JP2014130249A - 色補正フィルタ、照明装置及びディスプレイ装置 - Google Patents

色補正フィルタ、照明装置及びディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】白色LEDを光源とする装置に用いられる、白色光の演色性を高めるための色補正フィルタを提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物を少なくとも1種含んでなることを特徴とする。[化1]
Figure 2014130249

【選択図】図1

Description

本発明は、色補正フィルタ、照明装置及びディスプレイ装置に関する。
近年、照明装置やディスプレイ装置の光源として、白色LEDが用いられることが多くなっている。白色LEDの発光方式にはいくつかの種類があり、R(赤)、G(緑)、B(青)のそれぞれの光を発するLEDを並べて白色光を得る方式のものや、青色LEDからの青色光と黄色蛍光体からの黄色発光の組み合わせにより白色光を得る方式のものがある。
これらの方式のうち、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式を使用した場合、得られる白色光のスペクトルには、590nm付近の領域にオレンジ色を示す光が含まれており、この領域の光の発光強度が高いと演色性が低下することが知られていた。
特許文献1には、570〜600nm付近の波長領域に選択的な吸収極大波長を有する色素を含有させたフィルタを用いた色補正フィルタが開示されており、該色補正フィルタを適用することによって透過型液晶表示装置の色純度を向上させることができることが記載されている。
特開2009−251511号公報
人工光源からの光を用いた場合の物の見え方が、基準光を用いた場合の物の見え方とどれぐらい近いかを示す指標に演色性があり、平均演色評価数(Ra)という指数が知られている。Ra値が高いほど基準光に近い光とされる。
白色LEDの有する発光スペクトルの形状は、青色LEDの特性や黄色蛍光体の組成によってそれぞれ異なる。また、販売されている白色LED電球として、電球色、昼白色、昼光色といった異なる色調のものがある。そのため、白色光に含まれるオレンジ色を示す光といっても一様ではない。従って、色素を含有する色補正フィルタを使用する場合には、色補正フィルタを適用する白色LEDの発光スペクトルに対して色素の吸収極大波長、吸収スペクトルが最も適した色素を採用することが好ましいと考えられる。
ここで、特許文献1には、色補正フィルタに色素を用いることは記載されているものの、色素の詳細な構造と可視光吸収特性の関係が不明であり、白色LEDの発光スペクトルに対して最適な色補正フィルタを設計する指針は得られていなかった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、白色LEDを光源とする装置に用いられる、白色光の演色性を高めるための色補正フィルタを提供することを目的とする。
本発明者らは、白色LEDからの白色光の演色性を高めるための色補正フィルタに用いられる色素の構造について検討したところ、テトラアザポルフィリン化合物であって、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基を置換基として有する構造を有する化合物が好ましい可視光吸収特性を示すことを見出した。また、上記テトラアザポルフィリン化合物の中心金属を変更することによって吸収極大波長に代表される可視光吸収特性を変化させることができ、演色性を変化させることができることを見出した。
本発明者らは、上記知見から白色LEDの発光スペクトルに対して最適な色補正フィルタを設計する指針を得て、本発明に想到した。
すなわち、本発明の色補正フィルタは、
白色LEDを光源とする装置に用いられる色補正フィルタであって、下記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物を少なくとも1種含んでなることを特徴とする。
Figure 2014130249
(式(1)中、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であり、他方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。MはCu、Pd、Co、Ni、Zn、VO、Si(OH)、Si(OCH又はSi(OTMS)である。)
上記構造のテトラアザポルフィリン化合物は、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基が水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基となっている。置換基として水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基を採用することによって、白色LEDからの白色光の演色性を高めることができる。
また、中心金属として使用されるMの種類を変更することによって吸収極大波長に代表される可視光吸収特性を変化させることができるため、白色LEDの発光スペクトルに合わせて色補正フィルタの特性を最適化させることができる。
本発明の色補正フィルタにおいては、上記フェニル基の2位、4位及び6位のうちの少なくとも1つが、それぞれ独立して、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基又は3フッ化メチル基で置換されてなることが望ましい。
本発明の色補正フィルタにおいて、上記他方の置換基は、t−ブチル基又はシクロヘキシル基であることが望ましい。
本発明の色補正フィルタにおいては、上記MがCu、Pd、Ni又はCoであることが望ましい。また、上記MがPd、Ni又はCoであることがより望ましい。
本発明の色補正フィルタにおいては、上記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物の吸収極大波長が570〜620nmであることが望ましい。
本発明の色補正フィルタにおいて、上記白色LEDは、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式に用いられる白色LEDであることが望ましい。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とする照明装置に用いられることが望ましい。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とするディスプレイ装置に用いられることが望ましい。
本発明の照明装置は、本発明の色補正フィルタを備えることを特徴とする。
本発明のディスプレイ装置は、本発明の色補正フィルタを備えることを特徴とする。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とする白色光の演色性を高めるために適した構造の色素を含んでいるため、白色LEDからの白色光の演色性を高めることができる。
また、本発明の照明装置は演色性の高い光を発する照明装置とすることができる。
また、本発明のディスプレイ装置は色再現性が高いディスプレイ装置とすることができる。
図1は、実施例1及び比較例1において得られる電球色白色LED光源からの分光スペクトルの比較である。 図2は、実施例6及び比較例1において得られる電球色白色LED光源からの分光スペクトルの比較である。 図3は、実施例16及び比較例2において得られる昼白色白色LED光源からの分光スペクトルの比較である。 図4は、実施例18及び比較例2において得られる昼白色白色LED光源からの分光スペクトルの比較である。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とする装置に用いられる色補正フィルタであって、下記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物を少なくとも1種含んでなることを特徴とする。
Figure 2014130249
(式(1)中、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であり、他方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。MはCu、Pd、Co、Ni、Zn、VO、Si(OH)、Si(OCH又はSi(OTMS)である。)
上記一般式(1)で表されるテトラアザポルフィリン化合物には、4種の異性体が存在する。
例えば、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基が2位に置換基Xを有するフェニル基であり、他方の置換基が水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基(Rで示す)である場合、下記式(2)〜(5)で示す4種の異性体が存在することになる。
上記一般式(1)は、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体を全て含むことを意味している。また、本発明の色補正フィルタにはこれらの異性体のうち1つのみが含まれていてもよく、複数種類が混合物として含まれていてもよい。
Figure 2014130249
Figure 2014130249
Figure 2014130249
Figure 2014130249
一般式(1)において、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基はそれぞれ異なっており、Zが水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であれば、Zは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。
とZの関係も同様であり、Zが水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であれば、Zは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。
とZの関係も同様であり、Zが水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であれば、Zは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。
とZの関係も同様であり、Zが水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であれば、Zは水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。
水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基が有する水素原子以外の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ基、メチル基、メトキシ基、エチル基、エトキシ基、3フッ化メチル基、N,N−ジメチルアミノ基等が挙げられる。
フェニル基の2位〜6位のうちの複数箇所がこれらの置換基で置換されていてもよい。
特に、フェニル基の2位、4位及び6位のうちの少なくとも1つが、それぞれ独立して、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基又は3フッ化メチル基(トリフルオロメチル基)で置換されてなるものが望ましい。
すなわち、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基の具体的な例としては、
2−フルオロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,3−ジフルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,5−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、3,4−ジフルオロフェニル基、3,5−ジフルオロフェニル基、2,4,6−トリフルオロフェニル基、2,3,5,6−テトラフルオロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル基、
2−クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、3,4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、2,3,5,6−テトラクロロフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタクロロフェニル基、
2−ブロモフェニル基、3−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,3−ジブロモフェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2,5−ジブロモフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基、3,4−ジブロモフェニル基、3,5−ジブロモフェニル基、2,4,6−トリブロモフェニル基、2,3,5,6−テトラブロモフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタブロモフェニル基、
2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,4,6−トリメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラメチルフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタメチルフェニル基、
2−トリフルオロメチルフェニル基、3−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2,3−ジトリフルオロメチルフェニル基、2,4−ジトリフルオロメチルフェニル基、2,5−ジトリフルオロメチルフェニル基、2,6−ジトリフルオロメチルフェニル基、3,4−ジトリフルオロメチルフェニル基、3,5−ジトリフルオロメチルフェニル基、2,4,6−トリトリフルオロメチルフェニル基、2,3,5,6−テトラトリフルオロメチルフェニル基、2,3,4,5,6−ペンタトリフルオロメチルフェニル基、等が挙げられる。
そして、これらの中でも、2−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル基、2,6−ジフルオロフェニル基、2−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、2,4−ジクロロフェニル基、2,6−ジクロロフェニル基、2−ブロモフェニル基、4−ブロモフェニル基、2,4−ジブロモフェニル基、2,6−ジブロモフェニル基、2−メチルフェニル基、4−メチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニル基、2−トリフルオロメチルフェニル基、4−トリフルオロメチルフェニル基、2,4−ジトリフルオロメチルフェニル基、2,6−ジトリフルオロメチルフェニル基が望ましい。
一般式(1)における「他方の置換基」である置換基は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であり、炭素数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、2−メチルブチル基、1−メチルブチル基、neo−ペンチル基、1,2−ジメチルプロピル基、1,1−ジメチルプロピル基、シクロペンチル基、n−ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、3−エチルブチル基、2−エチルブチル基、1−エチルブチル基、1,1,2−トリメチルプロピル基、1−エチル−2−メチルプロピル基、シクロヘキシル基等の、直鎖、分岐又は環状のアルキル基が挙げられる。
これらの中でも、t−ブチル基又はシクロヘキシル基が望ましい。
一般式(1)における中心金属MはCu、Pd、Co、Ni、Zn、VO、Si(OH)、Si(OCH又はSi(OTMS)である。
なお、本明細書において、TMSはトリメチルシリル基の略である。
中心金属Mは2価金属、オキシ金属、2置換の4価金属に分類され、Cu、Pd、Co、Ni、Znは2価金属、VOはオキシ金属、Si(OH)、Si(OCH及びSi(OTMS)は2置換の4価金属である。
MとしてはCu、Pd、Ni又はCoが望ましく、Pd、Ni又はCoがさらに望ましい。
本発明の色補正フィルタに含まれる、一般式(1)で表されるテトラアザポルフィリン化合物は、590nm付近のオレンジ色を示す光を吸収する化合物であるが、その吸収極大波長(λmax)が570〜620nmであることが望ましい。
テトラアザポルフィリン化合物の吸収極大波長は、テトラアザポルフィリン化合物の中心金属や置換基を変更することによって変化させることができる。
また、吸収極大波長のより望ましい上限値は615nmであり、さらに望ましい上限値は600nmである。また、吸収極大波長の望ましい下限値は570nmであり、より望ましい下限値は575nmである。
吸収極大波長は分光光度計により測定することができる。
本発明の色補正フィルタに含まれる、一般式(1)で表されるテトラアザポルフィリン化合物は、下記一般式(6)で示される1,2−ジシアノエチレン化合物のシス体を環化することによって得られる。
Figure 2014130249
(式(6)中、ZとZのうち、いずれか一方の置換基は、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であり、他方の置換基は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。)
一般式(6)に示す1,2−ジシアノエチレン化合物のシス体4モルを環化することによって、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物1モルが得られる。
環化反応は、一般式(6)に示す1,2−ジシアノエチレン化合物のシス体と金属又は金属誘導体とをアルコール系溶媒中で有機塩基共存下で加熱反応することによって行うことができる。
環化反応によって得られる一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物は、通常、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体の混合物となる。
本発明の色補正フィルタは、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物を含有し、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであればよく、その形態、配置場所は特に限定されるものではない。
例えば、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物及び粘着剤とを含む色補正粘着剤層、透明樹脂フィルムの上に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物及びバインダー樹脂とを含む色補正コーティング層が塗布された色補正フィルム(以下、色補正フィルムA)、透明樹脂フィルムの粘着剤層に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれる色補正フィルム(以下、色補正フィルムB)、透明樹脂フィルムに一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれる色補正フィルム(以下、色補正フィルムC)等の形態が挙げられる。
以後、「色補正フィルム」という場合は、特に区別しない限り上記色補正フィルムA、B、Cの全てを指すものとする。また、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が透明樹脂フィルム上のコーティング層、粘着剤層及び透明樹脂フィルムのうちの複数の箇所に含まれたフィルムも「色補正フィルム」に含まれるものとする。
上記バインダー樹脂としては、特に限定されるものではないが、(メタ)アクリル系樹脂(PMMA等)、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂が挙げられる。
また、粘着剤としては、特に限定されるものではないが、アクリル系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系、ポリオレフィン系、ポリカーボネート系、ゴム系又はシリコン樹脂系等の粘着剤が挙げられる。これらの中ではアクリル系粘着剤、シリコン樹脂系粘着剤が望ましい。
また、透明樹脂フィルムとしては、透明性を有する各種のプラスチック材料が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系樹脂、アセテート系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。
また、本発明の色補正フィルタには、さらにその他の添加剤が含まれていてもよい。例えば、近赤外線吸収色素、紫外線吸収剤、帯電防止剤、酸化防止剤、分散剤、難燃剤、滑材、可塑剤等の添加剤が挙げられる。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とする照明装置に用いられる色補正フィルタとすることができる。
なお、白色LEDは、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式であることが望ましい。
この場合、色補正フィルタの設置位置は、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。例えば、電球型白色LED照明、直管型白色LED照明等の照明装置の最も外側にある筐体(ガラス、プラスチック等)の外側表面又は内側表面に塗布された上記色補正コーティング層であってもよく、上記筐体の外側表面又は内側表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。
なお、筐体とは光が出る部位であり、カバー、フード等とも呼ばれる。
また、筐体自身に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれている形態であってもよい。この場合、筐体の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリカーボネート等の透明高分子成形体が挙げられる。
本発明の色補正フィルタは、白色LEDを光源とするディスプレイ装置に用いられる色補正フィルタとすることができる。
この場合、色補正フィルタの設置位置は、バックライトとしての白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。
例えば、ディスプレイ装置のガラス板、偏光板等に塗布された上記色補正コーティング層又は色補正粘着剤層であってもよく、ディスプレイ装置のガラス板、偏光板等の表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。
また、ディスプレイ装置内に設けられる板状の透明高分子成形体の表面に塗布された上記色補正コーティング層又は色補正粘着剤層であってもよく、上記透明高分子成形体の表面に貼り付けられた上記色補正フィルムであってもよい。また、板状の透明高分子成形体自身に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれている形態であってもよい。上記透明高分子成形体としては、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリカーボネート等が挙げられる。
色補正フィルタの位置は、ガラス板や透明高分子成形体の表裏のうち、白色LED光源側であってもよく、視認者側であってもよい。
一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物とバインダー樹脂を混合して色補正コーティング層を設ける場合、テトラアザポルフィリン化合物の配合量は、バインダー樹脂100重量部に対して0.01〜10重量部であることが望ましい。
また、一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物と粘着剤を混合して色補正粘着剤層を設ける場合、テトラアザポルフィリン化合物の配合量は、粘着剤100重量部に対して0.01〜10重量部であることが望ましい。
色補正コーティング層及び色補正粘着剤層を透明樹脂フィルム等(筐体、ガラス板、偏光板、透明高分子成形体等をも含む)に塗布する場合、テトラアザポルフィリン化合物とバインダー樹脂及び/又は粘着剤、並びに、必要に応じてその他の添加剤を含む組成物を溶剤に溶解及び/又は分散させて塗工液を調製し、スピンコート、スプレー、バーコート、フローコート、グラビアコート、ロールコート、ブレードコート、ダイコーター等の公知の塗布方法により塗工する方法を用いることができる。
また、透明樹脂フィルムや透明高分子成形体中に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれている色補正フィルタを製造する場合、透明樹脂フィルムや透明高分子成形体の成形時に、樹脂中にテトラアザポルフィリン化合物及び必要に応じてその他の添加剤を配合しておき、透明樹脂フィルムの成形及び透明高分子成形体の成形を行えばよい。
透明樹脂フィルムや透明高分子成形体中に一般式(1)に示すテトラアザポルフィリン化合物が含まれている色補正フィルタを製造する場合、テトラアザポルフィリン化合物の配合量は、樹脂100重量部に対して0.0001〜1重量部であることが望ましい。
本発明の照明装置は、本発明の色補正フィルタを備えることを特徴とする。
照明装置としては、白色LEDを光源として用いる電球型照明、直管型照明、シーリングライト、スポットライト、ダウンライト、投光灯、街路灯、デスクライト等が挙げられる。
上述したように、照明装置において色補正フィルタの設置位置は、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。
また、照明装置の白色の種類は特に限定されるものではなく、電球色(色温度2600〜3250K)、温白色(色温度3250〜3800K)、白色(色温度3800〜4500K)、昼白色(色温度4600〜5500K)、昼光色(色温度5700〜7100K)といった色の照明装置が使用される。
上記色温度の区分はJIS Z 9112の基準に拠っている。
本発明のディスプレイ装置は、本発明の色補正フィルタを備えることを特徴とする。また、ディスプレイ装置としては、白色LEDを光源とする液晶表示装置(反射型、透過型等を含む)が挙げられる。上述したように、ディスプレイ装置において色補正フィルタの設置位置は、白色LED光源と視認者との間に配置されるものであれば特に限定されるものではない。
以下に本発明をより具体的に説明する実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
(1)色補正フィルタの製造
バインダー樹脂としてのポリメチルメタクリレート(以下、PMMA)7.5g、クロロベンゼン15.3g、トルエン6g、酢酸エチル6.3g及びアセトン5.5gを混合し、PMMA調製液を得た。この調製液1gをトルエン1gで希釈した溶液に、一般式(1)においてZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基がt−ブチル基であり、他方の置換基が2−フルオロフェニル基(式(7)で示す置換基A)であり、MがCuであるテトラアザポルフィリン化合物5mgを溶解させ、得られた溶液を無色透明のガラス板上にスピンコートし、乾燥してテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正コーティング層としての色補正フィルタを製造した。この色補正フィルタ名を色補正フィルタ1とする。
Figure 2014130249
(2)電球色白色LED光源に対する評価
得られた色補正フィルタ1を使用して演色性評価を実施した。
評価には、電球色白色LED電球(東芝ライテック株式会社製 LDA7L/2)を使用し、白色LED電球から出射された光を色補正フィルタに透過させ、色補正フィルタを透過した光の演色評価数及び色温度を評価した。
演色評価数(Ra、R9)はJIS Z 8726の規格に準拠して評価した。
色温度は、JIS Z 8725の規格に準拠して評価した。
演色評価数、色温度の測定は大塚電子製MCPD−9800を用いて行った。
評価結果を表1に示した。
また、色補正フィルタ1の吸収極大波長(λmax)を分光光度計(日本分光製V−570)により測定した結果も表1に示した。
Figure 2014130249
表1には、Zの欄にtBu、Zの欄に置換基Aと示しているが、これは、ZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基がt−ブチル基であり、他方の置換基が2−フルオロフェニル基(式(7)で示す置換基A)であることを省略して示している。
とZ、ZとZ及びZとZについても、いずれか一方の置換基がt−ブチル基であり、他方の置換基が2−フルオロフェニル基(式(7)で示す置換基A)である。また、用いているテトラアザポルフィリン化合物は、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基の位置関係が異なる4種類の異性体を任意の割合で含む混合物である。
(実施例2〜11)
中心金属及び置換基Z、Zを表1に示すように変更(ZとZ、ZとZ及びZとZについてもZ、Zと同様に変更)したテトラアザポルフィリン化合物を用いたほかは実施例1と同様にして色補正フィルタを製造した。これらの色補正フィルタのフィルタ名は、それぞれ色補正フィルタ2〜11とした。
そして、色補正フィルタ2〜11を用いて、実施例1と同様にして電球色白色LED光源に対する評価を行った。評価結果を表1に示した。
表1中、Zの欄に示す”Cy”はシクロヘキシル基である。
表1中、Zの欄に示す置換基Bは2−クロロフェニル基(式(8))、置換基Cは2−メチルフェニル基(式(9))、置換基Dは4−フルオロフェニル基(式(10))、置換基Eは2,4−ジクロロフェニル基(式(11))である。
Figure 2014130249
Figure 2014130249
Figure 2014130249
Figure 2014130249
(比較例1)
実施例1と同じ電球色白色LED電球を用いて、色補正フィルタを用いずに白色LED電球から出射された光の演色評価数及び色温度を評価した。評価結果を表1に示した。
図1には、実施例1及び比較例1において得られる電球色白色LED光源からの分光スペクトルの比較を示した。また、図2には、実施例6及び比較例1において得られる電球色白色LED光源からの分光スペクトルの比較を示した。
図1、図2において「フィルタなし」と示した結果が比較例1の結果である。これらの図から、色補正フィルタを用いることにより、590nm付近のオレンジ色を示す光がカットされていることがわかる。
(実施例12〜22)
(昼白色白色LED光源に対する評価)
色補正フィルタとしては実施例1〜11で用いたものと同じ色補正フィルタ1〜11を用い、白色LED光源を昼白色白色LED電球(東芝ライテック株式会社製 LDA7N/2)に変更して色補正フィルタを透過した光の演色評価数及び色温度を評価した。
評価結果を表2に示した。
(比較例2)
実施例12と同じ昼白色白色LED電球を用いて、色補正フィルタを用いずに白色LED電球から出射された光の演色評価数及び色温度を評価した。評価結果を表2に示した。
図3には、実施例16及び比較例2において得られる昼白色白色LED光源からの分光スペクトルの比較を示した。また、図4には、実施例18及び比較例2において得られる昼白色白色LED光源からの分光スペクトルの比較を示した。
図3、図4において「フィルタなし」と示した結果が比較例2の結果である。これらの図から、色補正フィルタを用いることにより、590nm付近のオレンジ色を示す光がカットされていることがわかる。
Figure 2014130249
表1に示す実施例1〜11からは、電球色白色LED電球から出射された白色光に対し、色補正フィルタ1〜11を用いることによって、色補正フィルタを用いない場合と比較してRaを高くすることができ、白色光の演色性を高めることができたことがわかる。また、R9についても、色補正フィルタを用いることによって大幅に高めることができたことがわかる。
表2に示す実施例12〜22からは、昼白色白色LED電球から出射された白色光に対し、色補正フィルタ1〜11を用いることによって、色補正フィルタを用いない場合と比較してRaを高くすることができ、白色光の演色性を高めることができたことがわかる。また、R9についても、色補正フィルタを用いることによって大幅に高めることができたことがわかる。
電球色白色LED電球から出射された白色光と昼白色白色LED電球から出射された白色光の発光スペクトルは異なるが、最も高いRaを示す色補正フィルタの構造(中心金属及び置換基の種類)は異なる。
表1の結果からは、電球色白色LED電球に対しては、実施例1、2に示す色補正フィルタ1、2がRa、R9の観点から最も良好な性能を有すると判断される。
また、表2の結果からは、昼白色白色LED電球に対しては、実施例16、17に示す色補正フィルタ5、6がRa、R9の観点から最も良好な性能を有すると判断される。
また、中心金属がPd、Ni又はCoである色補正フィルタ5〜8を用いた場合は、電球色、昼白色のいずれの白色LED光源に対してもRaが90を超えており、これらの色補正フィルタはどちらの光源に対しても適したフィルタであると判断することもできる。
すなわち、一般式(1)で表されるテトラアザポルフィリン化合物は、その構造を変更することによって各種の白色LEDに対してそれぞれ最適な色補正フィルタとすることのできる化合物であるといえ、このようなテトラアザポルフィリン化合物を含む色補正フィルタを用いることによって、白色光の演色性を高めることができるといえる。

Claims (11)

  1. 白色LEDを光源とする装置に用いられる色補正フィルタであって、下記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物を少なくとも1種含んでなることを特徴とする色補正フィルタ。
    Figure 2014130249
    (式(1)中、ZとZ、ZとZ、ZとZ及びZとZの2つの置換基のうち、いずれか一方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子以外の置換基を少なくとも1つ有するフェニル基であり、他方の置換基は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基である。MはCu、Pd、Co、Ni、Zn、VO、Si(OH)、Si(OCH又はSi(OTMS)である。)
  2. 前記フェニル基の2位、4位及び6位のうちの少なくとも1つが、それぞれ独立して、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、メチル基又は3フッ化メチル基で置換されてなる請求項1に記載の色補正フィルタ。
  3. 前記他方の置換基は、t−ブチル基又はシクロヘキシル基である請求項1又は2に記載の色補正フィルタ。
  4. 前記MがCu、Pd、Ni又はCoである請求項1〜3のいずれかに記載の色補正フィルタ。
  5. 前記MがPd、Ni又はCoである請求項4に記載の色補正フィルタ。
  6. 前記一般式(1)で示される構造のテトラアザポルフィリン化合物の吸収極大波長が570〜620nmである請求項1〜5のいずれかに記載の色補正フィルタ。
  7. 前記白色LEDは、青色LEDと黄色蛍光体の組み合わせにより白色光を得る方式に用いられる白色LEDである請求項1〜6のいずれかに記載の色補正フィルタ。
  8. 白色LEDを光源とする照明装置に用いられる請求項1〜7のいずれかに記載の色補正フィルタ。
  9. 白色LEDを光源とするディスプレイ装置に用いられる請求項1〜7のいずれかに記載の色補正フィルタ。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載の色補正フィルタを備えることを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1〜7及び9のいずれかに記載の色補正フィルタを備えることを特徴とするディスプレイ装置。
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