JP2008285584A - 防錆剤吸収テープ、その巻収体および防錆剤漏出部の保護方法 - Google Patents

防錆剤吸収テープ、その巻収体および防錆剤漏出部の保護方法 Download PDF

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重行 谷口
Shinji Takehara
慎治 竹原
Hirokazu Watanabe
弘和 渡邉
Tadahiro Tomino
忠寛 富能
Yoshitomo Ono
義友 小野
Yoshiaki Kato
喜秋 加藤
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Abstract

【課題】 本発明は、高浸透性防錆剤に対する吸収性が高く、しかも防錆剤の再放出がなく、かつ着脱の容易な防錆剤吸収テープを提供することを目的としている。
【解決手段】 本発明に係る防錆剤吸収テープは、基材の片面に粘着剤層が設けられている粘着テープの粘着剤層面中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートが設けられてなることを特徴としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は防錆剤吸収テープ、その巻収体および防錆剤漏出部の保護方法に関する。
自動車車体のドア、フェンダー部の内部下部には、そこに浸入した水を排水するために水抜き穴が形成されている(特許文献1)。
これら部材の内部は部材外部表面に比べて塗層が少なく、薄いため、経時的に浸入した水などによって錆が発生しやすい。これを防ぐために部材内部に防錆剤を浸透させている。近年防錆性を向上させるために高級脂肪酸エステル、脂肪族炭化水素および炭酸カルシウムなどからなる無溶剤型車体防錆ワックスと呼ばれるような高浸透性防錆剤が用いられてきている。無溶剤型車体防錆ワックスによれば、部材内部の隙間にも防錆剤が浸透するため、優れた防錆効果が期待される。
しかし、これら無溶剤型車体防錆ワックスは、乾燥までに約1週間の時間がかかり、また浸透性が高いため、乾燥期間中に部材下部の水抜き穴や部材同士の接合面から無溶剤型車体防錆ワックスがもれてしまうことがあった(以下、これら防錆剤が漏出する部分を「防錆剤漏出部」と総称する。)車体製造時にこれらの防錆加工が行われるため、製造ライン上で防錆剤が漏れてしまうという問題が発生した。このため、製造ラインや車体の清掃が必要となる。また、完成車を搬送するキャリアカーにおいても、上部に積載された車体から防錆剤が漏出すると下部に積載された車体を汚染するため、これも清掃が必要となる。
防錆剤の漏出を防ぐために、防錆剤漏出部に不織布を当てクリップ止めしている。しかし、従来使用されていた不織布は、無溶剤型車体防錆ワックスの吸収性が悪く、十分に対応できていないのが現状である。
また、車体の組立後には水洗浄が行われるが、単にクリップ止めされた不織布では、不織布が露出しているため、洗浄水を吸収してしまい、本来期待される防錆剤に対する吸収性が損なわれてしまう。また、このような洗浄工程では、通常は洗浄水を循環して使用している。しかし、単にクリップ止めされた不織布では、一度吸収した防錆剤が洗浄水に溶出してしまう。この結果、防錆剤を含む循環水を洗浄に使用することになり、防錆剤により車体表面を汚染してしまうこともある。
さらに、不織布の固定にクリップを使用しているため、対応できる部材の形状が制限される。すなわち、肉厚の薄い部材に対しては小型のクリップを用い、肉厚の厚い部材に対しては大型のクリップを用いる必要があり、数種類のクリップを準備する必要がある。さらに、クリップの装着時、脱離時に車体に傷を付ける危険性もあり、改善が要望されていた。
なお、特許文献2には、平均繊維径が2〜10μmの親油性繊維から構成された嵩密度が0.03〜0.1g/cm3の極細繊維層からなる中間層と、その少なくとも一方の表面に形成された表面繊維層とからなる油吸着材が開示されている。特許文献2の油吸着材は、吸収性に優れたものであるが、車体等への適用は特に意図されていない。
特開平8−142673号公報 特許第3710278号公報
本発明は、上記の問題点を解決し、無溶剤型車体防錆ワックス(防錆剤)に対する吸収性が高く、しかも防錆剤の再放出がなく、かつ着脱の容易な防錆剤吸収テープおよびそれを用いた防錆剤漏出部の保護方法を提供することを目的としている。
このような課題の解決を目的とした本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)基材の片面に粘着剤層が設けられている粘着テープの粘着剤層面中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートが設けられてなる防錆剤吸収テープ。
(2)不織布シートのA重油吸着量が12g/g以上、B重油吸着量が14g/g以上である(1)記載の防錆剤吸収テープ。
(3)基材の片面に粘着剤層が設けられている長尺の粘着テープの粘着剤層面の長手方向中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する長尺の不織布シートが設けられてなる防錆剤吸収テープ。
(4)基材の粘着剤層面とは反対側表面が剥離処理されてなる(3)に記載の防錆剤吸収テープ。
(5)上記(4)に記載の防錆剤吸収テープが巻回されてなる防錆剤吸収テープ巻収体。
(6)平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートの片面外縁部に粘着剤層が設けられ、かつ不織布シートの他面に基材が設けられてなる防錆剤吸収テープ。
(7)上記(1)、(3)または(6)に記載の防錆剤吸収テープを、部材の防錆剤漏出部に防錆剤吸収テープの不織布シート部が当接するように設置し、防錆剤吸収テープの粘着剤層部にて該部材に貼着することを特徴とする防錆剤漏出部の保護方法。
本発明の防錆剤吸収テープは、基材と粘着剤層とからなる粘着テープの粘着剤層面中央部に上記した特殊な親油疎水性繊維からなる不織布シートが設けられてなる。
このような不織布シートは、前述した無溶剤型車体防錆ワックスに対する吸収性が高く、かかる防錆剤の漏出を確実に防止できる。また、防錆剤吸収テープを部材に貼付した状態では、不織布シートは基材により覆われているため、洗浄工程において不織布シートが洗浄水を吸収することはなく、しかも一度吸収した防錆剤を洗浄水中に再放出することもない。さらに、粘着テープによって不織布シートを固定するため、着脱が容易であり、かつ多様な形状の部材に対しても密着して貼付できる。
このため、本発明の防錆剤吸収テープによれば、無溶剤型車体防錆ワックスを用いて防錆処理を施し、また循環水により車体を洗浄する工程を含む車両製造プロセスにおいても、防錆剤の漏出やその再放出による車体汚染が防止される。
以下、本発明について図面を参照しながら、さらに具体的に説明する。図1は本発明の一態様である防錆剤吸収テープ1の平面図であり、図2は、本発明の他の態様である防錆剤吸収テープ巻収体10の斜視図である。図3は、図1または図2のA−A線における断面図である。図4は、本発明のさらに別の態様である防錆剤吸収テープ11の平面図であり、図5は図4のB−B線における断面図である。
図1、図3に示すように、本発明の第1の態様に係る防錆剤吸収テープ1は、基材21の片面に粘着剤層22が設けられている粘着テープ2の粘着剤層面中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シート3が設けられてなる。
図2、図3に示すように、本発明の第2の態様に係る防錆剤吸収テープ10は、基材21の片面に粘着剤層22が設けられている長尺の粘着テープ2の粘着剤層面の長手方向中央部に、上記極細繊維層を有する長尺の不織布シート3が設けられてなる。
また、図4、図5に示すように、本発明の第3の態様に係る防錆剤吸収テープ11は、不織布シート3の片面外縁部に粘着剤層22が設けられ、かつ不織布シートの他面に基材21が設けられてなる。
第1および第2の態様において使用する基材21および粘着剤層22からなる粘着テープ2、不織布シート3の材質は共通であり、同一の符番で示す。また、第3の態様における基材21、粘着剤層22、不織布シート3も同様である。以下、これらの具体例について説明する。
(基材21)
本発明で用いられる基材21としては、十分な耐水性、耐油性を有す限り特に制限はなく、従来粘着テープの基材フィルムとして使用されている合成樹脂フィルム、合成紙、含浸紙、金属箔が適宜に使用されるが、中でも入手の容易性、取り扱いの容易性などの観点から、合成樹脂フィルムが好ましく用いられる。このような合成樹脂フィルムとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、各種オレフィン系共重合体などのポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂およびこれらの樹脂の混合物または積層物からなるプラスチックシート等を挙げることができる。
基材21は、印刷性を付与するために、粘着剤層22が設けられる面とは反対側の面に、各種印刷方式に対応するインク受理層を設けたものであってもよい。基材21として着色したプラスチックシートを用いたり、印刷が施された基材21を用いると、防錆剤吸収テープの視認が容易になり、防錆剤吸収テープの貼付および剥離作業の効率が向上する。
また、長尺の粘着テープ2を使用し、防錆剤吸収テープの巻収体を製造する場合には、基材21の粘着剤層22が設けられる面とは反対側の面(以下、「背面」と記載する)に剥離処理を施すことが好ましい。巻収体においては、基材21の背面に、巻回されたテープの粘着剤層が当接するが、基材21の背面に剥離処理を施すことで、テープの繰り出しが円滑に行われるようになる。剥離処理としては、たとえばシリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等の剥離剤よりなる剥離剤層の形成が挙げられる。
また、これら基材21は、その上に設けられる粘着剤層22との密着性を向上させるために、粘着剤層22が設けられる面に所望により酸化法や凹凸化法などの粗面化処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸処理(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線照射処理などが挙げられ、また、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの粗面化処理法は基材21の種類に応じて適宜選ばれるが、一般にはコロナ放電処理法が効果および操作性などの面から、好ましく用いられる。また、プライマー処理を施すこともできる。
本発明においては、この基材21の厚さは、目的とする粘着テープの大きさなどにより適宜選定されるが、通常10〜200μmの範囲で選定され、より好ましくは20〜150μmの範囲である。
(粘着剤層22)
前記基材21の一方の面(基材21に粗面化処理またはプライマー処理が施されている場合は、その表面処理側)に粘着剤層22が設けられる。
粘着剤層22に使用される粘着剤は、特に限定はされず、例えば、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、アクリル樹脂系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、ウレタン樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤などが挙げられる。合成ゴム系粘着剤の具体例としては、スチレン−ブタジエンゴム、イソブチレン−イソプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−エチレン−ブチレンブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル熱可塑性エラストマーなどが挙げられる。
アクリル樹脂系粘着剤の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸などの(メタ)アクリル酸;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸アルキルエステル;アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−3−ヒドロキシブチル、アクリル酸−4−ヒドロキシブチルなどの水酸基含有(メタ)アクリル酸アルキルエステル;および必要に応じて、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニルエステル;スチレン、ビニルピリジン、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの共重合性単量体を2種以上共重合してなる共重合体などが挙げられる。
ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤の具体例としては、ポリビニルエーテル、ポリビニルイソブチルエーテルなどが挙げられる。シリコーン樹脂系粘着剤の具体例としては、ジメチルポリシロキサンなどが挙げられる。
これらの粘着剤のうち、アクリル樹脂系粘着剤が好ましい。特に、アクリル系共重合体を、ポリイソシアナート化合物で架橋させて得られるアクリル樹脂系粘着剤が好ましい。
ポリイソシアナート化合物としては、トリレンジイソシアナート(TDI)、ヘキサメチレンジイソシアナート(HMDI)、イソホロンジイソシアナート(IPDI)、キシリレンジイソシアナート(XDI)、水素化トリレンジイソシアナート、ジフェニルメタンジイソシアナートおよびその水添体、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート、ナフチレン−1,5−ジイソシアナート、ポリイソシアナートプレポリマー、ポリメチロールプロパン変性TDIなどが挙げられる。ポリイソシアナート化合物の架橋量を調整することで、種々の被着体に対し必要な粘着物性を発現させることができる。ポリイソシアナート化合物の使用量は、アクリル系共重合体100質量部に対して、0.1〜10質量部が好ましい。ポリイソシアナート化合物は、1種または2種以上を組合わせて用いることができる。
また、上記粘着剤層22には、必要に応じて粘着付与剤、軟化剤、老化防止剤、填料、染料または顔料などの着色剤などを配合することができる。粘着付与剤としては、ロジン系樹脂、テルペンフェノール樹脂、テルペン樹脂、芳香族炭化水素変性テルペン樹脂、石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、スチレン系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂などが挙げられる。軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴム、可塑剤などが挙げられる。填料としては、シリカ、タルク、クレー、炭酸カルシウムなどが挙げられる。
粘着剤層22の厚みは、特に制限ないが、通常5〜100μmであればよく、好ましくは10〜60μmである。
粘着剤層22は、基材21の片面に粘着剤を直接塗布、乾燥して形成してもよく、また、剥離シートの剥離剤層面に粘着剤を塗布、形成した後、基材21と貼り合わせてもよい。粘着剤層22の形成方法としては、特に制限なく種々の方法を用いることができ、例えば、エアーナイフコーター、ブレードコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロールコーター、ロールナイフコーター、カーテンコーター、ダイコーター、ナイフコーター、スクリーンコーター、マイヤーバーコーター、キスコーターなどが挙げられる。
粘着剤層22の表面は、剥離シートで覆うことが好ましい。このようにして、粘着剤層22の表面を保護することができる。
剥離シートとしては、いずれのものを使用してもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアクリレートなどの各種樹脂よりなるフィルムや、ポリエチレンラミネート紙、ポリプロピレンラミネート紙、クレーコート紙、樹脂コート紙、グラシン紙、上質紙等の各種紙材を基材とし、この基材の粘着剤層との接合面に、必要により剥離処理が施されたものを用いることができる。この場合、剥離剤の代表例としては、シリコーン系樹脂、長鎖アルキル系樹脂、フッ素系樹脂等の剥離剤よりなる剥離剤層の形成が挙げられる。剥離シートの厚みは、特に制限されず、適宜選定すればよい。
(不織布シート3)
不織布シート3としては、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートが用いられる。
不織布シート3を構成する極細繊維層は、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−ブテン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリ4−メチルペンテン−1等の親油疎水性を示す熱可塑性重合体からなることが好ましい。親油疎水性繊維の平均繊維径は、10μm以下、好ましくは2〜10μm、さらに好ましくは2〜8μm、特に好ましくは3〜5μmである。親油疎水性繊維の平均繊維径が10μmを超えて太くなり過ぎると毛細管現象による吸収速度が低下する傾向が顕著になり、一方平均繊維径が2μm未満では、吸収能力、油保持性は向上するが、極細繊維層が剥離し易くなり、破れたりはがれたりして強度、使い易さが低下するおそれがある。なお、平均繊維径は、極細繊維層表面の200ないし1000倍の電子顕微鏡写真を撮影し、任意に30点以上の繊維径を、ノギスを用いて測定し、平均値を求めた。
不織布シート3を構成する極細繊維層は、上記熱可塑性重合体からなる極細繊維をメルトブロー法で製造し、シート化して得られる。ここで、メルトブロー法とは、熱可塑性重合体を一定温度および圧力で、規定の直径および長さのオリフィスから押し出して、高温エアーで飛散させこれを捕集面で受けとめて、極細繊維からなる不織布を製造する方法である。極細繊維製造方法として、メルトブロー法のほかに、トウ開繊法、分割繊維不織布製造法等が挙げられるが、メルトブロー法が繊維径の細化、均一化が容易に図られるため好ましい。
不織布シート3を構成する極細繊維層の目付量は300g/m以下、好ましくは150〜250g/mである。目付量がこの範囲であると極細繊維層を含む不織布シート3の全体の厚みが増大しすぎるのを防止でき、取り扱いが容易になると共に、不織布シート3の強度が向上し、使用時に破損を防止でき、かつ不織布シートの柔軟性を損なわない。なお、目付(weight)は、織布、不織布などの繊維成形体の単位面積あたりの重量を意味する。
不織布シート3を構成する極細繊維層の厚みは、特に限定はされないが、取り扱い性、強度および柔軟性などの観点から、好ましくは0.5〜7mm、さらに好ましくは1〜5mmである。
本発明で用いられる不織布シート3は上述した極細繊維層のみからなる物でも良いが、該極細繊維層の厚さと不織布シート全体の厚さを適正に保ったまま、不織布シートの強度を向上し、使用時の破損を防止するために、該極細繊維層の片面もしくは両面に、補強層を設けてもよい。補強層の材質は特に限定はされず、各種の不織布、織布が用いられる。なお、極細繊維層の両面に補強層を設ける場合には、極細繊維層に防錆剤を吸収させるために、少なくとも片面(後述する部材に当接する面)の補強層は防錆剤を透過する性質を有する。
このような補強層としては、連続長繊維から構成された繊維層が特に好ましい(以下、「補強繊維層」と記載する)。なお、補強繊維層は、不織布シートの柔軟性を損なうことがないようにするために、比較的柔軟な繊維から形成され、また厚みも比較的薄く、好ましくは0.01〜1mm、さらに好ましくは0.05〜0.8mmである。
好適な補強繊維層は、連続長繊維から構成された不織布層であり、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−ブテン共重合体、ポリ4−メチルペンテン−1などのポリオレフィン系の他、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系、ポリアミド系などの熱可塑性繊維からなる平均繊維径が15〜40μmの層である。また、この繊維は2種以上の異なる樹脂からなるサイドバイサイド型やシースコア型の複合繊維でもよい。連続長繊維からなる不織布の代表的な製法は、スパンボンド法で紡糸し、熱エンボス装置で部分的に熱融着することにより交絡させるものであるが、熱風や接着剤処理によってボンディングしたものでも良く、製法や交絡方法は特に限定されない。繊維径は、15〜40μmが好ましく、20〜30μmがより好ましい。この範囲にすることによって不織布シートの強度を維持して極細繊維層に対する保護の効果が高くなるとともに、極細繊維層からの繊維くずや毛羽立ちを防止するカバー効果が得られる。
極細繊維層と補強層とを積層し、一体化する手段としては、ニードルパンチ、パウダーボンディング、ステッチボンディング、超音波法、ヒートエンボス、ウォータジェット等が用いられる。
本発明で使用する不織布シート3のA重油吸着量は、好ましくは12g/g以上、さらに好ましくは14〜20g/gであり、B重油吸着量は、好ましくは14g/g以上、さらに好ましくは16〜22g/gである。不織布シート3が上記のような吸着性を有すると、昨今利用が急増している高浸透性防錆剤を確実、迅速に吸収できる。
(防錆剤吸収テープ)
本発明の第1の態様に係る防錆剤吸収テープ1は、図1に示すように、粘着テープ2の粘着剤層面中央部に、不織布シート3が設けられてなる。不織布シート3のサイズは、粘着テープ2のサイズよりも小さく、不織布シート3の外周部で粘着剤層22が露出している。したがって、露出した粘着剤層22を介して各種の部材に貼付できる。第1の態様に係る防錆剤吸収テープは、たとえば、任意形状の粘着テープに、これよりもやや小さく切断した不織布シートを粘着剤層面中央部に貼付して得られる。なお、防錆剤吸収テープ1は、その使用前に粘着剤層22を保護するために、粘着剤層面に剥離シートが積層されていてもよい。
防錆剤吸収テープは、図1に示すように、単葉状であってもよいが、図2に示すように連続した長尺状であってもよい。
すなわち、本発明の第2の態様に係る防錆剤吸収テープ10は、図2に示すように、長尺の粘着テープ2の粘着剤層面の長手方向中央部に、長尺の不織布シート3が設けられてなる。不織布シート3の幅は、粘着テープ2の幅よりも小さく、不織布シート3の外側部で粘着剤層22が露出し、これを介して各種の部材に貼付できる。第2の態様に係る防錆剤吸収テープ10は、たとえば、長尺幅広の粘着テープを繰り出しつつ、その粘着剤層面長手方向中央部に、幅の小さな長尺の不織布シートを連続して貼付して得られる。この工程は、ロールツウロール(roll to roll)とすることで生産性が向上する。すなわち、ロール状の粘着テープおよび不織布シートをそれぞれ繰り出しつつ、一対のロール間に挿入して、これらを積層一体化することで、連続生産が可能になる。得られた防錆剤吸収テープは、その後、巻き取って巻収体としてもよい。なお、防錆剤吸収テープの巻収体を製造する場合には、前述したように、基材21の背面に剥離処理を施しておくことが好ましい。
本発明の第2の態様に係る防錆剤吸収テープ10は、使用状況に応じて、適宜な大きさに切断して用いる。したがって、大きさや形状の異なる各種の部材に適用できる。
さらに、防錆剤吸収テープは、上述した粘着テープ上に不織布シートを設けた構造に限定はされない。たとえば、図4,5に示す第3の態様に係る防錆剤吸収テープ11のように、不織布シート3の片面外縁部に粘着剤層22を設け、他面に基材21が設けられてなる構造であってもよい。不織布シート3の片面外縁部に粘着剤層22を設ける方法は特に限定はされず、不織布シート3の片面外縁部に粘着剤を直接塗布して粘着剤層を形成してもよく、また剥離シート上に形成した粘着剤層を不織布シート3に転写してもよい。また、不織布シート3の他面に基材21を設ける方法も様々であり、上述した基材21の片面に粘着剤層22が設けられている粘着テープ2を、不織布シート3に貼付してもよい。また、不織布シート3と基材21とを積層し、ニードルパンチ、パウダーボンディング、ステッチボンディング、超音波法、ヒートエンボス等の手段で一体化してもよい。
(防錆剤漏出部の保護方法)
上記した防錆剤吸収テープは、車体水抜け部などの防錆剤漏出部の保護に好ましく用いられる。自動車車体のドア、フェンダー部の内部下部には、そこに浸入した水を排水するために水抜き穴が形成されている。これらの部材内部は、防錆剤により処理されており、特に近時では、部材内部の隙間にも浸透する高浸透性の無溶剤型車体防錆ワックスが用いられてきている。無溶剤型車体防錆ワックスは、乾燥までに時間がかかるため、車体製造ライン上や車体搬送時に、水抜き穴から防錆剤が漏出し、車体表面を汚染することがあった。
本発明の防錆剤吸収テープは、上記のような漏出した防錆剤を吸収させ、車体表面の汚染を低減するために、車体の水抜き穴などの防錆剤漏出部に適用される。すなわち、水抜け穴部などの防錆剤漏出部に防錆剤吸収テープの不織布シート部が当接するように設置し、防錆剤吸収テープの粘着剤層部にて該部材に貼着することで漏出した防錆剤を吸収し、車体や製造ラインの汚染を防止する。
本発明で使用する不織布シートは、無溶剤型車体防錆ワックスに対する吸収性が高く、かかる防錆剤の漏出を確実に防止できる。また、防錆剤吸収テープを部材に貼付した状態では、不織布シートの背面は合成樹脂フィルムなどの耐水性、耐油性を有する基材により覆われている。このため、洗浄工程において不織布シートが洗浄水を吸収することはなく、しかも一度吸収した防錆剤を洗浄水中に再放出することもない。さらに、粘着テープによって不織布シートを固定するため、着脱が容易であり、かつ多様な形状の部材に対しても密着して貼付できる。
このため、本発明の防錆剤吸収テープによれば、高浸透の無溶剤型車体防錆ワックスを用いて防錆処理を施し、また循環水により車体を洗浄する工程を含む車両製造プロセスにおいても、防錆剤の漏出やその再放出による車体汚染が防止される。
(実施例)
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、以下の実施例および比較例において、重油吸着量の測定、防錆剤吸収性評価および防錆剤漏出部の保護評価は、下記のように行った。
[重油吸着量]
国土交通省型式承認試験基準に準拠し、10cm×10cmに切断した不織布シートの試験片を20°C±1°CのA重油、B重油の油面に浮かべ5分間静置した後、これをふるい目の大きさが17mmのメッシュ状の直径1mmの針金で編んだ金網上に5分間静置し試験片の重量を測定する。試験片1gあたりの吸着量を算出した。
[防錆剤吸収性評価]
高浸透性防錆剤として、高級脂肪酸エステル、脂肪族炭化水素および炭酸カルシウムからなるパーカー興産(株)製、Nox-RUST700を用い、下記手順によって評価した。
(1)10mm×10mmに切断した不織布シートの試験片を標準環境下(23℃、50%RH)に設置。
(2)スポイトで高浸透性防錆剤を2ml滴下。
(3)48時間後に触手し、乾燥しているか否か下記基準により評価した。
A:強く触っても手につかない。
B:わずかに吸収が確認され、表面のみが乾燥している。
C:高浸透性防錆剤の吸収が確認されず、表面も乾燥していない。
[防錆剤漏出部の保護評価]
防錆剤を適用する部材として、下部に2カ所の水抜け穴を有する自動車のドア(電着塗装、外面塗装済)を用いた。実施例および比較例にて作製した防錆剤吸収テープの不織布シート部が、上記部材の水抜け穴に当接するように設置し、防錆剤吸収テープの粘着剤層部にて該部材に貼着し、ドア内部にパーカー興産(株)製、Nox-RUST700を散布した。散布後7日後に防錆剤吸収テープを剥離して不織布シート部の状態を以下のように評価した。
A:強く触っても防錆剤が手につかない。
B:わずかに防錆剤の吸収が確認され、表面のみが乾燥している。
C:防錆剤の吸収が確認されず、表面も乾燥していない。さらに粘着剤層面にまで防錆剤が確認される。
また、実施例および比較例で使用した粘着テープは以下のように作製した。
(基材の製造)
エチレンと1−へキセンを共重合して得られた直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度が0.924g/cm)と、エチレンと1−オクテンを共重合して得られた直鎖状低密度ポリエチレン樹脂(密度が0.926g/cm)を2層Tダイにて共押出し製膜して、厚みが50μm(各層の厚み:20μm/30μm)、引張弾性率が120MPa、かつ、降伏強度が3.2N/15mm、降伏伸度が4.0%の積層フィルム基材を作製した。
(粘着剤の製造)
温度計、撹拌機、還流冷却菅、窒素ガス導入菅を備えた反応装置に、アクリル酸−2−エチルヘキシル54質量部、アクリル酸エチル27質量部、酢酸ビニル17質量部、アクリル酸2質量部、および酢酸エチル100質量部を仕込み、重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルの存在下共重合させて、重量平均分子量80万のアクリル樹脂系粘着剤を得た。
(粘着テープの作製)
上質紙からなる剥離基材の片面に剥離剤としてシリコーン樹脂を塗布して剥離層を形成して得られた剥離シート(リンテック(株)製、商品名「KGM−11S白」)の剥離剤層上に前記アクリル樹脂系粘着剤100質量部に対してイソシアナート系架橋剤(日本ポリウレタン(株)製、商品名「コロネートL」)を5質量部添加した混合物をロールナイフコーターで乾燥後の厚さが25μmとなるように塗布乾燥させ粘着剤層を形成した。この粘着剤層上にコロナ処理を施した前記基材を貼り合せ粘着テープを作製した。
(実施例1)
上記作製した粘着テープを、縦110mm、横160mmの大きさに裁断した。この粘着テープの剥離シートを除去し、露出した粘着剤層上の中央部に、平均繊維径4μmの極細繊維層を有し、その極細繊維層の表裏に長繊維から成る補強繊維層を有する3層構造の不織布シート(三井化学(株)製、商品名「タフネルオイルブロッターHP−50」、総厚3mm)を縦50mm、横100mmに裁断したものを積層し、図1、3に示される構成の防錆剤吸収テープを作製した。評価結果を表1に示す。
(実施例2)
不織布シートを平均繊維径10μmであり単一不織布シート(東レ・ファインケミカル(株)製、商品名「ウォセップBタイプ」)に変更した以外は実施例1と同様に防錆剤吸収テープを作製した。評価結果を表1に示す。
(実施例3)
シリコーン系剥離剤層を片面に設けたポリエステルフィルム(三菱化学ポリエステルフィルム(株)社製、商品名「SP−PET MRF#25」)の剥離剤層を設けていない面に上述の粘着テープの作製と同様にして乾燥後の厚さが25μmとなるように、上記で調製したアクリル樹脂系粘着剤とイソシアナート系架橋剤との混合物を塗布乾燥させ粘着剤層を形成し、幅160mm、長さ2mのロール状の粘着テープを作製した。次いで、この粘着テープを繰り出しながら、粘着剤層の中央部に実施例1で用いた不織布シート(幅100mm、長さ500mm)を3シート連続して積層させ、図2、3に示される構成のロール状の防錆剤吸収テープ(幅160mm、長さ1.5m)を作製した。評価結果を表1に示す。
(実施例4)
上記作製した粘着テープを、縦110mm、横160mmの大きさに裁断した。この粘着テープの剥離シートを除去し、露出した粘着剤層上に、同じ大きさに裁断した実施例1の不織布シートを積層し、不織布シートの片面全面を粘着テープで覆った。
別に、剥離シート(リンテック(株)社製、商品名「KGM−11S白」)の剥離剤層上にスクリーン印刷機にて、上記で調製したアクリル樹脂系粘着剤とイソシアナート系架橋剤との混合物をパターンコートし、外寸が縦110mm、横160mmであり、中央部に縦50mm、横100mmの空白部(粘着剤層が形成されていない部分)を有する粘着剤層(乾燥厚25μm)を形成した。この粘着剤層を、上記で作製した不織布シートと粘着テープとの積層体の不織布シート面に転写し、図4、5に示される構成の防錆剤吸収テープを作製した。評価結果を表1に示す。
(比較例1)
不織布シートを平均繊維径15μmであり単一不織布シート(三井化学(株)製、商品名「タフネルオイルブロッターBL−65」)に変更した以外は実施例1と同様に防錆剤吸収テープを作製した。評価結果を表1に示す。
Figure 2008285584
本発明の第1の態様に係る防錆剤吸収テープの平面図 本発明の第2の態様に係る防錆剤吸収テープ巻収体の斜視図 図1または図2のA−A線における断面図 本発明の第3の態様に係る防錆剤吸収テープの平面図 図4のB−B線における断面図
符号の説明
1,10,11・・・防錆剤吸収テープ
2・・・粘着テープ
21・・・基材
22・・・粘着剤層
3・・・不織布シート

Claims (7)

  1. 基材の片面に粘着剤層が設けられている粘着テープの粘着剤層面中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートが設けられてなる防錆剤吸収テープ。
  2. 不織布シートのA重油吸着量が12g/g以上、B重油吸着量が14g/g以上である請求項1記載の防錆剤吸収テープ。
  3. 基材の片面に粘着剤層が設けられている長尺の粘着テープの粘着剤層面の長手方向中央部に、平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する長尺の不織布シートが設けられてなる防錆剤吸収テープ。
  4. 基材の粘着剤層面とは反対側表面が剥離処理されてなる請求項3に記載の防錆剤吸収テープ。
  5. 請求項4に記載の防錆剤吸収テープが巻回されてなる防錆剤吸収テープ巻収体。
  6. 平均繊維径10μm以下の親油疎水性繊維からなり、目付け300g/m以下の極細繊維層を有する不織布シートの片面外縁部に粘着剤層が設けられ、かつ不織布シートの他面に基材が設けられてなる防錆剤吸収テープ。
  7. 請求項1、3または6に記載の防錆剤吸収テープを、部材の防錆剤漏出部に防錆剤吸収テープの不織布シート部が当接するように設置し、防錆剤吸収テープの粘着剤層部にて該部材に貼着することを特徴とする防錆剤漏出部の保護方法。
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