JP5920815B2 - 粘着テープ - Google Patents

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本発明は粘着テープに関し、詳しくは、照明を反射することがなく、スタジオや舞台等において俳優の立ち位置表示や道具類の固定のため好適に使用できる粘着テープに関する。
映画やテレビの撮影スタジオや劇場の舞台等においては、俳優の立ち位置を表示するために、床面上にテープを貼るバミリと呼ばれる作業がなされている。テープは目視確認を容易とするために着色されており、特に複数の俳優の各々の立ち位置を区別するために様々に着色された複数のテープが使用されることも多い。また、この種業界では、スタジオや舞台上のケーブルや道具類を固定する際にも同じテープが使用されている。
このようなテープには、現場において手で素早く且つ容易に切断できる手切れ性を有し、テープを貼り直すための再剥離が容易である等の様々な要求があるが、特に重要なことは、テープ表面がスポットライト等の照明を反射しないことである。照明が反射してしまうと、反射光が撮影機材に入射したり観客に識別されたりするおそれがあり、シーンの雰囲気を壊してしまうためである。このことからテープ表面は高度なマット(艶消し)調であることが要求されている。
また、テープに要求される別の重要な要素として、テープ剥離後に糊残りがないことが挙げられる。糊残りが発生してそれがスタジオや舞台上等で目立ってしまうと、やはりそれが撮影されてしまったり観客に識別されてしまったりするおそれがあり、上記同様、シーンの雰囲気を壊してしまう。
従来、このようなテープには本来的に表面に艶がなく、照明を反射しにくい紙や布製の粘着テープが使用されている。
しかし、従来の紙製、布製の粘着テープは手切れ性が悪く、テープを横断する方向に直線的にきれいに切断することが難しい。しかも、従来の紙製、布製の粘着テープでは、糊残りなく容易に再剥離できるものは存在しなかった。
一方、テープを横断する方向に直線的にきれいに切断でき、再剥離も容易で剥離後の糊残りも少ない粘着テープとして、建築物の外装工事の養生等に使用される熱可塑性樹脂製の粘着テープが知られている。この粘着テープは、基材層として熱可塑性樹脂からなるフラットヤーンによって形成された布状体を使用し、その両面に熱可塑性樹脂からなるフィルム層(被着層)を積層し、その一方の面に粘着剤層を形成したものである(特許文献1)。
特開平10−237395号公報
しかしながら、このような熱可塑性樹脂製の粘着テープは表面が艶を有しているため、これを照明装置が使用されるスタジオや舞台等において俳優の立ち位置表示や道具類の固定のために使用すると、照明を反射してしまう問題があり、この種の用途には不適なものであった。
表面の光の反射の程度は鏡面光沢度によって評価することができるが、この種の用途としては、75度鏡面光沢度が5(%)以下であることが求められる。
また、スタジオや舞台等においては僅かな糊残りでも敬遠されるため、再剥離後の糊残りについても通常のテープより更に高度な性能が要求されている。
そこで、本発明は、手切れ性が良く、テープ表面が高い艶消し性を有し、スタジオや舞台等の照明装置を使用する環境での使用に好適な粘着テープを提供することを課題とする。
また、本発明は、手切れ性が良く、テープ表面が高い艶消し性を有し、再剥離も容易で再剥離後の糊残りもなく、スタジオや舞台等の照明装置を使用する環境での使用に好適な粘着テープを提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体を経糸及び緯糸として使用し、これらを交差せしめて形成した布状体からなる基材層と、
前記基材層の一方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第1のフィルム層と、
前記基材層の他方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第2のフィルム層と、
前記第1のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された艶消し印刷層と、
前記第2のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された粘着剤層とを有し、
表面の75度鏡面光沢度が5以下とされており、
前記艶消し印刷層は、着色顔料は混入されず艶消し材が混入された艶消し透明層と、着色顔料と艶消し材とが混入された艶消し着色層とからなり、前記艶消し着色層が前記第1のフィルム層側となるように積層されていることを特徴とする粘着テープ。
(請求項2)
熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体を経糸及び緯糸として使用し、これらを交差せしめて形成した布状体からなる基材層と、
前記基材層の一方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第1のフィルム層と、
前記基材層の他方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第2のフィルム層と、
前記第1のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された艶消し印刷層と、
前記第2のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された粘着剤層とを有し、
表面の75度鏡面光沢度が5以下とされており、
前記第1のフィルム層に着色顔料が混入されると共に、前記艶消し印刷層は艶消し材が混入された透明層であることを特徴とする粘着テープ。
(請求項3)
前記艶消し印刷層は、厚みが3μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の粘着テープ。
(請求項4)
前記艶消し印刷層の表面に透明な離型剤層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ。
(請求項5)
前記粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル50重量%以上、カルボキシル基及びヒドロキシル基の少なくとも1種を含有する不飽和単量体0.1〜10重量%、及びその他の共重合可能な単量体0〜49.9重量%を含む共重合成分を共重合してなり、
ガラス転移温度が−20℃以下かつ、重量平均分子量が30万以上のアクリル系共重合体(a)を含有してなる粘着剤組成物からなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粘着テープ。
(請求項6)
前記粘着剤組成物が、アクリル系共重合体(a)及び架橋剤(b)を含有してなり、粘着剤のゲル分率が20〜80重量%であることを特徴とする請求項記載の粘着テープ。
(請求項7)
前記粘着剤組成物が、更に粘着付与剤(c)を含有してなることを特徴とする請求項又は記載の粘着テープ。
(請求項8)
前記布状体を構成する経糸の少なくとも表面層が高圧法低密度ポリエチレンを5〜25重量%含有した高密度ポリエチレンによって構成され、前記第1のフィルム層及び前記第2のフィルム層が高圧法低密度ポリエチレンによって構成されてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粘着テープ。
本発明によれば、手切れ性が良く、テープ表面が高い艶消し性を有し、スタジオや舞台等の照明装置を使用する環境での使用に好適な粘着テープを提供することができる。
また、本発明によれば、手切れ性が良く、テープ表面が高い艶消し性を有し、再剥離も容易で再剥離後の糊残りもなく、スタジオや舞台等の照明装置を使用する環境での使用に好適な粘着テープを提供することができる。
本発明に係る粘着テープの第1の実施形態を示す長さ方向に沿う断面図 (a)、(b)はそれぞれ線条体の構成を示す断面図 布状体の一態様を示す平面図 布状体の他の態様を示す断面図 (a)、(b)はそれぞれ布状体の更に他の態様を示す断面図 艶消し印刷層の層構成を示す断面図 本発明に係る粘着テープの第2の実施形態を示す長さ方向に沿う断面図 表面に凹凸加工を施す方法の一例を示す説明図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る粘着テープの第1の実施形態を示しており、テープについては長さ方向に沿う断面図を示している。
同図に示すように、粘着テープ1Aはロール状に巻回されてなり、一軸延伸して得られた線条体2a、2bを経糸及び緯糸として使用し、これらを交差せしめて形成した布状体からなる基材層2と、この基材層2の一方の面(図示上面)に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第1のフィルム層3と、この基材層2の他方の面(図示下面)に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第2のフィルム層4と、第1のフィルム層3の基材層2と反対側の面(図示上面)に積層された艶消し印刷層5と、第2のフィルム層4の基材層2と反対側の面(図示下面)に積層された粘着剤層6とを有している。
なお、経糸とはロール状に巻回された粘着テープ1Aの長さ方向に沿う糸、緯糸とは粘着テープ1Aの幅方向に沿う糸である。
また、本発明におけるテープの層構成の説明において、ロール状に巻回されたときに径方向の外側に配置される図示上側の面を「表面」、ロール状に巻回されたときに径方向の内側に配置される図示下側の面を「裏面」という場合がある。
基材層2を構成する布状体とは、線条体2a、2bからなる可撓性のシート状体を総称するものとし、熱可塑性樹脂製の一軸延伸された線条体2a、2bを、織布又は編布とし、又は、交差結合布(ソフ)として使用される。
線条体2a、2bとしては、テープ、ヤーン、スプリットヤーン、モノフィラメント、短繊維、長繊維、スパン糸等として用いることができ、これら線条体2a、2bは必要に応じて撚糸されるが、テープ、ヤーン等の扁平な線条体とすることが好ましく、特にテープ状線条体であるフラットヤーンを使用することが好ましい。
線条体2a、2bとしては、図2(a)に示すように基層20のみの単層であってもよく、また、図2(b)に示すように基層20の両面に表面層21が積層されたものとすることもできる。
線条体2a、2bの基層20を構成する熱可塑性樹脂としては、延伸効果の大きい樹脂、一般には結晶性樹脂が使用され、具体的には、高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・プロピレンブロック共重合体等のオレフィン系重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリアクリル樹脂、塩化ビニリデン樹脂等を用いることができる。
中でも加工性と経済性から高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系重合体が望ましい。特に、高密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレンが望ましく、高密度ポリエチレンとしては、密度が0.930〜0.970、好ましくは0.940〜0.960のものが使用される。
本発明においては、少なくとも経糸となる線条体2aの表面を構成する熱可塑性樹脂、すなわち、線条体2aの単層体の場合は基層20、積層体の場合は少なくとも表面層21を構成する熱可塑性樹脂として、高密度ポリエチレンが用いられ、これら高密度ポリエチレンには、高圧法低密度ポリエチレンが配合される。高圧法低密度ポリエチレンの配合量は、樹脂組成物に対して5〜25重量%、好ましくは10〜22重量%、さらに好ましくは12〜18重量%とされる。経糸となる線条体2aの表面を構成する熱可塑性樹脂に併せて緯糸となる線条体2bを構成する熱可塑性樹脂に高圧法低密度ポリエチレンを配合することに支障はない。
線条体2a、2bの表面を構成する高密度ポリエチレンに高圧法低密度ポリエチレンを添加することによって、粘着テープ1Aの手切れ性が向上する。高圧法低密度ポリエチレンを添加することによって手切れ性が向上する理由は必ずしも明らかではないが、線条体2a、2bと、後述するフィルム層3、4との親和性が何らかの作用を与えるものと考えられる。
線条体2a、2bの基層20あるいは表面層21として用いられる熱可塑性樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができる。具体的には、フェノール系、有機ホスファイト系、ホスナイトなどの有機リン系、チオエーテル系等の酸化防止剤;ヒンダードアミン系等の光安定剤;ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系等の紫外線吸収剤;ノニオン系、カチオン系、アニオン系等の帯電防止剤;ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤;含臭素有機系、メラミン系、リン酸系、リン酸エステル系、三酸化アンチモン、水酸化マグネシウム、赤リン等の難燃剤;有機顔料;無機顔料;金属イオン系などの無機、有機抗菌剤等が挙げられる。
上記の樹脂成分、充填剤あるいは添加剤は、適宜組み合わせて、基層20や表面層21の材料組成物を製造するいずれかの工程で配合される。添加剤の配合は、従来の公知の二軸スクリュー押出機、バンバリーミキサー、ニーダー、ミキシングロール等の混練装置を用いて所定割合に混合して、これを溶融混練して調製してもよいし、高濃度のいわゆるマスターバッチを作製し、これを希釈して使用するようにしてもよい。
線条体2a、2bとして積層体が使用される場合、その成形材料となる積層フィルムを成形する手段としては、予め基層20となるフィルムと表面層21となるフィルムを形成してドライラミネート法や熱ラミネート法を用いて複層化する手段や、基層20となるフィルムの表面に表面層21となる熱可塑性樹脂をコーティングする方法、予め形成した基層20となるフィルムに表面層21を押出ラミネートする方法、あるいは、多層共押出法によって積層フィルムとして押出成形するなどの公知の手段から適宜選択して用いることができる。成形の容易さやコスト面、並びに、製品の各層間の接着性の点では、多層共押出法によって基層20と表面層21の積層体を一段で得る方法が好ましい。
また、延伸して線条体2a、2bとする手段としては、基層20となるフィルムを一軸方向に延伸した後、表面層21となる熱可塑性樹脂を積層し、これをテープ状にスリットしてもよく、あるいは、基層20と表面層21とが積層された積層フィルムをスリットする前、又は、スリットした後、一軸方向に延伸することによって得ることもできる。
延伸方法としては、熱ロールによる延伸、熱板による延伸、熱風炉内でロールによって延伸する方法等によって行なうことができる。延伸倍率は、3〜12倍、好ましくは5〜10倍程度が適当である。
線条体2a、2bの太さは目的に応じて任意に選定することができるが、一般的には、50〜1000デシテックス(dt)、糸幅が0.3〜10mmの範囲が望ましい。こうして得られたテープ状の線条体2a、2bには、縦方向に多数の小さな切れ目を入れてスプリットヤーンとすることもできる。スプリットヤーンとすることによって風合い、手触りを改良することができる。特に、テープ状の線条体2a、2bとしては、経糸として繊度が50〜250デシテックス、好ましくは60〜150デシテックス、糸幅が0.4mm〜2.0mm、好ましくは0.5〜1.5mmの範囲が適する。また、緯糸としては、繊度が200〜400デシテックス、好ましくは250〜360デシテックスが適当であり、糸幅が0.7mm〜2.5mm、好ましくは1.0〜1.5mmが望ましい。
得られた線条体2a、2bは、図3に示すように平織とし、又は、綾織、斜文織、畦織、二重織等に織製することによって布状体とすることができる。また、図4に示すように、多数の線条体2aを並列し、その上に交差するように線条体2bを並列して交点を結合することによって交差結合布とした布状体とすることもできる。
布状体を織成する場合、図5(a)に示すように、経糸として肉薄の線条体2aを用い、この線条体2aを複数本重ね合わせて織成することによって、柔軟で手切れ性のよい粘着テープ1Aを得ることができる。また、図5(b)に示すように、経糸となる線条体2aの少なくとも一部が重なり合った複層となるように織成することによって手切れ性を改良することもできる。布状体の糸密度は、経糸が25〜50本/25.4mm、好ましくは28〜46本/25.4mmが適当であり、緯糸が12〜25本/25.4mm、好ましくは14〜20本/25.4mmとされ、経糸の繊度が緯糸の繊度より低く、経糸の打ち込み本数が緯糸の打ち込み本数より多くなるように形成されることが好ましい。一般に、布状体の線条体の繊度を、経糸:緯糸で1:2.0〜4.5の範囲とすることが望ましい。
手切れ性を更に良好にするためには、図3に示すように、布状体が、緯糸となる線条体2bの平均幅Dと該線条体2b間の間隙の平均値Dの比D/Dが、6.0〜2.0、好ましくは4.5〜2.5、さらに好ましくは4.0〜3.0とすることである。間隙がこれ以下となると、シートに波打ちが生じ、また、引張強度が高くなるため手切れ性が悪くなる傾向がある。また、間隙の間隔がこれ以上となると、手で切断する際、破断のきっかけ口を生じさせることが難しくなり、やはり手切れ性が悪くなる傾向がある。
なお、線条体2a、2bとしては、モノフィラメント、スパン糸等を単独で、又は、テープ状線条体と組み合わせて使用することができるが、経糸となる線条体2aはテープ状線条体(フラットヤーン)単独であることが好ましい。
このような布状体からなる基材層2の表面側に積層される第1のフィルム層3は、後述する艶消し印刷層5のための下地層となるものであり、また、基材層2の裏面側に積層される第2のフィルム層4は、後述する粘着剤層6のための下地層となるものである。これら第1のフィルム層3及び第2のフィルム層4には、高圧法低密度ポリエチレンからなる熱可塑性樹脂製フィルムが用いられる。高圧法低密度ポリエチレンとしては、密度が0.910〜0.925g/cm、好ましくは、0.918〜0.924g/cm、曲げ剛性が1250〜2450Kg/cmのものが好ましい。密度が低くなると機械的強度が低下し、また、高くなると粘着テープ1Aの柔軟性が低下する。
これらの熱可塑性樹脂には、目的に応じて各種の添加剤を添加することができ、具体的には、前述した酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、ビスアミド系、ワックス系、有機金属塩系等の分散剤;アミド系、ワックス系、有機金属塩系、エステル系等の滑剤、難燃剤、充填材、顔料、抗菌剤等が挙げられる。
第1のフィルム層3及び第2のフィルム層4は、フィルム状に成形された溶融フィルムを予め基材層2にラミネートすることによって形成することが好ましい。この場合、ラミネートされる溶融フィルムの温度は基材層2を構成する樹脂の融点より130〜220℃高い温度とすることが好ましい。ラミネートを高温で行なうことによって、基材層2を構成する布状体に熱可塑性樹脂が浸入することで布状体組織を固定化する結果、線条体2a、2bのずれを抑制し、手切れ性を向上することができる。
第1のフィルム層3、第2のフィルム層4の厚みは10〜80μmとすることが好ましく、15〜60μmとすることがより好ましい。
なお、第1のフィルム層3において艶消し印刷層5を積層する面、及び、第2のフィルム層4において粘着剤層6を積層する面には、必要に応じて、艶消し印刷層5や粘着剤層6との密着力を高めるため、サンドブラスト処理や火炎処理等の物理的処理またはコロナ処理やプラズマ処理等の化学的処理、あるいは、プライマー処理等を施すことが好ましい。
第1のフィルム層3の表面に形成される艶消し印刷層5は、粘着テープ1Aとされたときの表面が照明等の光を反射しないようにするため、表面に高度の艶消し性を付与する層である。粘着テープ1Aが、スタジオや舞台等の照明装置が使用される環境下で俳優の立ち位置表示、ケーブルや道具類の固定のための用途として好適に使用できるようにするため、この粘着テープ1Aの表面の75度鏡面光沢度は5(%)以下、好ましくは5.0(%)以下とされる。鏡面光沢度の測定方法はJIS Z 8741による。
鏡面光沢度を上記の通りにするため、艶消し印刷層5は、着色顔料と艶消し材が混入された印刷インクを第1のフィルム層3上に塗布形成し、印刷インクによる塗膜を形成することによって該第1のフィルム層3の表面に積層される。
着色顔料は、粘着テープ1Aの表面を所望の色にするためのものであり、黒、白、灰の無彩色の顔料の他、赤、青、緑、黄等の有彩色の顔料を使用することもできる。
着色顔料の含有量は、バインダー樹脂100重量%に対して、5重量%以上40重量%以下とすることが好ましい。これよりも少なすぎると隠蔽性に欠け、これよりも多くしても隠蔽性はそれ以上向上せず、むしろコスト高となる。より好ましくは、10重量%以上30重量%以下とすることである。
本発明において使用される艶消し材としては、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、マイカ、アルミナ、カオリン、クレー、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、硫酸カルシウム等を挙げることができ、中でも、高い艶消し性を付与することができる点で、シリカを用いることが好ましい。
艶消し材の含有量は、上記バインダー樹脂100重量%に対して1重量%以上30重量%以下とすることが好ましい。これよりも少なすぎると、上記の鏡面光沢度の値を満たすことが困難となり、また、これより多くしても鏡面光沢度はそれ以上向上せず、むしろコスト高となる。より好ましくは、5重量%以上20重量%以下とすることである。
第1のフィルム層3上に艶消し印刷層5を積層する方法は、印刷層の形成方法として適宜公知の方法を採用することができるが、粘着テープ1Aの表面の75度鏡面光沢度が上記の値を満たすようにする上では、艶消し印刷層5の厚みを3μm以上10μm以下とすることが好ましい。これよりも薄すぎると、鏡面光沢度を満足することが難しくなり、また、これよりも厚くしても鏡面光沢度はそれ以上向上せず、むしろコスト高となる。より好ましくは、4μm以上10μm以下とすることである。
艶消し印刷層5は、上記の厚みとなるように1回の塗り工程だけで1度に形成することもできるが、同一色の印刷インクの塗り工程を乾燥工程を挟んで複数回繰り返すことによって上記の厚みとなるようにしてもよい。
艶消し印刷層5は、塗り工程を複数回繰り返すことによって、層全体として上記の厚みとなる複数の層によって構成してもよい。図6は、艶消し印刷層5を2層構成とした場合を例示している。
艶消し印刷層5を複数層とする場合でも、着色顔料と艶消し材とのうち、少なくとも艶消し材は各層に混入されることが好ましい。図6では、着色顔料と艶消し材とのうち、着色顔料は混入されずに艶消し材のみが混入された艶消し透明層5aと、着色顔料と艶消し材の双方を混入した艶消し着色層5bとで艶消し印刷層5を構成している。艶消し印刷層5は、艶消し着色層5bが第1のフィルム層3側となるように積層されている。
このように艶消し透明層5aと、艶消し着色層5bとによって艶消し印刷層5を構成した場合、全体に着色顔料と艶消し材とを混入して同じ厚みの艶消し印刷層5を形成した場合に比べて、75度鏡面光沢度の値をより下げることができる。その理由は定かではないが、表面が艶消し透明層5aとなっている図6に示す艶消し印刷層5の場合では、その表面に入射した光は、表面が艶消し状であるため大部分が透過し、該艶消し透明層5a中で一部吸収され、残りがその下層の艶消し着色層5bの表面に到達する。その到達光は艶消し透明層5aを通過する間に大きく弱められた光であり、艶消し着色層5bの表面ではそのうちの大部分が該艶消し着色層5bに吸収され、残りが反射するものの、その反射光は艶消し透明層5a中を透過する間に該層中に再び一部吸収され、艶消し透明層5aから外に反射光として出射するときには大きく減光されていることから、艶消し印刷層5の全体で反射される光が、艶消し印刷層5の全体を着色層のみで構成した場合に比べて小さくなるためではないかと考えられる。
このように艶消し透明層5aと艶消し着色層5bとで艶消し印刷層5を構成した場合、艶消し印刷層5における艶消し透明層5aの厚みは、2μm以上10μm以下とすることが好ましい。
艶消し印刷層5が積層される第1のフィルム層3は透明層であってもよいが、着色された層とすることもできる。例えば白色に着色された層とすることによって、その上層の艶消し印刷層5の色味を向上させることができる。このように白色又はその他の色に着色された第1のフィルム層3は、第1のフィルム層3を構成する熱可塑性樹脂中に着色顔料を混入することによって得ることができる。
第1のフィルム層3を着色層とする場合は、艶消し印刷層5の全体を、着色顔料と艶消し材とのうち、着色顔料は混入されず艶消し材のみが混入された艶消し透明層とすることもできる。これにより、表面に立体感のある特異な意匠的効果を持たせることができる。
本発明において粘着剤層6に用いられる粘着剤としては、再剥離時の糊残りがないことが高いレベルで求められるスタジオや舞台等の俳優の立ち位置表示やケーブル、道具類の固定の用途に好適に使用できるものとして、以下に説明する粘着剤が好ましく使用できる。
かかる粘着剤は、粘着剤組成物が架橋されて形成されるものであり、粘着剤組成物は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a1)50重量%以上、カルボキシル基及びヒドロキシル基の少なくとも1種を含有する不飽和単量体(a2)0.1〜10重量%、及びその他の共重合可能な単量体(a3)0〜49.9重量%を含む共重合成分を共重合してなるアクリル系共重合(a)を含有してなるものである。
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a1)としては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、n−ヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、セチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等の炭素数1〜18、好ましくは炭素数1〜8のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
カルボキシル基及びヒドロキシル基の少なくとも1種を含有する不飽和単量体(a2)として、カルボキシル基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸、アクリル酸ダイマー、クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、グルタコン酸、イタコン酸、アクリルアミドN−グリコール酸、ケイ皮酸等が挙げられ、ヒドロキシル基含有モノマーとしては、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート、8−ヒドロキシオクチル(メタ)アクリレート等のアクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のカプロラクトン変性モノマー、ジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート等のオキシアルキレン変性モノマー、その他、2−アクリロイロキシエチル2−ヒドロキシエチルフタル酸、N−メチロール(メタ)アクリルアミド等の1級ヒドロキシル基含有モノマー;2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート等の2級ヒドロキシル基含有モノマー;2,2−ジメチル2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の3級ヒドロキシル基含有モノマーを挙げられる。
その他の共重合可能な単量体(a3)としては、例えば、
t−ブチルアミノエチル(メタ)アクリレート、エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等のアミノ基含有モノマー;
フェニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、スチレン、α−メチルスチレン等の芳香環含有モノマー;
(メタ)アクリロイルモルホリン、ジメチル(メタ)アクリルアミド、ジエチル(メタ)アクリルアミド(メタ)アクリルアミド等のアミド系モノマー(ただし、上記(2a)のモノマーを除く);
2−メトキシエチル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、3−メトキシブチル(メタ)アクリレート、2−ブトキシエチル(メタ)アクリレート、2−ブトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシトリエチレングリコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシジプロピレングリコール(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、オクトキシポリエチレングリコール−ポリプロピレングリコール−モノ(メタ)アクリレート、ラウロキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ステアロキシポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等のアルコキシ基及びオキシアルキレン基を含有するモノマー;
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アルキルビニルエーテル、ビニルトルエン、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、イタコン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、アリルアルコール、アクリルクロライド、メチルビニルケトン、N−アクリルアミドメチルトリメチルアンモニウムクロライド、アリルトリメチルアンモニウムクロライド、ジメチルアリルビニルケトン等が挙げられる。
アクリル系共重合体(a)中の(a1)〜(a3)の共重合割合は、(a1)が50重量%以上であることが好ましく、更に好ましくは70〜95重量%であり、(a2)が0.1〜10重量%であることが好ましく、更に好ましくは1〜5重量%であり、(a3)が0〜49.9重量%であることが好ましく、更に好ましくは3〜10重量%である。(a2)が少なすぎると、再剥離性が不良となる傾向があり、多すぎるとポリオレフィン樹脂等の熱可塑性樹脂フィルムに対して接着不良となる傾向がある。また、(a1)が少なすぎる場合や、(a3)が多すぎる場合にも接着不良となる傾向がある。
アクリル系共重合体(a)は、上記の如き共重合体割合であることが好ましく、更には、ガラス転移温度が−20℃以下であることも好ましく、特に好ましくは、−30℃以下である。ガラス転移温度が高すぎると接着不良となる傾向がある。
アクリル系共重合体(a)は、上記の如き共重合体割合とガラス転移温度であることが好ましいが、更には重量平均分子量が30万以上であることも好ましく、特に好ましくは重量平均分子量が50万以上である。重量平均分子量が小さすぎると、凝集力不足により再剥離性が失われる傾向がある。重量平均分子量の上限は通常250万であり、重量平均分子量が250万以上になると接着不良が起ることがある。
架橋剤(b)としては、例えばイソシアネート系、金属キレート系、エポキシ系、金属塩、金属アルコキシド、アルデヒド系化合物、非アミノ樹脂系アミノ化合物、尿素系、メラミン系、アジリジン系等、通常の粘着剤に使用される架橋剤を挙げることができ、これらのうち特に好ましくは、イソシアネート系化合物、金属キレート系化合物が挙げられる。かかる架橋剤(b)のアクリル系粘着剤組成物中の含有量は、アクリル系共重合体(a)100重量部に対して0.2〜5重量部であることが好ましく、更には0.2〜2重量部であることが好ましい。かかる含有率が少なすぎると、凝集力が不足して再剥離性が低下する傾向があり、逆に多すぎると架橋反応が過剰となる傾向がある。
また、本発明においては、粘着付与剤(c)を配合することもできる。粘着付与剤(c)としては、例えばロジン系樹脂、テルペン系樹脂、キシレン系樹脂、フェノール系樹脂、クマロン系樹脂、石油樹脂等が挙げられ、好適には、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、キシレン系樹脂のいずれか1種以上が用いられる。かかる粘着付与剤(c)のアクリル系粘着剤組成物中の含有量は、アクリル系共重合体(a)100重量部に対して30重量部以下であることが好ましく、更には20重量部以下であることが好ましい。かかる含有量が多すぎると再剥離性が低下する傾向がある。
本発明においては、上記粘着剤組成物から粘着剤が形成されるが、粘着剤としてのゲル分率については20〜80重量%であることが好ましく、更には40〜75重量%、特には50〜75重量%であることが好ましい。粘着剤のゲル分率を上記範囲にコントロールするに当たっては、重合法、上記の(a2)の導入量の調整、架橋剤の添加量の調整等で実現することが可能である。
更に、上記アクリル系粘着剤組成物に、必要に応じて各種添加剤を添加することが可能である。かかる添加剤として、紫外線吸収剤、酸化防止剤、可塑剤、顔料、安定化剤、充填剤等が挙げられる。
粘着剤層6の厚みは、通常10μm〜500μmとすることが好ましい。粘着剤層6の厚みが薄すぎると、粘着テープ1Aの粗面接着性や凹凸追従性が不十分となることがあり、逆に粘着剤層6の厚みが厚すぎると、粘着性や接着力はもはやそれ以上向上しないにもかかわらず、コスト高となることがある。
粘着剤層6は、通常、適宜の有機溶剤に溶解された上で、第2のフィルム層4の裏面側に塗工した後乾燥され、あるいは、離型処理が施された工程紙上に塗工後乾燥されたものを転写し、第2のフィルム層4の裏面側に積層させることができる。塗工手段や乾燥方法に制限はなく、公知のものが採用できる。
かかる粘着テープ1Aは、ロール状に巻回された商品形態とされる。このため、粘着テープ1Aの粘着剤層6が積層される面の反対面であって、粘着テープ1Aをロール状に巻き取ったときの粘着剤層6と接触する面には、巻き戻す際の剥離力(展開力ともいう)を軽くするために、透明な離型剤層7が形成される。離型剤層7は艶消し印刷層5の表面に離型処理を施すことによって形成することができる。
離型処理としては、適宜公知のものを採用することができ、硬化反応を伴うシリコーン系離型剤、フッ素系離型剤、長鎖アルキルグラフトポリマー系離型剤の塗布等を挙げることができる。なお、第1の実施形態における表面の75度鏡面光沢度の値は、離型処理後の表面の75度鏡面光沢度を測定した値である。
(第2の実施形態)
図7は、本発明に係る粘着テープの第2の実施形態を示しており、テープについては長さ方向に沿う断面図を示している。図1と同一符号の部位は同一構成の部位を示している。
この粘着テープ1Bは、基材層2の表面側に第1のフィルム層8が積層されている点で、第1の実施形態の粘着テープ1Aと同一であるが、この第1のフィルム層8の表面には何も積層されておらず、この第1のフィルム層8が粘着テープ1Bの最表層とされている。
この第1のフィルム層8も、第1の実施形態の粘着テープ1Aにおける第1のフィルム層3と同一の熱可塑性樹脂によって形成することができるが、ここでは、粘着テープ1Bの表面の75度鏡面光沢度を5(%)以下とするため、表面に凹凸加工が施されて粗面に形成されることによって艶消し性が付与されている。ここでは艶消し材の混入は不要とされる。
ここでいう凹凸加工は、いわゆる梨地処理よりも高度な艶消し性を付与するものである。具体的な凹凸加工の方法としては、図8に示すように、基材層2の表面側にラミネートされた後の第1のフィルム層8の表面に対して、外周面に凹凸加工が施されたエンボスロールRを押圧することによって行うことができる。
また、第1のフィルム層8の75度鏡面光沢度を5(%)以下とする上では、その厚みも重要な要素であり、第1のフィルム層8の厚みは、50μm以上200μm以下とすることが好ましい。これよりも薄いと、十分な艶消し性能を付与することが難しくなり、また、これよりも厚くすると、艶消し性能はそれ以上向上せず、コスト高となることがある。第1のフィルム層8のより好ましい厚みは、60μm以上120μm以下とすることである。
この粘着テープ1Bも、表面が着色されていてもよく、この凹凸加工が施された第1のフィルム層8に所望の着色顔料を混入することができる。着色顔料は粘着テープ1Aと同様のものを使用することができる。
また、この第1のフィルム層8を着色することに代えて、基材層2を着色してもよい。この場合は、基材層2の布状体を構成する線条体2a、2bに着色顔料を混入し、凹凸加工が施された第1のフィルム層8を透明層によって形成することで、表面に立体感のある特異な意匠的効果を持たせることができる。
かかる粘着テープ1Bも、ロール状に巻回された商品形態とされるが、最表層が第1のフィルム層8からなる凹凸加工が施された熱可塑性樹脂層となっているため、必ずしも離型処理を施す必要はない。
(実施例1)
基材層の製造
高密度ポリエチレン(密度0.956、MFR0.55)に高圧法低密度ポリエチレン(密度0.922、MFR10.0)を15重量%配合した熱可塑性樹脂をインフレーション成形法によってフィルムとし、得られたフィルムをレザーによってスリットした。次いで、温度110〜120℃の熱板上で7倍に延伸した後、温度120℃の熱風循環式オーブン内で6%の弛緩熱処理を行ない、糸幅0.56mm、繊度109デシテックスの経糸と、同様の方法で高密度ポリエチレン(密度0.956、MFR0.55)100重量%の糸幅1.2mm、繊度310デシテックスの緯糸を製造した。
得られた経緯糸をウォータージェット機によって、経糸46本/25.4mm、緯糸16本/25.4mm、目付け量40g/mの平織織布とした。
第1のフィルム層及び第2のフィルム層の積層
得られた織布の両面に、高圧法低密度ポリエチレン(密度0.922、MFR10.0)を押出しラミネートして、厚みが50μmとなる第1のフィルム層と厚みが35μmとなる第2のフィルム層を積層し、その両面にコロナ放電処理を行なってぬれ張力を420μN/cmとした。
なお、表面側の第1のフィルム層には、白色顔料として二酸化チタンを低密度ポリエチレンに対して3重量%混入して白色層とした。
艶消し印刷層の形成
第1のフィルム層の表面に、バインダー樹脂としてのポリウレタン樹脂に対して、黒色顔料としてカーボンブラック粉末を10重量%と、艶消し材としてシリカを10重量%を混入させた黒色インクを用いて、膜厚が4μmとなるように塗布して黒色層を形成した。なお、印刷インクの塗布作業は、上記膜厚となるように同一印刷インクを使用して、第1のフィルム層の表面に最初に2μm厚に塗布、乾燥して第1層を形成した後、該第1層の表面に同一印刷インクで2μm厚に塗布、乾燥して第2層を形成するように塗膜の形成を2回繰り返した。
離型処理
上記で得られた艶消し印刷層の表面に、長鎖アルキルグラフトポリマー系離型剤を0.1g/mとなるように塗布乾燥し、離型処理層を形成した。
粘着剤層の形成
上記の第2のフィルム層のコロナ放電処理面に、以下の粘着剤組成物(N−1)〜(N−3)を用いて、塗布厚み(固形分基準)40μmとなるように塗布形成して粘着剤層を形成し、粘着テープを得た。なお、以下において単に「部」とあるのは重量部を示す。
[アクリル系共重合体]
(a−1):
アクリル酸2−エチルヘキシル(a1)50部、アクリル酸ノルマルブチル(a1)42部、アクリル酸(a2)3部、酢酸ビニル(a3)5部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.1部及び酢酸エチル100重量部を、コンデンサー、攪拌機及び温度計付きのフラスコに仕込み、窒素ガス雰囲気下で90℃に加温して重合させ、重合途中にトルエン10部にAIBN0.1部を溶解させた重合触媒液を逐次追加しながら7時間重合させた後、トルエンで希釈して、ガラス転移温度−58℃、重量平均分子量57万のアクリル共重合体(a−1)を得た。
(a−2):
アクリル酸2−エチルヘキシル(a1)74.4部、アクリル酸ノルマルブチル(a1)20部、アクリル酸(a2)2.5部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル(a2)0.1部、酢酸ビニル(a3)3部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.1部及び酢酸エチル80重量部を、コンデンサー、攪拌機及び温度計付きのフラスコに仕込み、窒素ガス雰囲気下で90℃に加温して重合させ、重合途中にトルエン10部にAIBN0.1部を溶解させた重合触媒液を逐次追加しながら7時間重合させた後、トルエンで希釈して、ガラス転移温度−63℃、重量平均分子量96万のアクリル共重合体(a−2)を得た。
(a−3):
アクリル酸ノルマルブチル(a1)98部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(a−2)1.5部、アクリルアミド(a3)0.5部、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.1部及び酢酸エチル120重量部を、コンデンサー、攪拌機及び温度計付きのフラスコに仕込み、窒素ガス雰囲気下で90℃に加温して重合させ、重合途中にトルエン10部にAIBN0.1部を溶解させた重合触媒液を逐次追加しながら7時間重合させた後、トルエンで希釈して、ガラス転移温度−55℃、重量平均分子量52万のアクリル共重合体(a−3)を得た。
なお、ガラス転移温度は、FOXの式より算出したものであり、重量平均分子量(Mw)は、高速液体クロマトグラフィー(日本Waters社製、「Waters 2695(本体)」と「Waters 2414(検出器)」にカラム:Shodex GPC KF−806L(排除限界分子量:2×10、分離範囲:100〜2×10、理論段数:10,000段/本、充填剤材質:スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、充填剤粒径:10μm)の3本直列を用いることにより測定し、標準ポリスチレン分子量換算により求めたものである。
[架橋剤]
(b−1):アミネニウムキレート系架橋剤「日本化学産業株式会社製 ナーセムAl」
(b−2):イソシアネート系架橋剤「日本ポリウレタン工業株式会社製 コロネートL−55E」
(b−3):イソシアネート系架橋剤「日本ポリウレタン工業株式会社製 コロネートHX」
[粘着付与剤]
(c−1):テルペン系樹脂「ヤスハラケミカル株式会社製 マイティーエースG−125」
(c−2):キシレン系樹脂「フドー株式会社製 ニカノールH−80」
(c−3):ロジン系樹脂「荒川化学工業株式会社製 スーパーエステルA−125」
<粘着剤組成物>
表1に示す通り、各成分を配合し、アクリル系粘着剤組成物(N−1):実施例1a、(N−2):実施例1b、(N−3):実施例1cを調製した。
更に得られた粘着剤組成物に対して、下記の測定法により、粘着剤のゲル分率を測定した。
(ゲル分率)
厚み38μmのPETフィルムに上記粘着剤組成物を乾燥後の厚みが40μmになるように塗工し、23℃×65%R.H.の条件下で14日間エージングさせて粘着剤層付きフィルムを得た。この粘着剤層付きフィルムを50×100mmのSUSメッシュシート(200メッシュ)に貼合した。SUSメッシュシートの長手方向に対して中央部より折り返してサンプルを包み込んだ後、トルエン250gの入った密封容器に23℃3日間浸漬し、前後の粘着剤層の重量変化にてゲル分率(%)の測定を行った。
Figure 0005920815
(実施例2)
艶消し印刷層の形成において、第1のフィルム層の表面に、1回目に実施例1の第1層と同一の印刷インクからなる黒色層を同一の膜厚2μmで塗布形成して乾燥させ、第1層を形成した後、印刷インクを、バインダー樹脂としてのポリウレタン樹脂に対して、着色顔料を混入せず、艶消し材としてシリカを10重量%を混入させた透明な印刷インクを用いて、第1層の表面に膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥して透明層からなる第2層を形成した以外は実施例1と同一とした。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(実施例3)
艶消し印刷層の形成において、実施例2の第2層と同一の印刷インクを用いて膜厚が4μmとなる透明層のみを形成した以外は実施例1と同一とした。なお、印刷インクの塗布作業は、同一の印刷インクを使用して第1層及び第2層が各々2μm厚ずつとなるように2回繰り返した。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(実施例4)
艶消し印刷層の形成において、第1のフィルム層の表面に塗布形成する印刷インクとして、バインダー樹脂としてのポリウレタン樹脂に対して、白色顔料として二酸化チタンを20重量%と、艶消し材としてシリカを10重量%を混入させた白色インクを用いて、膜厚が4μmとなるように塗布して白色層のみを形成した以外は実施例1と同一とした。なお、印刷インクの塗布作業は、同一印刷インクを使用して第1層及び第2層が各々2μm厚ずつとなるように2回繰り返した。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(実施例5)
艶消し印刷層の形成において、第1のフィルム層の表面に、実施例4と同一の白色インクを膜厚2μmで塗布、乾燥させて白色層からなる第1層を形成した後、実施例3と同一の透明な印刷インクを用いて、第1層の表面に膜厚が2μmとなるように塗布、乾燥させて透明層からなる第2層を形成した以外は実施例4と同一とした。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(実施例6)
実施例1において、経糸を形成する高密度ポリエチレンに高圧法低密度ポリエチレンを添加しなかった他は、実施例1と同様の方法で経緯糸を形成し、粘着シートを得た。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(比較例1)
艶消し印刷層の形成において、第1のフィルム層の表面に、実施例1と同一の黒色インクを膜厚2μmで塗布して黒色層のみを形成した以外は実施例1と同一とした。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
(比較例2)
艶消し印刷層の形成において、第1のフィルム層の表面に、実施例4と同一の白色インクを塗布して白色層を膜厚2μmで形成した以外は実施例4と同一とした。また、粘着剤層の形成は、粘着剤組成物(N−1)を用いて実施例1と同様に行った。
<評価方法>
鏡面光沢度
以上の実施例1〜6、比較例1、2について、表面の75度鏡面光沢度(JIS Z 8741による)を測定した。その結果を表2に示す。
手切れ性(引裂強度試験)
引張試験機を用い、JIS L 1096 一般織物試験法6,15−1 A−1法に規定されるシングルタング法に準拠、50×250mmの試料の中央部に100mmの切れ目を入れ、600mm/minの速度で引裂き、その抵抗値を求め、得られた値から以下の基準に従って評価した。その結果を表2に示す。
○:3.5N未満
△:3.5N以上6.0N未満
×:6.0N以上
糊残り試験
上記実施例及び比較例について、塩化ビニル製床材(A)、木質床材(B)、SUS304板(C)のそれぞれの表面に粘着テープを圧着後、40℃で10日間放置して、手でテープを剥がして、その時の粘着剤の糊残り状態を目視で観察して、以下の基準で評価した。その結果を表2に示す。
○:糊残りが全く認められない
×:糊残りが僅かにでも認められる
Figure 0005920815
本発明に係る粘着テープは、照明装置を使用するスタジオや舞台において、俳優の立ち位置表示や道具類の固定のために好適に使用することができる。
1A、1B:粘着テープ
2:基材層
2a:線状体(経糸)
2b:線状体(緯糸)
20:基層
21:表面層
3:第1のフィルム層
4:第2のフィルム層
5:艶消し印刷層
5a:艶消し透明層
5b:艶消し着色層
6:粘着剤層
7:離型剤層
8:第1のフィルム層
R:エンボスロール

Claims (8)

  1. 熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体を経糸及び緯糸として使用し、これらを交差せしめて形成した布状体からなる基材層と、
    前記基材層の一方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第1のフィルム層と、
    前記基材層の他方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第2のフィルム層と、
    前記第1のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された艶消し印刷層と、
    前記第2のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された粘着剤層とを有し、
    表面の75度鏡面光沢度が5以下とされており、
    前記艶消し印刷層は、着色顔料は混入されず艶消し材が混入された艶消し透明層と、着色顔料と艶消し材とが混入された艶消し着色層とからなり、前記艶消し着色層が前記第1のフィルム層側となるように積層されていることを特徴とする粘着テープ。
  2. 熱可塑性樹脂を一軸延伸して得られた線条体を経糸及び緯糸として使用し、これらを交差せしめて形成した布状体からなる基材層と、
    前記基材層の一方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第1のフィルム層と、
    前記基材層の他方の面に積層された熱可塑性樹脂フィルムからなる第2のフィルム層と、
    前記第1のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された艶消し印刷層と、
    前記第2のフィルム層の前記基材層と反対側の面に積層された粘着剤層とを有し、
    表面の75度鏡面光沢度が5以下とされており、
    前記第1のフィルム層に着色顔料が混入されると共に、前記艶消し印刷層は艶消し材が混入された透明層であることを特徴とする粘着テープ。
  3. 前記艶消し印刷層は、厚みが3μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の粘着テープ。
  4. 前記艶消し印刷層の表面に透明な離型剤層を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープ。
  5. 前記粘着剤層を構成する粘着剤が、(メタ)アクリル酸アルキルエステル50重量%以上、カルボキシル基及びヒドロキシル基の少なくとも1種を含有する不飽和単量体0.1〜10重量%、及びその他の共重合可能な単量体0〜49.9重量%を含む共重合成分を共重合してなり、
    ガラス転移温度が−20℃以下かつ、重量平均分子量が30万以上のアクリル系共重合体(a)を含有してなる粘着剤組成物からなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粘着テープ。
  6. 前記粘着剤組成物が、アクリル系共重合体(a)及び架橋剤(b)を含有してなり、粘着剤のゲル分率が20〜80重量%であることを特徴とする請求項記載の粘着テープ。
  7. 前記粘着剤組成物が、更に粘着付与剤(c)を含有してなることを特徴とする請求項又は記載の粘着テープ。
  8. 前記布状体を構成する経糸の少なくとも表面層が高圧法低密度ポリエチレンを5〜25重量%含有した高密度ポリエチレンによって構成され、前記第1のフィルム層及び前記第2のフィルム層が高圧法低密度ポリエチレンによって構成されてなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の粘着テープ。
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