JP2005138409A - 熱可塑性樹脂製通気シート - Google Patents
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Abstract
【課題】引張り強度に優れ、遮水性と同時に、通気性を有し、コンクリート打ちの際のカバー、コンクリート構造物の補修の際の封止シートとして適する熱可塑性樹脂製通気シートの提供。
【解決手段】熱可塑性樹脂からなる不織布の片面又は両面に一軸延伸された熱可塑性樹脂からなる線条体を交差せしめて形成された布状体を積層し、得られた積層シートの片面の布状体面に、粘着剤を筋状に多数本塗着してなることを特徴とする熱可塑性樹脂製通気シート。
【選択図】 図1
【解決手段】熱可塑性樹脂からなる不織布の片面又は両面に一軸延伸された熱可塑性樹脂からなる線条体を交差せしめて形成された布状体を積層し、得られた積層シートの片面の布状体面に、粘着剤を筋状に多数本塗着してなることを特徴とする熱可塑性樹脂製通気シート。
【選択図】 図1
Description
本発明は、熱可塑性樹脂製通気シート、さらに詳しくは、遮水性と、同時に、通気性を有し、コンクリートの養生、コンクリート構造物の補修時の封止等に適した熱可塑性樹脂製通気シートに関する。
コンクリートの打ち込みの際には、コンクリートが硬化を終えるまでの間、乾燥を防ぐために、シートをかけて養生をすることが行なわれている。また、コンクリート壁等のコンクリート構造物に亀裂が入った場合、モルタル等のセメント材、あるいは、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を填充して、補修することが行なわれており、この場合、亀裂の生じた位置にシートを貼付し、その内面の亀裂部にモルタル等の補修剤が注入される。
かかる被覆シートは、コンクリートに使用するときは、セメントの乾燥を防ぐために、遮水性を有することが必要とされる。また、填充材として、合成樹脂を用いるときにおいては、硬化前の合成樹脂が滲み出ることを防止するために、液を遮断できることが必要である。しかし、また同時に、合成樹脂の反応に伴って発生する気体、合成樹脂の希釈、粘度調整等を目的として添加された溶剤の揮散を促進させるために、適度の通気性が必要とされる。
かかるシートとして、多孔性の熱可塑性樹脂フィルムが使用されているが、熱可塑性樹脂の多孔性フィルムは、遮水性を上げると通気性が低下し、遮水性と通気性を両立させることは難しいという問題があった。また、熱可塑性樹脂フィルムは柔軟で容易に伸張するため、補修材を注圧すると、シートに伸びが生じて膨らみが大きくなり、補修後の外観を損ねる問題がある。
一方、熱可塑性樹脂シートとして、テープ状の熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られるフラットヤーンの織布は、伸びが生じないことから、補修の際の封止シート、コンクリートの養生シートとして期待されるシートであるが、これらの目的に使用するためには、シートを固定するために、シートに感圧粘着剤を塗布する必要がある。
しかし、フラットヤーンの織布は、織成された織布の線状体間に目開きがあり、粘着剤を塗布した際、粘着剤がシートの反対面に浸出するため、粘着剤の塗布ができない問題がある。
かかる理由から、引張り強度に優れ、遮水性、通気性を有すると共に粘着剤塗布の容易な土木用シートの開発が望まれていた。
特開2002−363529号公報
特開2002−339575号公報
特開2001−73560号公報
本発明は、引張り強度に優れ、遮水性と同時に、通気性を有し、かつ、粘着剤塗布の容易な、コンクリート養生カバー、コンクリート構造物補修の封止シートとして適する熱可塑性樹脂製通気シートを提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果なされたもので、熱可塑性樹脂からなる不織布の片面又は両面に一軸延伸された熱可塑性樹脂からなる線条体を交差せしめて形成された布状体を積層し、得られた積層シートの片面の布状体面に、粘着剤を筋状に多数本塗着してなることを特徴とする熱可塑性樹脂製通気シートを提供するものである。
また、本発明は、線条体が熱可塑性樹脂からなる基層の少なくとも片面に基層の熱可塑性樹脂より融点の低い熱可塑性樹脂からなる接合層が形成された積層体からなる上記の熱可塑性樹脂製通気シート、線条体の接合層がメタロセン系触媒を用いて重合されたエチレン系重合体からなる上記の熱可塑性樹脂製通気シート、布状体が線条体を織成しその交点を熱接合してなる上記の熱可塑性樹脂製通気シート、及び、布状体が線条体を並列しその上に該線条体と交差する方向に他の線条体を並列してその交点を熱接合したソフからなる上記の熱可塑性樹脂製通気シートを提供するものである。
さらに、本発明は、線条体が縦方向の小さい切り込みを多数形成したスプリットヤーンからなる上記の熱可塑性樹脂製通気シート、及び、布状体が下記で示される空隙率を20〜80%とされてなる上記の熱可塑性樹脂製通気シートを提供するものである。
さらに、また、本発明は、熱可塑性樹脂製通気シートの引張強度が50N/5cm以上とされた上記の熱可塑性樹脂製通気シートを提供するものである。
本発明熱可塑性樹脂製通気シートは粘着剤が塗布されているから、壁体等補修部への取付けが容易であり、また、布状体が積層されているから、引張り強度に優れ、耐久性に優れる。
また、不織布が積層され、遮水性に優れるから、コンクリートの養生シートとして適し、粘着剤は筋状に塗布されているから、内部の発生ガスは、広く拡散することができ、通気性に優れる。したがって、気体の発生する填充材を使用するときも、気体を迅速に排出することができる。
本発明の熱可塑性樹脂製通気シート1は、図1(A)、(B)に示すように、熱可塑性樹脂を一軸延伸した線条体2からなる布状体3と、極細繊維から形成された不織布4とを貼り合わせ、得られた積層シートの布状体3側に、粘着剤5を筋状に塗着することによって形成される。
本発明において布状体とは、線条体を交差せしめて可撓性のシート状としたものを総称し、織布、あるいは、多数の線条体を一方向に並設し、その上に直交する方向に他の線条体を並設すると共にその交点を接合したソフを使用することができる。
本発明において、線条体は、テープ状体、テープ状体に縦方向の小さな切れ目を入れて開繊したスプリットヤーン、モノフィラメント、マルチフィラメント、スパン糸等が用いられる。中でもテープ状体、又は、スプリットヤーンが好ましい。
線条体2としては、図4(A)に示すように、結晶性樹脂の単層であってもよく、また、図4(B)に示すように、基層7の片面に基層7より融点が低い熱可塑性樹脂からなる接合層8が積層されたものとすることができ、また、図4(C)に示すように、接合層8が基層7の両面に積層されたものとすることもできる。また、図4(D)に示すように、シースコアー構造とすることも可能である。中でも、図4(C)に示すように、基層7となる熱可塑性樹脂層の両面に、該熱可塑性樹脂より低融点の熱可塑性樹脂層が積層された積層体が望ましい。
線条体2の単層体又は積層体の基層7を構成する熱可塑性樹脂としては、延伸効果の大きい樹脂、一般には結晶性樹脂が使用され、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、変性ポリエステル、ナイロン6、ナイロン66のポリアミド等が用いられる。中でも加工性と経済性からポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが望ましく、特に接着性と透明性の観点からメタロセン系触媒を用いて重合したポリプロピレンが好ましい。メタロセン系触媒については後述する。
接合層8を形成する低融点の熱可塑性樹脂は、織成された後、線条体2間を接合し、あるいは布状体3と不織布4を接合するもので、基層7を構成する熱可塑性樹脂より融点が低く熱融着性の優れた熱可塑性樹脂が用いられる。
具体的には、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、変性ポリエステル、ナイロン6、ナイロン66のポリアミド等を用いることができ、基層7の熱可塑性樹脂との関係で基層7より融点が低い熱可塑性樹脂、好ましくは10℃以上、さらに好ましくは15℃以上低融点の熱可塑性樹脂が選択される。
中でも加工性と経済性から高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィンが望ましく、特に繊維間の接合力を高める観点からメタロセン系触媒を用いて重合したエチレン系重合体、プロピレン系重合体、エチレン・プロピレン共重合体、あるいは、エチレン・ブテン共重合体等のエチレン・α−オレフィン共重合体が好ましい。
基層7と接合層8の組み合わせの例を示せば、基層7/接合層8の形で表示すると、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリエステル/ポリエチレン、ポリプロピレンホモ重合体/エチレン・プロピレンランダム重合体、高密度ポリエチレン/低密度ポリエチレン、メタロセン系触媒を用いて重合したプロピレン系重合体/メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン系重合体、メタロセン系触媒を用いて重合したプロピレン系重合体/メタロセン系触媒を用いて重合したプロピレン系重合体の組み合わせを用いることができる。中でも基層7の樹脂として、ポリプロピレンあるいは、高密度ポリエチレンを使用し、低融点の熱可塑性樹脂として、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレンと炭素数3〜12のα−オレフィンとを共重合した線状低密度ポリエチレン、あるいは、プロピレンと炭素数2又は4〜12のα−オレフィンとの共重合体の組み合わせが好ましく、特に、メタロセン系触媒を用いて重合したプロピレン系重合体/メタロセン系触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体の組み合わせが好ましい。
線条体2を構成する熱可塑性樹脂には、風合いを向上するために無機又は有機の充填材を添加することができ、また、望ましい態様である。
無機の充填材としては、繊維状のものであると、粒状、粉状のものであるとを問わないが、一般には、微粉末からなる充填材が使用される。微粉末充填材としては、例えば、タルク、カーボンブラック、グラファイト、二酸化チタン、シリカ、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、オキシサルフェート、酸化スズ、アルミナ、カオリン、炭化ケイ素、金属粉末、ガラスパウダー等が挙げられる。
また、これらの充填材としては表面処理したものが好ましい。表面処理に用いられるカップリング剤は、充填材と樹脂との接着性を良好にするために用いられるものであり、いわゆるシラン系カップリング剤、チタン系カップリング剤等、従来公知のものの中から任意のものを選択して用いることができる。中でもγ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のアミノシラン、エポキシシラン、イソプロピルトリ(N−アミドエチル、アミノエチル)チタネ−トが好ましい。
有機の充填材としては、フェノール樹脂粉、エボナイト粉、パルプ、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミド等が挙げられる。なお、これらの充填材については一種のみを単独で、または、二種以上を組み合わせて用いることができる。
基層7あるいは接合層8として用いられる熱可塑性樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができる。
添加し得る成分としては、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、防曇剤、保温剤、抗菌剤、防黴剤、滑剤、アンチブロッキング剤、充填剤、分散剤、着色剤、難燃剤、導電性付与剤、結晶核剤、架橋剤、架橋助剤等を挙げられ、これらを適宜組み合わせて、基層7や接合層8の材料組成物を製造するいずれかの工程で配合することによって行われる。なお、上記の添加剤は、従来の公知の二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ミキシングロール等の混練装置を用いて所定割合に混合して、これを溶融混練して調製してもよいし、高濃度のいわゆるマスターバッチを作製し、これを希釈して使用するようにしてもよい。
本発明において、基層7あるいは接合層8を構成する熱可塑性樹脂を得るためのメタロセン系触媒とは、メタロセン系遷移金属化合物を成分とする触媒で、メタロセン系触媒に使用される成分(a)メタロセン系遷移金属化合物としては、下記一般式(1)又は(2)で示されるものを例示することができる。
Q(C5H4-aR1 a)(C5H4-aR2 a)MeXY ・・(1)
(C5H5-bR1 b)(C5H5-bR2 b)MeXY ・・(2)
(C5H5-bR1 b)(C5H5-bR2 b)MeXY ・・(2)
[ここでQは二つの共役五員環配位子を架橋する結合性基であり、Meはジルコニウム、ハフニウムを表わし、X及びYは、それぞれ独立して、水素、ハロゲン、炭素数1〜20の炭化水素基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜20のアルキルアミド基、トリフルオロメタンスルホン酸基、炭素数1〜20の燐含有炭化水素基又は炭素数1〜20の珪素含有炭化水素基を表わす。R1及びR2は、それぞれ独立して、炭素数1〜20の炭化水素基、ハロゲン、アルコキシ基、珪素含有炭化水素基、燐含有炭化水素基、窒素含有炭化水素基、硼素含有炭化水素基を表わし、隣接する2個のR1及びR2は、2個のR1、R2がそれぞれ結合して環を形成してもよい。a及びbは0≦a≦4、0≦b≦5を満足する整数である。ただし、R1及びR2を有する2個の五員環配位子は基Qを介して相対位置の観点において、Meを含む平面に関して非対象のものである。]
上記一般式(1)のQは、二つの共役五員環配位子を架橋する結合性基であり、具体的には、(イ)炭素数1〜20、好ましくは1〜6の2価の炭化水素基、更に詳しくは、例えば、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基等の不飽和炭化水素基、(ロ)炭素数1〜20、好ましくは1〜12の炭化水素基を有するシリレン基、(ハ)炭素数1〜20、好ましくは1〜12の炭化水素基を有するゲルミレン基である。
かかるメタロセン系遷移金属化合物は、メタロセン系遷移金属化合物を活性化する助触媒と組合されて触媒として用いられる。そのような成分(b)助触媒としては、次の成分(b−1)〜成分(b−4)から選択して用いることができる。
成分(b−1):アルミニウムオキシ化合物、
成分(b−2):ルイス酸、
成分(b−3):成分(a)と反応して成分(a)をカチオンに変換すること が可能なイオン性化合物、
成分(b−4):イオン交換性層状珪酸塩
成分(b−2):ルイス酸、
成分(b−3):成分(a)と反応して成分(a)をカチオンに変換すること が可能なイオン性化合物、
成分(b−4):イオン交換性層状珪酸塩
アルミニウムオキシ化合物(成分(b−1))は、アルモキサンとも呼ばれる化合物であって、一種類のトリアルキルアルミニウム、または二種類以上のトリアルキルアルミニウムと水との反応により得られる生成物を使用することができる。
また、成分(a)と反応して成分(a)をカチオンに変換することが可能なイオン性化合物(成分(b−3))としては、一般式(3)で表されるものが好ましい。
[K]e+[Z]e− (3)
ここで、Kはイオン性のカチオン成分であって、例えばカルボニウムカチオン、トロピリウムカチオン、アンモニウムカチオン、オキソニウムカチオン、スルホニウムカチオン、ホスフォニウムカチオン等が挙げられる。また、それ自身が還元されやすい金属の陽イオンや有機金属の陽イオン等も挙げられる。
上記の一般式(3)におけるZはイオン性のアニオン成分であり、成分(a)が変換されたカチオン種に対して対アニオンとなる成分であって、例えば、有機ホウ素化合物アニオン、有機アルミニウム化合物アニオン、有機ガリウム化合物アニオン、有機リン化合物アニオン、有機ひ素化合物アニオン、有機アンチモン化合物アニオンなどが挙げられる。
本発明において、成分(b−4)として用いられるイオン交換性層状珪酸塩からなる群より選ばれた少なくとも一種の化合物とは、イオン結合等によって構成される面が互いに弱い結合力で平行に積み重なった結晶構造をとる珪酸塩化合物であり、含有するイオンが交換可能なものをいう。大部分のイオン交換性層状珪酸塩は、天然には主に粘土鉱物の主成分として産出するが、これら、イオン交換性層状珪酸塩は特に、天然産のものに限らず、人工合成物であってもよい。
イオン交換性層状珪酸塩としては、例えば、ディッカイト、ナクライト、カオリナイト、アノーキサイト、メタハロイサイト、ハロイサイト等のカオリン族、クリソタイル、リザルダイト、アンチゴライト等の蛇紋石族、モンモリロナイト、ザウコナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、スチーブンサイト等のスメクタイト族、バーミキュライト等のバーミキュライト族、雲母、イライト、セリサイト、海緑石等の雲母族等を挙げることができる。
メタロセン系触媒においては、成分(c)有機アルミニウム化合物が必要に応じて用いられる。成分(c)有機アルミニウム化合物としては、一般式(4)で示されるものが好ましい。
(AlR4 nX3-n)m (4)
[R4は炭素数1〜20、好ましくは1〜8のアルキル基を示し、Xはハロゲン、水素、アルコキシ基、アミノ基を示す。nは1〜3までの整数、好ましくは3であり、mは1又は2、好ましくは1である。]で示される化合物であり、これら有機アルミニウム化合物は単独或いは複数種にて使用することができる。具体的な有機アルミニウム化合物としては、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリノルマルプロピルアルミニウム、トリノルマルブチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリノルマルヘキシルアルミニウム、トリノルマルオクチルアルミニウム、トリノルマルデシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロライド、ジエチルアルミニウムセスキクロライド、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチルアルミニウムジメチルアミド、ジイソブチルアルミニウムヒドリド、ジイソブチルアルミニウムクロライド等を挙げることができる。これらの中でも、トリアルキルアルミニウム及びジアルキルアルミニウムヒドリド等が好ましい。特に炭素数1〜8のトリアルキルアルミニウムを用いることが好ましい。
積層された線条体2を形成する手段としては、予め基層7となるフィルムと接合層8となるフィルムを形成し、得られたフィルムをドライラミネート法や熱ラミネート法を用いて複層化する手段や、予め形成した基層7となるフィルムに接合層8を押出ラミネートする方法、あるいは、多層共押出法により積層フィルムとして押出成形した後延伸する手段などの公知の手段から適宜選択し用いればよいが、成形の容易さやコスト面並びに、製品の各層間の接着性の点では、多層共押出法によって基層7と接合層8の積層体を一段で得る方法が望ましい。
延伸された線条体2を得る手段としては、基層7となるフィルムを一軸方向に延伸した後、接合層8となる熱可塑性樹脂を積層し、これをテープ状にスリットしてもよく、あるいは、基層7となるフィルム上に接合層8を構成する熱可塑性樹脂をフィルム状に積層した後、スリットする前あるいはスリットした後に一軸方向に延伸することによって得ることができる。
延伸は、熱ロールによる延伸、熱板による延伸、熱風炉による延伸等によって行なうことができる。延伸倍率は通常3〜10倍程度とされる。
線条体2の形状はなんらの制限はなく目的に応じて任意に設定することができ、モノフィラメント、マルチフィラメントを使用することができるが、一般的には、50〜3000デニール、糸幅が0.3〜20mm、肉厚が10〜200μm、肉厚構成比が接合層8:基層7:接合層8=1:98:1から25:50:25のテープ状体が用いられる。
接合層8の材料と厚みは、基層7の表裏で異なっていてもよく、目的に応じて基層7あるいは接合層8を各々複層構造としてもよい。また、本発明のシートの剛軟性や滑り性を制御すべく、線条体2の引取り方向に筋状等の微細な凹凸を形成したり、縦方向に多数の切れ込みを形成したスプリットヤーンとすることができる。
こうして得られた線条体2は、図1に示すように、単独で、あるいは、他の線状体と共に織成し、あるいは、図2に示すように、多数の線条体2aを並列し、その上に該線条体2aと交差する方向に他の線条体2bを並列してその交点を熱接合したソフからなる布状体3とすることができる。
本発明における布状体3は、質量が10〜100g/m2、好ましくは15〜70g/m2とされる。質量が10g/m2未満では強度が不足し、また、質量が100g/m2を越えるとシートとして重くなると共に剛性が高くなり、取扱性が悪くなる。
本発明においては、布状体3の下記式(1)で示される空隙率を20〜80%、好ましくは25〜75%、さらに好ましくは30〜70%となるように形成することが望ましい。
空隙率が上記範囲より低いときは、製品の通気性、透水性が低下し、また、シートの仕上りが硬くなって商品価値が低下し、上記範囲より高いときは後述する不織布との接合力が低下するため好ましくない。
こうして得られた線条体2からなる布状体3は、熱可塑性樹脂からなる極細繊維から形成された不織布4と貼り合わせられる。布状体3は不織布4の片面、又は、両面に貼り合わせることができる。
不織布4は、熱融着性を有する熱可塑性樹脂の極細繊維から形成されたものが好ましい。不織布4を形成するための熱可塑性樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、変性ポリエステル、アクリル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド等を用いることができる。中でも加工性と経済性から線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンが望ましい。これら熱可塑性樹脂繊維は、強度の高い熱可塑性樹脂繊維の表面が融点の低い樹脂で被覆されたシースコアー構造、あるいは、強度の高い熱可塑性樹脂繊維と融点の低い樹脂とからなるサイドバイサイド構造とすることができ、また、好ましい形態である。
不織布4は、スパンボンド法、ニードルパンチ法、カード法等の自体公知の方法によって形成することができる。不織布4の質量は5〜100g/m2、好ましくは8〜50g/m2とされる。質量が5g/m2未満では遮水効果が低下し、100g/m2を越えると効果が頭打ちとなる反面、高価格となる。
布状体3と不織布4との貼り合わせは、自体公知の手段によって行なうことができるが、一般には、熱ロールを用いて熱圧着する方法が好ましい。
布状体3と不織布4の接合は、目的に応じて、布状体3の線条体2間の交差点をホットメルト剤等の接着剤によって、あるいは、熱溶着によって予め接合した後、不織布4と積層するようにしてもよいし、また、布状体3と不織布4の接合と同時に布状体3の線条体2間を接合するようにしてもよい。
本発明熱可塑性樹脂製通気シート1は、質量を15〜200g/m2とされる。質量が15g/m2未満では機械的強度が不足し、質量が200g/m2を越えると重くなって取扱性が悪くなると共に通気性が悪くなる。また、引張強度は50N/5cm以上とすることが好ましい。かかる強度のシートは、線条体2の太さ、打込み本数を増減することによって得ることができる。
得られた不織布積層シート7の片面の布状体3の面には、粘着剤5が塗着される。なお、粘着剤5を塗布する塗布面には、必要に応じて、粘着剤との密着力を高めるため、その表面にサンドブラスト処理や火炎処理等の物理的処理またはコロナ処理やプラズマ処理等の化学的処理、あるいは、プライマー処理等を施すことが好ましい。
本発明においては、粘着剤5が間隔を置いて筋状に塗着されるところに特徴を有する。筋状の粘着剤5は、幅0.5〜10mm、好ましくは1.0〜5mm、筋状の粘着剤5の間隔は、0.5〜15mm、好ましくは1.0〜10mmとされる。
粘着剤の筋は、布状体3の長尺方向に連続して形成されるのが一般的であるが、断続的に塗布することもでき、発生ガスの拡散の面から望ましい方法である。また、断続的に塗布するときは、隣接する粘着剤の筋に対して長さ方向にずらすことによって千鳥状とすることもできる。
本発明の粘着剤5に用いられる粘着剤としては、粘着テープ用の粘着剤として一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、アクリル樹脂系粘着剤、天然ゴムや合成ゴム等のゴム系粘着剤、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体やスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体並びにこれらの水素添加物等のブロック共重合体系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤等が挙げられるが、なかでも耐久性や耐候性に優れ、取り扱い時の汚れも少ないアクリル樹脂系粘着剤が好適に用いられる。これらの粘着剤は、単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
これらの粘着剤の形態は、特に限定されるものではなく、例えば、溶液型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤、反応型粘着剤、光重合可能なモノマー型粘着剤等のいずれの形態であってもよい。
また、これらの粘着剤には、本発明の課題達成を阻害しない範囲で必要に応じて、ポリイソシアネート系化合物やアジリジン系化合物、金属キレート系化合物等の架橋剤や、粘着性付与剤、カップリング剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、消泡剤、難燃剤、帯電防止剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていてもよい。
また、布状体3上に形成される粘着剤5は、特に限定されるものではないが、その厚みが10μm〜0.5mmであることが好ましい。粘着剤5の厚みが10μm未満であると、熱可塑性樹脂製通気シート1の粗面接着性や凹凸追従性が不十分となることがあり、逆に粘着剤5の厚みが0.5mmを超えると、粘着性や接着力はもはやそれ以上向上しないにもかかわらず、コスト高となることがある。
アクリル樹脂系粘着剤についてさらに詳細に述べれば、アクリル樹脂系粘着剤としては、カルボキシル基含有単量体、あるいは、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を重合させて得られるアクリル系ポリマーが用いられる。
アルキル基は炭素数が4〜12程度が望ましく、具体的には、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、特に、n−ブチルアクリレートと2−エチルヘキシルアクリレートが好適である。
カルボキシル基含有単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等のモノカルボン酸;フマル酸、マレイン酸等のジカルボン酸やこれらのモノエステル等が挙げられる。これらのカルボキシル基含有ラジカル重合性単量体のうち、アクリル酸、メタクリル酸が好適に用いられる。カルボキシル基含有重合性単量体は、単量体全体の3〜20重量%程度が望ましい。
本発明で使用されるアクリル樹脂系粘着剤には、ガラス転移温度や極性等を調整する目的で少量の改質成分単量体が共重合されていてもよい。このような単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、ビニルピロリドン等が例示できる。
アクリル系ポリマーには、分子内にカルボキシル基と反応する官能基を2個以上有する多官能性化合物、または多官能性化合物及び分子内に前記官能基を1個有する単官能性化合物を配合することができる。この種の官能基含有化合物としては、例えば、イソシアネート基含有化合物、エポキシ基(或いはグリシジル基)含有化合物、アジリジニル基含有化合物、金属錯体、メラミン系化合物等が例示できる。
また、粘着剤組成中に少量の可塑剤を配合することで特に有効である。配合される可塑剤の種類は限定されるものではなく、例えば、脂肪族多価カルボン酸のエステル、芳香族多価カルボン酸のエステル、リン酸エステル等の低分子可塑剤やポリエステルのような高分子可塑剤等が例示できるが、脂肪族2塩基酸のエステルが特に有効であり、中でもアジピン酸ジエステルが最も好適である。その配合量は0.05〜4重量%が好ましい。
粘着剤は、通常、適宜の有機溶剤に溶解された上で、布状体3上に塗工した後乾燥され、或いは、離型処理が施された工程紙上に塗工後乾燥されたものが支持体上に転写されて、布状体3と粘着剤層が積層された熱可塑性樹脂製通気シート1とされる。塗工手段や乾燥方法に制限はなく、公知の方法を採用することができる。
本発明熱可塑性樹脂製通気シート1は、一般には、長尺シートとして形成され、ロール巻きにして輸送される。
本発明熱可塑性樹脂製通気シート1は土木建築用の被覆シートとして適し、コンクリートの養生、コンクリート構造物の補修等に使用することができ、たとえば、コンクリート構造物の亀裂の補修に使用する場合は、図3に示すように、充填材9を圧入したのち、熱可塑性樹脂製通気シート1を亀裂部分の前面に添付して亀裂を封鎖し、硬化させる。充填材9としては、セメントペースト、モルタル、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂等を使用することができる。
実施例1
(布状体の製造)
基層として、高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製HY−333、密度0.956、MFR0.55)、接合層用熱可塑性樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製X−419、密度0.922、MFR5.0)を用いて、インフレーション成形法によって積層フィルムとし、得られたフィルムをレザーを用いてスリットした。次いで、温度100℃の熱板上で6.5倍に延伸した後、温度110℃の熱風循環式オーブン内で5%の弛緩熱処理を行ない、糸幅1.1mm、繊度380デシテックス、肉厚比が接合層/基層/接合層=10/80/10の積層フラットヤーンを得た。
(布状体の製造)
基層として、高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製HY−333、密度0.956、MFR0.55)、接合層用熱可塑性樹脂として、低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製X−419、密度0.922、MFR5.0)を用いて、インフレーション成形法によって積層フィルムとし、得られたフィルムをレザーを用いてスリットした。次いで、温度100℃の熱板上で6.5倍に延伸した後、温度110℃の熱風循環式オーブン内で5%の弛緩熱処理を行ない、糸幅1.1mm、繊度380デシテックス、肉厚比が接合層/基層/接合層=10/80/10の積層フラットヤーンを得た。
得られた積層フラットヤーンをウォータージェット機を用いて、経糸5本/25.4mm、緯糸5本/25.4mmの平織織布とした。
(不織布の積層)
鞘部がポリエチレンで芯部がポリプロピレンであるシースコア繊維のスパンボンド不織布(チッソ社製、目付重量15g/m2)と上記で得られた織布とを熱ラミした。
鞘部がポリエチレンで芯部がポリプロピレンであるシースコア繊維のスパンボンド不織布(チッソ社製、目付重量15g/m2)と上記で得られた織布とを熱ラミした。
(粘着剤の塗布)
上記積層シートに、アクリル酸−n−ブチルとアクリル酸−2−エチルヘキシルを主成分とする共重合体(日本合成化学社製コーポニールNK−631)100重量部に架橋剤として金属キレート系硬化剤、アルモニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液(日本合成化学社製コーポニール5792)を固形分基準で0.2重量部配合したアクリル系粘着剤を塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように、幅2mm、ピッチ2mmのストライプ状に塗布した。
上記積層シートに、アクリル酸−n−ブチルとアクリル酸−2−エチルヘキシルを主成分とする共重合体(日本合成化学社製コーポニールNK−631)100重量部に架橋剤として金属キレート系硬化剤、アルモニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液(日本合成化学社製コーポニール5792)を固形分基準で0.2重量部配合したアクリル系粘着剤を塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように、幅2mm、ピッチ2mmのストライプ状に塗布した。
比較例1
多孔性のポリエチレンフィルムのコロナ放電処理面に、アクリル酸−n−ブチルとアクリル酸−2−エチルヘキシルを主成分とする共重合体(日本合成化学社製コーポニールNK−631)100重量部に架橋剤として金属キレート系硬化剤、アルモニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液(日本合成化学社製コーポニール5792)を固形分基準で0.2重量部配合したアクリル系粘着剤を塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように塗布した。
多孔性のポリエチレンフィルムのコロナ放電処理面に、アクリル酸−n−ブチルとアクリル酸−2−エチルヘキシルを主成分とする共重合体(日本合成化学社製コーポニールNK−631)100重量部に架橋剤として金属キレート系硬化剤、アルモニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液(日本合成化学社製コーポニール5792)を固形分基準で0.2重量部配合したアクリル系粘着剤を塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように塗布した。
得られた積層シートを評価し、その結果を表1に示した。
1.熱可塑性樹脂製通気シート
2.線条体
3.布状体
4.不織布
5.粘着剤
7.基層
8.接合層
2.線条体
3.布状体
4.不織布
5.粘着剤
7.基層
8.接合層
Claims (8)
- 熱可塑性樹脂からなる不織布の片面又は両面に、一軸延伸された熱可塑性樹脂からなる線条体を交差せしめて形成された布状体を積層し、得られた積層シートの片面の布状体面に、粘着剤を筋状に多数本塗着してなることを特徴とする熱可塑性樹脂製通気シート。
- 線条体が、熱可塑性樹脂からなる基層の少なくとも片面に、基層の熱可塑性樹脂より融点の低い熱可塑性樹脂からなる接合層が形成された積層体からなる請求項1記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
- 線条体の接合層が、メタロセン系触媒を用いて重合されたエチレン系重合体からなる請求項2に記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
- 布状体が、線条体を織成し、その交点を熱接合してなる請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
- 布状体が、線条体を並列し、その上に該線条体と交差する方向に他の線条体を並列して、その交点を熱接合したソフからなる請求項1〜3のいずれかに記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
- 線条体が、縦方向の小さい切り込みを多数形成したスプリットヤーンからなる請求項1〜5のいずれかに記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
- 熱可塑性樹脂製通気シートの引張強度が、50N/5cm以上とされた請求項1〜7のいずれかに記載の熱可塑性樹脂製通気シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003376743A JP2005138409A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 熱可塑性樹脂製通気シート |
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ID=34687698
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JP2003376743A Pending JP2005138409A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 熱可塑性樹脂製通気シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009525201A (ja) * | 2006-02-10 | 2009-07-09 | コロプラスト アクティーゼルスカブ | 生分解性バリア膜 |
JP2012112214A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Shimizu Corp | 空気層形成シートおよびコンクリート養生方法 |
JP2014141047A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-07 | Seiren Co Ltd | 透湿性養生シート |
JP2018040220A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | Jx Anci株式会社 | コンクリート用粘着シート |
-
2003
- 2003-11-06 JP JP2003376743A patent/JP2005138409A/ja active Pending
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