JP2014141047A - 透湿性養生シート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】芯部がポリエステル系樹脂で鞘部がポリオレフィン系樹脂の芯鞘繊維からなる不織布層3とポリオレフィン系樹脂からなる微多孔フィルム層4とが積層され、該不織布層3の表面に表面樹脂層2が形成され、微多孔フィルム層4の表面に粘着樹脂層5が形成されてなる透湿性養生シート1。
【選択図】図1
Description
前記のような養生シートは合板との密着性も良く、防水性に優れているため雨水などの水分の浸入を防ぐ性能を有している。また、表面には凹凸が形成されており、作業者が滑る危険を軽減しており、施工後には合板を損傷することなく剥離させることが出来る性能もある。
しかしながら、表面に凹凸が形成されていることにより、作業環境によっては作業靴や建材、工具との摩擦で破れや剥れが生じ易くなる。湿気を透過する性能を有していないため、前述のような破れや剥れが生じた際、雨水などの水分が養生シートと合板の間に浸入してしまうと、水分が長期間滞留し続けることでシミ、変形やカビなどによる腐食が発生するという問題がある。
また、特許文献3では、直径10〜500μmの小滴または繊維状に粘着剤が塗布されているため、養生期間完了後に合板から剥離する際、粘着剤の塗布部と非塗布部で懸かる応力差が大きくなるためシートが材破(材料破壊)し、塗布部のシートが合板に残り易いという問題がある。
即ち(1)に、表面樹脂層、芯部がポリエステル系樹脂で鞘部がポリオレフィン系樹脂の芯鞘繊維からなる不織布層、ポリオレフィン系樹脂からなる微多孔フィルム層、粘着層の順に形成(積層)されてなり、引張強度が縦方向120N/5cm以上、横方向50N/5cm以上、引裂強度が縦方向30N以上、横方向20N以上、透湿度が500g/m2・24h以上、耐水圧が10kPa以上、SUS板粘着力が1〜10N/2.5cm、自背面粘着力が0.5〜5N/2.5cmの透湿性養生シートである。
また、(2)に、該不織布層と該フィルム層が、サーマルラミネート(熱融着ラミネート)法により積層され、貼り合わされた(1)に記載の透湿性養生シートである。
また、(3)に、該粘着層がシート全体面積の80%以上に粘着樹脂が塗工されたものであり、かつ塗工パターンは全面又は不連続な非塗工部と連続する塗工部とにより形成されたものである(1)〜(2)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(4)に、該不織布層が、引張強度が縦方向80N/5cm以上、横方向30N/5cm以上、引裂強度が縦方向4N以上、横方向2N以上、かつ鞘部を構成するポレオレフィン系樹脂の融点温度が100〜120℃である(1)〜(3)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(5)に、該フィルムが、透湿度3000g/m2・24h以上、かつ融点温度が100〜120℃である(1)〜(4)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(6)に、該表面樹脂層が長鎖アルキル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂のいずれかを含む樹脂層である(1)〜(5)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(7)に、該粘着層が、水、吸水膨潤樹脂、マイクロカプセル、フィラー等の添加剤を分散させた粘着樹脂で形成されたものである(1)〜(6)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(8)に、該粘着層が、親水性のある粘着樹脂からなる(1)〜(7)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
また、(9)に、該粘着層が、ポリオレフィン系、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、シリコーン系、天然系・合成系ゴムのいずれかの粘着樹脂を含む(1)〜(8)のいずれかに記載の透湿性養生シートである。
更に、養生シートを形成する該不織布層と該微多孔フィルム層とをサーマルラミネート(熱融着ラミネート)で一体化させることで、該微多孔フィルム層の透湿性を大きく損なうことなく、養生シートとして必要な強度が得られ、破れ、引裂等の材料破壊が起き難い養生シートとなる。
更に、養生シートの表面に大きな凹凸を形成させないため、摩擦抵抗が抑えられ、作業者の靴や建材、工具などとの摩擦による破れや剥れが生じ難くなる。また、該表面樹脂層に弱撥水性の樹脂を付与することでシートの表面に水が溜まりにくく、水は弾き、表面に大きな凹凸が形成されていなくとも雨天でも滑り難いものとなる。
更に、本発明は、該粘着層に多数の微多孔を形成するよう添加剤を分散させたり、親水性粘着樹脂を用いたり、不連続な非塗工にするなどにより透湿性を失うことなく、合板(木材)との粘着性を維持した再剥離性を有する養生シートとなる。
以上のように、従来使用されてきた養生シートに比し、合板(木材)を水分によるシミ、変形やカビなどによる腐食を抑制することが可能となり、作業における施工後のシート破れや剥れも軽減することが可能となる。
ポリエステル系樹脂のみからなる不織布で、サーマルラミネートするには260℃以上の温度が必要であるために、熱でポリオレフィン系樹脂からなるフィルムの微多孔を塞がれ透湿性を発揮させることが出来なくなる虞がある。微多孔を塞ぐことがない温度で加工した場合は、積層することが出来ない。また、ポリオレフィン系樹脂のみからなる不織布では、強度が不十分で、養生シートとして使用しシート上を歩行すると破れる虞がある。
ポリオレフィン系樹脂の融点は100〜120℃であることが好ましい。120℃を超えると、ポリオレフィン系樹脂からなる微多孔フィルムとサーマルラミネート(熱融着ラミネート)で一体積層させる際に高温で該フィルムの微多孔を塞いでしまう可能性があり、充分な透湿性を発揮させることが出来なくなる虞がある。
また、該不織布の製法は、特に限定することなくケミカルボンド、サ−マルボンド、ニ−ドルパンチ、ステッチボンド、スパンレ−ス、スパンボンド、メルトブロ−、湿式法など公知の製法でよい。
また、目付は30〜100g/m2が好ましい。30g/m2未満だと充分な強度が得られないばかりか、ハリ感やコシ感がない(しなやかで柔らかすぎる)ため施工する際、展開(巻出し)がし難い。100g/m2を超えると、シート自体が硬くなり、ロール状に巻きにくくなるばかりか、重くなるため取り扱いにくく施工性が悪くなる虞がある。
ポリオレフィン系樹脂の融点は100〜120℃であることが好ましい。120℃を超えると、不織布と微多孔フィルムをサーマルラミネート(熱融着ラミネート)する際に、高温にするためのエネルギー代が高くなるばかりでなく、該微多孔フィルム層の微多孔を塞いでしまう可能性があり、充分な透湿性を発揮させることが出来なくなる虞がある。
該微多孔フィルム層を構成するフィルムの製法としては、炭化カルシウムを内添し、延伸処理を施すことで微多孔を作る一般的な製法でよい。
また、該微多孔フィルム層の厚さは、20〜80μmであることが好ましい。厚さが20μm未満であると、充分な強度が得られていないばかりか、該不織布とのサーマルラミネート(熱融着ラミネート)の際、該微多孔フィルム層が熱の影響を受けやすく、融解して微多孔を塞いでしまう虞がある。また、80μmより厚いと、該不織布層とのサーマルラミネート(熱融着ラミネート)の時、熱の伝わりが遅く、加工温度を上げる又は加工速度を遅くしなければ、充分な接着性が得られずに、不織布層と微多孔フィルム層の間で層間剥離を生じる虞がある。
また、該微多孔フィルム層の濡れ張力は、34dyne/cm以上が好ましい。34dyne/cm未満だと、該微多孔フィルム層と該粘着層との馴染みが悪く、養生期間を終え、養生シートを剥がす際に、合板等の養生対象物に糊が転移し糊残りする虞がある。濡れ張力を改善する方法として、該微多孔フィルム層の表面の粗面化や親水化処理、活性化処理が挙げられるが、なかでも放電処理等による活性化処理することが量産性、品質安定性の面で好ましい。
粘着樹脂としては、ポリオレフィン系、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、シリコーン系、天然系・合成系ゴムが挙げられ、特にアクリル系樹脂は、上記性能の調整がし易く、添加剤も混入し易く、加工性も良好であるため、好適に使用できる。
また、養生シートの透湿性を発揮させるためには、親水性のある粘着樹脂を使用することが好ましい。親水性のある粘着樹脂を用いれば、合板に含まれる水分を引きつける効果もあるため、より効率的に水分を放出(透湿)する効果が得られる。
また、前記粘着樹脂の塗工量は、5〜30g/m2が好ましい。5g/m2未満であると、充分な粘着力が得られず、30g/m2を超えると、養生後にシートを剥がす際、粘着剤が養生対象物に残り易く、また、透湿性能も発揮し難くなる。粘着性は、JIS G4305に規定するSUS304鋼板で、表面仕上げがBA(冷間圧延後、光輝処理)の鋼板を使用して測定した際のSUS板粘着力が1〜10N/2.5cm、自背面粘着力(養生シート自体の表面と粘着層との粘着力)が0.5〜5N/2.5cmである必要がある。
SUS板との粘着力が1N/2.5cm未満だと、合板等に養生施工した際、養生物から剥がれる虞があり、10N/2.5cmを超えると、合板から引き剥がす際に、合板の表面が毛羽立つなどの傷みが生じ、また養生シート自体が破れて剥がし難い。自背面との粘着力が0.5N/2.5cm未満だと、養生シート同士を重ねて貼り合せた部分から剥がれが生じ、雨水等の水分が浸入してしまう虞がある。また、5.0N/2.5cmを超えると、シートを巻状態から展開する際に破れたり、合板から引き剥がす際に、シートが破れて剥がし難い。
また、該粘着層における粘着樹脂の塗工パターンは、シート全面の塗工に限らず、不連続な非塗工部と連続的な塗工部とにより形成された塗工パターンであってもよい。屋外曝露環境下で充分な粘着(密着)性を確保するには、塗工面積はシート全体の80%以上であることが好ましい。また、非塗工部が連続していると、その隙間が水の通り道になってしまうため、不連続な非塗工部であることが好ましい。
該粘着樹脂の塗工方法としては、ナイフコーティング法、グラビアロールコーティング法、ロールコーティング法、フレキソコーティング法、スプレー吹き付けコーティング法等の公知方法を用いる。
また、塗工量は、0.1〜2.0g/m2であることが好ましい。0.1g/m2未満であると、自背面粘着力が強く、ロール状に巻きとった(巻き上げた)場合、シート表面の表面樹脂層と粘着層がブロッキングし不織布表面が毛羽立つなどの損傷を生じる虞や、撥水性が弱すぎて雨天時はシート表面に水が滞留する(水の皮膜が形成される)状態となり易く、作業者が滑る虞がある。2.0g/m2以上を超えると、自背面粘着力が弱くなり過ぎ、施工した養生シート同士を重ねて貼り合せした部分から剥がれ易く、水が浸入してしまう虞がある。
また、シート表面の濡れ性として、接触角80°以上であることが好ましい。
該表面樹脂層の付与方法としては、ナイフコーティング法、グラビアロールコーティング法、ロールコーティング法、フレキソコーティング法、スプレー吹き付けコーティング法等の公知方法を用いる。
また、養生シートの総厚みは80μm以上であることが好ましい。80μm未満であると養生シートとしての強度が維持できず、施工時に破れる虞がある。
また、養生シートとしての引張強度は縦(長さ)方向100N/5cm以上、横(幅)方向50N/5cm以上である。この強度未満では、施工した後で養生シートの上を歩行した際に破れが発生する虞がある。
(1)透湿度
JIS L 1099 A−1法に準じて測定した。
(2)耐水圧
JIS L 1092 B法に準じて測定した。
(3)引張強度
JIS L 1096 A法に準じて測定した。
(4)引裂強度
JIS L 1096 A−1法に準じて測定した。
(5)粘着力(SUS板、背面)
JIS Z 0237に準じて測定した。
(6)接触角(表面濡れ性)
JIS R 3257に準じて測定した。
(7)磨耗試験
JIS L 0849に準じて評価した。乾燥試験で50回に摩擦を実施し、表面状態を確認した。
(8)滑り性試験
静摩擦係数試験機(新東科学株式会社製 トライボギア静摩擦係数測定機TYPE:10)を用いて、縦75mm横35mmにカットした中心平均表面粗さ(JIS−B0601)がRa=3.6μmであるスチレン・ブタジエン・ラバー合成ゴムシートを平面圧子側に設置し、縦300mm横120mmにカットした養生シートを上昇板に設置し、測定開始と同時に上昇板の傾斜が進み、平面圧子が滑り始めたときのtanθを読み静摩擦係数を測定した。評価は乾燥状態(合成ゴムシートと養生シートとの間に自由水が無い状態)と湿潤状態(合成ゴムシートと養生シートとの間に水を10cc滴下させた状態)で測定した。
(9)展開性試験
巻製品状態での養生シートを、展開した際に、シート基材の材破の有無を評価した。
(10)耐久性試験(現場想定促進評価)
針葉樹合板に養生シートを貼り合せ試験体とし、JIS B 7751に準じた促進試験に基づき、60分サイクル(48分キセノンアーク照射、12分キセノンアーク照射と噴霧)を5サイクル行った後、養生シートと合板との剥離の有無を確認した。また、その後標準状態で1日置き、養生シートを剥がして、シートの材破、合板への糊残り、合板表面の材破等を確認し、再剥離性の有無を評価した。
不織布層(ユニチカ株式会社製、鞘ポリエチレン芯ポリエステル不織布 エルベスIIT0503WEO 目付50g/m2)と、微多孔フィルム層(大和川ポリマー株式会社製、ポリエチレンフィルム YP4000 厚み30μm)をサーマルラミネート法によって貼り合せた。さらに不織布層の表面に表面樹脂層(一方油脂工業株式会社製、長鎖アルキル系樹脂 ピーロイル1050)を、グラビアコーターにて0.5g/m2塗工し、微多孔フィルム層の裏面に粘着樹脂層(サイデン化学株式会社製、アクリル系樹脂 ATR−1)をロールコーターにて18g/m2塗工して、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
粘着樹脂層は吸水膨潤樹脂を添加剤として分散させた粘着樹脂(ビッグテクノス株式会社製、アクリル系主剤AR−2412を100部に吸水膨潤樹脂リキダインAR739Mを40部、架橋剤サンパスターHD−739Dを1部添加)により形成した以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
粘着樹脂層を、塗工面積が80%になるよう粘着樹脂を直径2mmの非塗工部からなるドットを上下左右に3mm間隔にて形成するようコーターで塗工した以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付94g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
粘着樹脂層を、ウレタン系樹脂(一方油脂株式会社製、バインゾールU−250)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
表面樹脂層を、シリコ−ン系樹脂(信越化学工業株式会社製、KS-725)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
不織布層を、ポリエチレン不織布(出光ユニテック株式会社製、ストラテックLN2050目付、50g/m2)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ184μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
不織布層を、ポリエステル不織布(ユニチカ株式会社製、マリックス20507WTD、目付50g/m2)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ176μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
微多孔フィルム層を、ポリエチレンフィルム(大和川ポリマー株式会社製、YP4500、厚み30μm 透湿度1290g/m2・24h)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
不織布層を、鞘ポリエチレン芯ポリエステル不織布(ユニチカ株式会社製、エルベスITO503WDO、目付50g/m2、融点127℃)に、微多孔フィルム層を、ポリエチレンフィルム(大和川ポリマー株式会社製、YP4501、厚み30μm、融点126℃)に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
粘着樹脂層の塗工量を3g/m2に変えた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ167μm、目付83g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
不織布層の表面に、表面樹脂層を形成しなかった以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ171μm、目付98g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
不織布層と微多孔フィルム層を、全面に接着剤(大日精化社製、主剤セイカボンドE−278に架橋剤C−76を5部添加)を用いてドライラミネート法で貼り合せた以外は、実施例1と同様に加工し、厚さ172μm、目付99g/m2の養生シートを得た。評価結果を表1に示す。
透湿性の無いポリエチレンフィルムの裏面に粘着剤(サイデン化学株式会社製、アクリル粘着樹脂、ATR−1)を全面に塗工した養生シート(セーレン株式会社製、ヌレインダイレクト)の評価結果を表1に示す。
2 表面樹脂層
3 不織布層
4 微多孔フィルム層
5 粘着樹脂層
Claims (9)
- 表面樹脂層、芯部がポリエステル系樹脂で鞘部がポリオレフィン系樹脂の芯鞘繊維からなる不織布層、ポリオレフィン系樹脂からなる微多孔フィルム層、粘着層が順に形成されてなり、引張強度が縦方向120N/5cm以上、横方向50N/5cm以上、引裂強度が縦方向30N以上、横方向20N以上、透湿度500g/m2・24h以上、耐水圧が10kPa以上、SUS板粘着力が1〜10N/2.5cm、自背面粘着力が0.5〜5N/2.5cmであることを特長とする透湿性養生シート。
- 該不織布層と該フィルム層が、サーマルラミネート法により積層され、貼り合わされた請求項1に記載の透湿性のある養生シート。
- 該粘着層が、シート全体面積の80%以上に粘着樹脂が塗工されたものであり、かつ塗工パターンは全面又は不連続な非塗工部と連続する塗工部とにより形成されるものである請求項1〜2のいずれかに記載の透湿性養生シート。
- 該不織布層が、引張強度が縦方向80N/5cm以上、横方向30N/5cm以上、引裂強度が縦方向4N以上、横方向2N以上、かつ鞘部を構成するポリオレフィン系樹脂の融点温度が100〜120℃である請求項1〜3のいずれかに記載の透湿性養生シート。
- 該微多孔フィルム層が、透湿度3000g/m2・24h以上、かつ融点温度が100〜120℃である請求項1〜4のいずれかに記載の透湿性のある養生シート。
- 該表面樹脂層が、長鎖アルキル系樹脂、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂のいずれかを含む請求項1〜5のいずれかに記載の透湿性養生シート。
- 該粘着層が、水、吸水膨潤樹脂、マイクロカプセル、フィラー等の添加剤を分散させた粘着樹脂で形成されたものである請求項1〜6のいずれかに記載の透湿性養生シート。
- 該粘着層が親水性のある粘着樹脂からなる請求項1〜7のいずれかに記載の透湿性養生シート。
- 該粘着層がポリオレフィン系、ポリアクリル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、シリコーン系、天然系・合成系ゴムのいずれかの粘着樹脂を含む請求項1〜8のいずれかに記載の透湿性養生シート。
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