31に対するシリンダピストン33の確実な回り止めを施すことができると共に、これら係合片41,43で第1潤滑溝45及び第2潤滑溝48を囲むことで、ピストンハウジング31の内径側へ作動油を効果的に導くことが可能な潤滑油通路49を形成することができる。
また、本実施形態の潤滑構造では、ピストンハウジング31又はシリンダピストン33は、ダイカスト成型又はプレス加工にて形成された部材である。そして、第1潤滑溝45又は第2潤滑溝48は、ダイカスト型又はプレス型にて溝状に成型された部分である。これによれば、ピストンハウジング31又はシリンダピストン33を形成する工程で潤滑油通路49用の溝部である第1潤滑溝45又は第2潤滑溝48を同時に形成することが可能となる。したがって、潤滑油通路49用の溝部を別途の工程で形成する必要が無いため、部品の加工工程の簡素化を図ることができ、装置の低コスト化に寄与できる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、本発明にかかる潤滑構造は、クラッチやブレーキなどの摩擦係合装置の内径側に軸受やオイルシールなど潤滑が必要な部品を配した構造の駆動力伝達装置であれば、上記実施形態に示すような、車両の左右駆動輪に駆動力を配分して伝達するためのクラッチを備えた駆動力伝達装置のみならず、他の構成の駆動力伝達装置(例えば、変速用のクラッチまたはブレーキを備えた変速機の一部など)にも広く適用が可能である。また、本発明にかかる摩擦係合装置の具体的な構成は、上記実施形態に示すように、同軸上に配置した二本の回転軸の間に摩擦係合部を設けた構成のクラッチには限らず、それ以外にも例えば、回転軸または回転体とケースなど固定側の部材との間に摩擦係合部を設けた構成のブレーキなどであってもよい。
1 駆動力伝達装置
20 クラッチ(摩擦係合装置)
21 クラッチハウジング
22 クラッチハブ
23 摩擦係合部
23a 圧力プレート
23b 摩擦プレート
24 エンドプレート
29 スラストニードルベアリング
31 ピストンハウジング
31a 収容部
31c フランジ部
32 ピストン室
33 シリンダピストン(ピストン部材)
33c 内面
35 リターンスプリング(付勢部材)
40 リターンスプリングガイド(保持部材)
41 内側係合片(第1の係合部)
43 外側係合片(第2の係合部)
43a 本体部
43b 突起部
45 第1潤滑溝(第1の溝部)
46a 突起
46b 隙間
47 係合部
48 第2潤滑溝(第2の溝部)
49 潤滑油通路(作動油通路)
51 第1回転軸
52 第2回転軸
61 軸受(部品)
62 オイルシール(部品)

Claims (4)

  1. 回転軸と、
    前記回転軸の外周に配置されて複数の摩擦材が軸方向に沿って交互に積層されてなる摩擦係合部を有する摩擦係合装置と、
    軸方向に沿って移動可能に設置され、前記摩擦係合部を押圧して前記複数の摩擦材同士を係合させるピストン部材と、
    前記ピストン部材を収容してなるピストンハウジングと、
    前記ピストンハウジングの内径側に配置した部品と、
    前記ピストンハウジング内で前記ピストン部材との間に画成されて、前記ピストン部材を前記摩擦係合部に向けて駆動するための油圧を発生するピストン室と、
    前記ピストン部材を前記ピストン室の油圧に抗して前記摩擦係合部から離間する方へ付勢する付勢部材と、
    前記ピストンハウジングに対して前記付勢部材を保持する保持部材と、
    前記保持部材に設けられて、前記ピストンハウジング及び前記ピストン部材に係合して前記ピストンハウジングに対する前記ピストン部材の回り止めを施す回り止め部と、
    前記回り止め部と前記ピストン部材に設けた第1の溝部と前記ピストンハウジングに設けた第2の溝部とで囲まれた作動油通路と、を備え、
    前記摩擦係合装置の回転で掻き揚げられた作動油が前記作動油通路を通って前記ピストンハウジングの内径側へ導かれ、前記部品に供給される
    ことを特徴とする駆動力伝達装置の潤滑構造。
  2. 前記保持部材の前記回り止め部は、前記ピストン部材の前記第1の溝部に係合する第1の係合部、及び前記ピストンハウジングの前記第2の溝部に係合する第2の係合部を含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置の潤滑構造。
  3. 前記ピストンハウジングの内径側に配置した部品には、前記ピストンハウジングを支持する軸受が含まれており、
    前記ピストンハウジングは、前記軸受の外径側に配置された筒状のフランジ部を備え、
    前記第2の溝部は、前記フランジ部に形成されて該フランジ部の外径側から前記軸受に連通する切り欠きである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動力伝達装置の潤滑構造。
  4. 前記ピストン部材又は前記ピストンハウジングは、ダイカスト成型又はプレス加工にて形成された部材であり、
    前記第1の溝部又は前記第2の溝部は、ダイカスト型又はプレス型にて溝状に成型された部分である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の駆動力伝達装置の潤滑構造。
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