JP2006008745A - 手切れ性を改良した粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】引張り強度に優れ、引裂き性がよく、切断面が美麗な、手切れ性を改良した粘着テープの提供
【解決手段】熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られたフラットヤーンを交差せしめて形成した布状体の両面に、熱可塑性樹脂製フィルムを積層して積層シートを形成し、該積層シートの少なくとも片面に粘着剤層を形成してなる粘着テープにおいて、縦方向引張強度が150N/50mm以上で、粘着テープを横断する方向に引裂いたとき、粘着テープの破断線より突出した位置で切断する経糸の数が全経糸に対して5.0%以下である手切れ性を改良した粘着テープ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、手切れ性を改良した粘着テープ、さらに詳しくは、商品の包装、機器の保護、建造物の仕切り等のシートをテープ止めするに適した手切れ性を改良した粘着テープに関する。
包装体の封止、たとえば、段ボール箱の封止には、裏面に粘着層を形成した粘着テープが使用されている。その他、粘着テープは、建造物の仕切りシート等のテープ止めとしても使用されており、近年、粘着テープの使用範囲はますます広くなっている。
従来、これ等の粘着テープの基材としては、クラフト紙等の紙材が使用されていたが、紙材は、方向性が乏しく、引裂いたとき斜めに切断されて不体裁になったり、不透明なために目立ち易く、包装体の意匠が損なわれる問題があった。
粘着テープの基材として、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを使用するときは、透明性を有するために、包装体等の被接着物との視覚的な馴染みがよく、意匠を損じることを少なくすることができる。
しかし、作業性の面から、粘着テープは手で容易に切断できることが重要となるが、熱可塑性樹脂フィルムを単味で粘着テープの基材とするときは、熱可塑性樹脂フィルムが軟質で引張り力が作用すると伸びが生じることから、手で引裂く際に応力が集中せず、引裂きのきっかけ口ができにくく、切断道具なしで切断することが難しいことから、粘着テープとしては実用性に乏しいという問題がある。
フィルムの伸びを防止し、手切れ性をよくする方法として、従来、熱可塑性樹脂を一軸延伸したフラットヤーンを織成した布状体と熱可塑性樹脂フィルムとを積層した積層シートを基材として使用することが行なわれている(特許文献1)。布状体を積層した熱可塑性樹脂フィルムは、布状体が伸張を阻止するため、応力を集中させることが可能となり、引裂きのきっかけ口を作り易く、また、引裂きは緯糸によって案内されるため、破断線は一定方向に真直ぐに進行し、斜めに切断されることを防止することができる。
しかし、フラットヤーンを用いて形成した布状体を積層した基布においても、引裂いた際、破断線を観ると、経糸の切断点が緯糸に沿った直線上のみとはならず、部分的に、引裂き線から横にそれた位置で切断し、そのため、経糸が粘着テープから突出し、美観を阻害するという問題を有している。
すなわち、粘着テープ1を手で引裂くと、破断線14は緯糸に沿って直線的に進行するが、図9に示すように、経糸2bの一部が横にずれた位置で切断され、経糸2bの先端が粘着テープ1から突出して、突出片15が生じるため、意匠を阻害する問題があった。
このため、手切れ性がよく、破断点が一直線となって、突出片15の発生のない粘着テープ1とするための方法として、ポリスチレンを添加したオレフィン系重合体を経糸として使用することが提案されている(特許文献2)。
しかし、ポリスチレンはオレフィン系重合体等に対して親和性が乏しいため、ポリスチレンの分散性が悪く粗大粒子が生じ、フラットヤーンに表面荒れが生じて布状体の外観が悪くなり、また、フラットヤーンの品質や性能が不安定になる等の問題があると共に、経糸の突出片発生防止の観点からも、満足し得るものではなかった。
かかる事情から、引張り強度、手切れ性に優れ、切断線が綺麗な粘着テープの開発が要請されている。
特公平1−41189号 特開平7−331200
本発明は、引張り強度に優れ、手切れ性がよく、また、切断線が綺麗な粘着テープを提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するため鋭意検討した結果なされたもので、具体的には、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られたフラットヤーンを交差せしめて形成した布状体の両面に、熱可塑性樹脂製フィルムを積層して積層シートを形成し、該積層シートの少なくとも片面に粘着剤層を形成してなる粘着テープにおいて、縦方向引張強度が150N/50mm以上で、粘着テープを横断する方向に引裂いたとき、粘着テープの破断線より突出した位置で切断する経糸の数が全経糸に対して5.0%以下であることを特徴とする手切れ性を改良した粘着テープを提供するものである。
また、本発明は、布状体を形成する経糸の厚みが、緯糸の1/1.5〜1/3.0である上記の手切れ性を改良した粘着テープ、布状体を形成する経糸の厚みが10〜15μm、緯糸の厚みが20μm以上である上記の手切れ性を改良した粘着テープ、及び、高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体を主体とする熱可塑性樹脂からなる布状体の両面に、肉厚が15〜60μmの高圧法低密度ポリエチレン又は線状低密度ポリエチレンのフィルムを積層してなる上記の手切れ性を改良した粘着テープを提供するものである。
さらに、本発明は、布状体の少なくとも経糸が、オレフィン系重合体にビニルモノマーを含浸して重合してなる複合樹脂を10〜70重量%含有する高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体からなる上記の手切れ性を改良した粘着テープ、及び、布状体の少なくとも経糸が、無機充填材を5〜40重量%含有する高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体からなる上記の手切れ性を改良した粘着テープを提供するものである。
本発明の手切れ性を改良した粘着テープは、引張り強度に優れ、寸法安定性がよく、また、耐久性に優れる。また、引裂き性に優れ、容易に手で直線的に引裂くことができることから、貼付作業の効率を上げることができると共に、手で引裂いた際、経糸が破断線より突出することがなく、切断面が美麗であり、包装体等の意匠を損ねることがない。
本発明の手切れ性を改良した粘着テープ1は、図1に示すように、熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られたフラットヤーン2を交差せしめて形成した布状体3の両面に熱可塑性樹脂製フィルム5を積層して形成した積層シート6に、粘着剤層4が形成される。
本発明において布状体3としては、熱可塑性樹脂製の一軸延伸されたフラットヤーン2を、織布又は編布とし、又は、交差結合布(ソフ)として使用される。中でも、フラットヤーン2を平坦な状態で織成したものが望ましい。
フラットヤーン2としては、図8(A)に示すように、結晶性樹脂の単層であってもよく、また、図8(B)に示すように、基層11の片面に接合層12が積層されたものとすることができ、また、図8(C)に示すように、接合層12が基層11の両面に積層されたものとすることができる。また、図8(D)に示すように、シースコアー構造、図8(E)に示すように、サイドバイサイド構造とすることも可能である。
フラットヤーン2の単層体、あるいは積層体の基層11を構成する熱可塑性樹脂としては、延伸効果の大きい樹脂、一般には結晶性樹脂が使用され、具体的には、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、プロピレン系重合体、エチレン・プロピレンブロック共重合体等のオレフィン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリアクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等を用いることができる。
中でも加工性と経済性から高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、プロピレン系重合体等のオレフィン系重合体が望ましい。特に、高密度ポリエチレン、プロピレン系重合体が望ましい。
本発明において、高密度ポリエチレンとは、密度が0.930以上のエチレンを主体とする重合体を指称するものとする。
接合層12は、フラットヤーン2が布状とされた後、経緯のフラットヤーン2間を接合し、あるいは、布状体3とフィルム5間を接合するもので、基層11を構成する熱可塑性樹脂より融点が低く熱融着性の優れた熱可塑性樹脂が用いられる。
具体的には、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンブロック共重合体等のオレフィン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66のポリアミド等を用いることができ、基層11となる熱可塑性樹脂との関係で、より融点が低いものが選択され、一般には、基層11となる熱可塑性樹脂より融点が10℃以上、好ましくは、15℃以上低い熱可塑性樹脂が用いられる。中でも、高圧法低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン等のオレフィン系重合体が望ましい。特に、メタロセン触媒を用いて重合した線状低密度ポリエチレンが好ましい。
本発明粘着テープ1は、縦方向引張強度を150N/50mm以上、好ましくは200N/50mm以上とされる。かかる粘着テープ1を得るためには、フラットヤーン2としては、一般的に、50デシテックス以上、好ましくは50〜1000デシテックスとされ、糸幅を0.3〜5mmの範囲とされる。中でも、フラットヤーン2としては、経糸を、繊度が50〜250デシテックス、好ましくは60〜150デシテックス、糸幅が0.3mm〜2.0mm、好ましくは0.4〜1.2mmの範囲が望ましく、また、緯糸としては、繊度が200〜800デシテックス、好ましくは250〜500デシテックス、糸幅は0.7mm〜3.5mm、好ましくは1.0〜2.5mmの範囲が望ましい。テープ状のフラットヤーン2には、縦方向に多数の小さな切れ目を入れてスプリットヤーンとすることもできる。スプリットヤーンとすることによって風合い、手触りを改良することができる。
また、本発明においては、粘着テープ1を横断する方向に手で引裂いたとき、経糸が破断線より突き出した位置で切断するために生じる突出片15の数が、切断された全経糸に対して5.0%以下、好ましくは2.0%以下、さらに好ましくは1.0%以下、特に好ましくは0.5%以下となるように形成するところに特徴を有する。
突出片15の発生を防止する方法としてはいくつかの方法をとることができ、次に示す手段を単独で、あるいは、2以上を組合せて用いることによって目的を達することができる。
その一つは、布状体3の経糸2bを形成する熱可塑性樹脂の選択であり、MFRが0.1〜5.0g/10min、好ましくは0.3〜2.50g/10min、密度が0.930〜0.970g/cm、好ましくは0.944〜0.965g/cmの範囲の高密度ポリエチレンを選択することによって手切れ性のよいものを得ることができる。
また、経糸2bの肉厚を制御することも有力な方法である。経糸2bの肉厚は、緯糸の肉厚の1/1.5〜1/3.0とすることが望ましい。経糸2bの肉厚が緯糸の肉厚の1/1.5を上回るときは、粘着テープ1を手で引裂いたとき、経糸の切断が横にそれて経糸の先が緯糸より突出した突出片15が発生し易くなり、1/3.0を下回るときは、粘着テープ1の引張り強度が低下し易くなる。特に、経糸の厚みを10μm〜15μm、緯糸の厚みを20μm以上とすることが望ましい。経糸の厚みをこの範囲とすることによって、引裂きの際に、経糸の局所に応力が集中して引裂き易くなり、また、経糸の切断点が緯糸に沿った位置に揃わせることができ、経糸の先端が粘着テープ1より突出した突出片15が発生することを防止することができる。また、布状体3のフラットヤーン2の幅は、経糸:緯糸で1:2.0〜3.0の範囲とすることが望ましい。
さらに、経糸2bを形成する熱可塑性樹脂に無機充填材を添加することも有力な方法である。無機充填材としては、タルク、クレー、マイカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、ウオラストナイト、ゼオライト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、珪酸カルシウム等を使用することができ、中でも、炭酸カルシウムが手切れ性の改良効果の面で好ましい。無機充填材の配合量は、1〜40重量%、好ましくは5〜40重量%の範囲が一般的である。無機充填材の配合量が、1重量%より少ないときは手切れ性の改良効果が少なく、40重量%を超えると、粘着テープ1としたときに引張強度が低下する。
また、本発明においては、オレフィン系重合体にビニルモノマーを含浸した後、これを重合条件に附すことによって得られた複合樹脂が微細に分散した熱可塑性樹脂を使用することも有力な方法である。
ビニルモノマーを含浸するオレフィン系重合体としては、フラットヤーン2を形成するオレフィン系重合体と同様のオレフィン系重合体を用いることができ、具体的には、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、プロピレン系重合体、エチレン・プロピレンブロック共重合体等を用いることができる。
これらオレフィン系重合体には、ビニル単量体が含浸される。ビニル単量体の含浸量は、オレフィン系重合体100重量部に対してビニル単量体10〜80重量部、好ましくは20〜70重量部の範囲とされる。ビニル単量体の含浸量が10重量部より少ないときは、得られる複合樹脂中のビニル重合体が過度に微粒子となって分散するために手切れ性の改良効果が乏しくなり、また、ビニル単量体の含浸量が80重量部より多いときは複合樹脂中のビニル重合体の分散粒子が粗大となり、引張り強度が低下することになる。
ビニル単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、モノクロロスチレン、p−メチルスチレン、エチルスチレン等のスチレン系単量体、アクリル酸、アクリル酸エステル、アクリルアミド、メタクリル酸、メタクリル酸エステル等のアクリル系単量体を使用することができる。アクリル酸エステル系単量体におけるアルコール残基としては炭素数1〜8のアルキル基が好ましい。
ビニル単量体の重合は、ラジカル発生剤を使用することによって行なうことができ、ラジカル発生剤としては、クメンヒドロパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、サクシニックアシッドパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等のパーオキサイド、アゾビスイソブチルニトリル、ジアゾアミノベンゼン、ビスアゾエステル等のアゾ化合物を使用することができる。
ビニル単量体を含浸重合した複合樹脂の添加量は、フラットヤーン2を構成する熱可塑性樹脂に対して10〜70重量%、好ましくは30〜50重量%が望ましい。ビニル単量体を含浸した複合樹脂が10重量部未満では手切れ性の改良効果が少なく、また、70重量部を越えるとフラットヤーン2の引張り強度が低下する。
基層11あるいは接合層12として用いられる熱可塑性樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができる。
具体的には、フェノール系、有機ホスファイト系、ホスナイトなどの有機リン系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒンダードアミン系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤;含臭素有機系、メラミン系、リン酸系、燐酸エステル系、三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、赤リン等の難燃剤;有機顔料;無機顔料;金属イオン系などの無機、有機抗菌剤等が挙げられる。
上記の複合樹脂、充填剤あるいは添加剤は、適宜組み合わせて、基層11や接合層12の材料組成物を製造するいずれかの工程で配合される。添加剤の配合は、従来の公知の二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ミキシングロール等の混練装置を用いて所定割合に混合して、これを溶融混練して調製してもよいし、高濃度のいわゆるマスターバッチを作製し、これを希釈して使用するようにしてもよい。
フラットヤーン2として積層体が使用される場合、その成形材料となる積層フィルムを成形する手段としては、予め基層11となるフィルムと接合層12となるフィルムを形成してドライラミネート法や熱ラミネート法を用いて複層化する手段や、基層11となるフィルムの表面に接合層12となる熱可塑性樹脂をコーティングする方法、予め形成した基層11となるフィルムに接合層12を押出ラミネートする方法、あるいは、多層共押出法によって積層フィルムとして押出成形するなどの公知の手段から適宜選択して用いればよいが、成形の容易さやコスト面、並びに、製品の各層間の接着性及び光透過性の点では、多層共押出法によって基層11と接合層12の積層体を一段で得る方法が望ましい。
また、延伸してフラットヤーン2とする手段としては、基層11となるフィルムを一軸方向に延伸した後、接合層12となる熱可塑性樹脂を積層し、これをテープ状にスリットしてもよく、あるいは、基層11と接合層12とが積層された積層フィルムをスリットする前、又は、スリットした後、一軸方向に延伸することによって得ることもできる。
延伸方法としては、熱ロールによる延伸、熱板による延伸、熱風炉内でロールによって延伸する方法等によって行なうことができる。延伸倍率は、3〜12倍、好ましくは5〜10倍程度が適当である。
得られたテープ状のフラットヤーン2は、図3に示すように平織とし、又は、綾織、斜文織、畦織、二重織等に織製し、あるいは、図4に示すように、多数のフラットヤーン2aを並列し、その上に交差するようにフラットヤーン2bを並列して交点を結合して交差結合布とした布状体を用いることができ、織布としたときは図1に示す構造の粘着テープ1が得られ、交差結合布としたときは図2に示す構造の粘着テープ1が得られる。
この場合、図5(A)に示すように、経糸として肉薄のフラットヤーン2を用いて、複数本を重ね合わせて織成することによって、柔軟で手切れ性のよい粘着テープ1を得ることができる。この場合、フラットヤーン2の厚さは、重ねたフラットヤーン2の総厚みが前述の範囲となるようにすることが望ましい。また、図5(B)に示すように、経糸となるフラットヤーン2bの少なくとも一部が重なり合った複層となるように織成することによって手切れ性を改良することもできる。
布状体3の糸密度は、経糸が25〜60本/25.4mm、好ましくは28〜46本/25.4mmが適当であり、緯糸が12〜25本/25.4mm、好ましくは14〜20本/25.4mmとされ、経糸の繊度が緯糸の繊度より低く、経糸の打ち込み本数が緯糸の打ち込み本数より多くなるように形成されることが好ましい。
なお、フラットヤーン2は、モノフィラメント、スパン糸等と組み合わせて使用することができるが、経糸2bはテープ状フラットヤーン単独であることが望ましい。
布状体3には、熱可塑性樹脂製フィルム5が積層される。熱可塑性樹脂製フィルム5を形成する樹脂としては、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体等のエチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のオレフィン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等を用いることができる。中でも、オレフィン系重合体が望ましく、特にメタロセン触媒を用いて重合されたオレフィン系重合体、好ましくはメタロセン触媒を用いて重合された高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンを使用することが望ましい。メタロセン触媒は、成形性、接着性に優れたオレフィン系重合体の製造が容易となる。
熱可塑性樹脂製フィルム5として、オレフィン系重合体を用いるときは、密度が0.870〜0.942g/cm、好ましくは、0.875〜0.936g/cm、曲げ剛性が100〜1500Kg/cmのものが好ましい。密度が低くなると機械的強度が低下し、また、高くなると粘着テープ1の柔軟性が低下する。
これら、フィルム5を形成する熱可塑性樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができ、具体的には、前述した酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤、難燃剤、無機充填材、充填材、顔料、抗菌剤等が挙げられる。
熱可塑性樹脂のフィルム5は布状体3の両面に積層される。また、粘着テープ1には、各種の機能を付与するために、各種の層を積層することができる。以下に、製品となった粘着テープ1の構造に基づき積層体各層の構成について述べる。従って、以下の説明は、順序を明記した部分を除いて積層手順を示すものではない。
熱可塑性樹脂製フィルム5は、図6に示すように、布状体3との接合を確実にするために接着剤層7を介して積層することができ、また、補強、粘着剤の塗布の容易化のために、その表面に他の熱可塑性樹脂製フィルム10を積層し、その上に粘着剤を塗布して粘着剤層4を形成することができる。布状体3の他の面(図においては上方の面)にも熱可塑性樹脂製フィルム5の表面に表面特性を改良するための表面層8を積層することができる。
布状体3に積層される接着剤層7を構成する材料としては特に限定されるものではなく、この種材料の接着剤として公知の接着剤を使用することができるが、オレフィン系重合体を用いて熱圧着することが望ましい。
接着剤層7を形成するオレフィン系重合体としては、高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体等を用いることができる。中でも高圧法低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンが好ましく、特に、メタロセン触媒を用いて製造した線状低密度ポリエチレンが好ましい。オレフィン系重合体による層を形成することによって手切れ性を改良することができる。
また、表面層8には、無機充填剤を添加することができ、また、接着剤層7及び表面層8には、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、難燃剤、顔料等の添加剤を添加することができる。
布状体3に積層される接着剤層7及び熱可塑性樹脂製フィルム5の少なくとも一層は、フィルム状に成形された溶融フィルムを予め布状体3にラミネートすることによって形成することが好ましく、この場合、ラミネートされる溶融フィルムの温度は、布状体3を構成する樹脂の融点より130〜220℃高い温度とすることが好ましい。ラミネートを高温で行なうことによって、布状体3に熱可塑性樹脂製が浸入して布状体組織を固定化する結果、手切れ性を向上することができる。布状体3に積層される接着剤層7の厚みは、10〜60μm、好ましくは15〜40μmが適当である。
なお、本発明においては、フラットヤーン2、熱可塑性樹脂のフィルム5、接着剤層7等の粘着テープ1を構成する材料として、全てをオレフィン系重合体で形成することが望ましい。同種の樹脂を用いることによって廃品の回収、再生を容易にすることができる。
また、本発明粘着テープ1には、図7に示すように、金属層9を積層することができる。金属層9は、布状体3の粘着剤層4と反対面に熱可塑性樹脂製フィルム5を介して積層することができる。この場合、金属層9を保護して腐蝕を防止するために、金属層9の上面に表面層8を積層することが望ましい。
金属層9を形成する金属としては薄膜状に加工されるものであれば制限されるものではないが、一般には、アルミニウム、錫、鉛、銅、真鍮、青銅、鉄等を用いることができる。適度な剛性を保持させる観点からはアルミニウムが好ましい。金属層9は、金属を箔状にして積層することができ、また、真空蒸着等によって熱可塑性樹脂膜上に金属層9を直接形成することができる。
金属層9を金属箔で形成する場合、金属箔の厚さは目的に応じて任意に選定することができるが、ピンホール発生の防止、強度、金属箔の加工性、取扱性、手切れ性の観点から、厚さは5〜70μm、好ましくは5〜50μm、特に好ましくは6〜30μmの範囲が好ましい。
さらに本発明は、必要に応じ、又は、さらなる機能の付与を目的としてその他の層を設けることができる。その他の層としては、ガス不透過層を設けることができ、ガス不透過層としては金属蒸着フィルム、セラミック蒸着フィルム、易開封性としては、ポリスチレンを積層することができる。さらに、粘着テープ1をロール巻きするときは、表面層8の外面に剥離剤層を形成することもでき、また、好ましい方法である。
なお、粘着剤層4を塗布する塗布面には、必要に応じて、粘着剤との密着力を高めるため、その表面にサンドブラスト処理等の物理的処理または火炎処理、コロナ処理、あるいは、プラズマ処理等の物理化学的処理、あるいは、プライマー処理等を施すことが好ましい。
本発明の粘着剤層4に用いられる粘着剤としては、粘着テープ用の粘着剤として一般的に用いられるものでよく、例えば、アクリル樹脂系粘着剤、天然ゴムや合成ゴム等のゴム系粘着剤、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体やスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体並びにこれらの水素添加物等のブロック共重合体系粘着剤、エチレン−酢酸ビニル共重合体系粘着剤、ポリビニルエーテル樹脂系粘着剤、シリコーン樹脂系粘着剤等が挙げられるが、なかでも耐久性や耐候性に優れ、取り扱い時の汚れも少ないアクリル樹脂系粘着剤が好適に用いられる。これらの粘着剤は、単独で用いられてもよいし、2種類以上が併用されてもよい。
これらの粘着剤の形態は、特に限定されるものではなく、例えば、溶液型粘着剤、エマルジョン型粘着剤、ホットメルト型粘着剤、反応型粘着剤、光重合可能なモノマー型粘着剤等のいずれの形態であってもよい。
また、これらの粘着剤には、本発明の目的を阻害しない範囲で、必要に応じて、ポリイソシアネート系化合物やアジリジン系化合物、金属キレート系化合物等の架橋剤や、粘着性付与剤、カップリング剤、充填剤、軟化剤、可塑剤、界面活性剤、酸化防止剤(老化防止剤)、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、消泡剤、難燃剤、帯電防止剤等の各種添加剤の1種もしくは2種以上が添加されていてもよい。
また、積層シート6上に形成される粘着剤層4は、特に限定されるものではないが、その厚みが10μm〜0.5mmであることが好ましい。粘着剤層の厚みが10μm未満であると、粘着テープ1の粗面接着性や凹凸追従性が不十分となることがあり、逆に粘着剤層4の厚みが0.5mmを超えると、粘着性や接着力はもはやそれ以上向上しないにもかかわらず、コスト高となることがある。
アクリル樹脂系粘着剤についてさらに詳細に述べれば、アクリル樹脂系粘着剤としては、カルボキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体を重合させて得られるアクリル系ポリマーが用いられる。
アルキル基は炭素数が4〜12程度が望ましく、具体的には、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート等が挙げられるが、特に、n−ブチルアクリレートと2−エチルヘキシルアクリレートが好適である。
カルボキシル基含有単量体としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等のモノカルボン酸;フマル酸、マレイン酸等のジカルボン酸やこれらのモノエステル等が挙げられる。これらのカルボキシル基含有ラジカル重合性単量体のうち、アクリル酸、メタクリル酸が好適に用いられる。カルボキシル基含有重合性単量体は、単量体全体の1〜20重量%程度が望ましい。
本発明で使用されるアクリル樹脂系粘着剤には、ガラス転移温度や極性等を調整する目的で少量の改質成分単量体が共重合されていてもよい。このような単量体としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、ビニルピロリドン等が例示できる。
アクリル系ポリマーには、分子内にカルボキシル基と反応する官能基を2個以上有する多官能性化合物、または多官能性化合物及び分子内に前記官能基を1個有する単官能性化合物を配合することができる。この種の官能基含有化合物としては、例えば、イソシアネート基含有化合物、エポキシ基(或いはグリシジル基)含有化合物、アジリジニル基含有化合物、金属錯体、メラミン系化合物等が例示できる。
また、粘着剤組成中に少量の可塑剤を配合することで特に有効である。配合される可塑剤の種類は限定されるものではなく、例えば、脂肪族多価カルボン酸のエステル、芳香族多価カルボン酸のエステル、リン酸エステル等の低分子可塑剤やポリエステルのような高分子可塑剤等が例示できるが、脂肪族2塩基酸のエステルが特に有効であり、中でもアジピン酸ジエステルが最も好適である。その配合量は0.05〜4重量%が好ましい。
粘着剤中にはベンゾトリアゾール系化合物を添加することが望ましい。ベンゾトリアゾール系化合物は、金属腐蝕を防止する作用が知られており、これを配合することで金属腐蝕による変色をより効果的に防止することが可能となる。ベンゾトリアゾール系化合物は有効量が添加されればよく、およそ0.01〜5重量%程度が有効量である。
粘着剤は、通常、適宜の有機溶剤に溶解された上で、積層シート6上に塗工した後乾燥され、或いは、離型処理が施された工程紙上に塗工後乾燥されたものが支持体上に転写されて、積層シート6と粘着剤層4が積層された粘着テープ1とされる。塗工手段や乾燥方法に制限はなく、公知のものを採用することができる。
また、積層テープ6の背面、即ち、粘着剤層4が積層される面の反対面であって、ロール状に巻き取ったときの粘着剤層表面が接触する面には、巻き戻す際の剥離力(展開力ともいう)を軽くするために、離型処理を施すことができる。また、離型処理を施した離型紙を貼付することができる。離型処理としては、必要により硬化反応を伴うシリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、長鎖アルキルグラフトポリマー系離型剤の塗布等を挙げることができる。
本発明の手切れ性を改良した粘着テープ1は、梱包の封止、機器の保護、建造物の仕切り等のためのシートをテープ止めする等、広く使用することができる。
(実施例1)
布状体の製造
高密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製HY−333、密度0.956、MFR0.58)をインフレーション成形法によってフィルムとし、得られたフィルムをレザーによってスリットした。次いで、温度110〜120℃の熱板上で7倍に延伸した後、温度120℃の熱風循環式オーブン内で6%の弛緩熱処理を行ない、糸幅0.56mm、繊度70デシテックス、厚み13μmの経糸と、糸幅1.2mm、繊度310デシテックス、厚み28μmの緯糸を製造した。
得られた経緯糸をウオータージェット機によって、経糸46本/25.4mm、緯糸16本/25.4mm、目付け量33g/mの平織織布とした。
織布の両面に、低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン社製LC−720)を押出しラミネートし(ラミネート層厚み35μm)、その表面にコロナ放電処理を行なってぬれ張力を42mN/mとした。
粘着剤層の形成
上記の複合シートのコロナ放電処理面に、アクリル酸−n−ブチルとアクリル酸−2−エチルヘキシルを主成分とする共重合体(日本合成化学社製コーポニールNK−631)100重量部に架橋剤として金属キレート系硬化剤、アルモニウムアセチルアセトネートのトルエン溶液(日本合成化学社製コーポニール5792)を固形分基準で0.2重量部配合したアクリル系粘着剤を塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように塗布した。
(実施例2)
実施例1において、高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY−333、密度0.956、MFR0.58)70重量部に対してスチレンを含浸して重合した重合体 VMX(三菱化学社製AN−50F)を30重量部添加した他は、実施例1と同様の実験をした。
(実施例3)
実施例1において、高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY−333、密度0.956、MFR0.58)70重量部に対して炭酸カルシウムを30重量部添加した他は、実施例1と同様の実験をした。
得られた粘着テープを評価した。なお、試験方法は以下の規定に準拠して行った。その結果は表1の通りであった。
引張強度:JIS−Z0237準拠
引張伸度:JIS−Z0237準拠
引裂強度:JIS−Z0237 エレメンドルフ形引裂き試験準拠
突出片:粘着テープの破断線より突出した位置で切断した経糸の数を数えて、全経糸に対する割合(%)を表示した。
(比較例1)
実施例1において、糸幅0.56mm、繊度109デシテックス、厚み21μmの経糸を製造した他は、実施例1と同様の実験をした。
(比較例2)
実施例1において、糸幅0.56mm、繊度50デシテックス、厚み9μmの経糸を製造した他は、実施例1と同様の実験をした。
(比較例3)
実施例3において、高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY−333、密度0.956、MFR0.58)20重量部に対してスチレンを含浸重合した重合体 VMX(三菱化学社製AN−50F)を80重量部添加した他は、実施例3と同様の実験をした。
(比較例4)
実施例3において、高密度ポリエチレン(日本ポリケム社製HY−333、密度0.956、MFR0.58)50重量部に対して炭酸カルシウムを50重量部添加した他は、実施例4と同様の実験をした。
これらの試験結果を表1に示した。表1から明らかなように、比較例1は実施例1に比べて突出片が多く、比較例2、3、4は引張強度が低くなる。
Figure 2006008745
本発明粘着テープの例を示す縦断面図 本発明粘着テープの他の例を示す縦断面図 本発明粘着テープに使用される布状体の例を示す(A)は平面図、(B)は縦断面図 本発明に使用される布状体の他の例を示す縦断面図 布状体の他の例を示す縦断面図 本発明粘着テープの他の例を示す縦断面図 本発明粘着テープのさらに他の例を示す縦断面図 フラットヤーンの例を示す縦断面図 従来の粘着テープを示す平面図
符号の説明
1.粘着テープ
2.フラットヤーン
3.布状体
4.粘着剤層
5.熱可塑性樹脂製フィルム
6.積層シート
7.接着剤層
8.表面保護層
9.金属層
10.熱可塑性樹脂層
11.基層
12.接合層

Claims (6)

  1. 熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られたフラットヤーンを交差せしめて形成した布状体の両面に、熱可塑性樹脂製フィルムを積層して積層シートを形成し、該積層シートの少なくとも片面に粘着剤層を形成してなる粘着テープにおいて、縦方向引張強度が150N/50mm以上で、粘着テープを横断する方向に引裂いたとき、粘着テープの破断線より突出した位置で切断する経糸の数が全経糸に対して5.0%以下であることを特徴とする手切れ性を改良した粘着テープ。
  2. 布状体を形成する経糸の厚みが、緯糸の1/1.5〜1/3.0である請求項1に記載の手切れ性を改良した粘着テープ。
  3. 布状体を形成する経糸の厚みが10〜15μm、緯糸の厚みが20μm以上である請求項1又は2に記載の手切れ性を改良した粘着テープ。
  4. 高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体を主体とする熱可塑性樹脂からなる布状体の両面に、肉厚が10〜60μmの高圧法低密度ポリエチレン又は線状低密度ポリエチレンのフィルムを積層してなる請求項1〜3のいずれかに記載の手切れ性を改良した粘着テープ。
  5. 布状体の少なくとも経糸が、オレフィン系重合体にビニルモノマーを含浸して重合してなる複合樹脂を10〜70重量%含有する高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体からなる請求項1〜4のいずれかに記載の手切れ性を改良した粘着テープ。
  6. 布状体の少なくとも経糸が、無機充填材を5〜40重量%含有する高密度ポリエチレン又はプロピレン系重合体からなる請求項1〜5のいずれかに記載の手切れ性を改良した粘着テープ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012206453A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Sekisui Film Kk 積層シート及びその製造方法
JP2013193223A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Hagihara Industries Inc 手切れ性を有する積層シート、発泡積層シート及びその粘着シート又は粘着テープ
KR102640629B1 (ko) * 2023-07-07 2024-02-27 윤성산업(주) 컨테이너백용 원단 및 그 제조방법

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